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若者が企画 クリスマスマーケット
信州大学の学生や地元の中高生が中心となって企画した「ワカモノ・クリスマスマーケット」が9日、伊那市のセントラルパークで行われました。 セントラルパークでは中高生や大学生が、食べ物やワークショップのブースを設けました。 マーケットは、商店街で中高生向けの古本屋を開いている信州大学農学部3年の増川千晶さんらが中心となって企画しました。 古本屋に通っている高校生は、リース作りのワークショップを企画しました。 総合学習の授業で地域との交流に取り組んできた伊那中学校2年3組の生徒は、手作りの松ぼっくりツリーやヘアゴムを販売したり、訪れた人と一緒に制作していました。 また、セントラルパークには中高生たちが飾り付けたイルミネーションが設置されています。 テーマは「春」で、一か月ほどかけて制作しました。 イルミネーションは9日の午後5時に点灯式が行われ、およそ一か月間商店街を彩ります。
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ニシザワ文芸コンクール表彰式
上伊那の小中学生を対象にした読書感想文のコンクール、ニシザワ文芸コンクールの表彰式が9日、伊那市創造館で行われました。 9日は、受賞した16人に株式会社ニシザワの荒木康雄社長から表彰状が贈られました。 小学校低学年の部の最優秀賞には、美篶小3年生の下島有里菜さんの感想文が選ばれました。 下島さんは縄跳びができない女の子ができると嘘をついてしまう「へなちょこ」という本を読みました。 小学校高学年の部では東春近小5年生の矢島優月さんの感想文が最優秀賞に選ばれました。 オスカー・ワイルド原作の「しあわせの王子」を読みました。 また、中学生の部では辰野中2年の柚原綾花さんの感想文が 最優秀賞に選ばれました。 ニシザワ文芸コンクールは、書店として創業した株式会社ニシザワが本を通して考える力を養ってもらおうと開いています。 今年は、上伊那の41の小中学校から1472点の応募がありました。 荒木社長は「読書を通して想像力を広げ、文章にすることで自分の考えを相手に伝える力を育んでいってほしい」と話していました。
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障害者施設の利用者の作品並ぶ 「第3回ぽかぽかアート展」
南信地域8つの障害者施設の利用者が制作した作品が並ぶ「第3回ぽかぽかアート展」が、伊那市の伊那文化会館で開かれています。 会場には、絵画や手芸、書道などおよそ110点が並んでいます。 ぽかぽかアート展は、個性豊かな表現方法を感じてもらおうと開かれていて、今年で3回目です。 会場では、9月に安曇野市で開かれた長野県障がい者文化芸術祭で入賞した作品も展示されています。 こちらは、伊那市の田中賀代さんが制作したパッチワークキルト作品で、手工芸部門で最優秀賞を受賞しました。 大好きだというパイナップルを題材に、8か月間かけて制作したということです。
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下古田区 景観保護について勉強会
箕輪町下古田区の住民は、地域の景観保護についての勉強会を、26日、地区の公民館で開きました。 26日は、住民16人が集まり、景観育成や保全について伊那建設事務所の林章敬建設課長から話を聞きました。 区内では高齢化が進んでいるということで、耕作放棄地の増加やそれに伴うソーラーパネルの建設などが予想されることから、今回初めて勉強会を開きました。 林さんは、住民主体で景観を守る「景観育成住民協定」について説明しました。 協定は、建物の外観や緑化などに関して自主的なルールを定め県が認定するものです。 質疑応答で、「山林などは地権者が複雑で難しい作業になるのでは」「下古田だけでなく近隣地域と一緒に取り組んだほうが良い」といった住民からの意見に対し、林さんは「手遅れにならないよう、区内全部を対象にするのでなくできるところから手を入れて徐々に広げていってはどうか」などとアドバイスしていました。 下古田区では、今年度中にもう1度勉強会を開く計画です。
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伊那北小学校の児童が炭の窯出し
