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上伊那福祉協会が「職場いきいきアドバンスカンパニー」に
多様な働き方を導入し職場環境の改善に取り組む企業を県が認証する「職場いきいきアドバンスカンパニー」に、伊那市美篶に事務局を置く社会福祉法人上伊那福祉協会が認証されました。 8日、南信労政事務所の大日方利男所長から上伊那福祉協会の安田修也常務理事に認証書が手渡されました。 上伊那福祉協会は、養護老人ホームと特別養護老人ホームを10か所、障がい者支援施設を1か所運営していて従業員は720人、そのうち7割が女性です。 昨年度の実績では、非正規職員から正規職員への転換は23人、育児休業明けの短時間勤務制度の利用は10人、子育て支援手当の支給は23人となっています。 上伊那福祉協会では、従業員を大切にする事で福祉サービスの向上につなげていきたいと話していました。 職場いきいきアドバンスカンパニーは多様な働き方を導入し職場環境の改善に取り組んでいる企業を県が認証するもので、平成27年度から事業が始まっています。 福祉協会は、上伊那では4番目の認証となります。
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元伊那市消防団分団長 北原辰男さん
秋の叙勲、消防功労で瑞宝単光章を受章した元伊那市消防団分団長の北原辰男さんの喜びの声をお伝えします。 「大変大きな章を頂いて感謝の気持ちでいっぱいです」 伊那市高遠町藤沢の北原辰男さん60歳。 昭和52年、二十歳の時に消防団に入団し平成25年57歳の時に藤沢分団長に就任しました。 北原さんは、「過疎地域なので非常に少ない人数でこの地域を守っていかなければならいため、住民とコミュニケーションをとりながら同じ考えのもと活動できるように心がけてきた」という事です。 38年の消防団歴の中で忘れられない大きな災害が2度ありました。 入団間もない昭和57年、58年。2年続けて台風が高遠町地区を襲い土砂災害や河川の氾濫が起きました。 北原さんの地元松倉でもあふれ出た川の水が民家の近くまで押し寄せました。 「家が流されてしまうという状況の中で土のうを積んだり木流しをしたりと夜を徹してやったのが一番の大きな思い出で残っている。何をやったかはっきり思い出せないくらい必死だった」と話します。 そして平成18年7月豪雨。 藤沢地区松倉で山が崩れるかもしれないとの情報が入りました。地元の消防団員10人は1時間おきに3日間休むことなく山の監視にあたりました。 「とにかく住民の皆さんに避難ねがって命を守るというところで全員一致団結して見守りにあたった」と当時を振り返ります。 北原さんは平成26年58歳で消防団を退団しました。 「松倉でも自主防災組織をつくっていて、『自分たちの地域は自分たちで守る』という考えのもと、これからも啓蒙活動含め頑張っていきたい」ということです。
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第1回いなっせ演劇フェス 4団体が出演
上下伊那や岡谷、佐久などで活動している個人や団体が出演する第1回いなっせ演劇フェスが3日、4日の2日間、伊那市のいなっせで開かれました。 劇団同士の交流や情報発信の場として伊那市生涯学習センターが企画し今年初めて開いたものです。 上下伊那や岡谷、佐久などで活動している4団体が演劇を披露しました。 このうち、伊那市を拠点に活動している劇団花野は、昭和初期を舞台にした喜劇を演じました。 1組の夫婦のもとに離婚を考えている女性が相談に訪れる場面を中心に夫婦の在り方を問う内容です。 会場には市内を中心に約80人が訪れました。 第2回は来年8月11日に開かれる予定で、来年1月から出演する団体の募集を始めるという事です。
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あんぽ柿の加工 最盛期
