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ごみ処理基本計画 今月答申へ
上伊那広域連合廃棄物政策審議会は、ごみの資源化や減量化などを効果的に進める第5次ごみ処理基本計画をまとめました。
25日は、伊那市のいなっせで廃棄物政策審議会が開かれました。
第5次ごみ処理基本計画の期間は2019年度から2028年度までの10年間で、審議会では2年間かけて策定してきました。
計画では1人1日あたりの家庭ごみの排出量の目標を来年度は462g、また2028年度には438gにするとしています。
年間の事業ごみの排出量目標は来年度の8,497トンから2028年度は8,239トンにするとしています。
第5次ごみ処理基本計画は、今月中に上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長に答申することになっています。
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前田博さん 欧州風景展
南箕輪村中込の前田博さんのヨーロッパの風景を描いたスケッチ画展が、村内の喫茶店で開かれています。
会場には、25点の作品が並んでいます。
現在71歳の前田さんは、20代の頃から趣味で絵を描きはじめ、現在は伊那美術協会や信州美術会の会員になっています。
30代頃からは、仕事で扱っていた鉄をヒントに機械や機関車の絵を描いてきました。
60代からは、チェコやオーストリアなどのヨーロッパへ足を運び、スケッチ画を描いています。
こちらの作品は、チェコのフルシツェ村で描いた作品です。
目の前に広がる歴史ある雄大な景色を、どう表現するか試行錯誤しながら描いたということです。
前田さんは「描く人にしか分からない充実した心地を楽しみながら作品を仕上げた。日本とは違う海外の風景の魅力を感じてもらいたい」と話していました。
前田博さんのスケッチ画・洋画展は、31日までコーヒー&ギャラリーなごみの樹で開かれています。
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弥生時代前期の壺など出土
今から2500年前の弥生時代前期に稲作に使ったとされる壺などが、伊那市野底の大久保遺跡で発掘されました。
東海地方から長野県へどのように弥生文化が伝わったかが分かる貴重な資料だということです。
こちらが、大久保遺跡から発掘された壺と石包丁です。
壺には、何本かの横線と丸い模様があり、これは弥生文化の始まりと広がりを示す「遠賀川系土器」だということです。
壺には大事な種もみを入れていて、一緒に出土した石包丁は稲を切るために使われたとの予想ができるということです。
また、この他に見つかった土器のうち、東海系の土器片も出土したことから、東海地方から天竜川を沿って長野県に稲作文化が広がったことにも繋がるということです。
24日は、報道機関向けの説明会が現地で開かれ、伊那市創造館学芸員の濵慎一さんが、土器について説明しました。
現在行われている国道153号伊那バイパスの道路建設工事に合わせて、市教育委員会では去年7月から大久保遺跡の発掘調査を始めました。
去年11月に、貯蔵穴として使われた土坑や土器が見つかったということです。
濵さんによりますと、弥生時代前期の土器が見つかるのは伊那市では初、上伊那では中川村の苅谷原遺跡に次いで2例目だということです。
今回出土した壺は今後、割れているものを組み合わせて復元させ、研究を進めるということです。 -
インフル流行拡大で注意喚起
県は、インフルエンザの流行拡大を受けて、医療機関や小中学校などに、注意喚起と予防策の徹底を、23日に通知しました。
特に子どもや高齢者は重症化しやすい傾向にあることから注意を呼びかけています。
1月14日~20日までの1医療機関あたりの県内のインフルエンザ患者数は58.09人で、前の週の43.87人からおよそ1.3倍となっています。
県によりますと、1週間の届け出数は、過去5年で最も多いということです。
上伊那も55.13人で、流行は急速に拡大しています。
13日には、北信地域の小学4年生の男子児童が、インフルエンザに感染した後、インフルエンザ脳症で亡くなっています。
これを受け県では、医療機関や高齢者施設などの福祉関係機関、保育園・幼稚園、小中高校などに注意喚起と感染予防策の徹底を通知しました。
小まめな手洗いやアルコール消毒を徹底し、不要不急な外出は避けること。
具合が悪くなったら早めに医療機関を受診し、インフルエンザと診断されたら学校や職場は休むことなどを呼び掛けています。
