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炭で松くい虫対策
炭を撒いて土壌改良を行いマツに抵抗力をつけることで松くい虫被害を防ごうという取り組みが南箕輪村神子柴で行われています。
9日は南箕輪村の神子柴区共有財産組合が管理している林で炭を撒く作業が行われました。
組合員はマツのまわりの落ち葉を取り除き炭を撒いていきました。
これによりマツに抵抗力がつき病気になりにくくなるということです。
炭を撒いたマツには目印としてピンクのヒモが取り付けられました。
付近では松くい虫被害が確認されていて伐採する樹木には黄色のヒモが取り付けられています。
取組は5年目で、これまでに炭を撒いたマツおよそ40本のうち松くい虫被害が確認されたのは2本だということです。
南箕輪村では、完全に防ぐ事はできないが他の場所と比べ発生のリスクは低くなっているとみて、今後もその効果について検証を進めていくとしています。
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伊那友の会 衣服講習
伊那友の会主催の家事家計講習会がきょう開かれ、衣服をテーマにした講演が行われました。
講習会では、宮田村の三浦牧子さんが、実践している服のリメイク術を紹介しました。
三浦さんは、着物のリメイク教室に通っている友人に誘われたことがきっかけで服を作るようになったということです。
現在はワンピースや羽織ものなどを作り、余った生地でバッグも作ります。
三浦さんは「裁縫の大切さをこれからも伝えていきたい」と話していました。
伊那友の会は、「よい家庭からよい社会を」をモットーに、衣食住や家計などについて学ぼうと平成元年に設立されました。
現在、上伊那の20代から90代までの48人が会員となっています。
13日(火)には、南箕輪村民センターで、同じ内容の講習会が開かれます。
当日はテキスト代350円で誰でも受けられます。 -
市民後見人養成講座開講
認知症高齢者や障害者の権利や財産を守る市民後見人を養成するための講座が、1日から始まりました。
講座は、12月までの全6回開かれ、制度や法律について学びます。
今年度は、高齢者福祉施設などに勤める3人が参加しました。
講座修了者のうち希望者は、伊那市社協の業務を手伝い支援員として1年間勤務します。
その後、後見人となるには、裁判所の選任を受ける必要があります。
参加者は、「独居の高齢者が多く、今後制度を必要とする人が多くなると思い参加した」などと話していました。
平成26年度から始まった養成講座はこれまでおよそ30人が修了していて、6人が市民後見人として活動しています。
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あるしん本店駐車場有料化
伊那市荒井のアルプス中央信用金庫は、利用客の利便性向上を目的に本店駐車場のリニューアル工事を行い、8日から一部有料となります。
これまで時間に関係なく無料で開放されていましたが、8日から入口にゲートが設けられ、時間によって料金がかかるシステムになりました。
最初の15分は無料で、窓口を利用した人は無料になります。
それ以外の人は、1時間につき100円で、平日の午後3時から翌日午前8時までは最大300円です。
土日・祝日は、午前8時から午後3時までと午後3時から翌日午前8時まではそれぞれ最大300円かかります。
アルプス中央信用金庫では「これからもサービスの向上に努め、利用されるお客様の利便性向上を目指していきたい」としています。 -
駒工生マイコンカー全国出場
駒ヶ根市の駒ヶ根工業高校ロボット研究製作部の3年生2人は、来年1月に開かれるマイコンカーラリーの全国大会に出場します。
全国大会に出場するのは、駒ヶ根工業高校3年の小池寿晏さんと、牧田敏明さんの2人です。
11月3日と4日に長野市で開かれた北信越大会で、小池君が優勝、牧田くんが準優勝しました。
マイコンカーラリーは、ロボットの先端に取り付けたセンサーが、コース上に書かれた白い線を読み取って進みます。
北信越大会では、1周52.9メートルのコースをどれだけ速く走れるかを競いました。
北信越大会では、小池さんが12秒20で優勝、牧田さんが12秒28で準優勝し、全国大会への出場を決めました。
