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箕輪町死亡事故3件 交通指導所開設し人波作戦
今年に入り3件の交通死亡事故が発生した箕輪町は、緊急の交通安全対策委員会を、12日役場で開き、交通指導所を開設することなどを決めました。 箕輪町は、今年に入って3件の交通死亡事故が発生し、7日に「交通死亡事故多発非常事態宣言」を発令しました。 今年の事故で亡くなったのはいずれも高齢者で、大型店の駐車場や主要道路ではねられています。 会議では、交通指導所の開設について提案があり、了承されました。 7日に発生した死亡事故も含め、春日街道での交通事故が多いことから、15日に交通指導所を開設し人波作戦を実施します。 箕輪町の去年の人身事故発生件数は95件で、死亡事故は1件でした。 今年の人身事故発生件数は6日現在18件で、去年の同じ時期に比べて16件減っていますが、死亡事故はすでに3件発生しています
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伊那市青島の霞堤防桜見ごろ
伊那市美篶青島の霞堤防のソメイヨシノが見ごろを迎えています。 青島の霞堤防から三峰川サイクリング・ジョギングロードにかけておよそ200本のソメイヨシノが植えられています。 伊那市観光協会によりますと花は、15日頃まで楽しめそうだということです。
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信州高遠美術館 60万人達成
平成4年に開館した伊那市高遠町の信州高遠美術館の入館者の累計が60万人を12日、達成しました。 12日はセレモニーが行われ、60万人目の入館者とその前後1人づつに記念品が贈られました。 60万人目は、千葉県の市川誠三さんです。 白鳥孝伊那市長は、「美術館の中から見た風景は大変に素晴らしい。来年も再来年も友達を連れてきていただけるとありがたいです」と話していました。 60万人目の市川さんは、満開の桜を見ようと高遠町を訪れたということです。 観桜期を中心に、ここ数年は年間でおよそ2万人が訪れていてます。 美術館では現在、特別展として昭和をテーマとしたジオラマ展が開かれています。
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やきもち踊りを前に当屋祭
伊那市山寺に伝わる奇祭やきもち踊りで使われる道具などを清める当屋祭が11日、伊那市のきたっせで行われました。 当屋祭は、やきもち踊りの6日前に行われていて11日は、保存会や区の役員氏子など20人が出席しました。 当屋祭では、白山社八幡社合殿と書かれた掛け軸や提灯、やきもち踊りの当番を引き継ぐ当屋箱などを清める神事が行われ、無事に奉納できるよう祈願しました。 やきもち踊りは、白山社八幡社の春の例大祭で奉納されているもので、県の無形民俗文化財に指定されています。 保存会の会員が羽織、袴、白足袋姿で足を上げ飛び跳ねるユーモラスな踊りを披露します。 踊りの合間にはアユの串焼きを肴にどぶろくを飲んだりキセルで刻みタバコをふかします。 踊りが終わると踊り手は一斉に鳥居の外に駆け出し逃げ遅れると厄病にかかると言われています。 当屋祭の後、1週間ほど前に出来たどぶろくを酌み交わしました。 踊りの練習も10日から始まっていて、16日には神社境内に大注連縄を張ります。 伊那市山寺のやきもち踊りは白山社八幡社合殿で17日に奉納されます。
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伊那市東春近で下草を焼く火事
12日の午後1時45分頃、伊那市東春近で下草を焼く火事がありました。 この火事によるけが人はいませんでした。 伊那警察署の発表にによりますと火事があったのは伊那市東春近田原の休耕畑です。 火はおよそ1時間15分後に消し止められましたがおよそ2800平方メートルの下草が焼けました。 伊那警察署では、剪定した枝などを燃やした火が燃え広がったものと見て調べを進めています。 上伊那広域消防本部では、「空気が乾燥しているので火の取り扱いには十分注意いしてほしい」と呼び掛けています。
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「信州あいさつの日」 西箕輪小であいさつ運動実施
