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伊那市と箕輪町でお盆成人式
お盆の帰省にあわせ、伊那市と箕輪町で成人式が行われ人生の節目を祝いました。 伊那市では高遠、長谷地区を除く伊那地区8会場で14日と15日に行われました。 このうち伊那公民館では15日、美篶・手良地区を除く東部中学校区の成人197人を対象に式が行われ134人が出席しました。 式では、白鳥孝市長からのビデオメッセージが披露され、「伊那谷に住んでいて日本を変えていく、そんな取り組みを私たちと一緒に、ぜひやっていただきたい」と呼び掛けていました。 小中学校時代の担任からは「自分の行動に責任を持ち、信頼される大人になってください」などとエールが送られました。 新成人を代表して石倉夏樹さんは「素晴らしい自然や、文化がある伊那市の出身であることを誇りに持ち、これからの長い人生を突き進みたい」と挨拶しました。 式の後、友人や恩師たちと久しぶりの再会を喜んでいました。 伊那地区では今年男性312人、女性328人の合わせて640人が成人を迎えました。
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催し多彩に あす大芝高原まつり
20日は南箕輪村で第31回大芝高原まつりが行われます。 19日は会場となる大芝高原で祭りの準備が進められていました。 湖上ステージではダンスや太鼓演奏などおよそ30団体が出演します。 中央園路ではおまつりパレードが行われ参加者が大芝高原音頭ニューバージョン2006を踊ります。 その他大芝名物たらいレースなど20のイベントが行われます。 伊那ケーブルテレビでは20日午後0時15分から3時間ご覧のチャンネルで生中継します。
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市民と議会が子育てなどで議論
市民と議会との意見交換会が18日、伊那市高遠町総合福祉センターで開かれ子育てに関する要望などが市民から出されました。 意見交換会は議会改革を進める伊那市議会がその取り組みの一環として開いているもので今回が2回目です。 議員21人と住民およそ50人が子育て、防災、農林業の3つのテーマに別れて意見を交わしました。 このうち子育てをテーマにしたグループからは保育園の統廃合などに関する意見が出されていました。 ほかに伊那市が雑誌のアンケートで子育て世代が暮らしやすい田舎の1位となったものの実感がわかないとの声があがっていました。 議会では通園通学の足の確保や移住者の住居に関する課題など市民から出された要望を政策提言として反映させていくとしています。
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南箕輪小倉田さんがジャベリックボール投げで全国へ
南箕輪小学校6年生の倉田紗優加さんが、第32回全国小学生陸上競技交流大会に出場します。 17日は倉田さんが南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に出場の報告をしました。 倉田さんが出場する種目はジャベリックボール投げです。 今年度からソフトボール投げに代わり導入された競技で30センチほどの羽がついたボールを投げその飛距離を競います。 倉田さんは5月からこの競技を始め、現在は母親や学校の体育教諭に指導を受けながら練習しています。 倉田さんは、県大会で県の小学生記録をおよそ10メートル更新する54メートル86センチで優勝し、県代表として全国大会に出場します。 唐木村長は、「思いっきり投げて頑張ってください」と激励していました。 第32回全国小学生陸上競技交流大会は20日に神奈川県で開かれます。
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伊那で箱根駅伝目指し合宿
伊那市西箕輪与地出身の伊藤国光監督率いる専修大学陸上競技部は箱根駅伝出場を目指して伊那市内で夏の合宿を行っています。 伊藤監督は現在61歳。 上伊那農業高校陸上部で活躍し卒業後はカネボウ陸上競技部の選手となり引退後は監督も務めました。 19日は午前中、伊那市から箕輪町にかけて起伏のあるおよそ5キロのコースを選手たちが走っていました。 伊藤監督は専修大学の監督に就任して今年で5年目で平成26年以来3年ぶりの箱根駅伝出場を目指しています。 伊那市で合宿を行うのは初めてで今月5日から練習をはじめ27日までのおよそ1か月を予定しています。 伊那市で初めて練習する選手たちは「走る環境が整っている」と話し手応えを感じているようでした。 箱根駅伝の予選会は10月15日に東京で開催されます。 毎年40校ほどがエントリーし上位10校が箱根駅伝に出場することができ専修大学は上位入賞を目指しています。
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伊那市西箕輪大萱で百八灯
