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箕輪町商工会 職員に新事業プレゼン
箕輪町商工会は、地域社会の維持発展に向けた、経済活動活性化のための新事業開発について23日、箕輪町の職員にプレゼンテーションを行いました。 これは、箕輪町商工会が開いたもので、箕輪町の職員11人が参加し、町に提案しました。 プレゼンテーションでは、陶芸を通して、箕輪町の歴史に触れる体験型事業が紹介されました。 この提案は、下古田にある、小学館のコロコロコミック初代編集長の千葉和治さんの別荘を利用するものです。 町内から出土した土器や、文化を学びながら、千葉さんの別荘にある本格的な窯で陶芸を行うというものです。 出席した職員からは、「思いつかなかった、その場所は箕輪町の中でも景観に優れた場所で楽しみになってきた」と話していました。 箕輪町の白鳥政徳町長は、「今後も民間のみなさんから知恵を出していただき、箕輪町をブランド化できるよう努力する」としています。
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春高伊那駅伝 懸垂幕でPR
3月22日に開かれる「春の高校伊那駅伝」を盛り上げるため23日、伊那市役所の西側駐車場に懸垂幕が設置されました。 懸垂幕は、幅がおよそ1メートル、高さが11メートルで、大会を盛り上げようと、伊那市が毎年この時期に設置していて、大会の日まで掲げられます。 今年の春の高校伊那駅伝は、男子が38回目、女子が31回目となり、男女合わせて、過去最多となる、207チームがエントリーしています。 男子が過去最多で141チーム、女子は去年より6チーム少ない66チームとなっています。 大会は、伊那市陸上競技場を発着に、男子が6区間42.195キロ、女子は5区間21.0975キロをたすきで繋ぎます。 春の高校伊那駅伝は、3月22日(日)に開かれ、女子が午前10時、男子が午後0時5分スタートとなっています。
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地方創生予算 320億2,200万円
伊那市は総額320億2,200万円の平成27年度当初予算案を23日発表しました。 市では地方創生と一体となった積極型予算としています。 伊那市役所で記者会見が開かれ平成27年度一般会計当初予算案が発表されました。 平成26年度当初は骨格予算のため6月補正後の316億8,350万円と比べると1.1%増の320億2,200万円となっています。 主な新規事業は、子育て支援として保育料の軽減に1億2,000万円。 これにより兄弟が同時通園の場合は3人目以降の保育料が無料となる従来の制度に加え同時通園でない場合は上限を高校生とし3人目が月額8,000円軽減され4人目以降は無料となります。 ほかに伊那緑ヶ丘幼稚園の認定こども園としての移転新築に2億2,670万円。 地方創生事業として、田舎暮らしモデル地域の新山地区への移住定住を推進する新山くらっし応援団事業に1,200万円。 地域の魅力を情報発信するシティプロモーションの推進に220万円。 新伊那市発足10周年を迎え、まちづくりのための行動目標となる市民憲章制定に20万円などとなっています。 実質公債費比率は13.2%、基金残高は120億3,000万円を見込んでいます。 白鳥市長は「地域の資源を生かした産業活性化と定住対策で人口減少に歯止めをかけたい」と述べました。 伊那市の平成27年度一般会計当初予算案は3月の市議会に提出されます。
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農事組合法人田原 遊休農地活用功績者表彰で県知事賞
伊那市東春近の農事組合法人田原は、県の遊休農地活用功績者表彰で最高賞となる県知事賞を受賞しました。 13日は、農事組合法人田原の中村博組合長と酒井弘道事務局長の2人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。 農事組合法人田原は、地域農業を担う集落営農組織として平成16年に設立しました。 田原地区では、桑畑の跡地が遊休農地となっていたため、平成22年に田原が主体となり対応策を検討。 翌年の平成23年から2年間かけて遊休農地解消にむけた取り組みを行い、16.9ヘクタールの農地を再生しました。 再生した農地では、白ネギやりんごを栽培している他、友好提携を結んでいる東京都新宿区の住民と連携し耕作放棄地再生ツアーを開いています。 功績者表彰は、9日に県内の5団体が受賞し、田原は最高賞となる県知事賞に選ばれました。 白鳥市長は「国の評価も高く素晴らしい取り組み」と話し、今後の活動に期待していました。
