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年度末 各自治体では退職者辞令交付式
年度末、各自治体では31日付けで退職する職員に辞令が交付されました。 伊那市役所では31日、退職者42人、ひとりひとりに人事通知書と感謝状が白鳥孝市長から手渡されました。 退職者の内訳は、定年退職が28人、早期退職が14人です。 白鳥孝市長は、「市町村合併を経た激動の時代だったと思う。これからもそれぞれの地域や立場で活躍し、一緒になって行動しながら支えて欲しい」と話しました。 退職者を代表して御子柴泰人市民生活部長は「市民のために働かせて頂いた事は生きがいでもあった。引き続き伊那市の発展のために精一杯努力していきたい」と挨拶しました。 なお箕輪町では、12人、南箕輪村では5人が退職となっています。
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地域自治区の設置期限 各総合支所で地域自治区長退任式
合併から10年が経過し、高遠町と長谷地域自治区の設置期限となった31日、各総合支所で地域自治区長の退任式が行われました。 高遠町総合支所では午後3時の年度納め式に続き、地域自治区長の退任式が行われました。 広瀬源司地域自治区長は職員を前に「当たり前に行っていることも先人達の努力があってのことだということを忘れないで欲しい。業務に無駄なことはないのでしっかり取り組んでいってほしい。」と話しました。 長谷総合支所でも午後3時すぎに退任式が行われました。 池上直彦地域自治区長は「長谷には南アルプスと三峰川という大きな財産がある事に誇りをもって欲しい。人口減少対策については、田舎暮らしモデル地域の溝口を手本に住民と協力して進めて欲しい」と話しました。 合併特例法に基づき平成18年3月31日に設置された高遠町と長谷の地域自治区は、31日、設置期限の10年となりました。 これにより市長が任命する、特別職の地域自治区長で総合支所長は廃止となり、新年度からは部長級の市の職員が支所長を務めることになっています。
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【信越花便り】上田城跡公園・飯田市大宮通りで桜開花
信越各地の花の情報をお伝えする信越花便り。 29日上田市は上田城跡公園のシダレザクラの開花を発表しました。 東櫓門(ひがしやぐらもん)の前にあるシダレザクラです。 このシダレザクラは早咲きで、もう少しで満開を迎えます。 また、お城下広場のヤマザクラも現在が見ごろです。 30日、日本気象協会が発表した予想によりますと、 上田城跡公園のソメイヨシノの開花は4月1日となりました。 満開は4月4日の予想です。
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伊那ダイヤモンドツインズ 初の全国優勝
全国大会に出場し決勝トーナメントに進出したミニバスケットボールチーム伊那ダイヤモンドツインズの女子チームは、30日、初の全国優勝を果たしました。 決勝戦は、栃木県代表の宮の原ミニバスケットボール部と対戦し、49対47で、チームとして初、長野県のチームとしても初めての全国優勝を果たしました。 決勝トーナメントの模様は、3月31日のケーブルニュースでお伝えします。
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井上井月の句 短冊など新たに見つかる
伊那市にゆかりのある俳人井上井月の句を書いた短冊などが新たに見つかり、井上井月顕彰会が30日に記者会見を開きました。 新たに見つかったのは、井月が伊那谷に定着することを決意した句が書かれた短冊など9点です。 短冊の他に、扇子や柱掛けに句が書かれています。 これらは、中川村の旧家に所蔵されていたもので、持ち主の岐阜県に住む男性から連絡があり、顕彰会が譲り受けたということです。 井上井月の句は全部でおよそ1800句あると言われ、毎年少しずつ見つかっていますが、保存状態が悪かったり紛失していることも多く、貴重な遺産を守るため顕彰会では、今後句の収集を事業として取り組むことを発表しました。 井上井月顕彰会では今後基金を集めるなど広く市民や行政に働きかけ収集活動を行っていくということです。
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伊那中央ロータリークラブ 野鳥の看板寄贈
伊那中央ロータリークラブが南箕輪村に野鳥の看板を寄贈しました。 29日に看板が設置されている大芝高原で除幕式が行われ関係者などおよそ20人が出席しました。 この看板は、野鳥を通して自然をより身近に感じてもらおうと伊那中央ロータリークラブが寄贈したもので大芝高原内に生息する野鳥24種類が紹介されています。 写真の下には見られる時期や食べ物、鳴き声についても書かれています。 伊那中央ロータリークラブでは、看板設置が野生動物が生息する豊かな自然について考えるきっかけになってもらいたいとしています。