16日は、各地で送り盆の行事が行われました。 このうち、伊那市大萱区では、恒例の百八灯(ひゃくはってい)が大萱公園グラウンドで行われました。 区民約300人が訪れ、振りまんどや花火をした後に点火されました。 古老の話によりますと、百八灯は、江戸時代から伝わっていて、昔は、棒の先端に玉をつけて土手にさして行い、「提」の字が使われていたということです。 針金にぼろ布を巻いて玉をつくり、金網で覆います。 点火の合図とともに中学生が108個に一斉に火をつけると、グラウンドは幻想的な雰囲気に包まれていました。 108は、人間の煩悩になぞらえているということです。 鎌倉誠治区長は、「遠くに住んでいる人は、この行事を楽しみに来年も帰省してほしい」と呼びかけていました。
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松本山雅FCポップアップストアで選手のサイン会
21日までの期間限定でサッカーJ2松本山雅の応援グッズを販売している伊那市のベルシャイン伊那店で、選手のサイン会が18日に行われました。 サイン会場にはおよそ200人のファンが並び、選手の登場を待ちました。 今年からチームに移籍したアメリカ出身のゴールキーパー、シュミット・ダニエル選手が会場に現れるとファンからは声援が上り、早速サインをしていました。 松本山雅のオフィシャルスポンサーになっている㈱ニシザワは、期間限定でポップアップストアを先月22日からベルシャイン伊那店に設置しています。 ポップアップストアの設置は南信地区では初めてで、設置後多くの人で賑わい完売したグッズもあったということです。 ダニエル選手は1人1人にサインと握手で応じていました。 20日には、南箕輪村で行われる大芝高原まつりでグッズ販売コーナーが設けられるほか、9月18日には第1回松本山雅FCサッカークリニックin上伊那が開かれる予定です。
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厄除けの伝統行事おさんやり
箕輪町南小河内で16日、町無形文化財の伝統行事おさんやりが行われ地区住民が地域の安泰を願いました。 おさんやりでは白服に身を包んだ男性およそ40人が、お舟を担いで地区内を練り歩きました。 この行事は地区内の大堰と呼ばれる用水路が天竜川と逆方向に流れていることが疫病や災いの原因とされ、その厄をはらうため始まったとされています。 200年前から続けられていて毎年8月16日のお盆の行事として受け継がれています。 お舟は長さ10メートル、重さ600キロほどありカラマツとナラが使われています。 途中の辻では担ぎ手たちが輪になり民謡「よいそれ節」を披露していました。 およそ2時間かけて地区内を回ったあと、お舟壊しが行われる夜を待ちます。 夜になるとお舟を地面に落とし大きく揺らしながら壊していきます。 壊したお舟は小さく切られ1年間の厄除けとして住民が拾い集めていました。 お舟につけられていた御幣は実行委員会が区長宅に持ち込み、おさんやりの無事終了を告げます。 お舟を小さく切った木片は厄除けとして玄関に飾られていて各家庭では新しいものに付け替え地区の安泰を願っていました。
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ローメン夏まつりにぎわう
伊那名物ローメンをPRしようと、伊那市のセントラルパークでローメン夏まつりが15日に開かれ多くの人で賑わいました。 イベントはお盆中に帰省している人や県外から伊那市を訪れた人たちに伊那の味を楽しんでもらおうと伊那ローメンズクラブが毎年開いているものです。 焼きそば風ローメンが一杯500円で提供され、訪れた人たちは酢やごま油などをかけて味わっていました。 ローメンの他に、焼き鳥やフランクフルト、かき氷など、夏の定番メニューも並びました。 ステージでは、スイカ割りや伊那市のアイドルグループ、パラレルドリームのライブなども行われ会場は多くの人で賑わいました。
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先祖を迎える振りまんど
13日は、先祖の霊を迎える「迎えまんど」が各地で行われました。 午後7時の打ち上げ花火の合図とともに、南箕輪村の大泉区では、およそ120人がまんどを振りました。 大泉区では、伝統行事を残そうと「大泉まんどの会」が4年前に発足し、まんどで使う麦の栽培を行っている他、子ども達にまんど作りも指導しています。 今日は、会で育てた麦で作ったおよそ140個のまんどを、子どもから大人まで振りました。 中には、通常のまんどの4倍の大きさの「太鼓まんど」を振る人もいました。 大泉区の住民は「地域の子ども達と一緒に伝統行事を後世に残していきたい」と話していました。
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梨「サザンスイート」出荷作業はじまる
