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橋爪まんぷさん「筆字(ひつじ)暦」まんがカレンダー原画展
伊那市在住の漫画家橋爪まんぷさんのカレンダー用に描いた来年の干支「未」をモチーフにした原画展が伊那市のみはらしの湯で今日から行われています。 3つの点の横に立つ羊に、君の文字の横で逆立ちする羊。 作品は、漢字の一文字を表していて、来年の干支「羊」の字を漫画に置き変えて、その字の読み方や意味などが書き添えられています。 橋爪まんぷさんの「筆字暦」まんがカレンダー原画展には全部で24作品が展示されています。 展示は、来年1月31日まで伊那市のみはらしの湯で行なわれています。 展示されている作品は1枚6千円で予約販売され、卓上カレンダーは1部500円で販売されています。
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福祉施設の職員が活動事例発表「みんなの工夫コンテスト」
上伊那福祉協会の11の福祉施設の職員が日頃の活動事例を発表する「第3回みんなの工夫コンテスト」が11月25日伊那市のいなっせで開かれました。 これは、介護現場のサービス向上を目的に上伊那福祉協会が開いているもので、今年で3回目です。 コンテストには、上伊那福祉協会の11の福祉施設の職員が参加しました。 南箕輪村の南箕輪老人ホームは、控えめだった利用者がオルガンの演奏会に出たことがきっかけで、本人も家族も前向きになれた事例を発表しました。 箕輪町の特別養護老人ホームみのわ園は、「目指せ!全員外出」をテーマに、利用者の個別外出を計画し実行した事例を発表しました。 コンテストは採点方式で行われ、不安や寂しさを抱えていた利用者と交換日記や料理などを通して信頼関係を築いた事例を発表した南箕輪村の特別養護老人ホームコンソール大芝が最優秀賞を受賞しました。
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丸紅基金 上伊那福祉協会に200万円助成
全国の福祉施設に助成金を贈っている社会福祉法人丸紅基金は、上伊那福祉協会に11月28日、200万円を贈りました。 この日は、丸紅株式会社の小林武雄執行役員が、上伊那福祉協会の林俊宏常務理事に助成金200万円を贈りました。 丸紅基金は、昭和49年から全国の福祉施設に毎年1億円ずつ助成していて今年で40年目です。 上伊那福祉協会が運営している、辰野町の特別養護老人ホームかたくりの里では、20日にリフト付き浴槽1台を導入していて、今回の助成金があてられています。 かたくりの里の箱山み江子施設長は「より家庭に近い入浴が可能になる。職員の入浴介助の負担も減るのでありがたい」と話しました。 今回、県内で助成金が贈られたのは、上伊那福祉協会と岡谷市のつばさ福祉会です。
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「りんごのムースタルト」富県出身の学生がレシピを考案
伊那市富県出身の学生が開発に携わったファミリーマートとのコラボ商品「りんごのムースタルト」が全国で販売されています。 伊那市境のファミリーマートJAいな竜東店です。 学生と共同開発した「りんごのムースタルト」が店頭に並べられました。 店員が手書きで作ったポップも添えられています。 開発に携わったのは、東京にある辻調グループの料理専門学校で菓子作りを学ぶ5人です。 伊那市富県出身で高遠高校を卒業した北澤悠希菜さんが考案したレシピが基になっています。 学生5人と、ファミリーマートが7月から5回の検討会で改良を加えながら商品化しました。 リンゴの果肉を使ったタルト生地に、リンゴの風味を生かしたムースが添えられています。 JAいな竜東店では毎日10個から20個を仕入れていて、現在展開しているデザート商品の中で1番売れているということです。 りんごのムースタルトは税込290円です。数量限定で全国のファミリーマートで販売されています。
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全国防犯協会連合会表彰 池上さん唐木さんが受章