駒工ロボット研究製作部が全国大会に出場するのは5年ぶり3回目です。
現在10人の部員が活動していて、部品の加工からプログラミングまで全て自分たちで行っているということです。
2人が出場するマイコンカーラリーの全国大会は、来年1月12日と13日に東京都で開かれます。 -
長谷中給食自給率向上へ
伊那市の長谷中学校は、学校給食での長谷産農産物の活用率の向上について考える検討会を、10月26日に開きました。
26日は、長谷中学校で学校関係者や農家、国から派遣された地産地消コーディネーターなどあわせて23人が出席し会議が開かれました。
昨年度、長谷中の給食で使われた長谷産の食材は全体の7%で、学校では50%を目標としています。
平成27年度までは地元農家で作る「麦わら帽子の会」が食材を提供していましたが、高齢化により解散し、年々長谷産活用が少なくなっています。
出席者からは、「安定して食材を提供していくのは責任が重く、農家への負担が大きい」「鳥獣被害の少ない学校の周りに給食用の畑を作ったらどうか」といった意見が出されていました。
農林水産省では、学校給食への地場産物の安定的な供給体制の整備支援として地産地消コーディネーターの派遣を行っていて、長谷中学校は今年度その事業に採択されています。
検討会は今年度中にあと2回開かれ、改善策をまとめることにしています。
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富県小学校で全校児童が焼き芋楽しむ
伊那市の富県小学校で8日、全校児童が焼き芋をして楽しみました。
学校内にある畑ではたき火が行われ、子どもたちがアルミホイルに包んだサツマイモを熾きに投げ入れました。
富県小学校では毎年、全学年がそれぞれサツマイモを栽培していて、全校児童で焼き芋を楽しんでいます。
1時間ほど経つと、芋が焼きあがります。子どもたちは、ホイルから芋を取り出していました。
体育館に集まり、全員で給食です。
出されたトン汁に入っているダイコン・ニンジンなどの野菜はすべて富県小学校の子どもたちが育てたものです。自宅から持ってきたおにぎりとともに、焼き芋やトン汁を味わいました。
子どもたちは、学年を超えた縦割り班で、給食を楽しんでいました。
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介護予防自主グループ交流発表会
健康づくり・介護予防を進めるために自主的に活動するグループの交流発表会が、8日伊那市のいなっせで開かれました。
発表会では、市内で活動する介護予防自主グループ8教室といきいきサポーター伊那・高遠のメンバーが体操を発表しました。
伊那市が養成している介護予防推進員のいきいきサポーターが、各地の自主グループをサポートして健康体操を行っています。
この発表会は、その交流の場にしようといきいきサポーターが企画して去年から始まり、今回で2回目です。
自主グループは、ボールを使った体操など趣向を凝らした体操を披露していました。
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春富中マーチング関東大会へ
伊那市の春富中学校の吹奏楽部は、10日に埼玉県で開かれるマーチングバンド関東大会に初出場します。
吹奏楽部は、1年生から3年生合わせて57人が所属しています。
春富中学校では2015年からマーチングに取り組んでいます。
9月に佐久市で開かれた日本マーチングバンド協会が主催する県大会で最高賞となる金賞を受賞し、初めての関東大会出場を決めました。
大会は、縦横30メートルのフィールドの中で6分30秒以内にフォーメーションを組んで動きながら演奏します。
3年生にとっては最後の大会ということで、上位を目指したいと意気込んでいます。
春富中学校が出場するマーチングバンド関東大会は、10日に埼玉県のさいたまスーパーアリーナで開かれることになっています。
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町長選事前審査1派のみ
任期満了に伴い13日告示、18日投開票の箕輪町長選の立候補届出書類の事前審査が7日、役場で行われ現職の1派のみが出席しました。
事前審査には、これまでに出馬を表明している1派が審査を受けました。