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新築移転 伊那緑ヶ丘幼稚園竣工
認定こども園として新築移転が進められていた私立の伊那緑ヶ丘幼稚園が伊那市西町の小黒川パーキングエリア近くに完成し、30日、竣工式が行われました。 この日は宮原(みやはら)光生(みつお)理事長など関係者がテープカットをして、園舎の竣工を祝いました。 伊那緑ヶ丘幼稚園は、これまでは山寺にありましたが、西町に園舎を移転・新築しました。 もともとあった雑木林を一部残し、スパイダーネットや、トンネルなど、自然の中で遊べる環境を整備しました。 建物は、1160平方メートルです。 幼稚園では、3歳未満の子どもを預かることはできませんが、今回、認定こども園に県から認可され、未満児保育も行います。 定員は117人で、4月からは、年少・年中・年長園児が58人、未満児20人の、合わせて78人を受け入れます。 また、山や川、草花などとふれあう自然型保育クラスを新たに設けました。 このクラスには、現在、年少の4人が通う予定です。 竣工式では、年長と年中の園児が、歌を歌い、風船を飛ばして完成を祝いました。 総事業費は、約3億6000万円で、県や市から合わせて2億2千万円の補助を受けています。
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伊那谷名物珍味弁当 試食会
ザザムシやイナゴなど伊那谷の珍味を盛り込んだ「伊那谷名物珍味弁当」が、今年も伊那公園の桜まつりに合わせて販売されます。 9種類の味が入った伊那谷珍味弁当です。 今年から、蚕のさなぎが加わりました。 そのほか、ザザムシ、イナゴ、蜂の子、寒ぶなの他、イノシシ、鹿、クマ肉を使った料理、そしてローメンが入っています。 30日は、伊那商工会館で試食会が開かれ、参加者が、その味を確かめました。 「信州人 虫を食べる」の著者で、松本むしの会代表の丸山 潔さんも特別ゲストとして招かれました。丸山さんは、「虫も食べ比べができる。世界でここでしか味わえない弁当」と絶賛していました。 伊那谷名物珍味弁当は、平成23年から、伊那公園の桜まつりで毎年販売されています。 毎年グレードアップしていて、試食会後、2~3日で予約分が完売となる人気ぶりです。 珍味弁当は、4月10日の伊那公園桜まつりで限定100食1食1500円で販売されます。予約分が80食で、20食分は当日販売します。(問い合わせ竜門 電話78-7151)
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旬な野菜を使った体験型食育事業
親子が旬な野菜を味わい学ぶ体験型食育事業、ナチュラルレシピフォーキッズワークショップが伊那市の伊那食品工業㈱で29日、開かれました。 長野市で予防医学や薬膳レシピの開発を行っている㈱アンバーラボと伊那食品工業の共同企画として初めて開かれたもので伊那市内の親子を中心に34人が参加しました。 ワークショップでは、自然や季節の変化による体調への影響、食べ物にまつわる歴史などを学びます。 アンバーラボ代表の久保田あすかさんが講師を務め、初めに腸に見立てたホースを綺麗にする実験が行われました。 久保田さんは、「寒天には食物繊維が多く含まれていて腸を綺麗にしてくれる」と説明していました。 この後、キャベツやカブ、菜の花など、旬の野菜を使った調理実習が行われ5品を作りました。 ゼリーよせサラダは、トマトやパプリカキャベツなどをカップに入れ最後に粉寒天を溶かしたものを入れ冷やして完成です。 春野菜のスープには糸寒天を使いました。 出来上がると料理を囲み全員で味わいました。 このワークショップは7月にも計画しています。
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合唱フェスティバル 田中眞郎とうたう仲間たち
伊那市の田中眞郎さんが指導する合唱団が出演する「田中眞郎とうたう仲間たち」が27日、伊那文化会館で開かれました。 フェスティバルには、田中さんが指揮者を務める合唱団や高校時代に指導を受けたOBなど、7団体が出演しました。 田中さんは、昭和35年から50年以上にわたり伊那混声合唱団をはじめとする市内の合唱団で指揮者を務めています。 平成26年には、長年にわたり合唱活動に尽力したとして、伊那市教育文化功労を受章しました。 合唱フェスティバルは、田中さんの功績をたたえ、地域の合唱の輪を広めようと有志でつくる実行委員会が開きました。 楽器を交えた演奏やミュージカルもあり、観客を楽しませていました。 最後には、参加者全員で「ふるさと」を歌いました。 この合唱フェスティバルの模様は、5月に伊那ケーブルテレビで放送します。