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伊那市消防団音楽隊 第4回定期演奏会
伊那市消防団音楽隊の第4回定期演奏会が22日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 伊那市消防団音楽隊は平成元年に結成され、今年で27年目を迎えました。 音楽を楽しみながら地域の人に防火・防災の意識を高めてもらおうと毎年演奏会を開いています。 この日は、アニメソングや昭和歌謡曲などを披露しました。 演奏会では、市内5つの中学校も演奏し、日ごろの活動の成果を発表しました。 最後は、伊那谷中心にアフリカンダンスと太鼓を披露しているグループ「サブニュマ」も加わり、総勢230人で迫力ある演奏をホールに響かせました。 伊那市消防団音楽隊第4回定期演奏会の模様は、4月に放送する予定です。
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伊那養護学校生徒の製品販売会
伊那養護学校の高等部の生徒たちが作業学習で取り組んできた製品の販売会が22日、伊那市の大型店などで開かれました。 このうち伊那市のベルシャイン伊那店では、生徒たちが製作した陶芸や木工製品など、およそ300点が並びました。 販売会は、作業学習の成果を発表する場として、また就労に活かそうと毎年この時期に開いています。 木工製品のコーナーには、二人掛けのベンチや椅子が並び、訪れた人は椅子に腰かけ座り心地を確認したりして買い求めていました。 また、学校の畑で採れた長芋や切り干し大根の販売もありました。 店の外ではやきいもの販売も行われ、行列が出来るほどの人気でした。 伊那養護学校では「活動を知ってもらう機会になり生徒の励みにつながっている」と話していました。
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震災被災地 釜石大槌支援コンサート
伊那市長谷在住の北原有さん・美香さんの夫婦デュオ「あるみかん」による、釜石大槌支援チャリティーコンサートが22日、伊那市のいなっせで開かれました。 コンサートは、震災直後から岩手県釜石市や大槌町の支援活動をしている上伊那の住民有志グループが、震災から4年が過ぎようとしている今、改めて被災地の現状を知ってもらい、今後の支援につなげようと開いたものです。 夫で笛担当の北原さんもメンバーの一人で、物資の運搬の他、仮設住宅などでミニコンサートを開くなどしてきました。 北原さんはコンサートで北原さんの笛に合わせて歌った被災者から「歌を歌っている時には辛い事を忘れられる。」と言われたエピソードを紹介し、「自分に出来る支援の手を伸ばしつづける事が大切」と話していました。 会場では震災当時の様子や仮設住宅での支援活動の写真の展示や、被災地の物産品の販売も行われました。 コンサートを企画したグループによりますと、大槌町では町民の3割にあたるおよそ3700人が、現在も仮設住宅で生活しているという事です。
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総務副大臣と村消防団意見交換
二之湯智総務副大臣が22日、南箕輪村を訪れ、村消防団と意見交換をする車座ふるさとトークを大芝高原フォレスト大芝で開きました。 これは安倍内閣の大臣・副大臣らが地域を訪れ、現場の人たちと車座の対話を行い生の声を聴いて政策に活かそうと全国各地で行われているものです。 村消防団に女性団員が多いことなどから今後の消防団活動のあり方の参考にしようと二之湯総務副大臣が訪れました。 今日は、村の女性消防団員や若手消防団員、協力事業所など15人が参加し課題などを話しました。 団員からは「消防団に入って多くの地域の人たちに出会えて良かった」「若い世代が入りやすい環境を作ることが大切」 女性消防団員は「大切な仲間が出来た。村のために活動出来ることを誇りに思う」と話していました。 協力事業所は「火災などがあった際はすぐ出動させている。協力企業を増やしていく必要がある」と話していました。 二之湯総務副大臣は、「若い人が地域で活躍する村は将来が明るい。その中核になるのが消防団。今後の活躍を期待したい」と話していました。 南箕輪村消防団は現在228人が所属このうち女性が30人です。 女性消防団は平成25年に長野県代表として全国女性消防操法大会にも出場しています。
