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ドローン物流実証実験 異常感知し着水
買い物弱者対策として伊那市などが取り組んでいる物流用ドローンの実証実験が、13日に行われました。 ドローンは、離陸後異常を感知して湖に着水し、実験は延期となりました。 午前10時37分ごろ美和郵便局を離陸したドローンは、およそ5分後、パラシュートを開いて美和湖に着水しました。 待機していたボートが慌てて駆け寄り、ドローンを回収します。 実験は、今年3月と9月に続き3回目です。 今回の実験は、買い物弱者から通販の注文を受けた美和郵便局から注文票と空の箱がセットされたドローンが飛び立ち、およそ2キロ離れた南アルプスむら長谷まで目視外飛行して、注文された商品を積み込み戻ってくることを想定していました。 予備の機体を用意していましたが実験は延期となり、担当者が報道陣に対し経緯を説明しました。 ブルーイノベーション株式会社 熊田雅之 専務 「ソフトウェアの部分がエラーを感知して、自動でパラシュートが開き着水した。原因は分からないので実験は延期することに。課題をクリアーしてサービスの実現に向け取り組んでいきたい」 11日~12日にかけてあわせて5回のテスト飛行を行いましたが、異常はみられなかったということです。 パラシュートは、ドローン本体に異常が検知された場合と、機体が55度傾いた場合に自動で開くようになっていました。 自律制御システム研究所鷲谷聡之取締役 「センサーが感知し安全機能が作動し湖に着水したため、人的被害はもちろんなく、ドローンも無傷だった。」 国は、早ければ来年中にドローンの目視外飛行による荷物配送の実現を目指しています。 実験は来年3月に延期となり、担当者らは制御システムが起動した原因を追究し次回に活かしたいとしています。
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南箕輪村 福祉移送サービス拡充へ
南箕輪村は、現在70歳以上を対象に行っている福祉移送サービスについて、利用回数を増やし運行時間も延長する計画です。 13日村役場で開かれた村議会全員協議会で報告されました。 福祉移送サービスは、70歳以上の高齢者を対象に、自宅からスーパーや福祉施設・医療機関などへの移送を行うものです。 今回報告された内容によりますと、これまで1か月に2回までだった利用回数を3回までに増やすとともに、運行時間は午前9時から午後4時30分までだったものを、30分延長し午後5時までとします。 これは来年1月から予定されています。 福祉移送サービスは、村内で151人の登録があり、今年度前半での利用は103人、利用率は68%となっています。 唐木一直村長は「バスと組み合わせて交通弱者の足の確保を強化していく必要がある」と話していました。
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華道の全国大会 花の甲子園に弥生ケ丘高校が出場
華道の全国大会 Ikenobo 花の甲子園が12日京都府で開かれ、長野県代表として伊那弥生ケ丘高校華道部が出場しました。 伊那弥生ケ丘高校から出場したのは、2年生の宮下陽南子さん、牛山遥奈さん、井出唯月さん、の3人です。 今回で9回目となる花の甲子園には、全国から14の高校が出場し生け花の技術を競いました。 一次審査は、当日渡される花を使って、制限時間内に1人1作品を作ります。 各校ごとにテーマを決め、それにそって制作します。 弥生ヶ丘高校のテーマは「過去・現在・未来」で、三人で協力して制作を進めていきました。 完成すると、作品をPRするプレゼンテーションです。 審査の結果、残念ながら決勝に進む3校には選ばれませんでした。 なお、最優秀校は熊本県の熊本高校で、大会初の2連覇となりました。
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リニア駅とJR飯田線の乗換新駅の計画を確認