長年に渡り防犯活動に取り組んだ人に贈られる「全国防犯協会連合会表彰」で、伊那エンジェルス隊の池上千枝子さんが防犯栄誉銀章を、唐木美ついさんが防犯栄誉銅章を受章しました。 25日は池上さんと唐木さんが伊那警察署を訪れ、小山満彦署長に受章の報告をしました。 防犯栄誉銀章を受章した池上さんは伊那市西町在住で、平成9年から防犯活動に参加し、現在は伊那エンジェルス隊の隊長として活動しています。 防犯栄誉銅章を受章した唐木さんは伊那市中央在住で、平成14年から伊那エンジェルス隊に入隊しました。 伊那エンジェルス隊では、振り込め詐欺防止の啓発活動や駅前に駐車してある自転車の鍵かけチェックなどを行っています。 伊那警察署管内で、全国防犯協会連合会表彰の防犯栄誉章を受章するのは、平成5年の金章以来、21年ぶりです。
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高校生読書大賞に「キケン」
上伊那の高校生がみんなに読んでもらいたい本を選ぶ読書大賞。 今年は「青春」をテーマに選考が行われ、有川浩さんの「キケン」が大賞に選ばれました。 「キケン」は、大学の機械制御研究部、通称「キケン」を舞台にした青春物語です。 読みやすく、読んでいて爽快感があると評価されました。 29日は上伊那の高校の図書委員43人が伊那市のいなっせに集まり6つの候補作の感想を話し合いました。 読書大賞は、高校の司書や図書委員で作る上伊那図書館協会高等学校図書館部会が行っているものです。 図書館部会では、大賞の著者に手紙を書き、大賞に選ばれたことを報告するということです。
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中坪の歩み 創刊200号を祝う
伊那市手良中坪の区民誌「中坪の歩み」の創刊200号を祝う会が、29日、中坪公民館で開かれました。 29日は、歴代区長や地域住民などが集まり、200号の発行を祝いました。 中坪の歩みは、地域の歴史を掘り起こし将来へ引き継いでいこうと、平成8年に研究委員会が発足し、毎月1回全戸に配布しています。 地区の行事や80歳の誕生日を迎えた人のこれまでの人生を振り返る記事を掲載するなど、現在では情報誌としての役割を担っています。 平成17年に100号が、去年10月には200号が発行され、今月までに214回発行されています。 今回200号を記念して100号から200号の記事をまとめた冊子を作成し、全戸配布されました。 研究委員会の高橋忠会長は、「区民の期待に応えられるよう300号、400号と続けていきたい」と話していました。
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アルストロメリア出荷本格化
出荷量全国一を誇る上伊那の冬の花アルストロメリアの出荷が本格化しています。 伊那市東春近の花卉農家・酒井弘道さん宅ではこの時期連日アルストロメリアの出荷作業に追われています。 アルストロメリアは南米原産で、上伊那では夏場が涼しく、冬場に晴天の日が多い事から1年間を通して栽培がおこなわれています。 国や県の調べによると全国一の出荷量を誇る上伊那は、全国で3割近いシェアを持ち、品質の良さからブランドとしても定着しているという事です。 上伊那ブランドの品質を守るひとつが出荷に使用する箱に隠されています。 長距離の移動後でも、鮮度を落とさず、すぐに店頭で販売できるよう肥料や消毒を溶かした液体に漬けて出荷します。 この液体が漏れないよう箱をたてた状態で出荷する事から「立て箱上伊那」システムと呼ばれ、略して「TKシステム」として10年前から定着しています。 また箱には、タヌキの絵が描かれていて「他の生産地を抜く」という思いが込められているという事です。 冬のこの時期は最盛期となり、一日あたり、およそ10万本が関東や関西、中京方面へと出荷されているということです。 アルストロメリアは、晴天が多くなるこれからがさらに花の色もよくなってくると言う事です
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はやぶさ2 打ち上げ見守る
