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伊那地域最高気温11.9度 3月下旬並み
18日の伊那地域の日中の最高気温は、11.9度と3月下旬並みとなりました。 伊那市東春近の三峰川榛原河川公園マレットゴルフ場では、多くの人たちが快音を響かせていました。 長野地方気象台によりますと、今後寒気が入り込み24日ごろから冷え込むということです。
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箕輪町の女性活躍井戸端会議 計画原案を報告
箕輪町の女性活躍井戸端会議は、8月から検討を行ってきた男女共同参画計画の見直しと実行計画の原案を白鳥政徳町長に10日に報告しました。 女性活躍井戸端会議の小林ふさ子リーダーが白鳥町長に原案を手渡しました。 女性活躍井戸端会議は、箕輪町男女共同参画計画の見直しとその実行計画にあたる女性活躍推進アクションプランの原案の策定を去年8月から行ってきました。 アクションプランは、初めて町独自で策定するものです。 父親向けの料理教室を開催するなどして母親の負担を減らすプロジェクトのほか、町の広報でイクメンを紹介し子育てに積極的な男性を増やす取り組み、男性の育児休暇取得率向上、女性の復職、再就職率向上を企業に働きかけるなど6つのプロジェクトで構成されています。 小林リーダーは「会議では様々な世代や立場の人の意見を取り入れる事ができた」と話していました。 原案は今月中に町男女共同参画推進協議会に提出され、4月から実施される予定です。
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自動運転実証実験準備進む
国土交通省が伊那市長谷の道の駅「南アルプスむら長谷」を拠点に行う自動運転サービスの実証実験に向けた準備が行われています。 これは、自動運転に使われる20人乗りのバスです。 バスには位置情報がわかるGPSなどが搭載されています。 18日は、実験用バスのシステムを開発した東京の企業の社員が運転席に座りハンドルは自動での走行試験を行いました。 バスが、GPSなどから集めた情報に基づいて走行するシステムとなっています。 実験ルートは、南アルプスむら長谷を拠点に美和診療所、長谷総合支所を往復するおよそ5キロです。 ルートの途中の150メートル区間に磁気センサーを埋め、それを読み取って走行します。 準備は、15日から行われていて、GPSから得た位置情報を基にして正確に走行できるかを、繰り返し行い、データを集めています。 国土交通省飯田国道事務所によりますと実験準備の進み具合をみながら実施時期を判断するとしています。 実証実験は、高齢化が進む中山間地域の物や人の流れを支援しようと国土交通省が実施するもので、去年7月に伊那市を含む全国8か所を選びました。 2020年を目標に全国の道の駅を拠点とした自動運転サービス開始を目指しています。
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南箕輪村地域おこし協力隊 起業支援補助金交付
南箕輪村は、地域おこし協力隊が任期後に、村内で起業する際、補助金を交付する起業支援補助金交付要綱を制定しました。 これは、任期終了後も村内に拠点を置いて活動できるよう起業する人に対し村が交付するものです。 交付金は国の財政支援が受けられます。 任期終了の1年前または、1年以内に村内で起業する人が対象で、補助額の上限は一人あたり100万円となっています。 南箕輪村の、地域おこし協力隊の隊員は5人で、今年度末で3人が対象となります。 地域おこし協力隊起業支援補助は、4月1日から施行されます。
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桜の開花予想高遠城址公園4月6日
民間気象情報会社・ウェザーニューズは、1回目の今年の桜の開花予想を、18日に発表しました。 ウェザーニューズが発表した予想によりますと、伊那市高遠町の高遠城址公園の桜の開花は4月6日、満開は12日となっています。 去年は、例年より5日遅い4月10日に開花し、満開は過去5年で1番遅い4月18日でした。 第2回開花予想は、2月16日の予定です。
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立花さん 新山小学校に少女と猫の銅像を寄贈