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伊那ビデオクラブ 第7回映像祭
伊那ビデオクラブの第7回映像祭が20日、伊那市のいなっせで開かれ、会員が制作した映像作品が放映されました。 伊那ビデオクラブは今年で結成22年目を迎え、会員は19人です。 この日は会員が制作した24作品が放映されました。 伊那市の平沢正憲さんは箕輪町の赤そばの里をテーマに作品を制作しました。 南箕輪村の平澤三千人さんは下伊那郡内で撮影した日本百名山や景色の魅力を伝える作品を制作しました。 赤羽仁会長は「伊那市の生涯学習の理念である学び続けることに合わせて、クラブでは映像を作り続け、次の時代の発展に繋げていきたい」と話しました。 この日はおよそ200人が会場を訪れ、作品に見入っていました。
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五人会 「四季」テーマに写真展
伊那市と駒ヶ根市の写真愛好家でつくる五人会の作品展が、21日から伊那市東春近のギャラリー喫茶花鳥四季彩で始まりました。 会場には、風景写真20点が展示されています。 7回目の展示となる今回は「四季」がテーマで、5人のメンバーがそれぞれ春夏秋冬の4点を出品しました。 会では、「季節の移ろいの様子を楽しんでほしい」と話していました。 この作品展は、来月1日(日)まで、伊那市東春近のギャラリー喫茶花鳥四季彩で開かれています。
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不折に続け!子どもたちの書初め書道展
上伊那を中心とした小学生の作品が並ぶ「子どもたちの書初め書道展」が、21日から伊那文化会館で始まりました。 会場には、上伊那を中心とした小学5,6年生の作品394点が展示されています。 このイベントは、5歳の時に高遠に移住し幼少期を伊那谷で過ごした書家で画家の中村不折を 知り書道に親しんでもらおうと、アルプス中央信用金庫、上伊那書道協会、伊那文化会館が行ったもので、今年で2回目です。 21日はオープニングセレモニーで表彰式が行われ、入賞者に賞状が贈られました。 最高賞となる中村不折賞には、赤穂南小学校5年の中嶋珠久さんの作品が選ばれました。 書初め書道展実行委員長の池上信子さんは、「今年は力作が多く見ごたえのある展示となっている。これからも伝統文化継承の一助としてイベントを続けていきたい」と話していました。 この書初め書道展は、来月1日まで伊那文化会館で開かれています。 来月2日から13日までは伊那市荒井のアルプス中央信用金庫本店で入賞作品が展示され、16日からは各支店にも展示されます。
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伊那中央病院 北棟建設の基本計画を策定
伊那中央病院は、新たに検討を進めている北棟の建設について、規模や建設スケジュールなどを示した基本計画を策定しました。 20日は、伊那中央病院運営審議会が開かれ、病院側が基本計画の内容について説明しました。 北棟は、本館北側の駐車場に建設が予定されていて、鉄筋コンクリート造りの2階建て延床面積はおよそ4,000平方メートルです。 1階には、今後増えることが予想されるがん治療に対応できる最新鋭の放射線治療と検査施設が設置されます。 これにより、放射線治療を受けることができる患者数は、現在の1日平均30人余りから4、50人に増えるということです。 他に、訪問看護ステーションが設置されます。 現在の2人体制から10人程度にスタッフを増やし、24時間対応できるようにするということです。 1階と2階には、検診センターが移設され、高機能の検診を受けることができるようになる他、1日の利用可能人数も7倍から8倍に増えるということです。 また、北棟建設により駐車場が減少することから、ヘリポートの南北におよそ300台分のスペースを確保します。 増築工事と機器の更新、駐車場の用地取得など総事業費は、概算で36億7千万円を見込んでいます。 これらの計画は、審議会で了承されました。 今後は、来年度中に実施設計を行い、平成28年秋に本体工事を着工。 29年9月末までに工事を終え、30年4月から全ての事業を開始する計画です。