現在、箕輪町長選への立候補を表明しているのは、無所属・現職1期目・福与の白鳥政徳さん64歳のみです。
2期目を目指す白鳥さんは、2014年の町長選挙に初めて立候補し新人同士の一騎打ちを制して初当選しました。
告示まで一週間をきりましたが白鳥さんの他に表立った動きはなく、無投票の公算が大きくなっています。
箕輪町長選は、13日告示、18日投開票の日程で行われます。
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秋の叙勲 北原康弘さん
2018年秋の叙勲。
消防団員として長年地域の防災に携わり、消防功労で瑞宝単光章を受章した伊那市高遠町山室の北原康弘さん(65)の喜びの声です。
受章した今の気持ちは・・・
「長く消防をやっていて、こういう章を受けるとは思わなかった」
伊那市高遠町山室の北原康弘さん65歳。
20歳の時に消防団に入団し、56歳までの36年間、地域防災のために尽力しました。
実際の火事現場での体験について・・・
「山火事や人家の火事がまわりにあった。水をかけても消えないということで、無線を使いながら指示を出した覚えがある」
退団までの2年間は、三義分団長として指揮をとり、団員の安全確保に力を注ぎました。
心掛けてきたこと・・・
「事故を起こさないように、徹底した指導を先頭に立ってやった覚えがある」
これからを担う若い人達には「自分の地域は自分たちで守る」という精神を引き継いでもらいたいと話します。
後輩団員に伝えたいこと・・・
「(団員それぞれが)機関を動かせるよう訓練し、安全な街づくりを重点に活動してほしい」 -
立冬 10月中旬並みの陽気
7日は立冬です。暦の上では冬となりましたが7日の伊那地域の最高気温は20度近くまであがり、10月中旬並みの陽気となりました。
7日の伊那地域の最高気温は午後2時23分に10月中旬並みの19.5度となりました。
伊那市の春日公園では暖かな陽気に誘われて親子連れなどが遊具で遊んだり、紅葉狩りをするなどして楽しんでいました。
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ねんきん月間 園児の絵画作品展
11月のねんきん月間に合わせて、伊那市山寺の伊那年金事務所では、近くの竜北保育園の年長園児が将来の夢をテーマに描いた絵の作品展示が行われています。
7日は竜北保育園の年長園児19人が伊那年金事務所を訪れ、藤野佐登美所長と一緒に絵を鑑賞しました。
作品展は、11月の年金月間に合わせて、地域の人たちに年金に関心を持ってもらい事務所を身近に感じてもらおうと伊那年金事務所が初めて開いたものです。
将来の夢をテーマに描いたものでおもちゃ屋さんやお花屋さんなど思い思いの絵が並びました。
日本年金機構では11月をねんきん月間と位置付けていて、11月30日は「年金の日」となっています。
伊那年金事務所ではこの機会に「ねんきんネット」を活用し、自身の年金記録や年金見込み額を確認し今後の生活設計について考えてもらいたいとしています。
竜北保育園の園児の作品展は30日まで伊那市山寺の伊那年金事務所で開かれています。
ねんきんネットの利用登録に必要なアクセスキーの発行も同じく伊那年金事務所の窓口で受け付けています。
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秋の叙勲 西村和美さん
現在南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会救助隊名誉隊長を務め、警察協力功労で瑞宝単光章を受章した伊那市長谷溝口の西村和美さんの喜びの声です。
「関係各位、県警や救助隊員の皆さんのおかげで私が代表して頂いたものだと思う」と話す、伊那市長谷溝口の西村和美さん73歳。
昭和39年、19歳で南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の救助隊に入隊し、平成5年から23年間、救助隊長を務めました。
「常に訓練の日々だった。自分の身は自分で守る事。山はその時その時で気候も違うし条件も違う。常に神経をはって二重遭難のないようにするのが一番だと思っている」と話します。
54年間の活動の中では遭難者を背負って下山する事も何度となくありました。