毎月11日は長野県が定める「信州あいさつの日」です。 伊那市の西箕輪小学校では、地域住民や教職員などが児童玄関前に立ち、登校する子供たちに声をかけていました。 11日は地域住民や教職員など10人がのぼり旗を持ち、登校してきた子供たちに声をかけていました。 信州あいさつ運動は大人から子供たちへ挨拶を交わすことで地域ぐるみで健全育成を応援しようと平成26年から始まりました。 伊那市では、あいさつ運動をより多くの人に知ってもらおうと年度初めの今月、県下一斉の運動実施に参加しました。 市では今後、学校やPTA,地域住民の協力を図りながら、あいさつ運動を広めていきたいとしています。
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南信工科短期大学 開校
ものづくりに必要な技術者を養成する長野県南信工科短期大学校の開校式が11日行われました。 11日は、県や南信地域の市町村関係者、産業界などからおよそ100人が出席し南信工科短大の開校を祝いました。 開校式で阿部守一長野県知事は、「南信工科短大では、これからの長野県の産業を支えるスペシャリストを養成し、共同研究など企業との連携をはかり、長野県の発展に貢献していきたい」と式辞を述べました。 南信工科短大は、製造業分野で即戦力となる技術者を養成しようと長野県が伊那技術専門校の校舎を活用し開校しました。 開校式のあと関係者によりテープカットが行われ、出席者はあらたに整備された学校施設を見学しました。 職員は、授業で使用する金属を複雑な形状に加工できる機械や、最新のレーザー加工機などについて説明していました。 南信工科短大の整備の総事業費はおよそ18億円です。
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【信越花便り】 須坂市 臥竜公園の桜が満開
須坂市の臥竜公園の桜が9日に満開となりました。 全国桜の名所百選に選定される須坂市の臥竜公園です。 9日に満開となりました。 臥竜公園の桜はソメイヨシノが中心です。 池の周りには約160本、公園全体では約800本が植えられています。 毎年およそ20万人の観光客が訪れるという事です。 須坂市観光協会によりますと見ごろは今週末までで、 臥竜公園さくらまつりは4月24日まで開催されています。
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高遠城址公園 風の影響ほぼなく観光客がイベント楽しむ
桜の花が満開となり晴天にも恵まれた高遠城址公園は、11日も多くの観光客が訪れ、篠笛の演奏などのイベントを楽しんでいました。 11日の高遠城址公園です。朝から伊那地域は強い風が吹きましたが、桜守の西村一樹さんによりますと園内の桜にほぼ影響はなかったという事です。 先週金曜日に満開となった高遠城址公園は11日、一番の晴天に恵まれました。 中央アルプスとタカトオコヒガンザクラの共演が楽しめる撮影スポットでは、多くの花見客がカメラを構えていました。 伊那市によりますと桜は、天候にもよりますが、今週いっぱいは見ごろだという事です。 園内では、東京都出身の篠笛奏者、大野利可さんの演奏が行なわれました。伊那市でコンサートを開いたのが縁で毎年さくら祭り期間中に演奏を行っていて、市内で篠笛の指導もしています。 三の丸では、11日から伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームの出店も始まりました。 高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラの枝で染色した小物や、みはらしファームで採れたイチゴの加工品などオリジナル商品が販売されています。 みはらしファームは17日まで三の丸で出店しています。
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伊那市美篶 六道の堤 タカトオコヒガンザクラ見ごろ
伊那市美篶笠原の六道の堤のタカトオコヒガンザクラが見ごろとなっています。 晴天の日は中央アルプスを一望する事ができます。 時折強い風が吹くと、花びらが湖面に落ちていました。 見頃は今週中ごろか今週いっぱいだという事です。
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高遠石工の石仏 ライトアップ
