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井上井月顕彰会前会長堀内さんお別れの会
今年1月9日に94歳で亡くなった井上井月顕彰会前会長の堀内功さんのお別れの会が、28日に開かれ、およそ160人が故人を偲びました。 伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれたお別れの会には、井上井月顕彰会の関係者の他、親族や友人などおよそ160人が参列しました。 堀内さんは、大正9年に伊那市美篶笠原で生まれ、東京で健康食品を販売する会社の会長を務めていました。 平成20年からは井月顕彰会の会長として句集の発行や句碑の建立などを行ってきました。 伊那食品工業の塚越寛会長は、弔辞で堀内さんとの思い出を振り返りました。 伊那市の白鳥孝市長は「堀内さんが大切にした伊那谷の風景や人々の営み、井月を広く知ってもらうための取り組みを次世代に継承していきたい」と挨拶しました。 他に、顕彰会副会長でお別れの会実行委員長の竹入弘元さんは「井月に関しては、何十年も親しんでこられた人。その活躍はめざましいものだった」と感謝していました。 顕彰会の新しい会長となった北村皆雄さんは、「井月を広めるためにやることはいっぱいある。会員共々がんばっていきたい」と誓いを述べました。
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介護予防や在宅介護者支援 盛り込む
南箕輪村福祉計画策定懇話会は、村が今年度中の策定を目指している「障がい者福祉計画」と「高齢者福祉計画・介護保険事業計画」についての検討結果を25日、唐木一直村長に報告しました。 この日は、懇話会の孕石勝市会長ら3人が役場を訪れ、唐木村長に検討結果を報告しました。 計画の見直しは3年に一度行われていて、今回は平成27年度から29年度までの計画の策定となっています。 報告では、高齢者福祉計画・介護保険事業計画で、制度改正により、介護支援が国の事業から外れた事から、村が介護予防や在宅介護者支援などの地域支援事業を行うとしています。 唐木村長は「新年度に向け計画を基にした新しい施策を進めていきたい」と話していました。
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箕輪町なわとび大会
冬場の体力向上を目的としたなわとび大会が、21日、箕輪町の町民体育館で開かれました。 大会には、町内の4つの小学校から42人が参加し、団体種目と個人種目に分かれ競いました。 なわとび大会は、町スポーツ推進委員会が毎年開いていて、今年で10回目です。 団体の部では、長縄とびで1分間にとんだ人数を競う1分間とびと、5人同時に何回とべるかを競う5人とびにそれぞれ2チームずつ出場しました。 大会の結果、1分間とびは中部小3年のなわとびファイヤーズが、5人とびは中部小3年のしんけんジャパンがそれぞれ優勝しています。 ある児童は、2学期の終わりから練習してきた。成果が出せてよかったです」と話していました。
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春感じるクリスマスローズ
信濃クリスマスローズ愛好会は、伊那市西春近のかんてんぱぱくぬぎの杜ホールでクリスマスローズ展を開いています。 会場には、会員が育てたクリスマスローズ160鉢が並んでいます。 愛好会は、上伊那を中心に会員は30人です。 会では、「原種から交配した最新の花までさまざまな色や形が楽しめる。好みのものを探してほしい。」と話しています。 クリスマスローズ展は、3月1日までかんてんぱぱくぬぎの杜で開かれています。
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井月顕彰会新会長に北村監督
井上井月顕彰会の理事会が27日伊那市手良の井上井月顕彰会館で開かれ、1月に死去した堀内功会長の後任に、映画ほかいびとの監督をつとめた北村皆雄さんが決まりました。 顕彰会は、27日記者会見を開き、新しい役員体制を発表しました。 副会長の下島大輔さん、竹入弘元さん、平澤春樹さんは留任し、新しい会長に北村皆雄さんが選ばれました。 北村さんは、美篶出身、東京都在住で、映画監督です。 堀内前会長とは、父親の代から親交があったということです。 顕彰会では、今後5年をめどに昭和5年初版でこれまでに5回の改定版が出ている井月全集を全面的に改定し刷新した新しい井月全集を出版する考えを発表しました。 北村会長の任期は、堀内前会長の残任期間となる平成28年11月30日までとなっています。 なお、28日は、高遠さくらホテルで堀内功前会長のお別れの会が予定されています。
