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パッチワークキルト展19日から
南箕輪村北殿の伊東栄子さんのパッチワークキルト展が、あすから伊那市の旧井澤家住宅で開かれます。
作品を展示しているのは、パッチワーク歴38年の伊東栄子さんです。
会場にはタペストリーや小物など100点が展示されています。
伊東さんは「布の配色を楽しんでほしい」と話していました。
パッチワークキルト展は、19日から26日まで、伊那市の旧井澤家住宅で開かれます。
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伊那市議会と市民の意見交換会
伊那市議会が政策提言につなげるため市民の意見をきく意見交換会が17日、高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
意見交換会には、市議会の全議員21人と、高遠町と長谷を中心に31人の住民が参加し、3つの分科会で意見を交わしました。
「伊那市の公共交通を考える」がテーマの分科会では、路線バスと買い物弱者などについて意見を交わしました。
市民からは「中山間地では月に1回程度、買い物便として、スーパーなどへ行くバスがあるとよいのではないか」「高遠や長谷から伊那市街地へ行くには往復で千円以上かかる。市内一律の料金で乗車できるよう研究を進めてほしい」などの意見が出ていました。
意見交換会は、伊那市議会が、市民に開かれた議会を目指し開いているもので、今年で4年目です。
議会ではこの日出た意見を元に、伊那市へ政策提言していくとしています。
意見交換会は今後、20日に伊那公民館で、22日に伊那市防災コミュニティセンターで開かれます。
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老松場古墳群で発掘体験
関西大学と伊那市教育委員会が調査を進めている伊那市東春近の老松場古墳群で、子どもを対象にした発掘体験が18日行われました。
伊那市内の小学生21人が参加し、関西大学文学部考古学研究室の学生や教授らと発掘調査を体験しました。
幅1m、長さ4m50センチの区画の中をスコップで堀りました。
関西大学と市教委では去年から3年計画で老松場古墳群の調査を行っていて、1号墳は南信最古の前方後円墳の可能性があることがわかりました。
今年は6日から古墳の規模や形の調査をしていて、1号墳では古墳の表面に石を敷き詰める「葺石」の装飾が施されていることがわかりました。
子どもたちはその葺石を発掘していました。
伊那市教育委員会では、体験を通して子どもたちに地域の歴史に興味をもってほしいとしています。
今年度の現地調査は9月6日まで行われるということです。
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手良で早くも稲刈り始まる
18日の伊那地域の最高気温は午後5時現在28.7度の夏日で、一時の猛暑はおちつきましたがまだまだ暑い日が続いています。
そんな中、伊那市手良の田んぼでは早くも稲刈りが始まりました。
稲刈りが行われているのは、伊那市手良の田んぼです。
コンバインに乗っているのは株式会社中坪ノーサンの登内美穂社長です。
刈っているのは、味が良くコシヒカリより倒れづらいという早生種の「五百川」です。
作業の分散化を図るため今年から試験的に導入しました。
中坪ノーサンでは手良の30ヘクタールの田んぼで米を栽培していて、毎年ほかの農家より早く稲刈りを始めます。
JA上伊那によりますと、猛暑と少雨の影響で今年の米の出穂日は例年より5日ほど早かったということです。
中坪ノーサンでは、今月末からコシヒカリの稲刈りを始める予定で、10月末までにおよそ30ヘクタールを刈るということです。
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第2回いなっせ演劇フェス
上伊那のアマチュア劇団が出演する「第2回いなっせ演劇フェス」が11日と12日の2日間、伊那市のいなっせで行われました。
今年はホールのほかに2階の展示ギャラリーなども公演会場になりました。
小劇場のような雰囲気の中で間近に芝居を楽しむ事ができます。
上伊那で活動している劇団を中心に6団体が2日間で10公演を行いました。
このうち、伊那市や駒ヶ根市を中心とした団員でつくる「咲花座(さきはなざ)」は、明治150年を記念したオリジナル作品「明日
を記す」を上演しました。
江戸末期、高遠藩が設立した藩校、進徳館を舞台に当時の教育の必要性を訴えた人たちの奮闘を表現しました。