伊那市富県の立花典子さんは、新山小学校で長年飼われていた猫「たま」のことを知り、少女と猫の銅像を、小学校に寄贈しました。 立花さんが寄贈したのは、麦わら帽子をかぶった少女が持つ籠から、子猫が顔をのぞかせている高さ39センチの銅像です。 この日は学校で贈呈式が行われました。 新山小学校で18年間にわたり飼われていた猫「たま」は、一昨年12月に老衰のため死にました。 去年の12月に一周忌の集会を開いたという新聞記事を目にした立花さんは、自身も幼い頃から猫が好きだったという思いから今回この銅像を寄贈することにしました。 立花さんが13年間飼っていた猫が死んだ後に購入したものだということです。 児童は、「かごに入っている猫がたまに似ていてかわいい。学校に来た人にたまのことを知ってもらえるきっかけになる。」と話していました。 銅像は、児童たちが毎日見られるよう校内に展示するということです。
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インフルエンザ 上伊那警報レベルに
上伊那の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数が、30人を超える警報レベルとなりました。 長野県によりますと、1月8日~14日までの上伊那の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は30.75人で、警報レベルとなりました。 県内全体では、全ての地域で注意報・警報レベルに達していて、伊那の他に長野や北信、飯田など5つの地域が警報レベルとなっています。 感染予防として、 ●手洗い・手のアルコール消毒をこまめに行う事 ●人混みに出かけることはなるべく避けて、必要な場合は必ずマスクを着用することなどを呼びかけています。 インフルエンザの症状として、 ●38度以上の高熱が出る ●頭痛、関節痛、筋肉痛が急に表れることなどが挙げられます。 こうした症状が出た場合は早めに医療機関を受診し、十分な休息をとるよう呼びかけています。
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明るい選挙啓発ポスター 佐藤さんが最高賞
県の明るい選挙啓発ポスターコンクールで、西春近北小学校の佐藤結帆さんが最高賞にあたる小学校の部1等を受賞しました。 15日は、伊那市選挙管理委員会の黒田強委員長が西春近北小学校を訪れ、佐藤さんに賞状を伝達しました。 佐藤さんの作品は、パンダやコアラ、キリンなどの動物や魚を擬人化し、投票する様子を描いています。 「思いを届ける一票」という標語と絵の内容が一致している点や、色彩豊かなところが評価され、応募のあった3,849点の中から最高賞の1等に選ばれました。 佐藤さんは、社会の授業で選挙について学んだことをきっかけに、夏休みの課題としてポスターを制作したということです。 上野動物園でパンダが生まれたことからこの題材を選びました。 市では、合併後小学校の部での1等受賞は初めてだということです。
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伊那まつり通算60回に合わせ花火大会関係者に感謝状
伊那商工会議所の新年会が16日に市内で開かれ去年の伊那まつり通算60回に合わせて花火大会関係者に感謝状が贈られました。 長年、伊那まつり花火大会の会場アナウンスを担当している原ます美さんら5人に川上健夫会頭から感謝状が贈られました。 原さんは40年近くアナウンスを担当しています。 感謝状を受け取った5人を代表して原さんは「それぞれの立場で大会が盛大にできるよう力を尽くしてきました」と話していました。 伊那まつり花火大会は、伊那商工会議所花火委員会が主催しています。 去年は1,900万円余りの協賛金が集まり、95番組4,500発を打ち上げました。
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春の高校伊那駅伝 カウントダウン看板を設置
3月18日に伊那市で開催される春の高校伊那駅伝を盛り上げようと選手が走る美篶のナイスロード沿いに大会までの日数をしらせるカウントダウンの看板が、17日から設置されました。 美篶に住む白鳥博文さんです。 伊那駅伝を盛り上げようと毎年看板を作っていて、今年で11年目になります。 17日朝9時に大会まで60日となった事を知らせる看板を立てましました。 白鳥さんは、昭和53年に開かれた第1回大会で上伊那農業高校の選手として出場しました。荒井から信大農学部までを走る坂道中心の1区を走り区間賞をとりました。 コースとなっているナイスロード近くに住む白鳥さんは、地域で選手を応援する気運を盛り上げようと今年は1月1日に応援看板を設置しました。 伊那の大会で力をつけた選手たちが全国で活躍して欲しいとの思いから、今回初めて去年の優勝校を書いた看板も製作しました。 春の高校伊那駅伝は3月18日に伊那市陸上競技場を発着に行われます。
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MWMI発表会