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1月有効求人倍率1.21倍 6年9か月ぶりに1.2倍台
上伊那の1月の月間有効求人倍率は1.21倍で前の月を0.05ポイント上回りました。 上伊那の求人倍率が1.2倍台となったのは平成20年4月以来6年9か月ぶりです。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は前の年の同じ月を28.1%上回る1,536人でした。 新規求職者数は、16.3%下回る790人でした。 これにより、1月の月間有効求人倍率は、前の月を0.05ポイント上回る1.21倍でした。 1.2倍台となったのは、平成20年4月以来、6年9か月ぶりです。 上伊那の求人倍率は7か月連続で1倍台を維持しています。 ハローワーク伊那によりますと、求人に占める正社員の割合が38.3%と前の月より2.9%増えています。 雇用情勢については、「一部に厳しさが見られるものの、着実に改善が進んでいる」としてコメントを上方修正しています。 また、管内の新規高卒者の就職内定率は94.8%で、前の年の同じ月を0.2ポイント上回りました。 ハローワーク伊那では、まだ就職が決まっていない生徒全員にすでに個別相談を行っていて、学校、保護者と連携して就職支援を引き続き行うということです。
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平成27年度 公立高校後期選抜試験 志願者数発表
長野県教育委員会は、3月11日に行われる、公立高校後期選抜試験の志願受付締め切り後の集計結果を27日に発表しました。 上伊那の普通科では、辰野高校が1.26倍と最も高い倍率となっています。 辰野高校普通科は91人で1.26倍、商業科は9人で0.39倍となっています。 駒ヶ根工業高校です。 3つの学科一括で72人が志願し、1.2倍となっています。
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ポスター掲示場 お礼にランチバッグ
県議会議員選挙を1か月後に控え、伊那市の障害者就労支援施設輪っこはうす・コスモスの家では、選挙用ポスター掲示場の地権者へのお礼の品づくりが行われています。 伊那市山寺にある伊那市社会福祉協議会の障害者就労支援施設、輪っこはうす・コスモスの家です。 3階の縫製班の部屋にはミシンの音が響きます。 作っているのは、ランチバッグ。 3人の職員と施設を利用している2人の障害者が協力しながら作業を進めていました。 伊那市選挙管理委員会によりますと、選挙の際、市内に設置するポスター掲示場は、297か所で、そのうちの100か所は、個人が所有する土地の一部や庭先です。 選管では、そのお礼にと日帰り温泉施設の入浴券などを渡していましたが、去年8月の県知事選挙で初めて輪っこはうす・コスモスの家にお礼の品の製作を発注 しました。 前回の知事選では、トートバッグ、今回は、ランチバッグにしました。 受注した単価は、1つ1,800円、100個なので18万円の売り上げになります。 1つ仕上げるのに慣れた職員でも2時間はかかるという今回のバッグ。 2月初旬から作業をはじめようやく先がみえてきました。 こちらの利用者は、これが7個目です。 「職員と同じレベルに仕上げなければならないのでとても緊張しますが、出来上がると楽しい」と話していました。 普段は、メガネケースやまくら、エコバッグを作って販売している縫製班ですが、思わぬ市からの発注にうれしい悲鳴をあげています。
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食育川柳 特選5作品を表彰
伊那市食育推進会議が市内の小中学生を対象に募集した、食育川柳の入選作品が決まりました。 25日は、伊那市役所で授賞式が行われ、特選に選ばれた5人に賞状が贈られました。 伊那小6年の桜井花穏さんの「ご飯食べ 心も体も ほっかほか」 伊那東小6年の小田切美泉さんの「母の味 大人になっても 忘れない」 同じく伊那東小6年の山下紗花さんの「テーブルに 笑顔が集まる 晩ご飯」 美篶小5年の小澤空河君の「伊那谷の 広い自然に 旬の物」 長谷小6年の片山清葉君の「食べ物で 心も育つ 背ものびる」です。 食育川柳は伊那市内の小学5年生から中学3年生までを対象に募集し、509点の応募がありました。 また、地産地消やヘルシーメニューを提供する「い~な食育応援隊」に、新たに4店舗が登録され、ポスターと認定プレートが贈られました。 新たに登録されたのは、伊那市中央のしらかば、伊那市長谷の平家の里、伊那市下新田の梨麻、伊那市山寺のHIFUMIの4店舗です。 い~な食育応援隊は、今回を合わせて、13店舗が登録されています。