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まっくん学校給食カレー 発売
南箕輪村の農業振興と活性化に取り組む6次産業化検討ワーキングチームは、学校給食のレシピを基に考案したレトルトカレーの販売を、21日から始めました。 21日発売となった「まっくん学校給食カレー」。 1食540円です。 カレーには、まっくんやさいカードが1枚ついていて、村内の生産者の顔写真と育てている野菜の栄養価などが書かれています。 21日は、発売記念イベントが大芝高原味公房で開かれ、ワーキングチームのメンバーが取り組みや商品の説明をしました。 南箕輪小学校では、20年以上にわたり市販のルーに頼らない独自のレシピで給食のカレーを作っていて、その味がベースとなっています。 子育て世代の親とその子どもに行ったアンケートでは、親は子供に「野菜を食べてもらいたい」と、子どもは「好きな食べ物はカレー」と回答した人が多かったことから、ワーキングチームでは村内の野菜を使ったカレーの開発に取り組んできました。 イベントでは、信州大学農学部の松島憲一准教授がカレーの歴史と効能について話しました。 松島さんは「カレーはインド発祥だが、日本には西洋料理として入ってきた。その後軍隊食として日本中に広がった。カレーのスパイスには、発汗作用や食欲増進、疲労回復など様々な効果がある」と話していました。 21日は、発売を記念して味公房でカレーライスが限定販売され、券売機の前には長蛇の列ができました。 カレーには、大きめにカットされたジャガイモやニンジンなどの野菜が入っています。 また、村内で取れたりんごやえのき、ほうれんそうなどが特別にトッピングされ、訪れた人たちは一緒に味わっていました。 ワーキングチームでは、このカレーを食育や地産地消を進めるためのツールとして使っていきたい」と話していました。 カレーは、味公房の他大芝荘や大芝の湯で販売しています。
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南小ドラゴンズ 卒団式
南箕輪村の少年野球チーム南小ドラゴンズの卒団式が、21日、行われました。 21日は、箕輪町の伊那プリンスホテルで卒団式が行われ、卒団する10人が拍手の中入場しました。 南小ドラゴンズは昨シーズン、6年生を中心としたチームで優勝4回、通算成績は44戦34勝という成績を収めています。 式では、久保田敦監督が選手1人ひとりにはなむけの言葉を添えて卒団アルバムを手渡しました。 卒団生を代表して松崎友紀くんは「卒団後は、中学の部活動やシニアなどそれぞれの道を進むことになるが、南小ドラゴンズで学んだことを忘れずに日々努力したい」と決意を述べていました。
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未来思考型 88億700万円
箕輪町は、総額88億700万円の平成27年度一般会計当初予算案を20日、発表しました。 少子高齢化、人口減少問題に重点をおいた「未来思考型」予算としています。 20日、箕輪町役場で記者会見が開かれ平成27年度一般会計当初予算案が発表されました。 一般会計の総額は、平成26年度当初の88億8千万円を0.91%下回る88億700万円。 地方創生関連事業を含む平成26年度からの繰越予算を加えた総額は90億2,000万円としています。 主な新規事業は、中・長期的なまちづくりとして、みのわ未来委員会による総合計画の策定に880万円。 ほかに少子高齢化・人口減少対策として保育料と学童クラブの負担金を全体で2,500万円軽減するとしています。 交流移住・空き家調査に320万円。 地方創生関連では、プレミアム商品券販売事業に4,120万円。 企業誘致のための専門家の設置に220万円。 ICTの利活用による学校教育の活性化とブランド力向上に1,800万円となっています。 白鳥町長は「まちづくりの今後10年の方向性を示す次期総合計画の策定をはじめ、さらに力強いまちづくりの推進」を目指すと述べました。 箕輪町の平成27年度一般会計当初予算案は3月の町議会に提出されます。