小惑星探査機はやぶさ2の打ち上げのパブリックビューイングが3日伊那市創造館で行われ、20人あまりがその瞬間を見守りました。 このイベントは宇宙への関心や人工衛星について興味を持ってもらおうと、創造館が企画したものです。 会場には一般や高校生などが集まり、ネット回線を利用した打ち上げのライブ中継を見守りました 午後1時22分、ロケットが無事に打ち上がる様子がスクリーンに映し出されると、会場はほっとした空気に包まれていました。 はやぶさ2は、2018年に大きさが900メートルの小惑星に到着し、2020年に地球に帰還する予定です。
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障害者週間 合庁で製品販売
12月3日から9日までの障害者週間に合わせて、障害者福祉施設による販売会が1から伊那合同庁舎で開かれています。 伊那保健福祉事務所管内にある14の障害者福祉施設は、障害者の工賃アップなどを目的に8年前からこの販売会を開いています。 この日は、2施設の利用者と職員5人が、手作りの手芸作品や黒豆を販売しました。 施設利用者は「販売する機会があまりないので、たくさんの人に来てもらいたいです」と話していました。 販売会は5日まで伊那合同庁舎で開かれていて、時間は正午から午後1時となっています。
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税についての作文コンクールで南中5人入賞
全国の中学生から61万作品が寄せられた税についての作文コンクールで、南箕輪村の南箕輪中学校2年の渋谷和奏さんが入賞しました。 3日は、伊那地区納税貯蓄組合連合会の吉田元男会長らが南箕輪中学校を訪れ、入賞者に賞状を手渡しました。 税についての作文コンクールには、全国の7,422校から61万5,230作品の応募がありました。 2年の渋谷和奏さんは、関東信越国税局管内納税貯蓄組合連合会長賞を受賞しました。 渋谷さんは、小学生の時に森林税について関心を持ち、自分で知識を深めていったということです。 作文には、その森林税について税の仕組みや使い方などについて書いたということです。 この他、1年の赤羽由衣さんが、長野県納税貯蓄組合連合会長賞を受賞し、賞状が手渡されました。 また、南箕輪村租税教育推進協議会長賞の金賞に、3年の細田瑠花さん、銀賞に2年の金森佑奈さんと山口雄丞君が選ばれました。 風邪で欠席した山口君以外には、賞状が手渡されました。
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高遠生まれ 池上秀畝展
伊那市高遠町で生まれ、花鳥画や山水画を得意とした日本画家、池上秀畝の生誕140年と没後70年を記念した展示会が3日から、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。 信州高遠美術館が、池上秀畝の生誕140年と没後70年を記念して開いたもので、館内には秀畝の作品およそ40点を含む80点が展示されています。 池上秀畝は明治7年高遠町に生まれ、昭和19年に70歳で亡くなった日本画家です。 祖父と父も画家で、秀畝は幼少期から絵に親しんでいたということです。 館内には、フランス万博に出品した「古城驟雨(こじょうしゅうう)」と「薄暮落雁(はくぼらくがん)」も展示されています。 信州高遠美術館には、これまでに遺族などから、秀畝の使用した下図絵やスケッチ帳、作品およそ3,000点が寄贈されていて、今回はその中の40点が飾られています。 「生誕140年・没後70年記念 池上秀畝展」は、来年3月30日まで、信州高遠美術館で開かれています。
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箕輪西小児童が本棚を製作
森林づくりについて学んでいる箕輪西小学校の4年生は2日、間伐材を使って本棚をつくりました。 箕輪西小学校の4年生は1年を通して植樹や間伐などをして森林について学んでいます。 2日は、11人の児童が上伊那地域で間伐したスギを使って本棚を作りました。 指導したのは地元で森林整備などを行っている里山整備協議会のメンバーなど5人です。 本棚の製作は、木がどのように活用されているかを知ってもらおうと毎年4年生が行っています。 協議会のメンバーは「森林の役割や木を育てる意味を分かってもらえたら嬉しい」と話していました。
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中山間地域の景観と観光について意見交換