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西春近財産区 創立50周年
伊那市西春近の住民でつくる西春近財産区の創立50周年記念碑の除幕式が26日に行われました。 除幕式には財産区の議員などおよそ20人が参加しました。 西春近財産区は、昭和40年4月に当時の西春近村と伊那市の合併に伴い発足しました。 構成員は西春近のおよそ1,500戸の全住民です。 下草刈りや間伐など、財産区が所有する810ヘクタールの山林の管理をしています。 記念碑は創立50周年を記念して建てられたもので、文字は西春近公民館の書道教室に通う児童が書きました。 加納(かのう)義(よし)晴(はる)議長は、「先輩たちが築いてきた里山をいかに維持しながら守っていくかがこれからかせられる。住民と一緒になってまい進していきたい」と話していました。
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南箕輪村保育料引き下げ 答申
南箕輪村保育料審議委員会は、保育料の改定について諮問の通り、8.4%金額にして99万円余りを減額するとの答申を24日唐木一直村長にしました。 この日は、南箕輪村保育料審議委員会の金井健委員長が役場を訪れ、唐木村長に答申書を手渡しました。 答申によりますと、これまで所得税などを基準に10階層に分けられていた料金を15階層にするとしています。 階層を細分化し、家庭の負担を軽減するとしています。 また、来年度から始まる県の支援制度に合わせて、第3子については同時入園でなくても一律月額6,000円を申請により減額するとしています。 保育料改定に伴う引き下げの総額は99万7千800円、率にして8.4%になる見通しです。 保育料の引き下げは、27年度から適用されます。
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上伊那広域連合「リニア推進課」など新設
上伊那広域連合議会全員協議会が26日開かれ、広域連合内に「リニア推進課」と「ごみ処理施設整備課」を新設することが報告されました。 これは、26日、伊那市役所で開かれた上伊那広域連合議会全員協議会で報告されました。 リニア推進課は、リニア中央新幹線の整備促進と、整備に伴う地域振興に関する業務を推進するために設置されます。 ごみ処理施設整備課は、ごみ中間処理施設が建設段階に移行することから、施設整備に向けた業務を推進するため、新施設計画推進室をごみ処理施設整備課とするものです。 組織は4月1日から改正されます。 また、新ごみ中間処理施設についてのスケジュールなどが示されました。 地元と建設同意になったことから、北新区とは去年10月1日に、桜井区とは12月1日に基本協定を締結しました。 施設の建設時や稼働時の周辺の生活環境を保全するため、予定地の周辺である桜井区、北新区、上山田区、上大島区、上原区と中県区と、環境保全協定を締結する予定で進めているということです。 また、2月22日に地権者と買収単価の協議がまとまったとしています。 広域連合は、今日開かれた上伊那広域連合議会に、用地買収費用として5,284万円の補正予算案を提出しています。 事業者の選定について、3月下旬に実施方針と要求水準書の公表、6月に入札公告を行い、12月下旬に落札者を決定、来年2月に事業契約を締結する予定です。
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辰野町移住定住促進協議会が新山を視察
辰野町移住定住促進協議会が、26日、伊那市の新山地区を訪れ、定住促進への取り組みを視察しました。 26日は、辰野町移住定住促進協議会や、辰野町教育委員会のメンバーなど26人が、新山地区を訪れました。 新山の保育園・小学校を考える会から、園児数の減少により休園となっていた新山保育園を再開させるまでの取り組みの紹介などがありました。 考える会副会長の境 久雄さんは、「ほかの地区に出ていった人に戻ってきてと言ってもうまくいかない。魅力ある地域だから戻って、または移って、住みたいという形に持っていきたい」と話していました。 また、新山小学校の授業風景を見学しました。 新山小学校は、平成20年に、市内全域から通うことができる小規模特認校に指定されました。 現在は、全校児童28人中、12人が学区外から通っています。 新山の保育園・小学校を考える会によると、新山地区には現在、690人ほどが住んでいるということですが、そのうち400人以上が50歳以上となっているということです。 会では、新山地区が、今年「伊那市田舎暮らしモデル地域」に指定されたことを受けて、今年4月から「新山定住促進協議会」へと名称を変え、さらに取り組みを強化していくとしています。
