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伊那市空家等対策協議会発足
伊那市内の空家の適正管理に専門的な見地や市民の立場から意見を求める伊那市空家等対策協議会が8日発足しました。
伊那市空家等対策協議会は警察や消防のほか伊那不動産組合、長野県建築士会など12人で構成されていて会長には長野県司法書士会伊那支部支部長の戸田雅博さんが選ばれました。
協議会は空家等対策特別措置法により全国の市町村で家屋の解体などの行政代執行が可能となったことから対象となる空家を判定するために設置されたものです。
協議会の設置は上伊那8市町村のうち伊那市は5番目、県内77市町村では34番目となります。
伊那市によりますと空家も個人の財産であり行政代執行を行う場合は費用の請求ができるかを見極めなければならないということです。
伊那市の平成29年の調査では空家とみられる建物は2,221棟で相談や苦情の対応は平成29年4月から今年1月末までで24件だということです。
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あり方研究委員会が結果を市長に報告
新しい高遠町総合支所庁舎の建設に向け機能や規模などについて調査・研究を進めてきた高遠町総合支所あり方研究委員会はその結果を8日白鳥孝伊那市長に報告しました。
あり方研究委員会の伊藤岩雄会長ら3人が伊那市役所を訪れ白鳥市長に報告書を手渡しました。
報告書によりますと新しい総合支所の位置については旧総合支所がある場所またはその周辺としています。
規模については支所機能が実現できる規模としています。
伊那市では庁内に検討委員会をつくり、報告書の内容を生かした新しい総合支所庁舎建設について検討していくということです。
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渓流釣り解禁を前にあまご放流
天竜川漁業協同組合は渓流釣りシーズンを前に天竜川水系の河川であまごの成魚を8日放流しました。
あまごは全長が18センチから25センチで重さは70グラムから100グラムほどです。
組合員がトラックで運んできた約80キロ分のあまごをバケツに移し変え小黒川など伊那市内の河川4か所に放流しました。
天竜川漁協では今年は雪が降らず水量が少ないことによる魚への影響が心配だとしています。
渓流釣りの解禁は16日土曜日の午前0時で遊漁料は年間券が
6,600円、日釣り券は1,100です。
天竜川漁協では天竜川水系全体で500キロ分約6,000匹を放流していて水温が12度ほどになる4月頃から釣果が期待できるのではないかと話していました。 -
直売サイトで農家と消費者結ぶ
インターネットを通じて農家・直売所・生産者を結ぶ、ウェブサイトの全国一斉スタートを前に、南箕輪村のファーマーズあじ~なで8日、デモンストレーションが行われました。
ウェブサイトには、直売所の最新の入荷情報などが掲載され、家にいても店の情報を見ることができます。
この日はあじ~なで報道向けのデモンストレーションが行われました。
農産物直売情報サイト「チョクバイ!」には、全国各地の直売所が登録される予定で、長野県でも800店以上ある直売所や道の駅、すべての登録を目指しています。
店内に置かれた野菜の横にはウェブサイトと連動した、農家情報のポップが貼られます。
ポップ内にあるQRコードから農家の詳しい情報を見ることもできます。
買い物に訪れていた飲食店経営の男性は「生産者の方の顔や情報がより見られるようになるというのは、買う側からしたらうれしいです」と話していました。
ウェブサイトを通じて、生産者には農産物のPR効果や消費者の声の収集、消費者には買い物情報や安心安全な環境を提供しようと運用が計画されています。
農業マーケティング会社「ファーマーズ・ガイド」が今年夏頃の運用開始を目指しているもので、県内の直売情報については伊那市の広告代理店アド・コマーシャルが行います。
赤羽通会長は「農家のみなさんが売れる環境をつくることで自立を促したい。こういった活動も地域への恩返しのひとつです」と話していました。
農家や直売所のサイトへの登録は無料で、夏の本格稼働に向けて今後、登録促進を図っていくということです。 -
全県一斉に高校入試 前期選抜試験
高校入試前期選抜試験が8日、県内一斉に行われました。
南箕輪村の上伊那農業高校では、午前8時過ぎ、受験生が会場に向かっていました。
上伊那の公立高校では、伊那弥生ケ丘高校を除く7校で前期選抜試験が行われました。
上農高校では、生物生産・生命探究・アグリデザイン・コミュニティデザイン、4つの学科合わせて171人が志願していて、倍率は上伊那で最も高い2.14倍となっています。