リニア中央新幹線を地域振興に生かす伊那谷自治体会議が今日伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、リニア駅とJR飯田線の乗換新駅の設置について確認されました。 伊那合同庁舎と県庁をインターネット回線でつなぎ会議が行われました。 飯田市の牧野光朗市長から、リニア駅とJR飯田線をつなぐ乗り換え新駅について提案があり、会議で確認されました。 それによりますと、JR飯田線の乗り換え新駅は、リニア駅周辺の区域からおよそ280メートルの場所に計画されています。 単線で、建設費は5億円から6億円程度が見込まれています。 今後は飯田市を中心にJR東海と調整をしていくとしています。 また、会議ではリニア駅と伊那谷各地とのアクセスについて協議しました。 伊那市の白鳥孝市長は「将来的に、中央道での自動車の自動運転技術の活用を視野に入れたらどうか」と提案していました。
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箕輪町消防団 パレードで火災予防呼びかけ
9日から始まった秋の全国火災予防運動に合わせて、箕輪町消防団は12日パレードを行い火災予防を呼びかけました。 12日は、箕輪町消防団の各分団長などが消防車両に乗り、火災予防を呼びかけるパレードを行いました。 今年の統一標語は、 「火の用心 ことばを形に 習慣に」です。 上伊那広域消防本部によりますと、9月までに管内では81件の火災が発生し、去年より20件増加しているということです。 町消防団では、寒くなる季節はストーブなどの近くに燃えやすい物を置かないことや、火の消し忘れに注意することなどを呼びかけています。
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車屋区80周年 100周年に向け風船飛ばす
伊那市東春近の車屋区は、来年2月に区が誕生して80周年を迎えます。 12日は区の節目を祝い、さらに100周年に向けて団結していこうと風船200個を飛ばしました。 12日は車屋公民館で文化祭が行われました。 今年の文化祭では、80周年のプレイベントとして、20年後の家族や自分に向けた手紙の募集や、風船飛ばしが行われました。 車屋区は昭和13年に、旧上殿島区が中組や渡場の3つの区に分かれ誕生しました。 午前11時になると、公民館に集まった区民が200個の風船を飛ばしました。 区長の黒河内芳範さんは「楽しく災害がなく、みんなで100周年迎えたいです」と話していました。 車屋区は80周に向け、来年2月に記念式典の開催や記念誌を発行する予定です。
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七五三詣 健やかな成長願う
15日の七五三を前に伊那市の春近神社には、12日家族連れが訪れ、子どもの健やかな成長を願っていました。 春近神社には午前中から晴れ着に身を包んだ子供やその両親などが訪れていました。 こちらの女性は、この日の為に、孫の晴れ着を手縫いしたという事です。 春近神社では、毎年11月15日に近い週末に七五三詣を行っています。 訪れた人たちは、作法をおそわりながら神事を行い、子供の健やかな成長を願っていました。 花畑樹彦宮司は、「豊かな実りの秋にお参りに来てくれた皆様にいいことがあるように祈りました」と話していました。
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西春近で新そば&きのこ祭り
伊那市のそばイベント5週連続ぶっとおしそば三昧の最終回、西春近新そば&きのこ祭りが12日、伊那スキーリゾートで行われました。 会場には家族連れなどが訪れ打ちたてのそばを味わっていました。 このイベントは信州そば発祥の地伊那をPRしようと先月から毎週土日に5週連続で開催されていて今回が最終回となります。 春近そばの会会員が打ちたてのそばを提供しそば打ちも披露されました。 1杯500円で地元産のそば粉を使った新そばです イベントではきのこ王国で採れたきのこの天ぷらも提供されました。 企画した伊那市観光協会では「期間中天候に恵まれなかったが今回は晴れて大勢の人が来てくれたのでほっとした。」と話していました。
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「入野谷昔語り」 美和ダムの思い出語る
伊那市長谷の昔の生活や文化についての話を聞く「入野谷昔語り」の1回目の座談会が11日、気の里ヘルスセンター栃の木で開かれ、美和ダム完成当時の様子について話がありました。 座談会では、伊那市長谷の中山晶計さんや羽場豊子さんら3人が語り人となり、昭和34年に完成した美和ダムのに係る思い出を語りました。 羽場さんは、自分の家の水田がダムの底に沈んでいったときの気持ちについて話しました。 入野谷昔語りは、長谷の昔の生活や文化を聞き継承していこうと、一般社団法人南アルプス案内人協会が今回初めて開きました。 講座は来年2月までに5回予定されていて、次回は18日(土)に「長谷の生業 山と川の恵み」というテーマで開かれます。
