-
ドローン操縦の養成スクール 来年1月に伊那市で開校
無人航空機ドローンの操縦技能者・資格取得者を養成するための「ドローンスクール信州伊那校」が、来年1月に伊那市内で開校します。 7日は、ドローンスクール信州伊那校の校長を務める伊那市手良のsky contact代表の蟹澤幸一さんが記者会見を開き、概略を説明しました。 蟹澤さんは、全国に130校あるドローン技能者を養成するスクール「JUIDA」の講習を修了し、今年11月に講師として認定されています。 JUIDAは、国土交通省のホームページにも管理団体として認定されていて、県内では東信・中信・長野市に養成スクールがそれぞれ1校あり、今回、南信地域では初めての開校となります。 これからドローンの需要が増える中で操縦者の人手不足が想定されることから、安全に操縦できる人を育成します。 スクールを修了すると、JUIDA認定操縦士に申請することができ、認定証が交付されるほか、国交省への利用申請の手続きを簡略化することができるようになります。 蟹澤さんと一緒に、伊那市西町でドローンの空撮を行う会社DIG TRIPの大木大輔さんも協力して指導にあたります。 養成スクールは、来年1月29日から5日間の日程で伊那市長谷で開校し、座学と実技が計画されています。 HPから申し込みを受け付けていて、募集人数は5人程度です。 申し込み先・・・http://ndmc.co.jp (開校日の1週間前まで)
-
長谷中生徒が伊那市長と語る
伊那市の長谷中学校の生徒と白鳥孝市長が、長谷の魅力や課題について語り合う「市長と語りたいな」が7日行われました。 長谷中の3年生は、内藤とうがらしの栽培に取り組んできた成果を報告しました。 地域の人に苗を配ったほか、ラー油を作って販売しました。 1100本作りましたが、すべて売り切れたということです。 そこで、生徒たちは、市長に「内藤とうがらしの特産化」を提案しました。 また、生徒たちが、内藤とうがらしの売り上げや寄付を募って集めた10万円を長谷の活性化に役立ててほしいと寄付しようとすると、白鳥市長は気持ちだけいただくとして受け取らず、「ラー油は大ヒットする可能性がある。皆さんの活動をさらに広げるために活用してほしい」と激励していました。
-
東ティモール高校生が伊那を訪れる
東南アジアの東ティモールから、伊那市に10人の高校生が訪れ、農家民泊や企業見学などを行いました。 6日の夕方、一行が伊那市役所に到着しました。 市役所では、入村式が行われ、伊那市や、生徒たちが宿泊する農家の紹介がありました。 科学技術振興機構の事業に採択され東ティモールの高校生を招聘したのは、東京のサレジオ工業高等専門学校です。 サレジオ高専は、学生が東ティモールで技術指導を行うなどの交流を続けています。 東京オリンピック・パラリンピックで伊那市が東ティモールのホストタウンになったことから3日から11日までの今回の研修旅行の日程に伊那市が入りました。 東ティモール大使館のヌノ参事官は、「現地の言葉で「イナ」は「母」という意味がある。皆さんに母のような気持ちで受け入れていただいていると感じ感謝している」とあいさつしました。 7日は、伊那食品工業を見学しました。 伊那食品工業では寒天の原料となる海藻を、東ティモールの隣の国・インドネシアで養殖しています。 生徒たちからは、東ティモールでも養殖できるかなどの質問が出されていました。 東ティモールの高校生は、8日に伊那を出発し、11日まで国内に滞在します。
-
伊那地域最低気温 -6度
7日は二十四節季の一つ「大雪」。平地でも雪が降るころとされています。 7日の伊那地域の最低気温はマイナス6度と、1月上旬並みの冷え込みとなりました。 朝は畑の畔の雑草にも霜が降りていました。
-
伊那スキーリゾート 今シーズンの無事を祈る安全祈願祭
