-
第55回箕輪町駅伝大会
46チームが参加した、第55回、箕輪町駅伝大会が23日に開かれ、1時間10分57秒の大会新記録で、木下Aが、19年連続の総合優勝を果たしました。 箕輪町駅伝大会は、秋の恒例行事で、竜東と竜西に分かれてスタートします。 西コースは、午前9時40分に、沢グラウンドをスタートし、大出や、下古田、上古田など西地区をまわり、箕輪町役場を目指すコースです。 選手たちは、元気いっぱいに、スタートしていきました。 東コースは、北小河内公民館近くをスタートし、福与公民館までを走るコースです。 稲穂が輝く絶好の駅伝日和となり、選手たちは、声援を受けて懸命に走っていました。 駅伝大会は、東と西の合計タイムの総合で順位が決まります。 西コースのゴールとなる箕輪町役場に、最初に帰ってきたのは、木下A。 19年連続の総合優勝を果たしました。 役場には次々に選手たちが戻り、会場からはねぎらいや声援が飛び交っていました。
-
伊那市移住ツアー 信大生が参加
伊那市へ移住を考える人を対象にした体験ツアーが、23日開かれ、信州大学農学部の学生2人が参加しました。 ツアーは、高遠町の灯籠祭りに合わせて開かれたもので、信州大学の学生2人が参加しました。 ツアーでは、新山のパン屋「パンキエスト」を訪れたほか、鹿嶺高原や高遠町の移住者向けの物件を見学するなどしました。 参加者の一人、信大農学部3年の、幸地 慶さん22歳。両親が沖縄から本州の里山で暮らしたいと考えているということです。 伊那も移住地の候補のひとつになっているということですが、南箕輪キャンパスに在籍していても、住んでいる地元のことを知らないとしてツアーに参加することにしました。 ツアーでは、新山のトンボの楽園に移動し、昼食をとりました。 伊那市では、「信大生にどのように住み続けてもらうかということは、移住プログラムの柱の一つ。チャンスがあれば住み続けたいと考える学生と接点を持っていきたい」と話していました。 伊那市では、移住体験ツアーのほか、東京や、名古屋、大阪で移住セミナーを開いていて、定住促進を行っていくとしています。
-
新山にアサギマダラ飛来
伊那市新山の休耕田に、南方から渡りをする珍しい蝶、「アサギマダラ」が飛来しています。 新山和手の70アールの休耕田では、アサギマダラが蜜を吸うフジバカマが植えられています。 フジバカマは、環境省の準絶滅危惧種に指定されていて、アサギマダラを呼ぼうと活動している箕輪町上古田から譲り受けました。 植えたのは新山の住民有志で作る三界山(みつがいさん)登山道整備隊のメンバーです。 6月に植えたフジバカマは花をつけ、10日ほど前にアサギマダラの飛来が確認されました。 アサギマダラは晴天の日に、目にすることができるということです。
-
新山小児童 マツタケ狩り体験
伊那市の新山小学校の児童は、学校近くの山で24日マツタケ狩りを体験しました。 山道を登っていくのは、新山小の児童5・6年生8人。 この日はマツタケで生計を立てている藤原儀兵衛さんが地元の山に親しんでもらおうと、子供達を管理する山に招きました。 山に入り10分程登ると、マツタケが群生している場所を見つけました。 子供達は慎重に抜き取り香りを楽しんだり、裂いて口へと運び秋の味覚を味わっていました。 新山小によりますと51本、3・2キロが採れたという事で、採れたマツタケは26日給食で味わうということです。
-
集団的自衛権の行使容認不採択を可決
伊那市議会は、国に対して集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回を求める請願陳情は、委員長の報告通り、不採択とすることを24日可決しました。 国に対して集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回を求める請願と陳情は、18日の市議会総務委員会で不採択となっていました。 この日の定例会最終日に委員長報告と採択が行われ、賛成11、反対9で、委員長の報告通り閣議決定の撤回を求める請願陳情は不採択となりました。 委員長の報告に賛成の議員からは「集団的自衛権の行使の決定は、あくまでも武力行使では無く、日本を守るための、防衛策だ」 反対の議員からは「法律を定めることで、いつでも戦争ができる国になってしまうのではないか」などの意見が出ました。 そのほか、市側から提出された35議案は全て原案通り可決し、閉会しました。
