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伊那まつりポスター原画 高遠中2年宮下君の作品に
8月4日・5日に予定されている今年の第61回伊那まつりのポスターの原画が31日決まりました。
ポスター原画の最優秀賞に選ばれたのは、高遠中学校2年の宮下 玲君の作品です。
龍と満開の桜、そばを食べているイーナちゃんが描かれています。濃淡をつけて絵画的な表現であること、そばをモチーフに取り上げた点が新しいことなどが評価されました。
この日は、伊那市役所で原画の審査会が開かれ、市内の中学2年生から寄せられた125点を審査しました。
審査会では最優秀賞のほかに、優秀賞6点、佳作26点を選びました。
なお、審査された全作品125点は、7月中旬から伊那市役所多目的ホールに展示されます。
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生活情報アプリ「いなテレデータ」6/1からサービス
伊那ケーブルテレビジョンは、スマートフォンやタブレット端末に、生活情報や安心安全情報を届けるアプリ「いなテレデータ」のサービスの提供を、6月1日から始めます。
生活情報アプリ「いなテレデータ」は、スマートフォンやタブレット端末向けに情報提供を行うサービスで、伊那ケーブルテレビで取り上げたニュースの記事や、各市町村からのお知らせなどの情報を提供します。
また、地震などの災害時には、国内のどこにいても最寄りの避難所を検索することができ、地図やコンパス表示で案内します。
安否登録・確認の機能もついていて、災害用伝言板も利用できます。
また、伊那地域以外でも、現在いる場所に避難指示や勧告、国民保護情報などが出された場合は、プッシュ通知で情報を提供します。
このアプリは、アプリのダウンロードサイトでJC-Smartと検索し、選択局でいなテレデータを選ぶと使うことができます。
(お問い合わせ 電話73-2022)
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中島美恵子さん初の個展「いのちの華」
伊那市高遠町西高遠在住の中島美恵子さんの個展「いのちの華」が、信州高遠美術館で開かれています。
会場には、ここ数年で描いた作品25点が並んでいます。
中島さんは上伊那農業高校を卒業後、東京の専門学校でグラフィックについて学び、現在は介護の仕事をしながら絵を描いています。
赤いボールペンで下書きをして水彩色鉛筆やパステルで色をのせる独自の画法で仕上げています。
作品には、花や妖精、天使などが多く描かれています。
こちらの作品は「そらクジラ」です。
クジラが空を泳ぎ、木から四季折々の花が噴水のように咲くという架空の世界を表現しています。
中島さんは、架空の人物や世界を絵にすることで、見た人に癒しを感じてもらいたいと話します。
中島美恵子さんの初の個展「いのちの華」は、6月25日(月)まで、信州高遠美術館で開かれています。
6月23日(土)午後1時30分からは、個展に合わせたフラワーアレンジメントのワークショップが開かれます。
定員は10人で、現在参加者を募集しています。
【受付電話 0265-94-3666 信州高遠美術館】 -
箕輪西小学校4年生 ヒノキ50本を植樹
箕輪町の箕輪西小学校の児童は、上古田の山林でヒノキの苗木50本を、5月30日に植えました。
4年生の児童22人が上古田の山林でヒノキの植樹を行いました。
この日は、地元の住民有志でつくる西山会のメンバーが指導にあたりました。
箕輪西小学校では、昭和54年からみどりの少年団の活動の一環で毎年4年生が植樹を行っていて、これまで植えたヒノキは2千本以上になるという事です。
児童らは、まっすぐに立てた苗木の周りに土をかぶせて足で踏み固め、最後に添え木に結びつけていました。
4年生は、11月に間伐や枝打ちを体験する予定です。
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「こども食堂」地域で学ぶ研修会
子ども達に食事の提供や学習支援などを行う「こども食堂」を推進している上伊那地域子ども応援プラットフォーム運営委員会は、広く活動を知ってもらおうと初めての一般むけの研修会を伊那市内で、5月30日に開きました。
研修会には、上伊那地域の一般やNPOなどから50人ほどが参加しました。