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ICT制作番組が地方の時代映像祭で選奨
伊那ケーブルテレビジョン制作の番組「たかずやの里を巣立つ日」が第37回地方の時代映像祭2017ケーブルテレビ部門で選奨を受賞しました。 11日、大阪府吹田市の関西大学で贈賞式が行われました。 地方の時代映像祭は、「地域」「地方」を新たな目で見直すために1980年に始まったドキュメンタリー作品の映像コンクールです。 今年はNHKや民放、ケーブルテレビ局などから287作品が寄せられました。 選奨受賞作品「たかずやの里を巣立つ日」は、今年6月に放送した30分のドキュメンタリー番組です。 伊那市東春近にある児童養護施設たかずやの里をこの春に退園した渡部愛美さんが、新社会人として独り立ちする場面を取材しました。 伊那ケーブルテレビの地方の時代映像祭入賞は今回で6作品目となります。 「たかずやの里を巣立つ日」は来月末に再放送する予定です。
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子どもの人権考える夕食会
伊那市で安価で食事を提供している「はぐくみ食堂」のおにぎりや味噌汁を味わいながら子どもの人権について考える夕食会が10日伊那市の伊那公民館で開かれました。 夕食会は来月茅野市で行われる、子どもの人権条約フォーラム実行委員会の南信事務局がその活動を広く知ってもらおうと開いたものです。 食事は伊那市荒井のコミュニティカフェセジュールが行っている「はぐくみ食堂」から提供されました。 「はぐくみ食堂」は誰もが共に食事を楽しむ場を作ろうと今年5月から始まり高校生以下は100円で提供されています。 月に一度のペースで行われ地元の農家から譲り受けた米や野菜なども食材に使われているということです。 会場には子どもサポートの団体や地域の親子が集まり子どもの支援のあり方などについて意見を交わしていました。 子どもの権利条約フォーラムは健康や学び、遊びなどが奪われない地域づくりを考えようと開催されます。 フォーラムは来月2日と3日に茅野市で開かれ子どもの権利を守る活動を行っている団体や自治体が全国から集まり協力と連携を進めていくということです。
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上伊那産の果物でスイーツバドル
上伊那産の果物で味を競うスイーツバトルが11日、伊那市のJA上伊那本所で行われました。 スイーツバトルはJA上伊那まつりのイベントで行われたものです。 スイートポテトプリンとイチゴのパフェゼリー、ミルクとりんごゼリーの三品が用意されました。 スイートポテトプリンは伊那市のタレント成美さん、イチゴのパフェゼリーはJA上伊那の果実大使、北澤ユウジさん、ミルクとりんごゼリーはJAの職員が考案したものです。 集まった人たち100人が地元産の果物が入ったスイーツの食べ比べをしていました。 食べ終わると気に入ったものに投票し結果はユウジさんが考案したイチゴのパフェゼリーが最も人気がありました。 今年が3年目のこの企画は一昨年がどんぶりバトル、去年はスープバトルが行われたということでJA上伊那では「地元産の安心安全でおいしい農産物をさらにPRしていきたい。」と話していました。
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4連覇へ!長野県縦断駅伝 上伊那結団式
長野県縦断駅伝競走大会の上伊那チームの結団式が10日伊那市役所で行われ、選手らが4連覇を目指し決意を新たにしました。 結団式には、選手やスタッフ、関係者が出席し、カツどんを食べて士気を高めました。 長野県縦断駅伝は、長野市から飯田市までの、22区間217.5キロをタスキでつなぎます。 去年、上伊那は大会新記録で優勝していて、3連覇を果たしました。 過去65回の大会のうち、36回の優勝を重ねています。 チームは去年12月に監督と主将が交代し、新体制となりました。 式では、各市町村の関係者らが「伝統ある上伊那の団結力で4連覇をめざしてほしい」「練習の成果を発揮し、伊那路を一位で駆け抜けてほしい」などと激励していました。 大会は、18日(土)と19日(日)に開かれます。 伊那の中継点は、山寺の長野ダイハツ販売伊那店前で、19日(日)午前10時30分頃に先頭の選手が通過する予定です。