伊那市の伊那北小学校の6年2組の児童は、総合的な学習の一環で作った炭の窯出しを、5日に行いました。 この日は、できた炭の窯出しを行いました。 里山にあった広葉樹や竹を使い、先月14日に火入れをし、およそ3週間かけて燃やして作りました。 伊那北小6年2組の児童36人は、総合的な学習の時間に、上牧の住民グループが整備している里山について学んでいます。 今回は、初めて炭づくりに挑戦しました。 缶の中にまつぼっくりや栗、どんぐりなどを入れて原型のまま炭にする「花炭」も作りました。 缶から取り出すと、きれいな形のまま出てきました。 児童たちは5年生の時から上牧の里山について学んでいて、ピザ窯でピザを焼いたり、自然を調査する活動を行ってきました。 上牧里山づくりでは「努力のおかげで良い炭ができました。実際に体験することの大切さを学んでもらえたと思う。」と話していました。 完成した炭は、学校で行うバーべーキューで使うということです。
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ゴルフにチャレンジ!高遠高校ゴルフ実習
伊那市の高遠高校3年生選択科目のゴルフ実習が8日、伊那市のセイブグリーンパークで行われました。 3年生15人が全日本ゴルフ練習場連盟公認インストラクターの夏野元樹さんから指導を受けました。 夏野さんは「ボールを打つとき、腕は止めた状態で肩を動かし腰を回すようにしてください。小さなスイングをこころがけ、手打ちにならないように。」などとアドバイスしていました。 高遠高校3年生の選択科目ではゴルフのほかカヌーも取り入れていて幅広いジャンルのスポーツに取り組んでいます。
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キャッチボールを体験 小学生女子ソフトボール教室
女子小学生を対象にしたソフトボール教室が3日から伊那市の伊那公園屋内運動場で始まりました。 教室には伊那市の女子ソフトボールチーム、アルプスいーなちゃんソフトボールクラブのメンバー12人と初心者8人の合わせて20人が参加しました。 教室はソフトボールの楽しさを知ってもらおうと伊那市スポーツ推進委員会が開いたもので今回はキャッチボールをしました。 高学年と低学年に分かれて行われ低学年は柔らかいボールを使って投げ方やボールの取り方を教わっていました。 伊那市スポーツ推進委員会は「ここにいる小学生が10年後の長野国体でソフトボール選手として活躍してもらいたい。」と話していました。 教室は年末年始を除く来年2月までの日曜日に行われていて当日参加もできるということです。
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純高遠産の地酒「やまむろ」 新酒が完成
伊那市高遠町の地酒「やまむろ」の新酒が出来上がり7日、関係者が鉾持神社に祀られている酒の神様に奉納しました。 この日行われた神事では、出来たてのやまむろで乾杯が行われました。 乾杯が終わると高遠旨い酒研究会の北原義克会長は「(今年の)新酒を初めて飲んだが去年よりもまろやかでおいしい。胸を張ってみなさんにおすすめしたい」と話していました。 やまむろは、高遠町の酒販店などでつくる「高遠旨い酒研究会」が醸造しています。 山室の酒米「ひとごこち」を使い、地元の酒蔵「仙醸」で仕上げる純高遠産の日本酒です。 今年は1000本をつくる予定で、この日は関係者20人程が繁盛を祈願していました。 やまむろは、1瓶720ミリリットル入り1300円(税込)で、高遠町内の5つの酒販店で販売されます。 【販売店】・酒舗にんべん・叶屋酒店・桜井酒店・十一屋酒店・萬寿屋酒店
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県立歴史館 「KOAの日」で無料開放
電子部品の開発・製造を行うKOA㈱が協賛して、千曲市の長野県立歴史館を無料開放する「県立歴史館・KOAの日」が12月16日に行われます。 企業などの協賛を受け、通常大人300円の入館料を無料にして、多くの人に足を運んでもらおうと、県立歴史館が初めて企画したものです。 初回の16日は、KOAが協賛することになりました。 日本初の昆虫標本作りに奔走した飯田市出身の田中芳男の展示や、遺物収蔵庫・文献資料書庫をめぐるバックヤード探検が企画されています。 6日には記者会見が開かれ笹本正治館長が内容を説明しました。 笹本正治館長は「来館者の中心は東北信の人。中南信の人にも目を向けてもらいたいという想いもありKOAさんに協力をしてもらっている部分もある」と話していました。 KOAでは「素晴らしい施設だということを中南信の人たちにも知ってもらいたいと思い協力することにした。地域の次世代を担ってくれる子ども達の育成につながればうれしい」と話しています。 当日は、会場でKOAの製品展示も行われるということです。 県立歴史館では今後、公募で協賛団体を募集し、無料開放を行っていくということです。