講師は、2016年から諏訪市で「信州こども食堂inすわ」を運営している宮原規夫さんがつとめました。
毎月第三土曜日に近くの寺を借りてこども食堂を開設していて、1回の平均利用人数は子どもが13.6人、大人が8.8人、ボランティアなどのスタッフが17.6人だという事です。
宮原さんはこれまでの活動で子ども同士の繋がりができたこと、片づけを積極的に行うなどコミュニケーション能力が向上したこと、親同士の情報交換の場になっている事などをあげました。
上伊那地域子ども応援プラットフォーム運営委員会では、子どもの居場所づくりを地域で進めていくために今年度研修会をあと4回開く予定です。 -
高校の将来像を考える協議会 6月4日に初会合
上伊那広域連合は、県教育委員会の県立高校第2期再編に向けて意見を交わす「上伊那地域の高校の将来像を考える協議会」の初会合を、6月4日に開きます。
これは、29日に開かれた上伊那広域連合議会全員協議会で報告されたものです。
協議会は、高校の在り方や具体的な配置について、県教育委員会に対して意見や提案をすることを目的に設置されます。
委員は、上伊那の市町村長や教育長の他、商工会議所や上伊那医師会、PTA、中学・高校の校長会など幅広い分野から18人を選出します。
6月4日に1回目の協議会が開かれ、現状や課題の共有、意見交換が行われる予定です。
12月に地域懇談会やパブリックコメントを実施し、幅広い意見を取り入れ、来年2月下旬に成案を公表する予定です。
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遺志引き継ぎ給水所で中学生を応援
伊那市の東部中学校の強歩大会が29日に開かれました。
大会が始まった54年前から休まず給水所を設置している伊那市手良の桐山さん宅では、この家に住んでいた桐山さん夫婦の遺志を引き継ぎ、親族や近所の住民が今年も給水所を設置しました。
午前9時半頃、3年生の男子が、続いて2年生の男子が東部中のグラウンドをスタートしました。
2・3年生の男子が走る、最長13.5キロのコースの折り返し地点に桐山さんの家があります。
給水所を通過する生徒たちは、水を飲んだり、頭にかけたりしながらゴールを目指していました。
この給水所で生徒たちの走りを見守ってきたのは、桐山慶二さん・八重子さん夫妻です。
おととし慶二さんが亡くなり、去年は八重子さんが寝たきりになりながら慶二さんの遺志を引き継いで生徒たちを応援しました。
その八重子さんも去年亡くなりましたが、姪の桐山みどりさん夫婦や、近所の住民が二人の遺志を引き継ぎ給水所を設置しました。
姪の桐山みどりさんは「応援してみて中学生から力をもらうことができ、おじさんやおばさんが毎年続けてきた気持ちがわかった。私も出来る限り協力していきたい」と話していました。
小松雅人校長は「ご親族の協力で給水所を続けていただくことができ本当にありがたいです。地域の人たちの協力があって大会を続けることができる」と感謝していました。
大会には生徒およそ780人が参加し、2・3年生女子と1年生男子は8.4キロ、1年生女子は5キロを走りました。 -
伊駒アルプスロード 国による早期事業化促す
国道153号伊駒アルプスロード整備促進期成同盟会の総会が29日、伊那市役所で開かれ、国による早期事業化に向け、今年度は要望などに力を入れていくとした決議案が採択されました。
総会には伊那市、駒ケ根市、宮田村の委員、およそ50人が出席し、現在県が管理する伊駒アルプスロードの事業を、権限代行による国の事業として早期実現させるための決議案が採択されました。
総会では、決議書が白鳥孝伊那市長や杉本幸治駒ケ根市長から国会議員や県議会議員に渡されました。
伊駒アルプスロードは伊那市青島から駒ケ根市北原までの11キロを結ぶ国道で、期成同盟会では来年度の事業着手を目指しています。
この日は任期満了に伴う役員の改選も行われ、会長には杉本駒ケ根市長が、副会長には白鳥伊那市長と小田切康彦宮田村長が選ばれています。 -
伊那北小学校6年生 学校近くで花畑づくり
伊那市の伊那北小学校の6年生は29日、学校近くで花畑づくりに取り組みました。
この日は6年生91人が、上牧の13アールの畑で花の苗植えと種まきをしました。
児童たちは、4年生の時から里山をフィールドに総合的な学習に取り組んでいて、今年度は最後の年となります。