伊那市高遠町の建福寺に並べられている西国三十三所観世音菩薩のライトアップが9日に行われました。 ライトアップされたのは江戸時代後期の高遠石工、守屋貞治の最高傑作とされる西国三十三所観世音菩薩です。 観世音菩薩は建家に安置されていて普段正面には格子状の木枠がはめられています。 ライトアップは高遠石工の作品の保存や調査を行っている高遠石工研究センターがその表情などがよく見えるようにと試験的に行ったものです。 訪れた人たちは高遠石工研究センターのメンバーから守屋貞治やその作品について説明を受けていました。 高遠石工研究センターでは建福寺の了承を得る中で通年のライトアップや足場の改善などに取り組みたいとしています。
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蕗原神社例大祭 沢区の児童が鼓笛隊パレード
箕輪町沢の蕗原神社の例大祭に合わせて、区内の小学生による鼓笛隊パレードが10日行われました。 10日は、区内の小学3年生から6年生までの児童64人が、蕗原神社を出発し、区内3キロを練り歩きました。 子どもたちはリコーダーや鍵盤ハーモニカなどを使って箕輪北小学校の校歌を演奏しました。 鼓笛隊のパレードは蕗原神社の例大祭に合わせて、30年以上前から箕輪町公民館沢分館が毎年行っている恒例の行事です。 練習は春休み中に個人で行ったほか、7日と8日には全体で集まって行ったということです。 沿道には地域住民が駆けつけ子どもたちを見守っていました。 沢分館では、「地区の皆さんは毎年鼓笛隊の演奏を楽しみにしている。演奏で、地区を元気に盛り上げてもらいました」と話していました。
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長桂寺シダレザクラ見ごろ
伊那市西町の長桂寺で、シダレザクラが見ごろを迎えています。 長桂寺のシダレザクラは、6日に開花し、現在見ごろです。 夜間はライトアップが行われていて、時間は午後6時から午後10時まで、期間は散り終わりまでです。 長桂寺によりますと、見ごろは14日頃までだということです。
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子どもを性被害から守るための条例骨子案について意見交換
県の子どもを性被害から守るための条例骨子案について知事が県民と意見を交わす県政タウンミーティングが10日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。 子どもを性被害から守るための条例骨子案では18歳未満の子どもを脅迫し欺き、困惑させることによる性行為または、わいせつな行為について罰則を科す規定が盛り込まれています。 全国で唯一条例がない長野県はインターネットの普及により子どもが性被害にあうケースが増えるなど社会環境が変化しているとしてその制定を目指しています。 県政タウンミーティングは条例制定について賛否が分かれていることから広く県民の意見を聞こうと開かれたものです。 会場にはおよそ60人が集まり出席者からは「泣き寝入りしている被害者は多い。条例を制定するべき」「子どもの性被害をもっと理解してから議論を進めたほうがよい」などの意見が出されていました。 阿部守一知事は条例制定は必要だとしたうえで「条例が出来てそれだけでよいという話ではない。県民の思いを共有し皆で取り組んでいくことが重要だ。」と述べました。 条例骨子案では罰則として2年以下の懲役または100万円以下の罰金を科すなどとし子どもを性被害から守るための施策を総合的に進めるとしています。
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伊那公園桜まつりで伊那谷珍味弁当完売
伊那市の伊那公園で10日に開かれた桜まつりに合わせて伊那谷名物珍味弁当が販売され予約も含めた116食分が完売しました。 弁当は桜まつりを開いている伊那公園桜愛護会が1食1,500円で販売したもので予約分の83食と当日購入分の33食、合わせて116食が完売しました。 ザザムシ、イナゴ、蜂の子などの虫のほか、猪、熊、鹿の肉が入っています。 弁当を購入した人は桜が咲く伊那公園で早速伊那谷の珍味を味わっていました。 桜まつりではバナナの叩き売りも行われお祭りムードを盛り上げていました。 伊那公園には家族連れなどが訪れ花見を楽しんでいました。
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ながた自然公園開き