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50年の森林ビジョンの取組み支援 「ミドリナ」発足
伊那市が進める50年の森林(もり)ビジョンの活動を、民間が中心となって応援するプロジェクト「ミドリナ」が8日に発足しました。 この日は、市役所で記者会見が開かれ、白鳥孝市長と発起人で伊那市芸術文化大使の柘植伊佐夫さんが概要を説明しました。 50年の森林ビジョンは、50年後の次世代に伊那市の森林・自然環境・農林業を引き継いでいこうと伊那市が進めているものです。 現在、自然体験学習や、都市圏で排出されたCO2を森林整備活動をすることで相殺するカーボンオフセットなどの取り組みを行っています。 プロジェクトでは、「伊那市ミドリナ委員会」と呼ばれる支援組織を設置して、広報活動や伊那市の木材の付加価値の創出、ビジネスマッチングなどを行っていきます。 また、取り組みに賛同してくれる企業や一般から「ミドリナ基金」として寄付を募り、50年の森林ビジョンや、ミドリナの活動に充てる計画です。 寄付のあった人たちには、伊那市の木材を使った返礼品を贈るということです。 柘植さんは、伊那市のプロモーション映像を制作しているイーナムービーズの総監督も務めていて、新たなプロモーションビデオ「森のこえ」に携わったことが、今回のプロジェクト立ち上げのきっかけになったということです。 柘植さんは「すでに様々な取組みが始まっているが、ビジョンを考えたときに、出来ていない部分に着手するべき最終局面に来ているのではないかと思う。みんなで森林の大切さを考えていきたい」と話していました。 白鳥市長は「取組みがこれまで以上に具体化すると思うし、幅が広がると思う」と話していました。 プロジェクトの中心となって活動する伊那市ミドリナ委員会は4月を目処に活動をスタートさせる計画で、まずはビジネスマッチングや付加価値の創出を中心に行っていくということです。
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馴染みの居酒屋に手作り看板贈る
伊那市高遠町出身の原明徳さんは7日、高遠町の居酒屋「ながせ」に手作りの看板を贈りました。 看板には店主の長瀬仁さんと母親のあや子さん、背景に高遠城址公園の桜の写真がプリントされています。 看板を贈った原さんは現在長野市に住んでいますが、子どもの頃は居酒屋「ながせ」の隣に住んでいました。 今も交流があり店や地域を明るくしたいと看板を手作りしました。 居酒屋「ながせ」は創業100年近くになる老舗で店主の仁さんは創業者のひ孫で4代目です。 原さんは「味も雰囲気も良いので多くの人に店に立ち寄ってもらいたい。」と話していました。
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新伊那バスターミナル 営業開始
新築された伊那バス株式会社の伊那バスターミナルが7日から営業を開始しました。 午前11時バスターミナル発名古屋行きの高速バスの出発に合わせてセレモニーが行われ、藤澤洋二社長らがテープカットをして営業開始を祝いました。 バスの乗客には記念品が手渡されました。 また、安全を祈願して、運転手に花束が手渡されました。 伊那バスターミナルは、5月から建て替え工事を行い、このほど完成しました。 7日から営業を再開し、午前4時50分の始発便から運行しています。 伊那バスターミナルは、1日およそ100~150便のバスが発着します。
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中学3年間の野球生活に感謝
中学生の硬式野球チーム、伊那ファイターズの卒団式が3日、箕輪町の伊那プリンスホテルで行われました。 卒団式では第37期生の3年生に修了証書が手渡されました。 卒団生は伊那中が2人、東部中が7人、西箕輪中が1人、春富中が1人、南箕輪中が2人、辰野中が2人の合計15人です。 公式戦の主な戦績はあづみ野テレビカップで優勝、東日本選抜野球大会で準々決勝進出などとなっています。 伊那ファイターズは1981年に結成されこれまでに全国大会へも出場しています。 また卒団後もほとんどが高校で野球を続けていて強豪校に進学し甲子園に出場した選手もいます。 会場には保護者やチーム関係者など約110人が集まりました。 式では主将の小池大輝君があいさつをしました。 伊那ファイターズの新チームは2年生が12人、1年生が9人で全国大会出場を目指します。
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ドローン操縦の養成スクール 来年1月に伊那市で開校