農業を基本に新たな産業づくりを目指す伊那谷アグリイノベーション推進機構は2日、伊那市役所でシンポジウムを開き、中山間地域の景観と観光について意見を交わしました。 伊那谷アグリイノベーション推進機構は、信州大学農学部で行っている研究を活用し産学官が連携して新たな産業の創造を目指し活動しています。 発足以来8回目となったシンポジウムには関係機関や企業、一般など140人が参加しました。 午前中は、オーストリアのチロル州で長年、森林整備や砂防に携わったウイーン農科大学非常勤講師のイエルク・ホイマーダーさんが「チロルにおける農山村開発」と題して講演しました。 午後は、中山間地域の景観と観光をテーマにパネルディスカッションが行われ、白鳥孝伊那市長や農林水産省関東農政局次長の小林厚司さん、イエルク・ホイマーダーさんがパネリストを務めました。 景観や農業を活かし、世界から注目される観光地になったチロルについて、イエルク・ホイマーダーさんは「地域を元気にしていくためには、地域住民が主体となって行動することが大切」と成功例を話しました。 観光について白鳥市長は「今あるものを上手に使って他の地域と連携していくことが大事」と話しました。 また、景観については「伊那谷の景観を後世に残していかなければならない」と話し、外に発信していく必要性も述べました。 伊那谷アグリイノベーション推進機構の向山孝一機構長は「シンポジウムを開きながら、ひとつひとつ事例を作っていきたい」と話していました。
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酒井一さん 来年の干支ひつじの木工作品製作
伊那市西春近諏訪形の酒井一さんは、来年の干支ひつじの木工作品を製作しています。 伊那市西春近諏訪形の酒井一さん63歳。 元大工の酒井さんは、余った木材を使って8年前から自宅で干支の作品作りをしています。 来年の干支ひつじの木工作品は、9月から準備を進め、子どもからお年寄りまでみんなに親しみを持ってもらえるような、可愛らしいデザインにしたということです。 材料はヒノキ、スギ、ケヤキ、シナで、サイズは大中小の3種類です。 作品は250個作る予定で、市内の銀行や病院などの公共機関や、近所のお年寄りに配るということです。
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第5回全国農業高校お米甲子園特別優秀賞受賞「上農米」販売
第5回全国農業高校お米甲子園で特別優秀賞を受賞した上伊那農業高校の「上農米」が、2日学校で販売されました。 「上農米」は、上伊那農業高校の生産環境科の生徒が、授業の一環で栽培したコシヒカリです。 全国84校が参加した第5回全国農業高校お米甲子園に初めて出品し、最高金賞、金賞に続く特別優秀賞を受賞しました。 低農薬にこだわっていて、4年前からは乾燥鶏糞を使用した有機肥料で育てています。 この日は、午後4時から1.2キロ入り20袋限定で販売しましたが、開始から10分で完売となりました。 上農米は、11月22日に開かれた学校創立120周年記念式典でもOBを対象に販売され、好評だったということです。
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伊那地域日中3.6度 雪が舞う寒い一日
2日の伊那地域は朝から雪が舞い、1日とはうって変って寒い一日となりました。 日中は3.6度までしか上がらず昨日を10.3度下回る、12月下旬並みの寒さとなりました。 長野地方気象台によりますと、2日の伊那地域の最高気温は午前2時54分の6.6度、最低気温は7時46分の1.3度でした。 日中は3.6度までしか上がらず、寒い一日となりました。 週末にかけて冷え込みは続く見込みで、雲が広がりやすく山沿いでは雪の降るとこをもあるということです。
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美篶小で地ならし法「どうづき」実演