7日は立冬。暦の上では冬となりました。 東日本大震災で福島県から伊那市に自主避難した果樹農家・佐藤浩信さん一家は、福島の名産・あんぽ柿の加工作業に追われています。 東日本大震災の翌年に伊那市西箕輪に植えた柿は、今年初収穫を迎えていました。 20アールの畑に60本が植えられています。 今年は台風の被害を受け、何本か根元から倒れてしまいましたが、予想より多くの実が収穫できました。 植えられているのは平核無という品種の柿です。今年は1トンほど収穫できそうだということです。 ここ数日冷え込みが厳しくなってきたことから佐藤さんは収穫を急いでいました。 佐藤さんの自宅に隣接して柿の加工場があります。 山梨から仕入れた甲州百目という品種の柿もあんぽ柿に加工します。 佐藤さんの3男・孝樹さんが、加工作業を行っています。 佐藤さんは、福島県で、ギフト用の高級果物を主力商品として扱ってきました。 今年、あんぽ柿は、大手百貨店のお歳暮に採用され、8個で5千円の商品として販売されます。 加工場の2階は、窓がすべて開放できるようになっていて、風を当てて乾燥させます。 あんぽ柿づくりは今月1日から始まっていて、1か月ほど乾燥させると完成です。 販売は年内が勝負だということです。
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伊那中央ロータリークラブ コナラの苗木を植樹
伊那中央ロータリークラブは、環境美化活動の一環でコナラの苗木を7日、伊那市のますみヶ丘平地林に植えました。 この日は、クラブのメンバー17人がコナラの苗木およそ100本を植えました。 これは、県内のロータリークラブの今年度の行動計画のひとつ「環境問題への対策」として行ったものです。 計画では、ロータリークラブの会員1人1本の植樹を目指しています。 コナラの苗木は60センチから1メートルで、クラブの会費で購入したということです。 唐澤敏治会長は「苗木が大きくなった時に、地域の子どもたちや都会から来た人が間伐をしたり、将来炭として有効活用できると思う。」と話していました。
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恩徳寺 大イチョウ見頃
南箕輪村沢尻の恩徳寺で、村の天然記念物に指定されている大イチョウが見頃を迎えています。 恩徳寺の境内には、樹齢およそ360年の大イチョウがあり、現在見頃となっています。 幹の太さは3.5メートル、高さは20メートルで、昭和54年に村の天然記念物に指定されました。 恩徳寺によりますと、見頃はあと1週間ほどだということです。 気温の低い日には一気に葉が落ちるということで、見頃を過ぎても地面に落ちた葉の絨毯を楽しむことができるということです。
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宇宙をテーマに「観光・製造」新事業セミナー
宇宙をテーマに新たなビジネスについて考えるセミナーが伊那市の伊那商工会館で7日に開かれました。 セミナーでは、観光や製造業などをテーマに講演やトークセッションが行われました。 国立天文台野辺山宇宙電波観測所の衣笠健三さんは講演で、「長野県は日本でも星がきれいにみられる優秀な地域だ」と話し「この環境を守り続ける事が地域の産業や観光、教育の発展につながります」と説明しました。 飯田市の人工衛星やロケットの部品メーカーの熊谷秀夫さんは「ベンチャー企業等により数百から数千基の衛星で観測や通信を行う計画があります。 こういった計画に参画することで新たなチャンスが生まれます」と話していました。 このセミナーは日本一創業しやすい県づくりを目指す長野県が開いたもので、会場には南信を中心におよそ30人が参加しました。
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アルストロメリア出荷作業
上伊那が日本一の生産量を誇る花、アルストロメリアの出荷作業が、年末の需要期に向け本格化しています。 伊那市東春近の花卉農家、酒井弘道さんのハウスでは、連日出荷作業に追われています。 アルストロメリアは南米原産で、上伊那では夏場が涼しく、冬場の晴天の日が多いことから1年間を通して栽培が行われています。 酒井さんは10棟のハウスで13品種およそ70万本を栽培しています。 花が長く楽しめるよう咲き始めのものを選んで収穫しています。 JA上伊那管内では、54軒の農家が、東京や名古屋、大阪の主要都市を中心に年間1300万本を出荷していて、日本一の生産量をほこります。 切りとったアルストロメリアは、自宅横にある作業場で出荷の準備が行われます。 上伊那ブランドの品質を守るため、出荷用の箱にも工夫がされています。 日持ちがするよう、栄養剤などを入れた液体につけて出荷しています。 JA上伊那によりますと、これから年末までにおよそ140万本を出荷するということです。
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子ども・若者の支援体制構築へ