伊那市西春近の伊那スキーリゾートで、今シーズンの無事を祈る安全祈願祭が、7日行われました。 この日は、伊那市やスキー場の関係者らおよそ40人が出席し、シーズン中の無事を祈りました。 伊那スキーリゾートの今シーズンの営業は16日(土)からを予定していて、現在雪づくりは順調に行われているということです。 オープン時はゲレンデの一部のみの開放となりますが、年末年始には全面滑走できるよう準備が進められています。 今年は、360度全方向に雪をまくことができる最新の降雪機システムを日本で初めて導入しました。 シーズン中の土日・祝日は、JR伊那市駅とスキー場を往復する無料のシャトルバスが運行されます。 今シーズンも、高校生以上を対象にした学割料金が実施される他、初心者向けの無料レッスンも行われます。 昨シーズンは、12月16日から4月2日まで営業し、前年よりも多いおよそ4万5千人が利用しました。
-
信濃GS 唐木村長に優勝を報告
今シーズン初優勝したプロ野球独立リーグ信濃グランセローズの三澤今朝治会長らが南箕輪村役場を訪れ唐木一直村長に6日、優勝報告をしました。 6日は、信濃グランセローズの三澤会長ら球団関係者が役場を訪れました。 信濃GSは球団創設以来、毎年3月に大芝で第2次キャンプを行っています。 今シーズンは村出身の高井ジュリアン投手が12勝をあげるなどの活躍もあり、創設11年目でBCリーグ初優勝を果たしました。 唐木村長は「地元の高井投手が活躍したことは大変うれしい。来年も優勝を目指して頑張ってほしい」と話していました。 信濃グランセローズは、来年の春も南箕輪村でキャンプを予定しています。
-
新山小学校にいた猫「たま」との思い出を振り返る集会
伊那市の新山小学校で18年以上飼われ、去年12月に死んだ猫「たま」との思い出を振り返る集会が6日、学校で開かれました。 校内には、写真が飾られ、児童たちがたまとの思い出を振り返っていました。 たまは、新山小学校で18年以上飼われていました。 児童の登下校を見守ったりひなたぼっこをしたりと可愛らしい姿を見せ、多くの児童や地域住民に愛されていましたが、老衰のため去年12月6日に息をひき取りました。 命日となるこの日の集会では、これまでの思い出を学年ごとに発表しました。 3年生は、呼びかけと、リコーダーを演奏しました。 6年生の竹村花さんは「今でもたまの姿を思い出します。卒業式でおめでとうと言ってほしかったのは叶わなかったけど、天国からお祝いしてください。」と手紙を読みました。 髙見真美校長は「年をとって命の火が消えること、1日1日を生き抜くこと、たくさんの大切なことを教えてくれました。たまを見ると優しい気持ちや頑張る勇気をもらえました。」と話していました。 児童は1人ずつ花を手向け、冥福を祈っていました。
-
伊那市駅前の空きビルについて意見交換
JR伊那市駅前の空きビルについて考える意見交換会が伊那市のタウンステーション伊那まちで5日、開かれました。 5日は商店主やIT関係者など15人が集まり、JR伊那市駅前の空きビルの活用法について意見交換をしました。 このビルは、昭和35年に建てられた地下1階、地上4階の鉄筋コンクリート造りで、かつては自衛隊の事務所や喫茶店、ゲームセンターなどがテナントとして入っていたということです。 5日の会合では、山岳関係者や飲食店主などでつくるアスタルプロジェクト代表の八木択真さんが空きビルの現状について報告しました。 それによるとビルの所有者は松本市に住んでいて八木さんは、 これまで数回所有者宅を訪れ、活用させてもらえないかと相談しました。 八木さんは「ビル所有者に活用について関心を持ってもらえている」と話していました。 また1日に、所有者から許可をもらい建物の中を見せもらった様子を写真を使って紹介しました。 専門家に見てもらったところ建物内はヒビ割れもなく問題なく使えそうだとのことですが、耐震補強は必要だということです。 ビルが使えると仮定し活用について自由に意見を交わしました。 参加者は「木工などものづくりの場に出来ないか」「異業種の人が情報交換しながら仕事をするコワーキングスペースはどうか」「喫茶店や立ち食いそば店も必要ではないか」などと語り合っていました。 今後は、高校生や大学生など若者の意見を聞く機会も設けたいとしています。 タウンステーションでは、毎月第1火曜日に、起業したい人や伊那市について考える人たちが集まり意見交換する伊那まちローカルベンチャーミーティングが開かれています。 空きビルについての意見交換はミーティングの中で行われました。