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さくら祭 イベントで伊那市をPR
伊那市は、今年の高遠城址公園さくら祭に合わせて、初めて三の丸広場を設け、イベントを行います。 20日は、高遠町総合福祉センターでさくら祭対策打ち合わせ会議が開かれました。 それによりますと、今年のさくら祭期間中に、三の丸に広場を設け、客の入り込みのピークが予想される週末を主にイベントを行う予定です。 4月17日・18日は、ローメン・ソースかつ丼・伊那餃子などご当地グルメをPRするイベントを行います。 これまで、各飲食店の出店販売は行われていましたが、PRに力を入れようと今回初めてイベントが企画されました。 その他にも市内の高校生と一緒に抹茶体験をするイベントや、着物のパフォーマンスショー、プロカメラマンによる写真教室が開かれる予定です。 去年、高遠城址公園のさくら祭期間中の入園者数は23万1,559人で、東日本大震災発生の翌年から3年連続で増加となりました。 イベントを主催する伊那市観光協会では「多くの人に楽しんでもらい、また違う季節にも足を運んでもらえるよう伊那市のPRに繋げたい」としています。 高遠城址公園の公園開きは4月1日を予定していて、入園有料期間は咲き始めから咲き終わりまでとなっています。
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ロータリー顕彰 1個人1団体が受賞
伊那市高遠町の宇津孝子さんと高遠町の的場町内会有志は、第36回ロータリー顕彰を受賞しました。 19日伊那市内で開かれた伊那ロータリークラブの第55回創立記念例会で、賞状などが手渡されました。 宇津さんは、高遠町山室で、家庭的養護施設うずまきファミリーを運営し、親と暮らせない子どもたちの里親として自給自足の大家族生活をしています。 高遠町的場町内会有志は、国道152号的場バイパスの里親として、一帯の美化活動につとめ、パトカー型の看板も設置して交通安全にも一役買っています。 宮下金俊会長から賞状や活動助成金を受け取りました。 宇津さんは、「これからも里山で子どもたちの笑い声が響く場づくりを目指したい。今回の顕彰受賞は、子どもたちの力になります。」と感謝していました。 的場町内会有志代表の矢澤親男さんは、「地域の道路は庭のような感覚。特別のことをしているわけではないが、顕彰受賞は光栄です。」と受賞を喜んでいました。 伊那ロータリークラブのロータリー顕彰は、地域への隠れた貢献に光をあてようと年に1回行われていて、今回が36回目です。
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過去最大 61億2,000万円
南箕輪村は、総額61億2千万円の平成27年度一般会計当初予算案を20日発表しました。 前年度比5.9%増の積極型で、過去最大の予算規模となっています。 20日、南箕輪村役場で記者会見が開かれ、平成27年度一般会計当初予算案が発表されました。 一般会計の総額は、平成26年度当初の57億8千万円を5.9%上回る61億2千万円で過去最大です。 唐木一直村長は、平成27年度と28年度で人口増加対策にめどをつけたいとしています。 人口増に対応する主な新規事業は、中部保育園、西部保育園の増改築工事に2億6,000万円、南箕輪小学校の児童数増加対策も視野に入れた子ども館の設計などに1,100万円、中学校の生徒増に対応するための用地購入に6,000万円などを盛っています。 このほか、南原住宅団地焼却灰処理運搬委託に2億2千万円、南箕輪村観光協会設立に伴う事業費補助に500万円を計上しています。 実質公債比率は、5.4%、平成27年度末の基金残高は、26億円余りを見込んでいて、唐木村長は、「人口増で財政は圧迫されるが、健全財政を維持しながら対応できる。」と述べました。 南箕輪村の平成27年度一般会計当初予算案は、3月の村議会に提出されます。
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東京の平野さん 疎開した無量寺訪れる