伊那市の美篶小学校開校を記念して、美篶小学校資料館運営委員会は1日、美篶地域の開拓時に行われていた、どうづきの実演を披露しました。 この日は、美篶笠原の住民らが、地域の井筋や建物建設、田んぼづくりで使われていた、どうづきという、地ならし方法の実演を披露しました。 どうづき作業の道具は、「どうづき石」という石で、重さ40キロから80キロほどあります。 その石の周辺を放射状にロープで縛り、数人で輪になって「よいしょ!」と引き上げ、石の重量によって地面に落とし、土を踏み固めます。 ロープを引くタイミングを合わせるために、どうづきサンヨと呼ばれる唄を、工事責任者が歌い、そのリズムに合わせて作業者が引き上げます。 実演では、布の中に砂を入れたものが使われました。 6年生4人が体験していました。 美篶小学校資料館運営委員会では、「現在も使われている六道の堤や田んぼなどは、どうづきで固めた場所。先人の苦労を知ってもらえた。」と話していました。
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南信工科短大振興会 13日に設立総会
平成28年4月に開校の長野県南信工科短期大学校と連携し学校運営の支援を図る南信工科短大振興会設立総会が13日に開かれます。 1日は振興会設立発起人代表の向山公人上伊那産業振興会理事長が記者会見を開き概要を説明しました。 南信工科短大は南箕輪村の伊那技術専門校を改修し平成28年4月の開校を予定しています。 製造業を中心とした技術者を2年かけて養成するもので2つの学科があり定員は各20人となっています。 振興会は学校運営を支援するため設立されるもので上下伊那の企業などおよそ120社が会員となっています。 主な事業として講演会や技術研究会などの研修や非常勤講師の派遣、大学と企業との共同研究などを行います。 現在伊那技術専門校で行われている離職者訓練などは工科短大開校後も引き続き実施されるということです。 設立総会は13日土曜日に箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれ午後3時15分から信州製人工衛星「ぎんれい」プロジェクトマネージャーの中島厚工学博士の講演も行われます。
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冠婚葬祭の申し合わせ基準定める
伊那市は冠婚葬祭の儀礼簡素化や生活の無駄をなくすための生活改善申し合わせ事項を定めました。 これは1日伊那市役所で開かれた市議会全員協議会で報告されたものです。 市では冠婚葬祭の申し合わせ事項についてその実態を把握するためアンケート調査を実施し414人から回答を得ました。 そのうち組や常会などに申し合わせ事項がありますかという問いには「ある」が77%「ない」が22%となっています。 良い点として「申し合わせがあることで簡素化や経費軽減につながった」 困った点として「他の地区との均衡がとれない。」といった意見がありました。 市ではアンケートの結果をもとに結婚披露宴のご祝儀は1万円以内、香典は3千円以内などとする標準的な基準をまとめました。 市では基準について「必ずこのとおりにしなければならないというものではないが過度な負担がないようにしていきたい。」としています。 これら基準は市報やホームページなどで周知を図っていくことにしています。 全員協議会ではほかに公共施設の屋根などを有償で貸しだす太陽光発電公共施設屋根貸し出し事業の概要が説明されました。 これは再生可能エネルギーの利用促進を図りまた災害時の公共施設の機能強化を目的に行われるものです。 対象となるのは市内の小中学校や公民館で来年1月には使用予定者を決め6月には設置工事を始めるとしています。
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白鳥新町長 初登庁
箕輪町を全国ブランドにすることなどを訴え箕輪町長選挙で初当選を果たした白鳥政徳さんが1日初登庁しました。 白鳥町長は午前8時半、町役場に到着し職員の出迎えを受けました。 就任式で白鳥町長は「自分の仕事に対して誇り、自信、自負を持ち、行政の存在意義を大事にしてもらいたい。」と職員に呼びかけました。 白鳥町長の任期は平成30年11月28日までとなっています。
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伊那谷の風物詩 ザザムシ漁解禁
伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁が1日解禁となり、伊那市の天竜川では早速、漁をする人の姿が見られました。 伊那市中央の中村昭彦さん70歳です。 ザザムシ漁を始めて40年で、友人がやっていた漁の手伝いをしていたことがきっかけで始めたということです。 この日は、あいにくの雨となりましたが、ザザムシがいる浅瀬で漁をしていました。 万能ぐわで水ゴケのついた石を掘り返し、足を使って石の裏側についているザザムシを四手網に流し入れます。 5分ほどで、ザザムシと呼ばれるトビケラやヘビトンボの幼虫が捕れました。 ザザムシ漁は、1日解禁となり、水温が下がる1月中旬頃が、虫に脂がのって美味しくなるということです。 ザザムシは、冬場の貴重なタンパク源として食されてきた、伊那谷の伝統食で、砂糖と醤油、みりんで2時間ほど煮込み佃煮にして食べます。 中村さんは、シーズン中、月の半分は漁に出るということで、捕れたザザムシは、家族や近所、友人に配って味わうということです。 ザザムシ漁は、来年2月末まで上伊那の天竜川で行われ、漁には天竜川漁業共同組合で発行する、虫踏み許可証が必要となります。
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アイドルなるみさん 一日警察署長
年末の犯罪被害を防ごうと、全国一斉に年末の特別警戒が1日から始まりました。 この日は、伊那警察署の一日警察署長に伊那市出身のアイドル、なるみさんが委嘱されました。 あわただしくなる年末に、金融機関などを狙った強盗事件や街頭犯罪、交通事故の発生が予想されるとして、警察では毎年、年末特別警戒を行っています。 今年、伊那警察署管内で発生した特殊詐欺被害は8件で、被害総額は2,860万円となっています。 この日は一日警察署長のなるみさんと防犯ボランティア団体の伊那エンジェルス隊などが、箕輪町のショッピングセンターで特殊詐欺被害防止の啓発を行いました。 なるみさんは、訪れた人たちに「詐欺に注意して下さい」とチラシを配っていました。 年末特別警戒は、12月末まで行われます。
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上伊那郡縦駅伝 伊那市が3連覇
今年で62回を数える上伊那郡縦断駅伝競走大会が30日開かれ、伊那市が3年連続9回目の優勝を果たしました。 大会は上伊那陸上競技協会と上伊那ケーブルテレビ協議会が開いたものです。 上伊那7市町村の代表チームに加え10チームがオープン参加し駒ヶ根市役所から辰野町役場までの6区間38.1キロをタスキでつなぎました。 一区は、箕輪町の上原雄大さんが区間新となる20分12秒でタスキを渡します。 箕輪はその後も安定した走りをみせトップで前半を折り返します。 しかし、レース後半は伊那市が逆転し、そのままゴールしました。 大会の結果伊那市が2時間8分59秒で3年連続9回目の優勝を果たしました。 準優勝は箕輪町で2時間10分32秒、3位は駒ヶ根市で2時間12分でした。 南箕輪村は6位に終わっています。
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伊那弥生ヶ丘高校野球部後援会 35周年の節目祝う
昭和54年に発足した、伊那弥生ヶ丘高校野球部後援会の35周年を記念した総会が29日、伊那市内で開かれ、関係者がこれまでの歴史を振り返り、今後の野球部の活躍に期待しました。 伊那弥生ヶ丘高校野球部の後援会35周年と、後援会OBなどでつくる弥生睦会の15周年を記念した総会が開かれ、関係者が節目を祝いました。 後援会の初代会長で睦会会長の鈴木実さんは、「これからも、どんな立場になろうと弥生ヶ丘高校野球部と後援会、睦会を愛する者の一人として声援を贈り続けたい」と挨拶しました。 また、野球部一期生で後援会会長の田中俊彦さんは「近年の野球部の活躍で皆さんのご恩に報いる事ができるようになってきている。甲子園という夢の舞台に立ってもらえるよう、後援会としても頑張っていきたい」と挨拶しました。 後援会は、弥生ヶ丘高校が男女共学となって3年目の昭和54年に発足し、今年で35年になります。 弥生野球部は去年の春の北信越県大会でベスト4の成績を収めていて、関係者は近年の活躍をたたえるとともに、今後の活躍に期待していました。
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羽広菜かぶサミット初開催