実行委員会では「普段演劇を見ない人にも気軽に足を運んでもらい地域内の文化の振興に繋がればうれしい」と話していました。
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おさんやり お舟の巡航中止に
箕輪町南小河内区に伝わる伝統行事で町の無形民俗文化財に指定されている「おさんやり」が16日、行われました。
悪天候のため、お舟の巡航は中止となりました。
カラマツやナラなどで造られたお舟を担いで区内を練り歩く巡航は午後3時過ぎに悪天候のため中止となりました。
関係者によりますと、巡行が中止になるのは、ここ数十年では珍しいということです。
おさんやりは、区内を流れる用水路「大堰」が天竜川と逆に流れることが疫病の原因と考えられたため、その厄を払おうとおよそ200年ほど前から始まったとされています。
お舟壊しも時間を早めて行われました。
ナラの木を立てて、その周りをお舟が3周します。
その後、左右に大きく揺らしながら壊していきます。
壊したお舟の木片は、玄関に飾ると厄除けになると言われています。
集まった人たちは、雨が降る中、目当てのお舟のかけらを求めて拾い集
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ダイヤモンドフェスin上伊那
子ども達に野球やソフトボールの楽しさを知ってもらい競技人口の拡大につなげようと「ダイヤモンドスポーツフェスティバルin上伊那」が、11日に伊那市で初めて行われました。
伊那スタジアムを会場に小学生や保育園児を対象にした7つの「野球あそび」が用意されました。
上伊那の12の中学校の野球部員がスタッフとして参加し、子ども達をサポートします。
ダイヤモンドスポーツフェスティバルは、地元高校の甲子園出場を目指す上伊那から甲子園の会や中学校野球部顧問、少年野球チームの指導者などが実行委員会をつくり初めて行ったものです。
会場では、キャッチボールのほか、基礎体力を養う遊び、ソフトボール体験などが行われました。
7つの野球あそび全てを回ると参加賞がもらえる事になっていて、子どもたちは楽しみながら野球に親しんでいました。
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ボランティア 受け入れ訓練
伊那市で災害が発生した際、全国から訪れるボランティアを取りまとめる「災害ボランティアセンター」の受け入れ訓練が12日、伊那市の西箕輪公民館で行われました。
この日は市社協や市の職員、地域住民などおよそ50人が参加しました。
災害ボランティアセンターは、全国から訪れたボランティアと、被災地のニーズとを結びつけ、適した場所に適度な人数のボランティアを派遣するための場所です。
スタッフは、センターを訪れたボランティアの手続きをした後、注意点や活動内容を説明します。
社協、行政、住民が合同で訓練を行うのは今回が初めてです。
伊那市社協の矢澤秀樹さんは「訓練を通じて、社協、行政、住民が協力してやっていける体制をつくっていきたい」と話していました。
センター設置の第1候補は社協のある福祉まちづくりセンターですが、施設の耐震化などが整っていないことから、今回、第2候補の西箕輪公民館で訓練が行われました。 -
みはらしいちごのお酒 発売
みはらしいちごを使った100%地元産のスパークリングワインが完成し、12日から販売が始まりました。
完成したスパークリングワインはみはらしいちご生産組合の「紅ほっぺ」を使い、伊那市横山のカモシカシードル醸造所が仕上げたものです。
アルコール度数は5%で、1本750ミリリットル入り3,240円です。
2月に30本限定で試験的に販売したところ反響が大きかったことから、アルコール度数を増やし、より本格的なものにして今回発売しました。
カモシカシードル醸造所の入倉浩平さんは「みはらしの素晴らしいいちごを使って本格的なスパークリングワインが完成した。食前、食後に楽しんでもらいたい」と話していました。
南箕輪村の酒のなかきやでは、200本の予約販売を受け付けたところ、販売開始前に完売となり、この日は予約をした人が受け取りに訪れていました。
製造を持ちかけた、なかきやの城倉和彦さんは「全国的にもいちごのスパークリングワインは少ない。数を増やしながら地元をアピールしていきたい」と話していました。
このスパークリングワインは市内の酒販店でも購入することができるということです。 -
商店街で盆踊りイベント
途絶えかけている盆踊りを復活させ街のにぎわいにつなげようと、伊那市の中心商店街で盆踊りイベントが、15日に行われました。
イベントは、歌舞劇団田楽座や伊那節保存会などでつくる、いなまち盆踊り実行委員会が行ったもので、去年に続いて2年目です。