太平洋戦争末期に東京から集団学童疎開で箕輪町の無量寺に来ていた平野(ひらの)鍾(あつむ)さんは、戦後70年の節目に20日無量寺を再度訪れました。 78歳の平野さんは、昭和20年3月の東京大空襲がきっかけでその年の11月まで箕輪町の無量寺に学童疎開していました。 東京都中野区の桃園第三国民学校の児童70人が集団疎開したもので、本堂に泊まり、近くの学校で勉強したということです。 平野さんは、昭和20年の1月1日から日記をつけていて、疎開当時の様子も書いていました。 今日、無量寺では、当時の住職の子どもにあたる杉本正樹さんやおばが寮母で東京の子どもたちと親しく接したという漆戸薫さんらが平野さんと対面しました。 平野さんは、疎開する際に東京から荷物を送るときに使った荷札を持参し、当時の様子を話ながら忘れかけていた記憶をつなぎ合わせていました。 平野さんたちが寝泊まりしていた本堂です。 70年前の記憶がよみがえります。 終戦末期、箕輪町内の寺に東京から疎開した児童は、約600人にのぼるといわれています。
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箕輪町新図書館整備計画練り直し
箕輪町は新図書館整備計画について設置場所などについて検討する委員会を設置しこれまでの計画を前提としつつ改めて整備計画を策定するとの検証結果をまとめました。 箕輪町の白鳥政徳町長は「どういった図書館を町民の皆さんが望んでいるのか、こういう機能を持った図書館を作りたいといった声をお聞きし町民の皆さんの声をより大切にした新図書館整備計画に練り直したい。」と述べました。 計画は建設用地を松島のJA上伊那箕輪町支所とし町商工会事務所やカフェレストランを併設するとしています。 事業費はおよそ10億円で半分は国からの補助で賄うとしています。 これについて白鳥町長は選挙にあたり検証を行うことを公約としていました。 町長を含む町職員で内部検証した結果「候補地を含む基本的な構想が町民参加のない中で行われたことについて評価できる手法であったとは言えない」としています。 白鳥町長は今後の対応について設置場所と備える機能などを検討する委員会を設置し改めて新図書館整備計画を策定するとしています。
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公立高校前期選抜 402人に春
県内の公立高校 前期選抜の合格発表が県内一斉に18日に行なわれ、上伊那の高校では、402人の受験生に一足早い春が訪れました。 このうち高遠高校では、午後1時に合格者の受験番号が張り出されると保護者や受験生が番号を確認していました。 多くの受験生は、それぞれの中学校で合否を確認したということです。 高遠高校の前期選抜には、60人が受験し募集人員ちょうどの54人が合格しました。 県内では69の高校で前期選抜が実施され7,073人が受験し4,516人が合格しました。 このうち上伊那では、7校で実施され623人が受験し402人が合格しました。 一般入試にあたる後期選抜は3月11日に行われることになっています。
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高遠高校ジオガイド ラップ披露
ジオパークガイドに認定された伊那市の高遠高校の生徒らが、ジオパーク・伊那市を題材にしたラップを、19日披露しました。 ラップを披露したのは、去年10月に東京で開かれた高校生ラップ選手権で優勝した羽柴 教生さん。向山翔さん。歌詞を主に手掛けた小澤 和浩教諭の3人です。 羽柴さんが、ラップで全国1位になったことを受けて市の職員が歌の制作を依頼しました。 題名は「そうだ、ジオパークに行こう」です。 19日は、去年5月から7回にわたり開かれてきたジオパークガイド講座の最終日で、一般3人と、高遠高校3年の生徒6人が、ガイドになったことを想定して発表しました。ラップはその一環で披露されました。 発表のあとは、白鳥孝伊那市長から、認定証が手渡されました。 高遠高校は、「地域の科学」というコースを選択した生徒の有志がジオパークガイドの認定を目指して活動してきました。 ラップを披露した羽柴さんは、プロを目指して上京し活動をするということですが、いずれは地元に戻りたいと話していました。
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シニア大学37期生94人卒業