伊那市西箕輪羽広地区で古くから栽培されている羽広菜を見直す機会にしようと30日、羽広菜かぶサミットが開かれました。 サミットは、羽広菜かぶの良さを再認識して品質の向上につなげようと羽広区が初めて開いたものです。 会場には、20人の生産者たちが持ちよったカブが並べられました。 羽広区では、およそ70戸で栽培していてこのうち20戸が出荷しています。 羽広区によりますと羽広菜は江戸時代、仲仙寺が発祥とする説があるということです。 2007年には県が信州の伝統野菜に認定しています。 そんな羽広菜の今後を考えていこうと今年5月には区の組織として羽広菜研究部会も設置されました。 葉の部分は浅漬けなどに使われ、かぶは酒粕と味噌を使った独特の漬物として食べられています。 会場に並べられたかぶは栽培している家庭によって形も違います。 訪れた地区住民や生産者達は情報交換をしながら鑑賞していました。 羽広区では来年2月頃、この冬漬けた羽広菜かぶを持ちよって味をみながら意見交換をする予定です。
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こころの健康を考える講演会
こころの健康について考える講演会が、22日、伊那市の創造館で開かれました。 講演会は、こころに悩みを抱えている人を支援しようと、精神障害者の家族の集まり「NPOながのかれん」が開いたもので、およそ130人が集まりました。 東日本大震災で被災者の心のケアを行った医学博士の大野裕さんが「こころの元気を取り戻す」と題し、話をしました。 大野さんは「ストレスを感じていると気分の変化、行動の変化、身体面の変化が現れる。自分自身の変化に気がついたら、まだがんばれると思うのではなくその段階で問題に目を向ける必要がある」などと話していました。
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来年の干支 ひつじの土鈴づくり
来年の干支、羊をかたどった縄文時代の土の鈴「土鈴」づくりの体験教室が29日、伊那市創造館で行われました。 教室には、親子連れなど11人が参加し、陶芸用のねんどを使って土鈴を作りました。 土鈴は土でできた鈴で、今から2,800年以上前の縄文時代から作られていたとされています。 山での熊よけやネズミ除けとして生活の中で使われていたということです。 伊那市創造館では、縄文時代の文化を体験してもらおうと、毎年土鈴作りの体験教室を開いています。 参加者は、ヘラや竹串などを使って思い思いの羊を作っていました。 作品は乾燥させたあと窯で焼き、来月25日頃参加者に渡されるということです。
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あぐりスクール 育てた米の一部を支援米として贈る
小学生が農業体験をする教室「あぐりスクール」は、育てた米の一部を支援米としてマリ共和国に贈ります。 24日は贈呈式がJA上伊那本所で行われ、代表の児童らが30キロ入りの米袋を御子柴茂樹組合長に手渡しました。 あぐりスクールは、JA上伊那が管内の小学3年生から6年生までを対象に開いている農業体験教室です。 4月から月に1回活動していて、今回送る米も9月に収穫したものの一部です。 児童を代表して安藤雅陽くんは「世界中の人たちが食料に困ることがなくなればうれしいです」と話していました。 JA上伊那では、12月10日に発送式を行い、マリ共和国には来年1月ごろ届けられるということです。
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ほうかごえいご学習発表会
南箕輪村の英会話教室ほうかごえいごの学習発表会が29日、南箕輪村の村民センターで開かれました。 発表会は、学習してきたことを人前で披露する場として毎年開かれていて、今年で9回目です。 29日は、保育園児から中学生までのおよそ60人が英語の歌や早口言葉を披露していました。 このうち保育園児9人は、英語で挨拶をしていました。 代表の天田美咲さんは「発表することは自分の声と言葉で物事を伝えるための素晴らしい機会。学んだ英語を積極的に使っていってほしい」と話していました。 訪れた保護者らは、子どもたちの発表に目を細めていました。