県内全体ではおよそ6,800人が前期選抜試験に志願していて、このうち上伊那の7校には623人が志願しています。
長野県教育委員会によりますと、入試にかかわるトラブルはなかったということです。
前期選抜の合格発表は、15日に行われる予定です。 -
一茶の故郷から 井月を学ぶ
北信の信濃町のボランティアガイドや俳句愛好者など24人が1月31日伊那市の創造館を訪れ、井上井月の書などを見学しました。
信濃町の一茶記念館では、長野県で活躍した俳人について知識を深めようと毎年学習ツアーを行っています。
今年は幕末から明治にかけ上伊那を放浪した俳人・井上井月を学習テーマとし31日に伊那市を訪れました。
参加者は、創造館に展示されている、井月の書などを見学しました。
学習ツアーを企画した一茶記念館では「地域で親しまれている俳人・小林一茶と井上井月を通じて交流が深まれば」と話していました。
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江戸時代からのひな人形並ぶ
伊那市高遠町の旧馬島家住宅で、江戸時代から平成までの雛人形が並ぶ展示会が、7日から始まりました。
旧馬島家住宅には、およそ400体の雛人形が並んでいます。
面長な顔と切れ長の目が特徴の江戸時代中期から後期の「享保雛」
雛段ではなく屋形の中に飾られた江戸時代後期の「古今雛」など、時代によって違う雛人形を見ることができます。
この他、地域住民から寄せられた大正や昭和のもの、押絵雛やつるし雛も展示されています。
旧馬島家住宅では「時代ごとに表情の違う雛人形を親子で楽しんでもらいたい」と話していました。
ひな人形展は、4月22日まで旧馬島家住宅で開かれています。
だるま市が開かれる11日には、入館者にさくら茶の無料サービスが、3月10には参加費100円のお茶会を開く予定です。 -
地元の牛乳使った商品認定
上伊那地域の酪農家などでつくる上伊那地域酪農協議会は、開発した牛乳、酪農家のおもてなし牛乳を使った商品を販売している店舗などに、7日、認定証を交付しました。
今回認定されたのは、南箕輪村の大芝の湯が販売しているプリン。
伊那市の菓子庵石川が販売している甘酒プリン。
箕輪町のみのわ愛す工房が販売しているジェラートです。
これら全てに酪農家のおもてなし牛乳が使われています。
この日は、それぞれの代表に認定証が交付されました。
JA上伊那や伊那酪農業協同組合などでつくる上伊那地域酪農協議会では、新たな販路拡大や地域に根付いた商品化を進めようと、酪農家のおもてなし牛乳を使った商品の認定を始めました。
協議会の下村篤会長は「今後も新たな商品開発に期待しています」と話していました。
今後も、商品の認定を希望する店舗や団体があれば審査を経て随時認定していくということです。 -
高校生に不在者投票呼びかけ
伊那市選挙管理委員会事務局は、この春卒業予定の高校3年生を対象に、不在者投票の手続き方法を知ってもらおうと7日、南箕輪村の上伊那農業高校で啓発活動を行いました。
この日上農高校で開かれた社会セミナーで、伊那市役所の職員が不在者投票について説明しました。
不在者投票は、地元を離れてほかの市町村に滞在する人が、滞在先の市区町村の選挙管理委員会で投票できる制度です。
高校3年生は、進学や就職で地元を離れる生徒が多く、投票率も低いということです。
去年4月に行われた伊那市長選挙の18歳・19歳の投票率は21.98%でした。
職員は「4月の県議会議員選挙は転居の時期と重なるが、不在者投票の制度を利用して積極的に選挙に行ってほしい」と呼び掛けていました。 -
県の就業支援で女性限定の面接会
長野県が女性の就業支援事業として行う、女性限定の面接会が、7日伊那市のいなっせで開かれました。
面接会には、介護職や製造業など、パートを中心に21の企業が参加しました。
面接会には、子どもと一緒に普段着で参加することができ、採用担当者から直接話を聞くことができます。
これは、長野県が女性の就業支援として行っているもので、上伊那で開催されるのは3回目です。
伊那市のほかにも、県内6会場で開かれています。
会場には、託児所が設けられているほか、それぞれのブースにも子どものおもちゃなどが置かれていて、参加者はリラックスした様子で、面接を受けていました。
女性限定の面接会には、昨年度より28人多い、105人が参加しました。
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路線バスに確定申告ステッカー
18日から全国の税務署で始まる確定申告を前に、℮タックスでの申告を呼び掛けるステッカーと中吊広告が路線バスに掲載されました。