伊那節保存会と田楽座の演奏で、集まった50人ほどが伊那節や伊那の盆唄などを踊りました。
実行委員会では「去年より踊りの輪が大きくなり、楽しかったという声が多かった。来年以降も続けていけるよう活動していきたい」と話していました。
またこの日は、荒井のセントラルパークで伊那ローメン夏まつりが行われ、ローメンが1杯500円で提供されました。
この日通り町ではナイトマーケットも行われ、歩行者天国となった伊那まちは多くの人で賑わいました。 -
お盆の帰省に合わせて成人式
お盆の帰省に合わせて、伊那市と箕輪町の成人式が、14日と15日に行われました。
伊那市では、高遠・長谷地区を除く伊那地区8会場で成人式が行われました。
このうち、いなっせでは、竜西地区152人を対象に行われ100人が出席しました。
白鳥孝市長はビデオメッセージで「伊那から様々な変化を生み出すことができるのがこれからの時代です。それを実践するのが皆さんだと信じています」と呼び掛けていました。
この後、中学校時代の担任2人がステージに上がり「これから様々な可能性があるみんなには、やりたいことに挑戦してほしい」「今ある当たり前のことが当たり前でないことに気づいて、一生懸命にやっていってほしい」と、新成人にエールを送りました。
新成人を代表して、小坂悠介さんが挨拶をしました。
伊那地区では今年、男性378人、女性364人の合わせて742人が成人を迎えました。 -
箕輪町成人式
箕輪町の成人式は15日に町文化センターで行われ、対象となる282人のうち179人が参加しました。
箕輪太鼓保存会が祝い太鼓を打ち鳴らし、新成人の門出を祝いました。
式では、白鳥政徳箕輪町長が「この大きな節目に権利や自由について考え、若いエネルギーをふるさと箕輪町の発展に活かしてもらいたい」と挨拶しました。
新成人を代表して上村昌博さんと上嶋紗彩さんが決意表明をしました。
中学3年の時に歌ったという曲を、成人式実行委員会の田川雅和委員長のギター演奏に合わせて歌いました。
箕輪町では今年、男性143人、女性139人の合わせて282人が成人を迎えました。
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田畑伝統 盆正月
区の役員宅をバリケード封鎖して、もう一日休みを要求する南箕輪村田畑の伝統行事、盆正月が16日の深夜に行われました。
夜8時過ぎから、小学校のPTAでつくる田畑の伝統行事を守る会のメンバーが田畑公民館に集まりバリケードの準備を行いました。
盆正月は、地区役員の家を封鎖し、盆休みの延長を訴える田畑区の伝統行事です。
田畑公民館では、玄関先に飾るしめ縄づくりなどが行われました。
区内の畑では、小学生たちがひまわりを取っていました。
準備が終わると、軽トラックに荷物を乗せて出発です。
午後11時過ぎ、区長の三澤稔さん宅に到着です。
地元の消防団も駆けつけ、区長の家にあるはしごや鉢植えなどを持ち出し玄関先をバリケード封鎖していました。
最後は石灰でお正月と書いて完成です。
封鎖が終わるとメンバーたちは暗闇に消えていきました。
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振りまんどで先祖の霊迎える
お盆中の話題を振り返ります。
13日は先祖の霊を迎える「振りまんど」が各地で行われました。
南箕輪村大泉では、大泉川の堤防で小学生やその保護者などおよそ50人がまんどを振り回し先祖の霊を招きました。
振りまんどは、麦わらを束ねた物に縄を結び、火を付けて頭の上で回す盆の行事です。
PTAが中心となって、地区住民の協力のもと170本のまんどが用意されました。
大泉では伝統を継承していこうと大麦を育てているほか、子ども達に回し方の指導をしています
大泉まんどの会の唐澤俊男会長は、「みんなで協力して、今年も無事、祖先の霊を迎える事ができました」と話していました。 -
洞泉寺境内のサルスベリ見ごろ
伊那市美篶の洞泉寺境内にあるサルスベリが見ごろを迎えています。
洞泉寺境内には赤と紫の2本のサルスベリが植えられています。
別名百日紅(ひゃくじつこう)と呼ばれ初夏から秋までの長い間花を咲かせます。
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出羽澤茜さん国体予選健闘誓う
南箕輪村大泉出身で東海大学付属諏訪高校の女子バレーボール部に所属している2年生の出羽澤茜さんは、8月1日から5日に行われたインターハイの結果を唐木一直村長に、10日に報告しました。
出羽澤さんが役場を訪れ、唐木村長に結果を報告しました。
出羽澤さんが所属する東海大諏訪高校女子バレーボール部は県大会、北信越大会で優勝しインターハイに出場しました。