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JA上伊那農業振興大会 スマート農業学ぶ
JA上伊那の農業振興大会が24日、本所で開かれ、組合員がスマート農業について学びました。
大会では、農業のコンサルタント業務を行う会社の担当者が話をしました。
スマート農業とは、ロボット技術や情報通信技術を使って省力化、精密化などを図る農業のことです。GPSの走行システムで自動的に田植えを行ったり、アシストスーツで収穫物の積み下ろしなどの重労働を軽くするといったものがあります。
部分的には、活用されているものもあるということですが、最終的には、トータルで管理できる営農システムの確立が目指されているということです。
コンサルタント会社の担当者は、「伊那のような中山間地は、営農管理システムを使った効率の良い農業が必要だ」と話していました。
JA上伊那農業振興大会は、毎年この時期に開かれていて、180人が参加しました。
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箕輪町の観光PR動画 完成
箕輪町観光協会は、町内の風景を撮影した観光プロモーションビデオを作成しました。
春から秋までの風景をとらえた6パターンがあり、動画サイトに今日からアップしているほか、イベントなどで活用していきます。
公開されている動画は、春は箕輪天竜公園や権現桜など桜の名所、夏は新緑の町の風景や手筒花火、秋は赤そばを取り上げています。
映像はドローンも活用して撮影しています。
動画は、基本となる3分、短編の1分のほか、長編の9分など6パターンあります。
24日は、箕輪町の定例記者懇談会が町役場で開かれ、動画の視聴が行われました。
箕輪町が、観光を全面に押し出したプロモーションビデオを制作するのは今回が初めてで事業費は40万円ほどとなっています。
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箕輪町長 合唱ダブル日本一快挙に喜ぶ
箕輪町の箕輪中部小学校と箕輪中学校がこども音楽コンクールの全国審査でともに最高賞の文部科学大臣賞を受賞したことについて、白鳥政徳町長は、「快挙でありがんばってくれた子どもたちにエールを送りたい」と話しました。
24日、箕輪町役場で開かれた定例記者懇談会で白鳥町長はこのように話しました。
箕輪町では、来週にも庁舎に懸垂幕を掲げて快挙を祝います。
また、できれば保護者などを招き発表会を開きたいとしています。
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インフルエンザ 警報レベル
上伊那の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は55.13人で、依然として警報レベルの30人を大きく上回っています。
県の発表によりますと、上伊那の今月14日から20日までのインフルエンザ患者数は1医療機関あたり55.13人で前の週の44.25人を上回っています。
大町を除く10の保健所で警報基準を上回っています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中学校では23日現在、伊那市の小学校で3校9クラスが学級閉鎖、中学校はありません。
箕輪町の小中学校で学級閉鎖はありません。
南箕輪村は小中学校1クラスずつとなっています。
伊那保健福祉事務所では感染予防として石鹸でこまめに手を洗うこと。
十分な休養とバランスの取れた栄養摂取を心がけること。
乾燥しやすい室内では加湿器などを使って適切な湿度を保つこと。
人混みに出かけることを避けやむを得ず出かける場合はマスクを着用することなどを呼び掛けています。 -
上農生 大芝パンフ作成
南箕輪村の上伊那農業高校の3年生が制作した「大芝高原」のパンフレットが完成しました。
生徒が作ったパンフレットです。
大芝荘やセラピーロード、味工房などを紹介する7種類を作りました。
23日はパンフレットを制作した3年生が大芝高原の味工房を訪れ、職員を前にプレゼンテーションを行いました。
生徒達は「大芝の湯は、季節の風景も楽しめる空間だ」「セラピーロードは上伊那には大芝しかない」など、大芝の売りを説明していました。
上農の生徒は、情報処理の授業の一環で去年11月から現地での聞き取りや写真撮影を行い、制作を進めてきました。
パンフレット作りでは字を大きくするなどの工夫をしたという事です。
生徒達が作ったパンフレットやプレゼンテーションの資料は、しばらくの間、大芝高原内に展示されるという事です。 -