上牧の住民有志でつくる「上牧里山づくり」から花畑を一緒に作ろうと誘われ、それにこたえました。
苗や種は、地元の花き農家でつくる農事組合法人アグリーナから提供されたものです。
ルピナスの苗1,000株とひまわり2,000本分の種をまきました。
伊那北小学校とアグリーナは、2016年に花に関する協定を結んでいて、苗と種の提供はその一環で行われました。
ルピナスは咲きはじめているものもあり、6月に入り見ごろを迎えます。
ひまわりは、8月中旬に見ごろを迎えるということです。
上牧里山づくりでは「皆さんの近くには常に自然があります。どうしたらもっと良くなるかを考えながら大人になってほしい」と話していました。
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7月に食品と健康について考えるシンポジウム
産学官が連携し新たな産業創出を目指す伊那谷アグリイノベーション推進機構の総会が25日開かれ食品と健康について考えるシンポジウム開催などの今年度事業が承認されました。 25日に南箕輪村の信州大学農学部で今年度の総会が開かれました。 今年度事業として「食品と健康について」をテーマに7月に上伊那地域でシンポジウムを開催します。 ほかに重点課題として、薬草・薬木、スマート農林業、菌類、市田柿、景観・酪農、健康・長寿の6つのテーマの産業化を探ります。 伊那谷アグリイノベーション推進機構では活動を通して地域の農林畜産業、食品産業を活性化する伊那谷モデルを創造していくとしています。
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ロン・都伊那店でメンズスーツのイージーオーダー受注会
伊那市西春近の洋服店、ロン・都伊那店で、27日と28日の2日間、生地やデザインを選んで自分にあったサイズのスーツを作る事ができるイージーオーダー受注会が開かれています。 ロン・都伊那店の春の大感謝祭に合わせて初めて開かれたものです。 仕立ては明治23年に創業し東京都に本社を置く銀座山形屋が行います。自社工場で仕立てを行う国内縫製にこだわったオーダースーツの専門店です。 今回は男性用スーツをメインとした受注会で生地は300種類の中から選ぶ事ができます。 デザインのサンプルから、シルエットやポケットの形、パンツのタックの数などを選び、それにあったボタンや裏地を選びます。 価格は、上下セットが4万9千円からとなっています。 受注会は28日まで、伊那市西春近のロン・都伊那店で開かれていて時間は午前11時から午後7時となっています。
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伊那市民吹奏楽団 スプリングコンサート
伊那市民吹奏楽団のスプリングコンサートが伊那市の伊那文化会館で27日に開かれました。 伊那市民吹奏楽団は上伊那の10代から50代の60人が所属していて週2回練習を行っています。 スプリングコンサートは秋の定期演奏会に加えて春の活動を充実させようと毎年開かれていて今年で8回目になります。 3年前までいなっせで開いていましたが団員が増えたことからより広いステージのある伊那文化会館に会場を移しました。 北條崇博団長は「楽しく活動することをモットーによりよい音楽をつくっていきたい」と話していました。 伊那市民吹奏楽団は11月24日に40回目になる定期演奏会を伊那文化会館で開く予定です。
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伊那市境区 運動会で防災意識を高める
伊那市の境区は楽しみながら防災意識を高めてもらおうと負傷者の搬送の体験や防災グッズを学ぶ競技を取り入れた運動会を、27日に開きました。 毛布で作った簡易担架で人形を運びます。 負傷者が足にけがを負っているとの想定でコース途中で止血を行います。 止血の処置が終わると再び搬送を始めゴールを目指します。 この競技は楽しみながら防災意識を高めてもらおうと毎年開いている区民運動会の中で初めて行われました。 体育館の中央に懐中電灯や軍手、水などが並べられました。 防災グッズの名前が書かれたくじを全員が引きます。 こちらの競技は常会対抗のリレーです。 1チーム4人がそれぞれくじで指定された防災グッズを見つけて運び一番早くゴールしたチームが1位となります。 境区では、上伊那広域消防本部の講習を受けた「応急手当普及員」でつくる普及員会を平成15年に立ち上げました。 現在メンバーは6人いて、区民らは普及員から簡易担架の作り方などの指導を受けていました。