-
新伊那バスターミナル 安全祈願
5月から建て替え工事をしていた伊那市西町の伊那バスターミナルが完成しました。5日は関係者が神事などを行ない、ターミナルの安全を祈願しました。 完成した伊那バスターミナルです。 敷地面積はおよそ1580平方メートルで、以前と比べ380平方メートル広くなりました。 延床面積はおよそ285平方メートルで、旧ターミナルと比べ100平方メートル広くなりました。 5日は伊那バスの関係者などおよそ30人が出席し、神事を行い安全を祈願しました。 新しいターミナルは建物を北西に配置させ、歩行者がバスの進路を横断する事無く、乗り場に移動できるようになりました。 この他に、高速バスの自動券売機が設置されました。 案内板に英語が併記された他、待合室には伊那市産のさくらやクリの木を使ったテーブルが設置されています。 伊那バスの藤澤洋二社長は「伊那の玄関口として、発展できるように地域の人と協力していきたいです」と話していました。 新しい伊那バスターミナルの営業は7日の午前4時30分からです。
-
上伊那広域連合廃棄物政策審議会
上伊那広域連合廃棄物政策審議会が5日に伊那市のいなっせで開かれ、平成40年度の1人1日あたりのごみの平均排出量は、今年度と比べ25g少ない464gとの予測結果が示されました。 上伊那広域連合では、適正なごみ処理の推進を図るための「ごみ処理基本計画」の見直しを行い、平成30年度中に改定するとしています。 計画では、平成40年度のごみの平均排出量などが示されました。 1人1日あたりのごみの平均排出量は、平成28年度と比べて25g少ない464gとなっています。 今後人口減少が見込まれることからごみの総排出量は減少する見込みです。 平成28年度現在、世帯人数のうちわけは、1人世帯と2人世帯がおよそ55%を占めていて、今後も増加するとみています。 広域連合によりますと、世帯人数が少なくなるにつれて家庭ごみの量は多くなる傾向があるということです。 今後は、この数値や住民アンケートの結果をもとに、具体的な目標値を設定していくとしています。
-
下小沢あかりの会 手作りのおやき味わう
伊那市下小沢の地域住民は、手作りのおやきを味わう会を5日、小沢地域交流センターで開きました。 この日は、下小沢の住民20人が集まり、おやきを作りました。 中の具材には、それぞれが持ち寄った野沢菜や切り干し大根、なす、あんこが使われました。 下小沢あかりの会は、地区の高齢者が集まり交流を深めようと10年程前に発足しました。 平均年齢は74歳で、春は山菜やそばを、冬はおやきを味わう会を開いている他、区内の花壇の手入れや、子どもたちにまんど作りを教えています。 会員は、おやきを食べながら会話を楽しんでいました。 唐澤寿男会長は「作り方の違いを教え合いながら和気あいあいと作ることができました。寒くなり外出する機会も減る中で交流する機会をこれからも設けていきたい。」と話していました。
-
子どものケガ防止へ 親子でトレーニング
イラストを使って生活の中にある危険や、危ない行動について学ぶ「親子で危険予知トレーニング」が箕輪町の子育て支援センターで5日おこなわれました。 危険予知トレーニングには、子育て支援センターを利用する未就園児の親子など31人が参加しました。 センターの職員が、家やスーパーの一場面を描いたイラストを見せると、参加した親子は危ないと思われる場所にシールを張り付けました。 シールを貼り終えると、「ファンヒーターの前には近づかない」「ガスコンロには触らない」、スーパーでは「カートで遊ばない」などと教えていました。 これは危険予知トレーニングと言われ、生活の中にどのような危険が潜んでいるかに気付き、回避する方法を学びます。 子どものケガの予防につなげていこうと、箕輪町では28年度から町内の保育園を対象に実施しています。 今回は初めて、子育て支援センターで行いました。 箕輪町によりますと、全国の子どもの救急搬送のうち、0歳から12歳が占める割合は、およそ8割だという事です。