-
中アビジネスフェア 質向上へ
上伊那のものづくりをPRする中央アルプスビジネスフェアが来年3月に伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれます。 実行委員会では、今回は質こ向上を進めたい考えです。 24日は、伊那商工会議所会頭で中央アルプスビジネスフェア実行委員会の川上健夫実行委員長らが記者会見を開き概要などを説明しました。 ビジネスフェアは上伊那の産業の情報発信や商談の場にしようと開かれていて今回で4回目です。 今年3月のフェアには、金属加工や電気、電子機器などの製造業を中心に過去最高となる137社が参加し2日間で2,221人の来場者があったということです。 今回、規模は現状を維持して、質を高めたフェアにすることを目指します。 今年は6社だった、特別・個別商談を増やし、商談の成立を倍増させたい考えです。 中央アルプスビジネスフェアは来年3月5日、6日の2日間伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれることになっています。
-
小中学生防犯ポスター審査会 10人が特選に
伊那警察署管内の小中学生から募集した防犯ポスターの審査会が12日、伊那警察署で開かれました。 防犯ポスターは、小中学生の防犯意識を高めようと毎年行われています。 対象は、伊那市箕輪町南箕輪村の小学校4年生から6年生と、中学校1年生から3年生です。 今年は去年より38点多い、小学生から316点、中学生から237点の、合わせて553点の応募がありました。 審査会では、警察署員や学校関係者など10人が、1点ずつ構図やメッセージなどを見て審査していました。 審査の結果、小学校4年生の部では、伊那市の美篶小学校4年生の田畑一華さんの作品が特選に選ばれました。 この他にも、9点の作品が特選に選ばれました。 小山満彦署長は「今年は特に特殊詐欺をテーマにした作品が多い。子ども達にも関心を持ってもらい、地域の人と一緒に防犯意識を高めていってもらいたい」と話していました。 なお、特選に選ばれた作品は10月9日に開かれる長野県防犯協会連合会の審査会に出品されるということです。
-
藤原式「しろ」増殖法 公開
伊那市新山のマツタケ博士藤原儀兵衛さんはマツタケの発生に欠かせない「しろ」をつくることに成功しその藤原式しろ増殖法を22日公開しました。 マツタケで生計をたてて半世紀の藤原さんは自らの山の一部約20平方メートルで人工的な「しろ」づくりに取り組んできました。 「しろ」はマツタケの菌糸とアカマツの根が一緒になった塊でマツタケは「しろ」に沿って生えていきます。 藤原式しろ増殖法はまず山の表面の「シバ」と呼ばれる松の落ち葉などをかくことから始めます。 こうすることでマツタケが好む固いやせた土を作ります。 そこに張った細い松の根を切るとそこから新しい根が出てきます。 マツタケの胞子は新しい根に付きやすいということでそこに胞子が付き「しろ」ができあがります。 7年前に40ほど根を切ったこの一帯には2年ほど前からマツタケが出始め現在およそ20の「しろ」が確認されマツタケが群生しています。 藤原さんはこの方法を広く知ってもらうことでマツタケの増産につなげていきたいとしています。
-
きのこ鑑別相談はじまる