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佐藤さんから震災の思い聞く
東日本大震災直後に、福島県伊達市から伊那市へ移住した果樹農家・佐藤浩信さんから、震災に対する思いなどをきく人権講演会が、25日夜、伊那市の西箕輪公民館で開かれました。 25日夜は、西箕輪の住民15人ほどが参加して、佐藤さんの話を聞きました。 佐藤さんは、東日本大震災による福島第一原発事故が起きた直後の15日には福島県から県外へ自主避難しました。 その後、つてを頼って2011年の4月には伊那への移住を決めました。 震災からまもなく4年を迎えるにあたり、過去を振り返るよりも前を向いて歩きたいと、今後の展望について主に話をしました。 佐藤さんは、去年、自宅そばに、福島を産地とする干し柿「あんぽ柿」の加工場を建設しました。 冬場の収入を確保していきたいということのほかに、福島に対する思いもあります。 佐藤さんは、県外に避難して4年がたち、「福島はもう故郷になってしまった」と話していました。
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伊那華のみそ娘 初仕込み
伊那市東春近の農家の女性で作る伊那華のみそ娘加工組合は26日、今年のみその初仕込みをしました。 26日は加工組合のメンバー5人が加工施設で作業に当たりました。 上伊那産のコシヒカリを使った麹と、上伊那産の大豆を蒸してすりつぶしたものを混ぜあわせます。 それを樽に詰め、10か月間寝かせます。 農家の女性13人でつくる伊那華のみそ娘加工組合は、地産地消や食文化の伝承をしていこうと、毎年昔ながらの製法でみそを作っています。 今年は去年より1トン多い7トン分の味噌を仕込みます 仕込みは来月17日まで行われます。 出来上がったみそは伊那市と宮田村の小中学校や保育園の給食で使われるほか、Aコープなどで販売されます。
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2月26日は「つつむ」 餃子の日感謝デー
伊那市内の飲食店で作る伊那餃子会は、「つつむ」のごろ合わせで、2月26日を餃子の日感謝デーとしています。 26日はベルシャイン伊那店で伊那餃子まつりが行われました。 店舗の外にブースが設けられ、伊那餃子会に加盟する5つの飲食店の餃子が提供されました。 各店では普段300円から800円で販売されていますが、今日は1人前250円の特別価格です。 伊那餃子まつりは、伊那餃子を知ってもらおうと伊那餃子会が行ったもので、今年で3回目です。 26日は、信州プロレスリング代表のグレート☆無茶さんとコラボレーションした「無茶餃子」が限定100食で販売されました。 無茶餃子には、グレート無茶さんがリクエストした食材、納豆・キムチ・山芋などが入っていて、スタミナたっぷりだということです。 イベントにはグレート無茶さんも登場し、会場を盛り上げていました。 無茶餃子は今後も、伊那市西町のはなきゅうで提供されます。 まつりでは餃子およそ5,000個が用意され、訪れた人が買い求めていました。
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JAで振り込め詐欺防止訓練
伊那警察署とJA上伊那は振り込め詐欺被害を未然に防ぐための声掛け訓練を24日伊那市のJA上伊那本所で行いました。 訓練にはJA上伊那の金融担当者など30人が参加しました。 伊那署の職員扮する男性が、息子を名乗る男からの電話で現金を引き出すよう指示されたとの想定で訓練が行われました。 窓口担当の職員はアンケート用紙を使い「使用目的」など不審な点が無いか確認していました。 男性が急いで現金を引き出そうとしている事や説明にあいまいな点がある事から相談スペースに案内し、その間に別の職員が警察へ通報するなどの手順を確認しました。 到着した警察官は、本当に息子さんからの電話なのか確認するよう説得しました。 伊那警察署の署員は「少しでも不審な点があったら、積極的に警察に相談してほしい」と呼びかけていました。 金融部の村澤昇部長は「お客様には迷惑になるかもしれないが、常に振り込め詐欺を疑い、被害を出さないよう努めていきたい」と話していました。 伊那署管内の去年1年間の振り込め詐欺被害は9件で被害額は3,860万円となっています。