長野県で品種開発された梨「サザンスイート」の出荷が、18日から始まりました。 この日は、サザンスイートの最初の出荷作業が、箕輪町のJA上伊那箕輪果実選果場で行われました。 サザンスイートは、南水と八里を掛け合わせた新しい品種で、県南信農業試験場で開発されたものです。 硬さがあり糖度も高く、10月に出荷を迎える人気品種「南水」と同じくらいの甘さをこの時期に味わうことができるということです。 出荷は今年で2年目で、去年の倍の4トンを見込んでいます。 糖度や傷などを感知する機械に1つずつかけられ、ランク別に箱詰めされます。 サザンスイートは、5キロ2,300円から2,500円で、県内のAコープや管内の直売所で販売されるほか、東海地方にも出荷される予定です。
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西箕輪保育園の園児がとうもろこし狩りに挑戦
伊那市の西箕輪保育園の園児が18日、保育園近くの畑でとうもろこし狩りに挑戦しました。 この日は、西箕輪保育園の園児130人が、農業公園みはらしファームの有志でつくるグループの畑でとうもろこし狩りに挑戦しました。 収穫したのはゴールドラッシュと言われる品種で、甘みが強く人気のものです。 関係者は「収穫を体験することで少しでも農業に興味を持つきっかけになれば嬉しい」と話していました。
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休みをもう1日 盆正月
実力行使で盆休みをもう1日要求する盆正月の行事が、16日深夜に南箕輪村で行われました。 16日深夜11時半頃、寝静まった田畑区長の澤田昇三さん宅に、地域の人たちがやってきました。 玄関をバリケード封鎖して、盆休みの1日延長を求める田畑地区に古くから伝わる盆正月です。 毎年お盆最終日の16日に、田畑の伝統行事を守る会が行っています。 この日は、PTA役員や消防団員20人ほどが参加して、区長や分館長宅など4軒で行いました。 区長宅にある農機具やタイヤ、脚立などを利用し玄関付近をバリケード封鎖して、松やしめ縄、鏡餅を飾ります。 そして石灰でお正月の文字を書いて完成。 茅野市出身の久保田さんは、初めて盆正月に参加しました。 翌朝の6時。 玄関から区長の澤田さんが顔を出しました。 玄関から出られなかったため、裏口から出てくると、積み上げられたバリケードを眺めていました。 家の周りにはバリケードを見ようと近所の人も訪れました。 澤田さんは、早速区の役員にもう1日休みにすると伝えていました。 バリケードは、半日ほどかけて片付けたということです。
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伊那北小学校で2学期始業式
伊那ケーブルテレビ放送エリア内のトップを切って、18日、伊那市の伊那北小学校で2学期の始業式が行われました。 この日は、22日間の夏休みを終えた子どもたちが、始業式に臨みました。 2年・4年・6年の代表児童が、2学期に頑張りたいことを発表しました。 「2年生の2学期は掛け算が始まるので九九を頑張りたい。」「クロールで息継ぎができるようになりたい」「修学旅行があるので団体行動ができるようになりたい」などと発表していました。 春日 由紀夫校長は、「リオデジャネイロオリンピックで、日本人選手たちが活躍しています。 皆さんもひとりひとり目標を立て、そのために努力してほしい」と話しました。 始業式の後、2年1組のクラスでは、夏休みで楽しかったことを発表しました。 伊那北小学校の2学期は87日間となっています。 なお、伊那市・箕輪町・南箕輪村の小中学校の始業式は、明日と22日月曜日がピークです。
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若者の地域への愛着心を 農業体験
20代から30代の若者に地元に愛着を持ってもらおうと、農業体験会が11日、箕輪町内で開かれました。 体験会には、箕輪町の20代から30代までの男女9人が参加しました。 農業体験は、結婚相談などを受け付けているハッピーサポートみのわが開きました。 11日は、参加者が町内のハーブ園とりんご園の2か所に分かれ体験しました。 このうち中原の長谷川寛さんのハーブ園では、カモミールを摘み取りました。 長谷川さんは、「ハーブは寒暖の差があると花の色づきがよくなるので、箕輪町は栽培に適している」と話していました。 次回は、りんごの収穫を体験することになっています。
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御柱祭学習で里引き体験