きのこ狩りのシーズンとなり伊那保健福祉事務所は22日から、きのこ鑑別相談の受付を始めました。 きのこ狩りのシーズンが本番となりました。 伊那市長谷のガラス工芸作家江副行昭さんの工房の裏山にもいくつかのきのこが顔を出しています。 江副さんはきのこにあまり詳しくないということで食べられるかどうかはいつも地元の友人に訪ねているということです。 きのこ鑑別相談は食中毒を予防しようと伊那保健福祉事務所が行っているものです。 鑑別するのは県きのこ衛生指導員で持ち込まれたきのこを食べることができるかどうかアドバイスしていました。 県では「知らないきのこは採らず絶対に食べないでほしい」と呼びかけています。 きのこ鑑別相談は日時指定で伊那保健福祉事務所(76-6839)で行われています。
-
箕輪町と南箕輪村で還付加算金未払い
箕輪町と南箕輪村は納めすぎた税金を払い戻す際の利子「還付加算金」の計算ミスで箕輪町は187人、南箕輪村は86人に未払いとなっていたことを22日発表しました。 これは、県の通知を受けて調査したものです。 箕輪町と南箕輪村は、還付加算金の対象となる期間を本来より短く解釈していたため、支払い不足となっていたということです。 箕輪町は、町県民税・国民健康保険税・介護保険料で、187人に、134万4,900円が未払いとなっています。 南箕輪村は、村県民税・国民健康保険税・介護保険料で、86人に65万5,300円が未払いとなっています。 箕輪町と南箕輪村は、過去5年間をさかのぼり再計算し、対象者に通知を送るとともに、速やかに支払いの手続きをするとしています。
-
秋の全国交通安全運動 ドライバーに呼びかけ
秋の全国交通安全運動が21日から始まっています。 22日は伊那市役所前に交通指導所が設けられ、ドライバーに安全運転を呼びかけました。 22日は伊那市や伊那市交通安全協会、伊那警察署、佐川急便などからおよそ100人が参加し、ドライバーに安全運転を呼びかけました。 運動の基本は、「子どもと高齢者の交通事故防止」です。 今年の伊那署管内の交通事故の数は291件で、去年の同じ時期に比べて24件減っています。 死亡事故は1件で、去年の同じ時期に比べ3件少なくなっています。 伊那警察署の小山満彦署長は、「今年は高齢者・歩行者が絡む事故や、飲酒運転に関わる事故が多い。住民に事故防止を再認識してもらえるよう取り組んでほしい」と話していました。 秋の全国交通安全運動は30日までとなっています。
-
上古田でヘブンリーブルー見頃
箕輪町上古田の遊休農地で、青いアサガオ・ヘブンリーブルーが見ごろを迎えています。 16アールの遊休農地には、およそ500本のアサガオが植えられ、今見ごろを迎えています。 上古田の農家でつくるこれからの農業林業を考えるEグループが地域活性化につなげようと育てているもので、今年で10年目です。 今年は5月に気温が高かった影響で、見ごろが半月ほど遅くなったということです。 唐澤光範代表は、「近くには赤そばの里もあるので、ぜひみにきてほしい」と話していました。 見ごろは10月中旬頃までだということです。
-
萱野高原でマグロの解体ショー
高原で海の幸を楽しんでもらおうと21日、箕輪町の萱野高原で、マグロの解体ショーが行われました。 今年で10回を数えるマグロの解体ショーには、上伊那を中心におよそ50人が集まりました。 解体されたのは、19日(金)に宮城県沖で水揚げされた体長約1メートル、重さ50キロのメバチマグロです。 刺身でおよそ250人分が取れるということです。 以前、農協で魚をさばいていた大槻重昌さんが、出刃包丁一本でマグロを切り分けていくと、集まった人達は興味深げに見ていました。 マグロの解体ショーは、信州かやの山荘を管理する親山海(しんざんかい)クラブが開いていて、秋の恒例行事となっています。 20分程でマグロは頭やカマ、身の部分に切り分けられ、市場の半値程の価格で売られていました。 集まった人たちは、試食用に用意された中落ち部分を味わっていました。 この日はキノコ汁も無料で振舞われ、訪れた人たちは海の幸と山の幸の両方を味わっていました。
-
シワクチャーズが台湾公演に向け練習