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宮脇のハリギリ 苗木育成へ木の芽を採取
県の天然記念物に指定されている箕輪町長岡の「宮脇のハリギリ」から新たな苗木を作る為の、木の芽の採取作業が25日行われました。 この日は、駒ヶ根市の樹木医 粂野勝さんが、神社の関係者らが見守る中、木の芽の採取を行いました。 宮脇のハリギリは昭和37年に県の天然記念物に指定されました。 推定樹齢は360年と言われ、高さ30メートル、幹回り6・6メートルの巨木です。しかし、平成25年度に実施した精密検査では、幹の空洞化や木の衰えが見られ、今後倒れるの恐れがあると報告されていました。 神社総代会では、県教育委員会の了承を得て、来月中旬に高さ10メートルの部分を目安に切断する事にしました。 今回の木の芽の採取は、宮脇のハリギリを受け継いだ新たな苗木を育てる一環で行われたものです。 高さ15から20メートルの部分の枝を切断し、その中から樹木医の粂野さんが、伸びの良い芽を選び切り取っていました。 これらは、栃木県の独立行政法人の研究所に送られ、接ぎ木をして苗木をそだてるという事です。 粂野さんによりますと、順調に育てば2~3年で植える事が出来るようになるという事です。
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飯田・下伊那でスギ花粉飛散始まる
飯田保健福祉事務所は23日から飯田下伊那地域でスギ花粉の飛散が始まったと25日に発表しました。 飯田保健福祉事務所によりますと、23日から2日連続で、飛散開始の基準となる1平方センチメートルあたり1個以上の花粉を観測したという事で、平年並みの23日から飛散が始まったと発表しました。 今年のスギ・ヒノキの花粉飛散量は、平年と比べて少ないと予測してますが、花粉症の人は、外出時はマスクやメガネを着用し花粉を体内に入れないようにするなど、早めの対策を呼びかけています。
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タカノと信大が医療機器共同開発
オフィスチェアの開発などを行っている宮田村のタカノ株式会社と信州大学医学部は脳神経外科などの手術でドクターの負担を軽減する医療機器を共同開発しました。 23日はタカノ株式会社伊那工場で新商品の発表会が開かれました。 「サージカルボディサポート」と呼ばれるこの医療機器は立った姿勢で4時間以上行われる脳神経外科の手術でドクターの負担を軽減するために開発されました。 タカノはオフィスチェアの開発製造を50年以上手がけていて人体サポートのノウハウがあることから開発に携わりました。 信大医学部脳神経外科学講師の伊東清志さんは腰が支えられることにより体の負担が少なくなり手術に集中できると言います。 この医療機器サージカルボディサポートは3月から発売され標準価格は120万円となっています。
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箕中生 模擬議会で質問
箕輪中学校の生徒が、中学生の視点から箕輪町政について考える、中学生模擬議会が25日、箕輪町役場で開かれました。 模擬議会は町政に関心を持ってもらおうと町議会が開いたもので、箕輪中学校の生徒会役員、37人が参加しました。 模擬議会の議長は生徒会議長の皆川彩夏さんがつとめました。 議員席には21人が座り、そのうち代表の10人が白鳥政徳町長に質問をしました。 このうち春日琴海さんは、箕輪町の三日町方面から木下方面の、天竜川に架かる明神橋の危険性と改修について質問していました。 白鳥町長は、「交通安全については、通学時間は車の進入を制限している。橋の柵については現在80センチですが、110センチまで高くできるか検討していく」と答弁していました。 参加した中学生は模擬議会を通して、町政の一端に触れている様子でした。
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伊那市の古い地名 調査報告