箕輪町のながた自然公園は2年間のリニューアル工事を終え、9日から施設全体の営業を再開しました。 新設されたマレットゴルフのコースで打ち始めが行われた後さっそく利用者がプレーを楽しんでいました。 今回のリニューアル工事で、マレットゴルフの初心者、中級者用の「自然公園コース」を増設し、全72コースの県内最大級のマレットゴルフ場になりました。 また、6棟あるキャビンの内装もリフォームしました。 公園内には、ウッドチップを敷いた遊歩道が整備され、ウォーキングなども楽しめるようになりました。 ながた自然公園ではリニューアルを記念して5月8日までマレットゴルフ場の利用料が無料で楽しめるということです。
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ポレポレの丘で高遠町レッツゴー詩吟クラブが詩吟披露
スイセンが見ごろを迎え、「水仙まつり」が行われている伊那市高遠町のポレポレの丘で9日、高遠町レッツゴー詩吟クラブの子どもたちが詩吟を披露しました。 9日はクラブに所属する中学1年生と小学校4年生のメンバー5人が詩吟を披露しました。 一般の前で発表するのは初めてだということです。 9日は仁科五郎盛信と織田軍との戦いを表現した「高遠城の戦い」などを披露しました。
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高遠城址公園 入り込みピーク
天下第一の桜として知られる高遠城址公園。 満開となって初めての週末を迎え、9日は県内外から訪れた花見客でにぎわいました。 高遠城址公園に植えられた1500本のタカトオコヒガンザクラはきのう満開となり、見ごろを迎えています。 公園内には県内外から多くの観光客が訪れ、にぎわっていました。 訪れた人たちは、写真を撮ったり、料理を囲んで花見を楽しんでいました。 三の丸では、ローメンやソースかつ丼、伊那餃子といった伊那の名物が並ぶ伊那のうまいもん大集合」が行われました。 それぞれ100食~200食ほどが販売され、お昼には完売になっていました。 また、高遠高校の生徒が琴の演奏を披露しました。 午後になっても高遠町内は県内外から城址公園に向かう車で渋滞していました。 高遠中学校では、校庭が駐車場として開放され、生徒が観光客をもてなしました。 生徒会とPTAが中心となり、駐車場の案内や、桜茶のサービス、土産物の販売を行っています。 今年は2年1組の生徒がオリジナルのパンフレットを製作し、100円で販売しています。 高遠城址公園では、11日から伊那の旬の食材が並ぶ「みはらしマルシェ」が行われます。 公園を管理する桜守によりますと、見ごろは来週末までだということです。
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原発事故を考えるウクライナの子ども絵画展
チェルノブイリ原発事故を体験した子どもたちの絵を集めた、ウクライナの子ども絵画展が伊那市のコミュニティカフェ セジュールで開かれています。 チェルノブイリの原発から3キロ圏内に住んでいた子どもが描いた絵です。 りんごの産地で大きな建物が並び自然にも恵まれていたこの町は原発事故で立ち入りが禁止されました。 子どもの絵はウクライナに拠点を置きチェルノブイリ原発事故により強制疎開となった被災者の団体が保管しているものです。 この団体に所属し日本語を教えている稲葉広子さんが原発事故の恐ろしさを改めて感じてもらおうと絵画展を日本各地で開いています。 稲葉さんは「福島でも原発事故が起きチェルノブイリの教訓を活かすことができなかった。チェルノブイリの事故から30年が過ぎるがその影響は続いている。」と話していました。 ウクライナの子ども絵画展はあすまで伊那市のコミュニティカフェセジュールで開かれています。
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地酒と桜を楽しむ 伊那谷新酒祭り
地酒と桜を楽しむイベント伊那谷新酒祭りが9日、伊那市の春日公園で行われました。 伊那谷新酒祭りは伊那市西町の商店街有志でつくる「ルネッサンス西町の会」が開いたものです。今年で13回を数え8つの蔵元と1つのビールメーカーが参加し自慢の酒をもちこみました。 様々な種類の酒を7杯飲めるチケットが1000円で販売され訪れた人たちはそれぞれの酒を飲み比べていました。 春日公園の桜は今が見頃で訪れた人たちは地酒を飲みながら花見を楽しんでいました。
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東京芸大学長がバイオリン指導