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南箕輪村地域おこし協力隊任命へ
南箕輪村は、4月1日付けで味工房を拠点に活動する、地域おこし協力隊2人を任命します。 協力隊として任命するのは東京都出身の楠好延さんと、宮崎県出身の内山祐輔さんで、村では、初めての協力隊の任命となります。 2人は、大芝高原味工房を拠点に活動します。 さいたま市に建設された鉄道博物館の開発設計を担当した楠さんは農産物加工所での商品開発やイベント企画などを行います。 大学時代、地方のブランド化について研究していた内山さんは農作物直売所の運営や農業体験事業の企画を行います。 地域おこし協力隊の任期は最大3年間で、村では4月1日に任命することになっています。
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伊那ダイヤモンドツインズ 全国大会で初の決勝トーナメント進出
ミニバスケットボールの全国大会に出場している伊那市の伊那ダイヤモンドツインズの女子チームは、予選リーグを突破しチームとしては初となる決勝トーナメント進出を、29日決めました。 伊那市の伊那ダイヤモンドツインズの女子チームは29日、決勝トーナメント進出をかけ鳥取県代表のチームと対戦しました。 白のユニホームの伊那は鳥取に対し積極的に攻め序盤からシュートを決めリードを奪いました。 前半を終え16対9と、7点をリードし、保護者の応援も力が入ります。 後半に入っても攻撃の手を緩めない伊那は、相手にリードを許さず44対24で勝利し、チームとして初、長野県の女子としても10年ぶりとなる決勝トーナメントへの進出を決めました 決勝トーナメントには16チームが出場し、伊那は30日に熊本県代表と対戦します。
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自主放送番組について番組審議委員会
伊那ケーブルテレビの自主放送について地域の人から意見を聞く番組審議委員会が29日、伊那ケーブルテレビで開かれました。 審議委員会には、放送エリア内の伊那市・箕輪町・南箕輪村から8人が出席しました。 この日は、自主放送の計画内容などについて審議しました。 委員からは「情報の記録として映像に残していくことがケーブルテレビの強みだと思うのでこれからも続けていってもらいたい」といった意見や、「できるだけ均等にいろいろな地域の話題を掘り下げて、ニュースなどで取り上げてもらいたい」といった意見が出されていました。 向山賢悟社長は「初心に戻って地域目線・視聴者目線を取り戻す機会にしたい」と話していました。 伊那ケーブルテレビでは、今年、諏訪地域の御柱祭の模様を122チャンネルで生中継します。 また、観光客誘致に向けて伊那谷のグルメや歴史を発信する番組「観光イナベーション」を4月から放送する予定です。
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2月月間有効求人倍率 8年ぶりに1.4倍台に
上伊那の2月の月間有効求人倍率は、1月を0.03ポイント上回る1.41倍でした。 求人倍率が1.4倍台となるのは、平成20年2月以来8年ぶりです。 新規求人数は1,719人、新規求職者数は816人で、上伊那の2月の月間有効求人倍率は、1月を0.03ポイント上回る1.41倍でした。 これは、県内12の地域の中で3番目に高く、平成20年2月以来、8年ぶりに1.4倍台となりました。 ハローワーク伊那によりますと、新たに増えた求人の2割程が派遣求人のため、正社員の占める割合は減ったということです。 また、この春卒業予定の高校生の内定率は、99.4%となっています。
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荒井区、中央区北町の少年消防クラブと有賀さんが全国表彰
長年の火災予防活動などが認められ、伊那市の荒井区と中央区北町の少年消防クラブが消防庁長官賞を、また、クラブ指導者の有賀茂夫さんが総務大臣賞をこのほど受賞しました。 28日、荒井区少年少女消防クラブ、中央区の北町少年消防クラブの7人と有賀さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。 荒井区少年少女消防クラブには28人、北町少年消防クラブには16人の小学生が所属しています。 有賀さんは、平成12年から荒井区のクラブの指導を続け、今回、全国で8人が受賞した総務大臣賞を受賞しました。 少年消防クラブは年間を通して火災予防の啓発活動や消火活動を学ぶ訓練などを行っています。 全国に約4,500団体ありますが、上伊那にあるのは伊那市の荒井区と北町の2つのクラブのみで、今回初めて消防庁長官賞を受賞しました。 消防庁長官賞は、全国の53団体が受賞しています。 子ども達は、「クラブ活動でいろいろな経験ができたので、これからも防火活動を頑張りたいです」と受賞の喜びを話していました。