幼少期から青年期まで切れ目のない子ども若者の支援について考える長野県将来世代応援県民会議上伊那地域会議の初会合が6日伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。 会議は県が今年度中の策定を予定している子ども・若者支援に関する総合的な計画に地域の意見を反映させようと開かれたものです。 出席者からは「子どもの支援を行うための場所の確保は公設民営でできないか」 「守る存在だけでなく子どもも一市民として街づくりに参加してもらいたい。」 「インターネットによる犯罪に巻き込まれないためにもルールづくりや教育が必要だ」といった意見が出されていました。 長野県将来世代応援県民会議上伊那地域会議は子どもの性被害や貧困、青少年の社会参加などに取り組む組織として設置されたもので会議には教育関係のNPOや行政、学校関係者などおよそ40人が参加しました。
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交通死亡事故の現地診断
先月箕輪町木下の町道8号線で発生した交通死亡事故の現地診断が6日行われました。 事故は現場近くに住む88歳の女性が道路を横断中、箕輪町内の76歳の女性が運転する軽自動車にはねられ死亡したものです。 先月19日の午後5時25分に事故がありその時は雨が降っていたということです。 6日は警察や行政、町交通安全協会などおよそ20人が事故現場を確認し対策について意見を交わしました。 町道8号線は国道153号とバイパスを結ぶ道路で事故当時、交通量が多かったということです。 また脇道に入るT字路の交差点が多いことから伊那署では「交差点があることをドライバーに知らせる看板のようなものが必要ではないか」と話していました。 伊那署管内の今年の死亡事故は5日現在で5件、去年は1年間で5件発生しています。
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高遠消防署に火災予防の看板設置
高遠高校芸術コースの生徒が作った火災予防を呼びかける看板が伊那市高遠町の高遠消防署に設置されています。 看板は縦1.8メートル、横3.6メートルあり炎と戦う消防士の様子が描かれています。 火災が多くなるこれからの時期の啓発のために設置されたもので秋の火災予防運動期間の9日から15日まではライトアップされるということです。
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箕輪町松島 火伏せの神に防火や地域の安全祈願
火伏せの神、深澤鎮火大神と秋葉三尺坊が祀られている箕輪町松島の深澤公園内に地域住民が集まり、火災予防や家内安全などを願う神事と祈祷が行われました。 深澤公園内にある深澤鎮火社には火伏せの神、深澤鎮火大神が祀られています。 この日は松島区の地域住民や消防団など100人が参列し火災予防や地域の安全を祈りました。 神事が終わると、同じく深澤公園内にあるお堂に移動し、秋葉三尺坊の前で大般若転読祈祷が行われました。 松島区では、大正5年に大火が起きました。消失した建物は史料にもよりますが100棟とも500棟とも言われています。 修行により火伏せの術を身につけた僧侶、秋葉三尺坊の像を神輿に乗せて松島の商店街を練り歩いたことに罰があたり大火が起きたとの言い伝えが残っていて、以降毎年11月に防火を祈る例大祭を行っています。 松島区長で、秋葉三尺坊・深澤鎮火社奉賛会の金澤芳雄会長は「伝統ある行事を後世に引き継ぎ、区民の安全安心を願っていきたい」と話していました。
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県政タウンミーティング
長野県の次期総合5か年計画に住民の声を反映させようと、阿部守一知事も参加して県政タウンミーティングが5日伊那市の伊那公民館で開かれました。 タウンミーティングには、高校生17人を含む約30人が参加し、地域が抱える課題について解決策をグループごとに話し合い発表しました。 次期総合5か年計画の基本方針となる学びや産業、快適さなど5つのテーマについて考えました。 「世代間交流の必要性から若者と老人が集えるパーティーの開催」や「大学と高校の交流の拡大」「ボランティアによるシェアタクシーの実施」「人口減少対策としての移民の受け入れ」などの意見が出されると、阿部知事がそれぞれのアイディアについてコメントしました。 阿部知事は、「みなさんの意見を聞いて、開かれた学校の推進は不可欠だと感じた。教育改革を進めたい。期せずして、今回のタウンミーティングが多世代交流の場にもなった。」と手ごたえを感じている様子でした。 タウンミーティングは、住民の声を県政に反映させようと継続的に県内各地で開かれていて、今年度は、これが8回目となります。