無人航空機ドローンの操縦技能者・資格取得者を養成するための「ドローンスクール信州伊那校」が、来年1月に伊那市内で開校します。 7日は、ドローンスクール信州伊那校の校長を務める伊那市手良のsky contact代表の蟹澤幸一さんが記者会見を開き、概略を説明しました。 蟹澤さんは、全国に130校あるドローン技能者を養成するスクール「JUIDA」の講習を修了し、今年11月に講師として認定されています。 JUIDAは、国土交通省のホームページにも管理団体として認定されていて、県内では東信・中信・長野市に養成スクールがそれぞれ1校あり、今回、南信地域では初めての開校となります。 これからドローンの需要が増える中で操縦者の人手不足が想定されることから、安全に操縦できる人を育成します。 スクールを修了すると、JUIDA認定操縦士に申請することができ、認定証が交付されるほか、国交省への利用申請の手続きを簡略化することができるようになります。 蟹澤さんと一緒に、伊那市西町でドローンの空撮を行う会社DIG TRIPの大木大輔さんも協力して指導にあたります。 養成スクールは、来年1月29日から5日間の日程で伊那市長谷で開校し、座学と実技が計画されています。 HPから申し込みを受け付けていて、募集人数は5人程度です。 申し込み先・・・http://ndmc.co.jp (開校日の1週間前まで)
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長谷中生徒が伊那市長と語る
伊那市の長谷中学校の生徒と白鳥孝市長が、長谷の魅力や課題について語り合う「市長と語りたいな」が7日行われました。 長谷中の3年生は、内藤とうがらしの栽培に取り組んできた成果を報告しました。 地域の人に苗を配ったほか、ラー油を作って販売しました。 1100本作りましたが、すべて売り切れたということです。 そこで、生徒たちは、市長に「内藤とうがらしの特産化」を提案しました。 また、生徒たちが、内藤とうがらしの売り上げや寄付を募って集めた10万円を長谷の活性化に役立ててほしいと寄付しようとすると、白鳥市長は気持ちだけいただくとして受け取らず、「ラー油は大ヒットする可能性がある。皆さんの活動をさらに広げるために活用してほしい」と激励していました。
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東ティモール高校生が伊那を訪れる
東南アジアの東ティモールから、伊那市に10人の高校生が訪れ、農家民泊や企業見学などを行いました。 6日の夕方、一行が伊那市役所に到着しました。 市役所では、入村式が行われ、伊那市や、生徒たちが宿泊する農家の紹介がありました。 科学技術振興機構の事業に採択され東ティモールの高校生を招聘したのは、東京のサレジオ工業高等専門学校です。 サレジオ高専は、学生が東ティモールで技術指導を行うなどの交流を続けています。 東京オリンピック・パラリンピックで伊那市が東ティモールのホストタウンになったことから3日から11日までの今回の研修旅行の日程に伊那市が入りました。 東ティモール大使館のヌノ参事官は、「現地の言葉で「イナ」は「母」という意味がある。皆さんに母のような気持ちで受け入れていただいていると感じ感謝している」とあいさつしました。 7日は、伊那食品工業を見学しました。 伊那食品工業では寒天の原料となる海藻を、東ティモールの隣の国・インドネシアで養殖しています。 生徒たちからは、東ティモールでも養殖できるかなどの質問が出されていました。 東ティモールの高校生は、8日に伊那を出発し、11日まで国内に滞在します。
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伊那地域最低気温 -6度
7日は二十四節季の一つ「大雪」。平地でも雪が降るころとされています。 7日の伊那地域の最低気温はマイナス6度と、1月上旬並みの冷え込みとなりました。 朝は畑の畔の雑草にも霜が降りていました。
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伊那スキーリゾート 今シーズンの無事を祈る安全祈願祭
伊那市西春近の伊那スキーリゾートで、今シーズンの無事を祈る安全祈願祭が、7日行われました。 この日は、伊那市やスキー場の関係者らおよそ40人が出席し、シーズン中の無事を祈りました。 伊那スキーリゾートの今シーズンの営業は16日(土)からを予定していて、現在雪づくりは順調に行われているということです。 オープン時はゲレンデの一部のみの開放となりますが、年末年始には全面滑走できるよう準備が進められています。 今年は、360度全方向に雪をまくことができる最新の降雪機システムを日本で初めて導入しました。 シーズン中の土日・祝日は、JR伊那市駅とスキー場を往復する無料のシャトルバスが運行されます。 今シーズンも、高校生以上を対象にした学割料金が実施される他、初心者向けの無料レッスンも行われます。 昨シーズンは、12月16日から4月2日まで営業し、前年よりも多いおよそ4万5千人が利用しました。