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「信州・伊那ローメン物語」完成 県内の書店で販売始まる
ローメンの歴史やそれを通じてのまちおこしをまとめた書籍「信州・伊那ローメン物語」がこのほど完成しました。 3月下旬から県内の書店で販売が始まっています。 28日、伊那ローメンズクラブのメンバーが、前会長の正木金内衛さんが営む、伊那市前原の食堂萬楽で記者会見を開き、書籍の完成を発表しました。 「信州 伊那ローメン物語」にはローメン誕生からこれまでの歴史、伊那ローメンズクラブの活動などが掲載されています。 著者の山口真一さんは長野市出身で県内の地域おこし活動をテーマに執筆活動を行っています。 伊那ローメンズクラブの活動を知った山口さんが2年間かけて取材をしてまとめました。 地元の学校給食への提供やイベントの開催のほかB1グランプリへの出場など、地域に根差した活動から全国へ発信するための活動まで、様々な取り組みが紹介されています。 クラブが協力した伊那中学校のギネス挑戦も掲載されました。 ローメンの情報を1冊にまとめた書籍は初めてで、ローメンズクラブでは、歴史を記録し語り継ぐためにも有効に活用していきたいとしています。 「信州・伊那ローメン物語」は、南信地域を中心とした県内の書店や伊那ローメンズクラブ加盟店で販売が始まっています。 初版は1,000部発行されていて価格は1,500円(税別)です。
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「川の防災情報」リニューアル 河川の状況を画像で確認
国土交通省は大雨の際に避難に必要な情報を掲載しているHP「川の防災情報」をリニューアルしました。 リニューアルされたHP「川の防災情報」では、全国の川沿いに設置されているカメラの画像を確認する事がでるようになりました。 また、川の水位やはん濫の危険性が確認できるほか、浸水が想定される場合にはどのくらい浸水する危険性があるのか地図で見る事ができます。 今回は新たにスマートフォン版を設けました。 GPS機能を使って現在地の雨の状況や川の水位が確認できます。 現在上伊那の河川に設置されたカメラの画像は配信されていませんが、順次公開できる作業を進めていくという事です。 リニューアル版は3月28日の午後9時頃から提供を開始する予定です。
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井上井月 小学生向けテキスト完成
伊那市にゆかりのある俳人井上井月を紹介する小学生向けのテキスト「伊那の井月さん」が完成し、28日に伊那市役所でお披露目されました。 「伊那の井月さん」は井上井月が伊那に来てから亡くなるまでが物語になっています。 絵は伊那市の漫画家橋爪まんぷさんが担当しました。 俳句のルールや、季語についても書かれていて、小学生でもわかりやすいように井月の歩みや俳句について紹介されています。 この小学生向けテキストは、伊那市教育委員会が「地域発元気づくり支援金」を活用し4300部作成されました。 今後市内の小学校や、図書館などに配布されるということです。 なお、テキストは今日開かれた井月さんまつり実行委員会でお披露目されました。
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新人看介護研修会
これから新しく看護や介護の現場で働く予定の人たちを対象にした新人看介護技術研修が15日に伊那中央病院で開かれました。 この日開かれた研修には、病院などの医療施設への就職を前にした看護学校の卒業生27人が参加しました。 講師は専門知識の豊富な認定看護師が務めました。 研修はメディカルシュミレーションセンターで行われ、カテーテルの挿入や採血技術などの6つのテーマで基本的な技術を学びました。 参加者はグループに分かれて各テーマをローテーションしながら実技演習しました。 伊那中央病院が、今回のように就職を前にした人たちを対象にした研修を開くのは初めてです。 担当者は「不安を解消して自信を持って仕事に就けるようこれからもサポートしていきたい。」と話しています。
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エアリアルヨガ体験会