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村内の文化団体が成果を披露
南箕輪村民センターで、村内の文化団体が成果を披露する村民文化祭が行われました。 文化祭2日目の5日はステージ発表が行われ、公民館のギター講座や、大正琴、エアロビクスなど、38団体が発表しました。 また、2階では作品展示が行われ、切り絵や陶芸、生花などおよそ1000点が並びました。
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紅葉見頃の高遠城址公園で筝の演奏
伊那市高遠町の高遠城址公園の紅葉が見頃を迎え、会場には多くの観光客が訪れています。 園内にはおよそ250本のカエデが植えられていて、現在見頃を迎えています。 3連休の最終日ということもあり、きょうは多くの観光客が訪れ、紅葉を眺めたり、写真に収めたりしていました。 また、先月28日から行われている「高遠城址もみじ祭り」はこの日までで、最後を締めくくる筝の演奏が行われました。 訪れた人たちは、紅葉と筝の演奏を楽しんでいました。 伊那市観光協会によりますと、紅葉の見頃は来週末頃までだということです。
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女性目線の防災考える
男女共同参画の視点で防災について考えるワークショップが5日、伊那市役所で開かれ、災害時に不安に感じることについて参加者全員で考えました。 長野市を拠点に活動するフリージャーナリストの内山二郎さんが講師を務めました。 「旗揚げアンケート方式ワークショップ」と題して、内山さんの質問に対し、参加者が5つに色分けされた選択肢の紙を上げて答えながら、それぞれが感じる意見を出し合いました。 「災害避難所の生活を想像したとき不安に感じることはなんですか」との問いに対して(選択肢は 赤:プライバシーの確保、青:トイレやシャワー・入浴などの衛生に関すること、黄:スムーズな避難所の運営、緑:情報不足、白:その他)、男性は「スムーズな避難所運営」が最も多く全体の33.3%、女性は「トイレやシャワー・入浴などの衛生に関すること」が最も多く44.1%でした。 参加者はそれぞれに自分が感じていることを話していました。 青の「衛生に関すること」をあげた女性は「生きる中で一番重要なことなので選びました」と理由を説明していました。 また、赤の「プライバシーの確保」を選んだ男性は「リラックスできる時間がなくなることがストレスが大きくなる原因だと考え選んだ」と説明していました。 内山さんは「多くの地域に行って話しを聞くが、いざという時にプライバシーはない。一緒に避難所生活をする可能性がある人と、普段から理解を深められているかどうかが重要だと感じている」と話していました。 ワークショップは、「男女共同参画社会を目指す伊那市民のつどい」の一環で行われました。 災害が増えていることから、男女共同参画の視点に立った防災について考えてもらおうと伊那市が企画しました。 伊那市人権男女共同参画推進係の北原静香係長は「女性の視点に立って防災について考えるということが注目されている。きょうの話し合いの内容を持ち帰ってもらい、それぞれの立場で広めていってほしい」と話していました。 この他、会場の外では女性ファッション雑誌が、女性のための防災について取り上げた特集のパネル展示なども行われました。
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伊那部文化祭にぎやかに
伊那市西町区伊那部常会の文化祭が、5日伊那部集会所で行われ、子どもからお年寄りまで多くの人で賑わいました。 今年のテーマは、みんなで楽しむ「いなっぺフェスタ」。 伊那部集会所では、マジックショーやビンゴゲームなど趣向を凝らした様々な催しが行われ、多くの地域住民が楽しみました。 マジックショーは、地元の伊藤光博さんが趣味の手品を披露。 20年続けているというその腕前と、ユニークな語り口調に会場からは、大きな拍手が送られいてました。 今年は、常会の役員が80歳以上の高齢者宅を訪問し来場をよびかけたこともあって、お年寄りの姿が多く見られました。 2階では、作品展示、外には飲食コーナーも並び、野菜やシクラメンを買い求める人もいました。 伊那部常会町総代の丸山正雄さんは、「お年寄りから子どもまでみんなで楽しめる場になった」と話していました。 ビンゴゲームには、60人が参加し、数字が読み上げられるたびに一喜一憂しながら楽しんでいました。