7日は、伊那バス株式会社本社で、社員がバスの車体にeタックスの利用を呼び掛けるステッカーを張っていました。
伊那バス株式会社を含む、伊那税務署管内の協力企業で作る納税関係団体連絡協議会の加盟団体が、確定申告のPRに協力しています。
バスの車内には中吊広告が掲示されました。ステッカーと中吊広告は80セット用意され、辰野町から中川村までの伊那税務署管内の路線バスで掲示されます。
今回の申告からスマートフォンでも申告が可能になっていて、伊那税務署では、インターネットを活用した手続きを呼び掛けています。
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豚コレラ 殺処分完了
宮田村の養豚場で陽性が確認された豚コレラについて、養豚場にいた全数2444の殺処分が完了しました。
長野県によると、午前9時頃には、養豚場にいた2444頭全頭の殺処分が済んだということです。
現場では、肌色をした袋が積み上げられていました。
養豚場近くでは、殺処分した豚を埋めるための穴が掘られていました。
石が多い地盤で穴掘りは難航したということですが、正午ごろから穴に埋める作業が始まったということです。
埋める作業は、9日までに完了させるとしています。
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ミヤマシジミ研究会 環境展
絶滅危惧種のチョウ、ミヤマシジミの保護活動を行っているミヤマシジミ研究会による環境展が伊那市役所で開かれています。
ミヤマシジミは絶滅危惧種に指定されていて日本では主に中部と関東北部に分布しています。
羽を広げた大きさは2センチから3センチほどで県内では主に伊那谷に生息しています。
環境展は信州大学や地域住民でつくるミヤマシジミ研究会などが開いているもので今回で7回目です。
写真や標本のほか学校近くの山林にミヤマシジミが生息している伊那西小学校の児童が行った保護活動が紹介されています。
伊那西小学校の3年生8人は去年の秋に研究会とともにミヤマシジミの幼虫のエサとなるコマツナギを校内に植え成長する様子を観察してきました。
環境展では伊那西小学校児童が描いたミヤマシジミの絵も展示されています。
ミヤマシジミ研究会は「身近な生き物たちに関心を持つことが伊那谷の自然を守るうえで大切だ。」と話していました。
環境展は15日金曜日まで伊那市役所1階ロビーで開かれています。 -
アイデアバッグで5位入賞
箕輪町の箕輪中学校2年の太田結衣子さんは、全国中学生創造ものづくり教育フェアのアイデアバッグコンクールで5位入賞を果たしました。
5日は、太田さんが役場を訪れ、白鳥政徳町長に結果を報告しました。
太田さんは、家庭科部の部長を務めていて全国大会に出場するのは2回目です。
全国大会は先月26日に で開かれ全国から16人が出場しました。
太田さんが出場したアイデアバッグコンクールでは3時間30分以内にバッグを製作します。
出張の多い父親を思いパソコンやワイシャツの他カギなど小物も収納できるバッグを製作したということです。
白鳥町長に今後は何をつくりたいか尋ねられると太田さんは、「自分の洋服を作ってみたいです」と答えていました。
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空き家バンク上方修正
伊那市、箕輪町、南箕輪村が連携して定住人口の確保や地域活性化を目指す伊那地域定住自立圏共生ビジョン協議会が市役所で6日開かれ空き家バンクの目標を上方修正することが決まりました。
協議会では、去年4月から12月までの取り組み状況が報告されました。
このうち3市町村が行っている空き家バンクの12月までの登録件数は目標の50件に対して81件でした。
成約件数も一昨年度が36件、昨年度が52件と増加傾向にあり、今年度は12月まで48件と昨年度を上回る見込みです。
順調に推移している要因について、平成29年度に3市町村で作成したHPや今年度実施した空き家の見学ツアーなどをあげています。
このように空き家バンクについてはすべて目標が達成されていることから目標値を上方修正する
改訂案が示され了承されました。
空き家バンクの登録件数について目標の50件を91件に、成約件数は31件から60件に、利用居住者数は53人から118人に上方修正しました。
協議会では他に、3市町村に関する公共交通について伊那本線、市街地循環バス内回りの利用実績も順調に推移していることが報告されました。
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宮田 豚コレラ確認