初戦、京都橘高校と対戦し予選で敗退してしまいましたが、出羽澤さんは今月25日から始まる国体の予選で長野県代表選手に選ばれていて、健闘を誓っていました。
両親の影響で小学2年生からバレーボールを始めたという事で現在は寮生活をしながら練習に励んでいます。
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総文祭 高校生棋士熱戦
「2018信州総文祭」千曲市の会場では、9日、10日の2日間の日程で将棋部門の大会が開かれました。
会場となった戸倉上山田温泉のホテルには、47都道府県から460人の高校生棋士たちが集まり、団体戦と個人戦でそれぞれ優勝を争いました。
開会式で、将棋部門生徒部長を務める、上田高校3年の渡辺大生君が歓迎の挨拶をしました。
3人1組の団体戦には47都道府県の代表94組が出場。長野県からは、男子に松本深志高校が、女子に松本第一高校が出場しました。
一方個人戦は、それぞれの地区大会を勝ち抜いたおよそ200人の代表が顔を合わせました。県内からは8人が出場しています。
対局は団体戦の持ち時間が1人20分、個人戦が15分で行われました。
大会2日目の10日は個人戦でプロ棋士による大盤解説が行われたという事です。
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20代男性 特殊詐欺被害
飯田市の20代男性が伊那市内のコンビニエンスストアで購入した電子マネー125万円分を騙し取られる特殊詐欺被害がありました。
伊那警察署の発表によりますと、被害にあったのは飯田市在住の20代男性です。
今年6月、男性の携帯電話に「コンテンツ利用料が未払いだ」というメールが届き記載されている番号に電話をかけたところ「今日払わないと訴える。電子マネーで払ってほしい」とインターネット関連業者を装う男から言われました。
男性は伊那市内のコンビニで電子マネー30万円分を購入しギフト券番号を男に伝えました。
その後も「他にも未払いがある」などと言われた男性はさらに電子マネーを購入し、合計125万円分を騙し取られました。
伊那警察署では、身に覚えのない料金を請求されても相手と連絡をしない、すぐに支払わない、家族や警察に相談するなど被害防止を呼び掛けています。
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セミのぬけがらを探せ!
セミの抜け殻を調べる事で地球温暖化が身近な自然にどのように影響しているかを考える講座が、伊那市の鳩吹公園で10日に開かれました。
市内を中心に9家族24人が参加し、公園内でセミの抜け殻を集めました。
講座は県環境保全研究所が県内6会場で毎年開いています。
この日は全員で30分ほど探して366個が集まったという事です。
このうち比較的涼しい気候を好むヒグラシが230個で一番多く見つかったという事です。
10日の伊那地域の最高気温は4日ぶりに猛暑日となる35.3度でした。長野地方気象台では今後1週間35度前後の暑い日が続くと予想しています。
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道迷いの高齢女性保護で感謝状
箕輪町の日系ブラジル人、カクダカツオジョルジェさんは箕輪町内で道に迷っていた高齢女性を保護し交番に送り届けたとして伊那警察署から感謝状が贈られました。
10日カクダさんが伊那警察署を訪れ駒村公孝署長から感謝状が手渡されました。
カクダさんは6月21日の深夜に車で道路を走っていたところ高齢の女性が手をあげ助けを求めていたため車に乗せ箕輪町交番に送り届けたものです。
その夜は雨降りで女性は傘をさしていませんでしたがけがなどは
無く警察が身元を調べ家族に連絡し無事家に戻ったということです。
カクダさんは「困った人を放っておくことはできなかった。何事もなくほっとした。」と話していました。
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名称が長野伊那谷観光局に決まる
上伊那観光連盟に代わる新しい観光組織、上伊那版DMOの名称が
一般社団法人長野伊那谷観光局に決まりました。
9日に伊那市のいなっせで上伊那DMO報告会が開かれ発表されました。
理事には伊那バス、県経営者協会上伊那支部のKOA、伊那食品工業、中央アルプス観光、八十二銀行の代表者のほか上伊那広域連合の正副連合長が選出されました。
理事は民間6人、行政2人の合わせて8人を予定していて代表理事についてはDMOが民間主導、行政支援の趣旨から民間から選出することにしています。
長野伊那谷観光局は10月1日の設立に向け法人化の手続きなどを進め上伊那観光連盟は解散します。