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軽自動車協会 伊那養護学校の車いす修理
自動車の販売・整備を行っている企業などで作る長野県軽自動車協会伊那支部は、伊那市の伊那養護学校の車いすを整備するボランティアを、2日行いました。 この日は軽自動車協会伊那支部のメンバー15人ほどが参加し、伊那養護学校で、車いすの空気圧を確認したり不具合を修理しました。 協会は、辰野から飯島までの自動車整備事業所25社で組織していて、4年まえからこの活動を行っています。 車いすにはどのような不具合があるのか紙が張ってあり、会員が、確認していました。 軽自動車協会伊那支部の小林 代治支部長は、「このボランティアで子どもたちの笑顔が見られるとうれしい」と話していました。 伊那養護学校では、「普段は職員ができる範囲で修理しているが、プロの皆さんにメンテナンスしてもらえると安心だし非常にありがたい」と話していました。 メンバーは、車いすのほかに、学校が所有している自転車の整備も行いました。
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箕輪町功労者表彰
3日は箕輪町でも功労者表彰式が行われ、2人が表彰を受けました。 赤沼英俊さんは、長野県西部箕輪土地改良区の役員を24年間にわたり務め、産業振興功労表彰を受賞しました。 小林弘毅さんは、町民生委員・児童委員協議会会長や町社会福祉協議会副会長などを務め、社会福祉功労表彰を受賞しました。 白鳥政徳町長は、「それぞれの立場から町の発展に尽力されたことに感謝します」と式辞を述べました。 受賞者を代表して小林さんは、「これからも命の続く限り町のために尽くしていきたい」とあいさつしました。
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つくしんぼ保育園 シクラメン販売
伊那市のつくしんぼ保育園は、保育園の運営費にあてるためのシクラメンの販売を、4日と5日の二日間ニシザワ双葉食彩館で行っています。 シクラメンは、1鉢1,300円で、2,000鉢が用意されました。 つくしんぼ保育園では、運営費に充てようと、毎年シクラメンの販売を行っています。 保育園では、「明日も販売しているので、子どもたちのためにもぜひ協力してほしい」と話していました。 販売は、5日も午前10時から行われます。
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もみじ湖見ごろ ライトアップも
箕輪町の箕輪ダム、通称もみじ湖で、1万本のもみじが見ごろを迎えています。 4日はウォーキングなどのイベントが行われ、訪れた人たちが紅葉を楽しみました。 ダムの上流にあるもみじの景勝地です。 箕輪ダムの周辺にはおよそ1万本のもみじが植えられています。 葉が黄色や赤に色づき、見ごろを迎えています。 紅葉の時期は平年並みだということです。 4日は県内外から観光客が訪れ、写真を撮るなどしていました。 また、4日はウォーキングイベントも行われました。 およそ280人が参加し、景色を見ながらダムの周辺8キロのコースを歩きました。 ダム下のイベント広場では、もみじ湖夢まつりが行われました。 地元産の農産物の販売や屋台が出店され、訪れた人でにぎわっていました。 夜には、もみじのライトアップも行われています。 景勝地近くのおよそ600メートルの区間に78基のLED照明が設置されています。 ライトアップは去年試験的に行い好評だったため、今年は照明の数を10倍近くに増やしました。 もみじのライトアップは12日までで、時間は午後5時から午後9時までです。 町によりますと、見ごろは来週までだということです。
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元防衛施設庁長官 北原巖男さん