総合的な学習の時間で御柱祭について学習している伊那市の東部中学校の生徒が12日、柱の里引きを体験しました。 御柱祭について学習しているのは東部中の3年3組の生徒33人です。 クラスの保護者が所有する伊那市手良の山のモミの木が使われ東部中学校までのおよそ8キロを引きました。 モミの木は先月切られたもので太いところで直径28センチ、長さが10メートルあります。 3年3組では11月に校内合唱コンクールで御柱をテーマにした曲「御山出し」を歌うことにしていて曲のイメージをつかむため御柱祭について学習しています。 生徒らはこれまでに諏訪大社を訪れ御柱を見学したり、諏訪地域の木遣り保存会から木遣りを習ったりしてきました。 一番の難所となる急な上り坂では全員が声を掛け合いながら力を合わせて柱を引いていました。 柱はおよそ8時間かけて目的地の東部中学校に運ばれました。 3年3組では運んできた柱を校内に建てる建御柱も計画しています。
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百職会 農家と職人が合同イベント
伊那市高遠町の杖突街道沿いに住む農家や工芸職人でつくる「百職会」は、採れたての野菜や工芸品などを販売するイベントを、13日まで開いています。 農家レストランこかげの敷地には、陶器や漆工芸品、野菜などを販売する17のブースが並んでいます。 百職会は、地元に長年暮らす農家や移住してきた職人らが1つになって地域をもりあげようと、今年1月に発足しました。 現在は、およそ30人の会員がいます。 イベントでは、採れたての野菜や職人のオリジナル商品が並び、訪れた人たちが品定めしていました。 イベントは、13日まで高遠町藤沢の農家レストランこかげで開かれています。
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歴博講座 研究成果を発表
地域の研究者や県の専門職員が研究の発表を行う「歴博講座」が、11日、伊那市の高遠町歴史博物館隣の地域間交流施設で開かれました。 歴博講座は、夏と冬の年2回開かれています。 上伊那教育会の会員と長野県埋蔵文化センターの専門職員の合わせて4人が発表しました。 このうち、駒ヶ根市の赤穂小学校の飯澤隆校長と伊那中学校の大木島学教諭は、山の日に合わせて「南アルプスのライチョウの生息状況」について話しました。 飯澤さんは、「北岳のライチョウの縄張りの数は30年前に比べて7分の1ほどに減った。原因として、温暖化による気温の上昇でキツネやカラスなど低地の生き物が高山帯に進出したことと、ニホンジカの食害による植生の変化があげられる」と話していました。 歴史博物館では、「高遠は歴史や民俗などへの関心が高い地域。新しい研究や調査結果に触れる機会をつくっていきたい」と話していました。
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小中6選手が全国大会出場 活躍誓う
陸上や水泳で全国大会に出場する伊那市の小中学生が9日北原秀樹教育長を表敬訪問し、大会での活躍を誓いました。 全国大会に出場するのは、走り高跳びで伊那北小学校6年の工藤航介君、100メートルハードルで伊那中学校3年の林千尋さん、砲丸投げで東部中学校3年の登内達也君、100メートルで東部中3年の友田有紀さん、棒高跳びで東部中3年の恒川直澄君、水泳の100m背泳ぎで伊那中3年の木村佳寿帆君です。 それぞれ、「自己ベストを出したい」「支えてくれた両親に感謝しがんばりたい」などと決意を発表していました。 北原教育長は「体調管理には気を付け、高みを目指して頑張って下さい」と子供たちを激励しました。 全国小学生陸上競技交流大会は20日に神奈川県で、全国中学校体育大会の陸上競技は21日から松本市で、水泳競技は17日から新潟県で開催されます。
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上農伝統盆花市 15分で完売
上伊那農業高校伝統の盆花市が12日、伊那市のいなっせ北側などで開かれ、会場は行列ができる賑わいとなりました。 生徒の掛け声と共に販売が始まると、集まった100人ほどの人たちは盆花を買い求めていました。 上農の盆花市は60年以上続く伝統行事です。 今年は、暑い日が続いた事などから早く花が咲いてしまい、去年より100束少ない160束が用意されました。 一束500円で小菊、トルコギキョウ、カーネーションなど8種類入っています。 いなっせ北側では、販売開始から15分で完売となりました。
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氾濫発生を前提に水防災意識再構築へ会議
洪水による氾濫が発生することを前提に社会としてこれに備えるための取り組みについて検討する会議が、3日、伊那市役所で開かれました。 会議は、国土交通省天竜川上流河川事務所が開き、管内の市町村や警察・消防の関係者が出席しました。 去年9月に鬼怒川が氾濫したことを受けて、洪水で氾濫が発生することを前提に社会としてこれに備える水防災意識社会の再構築ビジョンを国が定めました。 これに伴い、天竜川の水防についても検討が行われています。 各機関が連携し水防災イベントや学習会を開くことや早期避難につなげる工夫・アプリの開発を行うことなどの取り組みを行うとしています。 また、天竜川上流河川事務所は、100年に1度の大雨を想定した洪水浸水想定区域図を示していますが、現在、1000年に1度の大規模降雨を想定した洪水浸水想定区域図・氾濫シミュレーションを作成していて、年内に公表するとしています。 市町村長からは、「天竜川のどこが決壊すれば自宅が危険なのか、住民にわかりやすく伝える工夫が必要だ」などの意見が出されていました。