伊那市と箕輪町で開かれているダンス教室MWMIの発表会が14日、箕輪町文化センターで開かれました。 発表会では、伊那市と箕輪町の教室に通う小学生から高校生までの130人が出演し、ヒップホップやジャズダンスを披露しました。 MWMIは、地域の公民館などで開かれているダンス教室で、全部で7クラスあります。 伊那まつりや地域のイベントに参加しているほか、毎年この時期には発表会を開いています。 発表会の最後には、6年生およそ20人が合同ダンスを披露しました。 指導者の竹村典子さんは、「ダンスを通して自分の思いを伝えられるようになってほしい」と話していました。 この発表会の模様は、2月24日からご覧のチャンネルで放送します。
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箕輪中2年生 発砲スチロールでアート展
箕輪町の箕輪中学校の2年生が発泡スチロールで作った立体のアート展が、町文化センターで開かれています。 会場には、2年生235人が制作した立体アートが並んでいます。 天竜公園にこんな彫刻があったらいいなと想像して、制作したということです。 待ち合わせ場所や、子どものあそび場・町のシンボルになるようなアートを目指しています。 発砲スチロールを電熱線で文字の形などにカットして、色付けしました。 制作には3か月ほどかかったということです。 箕輪中学校の美術担当教諭によると、「デザインからどう立体にしていくか苦労しながら作った。見る角度によって形が変わるのが魅力だ」と話していました。 作品展は18日までとなっています。
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竜南保育園でもちつき
伊那市の竜南保育園の園児が17日、もちつきに挑戦しました。 全園児75人がもちつき大会に参加し、年少から年長の園児が餅をつきました。 もち米は8キロ用意され、黄な粉をまぶしたり海苔をまいて、昼食で味わったということです。 梅津 かず江園長は、「家庭や地域で餅をつく機会が減る中、子どもたちにとっても貴重な経験になる」と話していました。
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信大農学部のりんごジュース 販売開始
南箕輪村の信州大学農学部の学生が実習で栽培したりんごを使ったジュースが完成し、16日から販売が始まりました。 りんごジュースは、植物生産科学コースの学生が実習の一環で栽培した晩生種のりんご「ふじ」を使って毎年作られています。 5月から摘花などの手入れを始め、11月に例年並みの1.8トンを収穫しました。 これまでは1リットル入りの大瓶のみの販売でしたが、手軽に味わってもらえるようにと、今年から250ミリリットル入りの小瓶を作りました。 ラベルは、2年生の茂木環(もてぎ たまき)さんが子どもでも手にとりやすいようにとデザインしました。 茂木さんは「是非多くの人に手に取ってもらい、味わってもらいたい」と話していました。 りんごジュースは、1リットル入りが450円、250ミリリットル入りが200円で信大農学部の生産品販売所で購入することができます。(それぞれ税込価格)
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地域の安泰や五穀豊穣を願い 獅子舞披露
伊那市高遠町上山田引持に伝わる引持の獅子舞が13日、地域住民に披露され集まった人たちが家内安全や五穀豊穣を願いました。 引持の獅子舞は、昔は地区住民が徹夜で酒を酌み交わしながら日の出を待ち、地区の安泰を願う「お日待ち」の行事で行われていたという事です。 今は地域住民でつくる引持獅子舞保存会が毎年行っていて会場にはおよそ60人が集まりました。 前は獅子を後ろはひょっとこの面をつけた2人が会場狭しと舞を披露し獅子が体についたノミを食べるユニークな仕草もありました。
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箕輪中生8人が全国大会へ
箕輪中学校のスケート部、技術部、家庭科部の生徒が15日に町役場を訪れ、白鳥政徳町長に全国大会出場を報告しました。 この日はスケート部、技術部、家庭科部の生徒8人が役場を訪れました。 スケート部からは、3年生の浅川華(はな)さんが1500メートルと3000メートルに、同じく3年生の河野菜々穂(ななほ)さんが500メートルと1000メートルに出場します。 技術部からは、木工チャレンジコンテストの製作部門に3年生の松田惇平(じゅんぺい)くんが出場します。 アイディア部門はすでに審査が終わっていて、3年生の池田啓太くんが産業教育教材振興協会長賞を受賞しています。 また、作品コンクール部門に3年生の藤森深海(しんかい)くんと1年生の丸山春輝(はるき)くんの作品が県代表として出品されます。 家庭科部からは、豊かな生活を創るアイディアバックコンクールに2年生の備前ゆき恵さんと1年生の太田結衣子(ゆいこ)さんが出場します。 白鳥町長は「頑張ってきてください。結果を楽しみにしています」と激励していました。 スケートは2月3日から長野市で、木工チャレンジコンテストと豊かな生活を創るアイディアバックコンクールは1月20日から東京都で開催されることになっています。