伊那市が進めている古い地名の調査の報告が、24日に行われ、代表グループが、昔の文献や聞き取り調査をもとにまとめた小字名や地名の由来などについて報告しました。 この日は、伊那市役所で報告会が開かれ、美篶と手良、西春近、富県の4地区の調査グループが報告を行いました。 調査は、古い地名を調べることで地域の歴史や先人たちの暮らしを後世に残していこうと伊那市が進めているものです。 このうち、美篶青島地区では、堀内幸人グループ長が報告を行いました。 堀内さんは、青島の橋爪剛健さん宅から見つかった古文書などから、「青島は江戸時代初期、寛永18年に甚左衛門という人物が田んぼを起こした事が起源」としています。 江戸時代の宗門人別帳によると、青島の40戸あまりの集落で、洞泉寺、建福寺、蓮華寺など5つ以上の旦那寺が確認されたことから、他の地区から百姓を行うために移住してきたことが推測できるということです。 青島の地名の由来については、青二才や新参者などの意味を持つ「青」と、水の豊富な水田地帯を意味する「島」でできたと考えられるとしています。 伊那市ではこれまでに、西箕輪、東春近など6地区で調査結果がまとめられたとし、来年度の調査は、伊那地区と高遠、長谷地区などで行うとしています。
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荒さん被災者の思い 朗読で
東日本大震災からまもなく4年を迎えます。 伊那市西箕輪の荒惠子さんは、原発の恐ろしさや悲惨さを伝える詩の朗読会を3月10日に開きます。 荒さんは、福島第一原発から15キロ離れた所にある福島県南相馬市出身です。 11年前から息子が暮らす西箕輪で生活をはじめ絵手紙の講師を務めています。 荒さんは震災を風化させないよう、被災地の海産物を取り寄せ知人に販売したり、故郷を訪れ物資の支援などを行っています。 今年は、荒さんの従妹、青田恵子さんが書いた詩や短歌などを来月10日に市内で朗読します。 青田さんは、福島の原発事故が起きる前から稼働差止めを求める活動をしていて、現在は滋賀県で避難生活を送っています。 青田さんが書いた詩や短歌は原発の恐ろしさや悲惨さを伝えています。 荒さんは、青田さんの詩などを福島の方言で語ります。 荒さんの朗読会は3月10日の午後1時30分から伊那市西箕輪のロッジ吹上で行われ入場は無料となっています。
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上伊那版じゃらん完成
リクルートが発行している旅行専門雑誌「じゃらん」の上伊那版の無料ガイドブックが完成しました。 これは、上伊那地域への誘客を図ろうと上伊那8市町村やバス会社などで作る上伊那観光連盟の今年度事業として行われたものです。 首都圏や中京圏などに住む1000人に行った対象にアンケート調査を元に製作しました。 パンフレットには上伊那の観光スポットを始めローメンやソースカツ丼などご当地グルメの他、日帰り温泉施設も紹介されています。 県の元気づくり支援金を活用し事業費はおよそ660万円で、10万部を作りました。 上伊那版の無料ガイドブックは伊那バスターミナルや県外の観光情報センターなどに配布されることになっています。
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地域のアカマツ使って 木製キット「KEES」販売へ
伊那市の中心市街地の活性化を図る組織「伊那まちの再生やるじゃん会」は、県産材の魅力を発信するため木製キット「KEES(きーず)」を販売します。 24日は、伊那まちの再生やるじゃん会のメンバーが市役所を訪れ、白鳥孝市長に製品完成の報告をしました。 会では、県の森林づくり県民税を活用して、組み立て自由な木製キット「KEES」を作りました。 継続した事業性の高い製品の開発を目指して、設計士や木工家などと話し合いを重ね製品化したということです。 木製キットには、市内で伐採したアカマツが使われていて、1セット20ピースとなっています。 ピースと棒で様々な組み立て方ができ、イスやテーブルにもなるということです。 現在は、商店街や駅前などでバラの鉢カバーとして試験的に設置されています。 災害時には、避難スペースの仕切りとしての活用も検討していて、幅広い場面で役立つものにしたいということです。 26日・27日には、セントラルパーク前でミツロウワックスを塗るワークショップが開かれます。 3月1日には、組み立て作業も行われる予定で、多くの人の参加を呼びかけています。 KEESは1セット20ピース入りを2万円程度で4月1日から販売する予定です。
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平成27年度 公立高校後期選抜試験募集人員発表