天井からつるした布を使うエアリアルヨガの体験会が伊那市で21日に開かれました。 エアリアルヨガは、ハンモックのように天井からつるした布を使ってポーズをとるニューヨーク発祥のヨガです。 体験会は、今年1月に伊那市西春近にオープンしたイースタジオボディデザインがエアリアルヨガを知ってもらおうと開いたもので、県内で体験できる初めてのスタジオだということです。 フィットネスインストラクターの新田ひとみさんが指導にあたり参加者は、布を使ったヨガを体験しました。 エアリアルヨガは、血流が良くなり首や肩の凝りがほぐれるなどの効果があるということで、参加した女性は「体が伸びるので気持ちが良いです」と話していました。
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伊那ダイヤモンドツインズ1勝
全国大会に出場している伊那市のミニバスケットボールチーム伊那ダイヤモンドツインズの女子チームは、28日東京都の国立代々木競技場体育館で予選リーグを戦い、48対41で神奈川代表の戸塚ミニバスケットボールクラブに勝ちました。 29日は、決勝トーナメント進出をかけて鳥取県代表チームと戦うことになっています。 結果は、29日のこの時間にお伝えします。
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駒ヶ根市で出土した神子柴型石器9点 伊那市創造館に寄託
駒ヶ根市下平の遺跡から50年前に発見され民家で保管されていた神子柴型の石器9点が、27日、伊那市創造館に寄託されました。 伊那市創造館で寄託式が行われました。 寄託されたのは、駒ヶ根市下平の小鍛冶原遺跡から出土した黒曜石の槍先8点と石刃1点です。 国の重要文化財に指定されている南箕輪村の神子柴遺跡の石器と同じ特徴をもつ「神子柴型石器」とされています。 これらは、1966年に当時中学生だった駒ヶ根市の下村修さんがみつけたものです。 下村さんはこの発見をきっかけに考古学の道に進みましたが、大学2年の時に海の事故で亡くなりました。 以来、家族が自宅で大切に保管してきたという事です。 この日は弟の下村彰さんと、友人で駒ヶ根市立博物館専門研究員の田中清文さんが創造館を訪れ石器を寄託しました。 創造館には国の重要文化財に指定されている神子柴遺跡の石器が常設展示されています。 この日寄託された石器9点は、この常設展示室で28日から公開されます。 創造館では、神子柴文化を研究し、伊那谷の石器文化を発信していく上で貴重な資料だとしています。
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今年度末で閉館の女性プラザなど4施設のお別れの会
昭和50年代に建設され、今年度末で閉館する伊那市の女性プラザや勤労青少年ホームなど4施設のお別れの会が、27日に開かれました。 伊那市西町の女性プラザでお別れの会が開かれ、伊那市の関係者や施設の利用団体などが参加しました。 今年度末で閉館となるのは、昭和50年から58年にかけて建設された、西春近のサンライフ伊那と、西町のウエストスポーツパーク管理センター、伊那市勤労青少年ホーム、女性プラザ伊那の4施設です。 これら4施設は、文化団体やスポーツ団体などの練習や交流の場として活用され、平成18年から10年間の総利用者数はのべ50万7千人となっています。 この日は、女性プラザで練習を行ってきた手話ダンスサークルと勤労青少年ホームで練習を行ってきた伊那市民吹奏楽団が記念演奏を行いました。 今年度末で閉館する4施設はいずれも建築から40年ほどが経過し老朽化が課題となっていました。 西町の3施設は、今年の夏に解体される事になっていて、跡地には伊那市の防災センターが建設される事になっています。
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伊那少年サッカースクール 修了式
伊那市内の小学生が所属するサッカーチーム「伊那少年サッカースクール」の今年度の修了式が、27日、坂下公会堂で行われました。 今年度の修了生は、市内6つの小学校に通う6年生18人です。 式では、山岸孝太郎代表から修了生1人ひとりに、修了証書と記念品が手渡されました。 今年度は、大人数でも仲がよくまとまりのあるチームということで、秋に箕輪町で開かれたもみじカップで優勝しています。 修了生は、指導してくれた監督やコーチ、送り迎えなどでお世話になった保護者に感謝の気持ちを話していました。 山岸代表は、「一緒にやってきた仲間を大切に、新たな道へ進んでください」と、はなむけの言葉を述べました。
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絵画サークル合同女性作品展
伊那市で活動する3つの絵画サークルの作品展「イーゼル会、クレパス会、葦の会所属合同女性作品展」が24日から伊那市のいなっせで始まりました。 会場には各会所属の女性メンバー17人のパステル画や水彩画、油絵などの作品47点が展示されています。 作品のテーマは自由で、風景や花、人形などが描かれています。 この作品展は、伊那芸術文化協会が女性作家を支援しようと開いたもので、イーゼル会、クレパス会は去年に引き続き2回目の参加です。 今年は葦の会が加わり、去年はなかった油絵の作品も展示されています。 合同女性作品展は29日火曜までいなっせ2階の展示ギャラリーで開かれています。