宮田村の養豚場で飼育されている豚の検査が行われ、豚コレラの陽性反応が6日出ました。
長野県はこの養豚場で飼育されている全ての豚2444頭の殺処分を始めました。
防疫服を着た獣医師や県、上伊那の市町村職員など60人が養豚場で殺処分の準備を進めていました。
愛知県の養豚場から宮田村の養豚場へ5日豚コレラの疑いのある子豚80頭が出荷されました。
愛知県から5日連絡を受け長野県が検査を行ったところ、6日の朝子豚80頭のうち79頭から陽性反応がでました。
また、宮田村の養豚場が5日、松本市の処理施設へ出荷した38頭のうち12頭からも陽性反応が出たという事です。
午前10時、県庁と伊那合同庁舎などをテレビ電話の回線で結び長野県特定家畜伝染病対策本部会議が開かれました。
法律に基づき、24時間以内にこの養豚場の豚・2444頭全てを殺処分し、3日以内に近くに埋めるとしています。
国によりますと豚コレラは豚やイノシシが感染する病気で、人には感染しないという事です。また感染した豚肉を食べても健康への影響はないという事です。
長野県では近隣の養豚場について感染が拡大していないか、今後調査を行うとしています。
また、伊那保健福祉事務所には豚コレラに関する健康相談の窓口を設置しています。
伊那保健福祉事務所
平日 午前8時30分~午後5時15分
食品衛生に関すること 76ー6839
健康相談に関すること 76-6837 -
インフル依然警報レベル
上伊那の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は56.38人で、前の週に比べ減少しましたが依然として警報レベルの30人を上回っています。
県の発表によりますと、上伊那の先月28日から今月3日までのインフルエンザ患者数は1医療機関あたり56.38人で前の週の83.38人を下回りましたが警報レベルの30人を超えています。
大町を除く10の保健所で警報基準を上回っています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中学校では今日現在、伊那市の小学校で2校2クラスが学級閉鎖、中学校はありません。
箕輪町と南箕輪村の小学校でで1校1クラスずつが学級閉鎖、中学校はありません。
伊那保健福祉事務所では「ピーク時より減少傾向にあるが引き続き感染予防をしてほしい」と呼び掛けています。
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美篶小金管クラブ 壮行会
伊那市の美篶小学校金管クラブは、10日に神奈川県で開かれる全国小学校管楽器合奏フェスティバル東日本大会に県代表として出場します。
6日は、朝の全校集会で演奏を披露しました。
金管クラブは、4年生から6年生まで40人が所属していて、朝や放課後などに練習をしています。
学校の行事のオープニングを務めたり高齢者施設を訪問して演奏などもしています。
去年は、県の予選を経て11月の東海大会で銀賞を受賞しました。
東日本大会へは、音楽教諭らでつくる東日本小学校管楽器教育研究会の推薦を受けて初めて出場します。
児童は、「長野県代表としてほこりを持って演奏したい」と話していました。
美篶小学校金管クラブが出場する東日本大会は10日に神奈川県で開かれることになっています。
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JA上伊那が介護保険事業を移管へ
JA上伊那は伊那市上牧の伊那介護ステーションなどで行っている介護保険事業を長野県厚生農業協同組合連合会に移管することを
決めました。
4日に伊那市のJA上伊那本所で介護保険事業譲渡契約締結式が行われJA上伊那の御子柴茂樹組合長とJA長野厚生連の社浦康三理事長が契約書を取り交わしました。
JA上伊那は伊那市や駒ケ根市などで介護保険事業を行っていて平成29年度の延べ利用者数は1万人ほどとなっています。
しかし専門性が高く人材育成や人材確保が困難になってきたとして医療・介護保険事業を行う長野厚生連へ4月1日に移管するとしています。
御子柴組合長は「利用者が今後も安定的に継続してより充実したサービスの提供を受けられるように事業移管することにした。」と話していました。
県内のJAが介護保険事業を移管するのは4例目だということです -
フォトコン一般投票15日まで
箕輪町観光協会のフォトコンテストの一般投票が箕輪町文化センターで15日まで行われています。
フォトコンテストは箕輪町観光協会がイベントやパンフレットなど観光PRに使う写真を選ぶもので町内外から49人の作品170点が集まりました。
これまでは町観光協会が審査会を開き選んでいましたが今年度は