「救助しようとした人が亡くなっていて、ザイルをはって引きあげた。途中で穴を掘って遺体を隠して次の日の朝、また登って行って下げてきたという苦い経験がある」という。
現在名誉隊長の西村さんは「山を安易な気持ちで登る人がいる。自分に似合った山、体力に合った山を選ぶ、そして決して無理をしない、引き返す勇気を持つというのが大事だ」と近年の中高年を中心とした登山ブームに警鐘を鳴らします。
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秋の叙勲 征矢 鑑さん
2018年秋の叙勲。高校教諭などとして長年教育に関わった教育功労で瑞宝小綬章を受章した南箕輪村塩ノ井の征矢 鑑さんの喜びの声です。
「思いがけないことで、本当にはじめは驚きましたけれど、長いことやってきたことが次の世代に繋がっていけるのかなと思い綬章をお受けすることにしました。」
征矢さんは、社会科の教員として、県内各地で教鞭をとり、阿智高校で教頭に、飯田風越高校の校長には、国際教養科が新設されたときに就任しました。
生徒たちとのかかわりの中から学ぶことも多かったと話します。
「昭和50年代に定時制で勤めていた時は、経済的に恵まれない、家庭に恵まれない、そういう子どもたちが非常に多かったんですね。かえって私が教えられるというようなことがありました。」
定年退職後は、南箕輪村の教育長を8年間務めました。
「学校に行っては、職員の中に病人が出ないかどうか、あるいは子どもたちの中に困った状態になっている子どもはいないかどうか、そういうことに意を砕いたつもりでいます。教育に大切なことは、温かみのある心豊かな子どもたちが育つ環境を保障してやるということではないだろうかと思っています。」
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指導者らの力作並ぶ 書晋展
上伊那の書道の指導者らでつくる書晋会の「第23回書晋展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで6日から始まりました。
上伊那の書道教室の指導者らが、毎年作品展を開いていて、会場には書のほか、篆刻、刻字、硯など、会員12人の作品およそ80点が並んでいます。
小林二葉さんの作品は、長野市にある樹齢1200年の桜を見て詠んだ句を書にしたためたものです。
表具師をしている元木真静さんの作品は、銀箔を貼った屏風を丸めて作品に仕上げたものです。
書晋会では「様々な手法の作品が並んでいるので楽しんでもらいたい」と話していました。
第23回書晋展は、12日(月)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています -
東春近・富県で乗合タクシー試験運行
地域公共交通の見直しが進む中、伊那市東春近地区と富県地区では、きょうから「お手軽乗合タクシー」の試験運行が始まりました。
このうち東春近地区では初日の6日、2人が利用しました。
老人ホームオードリーの前では、近くに住む飯島繁子さん(90)がタクシーに乗りました。
乗合タクシーは、週に2日、1日3便、コース沿いにある停留所から、医療機関や大型スーパー、市役所など、25か所の目的地を結ぶ公共交通です。
会員登録をして事前に予約をすれば片道300円で利用することができ、利用者の目的地に最短距離で向かいます。
東春近地区・富県地区では、来年2月までのおよそ3か月間、乗合タクシーを実際に体験することで最適な公共交通について考えようと試験運行を行いました。
飯島さんは「普通にタクシーを呼べば伊那市駅周辺まで1,800円ほどかかる場所に住んでいる。どんな感じかな、と思い利用してみました」と話していました。
伊那市では、バス路線の再編などに伴い、平成20年度から乗合タクシーを運行しています。
現在、伊那西部地区、西春近、西箕輪、市街地北部の4地区で運行していて、利用登録者数はおよそ300人、昨年度の述べ利用者数は900人でした。
東春近地区ではすでに73人が、富県地区では56人が利用登録をしているということです。
飯島実男区長会会長は「脚が痛い、腰が痛いという人が、簡単に病院や医者に行けない。地域のみなさんがすぐに行きたい場所に行けるような地域公共交通を考えていきたい」と話していました。