伊那市交通安全協会 安全祈願
死亡事故ゼロを願い伊那市交通安全協会は、南箕輪村の恩徳寺で交通安全祈願を23日、行いました。
23日は、伊那市交通安全協会のメンバー20人が恩徳寺を訪れました。
交通安全祈願は、悲惨な交通事故がなくなるようにと初めて行われました。
本堂では、雑念を焼き尽くし願いをかなえてくれるとされる護摩祈祷が行われました。
伊那市では去年3件の死亡事故がありました。
今年に入って19日に境で道路を横断中の80代女性が跳ねられる死亡事故が発生しています。
伊那市交通安全協会では今後、高齢者に対しての啓発の他、2月8日には境の死亡事故の現地診断や街頭啓発をすることにしています。
安協では、事故防止のため夕方出歩くときは夜光反射材を身に着けることや夜の外出を控えることなどを呼び掛けています。 -
南中3年日向さん スケート全国大会出場
南箕輪中学校3年の日向彩瑛さんは、来月長野市で開かれる全国中学校スケート大会にスピードスケートで出場します。
22日は日向さんが南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に全国大会への出場を報告しました。
日向さんは宮田スケートクラブに所属していて、岡谷市や長野市のスケートリンクで練習をしています。
先月開かれた県大会では500メートルと1000メートルの2種目で3位となり3年連続で全国大会への出場を決めました。
中学では最後となる全国大会に向け「楽しんで滑り、表彰台を目指したい」と話します。
唐木村長は「体調管理に気を付け、ベストを尽くしてください」と声をかけていました。
日向さんが出場する全国大会は来月2日から長野市のエムウェーブで開かれます。
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羽広荘・入野谷 廃止を含め検討を提言
伊那市議会は、伊那市観光株式会社が運営する宿泊施設・羽広荘と入野谷について、廃止も含め検討するよう23日伊那市へ提言しました。
23日は、伊那市議会の黒河内浩議長ら4人が白鳥孝伊那市長に伊那市観光株式会社の経営改善に向けた提言書を手渡しました。
伊那市観光は市の第三セクターで宿泊施設や日帰り温泉施設の指定管理者の指定を受け運営しています。
慢性的な赤字が続き、今年度は一般会計から2,100万円の補助金を支出することになっています。
市議会では、去年5月から経営改善に向けた検討を重ね、全ての議員の総意として提言をまとめました。
提言では、西箕輪の羽広荘については老朽化に伴い多額の修繕費が見込まれる事から、「指定管理者の公募」「民間への売却」もしくは「廃止」する事としています。
伊那市長谷の入野谷についても多額の赤字経営が続いている事から廃止を含め検討する事を求めています。
伊那市では、宿泊施設や日帰り入浴施設、山小屋などの施設毎、経営改善に向けて検討を進めていくとしています。
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信大農学系長に藤田氏が再任
南箕輪村の信州大学学術研究院農学系長の選挙が21日に行われ藤田智之さんが再任しました。
22日は、信州大学農学部で記者会見が開かれました。
藤田さんは、岡山県出身で南箕輪村在住の59歳です。
信大では、21日に選挙を実施し立候補者は藤田さんのみで、投票資格をもつ農学系に所属する教職員から半数を超える信任を得ました。
藤田さんは今後「教育や研究、地域貢献、国際交流推進を柱に進めていきたい」と抱負を話していました。
農学部長も引き続き務め任期は今年の4月1日から2022年の3月31日までとなっています。
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園児が長~いソリコース楽しむ
22日の伊那地域は朝から雪が降りましたが昼頃にはやみ、晴れ間が広がりました。
伊那市高遠町の高遠第二第三保育園の園児はこの日、国立信州高遠青少年自然の家に設置された長いソリコースでソリ遊びを楽しみました。
年長・年中とその保護者、およそ30人がソリを楽しみました。
自然の家では毎年ソリコースを設置していますが、今年は雪が少なく、施設の回りに積もったわずかな雪を運び入れてコースをつくっていました。
きょうの降雪でコースの状態も良くなり、子ども達は積もったばかりの雪の上を滑っていました。
園児らは「すべるところがたのしかった」「カーブのところをすべるのがおもしろい」と話していました。
自然の家では、2月2日・3日に、ソリコースを使った「そりすべり大会」も予定しています。 -