初めての試みとして審査会前に一般投票を始めました。
一般投票は4日から始まり町文化センターの教室に通う人たちが
気に入った作品を選んでいました。
フォトコンテストの一般投票は箕輪町文化センター展示ホールで15日金曜日の正午までとなっています。
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長谷循環バス 新型車両導入
伊那市の長谷地区を運行する路線バスの新型車両出発式が、4日に行われました。
新たに導入されたのは、昨年度導入されたものと同じ型の車両です。
ナンバーは、塩見岳の標高と同じ3052で、事業費はおよそ2,200万円です。
4日は、近くの長谷保育園の園児を招いて出発式が行われました。
式では園児が豆まきを行い、交通事故を起こす鬼を追い払った他、乗客を呼び込む福の神を招き入れていました。
長谷総合支所の有賀賢治支所長は、「地域の移動手段として多くの人に利用してもらいたい」と話していました。 -
ごみ処理計画を連合長に答申
上伊那広域廃棄物政策審議会は、これまで検討してきた2019年度から2028年度までの第5次ごみ処理基本計画について、1/31、白鳥孝上伊那広域連合長に答申しました。
この日は、岡野哲郎会長らが伊那市役所を訪れ、上伊那広域連合長の白鳥孝市長に、計画書を手渡しました。
第5次ごみ処理基本計画では、1人1日当たりの家庭ごみの排出量の目標を来年度は462グラム、2028年には、438グラムにするとしています。
岡野会長は、「上伊那地域の住民の意識は高くすでに排出量はかなり抑えられている。今後はそれをいかに維持していくかが大切だ」と話していました。
白鳥連合長は、「解体が必要な大きなごみを高齢者が捨てるのが大変になってきている。社会構造に合ったごみの施策が必要になってきている」と話していました。
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林業関係者表彰 もりもり上伊那山の感謝祭
豊かな森林の恵みに感謝し、健全な姿で次世代に引き継ぐことを目指す、もりもり上伊那山の感謝祭が、1/31、伊那市のいなっせで行われ、林業の振興に功績のあった個人や団体が表彰されました。
感謝祭は、長野県が開いているもので、今年度は6人が上伊那山林協会から表彰されました。
そのうち伊那ケーブルテレビ放送エリア内では2組が受賞しました。
伊那市の岩澤建設伊那支店の緑川 作也さんは去年10月の台風で発生した土石流の土砂撤去作業に尽力し、下流の安全に寄与しました。
また、伊那市の老松場の丘・古墳公園整備委員会は、荒廃した古墳の復元を図り、地域の憩いの場や環境教育の場づくりに貢献しました。
山の感謝祭では、治山・造林・森林整備など、林業関係で功労のあった個人や団体を毎年表彰しています。
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青年農業者が意見発表
県内の20代から30代の青年農業者が、日ごろの農業に関する研究成果や意見発表を行うコンクールが5日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は、野菜や果物、花卉農家など20代から30代の男女17人が壇上でスピーチをしました。
この中で、伊那市西箕輪のりんご農家、白鳥勲さんは、高密植栽培と新わい化栽培の違いについて話をしました。
木の高さを比較的高くする「高密植栽培」の方が品質の高いりんごが多く出来た一方で、高さを低くして育てる「新わい化栽培」は、玉サイズの大きいものが多く出来たということです。
コンクールは、意見発表を通して技術の向上と親睦を深めてもらおうと県などが開いているもので、今回で68回目になります。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内で出場したのは白鳥さんのみで、審査の結果、白鳥さんは、3位相当の優秀賞にあたるJA長野中央会会長賞に選ばれました。 -
箕輪町推奨土産品14品認定
箕輪町観光協会は、町のPRにつなげようと町内で加工された食品などを対象に推奨土産品の審査会を5日初めて開き、菓子やジュースなど14品を認定しました。
推奨土産品には、町内で製造・加工された菓子やジュース、そばなど17品の応募がありました。
観光協会のメンバーや、白鳥政徳町長など10人が商品を手に取り確認しました。
審査会では味やパッケージのデザイン、町のPRに繋がるかなどを評価しました。
箕輪町観光協会では、観光客ばかりでなく、町民にも地元の土産品を知ってもらおうと、今回初めて推奨土産品の認定審査を行いました。