-
満光寺 雪吊り作業
本格的な冬を前に伊那市高遠町の満光寺では境内の松を雪の重さから守る雪吊りの作業が5日行われました。 満光寺では、20年ほど前から松の雪吊りを行っています。 雪吊りは木々の枝が雪の重みで折れないように保護するもので冬の風物詩にもなっています。 5日は、朝から箕輪町の小池造園の職人4人が作業にあたっていました。 長さ10メートルほどの支柱に松を固定し、上から円すい状に縄を張り巡らせます。 満光寺の境内には高所作業車が入れないため、はしごを使って一本一本丁寧に縄を下していました。 境内には、「極楽の松」と呼ばれる、樹齢500年の黒松があり、職人たちは幹をいためないよう、慎重に作業していました。 満光寺では、「訪れた人たちに冬の風情を楽しんでもらいたい」と話していました。
-
地域おこし協力隊サポートネットワーク会議が発足
地域おこし協力隊の受け入れ体制を強化し地域への定着につなげるための上伊那地域のサポートネットワーク会議が2日に発足し、隊員が現状や課題について意見を交わしました。 地域おこし協力隊サポートネットワーク会議は、市町村での受け入れ体制を強化し地域への定着へつなげるため、県が10圏域ごとに今年度初めて設置したものです。 この日は上伊那地域の8市町村から18人の隊員が参加し、意見を交わしました。 隊員からは、「協力隊と地域住民との交流会を企画したが参加者が少なく関心をどうもってもらうかが難しい」といった課題や「任期が終わった後に生活できるだけの仕事ができているのかわからない」といった不安の声が上がっていました。 現在上伊那には42人の協力隊員がいて隊員数は中川村が最も少なく2人、飯島町が最も多く13人となっています。 県によりますと年々受け入れ人数が増加する一方で隊員と市町村との間での活動内容のミスマッチや連携不足など課題も出てきているという事です。 会議で出された意見は全県で集約し、活動事例や受け入れ体制などを紹介するハンドブックを来年2月を目途に作成する計画です。
-
障害者週間 「ひろがるつながるウィーク」
障がいの有無にかかわらず互いの人格を尊重し支え合う社会の実現を目指す啓発事業が、4日に、伊那市で行われました。 伊那合同庁舎で開かれた疑似体験では、参加者が2人1組になり、1人がアイマスクをして目の不自由な人を、もう1人が誘導する人の役割を体験しました。 啓発事業は、3日から9日までの障害者週間に合わせて今回初めて行われたもので、企業や県の職員などおよそ40人が参加しました。 伊那保健福祉事務所の担当者は、「誘導者は肘を持ってもらい半歩前を歩いてください」「段差や交差点など事前に教えてあげると良いです」などとアドバイスしていました。 他には、障がいのある人が生活の中で困っていることなどを話しました。 箕輪町在住で夫婦共に耳に障がいのある女性は、「マスクをすると口元が見えず何を言っているかが分からない」と話していました。
-
再生可能エネルギーについて情報共有
太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーを推進している県や上伊那の市町村の担当者が、地域の課題や問題などについて情報共有する「再生可能エネルギー上伊那地域会議」が、4日、伊那合同庁舎で開かれました。 会議には、上伊那地域振興局の職員や上伊那8市町村の担当者などおよそ20人が出席しました。 再生可能エネルギーが推進される中、地域住民とのトラブルが問題となる事例が報告されていることから、情報共有をしようと初めて開かれました。 地域住民から寄せられた意見として、「太陽光発電設備の建設に伴う山林開発で土砂災害や公害が不安だ」「国や市町村で推進しているはずの再生可能エネルギーの利用施設について規制をすることが疑問だ。」などの声があがっていることが紹介されました。 県では、定期的に情報共有することで、地域と調和した再生可能エネルギーの推進を図っていきたいとしています。
-