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大芝セラピーロードにクマ出没
25日から26日にかけ、南箕輪村の大芝高原セラピーロードでクマの目撃情報が相次いでいます。 クマは羽広工業団地方面へ逃げたということで、南箕輪村では引き続き注意を呼び掛けています。 25日の目撃情報を受け、今朝6時、村の職員や南箕輪村猟友会などが集まり、セラピーロードの西側にワナを設置しました。 これは、25日午後5時頃村の職員が撮影した写真です。 クマは、体長1メートルほどの成体とみられます。 南箕輪村によりますと、26日午前10時頃ワナ付近で再びクマが発見されました。 セラピーロード西側の信州伊那国際ゴルフクラブから「西に向かった」という情報が寄せられたことから、クマは羽広工業団地方面へ逃げたとみています。 南箕輪村では、「このクマは人に慣れているため、また里に下りてくる可能性が十分ある」としていて、引き続き注意をし、目撃した場合は役場へ連絡をするよう呼び掛けています。 写真提供:南箕輪村
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西箕輪小学校で初夏の運動会
上伊那のトップを切って、伊那市の西箕輪小学校で運動会が26日開かれました。 全校児童412人が紅組と白組に分かれ、22の種目で競いました。 暑さ対策としてこの時期に運動会を開くようになってから4年目になります。 これまでは6月1週目でしたが、臨海学習や5年生の田植え学習など、同じ時期に行事が重なることから今年は1週早く開かれました。 練習期間が短いため、今年は棒倒しと騎馬戦は行いませんでした。 3年生は、段ボールの中を這って進んだり、大きなパンツを二人一緒に履いて走る競技を行いました。 高学年の綱引きは、「伏せ」の状態からスタートしました。 竹松寿寛校長は「一生懸命練習に取り組み、団結力が育まれている。今日は練習の成果が十分に発揮できた」と話していました。
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伊那北高校吹奏楽部 6月3日に定期演奏会
伊那市の伊那北高校吹奏楽部は、63回目となる定期演奏会を6月3日に伊那文化会館で開きます。 26日、部員55人が本番にむけ練習を行っていました。 当日は、コンクールで演奏する曲のほかに、テレビ番組で流れる聞きなじみのある曲など15曲を演奏します。 定期演奏会は、1年生が加わった新しい部を地域の人たちに見てもらい、夏のコンクールに向けて全員の気持ちをひとつにする場として位置づけられています。 <戸田すみれ部長> 伊那北高校吹奏楽部の定期演奏会は、来月3日に伊那文化会館大ホールで開かれます。 午後2時開演で入場は無料です。
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伊那よさこい青龍 踊りで高遠の桜表現
伊那市のよさこいチーム「伊那よさこい青龍」は、高遠城址公園の桜と桜守をテーマにしたオリジナル曲を作りました。 26は6月のイベントに向け伊那市内で練習が行われました。 「希望 ~桜と桜守の物語~」というオリジナル曲です。 高遠城址公園の桜とそれを管理する桜守をテーマに、四季を表現しています。 見どころは衣装替えや小道具を使った嵐や雪の表現だということです。 伊那よさこい青龍は2016年に発足したチームで、上伊那に43人のメンバーがいます。 オリジナル曲を作るのは2作目で、プロの作曲家に依頼し、歌詞や振付は自分たちでつけました。 この曲は3月に完成し、4月のローメン春祭りなどで披露してきました。 伊那よさこい青龍は6月2日のかんてんぱぱ祭りでこの曲を披露するということです。
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西駒んボッカで使う薪づくり体験会