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信濃GS 唐木村長に優勝を報告
今シーズン初優勝したプロ野球独立リーグ信濃グランセローズの三澤今朝治会長らが南箕輪村役場を訪れ唐木一直村長に6日、優勝報告をしました。 6日は、信濃グランセローズの三澤会長ら球団関係者が役場を訪れました。 信濃GSは球団創設以来、毎年3月に大芝で第2次キャンプを行っています。 今シーズンは村出身の高井ジュリアン投手が12勝をあげるなどの活躍もあり、創設11年目でBCリーグ初優勝を果たしました。 唐木村長は「地元の高井投手が活躍したことは大変うれしい。来年も優勝を目指して頑張ってほしい」と話していました。 信濃グランセローズは、来年の春も南箕輪村でキャンプを予定しています。
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新山小学校にいた猫「たま」との思い出を振り返る集会
伊那市の新山小学校で18年以上飼われ、去年12月に死んだ猫「たま」との思い出を振り返る集会が6日、学校で開かれました。 校内には、写真が飾られ、児童たちがたまとの思い出を振り返っていました。 たまは、新山小学校で18年以上飼われていました。 児童の登下校を見守ったりひなたぼっこをしたりと可愛らしい姿を見せ、多くの児童や地域住民に愛されていましたが、老衰のため去年12月6日に息をひき取りました。 命日となるこの日の集会では、これまでの思い出を学年ごとに発表しました。 3年生は、呼びかけと、リコーダーを演奏しました。 6年生の竹村花さんは「今でもたまの姿を思い出します。卒業式でおめでとうと言ってほしかったのは叶わなかったけど、天国からお祝いしてください。」と手紙を読みました。 髙見真美校長は「年をとって命の火が消えること、1日1日を生き抜くこと、たくさんの大切なことを教えてくれました。たまを見ると優しい気持ちや頑張る勇気をもらえました。」と話していました。 児童は1人ずつ花を手向け、冥福を祈っていました。
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伊那市駅前の空きビルについて意見交換
JR伊那市駅前の空きビルについて考える意見交換会が伊那市のタウンステーション伊那まちで5日、開かれました。 5日は商店主やIT関係者など15人が集まり、JR伊那市駅前の空きビルの活用法について意見交換をしました。 このビルは、昭和35年に建てられた地下1階、地上4階の鉄筋コンクリート造りで、かつては自衛隊の事務所や喫茶店、ゲームセンターなどがテナントとして入っていたということです。 5日の会合では、山岳関係者や飲食店主などでつくるアスタルプロジェクト代表の八木択真さんが空きビルの現状について報告しました。 それによるとビルの所有者は松本市に住んでいて八木さんは、 これまで数回所有者宅を訪れ、活用させてもらえないかと相談しました。 八木さんは「ビル所有者に活用について関心を持ってもらえている」と話していました。 また1日に、所有者から許可をもらい建物の中を見せもらった様子を写真を使って紹介しました。 専門家に見てもらったところ建物内はヒビ割れもなく問題なく使えそうだとのことですが、耐震補強は必要だということです。 ビルが使えると仮定し活用について自由に意見を交わしました。 参加者は「木工などものづくりの場に出来ないか」「異業種の人が情報交換しながら仕事をするコワーキングスペースはどうか」「喫茶店や立ち食いそば店も必要ではないか」などと語り合っていました。 今後は、高校生や大学生など若者の意見を聞く機会も設けたいとしています。 タウンステーションでは、毎月第1火曜日に、起業したい人や伊那市について考える人たちが集まり意見交換する伊那まちローカルベンチャーミーティングが開かれています。 空きビルについての意見交換はミーティングの中で行われました。
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新伊那バスターミナル 安全祈願