秋の叙勲が発表され伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人が受章しました。 4日は防衛行政事務功労で瑞宝重光章を受章した元防衛施設庁長官の北原巖男さんの喜びの声です。 東京都世田谷区在住で伊那市ふるさと大使の北原巖男さん。70歳。 伊那市高遠町三義出身で昭和47年に現在の防衛省に入庁し平成17年から防衛施設庁長官を務めました。 北原さんは「大変身の引き締まる思いをしておりましてこれも故郷の皆さんがずっと背中を強く押して下さったおかげだと思って本当に感謝しております。」と受章の喜びを語りました。 自衛隊のあり方や基地問題など35年間にわたり防衛行政に関わるなかで「常に謙虚に取り組み職員にもそのような姿勢を求めてきた。本当に国民とともにある防衛省、自衛隊にしてもらいたいと思うし後輩の諸君がそれで今がんばってくれていると思っている。」と話していました。 また北原さんはアメリカ軍のヘリコプターの墜落事故について「起きている事柄だけを見るのではなく、これまでの歴史を踏まえて、今そして将来を考えていかなければならない。」と話していました。 退官後は平成20年に独立して間もない東ティモール民主共和国特命全権大使に就任し国づくりにたずさわってきました。 東ティモールの子どもたちについて「支援を待っている哀れな子どもという感じではなくて率直な気持ちは自分の子どもの頃と同じじゃないかと思った。彼らが教育を受けて自分たちでがんばっていけば、もっとより良い国が必ずつくれる。そんな夢を見ながらやっている。」と話していました。 北原さんとのつながりにより伊那市は2020年東京オリンピック パラリンピックで東ティモールのホストタウンとなることも決まっています。
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文化の日 伊那市表彰式で10人が表彰
文化の日の3日、伊那市表彰式が行われ教育や産業、社会福祉などに功績のあった10人が表彰されました。 式では10人が白鳥孝市長から表彰状を受け取りました。 寄附功労が1人、教育文化功労が2人、産業功労が2人、社会福祉功労が1人、保健衛生功労が3人、善行功労が1人です。 受賞者を代表して、高遠町地区の歴史的な写真を市に提供し資料の記録、保存を行い、教育文化功労表彰を受賞した矢澤章一さんは「今までの活動からさらに一歩踏み出し、地域の発展のためにこれからも尽力していきたい」と挨拶しました。
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長野日報社主催 松本山雅サッカー教室
長野日報社主催のサッカー教室が箕輪町のながたドームで4日に開かれ、松本山雅の元選手らが子ども達を指導しました。 箕輪町を中心に上伊那の保育園の年少から小学6年生まで50人が参加しました。 山雅のスポンサーとなっている長野日報社が開いたもので今年で4回目となります。 講師は松本山雅の元選手ら4人が務めました。 子ども達は、ドリブルやシュートなど基本的な動きを教わったあと、試合を体験していました。 教室の最後には修了証とお菓子が全員に贈られました。 長野日報社では「サッカーの楽しさを知ってもらい、将来この地域からJリーガーや日本代表選手が育ってほしい」と話していました。
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みのわ町民文化祭 音楽の広場でステージ発表
箕輪町のみのわ町民文化祭が3日から5日までの3日間の日程で行われています。 2日目の4日は音楽の広場と題したステージ発表が行われました。 町文化センターでは、町内の音楽サークルなど14団体が発表しました。 このうち、小学1年生から高校2年生までの21人が所属するみのわ太鼓ジュニアは2曲を披露しました。 箕輪東小学校合唱団は、アニメソングをオリジナルの振り付けで披露しました。 5日は正午から芸能の広場が行われ、日本舞踊や太極拳などを25団体が発表します。 町文化センターと地域交流センターには、町民が制作した手芸作品や絵画など1,200点余りが展示されています。 みのわ町民文化祭は5日までとなっています。
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箕輪町下水道料金「10%引き上げが適当」 答申