中央アルプスの西駒山荘まで薪を運ぶ「西駒んボッカ」のレースで使う薪を作る体験会が26日ますみヶ丘平地林で開かれました。 26日現地でアカマツとカラマツ、ヒノキを伐採し、500本の薪を作りました。 参加したのは、ボッカの参加者やスタッフ20人です。 西駒んボッカは、西駒山荘の建て替えで使うレンガを運ぶレースとして行われてきましたが、去年から山荘のストーブで使う薪を運んでいます。 丸太の早切り競争も行われ、参加者が懸命に切っていました。 主催する西駒こまくさ会の宮下拓也さんは「自分で作った薪をしょって登ることで、森林のありがたさを感じてほしい」と話していました。 西駒んボッカは9月9日に行われる予定で、7月31日まで参加者を募集しています。
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信大農学部が産学官連携で畜産の技術革新に取り組み
信大農学部では産学官連携で畜産の技術革新に取り組む「次世代型家畜生産技術の研究開発プラットフォーム」が設立されきょうその研究が紹介されました。 25日は信大農学部で研究に関するパネル展が開かれました。 次世代型家畜生産技術の研究開発プラットフォームは農林水産省が進めている産学官連携事業の一つで畜産業の発展を目的に設立されました。 信大農学部に事務局をおき産学官14団体ほどで構成されていますバイオテクノロジーを活用した飼料の開発やICT技術による飼育管理などを研究し家畜に過度なストレスを与えることのない環境を提供するとしています。 これらにより、生産性の向上や管理の省力化などにつなげていく考えです。
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上伊那農業高校畜産班 鹿肉料理を作って新山で交流
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、19日に伊那市の新山地区の住民と一緒に鹿肉料理を作って味わいました。 新山で捕獲した鹿の肉4キロを使いました。ミンチにした鹿肉は子供たちが丸めてミートボールにします。炒めたものはクレープの具材になります。 この日は上農高校畜産班の8人が新山集落センターを訪れ、地域住民と交流しました。 畜産班は、ジャーキータイプの鹿肉食品「でぃあでぃあ」を製造していて、去年から新山地区の2店舗で通年販売が始まりました。 今回は、新山の人たちに活動の成果を知ってもらおうと、畜産班が初めて公開講座を開きました。 料理が完成すると全員で味わいました。 畜産班では、鹿を資源として活用し地域の活性化につなげる活動を今後も続け、広く発信していきたいとしています。
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あるしんレポート「好調感後退」
アルプス中央信用金庫が発表している中小企業景気レポートによりますと1月から3月の業況判断指数は6ポイントで、前期の14.4より8.4低下し、好調感が後退しました。 あるしんレポートによりますと、今期の業況は、よかったとする企業が27.7%、悪かったとする企業が21.7%で、好転から悪化した企業割合を差し引いた業況判断指数は6ポイントとなっています。 前期の判断指数は14.4で8.4ポイント低下しました。 前々期から2期連続上向き傾向でしたが、今回は好調感が後退しました。 また、4月から6月の次期については、判断指数がプラスからマイナスに転じる見通しです。 また、あるしんが行った経営者の健康管理と事業継続の調査によりますと、1週間あたりの経営者の労働時間は、40時間以上60時間未満が最も多く51.1%、健康診断を受ける頻度は、1年間に1度以上が86.1%でした。 ストレス発散法については、多かった順で、趣味・娯楽が39.7%、運動・スポーツが34.2%、仕事における達成感が32.1%となっています。
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信大農学部 東工大と家畜管理を研究