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伊那西小学校に多目的施設完成
伊那市の伊那西小学校の給食室の跡地に、公民館としての機能も備えた多目的施設が完成しました。 11日は小学校を会場に伊那西地区総合展が開かれ、施設が地域の人たちにお披露目されました。 施設は、学校給食が共同調理方式となり、給食室を取り壊した跡地に建設されました。 建設にあたり地域住民らで作る検討委員会を立ち上げ、住民の要望を取り入れてきたということです 施設は木造平屋建てで、面積は262平方メートル、事業費は8,839万円です。 多目的室のほか、給食を受け取る配膳室や調理室があります。 学校の施設として使用するほか、伊那西公民館の活動スペースとして使用していくとしています。 児童は、14日から集会や給食の配膳で使用するということです。
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伊那市で木質バイオマスの活用考えるシンポジウム
木質バイオマスの活用による二酸化炭素の排出量削減を考えるシンポジウムが、伊那市役所で3日に開かれました。 シンポジウムは、伊那商工会議所、上伊那森林組合、上伊那地域自然エネルギー普及協議会が開いたもので、市役所で基調講演が行われました。 講師は、長野市に事務所を置くNPO法人CO2バンク推進機構の宮入賢一郎さんです。 宮入さんの試算によりますと、上伊那では年間に42億円が灯油代として使われているという事で、「灯油にかわって木質バイオマスが活用されれば生産、運搬、販売の全てが地域の経済に還元され大きな産業が生まれる」と話していました。 市役所駐車場では、薪ストーブやペレットストーブの展示会が開かれました。 上伊那森林組合のブースでは、持ち運び可能な薪のオーブンでピザを焼き訪れた人に振る舞っていました。 主催者を代表して伊那商工会議所の川上健夫会頭は「次の世代のために自然と共生できる街づくりを進めていきたい」と話していました。
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南箕輪村長杯少年サッカー大会 県内から16チームが参加
南箕輪村の村長杯少年サッカー大会が大芝総合運動場で3日に開かれ県内の16チームがトーナメント方式で優勝を争いました。 南箕輪FC.jrの保護者の会が主催し毎年開かれている大会で今年で30回目となりました。 青のユニフォーム南箕輪FC.jrは初戦、松本市のチームに勝利し2回戦は松本山雅の少年サッカーチームとの対戦になりました。 試合は地力に勝る山雅が冷静に得点を重ねて4対0で勝ち、南箕輪は2回戦で敗れました。 大会の結果、優勝は松本山雅となっています。 大会関係者は「大会を通してチームプレーの大切さや一丸となって優勝を目指す姿勢を学んで欲しい」と話していました。
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箕輪中学校3年1組 みのわ天竜公園に看板を設置
箕輪町の箕輪中学校3年1組の生徒は総合的な学習の時間で製作した、みのわ天竜公園の案内看板を11日に設置しました。 案内看板を設置したのは3年1組の生徒32人です。 箕輪中学校の3年生は2年生の時に模擬議会で町の活性化について町長に提案するなどクラスごとに考えた取り組みを行ってきました。 1組は町民の憩いの場所となっているみのわ天竜公園の清掃作業を今年の7月から始めたところ古くなって見ずらくなった看板をみつけ自分たちで新しく作る事にしました。 原画は生徒たちが描き町内の看板店の協力で設置しました。 1時間ほどかけて60センチの穴を2つ掘り支柱を組み立てて完成です。 ある生徒は「初めて来る人にも、いつも来ている人にも分かりやすいように工夫したので大勢の人に見てもらいたいです」と話していました。
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箕輪町議会が「オープンデータ化」を政策提言