高齢者の仲間や生きがいづくり、社会参加を目的に開校している長野県シニア大学伊那学部の37期生の卒業式が17日、伊那市のいなっせで行われました。 今年度、伊那学部を卒業するのは2年間の課程を修了した94人です。 シニア大学は、県内在住の60歳以上の男女を対象に、高齢者の社会参加や生きがいづくりを図ろうと長野県長寿社会開発センターが行っているものです。 2年間で120時間のカリキュラムが組まれ、歴史や文化、健康などについて学んでいます。 在校生を代表して38期生の守屋武夫さんは「シニア大学で得た誇りや自信、友情を大切にこれからも積極的に社会の担い手になってください」と送辞を述べました。 卒業生を代表して、土屋義勝さんが「戦中戦後の混乱の中生まれた人が多い。シニア大学で培った友情や知識を生かしていきたい」と答辞を述べました。 今年度の卒業生の平均年齢は70歳で、最高齢は男性が伊那市の井口尚樹さん81歳、女性が伊那市の御子柴静子さん83歳です。
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3.11体験を宮田村の唐木さん語る
伊那市の地区・地域社協の役員を対象にした研修会が、19日開かれ、福島県いわき市で東日本大震災を経験した宮田村の唐木 義則さんが講演しました。 この日は、伊那市のいなっせで研修会が開かれ、伊那市内の地区・地域社協の役員が参加しました。 伊那市社会福祉協議会では、去年の豪雪や、南木曽町の土砂災害、御嶽山の噴火など、いつどこで大規模災害が起こってもおかしくないとして、助け合いの地域づくりにつなげようと、研修会を開きました。 講演したのは宮田村教育委員会で療育相談員を務める唐木義則さんです。 唐木さんは、福島県の中学校・高校の教員を経て平成21年から、いわき市の私立学校、東日本国際大学付属昌平中学・高校の校長に着任。平成23年3月11日は、学校内で震災に遭いました。 被災後、住まいが避難指示区域に指定され、出身地の宮田村に戻りました。 唐木さんは、自身が撮影した写真や動画を用いて、被災直後や、一時帰宅した際の様子などを説明しました。 また、被災後に昌平高校の生徒が書いた2つの詩を紹介しました。 唐木さんは、「子どもたちは自分にできることをする大切さを感じ取って生きていこうとしています。でも、心の傷は簡単にいえることはありません」と話していました。
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南箕輪村議会が村長に要望書
南箕輪村議会は、住民との懇談会などで出された意見をまとめた要望書を、19日、唐木一直村長に手渡しました。 この日は、原悟郎議長らが役場を訪れ、唐木村長に要望書を手渡しました。 今回要望したのは、「除雪対策」「アレチウリ」「子育て支援」「防災訓練」の4つについてです。 村議会は、毎年、住民との懇談会を開いているほか、保育園の保護者会や、区長会、商工会とも意見交換をしました。 その結果、多く出されたものを要望書としてまとめたということです。 除雪対策については、生活道路の除雪ができていないとの意見が出されたほか、子育て支援では、体制は整えられているので、広報などでの周知徹底などを要望していました。 唐木村長は、「広報などすぐに対応できるものはしていきたい。除雪は、除雪機購入を補助した人に積極的に行ってもらうなどの体制を整えたい」と回答していました。
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南アルプス食害対策協議会 今年度の活動を報告
鹿の食害から高山植物を保護する活動を行っている南アルプス食害対策協議会が19日に開かれ、辛み成分で作った忌避材の散布など、新たな被害防止策の提案や、今年度の活動報告が行われました。 国や県、信州大学農学部、伊那市などの関係自治体でつくる南アルプス食害対策協議会は、鹿による高山植物の被害を防ごうと2008年から防護柵を設置しています。 今年度は新たに5か所増やし、馬の背周辺に12か所、1,150m設置しました。 結果、防護柵内で植生は回復していますが、マルバダケブキなど高い再生力のある植物が目立ち種類が増えず単調化していると報告されました。 また、信大農学部の竹田謙一准教授は、防護柵に替わる新しい被害防止策を提案しました。 辛み成分のカプサイシンで作った「忌避材」を撒き、鹿の嫌う匂いや痛みを与える方法です。 入笠山で8日間実験したところ、牧草を食べる鹿が減少した可能性があるという事です。 竹田准教授は、ある程度の効果は確認できたとして、忌避材の持続性や散布方法、カプサイシンの濃度などを研究していきたいとまとめました。 協議会会長の白鳥孝市長は、「組織や地域の枠組みを超えて南アルプスの自然を保全していきたい」と話していました。