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女声合唱団「吾木香」 本番に向け練習
女声合唱団「吾木香(われもこう)」は、4月14日にスイスの合唱団と共演します。 吾木香は、4月14日の本番に向け、去年から練習に励んでいます。 25日も、伊那市のいなっせで通し稽古が行われました。 吾木香は、今回の演奏会に向けて、上伊那地域の合唱経験者26人で去年発足しました。 公演では日本の伝統の歌やクラシック曲など7曲を披露するほか、スイスの合唱団と合同演奏をします。 スイスのアカペラ合唱団「ヴォカペラ・ヴェッティンゲン」は創立30周年を記念して来日します。 合同演奏では、東日本大震災の応援ソング「前へ」を日本語で歌います。 唐木圭子団長は「日本語の美しさと涼やかな響きを大切に、一緒になって歌えるようにしていきたい」と話していました。 公演は4月14日にいなっせで開かれます。 チケットは1人千円で、残りわずかだということです。
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伊那ダイヤモンドツインズ女子チーム 2年連続全国大会へ
伊那市と南箕輪村の小学生が所属するミニバスケットボールチーム「伊那ダイヤモンドツインズ」の女子チームは、28日から東京都で開かれる全国大会に2年連続で出場します。 23日、チームのメンバー15人と監督などが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に全国大会出場の挨拶をしました。 伊那ダイヤモンドツインズの女子チームは1月に開かれた県大会で優勝し全国大会への出場を決めました。 平均身長の低いチームですが、今年は一人一人のスキルアップを図ってきたという事で、今年の公式戦は、一度も負ける事はありませんでした。 去年の全国大会では決勝トーナメントに進めなかったため、選手らは「今年は全国制覇したい」と目標を話していました。 伊那ダイヤモンドツインズが出場する第47回全国ミニバスケットボール大会は28日から東京都で開かれます。
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伊那図書館でユカイナ演奏会
伊那市発祥の木の楽器「ユカイナ」を演奏する音楽グループ「ユカイナ♪ソナタ」の演奏会が、26日、伊那図書館で開かれました。 ユカイナは、小型の笛で伊那市の加納義晴さんが考案しました。 26日は、ユカイナ♪ソナタのメンバーら5人が、アニメやドラマの主題歌などおよそ10曲を披露しました。 メンバーは、保育園や老人ホームなどでボランティア演奏を行っている他、今後はイベントなどに出向く出張演奏も計画していて、「ユカイナの音色を多くの人に聞いてもらいたい」と話していました。
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南アルプス里山案内人 養成講座修了式
長谷地域の自然や文化などの魅力を訪れた人たちに伝える「南アルプス里山案内人」の養成講座修了式が、26日、伊那市長谷で行われました。 26日は、座学講座と実践研修をそれぞれ5回ずつ受講した5人に池上直彦総合支所長から修了証が手渡されました。 伊那市は、南アルプス山麓一帯の魅力を発信し定住促進に繋げていこうと、 今年度から「南アルプス里山案内人養成講座」を開催しています。 修了証を受け取った受講者は、案内役となり講座を通して学んだ成果を披露していました。 修了生の1人伊那市の兼子陽子さんは、木や石に目のシールを貼り、視点を変えて物を見る遊びを紹介しました。 修了生は、実践研修などをさらに規定の回数を行うと里山案内人として登録することができます。 伊那市では、将来的にはエコツアーやジオツアーを案内人自らが企画するような仕組みをつくっていきたいとしています。
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伊那公園にぼんぼり設置
桜のシーズンを前に、伊那市中央の伊那公園で26日、ぼんぼりの飾りつけが行われました。 市民有志でつくる伊那公園桜愛護会のメンバー35人が、きょうとあすの2日間で400個のぼんぼりを飾り付けます。 伊那公園には13種類およそ430本の桜が植えられています。 桜愛護会によりますと、メインとなるタカトオコヒガンザクラやソメイヨシノの開花は4月4日から5日、見ごろは10日頃になるということです。 点灯式は来月1日に行われます。 10日には桜まつりが開催され、公園内に出店が並びステージイベントが行われるほか、伊那谷名物珍味弁当が販売されます。