箕輪町議会は、町が保有する町民アンケート結果や、人口、産業、農業に関する基礎情報を、誰でも利用できるようにHPに公開する「オープンデータ化」を、白鳥政徳町長に提言します。 11日に開かれた箕輪町議会全員協議会で地方創生・人口減少対策特別委員会が町長へ提出する政策提言の案を示し、了承されました。 決定した政策提言は町が保有する電子データをHPで公開し誰でも利用できるようにする「オープンデータ化」を町へ提案するものです。 町が行っている住民満足度調査のアンケート結果や、区ごとの人口推移、工業や農業の売り上げ状況などを、エクセルなど2次利用可能な電子データで公開する事で、町民が行政情報に接しやすくなるという事です。 期待される効果として、町民の自主的な活動の契機になる事、わかりやすい情報発信により移住・定住が促進される事、行政の透明性が向上する事などを挙げています。 オープンデータ化は県内5つの市で行っていて上伊那では駒ヶ根市が取り組んでいます。 町議会では、11月中に白鳥町長に政策提言するという事です。
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上伊那農業高校畜産班 「鹿肉特産品化」成果を報告
先月岡山県で開かれた日本学校農業クラブ全国大会で、最優秀賞となる文部科学大臣賞を受賞した南箕輪村の上伊那農業高校の畜産班は、10日に全校生徒の前で活動の成果を発表しました。 農業に関する実習や研究のこの1年の成果を発表する上伊那農業高校の収穫祭が行われ全国大会出場を報告しました。 畜産班は伊那市の新山地区の住民と連携して駆除した鹿の肉を活用し特産品化する取り組みを行っています。 鹿肉はジャーキーにして「でぃあでぃあ」の商品名で販売しています。 活動の成果として生徒らは新山地区の2か所で通年販売が可能になり、地域活性化に貢献できた事を報告していました。 畜産班は、北信越代表として先月岡山県で開かれた第68回日本学校農業クラブ全国大会で最高賞の文部科学大臣賞を受賞しました。出場した部門は、地域資源の活用や住民との交流を行うプロジェクトを発表するもので全国から9校が参加したという事です。 プロジェクト発表部門での最優秀賞は上農高校では初めてで、県内でも2番目の受賞となっています。
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長谷産の米 来年はニューヨークへ
国産米の輸出と販売を行う札幌市のワッカジャパンは、今年から伊那市長谷で米の栽培を始め10日は最後の稲刈りと脱穀を行いました。 今年は、およそ400キロを収穫し、その米は、ハワイへと輸出されますが、来年はニューヨーク進出も視野に入れています。 ワッカジャパンの出口友洋社長です。 10日はハワイで販売を手掛けるスタッフが7月に研修を兼ねて田植えをした田んぼの、最後の稲刈りと脱穀をしました。 ワッカジャパンでは、ハワイへ輸出する為の米作りを、今年から長谷の休耕田で始めました。 栽培したのは、健康志向のアメリカ人の需要を見込み、胚芽の量が多く門外不出の米とされるカミアカリという品種です。 生産初年度となった今年は、2つの栽培方法を試しました。 一つは、一般的な水田での栽培で、もう一つは、田植えなどの労力を減らす為に、乾燥した田んぼにモミを直まきする方式です。 栽培面積はそれぞれ0.2ヘクタールです 収量は一般的なものが300キログラム、直まきが100キログラムでした。 来年は栽培面積を今年の2倍にするほか、新たにニューヨークへに輸出する計画です。
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伊那小6年孝組 篶竹細工を学ぶ
伊那市の伊那小学校6年孝組の児童は、江戸時代から美篶に伝わる篶竹細工について10日学びました。 孝組の児童ら40人は10日、美篶小学校資料館を訪れ美篶地区に伝わる篶竹細工について学びました。 指導したのは、川手竹細工クラブの矢野正明会長です。 矢野さんは、竹ひごの作り方や、保管方法のコツなどを教えていました。 篶竹細工は江戸時代から美篶地区に伝わる竹細工で、県の伝統工芸品にも認定されています。 孝組では、4年生の頃から総合学習で竹細工について学んでいます。 修学旅行で訪れた山梨で伊那にも竹細工の歴史があると知り、その歴史や技術を学ぼうと、資料館を訪れました。 児童からは、ビクやザルを作るためのコツや、道具の使い方などについて質問が出されていました。 子ど達は、卒業にむけ地元で採れた竹を使い、作品づくりにも取り組んでいくという事です。
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東部仏教会 亡くなった人の霊慰める