長野県教育委員会は24日、平成27年度公立高校後期選抜の募集人員を発表しました。 赤穂高校普通科は27年度1クラス減らすため、募集人員は26年度の160人から40人少ない120人となっています。 上伊那8校の募集人員は次の通りです。 辰野高校です。 普通科72人、商業科23人の募集です。 上伊那農業高校です。 生産環境、園芸科学、生物科学、緑地創造ともに20人ずつの募集となっています。 高遠高校は普通科66人の募集です。 伊那北高校は普通科200人、理数科4人の募集です。 伊那弥生ヶ丘高校は、普通科240人の募集です。 赤穂高校です。 普通科120人、商業科40人の募集です。 駒ヶ根工業高校です。 機械、電気、情報技術一括で60人の募集です。 多部単位制の箕輪進修高校です。 普通Ⅰ部・Ⅱ部合わせて40人、普通Ⅲ部35人、工業Ⅰ部が20人の募集です。 後期選抜の志願受付期間は25日から27日まで、志願変更受付期間は3月2日から3月5日まで、 後期選抜試験は3月11日、 合格者の発表は3月20日となっています。
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子ども子育て審議会 答申
国の「子ども子育て支援制度」に基づいて南箕輪村の支援策を検討してきた審議会は24日、唐木一直村長から諮問を受けていた事業計画案を答申しました。 24日は、審議会の米山仁会長らが役場を訪れ支援事業計画案を唐木村長に手渡しました。 国の子ども子育て支援制度は来年度4月から5年間の計画で、質の高い幼児期の学校教育や保育、家庭や地域での子育て力の向上などを目的としています。 24日答申された事業計画案によりますと、村内の児童や家族がいつでも利用できる仮称南箕輪村こども館を平成29年度の供用開始を目標に建設します。 他に、産後のケアとして出生届出時に助産所、医療機関で利用できる母乳ケア等補助券の交付や出産後に育児不安がある人が施設に宿泊した場合に費用を補助する事業などが盛り込まれています。 村では今年度中に事業計画を決定する予定で唐木村長は「計画案を基に事業を進めていきたい」と話していました。 審議会は保育園の保護者会長や小学校のPTAなど14人で構成し平成25年12月から6回にわたり検討してきました。
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伊那市商工業振興条例・規則改正 答申
伊那市から商工業振興条例と規則の改正について諮問を受けていた伊那市商工業振興審議会は20日、改正を認めると答申しました。 この日は、市商工業振興審議会の中村和之会長らが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に答申しました。 白鳥市長は、伊那市が合併した平成18年3月31日から施行していた伊那市商工業振興条例と規則の改正について審議会に諮問していました。 諮問では、基本方針などを定め行政の責務等を明らかにした上で、補助金・便宜供与・融資あっせん等を商工業振興規則で定めるとしています。 中村会長は、「社会情勢や地域情勢に合わせて要望が出た場合は随時審議していきたい」と話しました。
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伊那地域最高気温が14.2度
23日の伊那地域は最高気温が今年最高の14.2度で4月上旬並みとなりました。 最高気温が今年最高を記録した23日、伊那市西町では梅が花を咲かせていました。 長野地方気象台によりますと伊那地域は最高気温が4月上旬並みの14.2度となりました。 また最低気温は平年より12度高い7度でした。 長野地方気象台では今週いっぱいは平年より高めの気温が続くと予想しています。
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向山氏「移動知事室の継続必要」
任期満了にともなう4月の県議選で伊那市区から立候補を表明している現職4期目の向山公人さんの後援会役員会が22日、伊那市で開かれました。 役員会では新役員の紹介や地区、支援団体の活動状況についての報告などがありました。 向山さんは阿部知事が上伊那を訪れた移動知事室について継続の必要性を訴えました。 向山さんは「移動知事室で県が身近に感じたという評価をいただいたが単発では知事のパフォーマンスだけに終わってしまうので継続が必要。」と述べました。 向山さんはリニア駅を中心とした道路網や鉄道等のアクセスを主とする地域振興や高度医療の推進による上伊那医療圏の充実、中小企業融資制度の支援など産業振興と雇用対策に取り組むとしています。 定数2の伊那市区はこれまでに向山さんのほかに新人の酒井茂さんが出馬を表明しています。