南箕輪村の信州大学農学部は東京工業大学と連携して最新のセンサーやAI処理により家畜の健康状態を管理する研究を行います。 25日はこの研究に携わる信州大学と東京工業大学の関係者が記者会見を開き、研究の概要について説明をしました。 信州大学農学部の竹田謙一准教授は「家畜の健康状態を把握する事で生産性や質の向上にもつながる」と説明していました。 今回の研究は、東京工業大学などが開発した行動や体温、位置を把握するセンサーを牛に取り付け、センサーからのデータをAIで処理しスマートフォンなどで管理できるようにします。 この研究が実用化されれば、生産者はこれまで経験や勘にたよっていた家畜の健康をデータとして管理できるようになるという事です。 信州大学の中村宗一郎副学長は「実用化というゴールに向け、協力して研究を進めていきたい」と話していました。 今年度は、信大で実験を行い、来年度以降上伊那の酪農の現場でテストを積み重ねていくという事です。
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JA上伊那総代会 販売目標145億円
JA上伊那通常総代会が25日に開かれ今年度の農畜産物の販売高計画額を昨年度より5億円多い145億円とする事業計画案が承認されました。 25日はJA上伊那本所で第22回通常総代会が開かれ組合員250人ほどが出席しました。 今年度の農畜産物の販売高は昨年度より5億円多い145億円を目標としています。 品目別では米が45億円、野菜が22億円、きのこが21億円、花卉が15億円などです。 JA上伊那では、販売高の3割を占める米を中心に、花卉や野菜、きのこなどの生産量の拡大を図りたいとしています。 御子柴茂樹組合長は「異常気象やTPP、自己改革など課題が山積している。 行政や商工団体などと力し地域に必要なJAを目指していきたい」と挨拶しました。
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自然の大切さ体感「林間と親しむ日」
自然の素晴らしさを体感する、「林間と親しむ日」が25日伊那市の伊那西小学校で行われました。 25日は児童たちが伐採した木の上を歩いたりして楽しんでいました。 伊那西小学校では学校近くの林を活用して自然の素晴らしさや大切さについて考える「林間と親しむ日」を毎年行っています。 1年生から6年生までの約50人が参加し学校近くの林間でゲームをしたり自然の大切さについて学びました。 ほかには伊那市ますみヶ丘在住の木工職人、中村博さんが話をしました。 中村さんは「木を切るということはその命をいただくということです。それをどうやって私たちの暮らしの中で使っていくのかを考えることが大事です。」と話していました。
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会員の増加と就業開拓に取り組み
公益社団法人伊那広域シルバー人材センターの定時総会が25日伊那文化会館で開かれ会員の増加と就業開拓に取り組む今年度事業などが承認されました。 今年度事業として「会員拡大と就業開拓」をあげ会員増強キャンペーン月間を設けるほか一人一会員増強の取り組みを強化するとしています。 平成29年度の受注件数は7455件で前の年度と比べて82件増えましたが契約金額はおよそ3億5千万円で1千万円の減となりました。 また年度当初630人だった会員数は568人となっています。 伊那広域シルバー人材センターでは、企業の定年延長などにより入会希望者が減少しているが、今後も会員の増強と受注の増加に努めていくとしています。
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矢島さん宅 ヤマボウシなど見頃
伊那市美篶青島の矢島信之さん宅では、ヤマボウシやムギナデシコが見ごろとなっています。 矢島さん宅には、ヤマボウシの木が植えられていて現在見ごろになっています。 自宅近くの畑ではムギナデシコの花を育てていて、そちらは来週が見ごろとなりそうです。 24日は、近くの美篶西部保育園の園児が、花を見に散歩に訪れました。園児は、矢島さん宅の敷地で花を見たあと、歌を歌いました。 矢島さんは、多くの人たちに花と音楽を楽しんでもらおうと、6月2日(土)午前10時から自宅で無料のコンサートを開きます。弦楽四重奏や口笛などの演奏が行われる予定です。駐車場はありません。
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伊那市防災コミュニティセンターで初の訓練