伊那市の高遠と長谷の26の寺でつくる東部仏教会は、サンハート美和に入所していて亡くなった人の霊を、8日慰めました。 この日は、東部仏教会に所属する寺の住職8人がサンハート美和を訪れ、位牌の前でお経を唱えました。 施設利用者も出席し、焼香して手を合わせていました。 東部仏教会では毎年、施設に入所していて亡くなった人の霊を慰めています。 会長で弘妙寺の田中勲雄住職は「高齢の利用者もいるので、皆さんにも元気で穏やかに過ごしてもらいたい。」と話していました。 この日は他に、仏教会から慰問金も手渡されました。
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伊那市内の介護予防自主グループ交流発表会
伊那市内で活動する介護予防自主グループの交流発表会が、9日、いなっせで開かれました。 この日は、8つの自主グループが、それぞれが選んだ曲に乗せて、体操を発表しました。 4年まえ、伊那市が主催した介護予防教室が終了となった際、活動を続けたいと声が上がり、自主グループが各地で順に立ち上がりました。 4年間で8グループが発足し、介護予防推進員・いきいきサポーターの指導を受けて活動しています。 それぞれが独自に活動しているため、交流する機会を作りたいと、いきいきサポーターが実行委員会を作り、今回初めて発表会を開きました。 メンバーは、音楽に合わせて手を伸ばしたり、足を上げたりしていました。 実行委員長の原 泰子さんは、「高齢になってもスポットライトを浴びて発表する機会があってうれしいと皆さんいきいきとしている。来年も続けていきたい」と話していました。
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権兵衛トンネルで事故想定し訓練
国道361号・権兵衛トンネルで、トンネル内の事故を想定した訓練が、9日行われました。 訓練は、トンネルを通行止めにして行われました。 伊那側の入り口から300メートル付近で、トラックが対向車線にはみ出し、走行中の乗用車に正面衝突したとの想定で行われました。 運転手はともに軽傷・同乗者がともに重傷という想定です。 運転手が緊急電話を使って通報すると、トンネル内では事故発生を呼び掛けるアナウンスが流れました。 警察車両や救急車が到着すると、助手席のけが人を救出し、搬送していました。 また、事故車両からもれた燃料に引火して車両火災が発生したと想定して訓練が行われました。 トンネル内にある消火栓を活用し、県の職員が初期消火に当たりました。 その後、伊那側と木曽側の両側から消防車両が到着し、消火していました。 平成18年に権兵衛トンネルが開通してから、訓練は毎年行われています。 トンネルは、1日平均で、平日で3,800台、休日で4,700台通行しているということです。 道路を管理する木曽建設事務所によると、トンネル開通からこれまでに重大事故はなく、交通事故による通行止めもないということです。
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没後45周年 中川紀元展
辰野町出身の洋画家・中川紀元の没後45周年を記念した作品展が、伊那市坂下のはら美術できょうから始まりました。 会場には、紀元の壮年期から晩年までの作品60点が展示されています。 洋画や墨彩画、版画などがあり、サイズは3号から20号です。 はら美術が、数年かけて収集した作品で、紀元の作品だけをこれだけ集めてギャラリーで展示するのは非常に珍しいということです。 中川紀元は、1892年に現在の辰野町で生まれました。 アンリ・マチスに師事した初の日本人で、当時のヨーロッパの最先端を日本に持ち帰り、洋画界に大きな影響を残したとされています。 絵の購入を検討していた男性は、「独特のタッチで紀元の絵はすぐにわかる。見れば見るほど味が出る」と話していました。 没後45周年・郷土の魁(さきがけ)・中川紀元展は、19日(日)まではら美術で開かれています。
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高校生ロックバンド「FAITH」 ミニアルバム全国リリース