伊那市の女性合唱団「ザ・シワクチャーズ伊那」は、10月13日(月)に台湾で開かれる台湾公演に向け、熱の入った練習を行っています。 この日は、伊那市のいなっせで本番で披露する「水色のワルツ」など5曲と、合同合唱で歌う2曲の練習を行いました。 シワクチャーズは、上伊那の60歳以上の女性でつくる合唱グループです。 伊那市の名誉市民で作曲家の故・高木東六さんの意志をつごうと、2007年に発足しました。 シワクチャーズとしての海外公演は初めてで、日本からは3団体が参加することになっています。 日本と台湾の交流と平和を祈って行われます。 代表の北沢理光さんは、「高木東六先生の伊那市の風景を描いた「水色のワルツ」をみんなで歌い上げ、長野県、伊那市がどのような場所か伝われば嬉しい」と話していました。 ザ・シワクチャーズ伊那の台湾公演は10月13日(月)に台湾の高雄市で開かれます。
-
旧井澤家住宅で野点の茶会
伊那市西町の旧井澤家住宅で21日野点の茶会が開かれ、多くの人でにぎわいました。 表千家福澤登美子さんと門下生によるお点前です。 訪れた人たちは、住宅前の柿の木の下でお茶を楽しみました。 抹茶茶わんは、展示会をしている浦野真吾さんの高遠焼きです。 伊那部宿を考える会の中村國義会長は、「2度3度と足を運んでもらえるようこれからもイベントを続けていきたい」と話していました。
-
減塩料理コンテスト
減塩料理をテーマにしたコンテストが21日伊那市で行われました。 コンテストには、レシピ審査を通過した上位4人が参加しました。 伊那市中央の有賀喜志子さん。 坊ちゃんカボチャの肉詰めを作ります。 生姜や大葉の香りで塩分を減らします。 伊那市中央の奥村憲さん。 料理歴20年以上の腕を生かし、震災被災地から取り寄せた昆布を使います。 伊那市手良の登内美貴子さん。 味噌をのせて蒸すことで、ササミに香りをなじませます。 伊那市西町の平澤貞恵さん。 生野菜を酢で味付けします。 だれでも簡単にでき、彩も豊かな点がポイントです。 調理スタートから約1時間。 それぞれの料理が完成しました。 有賀さんの坊ちゃんカボチャの肉詰め。 奥村さんの昆布、野菜の豚肉巻きと切干し大根のうま煮。 登内さんのササミのホイル蒸し。 平澤さんの彩り酢の物。 審査員が、減塩や食事バランス、普及性などを審査しました。 審査の結果、最優秀賞には、有賀喜志子さんの坊ちゃんカボチャの肉詰めが選ばれました。 この減塩料理コンテストは、生活習慣病予防対策として、伊那市食育推進会議が行っています。 伊那市では、1人1日あたりの食塩摂取量を10グラム以下にする目標をたてています。 今回のレシピは、市のホームページや地区の料理講習会などで活用されるということです。
-
芋焼酎の原料のサツマイモ 収穫作業はじまる
芋焼酎に使うサツマイモの収穫作業が、19日から南箕輪村北殿の畑で始まりました。 この日は、南箕輪村の住民有志でつくる「いも焼酎南箕輪会」の会員14人が、焼酎の原料となるサツマイモ「コガネセンガン」の収穫作業を行いました。 会のメンバーは、9年前からサツマイモを育てていて、飯田市や佐久市の酒造メーカーに出荷しています。 この日はおよそ2トン収穫し、出荷した後、3月に「黄金(こがね)の波」という品名で会員を中心に販売されます。 また、10月に収穫する予定の芋は、飯田市の酒造メーカーに出荷した後、南箕輪村のオリジナル焼酎「大芝の華」として、12月初旬から店頭に並ぶ予定です。 唐澤喜廣会長は「天候不順で芋の成長を心配したが、順調に育ち美味しいお酒になるように期待しています」と話していました。
-
古道 秋葉街道の歴史や文化を学ぶ