エコポスターコンク 最優秀賞に南中稲村さん
南箕輪中学校2年の稲村美琴(いなむらみこと)さんが描いたポスターが、abnエコポスターコンクール中学生の部で最優秀賞に選ばれました。 最優秀賞に選ばれた稲村さんの作品は「日本一!!ごみ量少ない長野県」を標語に、長野県の自然を表現しています。 県の鳥・ライチョウや、県の花リンドウが中央に、南アルプスをモデルにした山が背景に描かれています。 ポスターに長野県らしさが出るようこだわって製作したということです。 稲村さんは「このポスターを見て、少しでもみんながごみを減らそうという気持ちになればうれしい」と話していました。 南箕輪村民センターでは、現在、エコポスターの展示が行われています。 コンクールは、長野朝日放送が「地球を守ろうプロジェクト」の一環で毎年行っています。 今年は小学生の部に295作品、中学生の部に262作品の応募があり、稲村さんの他、努力賞には南箕輪中2年の日向彩瑛(ひゅうがあい)さんと三浦梨菜(みうらりな)さんの作品も選ばれています。 展示は、21日まで村民センターで行われています。
-
伊那木曽連絡道路のトンネルの点検
伊那地域と木曽地域を結ぶ国道361号伊那木曽連絡道路のトンネルの点検作業が4日から始まりました。 点検作業は、道路を管理する木曽建設事務所が実施しているもので、初日の4日は、権兵衛トンネルを抜けた木曽側にある番所(ばんしょ)トンネルで行われました。 午後1時過ぎからトンネル内は片側交互通行となり、担当者が壁面をハンマーで叩いて問題がないか確認していました。 国道361号伊那木曽連絡道路には4つのトンネルがあり今月25日までの平日午前9時から午後5時の間に行われます。 作業中は、片側交互通行となるため、最大で30分程度の待ち時間が予想されていて、木曽建設事務所では「安全な通行のために必要な作業なので、協力をお願いしたい」と話していました。
-
伊那市理容師組合が図鑑を寄贈
伊那市の理容師組合青年部は、西春近北保育園の子ども達に図鑑を4日、贈りました。 伊那市理容師組合青年部のメンバー2人が訪れ、園児に図鑑を手渡しました。 保育園への寄贈は、地域貢献活動の一環で行われていて、今年は市内10の園に贈られました。 組合に加盟している48件から集めた歳末募金を使って図鑑を購入しました。 内容は、鳥や魚に関するもので、園児たちは図鑑を広げて読んでいました。 青年部長の丸山明彦(まるやまあきひこ)さんは「図鑑を見ることで子どもたちにいろいろなことに興味を持ってもらいたい」と話していました。 3年前から行われているこの活動により今年ですべての園に図鑑が贈られたということです。
-
父親と子ども対象のクリスマス料理教室
男性の家事・育児への参画につなげようと、父親と子どもを対象にしたクリスマスの料理教室が3日、伊那市の伊那公民館で開かれました。 教室では、クリスマスツリーに見立てたポテトサラダと、ホタテと大根のグラタンを作りました。 指導したのは、伊那市荒井で飲食店を経営する野菜ソムリエのひだいはるひさんです。 この教室は、伊那市の男女共同参画推進講座「男と女いきいきセミナー」の一環として開かれたものです。 ポテトサラダを山の形に盛り付け、ブロッコリーやニンジン、ミニトマトなどで飾ってツリーに見立てました。 グラタンでは、ホワイトソースづくりに挑戦しました。 ひだいさんは、「ホワイトソースは意外と簡単に作れます。グラタンの中に入れる食材を変えて家庭でも作ってみてください」と話していました。 料理が完成すると、全員で味わっていました。 伊那市では、来年1月に子育てセミナーを開く予定で、さらなる男女共同参画を推進していきたいとしています。
-
大出で地域ふれあい新そば試食会
箕輪町大出の住民有志が手打ちのそばを提供する、地域ふれあい新そば試食会が3日大出コミュニティーセンターで開かれました。 試食会では、大出そば有志の会の会員が打った手打ちそば200食が用意されました。 1人前300円で提供されたほか、イワナの甘露煮がふるまわれました。 地域住民35人でつくる大出そば有志の会は、毎年この試食会に向け講習会を開き、そば打ちの腕を磨いています。 そば粉は、区内の7アールの休耕田で育てたもので、今年は50キロの実を収穫しました。 会場には、親子連れやお年寄りなど多くの地域住民が訪れ、新そばを味わっていました。