5月から建て替え工事をしていた伊那市西町の伊那バスターミナルが完成しました。5日は関係者が神事などを行ない、ターミナルの安全を祈願しました。 完成した伊那バスターミナルです。 敷地面積はおよそ1580平方メートルで、以前と比べ380平方メートル広くなりました。 延床面積はおよそ285平方メートルで、旧ターミナルと比べ100平方メートル広くなりました。 5日は伊那バスの関係者などおよそ30人が出席し、神事を行い安全を祈願しました。 新しいターミナルは建物を北西に配置させ、歩行者がバスの進路を横断する事無く、乗り場に移動できるようになりました。 この他に、高速バスの自動券売機が設置されました。 案内板に英語が併記された他、待合室には伊那市産のさくらやクリの木を使ったテーブルが設置されています。 伊那バスの藤澤洋二社長は「伊那の玄関口として、発展できるように地域の人と協力していきたいです」と話していました。 新しい伊那バスターミナルの営業は7日の午前4時30分からです。
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上伊那広域連合廃棄物政策審議会
上伊那広域連合廃棄物政策審議会が5日に伊那市のいなっせで開かれ、平成40年度の1人1日あたりのごみの平均排出量は、今年度と比べ25g少ない464gとの予測結果が示されました。 上伊那広域連合では、適正なごみ処理の推進を図るための「ごみ処理基本計画」の見直しを行い、平成30年度中に改定するとしています。 計画では、平成40年度のごみの平均排出量などが示されました。 1人1日あたりのごみの平均排出量は、平成28年度と比べて25g少ない464gとなっています。 今後人口減少が見込まれることからごみの総排出量は減少する見込みです。 平成28年度現在、世帯人数のうちわけは、1人世帯と2人世帯がおよそ55%を占めていて、今後も増加するとみています。 広域連合によりますと、世帯人数が少なくなるにつれて家庭ごみの量は多くなる傾向があるということです。 今後は、この数値や住民アンケートの結果をもとに、具体的な目標値を設定していくとしています。
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下小沢あかりの会 手作りのおやき味わう
伊那市下小沢の地域住民は、手作りのおやきを味わう会を5日、小沢地域交流センターで開きました。 この日は、下小沢の住民20人が集まり、おやきを作りました。 中の具材には、それぞれが持ち寄った野沢菜や切り干し大根、なす、あんこが使われました。 下小沢あかりの会は、地区の高齢者が集まり交流を深めようと10年程前に発足しました。 平均年齢は74歳で、春は山菜やそばを、冬はおやきを味わう会を開いている他、区内の花壇の手入れや、子どもたちにまんど作りを教えています。 会員は、おやきを食べながら会話を楽しんでいました。 唐澤寿男会長は「作り方の違いを教え合いながら和気あいあいと作ることができました。寒くなり外出する機会も減る中で交流する機会をこれからも設けていきたい。」と話していました。
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子どものケガ防止へ 親子でトレーニング
イラストを使って生活の中にある危険や、危ない行動について学ぶ「親子で危険予知トレーニング」が箕輪町の子育て支援センターで5日おこなわれました。 危険予知トレーニングには、子育て支援センターを利用する未就園児の親子など31人が参加しました。 センターの職員が、家やスーパーの一場面を描いたイラストを見せると、参加した親子は危ないと思われる場所にシールを張り付けました。 シールを貼り終えると、「ファンヒーターの前には近づかない」「ガスコンロには触らない」、スーパーでは「カートで遊ばない」などと教えていました。 これは危険予知トレーニングと言われ、生活の中にどのような危険が潜んでいるかに気付き、回避する方法を学びます。 子どものケガの予防につなげていこうと、箕輪町では28年度から町内の保育園を対象に実施しています。 今回は初めて、子育て支援センターで行いました。 箕輪町によりますと、全国の子どもの救急搬送のうち、0歳から12歳が占める割合は、およそ8割だという事です。
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満光寺 雪吊り作業
本格的な冬を前に伊那市高遠町の満光寺では境内の松を雪の重さから守る雪吊りの作業が5日行われました。 満光寺では、20年ほど前から松の雪吊りを行っています。 雪吊りは木々の枝が雪の重みで折れないように保護するもので冬の風物詩にもなっています。 5日は、朝から箕輪町の小池造園の職人4人が作業にあたっていました。 長さ10メートルほどの支柱に松を固定し、上から円すい状に縄を張り巡らせます。 満光寺の境内には高所作業車が入れないため、はしごを使って一本一本丁寧に縄を下していました。 境内には、「極楽の松」と呼ばれる、樹齢500年の黒松があり、職人たちは幹をいためないよう、慎重に作業していました。 満光寺では、「訪れた人たちに冬の風情を楽しんでもらいたい」と話していました。