4月に完成した伊那市防災コミュニティセンターで、災害時の通信設備を確認する訓練が、24日に初めて行われました。 施設の多目的ホールを災害対策本部として、職員やNTT東日本の社員などおよそ30人が参加しました。 訓練では、普段は使われていない災害時用の回線と電話が繋がるかを確認しました。 災害時に市役所庁舎が使用できなくなった場合、西町にある防災コミュニティセンターに災害対策本部が設置されることになっていて、今回もその想定で行われました。 NTT東日本の協力を得て、災害時の電話回線の確保や、職員の体制を確認しました。 災害対策本部が設置された場合、主に電話回線やインターネットを使った情報収集を行うことになっています。 電話回線は問題なく繋がることが確認されました。 また会場には、NTTが開発した災害時に迅速に通信ネットワークを復旧させる機器などのデモ機が置かれました。 電話回線が使えなくなった場合に使用でき、熊本地震のときには実際に使用した自治体もあるということです。 伊那市では「いざという時に、瞬時に情報収集ができる体制を整えられるよう今後も1年に1回は訓練を実施していきたい」と話していました。
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味工房パン・アイスに よもぎの加工作業
南箕輪村の大芝高原味工房のパンやジェラートに使われるよもぎの加工作業が24日に行われました。 草もち、パン、ジェラート、これらの商品にはすべて村内でとれたよもぎが使われています。 この日は、大芝高原味工房で、今年1年分のパンやジェラートに使われるよもぎの加工作業が行われました。 作業には、従業員が村内でとったおよそ200キロのよもぎが使われます。 よもぎは、洗ったあと火を通して、機械で細かくすり潰していきます。 ペースト状になったものを小分けの袋に入れて瞬間冷凍し、1年間使います。 味工房では「オープン当初からある味工房のお馴染みの味のひとつ。なつかしい味を楽しんでもらいたい」と話していました。 この日加工したものは7月頃から使われることになっています。
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力作並ぶ 第52回上伊那書道展
上伊那書道協会の会員などによる「第52回上伊那書道展」が、25日から伊那文化会館で始まります。 会場には、上伊那書道協会の会員や一般の作品108点が並んでいます。 上伊那書道協会には、辰野町から飯島町までの30代から80代、およそ60人が会員となっています。 作品展にテーマはなく、草書や行書、カナなど、様々な書体で書かれています。 出品者の中には、日展に出している人もいて、力作が並びます。 泉石心副会長は「それぞれが勉強をしてバラエティーに富んだ作品展になっている。1つひとつの作品全体を見ながら楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛けています。 第52回上伊那書道展は、25日から27日まで、伊那文化会館で開かれます。
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長谷中生徒 鹿を通して命と向き合う
伊那市の長谷中学校1年生は、鳥獣食害の問題に取り組むため、地元猟友会の協力を得て鹿の捕獲に乗り出します。 増えすぎた鹿をどうするか、そして捕獲した鹿の肉の有効利用も考える、命と向き合う学習です。 24日は、1年生13人が、地元・長谷猟友会の小淵 幸輝さんからくくり罠について学びました。 実際に罠にかかって、感触を確かめました。 生徒たちは、協力しあって校内の植栽を支柱に罠を仕掛けていました。 長谷中学校では、地域の魅力発信、地域の元気の源になることを目標に、毎年食と農業を中心とした取り組みを行っています。1年生は、鹿の捕獲に乗り出すことにしました。 学校の裏山に罠を仕掛け、小渕さんとともに見回りを行います。 生徒たちは、鹿の捕殺や食肉に加工する現場に立ち会うことになっていて、命と向き合います。 指導する小淵さんは、一般を対象にした鹿狩りツアーのアテンドをした経験があり、中学校からの依頼にこたえました。 長谷中学校では、3年生が内藤とうがらしを活用した地域おこしにも取り組んでいます。 3年生は、とうがらし入りのカレーを鹿嶺高原で提供するイベントを7月に予定しています。 このカレーに鹿の肉を使用するということです。 来週は罠を仕掛ける場所の下見を、再来週は、罠を設置する予定です。