-
伝統芸能継承 古田人形芝居
箕輪町上古田に伝わる伝統芸能古田人形芝居の定期公演が2日、箕輪町文化センターで開かれました。 定期公演では箕輪中学校古田人形部が恋人に会いたいと願う娘の物語、生写朝顔話宿屋の段を披露しました。 盲目の旅芸人となった娘が、恋人と偶然同じ宿に居合わせたことを後から知る場面では娘が激情する様子を表現していました。 古田人形芝居保存会は生写朝顔話の後半、大井川の段を演じました。 目の病に効くという薬を飲み娘の目が再び見えるようになる場面では巧みに人形を操り舞台を盛り上げていました。 古田人形芝居は約300年の歴史があり県選択無形民俗文化財に指定されています。 この伝統芸能を守り伝えようと後継者の育成にも力を入れていて公演では地元の箕輪西小学校古田人形クラブの児童も練習の成果を披露していました。 古田人形芝居保存会では「これまでの小中学校の経験者が活動の担い手となってきている。 伝統を受け継ぐ責任と誇りを持ち稽古を続けていきたい。」と話していました。
-
伊那谷や世界の昆虫食紹介 「大昆虫食博」
伊那谷や外国の昆虫食についてまとめた伊那市創造館の企画展「大昆虫食博」が2日から始まりました。 いなごや、はちのこ、ざざむし。 会場には、伊那谷や外国で食べられている昆虫など13種類が展示されています。 この展示会は伊那谷に伝わる昆虫食の文化を改めて見直そうと、伊那市創造館が企画しました。 タガメやコオロギなど、カンボジアを中心に外国で食べられている虫、8種類も展示されています。 伊那谷では昆虫は主に佃煮で食べられていますが、外国では素揚げにして甘い味の液に浸して食べられているということです。 創造館の第20回企画展 大昆虫食博は来年5月7日まで開かれています。
-
上伊那ベースボールサミット 中学生の継続率68%
上伊那ベースボールサミットが2日伊那市内で開かれ、上伊那の野球人口について報告がありました。 特に、中学から高校にかけての野球継続率は68%で、目標を達成したということです。 2日は伊那市の東部中学校などでサミットが開かれ、実行委員会が取り組みの成果を報告しました。 上伊那ベースボールサミット実行委員会は、平成27年度からの10年間で少年野球人口100人増加、中学の野球部員の高校での継続率10%増加を目標に掲げ、講習会など を行ってきました。 平成29年度の少年野球チームの在籍者は706人で、2年前と比べ30人増加しています。 中学から高校にかけての野球継続率について、中学3年の野球部員147人のうち、続けているのは100人で、継続率は68%でした。 2年前は55%だったので2年間で目標の10%増を達成しました。 ただ、硬式でプレーするリトルシニア出身者のうち上伊那の高校へ進学したのは48%と半分以下にとどまっています。 平成16年に夏の大会で全国制覇した駒大苫小牧の影の立役者と言われる遠藤友彦さんの講演も行われました。 サミットには上伊那の中学・高校の野球部員や保護者、指導者などおよそ250人が訪れ、遠藤さんの話に耳を傾けていました。
-
北原さん女子高校サッカー全国大会へ
全日本高校女子サッカー選手権大会に出場する、帝京第三高校3年の北原友里奈さんは11月30日、箕輪町役場を訪れ白鳥政徳町長に出場の報告をしました。 30日は北原さんと母親の洋子さんが箕輪町役場を訪れ、白鳥町長に全国大会出場を報告しました。 箕輪町松島の北原さんは小学校2年生の時にサッカーを始め、中学まで上伊那のクラブチームでプレーをしていました。 その後、山梨県の帝京第三高校に進学し、瞬発力や運動神経が良い事からゴールキーパーをまかされています。 3年生となり、北原さんにとって今回の選手権が高校最後の公式戦になるという事です。 白鳥町長は「体調管理に気をつけ万全の態勢で大会に臨んで下さい」と激励していました。 北原さんは「全力を出し切って、優勝を狙いたいです」とこたえていました。 全日本高校女子サッカー選手権大会は、来月30日から兵庫県で開催され、各ブロックの代表32校が出場します。 北原さんが所属する帝京第三の初戦は、30日・広島文教高校と対戦します。