高遠の自然の香り漂う空調器 試験設置
伊那市高遠町の活性化を目指す「伊那東部山村再生支援研究会」は、アカマツやクロモジを活用した多機能空調器の商品化に向け、試験的な設置を市内の公共施設などで始めました。
JA上伊那本所の窓口横に設置されている、切り株のような見た目のこちらが空調器です。
高遠産のアカマツ材を切り株に見立て、中には消臭効果があるアカマツの炭が入っています。
上に乗った竹筒の中からは、高遠に自生するクロモジから抽出した油のアロマの香りが漂います。
「炭・アロマ多機能空調器」と名付けられたこの空調器の商品化を目指しているのは、高遠町の住民有志でつくる「伊那東部山村再生支援研究会」のメンバーです。
東京農業大学や伊那市、上伊那森林組合、JA上伊那と連携して活動しています。
国立信州高遠青少年自然の家の事務室にも空調器が設置されています。
今回、試作品が完成したことから、市内の公共施設など50か所に試験設置を始めました。
伊那東部山村再生支援研究会の小池守雄事務局長は「みんなで山を大事にしようという機運と共に、地域の活性化につなげていければうれしい」と話していました。
研究会では今後、設置した施設の従業員らにアンケート調査を行い、その結果を元に改良を加え、商品化を目指すということです。 -
おもてなし牛乳 販売数増
上伊那の若手酪農家が企画・開発した牛乳「酪農家のおもてなし牛乳」の今年度の販売実績が1000ml入りはおよそ2万本で、昨年度より1割増えたことが22日に報告されました。
この日は、JA上伊那本所で上伊那地域酪農協議会の事業懇談会が開かれ、販売実績が報告されました。
「酪農家のおもてなし牛乳」は、上伊那地域の10代~40代の若手酪農家が自分たちで搾った牛乳を多くの人に飲んでもらおうと、2015年11月から販売しています。
1000ml入りの12月末までの今年度の販売数は、昨年度の同じ時期と比べて1割増のおよそ2万本でした。
200ml入りは、昨年度の同じ時期と比べて2倍のおよそ6万本でした。
これは、学校給食での提供が増えたことが大きく影響しているということです。
意見交換では、参加した市町村担当者や学校の栄養士などから「もっと学校給食での提供を増やして地産地消を進めてほしい」といった意見が多く出されていました。 -
ジビエと雑穀コラボ料理を提供
ジビエと雑穀を組み合わせた料理を提供するイベントが、19日、伊那市長谷の雑穀レストラン野のもので行われました。
エゴマを使った穴熊の姿煮。
アワやたかきびなどを使ったホロホロ鳥のサムゲタン。
いのししのパテや鹿肉のソーセージにも雑穀が使われています。
イベントでは、ジビエと雑穀を組み合わせた料理が提供され、参加者20人ほどが味わいました。
このイベントは、伊那市長谷の雑穀レストラン野のものが初めて行ったもので、ジビエ料理を扱うざんざ亭とコラボレーションしました。
雑穀レストラン野のものは1月末に閉店することから、吉田さんは「ずっとやりたかったことを最後にでき、お客さんにも喜んでもらえてよかった」と話していました。
閉店後は、雑穀の栽培を専門で行うということです。
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北小河内漆戸常会 大文字下ろし
箕輪町北小河内漆戸常会でも19日大文字が下ろされました。
午前8時に地域住民およそ40人が区内の辻に集まり、柱を下ろしました。
漆戸集会所まで柱を運びます。
飾りつけられた松や榊、花飾りを取り外しました。
花飾りは無病息災の厄除けとされていて、住民は気に入ったものを手に取っていました。
漆戸常会の大文字は、今から260年前に天竜川が氾濫したことから、災害がなくなることを祈って始まったとされていて、箕輪町の無形民俗文化財に指定されています。
花飾りは1戸3本ずつ持ち帰り、一年間玄関に飾られます。
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種子と食の安全学ぶ講演会
去年3月に種子法が廃止されたことを受け、種子と食の安全について学ぶ講演会が19日、伊那市のいなっせで開かれました。
講演会では、食料安全問題に関する市民団体代表の安田節子さんが話をしました。
種子法は、主要作物である米・麦・大豆の種子の生産・普及は公的機関で行うことを昭和27年に定めたものです。
民間企業の参入を進めようと去年3月に廃止されました。
安田さんは、「日本では公的機関が品種を保全し地域に適した優良品種を生み出してきた。今後種子の多様性が失われることが懸念される」と話していました。