出席者からは「観光振興に向け上伊那観光連盟の活動を総括しこれからに活かしていかなければならない。」といった意見が出されていました。
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タクシーの安全性と快適さをPR
伊那と諏訪のタクシー会社が3日伊那市内で公共交通としての安全性と快適さをPRしました。
伊那市の大型店前でうちわとポケットティッシュを配りサービス向上に努めていることや、安全で快適なタクシーの利用を呼びかけていました。
このPRは8月3日のタクシーの日に合わせて一般社団法人長野県タクシー協会が行っているものです。
今年は伊那と諏訪から17社23人が参加し伊那市内3か所で実施しました。
県タクシー協会ではお客様へのあいさつの徹底や車内の清掃をこころがけるなどサービスに努め公共交通としての立場を向上させていきたいとしています。
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戦後の墨塗り掛図 初公開
太平洋戦争中、日本が統治していた国や施設などが描かれている部分を黒く消した墨塗り掛図が伊那市創造館で初公開されています。
墨塗り掛図は戦時中に製作、販売された掛図を戦後も学校教育で使うため不都合な部分に墨を塗ったものです。
日本が統治していた南洋諸島の図には日本の役所が書かれていたということです。
北京と天津の図で消されている部分には天津の日本人居留地が書かれていたといわれています。
中国大陸の図では支那という文字が消され中国に書き換えられています。
また日本と台湾、朝鮮が同じ色で塗られ日本領土として書かれていたことから日本と台湾が塗りつぶされているということです。
墨塗りの教材では児童生徒が自分の教科書に墨を塗り使った墨塗り教科書が知られていて多く残されています。
伊那市創造館の濵慎一さんは墨塗り掛図は学校に一つしかなく数が少ないことから貴重だと話しています。
これら墨塗り掛図は伊那市高遠町の旧河南小学校で使われていたもので、高遠町歴史博物館に保存されていました。
今回創造館で開かれている企画展明治150年記念学校のはじまり・はじめて博覧会で初公開されたもので来年1月31日まで観覧無料で展示されています。
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市議 4テーマで意見交換
伊那市議会は、「市民への情報発信」や「議員定数・議員報酬」など4つのテーマについて話し合う検討会を3日市役所で開きました。
3日は市議会議員全員が出席し、情報発信や市民の声を聴く手段、議員定数、地区推薦の4つのテーマに分かれ意見を出し合いました。
このうち情報発信のテーブルでは、「広報誌やテレビ、ネットなど様々なものを活用しているがあまり知られていない。
世代に応じた情報発信の在り方を研究する必要がある」と言った意見が出されていました。
また、議員定数のテーブルでは、「18人ぐらいがベストだ」「報酬の根拠が不透明」「現役世代の議員数を増やす事が必要だ」などといった意見が出されていました。
この検討会は、議員のなり手不足解消や地方政治の活性化を図ろうと開かれたもので、今回で2回目です。
今月下旬には市民と議会の意見交換会も予定されています。
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民間病院ベッド数調査へ
長野県や医師会、市町村などでつくる上伊那医療圏地域医療構想調整会議は団塊の世代が75歳以上となる2025年に向け、民間病院の病床数についてアンケート調査を実施します。
2日は伊那市内で会議がひらかれ上伊那の病院のベッド数の見込みなどが報告されました。
上伊那の公立病院も含めた病床数は2015年度・1186床あり、手術直後の急性期用が764床で長期的な慢性期用は210床、回復期用は80床でした。
6年後の2023年度には急性期用が521床、慢性期用が317床、回復期用が259床となる見込みです。
調整会議では団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて効率的な連携を図っていこうと民間病院の病床数について、今年度アンケート調査を行います。
対象は入院ができる上伊那の民間病院で、伊那市の仁愛病院と田中病院、駒ケ根市の前澤病院、箕輪町の上伊那医療生協病院の4か所です。
来月、アンケート調査を行い、年内にとりまとめ、協議を行うとしています。
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15日に盆踊り 実行委が協賛金募る