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伊那西スケート場 待望のオープン
伊那市横山の天然リンク伊那西スケート場がオープンし、16日には地元の伊那西小学校の児童がスケートを楽しみました。 この日は、伊那西小のスケート教室が開かれ、全校児童およそ60人が氷の感触を楽しみました。 子ども達は、慣れない氷の上で転んだり手をついたりしながらスケートを楽しんでいました。 児童らは「氷がすごくよく滑っておもしろい」「なかなかうまく滑れない」「もっと上手く滑れるようになりたい」などと話していました。 伊那西スケート場は、標高約880メートルで、昭和59年にオープンした天然のスケート場です。 安全祈願祭を行った12月22日頃から整備を行い、全面結氷を待っていましたが、ここのところの冷え込みでようやく氷の状態が安定しオープンとなりました。 二木栄次校長は「みんな氷の上に乗って本当に楽しそうにやっているので良かった。ウィンタースポーツを楽しんでもらいたい」と話していました。 スケート場を管理する伊那市では氷の状態が良ければ2月4日頃まで営業する予定で、滑れるかどうかはスケート場の電話でアナウンスされることになっています。 営業時間は朝が午前7時から午前10時、夜が午後6時から午後9時で、入場料は200円となっています。
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農業分野でも再生可能エネルギー導入
伊那市西春近のハウスでトマトを栽培している城倉禾一(かいち)さんは、市内で初めて農業用のペレットボイラーを導入し運用を始めています。 ハウスを暖めているこのボイラーは、地元の間伐材を使ったペレットで動いています。 トマト農家の城倉さんは、これまで使っていた重油のボイラーをやめ、今年度からペレットボイラーを導入しました。 室温が10度を下回ると自動で運転を開始し、一定の温度を保つ仕組みで、これまでに比べ火力が強いということです。 月に2回、燃料を補充していて、経費は重油に比べて若干高いものの、3年間は市から補助が出る事になっています。 城倉さんは「今年は気温がかなり低い日が多く心配していたが火力が強く安心した。環境のことを考えたエネルギーでトマトを作れるのは強みでもある」と話していました。 伊那市は今年度、二酸化炭素排出抑制計画を策定していて、ペレットストーブやボイラーの導入に対して補助を行っています。 城倉さんは、導入経費の3分の2にあたるおよそ260万円の補助を受けました。 伊那市の柴公人農政課長は「これから技術が進みコストも下がってくる。ペレットボイラーでも十分に賄えるようになっていくと思う」と話していました。 現在、補助を活用してボイラーを導入したのは城倉さんのみで、市内ではほかに、いちご農家が導入について検討しているということです。
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気温12.1度3月下旬並み 弘妙寺で福寿草咲き始める
16日の伊那地域の日中の最高気温は12.1度で、3月下旬並みとなりました。 伊那市高遠町の弘妙寺では、福寿草が咲き始めています。 この日の伊那地域は、午後1時9分に3月下旬並みの12.1度となり、日中の寒さは和らぎました。 弘妙寺では、例年より少し早い正月明けから、福寿草が咲き始めています。 2月から3月にかけて徐々に花が開き、一番多い時で500輪程咲くということです。
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南箕輪小学校3年2組 昔話を演劇に
南箕輪村の南箕輪小学校3年2組の児童は、来月18日に行われる村の日のイベントで、演劇「大泉川の水」を披露します。 16日は、1・2時間目に演劇の練習を行いました。 3年2組では今年度、総合的な学習の時間に村に伝わる昔話について学んでいます。 1学期に調べ学習を行い、多くの人に昔話を知ってもらおうと劇をすることが決まり、2学期に入ってから練習を始めました。 披露するのは「大泉川の水」という話です。 昔、長く日照りが続き大泉の川の水が枯れて困った村人たちが神様にお願いしますが、大泉だけ水が流れず、自分達で水を引いてくるという内容です。 今回の劇のセリフは、全て児童たちのオリジナルだということです。 指導にあたった伊那谷演劇研究所認定演劇アドバイザーの阿部裕吉さんは「慌てず早口にならないように話すこと、動作は大きくすることを意識してください。」と話していました。 また、劇の中に出てくる「大泉川のうた」は、伊那地域で合唱の指導を行う田中眞郎さんが子ども達のために作詞作曲をしました。 南箕輪小学校3年2組の児童による演劇「大泉川の水」は、2月18日(日)に、村民センターで披露されます。