箕輪町下水道運営審議会は、来年度から下水道使用料金の10%値上げが適当と2日白鳥政徳町長に答申しました。 白鳥町長は答申を尊重する考えです。 2日は、役場で下水道運営審議会が開かれました。 来年度から下水道料金を10%値上げすることが適当と結論づけ、白鳥町長に答申しました。 基本使用料は、これまでの1,500円から1,650円に、使う量によって金額が変わる従量使用料金は、一般的な家庭で2か月に30立方メートル使った場合、これまでの5,994円から、6,620円になります。 白鳥政徳町長は「住民の生活に影響があることなので、答申を最大限尊重し、慎重に対応したい。」と話していました。 下水道料金の値上げは、12月定例議会に条例改正案として提出され、可決されれば来年4月から施行されます。
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第1回高遠石工写真コンテスト
江戸時代に活躍した高遠石工の魅力を再発見する第1回高遠石工石造物フォトコンテストの表彰式が、2日、伊那市役所で行われました。 最優秀賞には、岡谷市の小口 照人さんの作品が選ばれました。 ライトアップされた建福寺の千手観音を写した作品です。 「ライトアップされ、これまでにない美しさをとらえた作品」と評価されました。 この日はそのほか、優秀賞や佳作など4人に表彰状が贈られました。 高遠石工石造物フォトコンテストは、江戸時代に活躍した石工の作品の魅力を再認識してもらいたいと、伊那市高遠町「日本で最も美しい村」推進委員会が、今回初めて開きました。 県内外の22人から47作品が寄せられ、9作品が入賞しました。 伊那市ではこれらの写真を、ホームページやポスター、切手シートなどで活用していきたいとしています。
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中病と地域医療報告会 北棟施設を説明
伊那中央病院と、上伊那の地域医療にかかわる医師や歯科医師の報告会が1日夜開かれ、先月完成した北棟の設備についての情報提供が行われました。 この日は、上伊那の医師・歯科医師・薬剤師といった、地域の医療従事者など60人ほどが報告会に参加しました。 伊那中央病院の4人の医師が、北棟に設置された設備や最新医療について報告しました。 高精度放射線治療は、立体的にピンポイントで治療ができることを、デモ映像を使って紹介していました。 これにより正常な組織への副作用が最小限に抑えられるということです。 伊那中央病院は平成23年に地域医療支援病院に承認されて以来、地域医療従事者と関係を密にしようと毎年この報告会を開いています。
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伊那市長選・市議選日程決まる
任期満了に伴う伊那市長選挙と伊那市議会議員選挙は、来年4月15日告示、22日投開票の日程で行われることが、2日に決まりました。 2日開かれた伊那市選挙管理委員会で決まりました。 伊那市長選挙、市議会議員選挙は、ともに来年4月15日日曜日告示、22日日曜日投開票です。 市議選は、現在と同じ定数21人で行われます。 10月9日現在の選挙人名簿登録者数は、男性2万7,486人女性2万8,928人で、合わせて5万6,414人となっています。
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にこりこ一帯のリニューアルに向けて 提言まとまる
箕輪町大出の農産物直売所にこりこ一帯の、道の駅化を含めたリニューアルについて検討してきた会議は、責任者が必要などとする提言をまとめました。 1日に役場で開かれた会議で、黒木一郎委員長から白鳥政徳町長に提言書が手渡されました。 提言では、「運営主体については責任者が必要で、JAの協力を得た方が良い。一帯に名前をつける必要がある」としています。 また、道の駅化については、「認定によらず、まずは一帯を最低でも道の駅レベルを満たす内容にし、町民の利用を進めるべきだ」としています。 箕輪町では、農産物直売所「にこりこ」周辺一帯の道の駅化を含めリニューアルを行う予定で、広く意見を取り入れようと、今年1月に会議を設置しました。 会議では、リニューアルの方針・運営主体・事業展開・道の駅化について検討してきました。 現在にこりこは、町振興公社が運営していて、今後も担い手となる場合は経営責任と自由度を上げるため、現在8割町が出資する資本金の資本比率を引き下げるとともに、町長・副町長は経営幹部を退くなどの方策が考えられるとしています。 にこりこは、周辺施設を含め昨年度はおよそ6万3千人が訪れていて、町では今後、内容を踏まえながら検討を進め、平成31年4月のリニューアルオープンを目指します。