将来音楽家を目指す子どもたちを対象とした東京芸術大学の早期教育プロジェクトが9日伊那市のいなっせで行われました。 早期教育プロジェクトでは澤和樹東京芸術大学学長がバイオリンの公開レッスンを行いました。 このプロジェクトは子どもたちの可能性を発見し伸ばしていこうと平成26年から始まったもので、これまでに全国各地の県庁所在地など大都市で開催されてきました。 今回は伊那市高遠町出身で東京芸術大学初代校長、伊澤修二の縁で地方では初めて行われることになりました。 公開レッスンでは伊那市に住む子ども3人を含む合計7人が1人ずつ40分間、澤学長から指導を受けました。 澤学長は「弓は包み込むように持つと柔らかい音が出ます。」「弦は指の押さえを軽くすると動きがよくなります。」などとアドバイスしていました。 会場にはレッスンを受ける子どもの保護者や音楽関係者などが集まり指導の様子を見守っていました。 澤学長は「多くの子どもたちは音楽を趣味にとどめてしまっている。このプロジェクトにより音楽に関わる人生という夢を支援していきたい。」と話していました。
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ジオパーク写真展開催
辰野町の写真愛好家中谷勝明さんの展示会「ジオパーク写真展」が明日から伊那市の伊那図書館で始まります。 2回目となる今回のテーマは島根県の隠岐諸島です。 隠岐諸島は島根半島の北50kmに位置します。 写真展では中谷さんが去年春と夏に14日間滞在して撮影した写真およそ40点展示しています。 中谷さんは現在72歳で、25歳の頃から趣味で写真を撮り始めました。 5年ほど前から地域を通して自然環境などについて学べるジオパークに興味を持ち始め、日本で8地域が認定されている世界ジオパークを巡っています。 今回の隠岐諸島は2か所目で、現在3か所目の撮影を行っているということです。 ジオパーク写真展は明日から17日まで伊那図書館で開かれています。
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西春近公民館の桜見頃
伊那市の西春近公民館の桜が見頃となり、明日は地域の人たちが集まって花見が行われます。 昨日の雨風で少し桜が散り始めましたが、まだまだ見頃です。
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信州伊那梅苑 梅の花が見頃
8日の伊那地域の日中の最高気温は18.5度と4月下旬並みの陽気となり、各地から満開の便りが届いています。 梅の名所で知られる箕輪町の信州伊那梅苑では、現在梅が見頃となっています。 広さおよそ2万3千坪ある敷地には32種類の梅が植えられていて、現在見頃を迎えています。 梅の他にもレンギョウや水仙などもあり、4月から6月にかけて様々な種類の花を楽しむことができます。 園内の高台からの眺めです。 伊那梅苑によりますと、梅は例年並みの3月26日頃に咲き始め、徐々に花が開き、8日満開になったということです。 梅は、あと4、5日楽しめるということです。 伊那梅苑では「県内でもこれほど梅やレンギョウが多くあるところは珍しいので、色々な花を楽しんでもらいたい」と話しています。 梅の花が散って数日経つと桃が咲き始めるということで、4月中旬から下旬にかけてが見頃だということです。 信州伊那梅苑の入園料は、高校生以上が500円、中学生以下は250円です。
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草の家 タカトオコヒガンザクラの枝で染め物
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで染物の製作・販売を行っている「草の家」は、高遠城址公園の桜の枝を使った桜染めを8日行いました。 草の家では、桜の枝の皮を使った染め物を2月から行っていて、最終回のこの日は草の家のメンバー7人が行いました。 地元をPRしようと5年前から毎年この時期に行っています。 桜の枝は、高遠城址公園で冬の間に剪定されたタカトオコヒガンザクラです。 カッターなどで削いだ皮を3回程煮て液を出します。 染液に布を浸けて20分程経つと、ピンクの色が付きました。 染料を繊維に定着させるため、銅からできた媒染液に浸け、もう一度染液の中に浸けます。 草の家では、色や模様が綺麗に出るように試行錯誤を重ねながら製作しています。 タカトオコヒガンザクラを使うと、色が濃く少し紫がかった仕上がりになり、独特の色合いになるということです。 草の家の商品は、高遠城址公園の高遠閣で限定オープンしているにこにこショップや高遠さくらホテルなどで購入することができます。 11日から17日に高遠城址公園の三の丸イベント広場で開かれる「みはらしマルシェ」にも並ぶということです。