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北小河内漆戸と大出上組 大文字建て
箕輪町北小河内の漆戸常会で無病息災を願う小正月の伝統行事「大文字」建てが14日に行われました。 午前8時、集落の中心部にある四つ辻に住民およそ30人が集まりました。 漆戸常会の大文字は、およそ260年前に天竜川が氾濫し大きな水害が起きたことから始まったとされています。 長さおよそ15メートルの柱の先に太陽に見立てた赤い板を取り付けます。 その下に五穀豊穣を願い色紙で作った花飾りや御幣、松の枝などを結びつけていきます。 飾りの取り付け作業が終わると、掛け声と共に柱が建てられました。 大文字は21日に下ろされ、飾りは各家庭で持ち帰り玄関に厄除けとして飾るということです。
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箕輪町中曽根 伝統の獅子舞披露
地域や区民の今年一年の安泰や無病息災を願う伝統の獅子舞が14日箕輪町の中曽根で披露されました。 保存会のメンバーおよそ25人が神社や区長の自宅、区内の辻5か所で伝統の獅子舞を披露しました。 中曽根の獅子舞は町の無形民俗文化財に指定されていて、戦後、住民有志により毎年、小正月に舞うようになったということです。 舞は、地域の安泰や五穀豊穣、無病息災を願う五つの舞で構成されています。 辻では雌獅子2頭による舞い合わせが披露されました。 舞いが終わると、集まった人達は、獅子に頭を噛んでもらい、今年一年の無事を願っていました。
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伊那市 新宿区に農産物を無償提供
伊那市は、友好提携を結んでいる東京都新宿区の子ども達に伊那を身近に感じてもらおうと、今年度4回にわたり給食で使用する農産物を、区内全ての小中学校に無償提供しています。 3回目の今回は、上伊那産のカットしめじです。 15日は、農業公園みはらしファーム内のとれたて市場で、発送の準備をしていました。 市では今年度、新宿区との交流事業の一環で野菜と花を全ての小中学校に贈ります。 去年9月にはブロッコリー150箱600キロ分を贈りました。 新宿区によりますと、シチューやサラダなどで使用したところ、「いつも食べているものよりも甘い」「柔らかくて食べやすい」などと好評だったということです。 今回は、区内の小中学校39校に合わせて192キロのカットしめじを贈ります。 事業費は240万円で、3月には小中学校を卒業する児童と生徒にアルストロメリアを贈ります。 市では、来年度以降も継続して行っていきたいとしています。
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旧井澤家住宅で新春ことぶき展
伊那市西町の旧井澤家住宅で、今年最初の展示会「新春ことぶき展」が、28日まで開かれています。 会場には、宮田村の水引工芸教室の作品84点の他、会員所蔵の作品41点、伊那市の漫画家橋爪まんぷさんの「戌」をテーマにした作品など225点が展示されています。 水引作品は、宝舟や鶴などの縁起物を色鮮やかに仕立てたものです。 会員所蔵の作品は、ほとんどが初公開のものです。 こちらは、江戸時代につくられたとされる恵比寿様と大黒様の土人形です。 土人形は、土で作った素焼きの人形で、日本古来の伝統工芸品とされています。 会場には他に、伊那市の商店街の模型を制作している小平和夫さんの作品も展示されています。 旧井澤家住宅の新春ことぶき展は、28日日曜日まで伊那市の旧井澤家住宅で開かれています。
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伊那市消防団出初式
伊那市消防団の出初式が14日行われ、団員らは地域防災への決意を新たにしていました。 このうち伊那市消防団の出初式には消防団と赤十字奉仕団、合わせて688人が参加しました。 中心市街地で行われた分列行進で白鳥孝市長や北原政一団長らの観閲を受けました。 北原団長は「市民に安心安全を与えられるよう心を一つに活動して欲しい」と訓示しました。 伊那市では去年、30件の火災があり被害額はおよそ1900万円となっています。