-
10月の月間有効求人倍率2.06倍
上伊那の10月の月間有効求人倍率は2.06倍で前の月を0.12ポイント上回りました。 求人倍率は2倍台となりましたが正社員の割合は低い状態が続いています。 月間有効求人数は5416人、月間有効求職者数は2631人で10月の月間有効求人倍率は2.06倍でした。 求人倍率が2倍台となるのは平成4年10月以来25年ぶりです。 これについてハローワーク伊那では製造業を中心に受注と生産は好調を維持している。 ただ新規求人数に占める正社員の割合は全国で42%、長野県で37%に対し上伊那は30%とまだ低い状態だとしています。 このため求人倍率は2倍を超えたものの今後の動向を慎重に判断する必要があるとして雇用情勢は引き続き堅調に推移しているとの前の月の判断を据え置いています。
-
伊那市民芸術文化祭 活動の成果を披露
文化、芸術団体がこの1年の活動の成果を発表する伊那市民芸術文化祭が、2日と3日の2日間、伊那市のいなっせで行われています。 いなっせ5階では生け花や絵画、書道など17の団体が作品を展示しています。 伊那市民芸術文化祭は市内で活動している団体の発表の場としてNPO法人伊那芸術文化協会が毎年行っているもので今年で14回目となります。 無料の体験コーナーもあり、煎茶道方円流の教室に通う生徒が作法に従って入れた煎茶を、訪れた人に振る舞っていました。 舞台部門には15団体が参加し、日本舞踊などを発表していました。 伊那市民芸術文化祭は3日も午前10時から行われステージ発表は午後1時からとなっています。
-
上伊那ハーモニカ愛好者の集い演奏会
上伊那で活動しているハーモニカグループによる演奏会が伊那市の伊那文化会館で2日に開かれました。 上伊那ハーモニカ愛好者の集い演奏会は、平成23年に始まり今年で7回目となります。 この日は、のべ150人が出演し日ごろの練習の成果を発表しました。 このうち伊那市高遠町で活動している高遠ハーモニカクラブは9人で「勘太郎月夜唄」を演奏していました。
-
伊那そば振興会 チェコでのPRを市長に報告
11月チェコのプラハで開かれた国際交流イベント「ジャパンウィーク」で伊那のそば文化をPRした、伊那そば振興会のメンバーら3人が市役所を訪れ、白鳥孝市長にイベントでの成果を報告しました。 1日は、振興会の飯島進会長ら3人が市役所をおとずれました。 ジャパンウィークは公益財団法人国際親善協会が主催するイベントで、今年はチェコの首都プラハで先月に開かれました。 伊那そば振興会は19日と20日の2日間参加し、日本から蕎麦粉を持ち込み、そば打ちを披露した他、手打ちそば900食を振る舞ったという事です。 初日で予定してた600食が終わった為、急遽300食を追加する等、反応は良かったという事です。 伊那市ではこのイベントに合わせ、英語版のパンフレットや動画を作成し協力しました。 伊那そば振興会には、来年の開催地イタリアから出展のオファーが来ているという事です。
-
美篶小児童が篶竹細工学ぶ
伊那市の美篶小学校の児童が1日地元に伝わる竹細工の技術を学びました。 これは美篶小学校開校116周年記念事業として行われたものです。 美篶地区に伝わる県指定の伝統工芸、篶竹細工の技術を継承している上川手竹細工クラブのメンバーが講師を務めました。 篶竹細工は竹を使ってびくなどを作るもので江戸時代の農家の収入源の一つだったということです。 クラブによりますと昭和23年頃には4万個ほど作られていましたが時代とともに衰退してきたということです。 児童らは竹でびくが作られていく行程を興味深げに見ながら地域に伝わる伝統工芸に触れていました。 この事業を企画した美篶小学校資料館運営委員会では「地元のお年寄りと子どもたちの交流を通して歴史や文化を伝えていきたい。」と話していました。