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11日は山の日 南アに登山者
11日は国民の祝日山の日です。 南アルプス登山の拠点となる北沢峠には多くの人が訪れ、仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳を目指していました。 午前9時、北沢峠に到着した南アルプス林道バスは家族や会社の同僚などと登山を楽しむ人たちで一杯でした。 バスを降りると、山頂に向け準備を整えていました。 北沢峠の看板を前に記念撮影しているのは茨城県から家族5人で訪れたグループです。 67歳になる母親の希望で1泊2日の予定で仙丈ヶ岳に登ります。 地図を見ているこちらの男性は、きのうから6泊7日の予定で南アルプスを縦走するという事です。 南アルプス林道バス営業所によりますと7月の一日あたりのバス利用者数は、およそ420人でした。 8月は天候にも恵まれ、きのうまでの9日間で一日平均560人が利用しています。 伊那市では山の日の関連し、21日にますみヶ丘平地林で工作体験や27日・28日に南アルプスで婚活イベントを開催する予定です。
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BISO たかずやの里にテントなど寄贈
ビルメンテナンスなどをてがける伊那市東春近の株式会社BISOは、児童養護施設たかずやの里にテントやテーブルなどを寄付しました。 10日は吉澤文男社長らがたかずやの里を訪れ菅雄峰施設長に目録を手渡しました。 今回贈られたのは、屋外のイベントなどで使うテントやパラソル、テーブル、イスなどそれぞれ2セットです。 中には、伊那養護学校で製作された木製のイスも含まれています。 30年以上たかずやの里の支援を行っている吉澤社長は、「今後も手伝える事をしていきたいです」と話していました。 たかずやの里の菅施設長は「子供たちも喜んでいる。さっそく12日に行う流しソーメンで利用したい」と話していました。 BISOは、八十二銀行の地方創生応援私募債を発行して従業員の教育のための資金を調達し、一部の手数料が優遇された20万円相当を今回の寄贈にあてました。
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農業経営者が土づくり学ぶ
農家や農業法人の経営者などでつくる「全国土を考える会」は、畑や田んぼの土について考える研修会を3日、伊那市内で開きました。 研修会には県内外からおよそ50人が参加し、伊那市東春近の畑で土づくりについて学びました。 全国土を考える会には、50から100ヘクタールの農地を持つ農家や農業法人の経営者などが入会しています。 会では安定した収量を維持するための土づくりについて学んでいます。 今回は機械を使い、畑の排水機能を向上させるパイプの設置や40センチほど土をおこす事で土の保湿性を高める方法について学んでいました。 全国土を考える会の染野(そめの)実(みのる)会長は「強い農業を作るためにも、土台となる土づくりに力を入れていきたいです」と話していました。
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夏の食を学び自由研究に
オリジナルカレーを作って食べ物の旬や夏野菜について学び夏休みの自由研究に役立ててもらおうというイベントが、10日、伊那市のかんてんぱぱガーデン健康パビリオンで開かれました。 小学生夏休み自由研究対応企画として初めて開かれたもので、小学生の親子13組30人が参加しました。 食についてのワークショップなどを行っている長野市のアンバーラボ代表の久保田 あすかさんが講師を務めました。 久保田さんは、「汗をかいたら塩気のあるもの、元気を出すときには甘いものなど、味の種類で役割があります」と話しました。 参加者はその役割を考えながら、カレーに旬の野菜をトッピングしてオリジナルカレーを作りました。 ズッキーニにナス、コーンといった野菜の他、アーモンドやガーリックなどをトッピングし、色とりどりのカレーが出来上がっていました。 子どもたちが作ったオリジナルカレーを撮影し、野菜の役割などを書き込めば、夏休みの自由研究として仕上げることができます。 企画した伊那食品工業㈱では、「旬を学び、自分の体にどのような栄養が必要なのか考える機会にしてほしい」と話していました。
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南箕輪村農業経営者協議会 盆花収穫