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世の中「六分九厘」
今年1年間の農作物の出来や世の中を占う「お筒粥の神事が箕輪町木下の箕輪南宮神社で13日、行われ今年の世の中は六分九厘との結果が出ました。 お筒粥は、1年の無事を祈念して行われる南宮神社の初まつりの占いの神事です。 午後5時に、境内に用意された釜に、ヨシの茎を37本束ねた物と一緒に米と小豆を入れて煮立てます。 筒の中に入った米や小豆の数で占います。 午後7時過ぎに釜から引き上げ占いが始まります。 結果、今年1年の世の中は去年より三厘下がり六分九厘となりました。 極上は蚕のみで苗代・馬鈴薯、キャベツが上々となっています。 気候は、春が下、夏が上、秋が上々、冬が下となりました。 箕輪南宮神社、禰宜の唐澤光忠さんは「極上は少なかったが、悲観することではない。落ち着いて一つの事に確実に取り組むことが大切です。」と話していました。
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伝統の「羽広の獅子舞」奉納
伊那市西箕輪羽広に400年伝わる小正月の伝統行事「羽広の獅子舞」が14日仲仙寺に奉納されました。 羽広の獅子舞は口を閉じ勇壮に舞う雄獅子と口を開け静粛に舞う雌獅子の舞い合わせが特徴で阿吽の舞とも呼ばれています。 伊那市無形民俗文化財に指定されていて刀を手にした剣の舞や御幣を持ち賑やかに舞う豊穣の舞など5つの舞があります。 羽広の獅子舞は400年ほど前に仲仙寺の再興を記念して舞ったのが始まりとされ今は羽広の住民でつくる羽広獅子舞保存会が受け継いでいます。
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RIZAP プログラム始まる
伊那市とフィットネスジム運営の「RIZAP(ライザップ)」が連携し3か月間実施する、シニア層を対象とした健康増進プログラムが、14日から、伊那市保健センターで始まりました。 プログラムには60代の46人が申し込みました。 1回のメニューは90分で、5つの時間帯に分けて開催されていて、午前9時からのグループには20人が参加しました。 14日は体力測定を行ったほか、現状を認識し、3か月後の目標を設定しました。 5人ずつのチームに分かれて、それぞれに目標を発表していました。 プログラムは、ライザップが提唱する体力年齢の若返りに向けた運動と食事管理を参加者が実践するものです。 糖質を少なくしたメニューが紹介されたほか、県歌・信濃の国に合わせたスクワットが行われました。 参加者は、3月25日までの3か月間、全8回の講座を受講します。 チーム同士で励ましあい、若返りの結果はチームごとに順位をつけ発表するなどしてゲーム性を高め、楽しくプログラムを続けられるように工夫しているということです。 最終回の3月25日に、再び体力年齢を測定します。 伊那市からライザップへ支払う報酬は、参加者の体力年齢の若返りの結果に応じる「成果報酬型」となっています。 ライザップが自治体と成果報酬型でプログラムを実施するのは全国で初となっています。
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みはらしファームでせいの神
伊那市西箕輪のみはらしファームで、正月飾りを燃やして無病息災を願う、せいの神が14日、行われました。 せいの神は、歳(さい)の神がなまったもので、他の地域ではどんど焼きと言われています。 羽広区など地域の人が持ち寄った正月飾りに火がつけられると勢いよく燃え上がりました。
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西箕輪上戸で大文字
伊那市西箕輪上戸で今年1年の厄払いや家内安全、五穀豊穣を願う小正月の伝統行事大文字(でえもんじ)建てが14日、行われました。 朝4時半、太鼓が打ち鳴らされると大文字建てが始まります。 色紙でつくった巾着を手にした住民が次々と区内の三ツ辻に集まってきます。 大文字は、地区の辻に飾り付けをした柱を建て、今年1年間の無病息災などを願う西箕輪上戸の伝統行事です。 過去に一度、この行事を中止したところ、村に疫病が流行したことがあり、それを機に1年も欠かすことなく行われています。 今朝は、地区の男性およそ50人が長さ12.7メートルの柱に巾着や、紙で作られた花などを取り付けました。 柱は電線などにあたらないよう丁寧にロープを使って建てられます。 大文字建ては無事に終了しました。 大文字建てが終わると近くの小屋で御神酒を酌み交わし今年1年の無事を願っていました。 14日の朝建てられた大文字は20日の早朝に下され巾着や花は持ち帰り神棚や玄関に飾られるということです。