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聴導犬・介助犬訓練士めざし3人入学
日本聴導犬・介助犬訓練士学院の第8期生の入学式が8日宮田村の日本聴導犬協会で行われました。 今年度入学したのは、諏訪市出身の伊藤未貴さん、埼玉県出身の亀田愛子さん、飯田市出身の久保田莉奈さんの3人です。 全員が前の職業をやめての挑戦です。 寮生活を送りながら1年間座学や各種訓練を経て、聴導犬・介助犬准訓練士の資格取得を目指します。 森本尚武学院長は「これからの社会への貢献は、夢を実現するみとから始まる。挫折しそうな時は、励まし合って乗り切ってほしい」と激励しました。 3人には、先輩からユニフォームなどが手渡され、決意をあらたにしました。 今年は、入学希望者が30人で、書類選考や学科、実技試験の結果3人が合格しました。 3人は、資格取得後、聴導犬協会での勤務を希望しています。
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天下第一の桜 満開に
天下第一の桜として知られる伊那市高遠町の高遠城址公園のコヒガンザクラが8日満開となりました。 花曇りとなった8日、高遠城址公園には平日にもかかわらず多くの花見客が訪れていました。 1,500本のタカトオコヒガンザクラは、去年より一日早く平年より一週間ほど早い満開となりました。 タカトオコヒガンザクラはこの一帯に植えられた固有種で、長野県の天然記念物にも指定されています。 花はやや小ぶりで赤みを帯びています。 花見客の入り込みは9日、10日がピークと見られます。 今週末から来週にかけて、伝統の高遠囃子の巡行などのイベントや地元の名物が食べられるコーナーも設置されることになっています。
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伊藤好幸さん 日本舞踊の発表会題材に写真展
伊那市山寺に住む写真愛好家、伊藤好幸さんの作品展が、伊那市の伊那中央病院で開かれています。 会場には、日本舞踊の発表会の模様を写した作品30点が展示されています。 伊藤さんは、昭和10年頃に市内で写真店を経営していた祖父の影響で、30歳から60歳で定年退職するまでフィルムを現像する仕事をしていました。 現在も趣味で写真を続けています。 毎年4月に伊那中央病院の1階ギャラリーで作品を展示しています。 今回は、去年9月にいなっせで開かれた日本舞踊の発表会を題材にしています。 富県を拠点に活動している日本舞踊の教室で、毎年記録写真を撮影しているという事です。 伊藤さんの作品展は30日(土)まで伊那中央病院1階のエレベーター前で開かれています。
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特殊詐欺を防止 警察署長から感謝状
架空請求詐欺などの特殊詐欺を未然に防いだとして伊那市のサークルK伊那西町店と八十二銀行伊那北支店に3月30日に伊那警察署長から感謝状が贈られました。 サークルK伊那西町店では今年2月に電子マネー8万円分の購入を申し出た40代の男性に利用目的を確認し、それが架空請求であることがわかり被害を防ぎました。 八十二銀行伊那北支店では今年2月に50万円を振込みたいと申し出た70代男性に対し詐欺被害を疑い、伊那警察署に通報しました。 その後架空請求詐欺であることが判明し被害を防ぎました。 サークルK伊那西町店では、去年にも1件詐欺被害を防いでおり、今回コンビニエンスストアを対象とした「あなたの街のサギ防止優良店」に長野県警から認定されました。 認定は伊那署管内で2例目となります。 なお、今回辰野町のアルプス中央信用金庫宮木支店にも感謝状が贈られました。
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信大農学部の学生が羊の毛刈り体験
南箕輪村の信州大学農学部の学生が7日に大学内で飼育している羊の毛刈りを体験しました。 毛刈りを体験したのは動物資源生命科学コースの2年生44人です。 最初に竹田謙一准教授から羊の扱い方やバリカンの使い方などの説明があった後、実際に学生が毛刈りを行いました。 学生たちは初めての作業にとまどいながらも力を合わせて毛刈りを行っていました。 羊の毛刈りは実習の一環として毎年1回この時期に行っていて、刈った毛は希望者に譲られるということです。