お盆に向けて、南箕輪村農業経営者協議会は、12日に販売する盆花の収穫を10日に行いました。 南箕輪村南殿の10アールの畑には1万本ほどの花が栽培されています。 この日は、南箕輪村農業経営者協議会のメンバー10人ほどが収穫を行いました。 アスターやケイトウが植えられていて、メンバーは1本ずつ収穫すると50本に束ねていました。 協議会の盆花はアスター5色、ヒメひまわりや菊など10本ほどをまとめた1束を500円で販売しています。 ボリュームと価格が人気です。 束は千束作る予定です。 協議会の盆花は6割ほどが予約で埋まっているほか、村内の直売所に出荷されます。 一般への販売は100束ほどで12日午後3時から南箕輪村役場の駐車場で行われます。
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春近発電所で夏休み発電所体験
夏休みの小学生とその家族を対象に、発電所を公開する親子発電所体験が、伊那市東春近の春近発電所で行われています。 伊那市東春近にある県の水力発電施設「春近発電所」が公開され、親子が見学しました。 春近発電所は、高遠ダムから取水し発電しています。 施設の中には「この発電所は何才でしょうか」などのクイズが書かれた張り紙が出され、子どもたちはヒントを手掛かりに回答していました。 この夏休み親子発電所体験は、発電所を運営する長野県企業局が今回初めて開きました。 10日と11日の2日間でそれぞれ午前と午後の部が開かれ、17組40人の親子が参加します。 水力発電の仕組みを見学したあと、工作体験をしました。 ソーラーパネルで走る車と、ペットボトルを使った風車を作りました。 長野県企業局では、「自然エネルギーに関心を持ってもらうきっかけになればうれしい」と話していました。
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上牧の里山で昆虫採集
伊那市上牧の地域住民でつくる「上牧里山づくり」が整備した上牧里山自然パークで10日昆虫採集が行われ、夏休みの親子が網を使って虫をとりました。 昆虫採集は、上牧の住民でつくる「上牧里山づくり」が企画したもので、市内の親子など20人ほどが参加しました。 里山で遊んで地域の自然に親しんでもらいたいと開かれていて今年で4回目です。 上牧里山づくりが整備した自然パークを散策しながら、昆虫を捕まえました。 コースの中にあるお宮の近くでは、アリジゴクが巣を作っていました。 捕まえた昆虫は、小さなケースに入れて持ち帰り、図鑑で名前などを調べます。 アベマキという種類の木からは樹液が染み出していて、カブトムシやカナブンが蜜を吸っていました。 上牧里山づくりでは、「昆虫離れが進んでいるが、野に親しみ、命を感じる機会にしてもらいたい」と話していました。
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ミヤマシジミの観察会
伊那市のますみヶ丘平地林で環境省の絶滅危惧種に指定されているミヤマシジミの観察会が7月24日に開かれました。 ますみヶ丘平地林の鳩吹公園周辺では、ミヤマシジミが生息しています。 信州大学名誉教授の中村寛志さんが会長をつとめるミヤマシジミ研究会が、幼虫のえさとなるコマツナギを植樹して保護する活動をしています。 この日は、市内の親子、20組50人が虫取り網を手に観察会に参加しました。 観察会は、子どもやその親にミヤマシジミの希少性などを理解してもらおうと伊那市と研究会が開きました。 鳩吹公園近くの保護区では、コマツナギの周辺にミヤマシジミが多数みられます。 子どもたちは、網で捕まえ、観察したり写真を撮り終えると逃がしていました。 ミヤマシジミは、環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されているほか13の県で指定されています。 長野県版では、準絶滅危惧種に指定されていて、研究会では、「信州から全国へ保護を提唱していきたい」としています。
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箕輪町郷土博物館 企画展「切手ミニ博覧会」
平成25年と26年に発売された切手の博覧会が、箕輪町の郷土博物館で開かれています。 会場には、平成25年と26年に発売された記念切手16シリーズが並んでいます。 切手は、箕輪町内に住む70代の男性が趣味で集めていたもので、多くの人に見てもらいたいと、去年5月に博物館に寄贈しました。 寄贈された切手の中には明治時代に発売されたものもあるということですが、今回は第1弾として、平成25年と26年のものを展示しています。 こちらは、一昨年9月に発売された土木学会創立100周年の記念切手です。 周りの紙まで絵が繋がっている「耳紙」つきのもので、シート全体でデザインを楽しむことができます。 郷土博物館では「旅先のものも多く実際に足を運んだような気分になる。年齢問わず楽しんでもらいたい」と話していました。 企画展「切手ミニ博覧会」は21日(日)まで箕輪町郷土博物館で開かれています。