伊那市の住民有志は今月15日に中心市街地の通り町交差点で
盆おどりを計画していて企業からの協賛金を募っています。
盆おどりを計画しているのは伊那節保存会や歌舞劇団田楽座などでつくる、いなまち盆踊り実行委員会です。
2日伊那市のきたっせで記者会見を開き概要について説明しました。
今回は2回目の開催で去年は生憎の雨となりましたが幅広い世代の
人たちが集まりました。
今年は今月15日午後6時45分に通り町交差点で行われます。
その日はナイトマーケットが行われることから道路は歩行者天国となります。
実行委員会では継続的に運営していくために企業から協賛金を募ることにしています。
一口5000円で協賛企業の社名の入った提灯を盆踊りで飾ることにしています。
また盆踊りに合わせて、商店街の店主らが小林旭と浅丘ルリ子主演の日活映画「大森林に向かって立つ」を上映します。
1961年のいなまち盆踊りでロケが行われ映画では当時のいなまちの様子を見ることができるということです。
上映日は今月14日午後7時30分15日午後1時、午後4時の
3回で場所は伊那市荒井のシマダヤ1階です。
料金は大人1,000円、中高大学生800円で売上はいなまち盆踊りの運営にあてられるということです。
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流しそうめんで夏休みの思い出作り
夏休み中の子どもたちが地域の人たちと交流する、西光寺てらこやが9日箕輪町沢の西光寺で開かれました。
てらこやには箕輪北小学校に通う子どもたちと西光寺で定期的にお茶会などを開いている住民合わせて110人ほどが集まりました。
境内では流しそうめんが行われ大人たちがそうめんやミニトマトを流すと子どもたちはすくって味わっていました。
西光寺てらこやは普段の家庭生活や学校生活から離れて地域の大人と触れ合いながら夏休み中の思い出を作ってもらおうと開かれたものです。
住民らは「子どもたちが地域の大人を信じ心を開いて関わりあえる環境が必要だと思います。地域の宝である子どもたちを少しでも支えていきたいです。」と話していました。
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こども館夏祭りイベント
南箕輪村のこども館は、開館1周年を記念して夏休み中の子ども達を対象に工作などをする夏まつりを、7月28日に行いました。
開館1周年を記念して行われたイベントでは工作するブースが設けられました。
このうちキーホルダーを作るブースでは、子どもたちがプラスチックに好きな絵を描いていました。
絵が完成するとオーブントースターで10秒ほど温めて出来上がりです。
この日の夏まつりイベントには、およそ400人が訪れたということです。
こども館では「夏休み中も将棋や工作など様々な講座を用意しているのでぜひ体験してもらい創造する力を伸ばしてもらいたい」と話していました。 -
パラグライディング アジアへ
伊那市西春近在住の呉本圭樹さんは、18日からインドネシアで開催されるパラグライディングのアジア大会に日本代表として出場します。
8日は呉本さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長に出場の報告をしました。
呉本さんは西箕輪出身の39歳で、現在は西春近に住んでいます。
中学生の時にパラグライディングを始め、現在はプロのパラグライダーとして国内外の大会に出場し、去年の日本選抜ランキングは1位です。
様々な大会に出場する傍ら、現在は伊那市横山でパラグライディングスクールの開校を目指して活動しています。
呉本さんが出場する第18回アジア競技大会パラグライディング競技は、18日からインドネシアで開かれます。 -
上農高校「花市」に向け準備
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、盆花を販売する学校の伝統行事「花市」に向けて準備を進めています。
花の栽培に携わっているのは、園芸科学科鑑賞植物コースの生徒です。
9日は、ハウスで育てたトルコギキョウとカーネーションを収穫しました。
今年は猛暑が続き雨が少なかったため開花の調整に苦労したということですが、例年はまだ花が開かないトルコギキョウが、今年はちょうど良いタイミングで咲いたということです。
この他花束にはアスターやキクなども入り、今年は300束ほどが用意できそうだということです。
上伊那農業高校の花市は、12日(日)に伊那市のいなっせ北側広場とJR伊那北駅前で行われます。
午前8時30分から整理券が配られ、午前9時から販売が始まります。
1人1束で、500円で販売されます。
早いときには1時間ほどで完売するということです。