講演会は、上伊那の有志でつくる実行委員会が開いたもので、農業関係者などおよそ150人が訪れました。
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女声合唱「詩音」3月にオーストリアで演奏
上伊那の5つの合唱団体でつくる「女声合唱 詩音」は、3月にオーストリアで行われるウィーン国際文化祭に出演します。
20日は、伊那市のいなっせで3回目の練習が行われました。
ウィーン国際文化祭は今年で4回目で、毎年日本から3団体ほどが招かれ演奏を披露しています。
上伊那の60代以上の女性でつくる「ザ・シワクチャーズ伊那」の演奏を聞いたこの事業の担当者が出演を依頼したものです。
女声合唱詩音は、ザ・シワクチャーズ伊那のメンバーを中心に5つの団体から31人が集まり、去年12月に発足しました。
当日は、日本の歌やモーツァルト作曲の歌など6曲を披露します。
今年は、日本とオーストリアの交流が始まって150周年の節目ということで、代表の北沢理光さんは「貴重な機会に恵まれた」と喜んでいます。
コンサートは、3月22日にオーストリアのウィーンで行われます。 -
箕輪町 大出上村(わでむら)大文字倒し
箕輪町の無形民俗文化財に指定されている大出上村の大文字倒しが、20日に行われました。
午前6時、道祖神のある三ツ辻に建てられた柱付近に、地域住民が集まりました。
縄で引っ張りながら、柱を倒していきました。
大文字は今月13日から20日まで1週間建てられていました。
大出上村の大文字は、江戸時代後期、1816年頃に始まったとされています。
柱には、松や竹、巾着などが飾り付けられています。
最上部には、国家安全、五穀豊穣などと書かれた宝箱のほか、太陽を意味する赤い板が取り付けられています。
柱が倒されると、住民らが集まり、厄除けとして1年間飾る、竹や巾着を持ち帰っていました。
上村では、地域を流れる用水路が天竜川と反対の南から北へ流れていて、大文字は疫病除けや火伏のほか、家内安全・五穀豊穣を願う小正月の伝統行事として続けられています。
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箕輪中部小と箕輪中 合唱で共に日本一
箕輪町の箕輪中部小学校合唱団と箕輪中学校合唱部は、全国から4万2,000人が参加した「こども音楽コンクール」の全国審査で、最高賞の文部科学大臣賞を受賞しました。
21日は、地方大会の収録音源を使った審査が東京都で行われ、箕輪中部小、箕輪中が揃って文部科学大臣賞を受賞しました。
日本一の吉報に沸いた中部小の子ども達は、放課後次の演奏会に向け練習をしていました。
中部小合唱団には、4年生から6年生までの41人が所属しています。
コンクールでは、顧問の唐澤流美子教諭の夫で音楽家の唐澤史比古さんが作詞・作曲した「ウラ・ニモロ 心の住処」を歌いました。
小学生合唱部門の全国404校の中から最高賞に選ばれました。 -
27日に箏や尺八の演奏会
東京で活動する若手の箏や尺八演奏家と地元で活動するグループによる「まちなかJAPAN+」の演奏会が27日に伊那市のいなっせで開かれます。
21日は、いなっせでリハーサルが行われました。
まちなかJAPANは、舞台から飛び出して多くの人に邦楽に親しんでもらおうと活動しているグループで、伊那での演奏会は今年で2回目です。
演奏会は、27日の午後2時からいなっせで開かれます。
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西春近北小 スケート授業
伊那市の西春近北小学校の校舎北側にある天然リンクでスケートの授業が21日から始まりました。
1時間目に2年生28人が初滑りを楽しみました。
21日の伊那地域は、午前5時39分に氷点下0.7度を記録しました。
ここ数日の寒さで日影にあるスケートリンクは厚い氷が張り、21日から授業で使えるようになりました。
西春近北小学校では、冬のスポーツを子どもたちに楽しんでもらおうと平成2年から校舎北側に天然リンクをつくり1、2年生が授業をしています。
児童たちは、氷の感触を楽しみながら滑っていました。
西春近北小学校では来月、岡谷市でスケート教室を予定していて、それまで1、2年生は体育の時間を使ってスケートを行うことになっています。
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みのわ芸文協の新春連句会
五七五七七の句を違う読み手が次々に紡いで作品を完成させる「連句」の体験会が、20日箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれました。