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地域おこし協力隊サポートネットワーク会議が発足
地域おこし協力隊の受け入れ体制を強化し地域への定着につなげるための上伊那地域のサポートネットワーク会議が2日に発足し、隊員が現状や課題について意見を交わしました。 地域おこし協力隊サポートネットワーク会議は、市町村での受け入れ体制を強化し地域への定着へつなげるため、県が10圏域ごとに今年度初めて設置したものです。 この日は上伊那地域の8市町村から18人の隊員が参加し、意見を交わしました。 隊員からは、「協力隊と地域住民との交流会を企画したが参加者が少なく関心をどうもってもらうかが難しい」といった課題や「任期が終わった後に生活できるだけの仕事ができているのかわからない」といった不安の声が上がっていました。 現在上伊那には42人の協力隊員がいて隊員数は中川村が最も少なく2人、飯島町が最も多く13人となっています。 県によりますと年々受け入れ人数が増加する一方で隊員と市町村との間での活動内容のミスマッチや連携不足など課題も出てきているという事です。 会議で出された意見は全県で集約し、活動事例や受け入れ体制などを紹介するハンドブックを来年2月を目途に作成する計画です。
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障害者週間 「ひろがるつながるウィーク」
障がいの有無にかかわらず互いの人格を尊重し支え合う社会の実現を目指す啓発事業が、4日に、伊那市で行われました。 伊那合同庁舎で開かれた疑似体験では、参加者が2人1組になり、1人がアイマスクをして目の不自由な人を、もう1人が誘導する人の役割を体験しました。 啓発事業は、3日から9日までの障害者週間に合わせて今回初めて行われたもので、企業や県の職員などおよそ40人が参加しました。 伊那保健福祉事務所の担当者は、「誘導者は肘を持ってもらい半歩前を歩いてください」「段差や交差点など事前に教えてあげると良いです」などとアドバイスしていました。 他には、障がいのある人が生活の中で困っていることなどを話しました。 箕輪町在住で夫婦共に耳に障がいのある女性は、「マスクをすると口元が見えず何を言っているかが分からない」と話していました。
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再生可能エネルギーについて情報共有
太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーを推進している県や上伊那の市町村の担当者が、地域の課題や問題などについて情報共有する「再生可能エネルギー上伊那地域会議」が、4日、伊那合同庁舎で開かれました。 会議には、上伊那地域振興局の職員や上伊那8市町村の担当者などおよそ20人が出席しました。 再生可能エネルギーが推進される中、地域住民とのトラブルが問題となる事例が報告されていることから、情報共有をしようと初めて開かれました。 地域住民から寄せられた意見として、「太陽光発電設備の建設に伴う山林開発で土砂災害や公害が不安だ」「国や市町村で推進しているはずの再生可能エネルギーの利用施設について規制をすることが疑問だ。」などの声があがっていることが紹介されました。 県では、定期的に情報共有することで、地域と調和した再生可能エネルギーの推進を図っていきたいとしています。
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エコポスターコンク 最優秀賞に南中稲村さん
南箕輪中学校2年の稲村美琴(いなむらみこと)さんが描いたポスターが、abnエコポスターコンクール中学生の部で最優秀賞に選ばれました。 最優秀賞に選ばれた稲村さんの作品は「日本一!!ごみ量少ない長野県」を標語に、長野県の自然を表現しています。 県の鳥・ライチョウや、県の花リンドウが中央に、南アルプスをモデルにした山が背景に描かれています。 ポスターに長野県らしさが出るようこだわって製作したということです。 稲村さんは「このポスターを見て、少しでもみんながごみを減らそうという気持ちになればうれしい」と話していました。 南箕輪村民センターでは、現在、エコポスターの展示が行われています。 コンクールは、長野朝日放送が「地球を守ろうプロジェクト」の一環で毎年行っています。 今年は小学生の部に295作品、中学生の部に262作品の応募があり、稲村さんの他、努力賞には南箕輪中2年の日向彩瑛(ひゅうがあい)さんと三浦梨菜(みうらりな)さんの作品も選ばれています。 展示は、21日まで村民センターで行われています。