結果、応募のあった17品中、14品が認定されました。
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高校入試前期選抜志願者数
長野県教育委員会は、平成31年度公立高校入学者の前期選抜志願者数を、5発表しました。
上伊那で最も高い倍率は上伊那農業高校で2.14倍となっています。
辰野高校普通は、70人で
1.46倍、商業は32人で1.6倍となっています。
上伊那農業高校です。
生物生産、生命探究、アグリデザイン、コミュニティデザイン、4つの学科で171人が志願し、2.14倍となっています。
高遠高校普通は77人で1.43倍となっています。
伊那北高校理数は、35人で
0.97倍となっています。
赤穂高校商業は63人で1.58倍となっています。
駒ヶ根工業高校は、機械、電気、情報技術3つの学科で
88人が志願し、1.47倍となっています。
箕輪進修高校です。
普通Ⅰ部は25人で1.25倍、普通Ⅱ部は38人で1.9倍、普通Ⅲ部は5人で0.25倍、工業Ⅰ部は19人で0.95倍となっています。
高校入試前期選抜は、2月8日(金)、合格発表は15日(金)です。
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水森かおりさん 高遠さくら路をリリース
NHK紅白歌合戦に16回出場している演歌歌手の水森かおりさんは、伊那市の高遠の桜と女性の恋心をテーマにした新曲、「高遠さくら路」を、1月22日にリリースしました。
27枚目となる新曲「高遠さくら路」は、高遠の桜と女性の悲しい恋心を綴った曲です。
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立春朝搾り出荷 イメージ通りの味に
4日は立春です。
日本酒「信濃錦」の蔵元伊那市荒井の宮島酒店では搾りたての生原酒「立春朝搾り」の出荷作業が早朝に行われました。
午前5時半、伊那市荒井の宮島酒店です。
4日の伊那地域は、最高気温は午前5時17分の12.6度と3月下旬並みの気温となりました。
宮島酒店では未明から瓶詰め作業を行い、午前5時ごろから中南信の酒販店の関係者が参加してラベル張りをしました。
立春朝搾りは、立春の日の早朝に搾りあがった生原酒をその日のうちに味わってもらおうと、宮島酒店では18年前から販売しています。
酒米は、高遠町山室で栽培した美山錦を使用しています。
今年は、720ミリリットル入りが1,600円、一升瓶が3,200円と、原材料の高騰により100円から200円値上げしたということです。(税抜き)
立春朝搾りは、全国の蔵元有志が共同で行っている企画で、今年は45の蔵元が参加して30万本をつくりました。
宮島酒店では去年より300本ほど少ないおよそ3,700本を出荷しました。
「イメージした通りの味に仕上がった」と関係者は話します。
午前8時からは神事が行われお祓いをし、その後早速味や香りを確かめていました。
立春朝搾りは予約制ですが、伊那市日影の酒文化いたやで数量限定で販売しているということです。 -
立春に寒ざらしそば引き上げ
立春の4日、先月の大寒に合わせて川の冷水に浸した「寒ざらしそば」が引き上げられました。
4日は、高遠そば組合のメンバー7人が、長谷の粟沢川からそばの実を引き上げました。
今年は、去年よりおよそ45キロ多い135キロを浸しました。
「寒ざらし」をすることで、そばの甘みが増したり食感がよくなったりすることから、組合では毎年この時期に行っています。
引き上げられたそばの実は、カビが生えないよう2週間ほど天日干しをします。
期間中は、組合員が交代で天地返しをするということです。
寒ざらしそばは、1食1,200円で7月中旬に高遠町内のそば店6店舗で提供されることになっています。 -
箕輪 中村常会で伝統の念仏講
箕輪町北小河内の中村常会に江戸時代から伝わるとされる念仏講が3日に会所で行われました。
会所には、40人ほどが集まり、無病息災を願って長さ約10メートルの大数珠を回しました。
昔は、2月8日に、最近では、2月の第1日曜に行われています。
南無阿弥陀仏と書かれた掛け軸を祭壇に飾り灯明を供えます。
太鼓と鐘の音にあわせ南無阿弥陀仏と唱え、時計と反対回りに受け渡します。
行事を仕切るのは、当屋とよばれる当番で、今年は、根橋渡さん82歳です。
根橋さんは、昔からの念仏講の言い伝えを披露。
中学生を輪の中心に招き入れ伝統を引き継ぎます。
大きな数珠が自分の前に来ると願いごとをする習わしで、この日は、10周しました。
念仏講が終わると各戸から集めた米でつくる「お護符」と呼ばれるおにぎりとすまし汁を食べ行事をしめくくりました。