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南箕輪村南部保育園 雛人形の飾りつけ
南箕輪村の南部保育園の園児は来月の桃の節句を前に、19日、雛人形の飾りつけをしました。 リズム室のステージに雛壇が用意され、年長と年中の園児が3人一組になって人形を飾りつけました。 南部保育園では、来月3日に雛祭りを予定していて、雛人形の前で全員でちらし寿司を食べてお祝いするということです。 有賀春美園長は「女の子も男の子も雛人形を見て健やかに育ってほしい」と話していました。
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ガストジャパン伊那市に50万円寄付
伊那市創業支援センターに入っていたガストジャパン株式会社は、市に50万円を寄付しました。 18日は、ガストジャパンの原文嗣社長が市役所を訪れ、白鳥孝市長に寄付金を手渡しました。 ガストジャパンは環境負荷軽減に向けた機械部品の開発や、生産技術の研究などを行っている会社です。 2003年に創立し、2007年からは市の創業支援センタ―に入居し、2010年に伊那市境に本社を移転させました。 新たに農業分野への参入を検討していて、光を使った防虫機器の研究や、その機器を使い無農薬野菜の生産にも取り組んでいます。 原社長は「市のサポートなどがあり、ここまで会社を成長させることができた。商工振興に役立つよう使ってほしい」と話していました。 白鳥市長は「企業が大きくなる事は市の励みになる。」と話していました。
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地域医療・在宅医療について考えるシンポジウム
地域医療の提供体制と在宅医療について考えるシンポジウムが11日、伊那市のいなっせで開かれました。 会場には、医療や福祉関係者などおよそ150人が訪れました。 県健康福祉部衛生技監の山本秀紀さんが「地域医療提供体制と在宅医療」のテーマで講演しました。 山本さんは「病院と福祉施設の連携を強化して、自宅や施設での療養に安心して移行できる包括型の地域づくりが必要だ」と話しました。 また講演会の後のシンポジウムで、伊那中央病院の川合博院長は、病院で取り組んでいる「地域完結型医療」について説明しました。 川合院長は「在宅医療に向けて、かかりつけ医や在宅支援をしている病院との連携を深め、今後変化していく医療制度や住民の医療ニーズに対応していく必要がある」と話しました。 シンポジウムでは他に、医療や福祉関係者ら4人が医療体制の現状や今後の取り組みなどについて発表しました。
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伊那市ふるさと講座「あったかご近所ネットについて」
伊那市公民館運営協議会が主催する「ふるさと講座」が6日、伊那公民館で開かれ、日影区で取り組んでいる「あったかご近所ネット」について講演が行われました。 ふるさと講座は、年に2回市内の公民館が持ち回りで開いています。 会場には、一般市民と市民大学の学生およそ130人が訪れました。 この日は、日影区のあったかご近所ネットの取り組みについて、日影地域社会福祉協議会の木田勝利さんが講演しました。 木田さんは、あったかご近所ネットが始まったきっかけや、取り組み内容について話しました。 あったかご近所ネットは、生活の小さな気遣いや手助けからお互い様の気持ちで隣近所が支え合う体制づくりを目的に、平成24年度から日影区で始まりました。 希望調査アンケートから、今年度手助けを希望している人は16人、それを支援したい希望者は72人で、生け垣の整備や屋外清掃、ごみ出しなどが行われたということです。 木田さんは、「もっと多くの区民に関心を持ってもらい隣近所で挨拶やちょっとした手助けが広がっていくようにこれからも事業を進めていきたい」と話しました。