東春近・富県地区では今後、利用者の意見などを聞きながら、検討を進めていくとしています。 -
秋の叙勲 清水トシ子さん
元在フィンランド日本大使館で参事官を勤め外交領事事務功労で瑞宝双光章を受章した箕輪町南小河内の清水トシ子さんの喜びの声です。
清水さんは「どうしてもらったか、私は分からない。ありがとうございますしか言えない」と話します。
千葉県生まれの清水さんは、大学卒業後に外務省に入省しました。
外務省で務めた40年のうち半分はアメリカやデンマーク、インドなど海外勤務でした。
外国との折衝、国と国の立場はあるものの人との付き合いが大切だと感じたという事です。
「普段からの付き合いが大事。向こう三軒両隣とよく言った。外交は面白い、人間と人間の付き合いだ」
大使館勤務は、トラブルにあった日本人の手助けなど忙しい日々でした。
「(大使館勤務)なんでもした。次から次へと変わりやりがいがありました。」
外交に携わった40年は大変でしたが、仕事に夢中だったと言います。
「(現役時代は)外務省がこうあるべき、領事事務がこうあるべきとは全然考えられなかった。ただ、毎日の仕事を火の粉を振り払うようにやってここまで来たという感じです。」
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長野日報社 山雅サッカー教室
長野日報社が主催する松本山雅のサッカー教室が、箕輪町のながたドームで3日に開かれ、子ども達がサッカーの基礎を学びました。
箕輪町内を中心に保育園児から小学3年生まで約50人が参加しました。
教室は松本山雅のスポンサーとなっている長野日報社が毎年諏訪市と箕輪町で開いているもので、箕輪町で開催されるのは今回で6回目になります。
この日は、松本山雅の元選手やスクールコーチがドリブルやシュートなどの基本を指導しました。
コーチらは「ただボールを追うのではなく、相手をよく見て動きを読みましょう」とアドバイスしていました。
長野日報社では「サッカーを通してスポーツに親しみ、楽しさを知ってもらいたい」と話していました。
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堀亮さん 植物の写真展
駒ヶ根市在住の写真愛好家、堀亮さんの写真展「花・植物の情景」が、伊那市の伊那図書館で開かれています。
会場には、29点の作品が展示されています。
現在76歳の堀さんは、10代の頃から写真を撮り始め、今から23年前に写真グループに参加したことがきっかけでそれ以降植物をメインに撮影しているということです。
近年は駒ヶ根市を中心に、自宅近くの散歩道などで野生の植物を撮ることが多いということです。
展示会は今回9回目で、前回2015年に開いて以降は体調を崩してしまい、病を乗り越えて今回開催されました。
堀亮さんの写真展「花・植物の情景」は、10日(土)まで伊那図書館で開かれています。 -
県議会議員酒井氏 立候補の意向
伊那市東春近の県議会議員酒井茂さんは6日までに来年春の県議選に立候補する意向を固め近く正式表明します。
酒井さんは定数2の伊那市区選出で現在1期目です。
平成27年に無投票で初当選し党派は自民党県議団です。
県議会では環境産業観光委員会副委員長を務めています。
酒井さんは近く正式に立候補を表明するということです。
県議選伊那市区にはこれまでに現職1人が立候補を表明しています。
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秋の叙勲 北原幸彦さん
2日に発表された秋の叙勲。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では7人が選ばれました。
旭日双光章に選ばれた伊那市長谷の北原幸彦さんの喜びの声をお伝えします。
「喜びの方が大きくて、びっくりもしている。全市民、区民のおかげです」
北原さんは、旧長谷村の村議会議員を4期15年、伊那市議会議員を1期4年務めました。
天竜川上流河川事務所で働いた経験を活かし、「防災」の重要性を訴えてきました。
「自分のモットーとしては『治流民護』。勤めたときの半分は調査、調査できた。えらいところ(被害に遭った場所)ばっか見て歩いていたから、村を良くするためには防災をしっかりしなければだめだと感じていた」