信州伊那アルプス街道推進協議会は20日、南アルプス麓の古道、秋葉街道を散策するウォーキングイベントを行いました。 日本ジオパーク全国大会の関連企画として、ジオに関する魅力の発見や、「信仰の道」としての文化、歴史を学ぶものです。 秋葉街道は、諏訪市から火伏せの神社として知られる、静岡県の秋葉神社まで繋がる古道で、この日は長谷地域のおよそ5キロを歩きました。 イベントには、およそ50人が参加し、秋葉街道ガイドの高坂英雄さんが案内役をつとめました。 尾田屋石仏群では、石仏の由来や意味などを説明していました。 高坂さんは、「石仏は、秋葉権現、金毘羅権現、富士参詣供養塔などで、庚申と書かれたものは定期的に建て替えられたものです」などと話していました。 また、石仏にどのような文字が刻まれているかわからないときは、「片栗粉をすり込むと読みやすい。その後は水で洗い流すこと」と事務局の矢島信之さんが説明していました。 信州伊那アルプス街道推進協議会では、「今後も地域の歴史にふれるような散策などのイベントを行っていきたい」と話していました。
-
上伊那の多くの小学校で運動会
上伊那の多くの小学校で20日、運動会が行われました。 このうち伊那市の西春近北小学校では、赤組、白組にわかれ様々な種目で得点を競っていました。 子供たちは、保護者達の声援をうけながら元気に体を動かしていました。
-
高遠寒ざらしそば 初提供
江戸時代、高遠藩から将軍家に献上されていたとされる「寒ざらしそば」が20日から4日間限定で伊那市高遠町のそば店で提供されています。 旧高遠町時代に、商品化を目指す動きがありましたが途絶えてしまい、3年前から高遠そば組合が復活を目指し活動してきました。 寒ざらしそばは、大寒の頃、殻のついたままのそばの実を冷たい水や清流に浸します。 立春に水から引き揚げ寒風にさらして乾燥させてからそば粉にする手打ちそばで、あくが取れて甘みが増すといわれています。 江戸時代にそばの実を保存するために始まった技法とされています。 20日から23日まで高遠町のそば店、華留運、ますや、壱刻の3店で「寒ざらしそば」が提供されています。 各店限定100食で、値段は1人前1000円です。 壱刻では昼時になると観光客らが訪れ、多くの人が寒ざらしそばを注文していました。 高遠そば組合では、今後も寒ざらしそばの研究をさらに進めていきたいとしています。 寒ざらしそばは、23日まで町内3つのそば店で味わえます。
-
書家 池上信子さん作品展
伊那市日影の書家、池上信子さんの作品展が、伊那市荒井のコミュニティー・カフェ・セジュールで開かれています。 作品展には、俳人井上井月の句を書いた短冊や、かるたなど、およそ20点が展示されています。 作品は、池上さんが井月の句の中から選び、筆で流れるような書体で書いています。 池上さんは「最近は書くだけでなく、句の意味を理解し、その句にあった書き方を心がけている」と話していました。 23日(火)には、来場者のお気に入りの句をその場で揮毫してくれるイベントが開かれることになっています。 池上信子さんの作品展は、25日(木)まで、伊那市荒井のコミュニティー・カフェ・セジュールで開かれています。
-
ドイツ在住 加藤夫妻の作品展
ドイツ在住で彫刻家の加藤邦彦さんと、画家の妻、温子さん夫妻の、「ふたつの世界」の作品展が20日から、信州高遠美術館で開かれています。 オープニングセレモニーには加藤さん夫妻を初め、関係者およそ100人が集まりました。 二人は共に、愛知県出身で愛知県立芸術大学卒業後、1976年にドイツに移住し、自然をテーマに作品を制作しています。 2009年には、二人揃って外務大臣表彰を受賞し、国内外で活躍しています。 彫刻家の邦彦さんは石彫と木彫を専門としていて、「生き物」などの立体作品を制作。 画家の温子さんは、自然界の様々な形を絵画にしています。 会場には、高さ2mを超える大きな木彫作品や壁に掛ける石版画など123点が並んでいます。 作品展「ふたつの世界」には、二人の世界観と、日本とドイツの文化の繋がりを表現したいの思いが込められているということです。 セレモニーで松田泰俊伊那市教育委員長は「日本とドイツの架け橋となる二人の作品展を、伊那市で開くことができて嬉しい」と感謝していました。 加藤邦彦さんと、温子さんの作品展「ふたつの世界」は、10月29日まで、信州高遠美術館で開かれています。