伊那市を拠点に活動する高校生ロックバンドFAITHは、15日にミニアルバム「2×3 BORDER」を全国リリースします。 地元では高校生を中心に、彼らの活躍に期待が高まっています。 FAITHは、伊那弥生ケ丘高校、上伊那農業高校、飯田女子高校に通う生徒5人が2015年に結成しました。 去年開催された「第6回長野県高校生バンド選手権」で最優秀賞を受賞。 そして、今年の夏に開催された10代のバンドが参加する全国規模のイベントに初出場し、参加した3,199組中、ファイナリスト8組に残りました。 8月にミニアルバムを発売し、ライブ会場で手売り販売していましたが、所属事務所の後押しもあり、今回全国の店頭に並ぶことになりました。 作詞作曲は自分たちで行い、歌詞は全て英語です。 ボーカルとギターボーカル、ドラムの3人は日本とアメリカのハーフで、国境を越えたボーダーレスな音楽を届けます。 FAITHのミニアルバム「2×3 BORDER」は、15日(水)から全国のCDショップなどで販売が始まるほか、音楽配信サイトでもダウンロードできます。 7曲が収録されていて、価格は1,500円です。 なお、11月23日と12月10日は、gramHOUSEで、ライブが行われる予定です。 メンバー5人のうち4人は3年生で、卒業後は全員上京するということです。
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伊那市 梅垣さん宅菊が見ごろ
伊那市美篶笠原の梅垣佐知子さんが育てている菊が見頃を迎えています。 梅垣さんは、15年前から趣味で菊を育てています。 自宅の庭には、10種類の菊が見ごろを迎えていて、今月の下旬まで楽しめるということです。
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VC長野公式応援ソング完成
南箕輪村を拠点に活動するバレーボールチームVC長野トライデンツの応援ソングが完成しました。 応援ソングを手掛けたのは、駒ヶ根市のタレントでVC長野トライデンツ応援団長の北澤ユウジさんです。 応援を盛り上げようとVC長野から要請があり、ユウジさんが、今年の3月から曲づくりをはじめました。 曲名はTRY&FLY~お前は一人じゃない~です。 ユウジさんは、2015年からVC長野の応援団長を務め、試合で得点した選手の名前をコールするなど応援を先導しています。 VTRユウジさん 応援ソングは、ホームゲームの試合の前やセット間に流していて、ユウジさんは「曲に合わせてタオルを回してほしい」と話しています。 TRY&FLYのCDは、ホームゲームの会場や伊那市の平安堂で1枚1000円で販売しています。
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伊那市とRIZAPが連携 健康増進プログラム
伊那市は、健康に関する研究などを行っているRIZAP㈱と共同でシニア層を対象とした健康増進プログラムを来年1月から実施します。 8日は、市役所で記者会見が開かれ、白鳥孝市長とRIZAPの瀬戸健社長が概要を説明しました。 実施する健康プログラムは、RIZAPと連携しシニア層を対象に健康寿命を伸ばすものです。 報酬は、体力年齢の若返りや医療費の削減額を試算して、伊那市がRIZAPに支払います。 今日は、デモンストレーションが行われ、無理せずに体を動かす運動トレーニングが紹介されました。 RIZAPでは、今年の3月から静岡県牧之原市でこの健康プログラムを実施していて、参加者の体力年齢が平均13.6歳若返ったということです。 伊那市では今後、200人限定で申し込みを行い、来年1月から伊那市保健センターで全8回のトレーニングを予定しています。 また、この取り組みに合わせ、伊那市は、ふるさと納税の返礼品としてRIZAPのトレーニングなど各種サービスと健康関連商品を8日から扱います。
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箕輪町の高齢者福祉施設が合同音楽会
箕輪町内にある高齢者福祉施設の合同音楽会が8日に町文化センターで開かれ、それぞれの施設で練習してきた歌を利用者が発表しました。 町内の6つの施設から約140人が参加し、施設ごとに発表しました。 このうち、三日町にあるゆとり荘は、職場体験に訪れている箕輪進修高校の1年生4人と一緒に歌いました。 このほか、大正琴の伴奏に合わせて歌ったり、曲に合わせて体を動かしたりと工夫を凝らした演奏が披露されました。 途中、松島保育園の年長園児が訪れ、体操を発表しました。 音楽会は、2年に一度開かれているもので、今年で3回目になります。 主催した箕輪町高齢者福祉事業所連絡会では「それぞれの施設の歌を聴いたり取り組みを知る事で、利用者の生きがいに繋がればうれしいです」と話していました。