議員任期中には合併も経験しました。
「長谷のことは言わないでも、よその地域のことを『ここはこうなっているけどどうなんだ』と言えるよう、調査して、歩いていた。それだけ自分も勉強しなければいけなくなった。市議会議員になっても勉強だけは続けていたから良かった」
「わがままの人生であったけども、これでみなさんに恩返しができたな、と感じます」 -
長谷で自動運転の実証実験始まる
伊那市長谷を拠点とした自動運転サービスの今年度の実証実験が、5日から始まりました。
今回は、トンネル内での磁気マーカを使った自動運転などを行います。
バスが白山トンネルに入ります。
通常、GPSの位置情報に沿って進みますが、電波が届きにくいため、今回日本で初めて磁気マーカを使ったトンネル内での自動運転を行います。
5日は、磁気マーカがうまく読み取れず、手動に切り替えました。
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伊那谷ガレット協議会が知事表彰
上伊那の新たなご当地メーニューとしてガレットの普及に取り組んでいる信州伊那谷ガレット協議会は、県の元気づくり支援金を活用した優良事例として知事表彰を受賞しました。
3日に伊那市内で開かれたい~な上伊那地域づくりフォーラムで表彰式が行われ、信州伊那谷ガレット協議会の伊藤和弥副会長が、上伊那地域振興局の堀田文雄局長から表彰状を受け取りました。
信州伊那谷ガレット協議会は昨年度、約120万円の支援金を活用しガレットマルシェを開催したほか、食べ歩きマップの作成、小中学校と連携した食育、ワークショップの開催などを行いました。
伊藤副会長は「昔からある蕎麦を活用して地域おこしをしようと始まった活動です。これからも地域の魅力を発信していけるように頑張りたい」と話していました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内ではこのほか、高遠町地区で地元の街並みや魅力的な資源を活用するためのまちづくり塾を開催した「高遠コンサベーションプロジェクト」が上伊那地域振興局長表彰を受賞しました。
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箕輪ダムでもみじ湖夢まつり
もみじの紅葉が見ごろとなっている箕輪町の箕輪ダムのイベント広場で「もみじ湖夢まつり」が3日に行われました。
会場には、町内の農家や農業団体などの出店が並び、訪れた人がりんごやシクラメンなどを買い求めていました。
もみじ湖夢まつりは水の恵みに感謝しようと農家などでつくるもみじ湖夢くらぶが始めたもので、今年で16回目になります。
今年は酪農をテーマにしたブースが設けられ、子ども達が模型で搾乳を体験していました。
箕輪ダム周辺に植えられた1万本のもみじは今が見ごろとなっています。
ダム上流の景勝地となっているもみじのトンネルには多くの人が訪れ写真を撮るなどして紅葉を楽しんでいました。
箕輪町観光協会によりますと、景勝地の見ごろは7日頃まで、ダム周辺は今週いっぱいまで見ごろだという事です。
また、景勝地周辺では、11日(日)まで、毎日午後5時から午後9時の間ライトアップが行われています。
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伊那市表彰式 15団体・個人表彰
文化の日の3日、伊那市表彰式が行われ、地方自治や、教育、産業など各分野で功績のあった15の団体と個人が表彰されました。
式には12人が出席し、白鳥孝市長から表彰状を受け取りました。
地方自治功労が2人、寄附功労が1団体と2人、教育文化功労が1人、産業功労が1団体と2人、社会福祉功労が3人、保健衛生功労が1人、交通安全功労が1人、善行功労が1団体です。
受賞者を代表して伊那市教育委員会委員長を11年務めた松田泰俊さんは「伊那市に誇りと感謝の気持ちを持ち、市の発展と充実のため、いち市民としてその務めを果たしていきたい」と話していました。
白鳥市長は「それぞれの立場で経験と卓越した見識に基づき市の発展のため引き続き貴重なご意見を頂きたい」と式辞を述べました。
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南箕輪村 村民文化祭