連句会には、箕輪町を中心に45人ほどが参加しました。
これは、みのわ芸術文化協会が、日本古来の芸能文化に親しんでもらい、世代間交流につなげようと今回初めて開きました。
初めに、一部文字が抜けた句の内容を考え、俳句の感覚をつかみました。
連句会には、伊那西高校の文芸クラブの生徒がサポートに入り、子どもたちにアドバイスを送っていました。
参加者はグループに分かれて、伊那西高校の生徒が考えた初めの句から次の句を考えていました。
読み手が変わることで、当初にはなかった発想やストーリーが生まれていくところが面白いということです。
コーディネーターを務めた唐澤 史比古さんは、「昔の日本人が発明した連句というゲームのおもしろさ、奥深さを感じてほしい」と話していました。
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伊那スキークラブ ジュニアチーム練習
伊那スキークラブのジュニアチームの練習が、毎週日曜日に行われています。
20日も、日本スキー連盟が定める技能テストの合格に向けて練習に励んでいました。
伊那スキークラブのジュニアチームには南信から40人ほどの小中学生が通っています。
ジュニアには、日本スキー連盟が定める5級から1級まであり、技能テストで合格するとバッジが与えられます。
それぞれ今の級より上のバッジを目指して練習しています。
バッジテストには、ジュニア、一般の上のクラスに、テクニカルがあります。一般も混ざってのテクニカルの合格率は1割という厳しいテストです。
去年、テクニカルテストに合格した伊那市の高遠小学校6年生の北村 一歩君です。
北村君は、今年、最上級のクラウンへの挑戦を目指しています。テクニカルよりもさらに厳しく、合格率は3%ほどだということです。
チームの指導者たちも、北村君や、メンバーの活躍に期待を寄せています。
北村君の夢はスキーのデモンストレーターになることです。
ジュニアチームの練習は、シーズンの3月上旬まで毎週日曜日に行われます。
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西箕輪上戸 大文字下ろし
伊那市西箕輪上戸に伝わる小正月の伝統行事「大文字」の柱が、今日地域住民によって下ろされました。
20日午前5時30分、太鼓が打ち鳴らされると、柱が建てられた辻に地域住民が集まってきました。
大文字は区内の辻に柱を建て厄除けを願う小正月の伝統行事で、毎年14日に建てています。
住民およそ90人が集まると、大文字下ろしが始まりました。
さすまたを使い、長さ12メートルほどの柱をゆっくりと下ろしていきました。
柱が下りると、花飾りや巾着を外していきます。
地域住民は気に入ったものを手に取っていました。
花飾りは玄関へ、巾着は神棚に1年間厄除けとして飾るということです。
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高遠高校 卒業定期演奏会
伊那市高遠町の高遠区緒工の音楽専攻の卒業定期公演が20日信州高遠美術館で開かれました。
卒業定期演奏会には音楽専攻と合唱部の生徒20人が出演し22曲を披露しました。
音楽専攻では年に20回ほど演奏活動を行っていて、この演奏会が3年生にとっては最後となります。
3年生は合唱のほか、琴などの演奏を披露しました。
館内では、芸術コース美術専攻・書道専攻の生徒による卒業制作展も開かれていて、油絵や陶芸、書などおよそ50点が展示されています。
作品と一緒に、3年間の制作についてまとめた文章も1人1人展示しています。
このうち書道専攻の生徒6人は、合同で木簡作品を作りました。
全部で83枚あり、中村不折の書を手本に、筆跡に差が出ないよう仕上げたということです。
高遠高校美術・書道専攻の卒業制作展は31日(木)まで開かれています。
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センタ―試験 トラブルなし
19日と20日に全国一斉に行われている大学入試センター試験についてです。
大学入試センターによりますと、午後4時現在長野県の会場でトラブルの報告は入っていないということです。
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箕輪中部小・箕輪中合唱で日本一
箕輪町の箕輪中部小学校合唱団と、箕輪中学校合唱部は、20日東京で開かれた子ども音楽コンクールの合唱部門で、ともに最高賞となる文部科学大臣賞を受賞しました。
このニュースについては後日詳しくお伝えします。