南箕輪村の文化団体の発表の場、村民文化祭が、3日・4日の2日間、行われました。
村民センターでは、公民館活動で制作した作品展示や、ステージ発表が行われました。
作品展示では、ちぎり絵や陶芸作品など村民が取り組んできた作品が展示されていました。
センターの2階では、公民館活動で表千家を学ぶメンバーとわくわくクラブで茶道を学ぶ子どもたちがお点前を披露していました。
訪れた人たちは作法を教わりながら、お茶を楽しんでいました。
体験した子どもたちは、「緊張したけれど、伝統に触れられて面白かった」と話していました。
ステージでは、村内で活動する36団体が篠笛や合唱など様々なジャンルの発表を行いました。
主催した南箕輪村文化団体連絡協議会の原 俊朗会長は、「村内で活動する文化団体が一堂に会して心の交流につなげたい。村の一体感、まとまりが醸成されればうれしい」と話していました。
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小倉 孝一さん集大成の彫像展
南箕輪村北殿の小倉孝一さんは、長年趣味で制作してきた彫像の集大成となる展示会を開きました。
展示会は、南箕輪村の北殿公民館で3日・4日の2日間にわたり開きました。
小倉さんは、現在86歳。小学校の教諭として勤める傍ら、25歳から趣味として彫像を始めました。
粘土で像を作り、型を取って石膏を流し込んで作る彫像は、体力が必要なため、彫像の制作活動は60歳で終えました。
作った像は100体を超えていて、今回は集大成として、お気に入りの作品30点ほどを選んで展示会を開きました。
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つくしんぼ保育園 シクラメン販売
伊那市御園の認可園「つくしんぼ保育園」は、園の運営資金に役立てようとシクラメンの販売を、3日、4日の2日間、日影のベルシャイン伊那店で行いました。
店内の一角には、色とりどりのシクラメンが並んでいました。
つくしんぼ保育園は、昭和44年から保育を行っています。
働きながら子育てをする保護者を支援しようと0歳児から受け入れ、早朝から夜7時までの延長保育にも長年取り組んでいます。
しかし、国や自治体からの補助金だけでは十分ではないため、運営費に充てるため30年以上前からシクラメンの販売をしています。
シクラメンは1鉢1300円で、花もちが良いと評判だということです。
ベルシャイン伊那店での販売は4日で終了ですが、シクラメンの販売は11月末まで、つくしんぼ保育園で行うということです。(お問い合わせ 電話78-4157)
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人と森を繋ぐ「森JOY」
伊那市ミドリナ委員会主催の“森と歓喜する”をテーマにしたイベント「森JOY」が4日、ますみヶ丘平地林で行われました。
イベントではコンサートが開かれ、伊那市在住のピアニスト平澤真希さんのオルガンの演奏に合わせて、長谷中学校の1年生と国内外で活動するバリトン歌手、髙橋正典さんが歌を歌いました。
他に、伊那市芸術文化大使の唐木さちさんによる花入れや、地元の林業関係者による間伐の実演などが行われました。
森JOYは、伊那市が進める50年の森林ビジョンをサポートするため今年4月に発足したミドリナ委員会が主催したものです。
森の中で様々な体験をすることで、人と森を繋ごうと企画されました。
ミドリナ委員会ではこれまで月に1回イベントを行ってきましたが、森JOYは規模を拡大し市内の企業や団体に呼び掛け実現させました。
イベントでは、「森で未来を語る」と題してパネルディスカッションも行われました。
白鳥孝市長や信州大学の学生、伊那西高校の生徒など5人が話をしました。
白鳥市長は、「資源を使う、育てる、また使うという循環が森林の未来に必要だ」と話しました。
伊那市50年の森林ビジョン推進委員で平澤社長の平澤さんは、「森林を作る研究は進んでいるが利用する研究が足りない。若い人たちに期待したい」と話していました。
ミドリナ委員会では現在、都市部の企業と伊那市の森林がコラボレーションするビジネスプランを企画していて、来年度以降に実施していきたいとしています。