-
本の町に 高遠ブックフェス
本を使った観光イベント「高遠ブックフェスティバル」が20日から伊那市高遠町で始まりました。 これは、地元住民でつくる本の町高遠プロジェクトが高遠を本の街にしようと、毎年開催しています。 中心商店街にある旧北条ストアーでは、古本市が開かれ、文学や哲学など様々なジャンルの本、およそ5000点が並べられ、訪れた人たちは品定めをしながら買い求めていました。 また、中心商店街の20店舗では、本棚が置かれ、誰でも手に本を取って読んだり買ったりすることができます。 プロジェクトでは、これまで売り上げを義援金として被災地へ贈っていましたが、今年は、本を購入し贈るということです。 高遠ブックフェスティバルは23日まで行われることになっていて、期間中に音楽とコラボしたイベントなどを予定しています。
-
狐島区の史跡 散歩コースで結ぶ
伊那市の狐島区は、区内にある史跡を盛り込んだ散策コースをパンフレットにしました。 パンフレットは上空からの写真や区内4か所の史跡の案内、それを結ぶ散策コースが紹介されています。 市の地域づくり活動支援金を活用しました。 史跡を結ぶ道路には愛称がつけられ、散策コースは2つのルートが設定されています。 北原正義区長は「若い人にも活用してもらい地域を再発見するきっかけにしてほしい」と話しています。 狐島区では、これから道路標識などを設置し、28日に案内看板の序幕式を行うことにしています。
-
旧井澤家住宅で高遠焼き展示販売
伊那市西町の旧井澤家住宅で高遠焼きを伝承する高遠町の浦野真吾さんの作品の展示販売会が開かれています。 伝統の登り窯で焼いた花瓶や皿など150点が並んでいます。 浦野さんは、2月に亡くなった高遠焼きの唐木米之助さんに学び、白山登り窯を受け継ぎました。 展示販売会は、21日までとなっています。
-
自然と人との間に憲法をつくることが求められている
森林や防災に詳しい辰野町の元信州大学農学部教授の山寺喜成さんは、19日辰野町で講演し、「自然と人の間に憲法をつくることが求められている」と話ました。 山寺さんの専門は、自然修復再生学。 生まれ育った辰野町の沢底地区で農山村を災害から守る会のリーダーとして独自のハザードマップ作成などに取り組んでいます。 講演では、里山の持つ意義や崩壊のメカニズム、地下深くに根を下ろす直根の防災面での大切さ を紹介。 自然を理解する自然科学を研究し、自然と人との憲法をつくることが必要だと訴えました。 南木曽や広島での土砂災害も独自の視点から分析し、現在の防災体制の在り方に警鐘を鳴らします。 さらに現在各市町村が作成している防災マップの問題点を指摘し、次のように話ました。 「災害発生場所だけでなく、引き起こす場所も明記しないと意味がない」 平成18年豪雨の際には、自宅近くの裏山が崩れ、身をもって土砂崩落の危険性を体験している山寺さん。 一言一言が訪れた人たちの心に届いているようでした。
-
手づくりカヌー 美和湖でレース
伊那市の東春近小学校の5年生は、手作りしたカヌーで19日、レースをしました。 レースは伊那市長谷の美和湖で行われました。 対岸までの約200メートルを往復します。 東春近小の5年生65人が4人1組になり、力をあわせてオールをこぎます。 対岸では石を拾い持ち帰ります。 息を合わせてまっすぐ進むチームもあれば、なかなか前に進まないチームもありました。 間もなくして一位のチームが到着。 水の上ということで、自由がきかずなかなかカヌーから降りられないチームもありました。 NPO法人美和湖クラブの協力で今年は4艇のカヌーができました。 これまでに伊那小や高遠小で作ったものもあわせて手作りカヌーは20艇になっています。 北澤夏樹教諭は、「カヌーを通じて自然とのかかわりあいや相手を意識して連携することを学んでもらいたい」と話しています。 レースの後は、反省会が開かれ、それぞれが感じたことを出し合いました。 その後、反省をふまえ小学生たちが再び湖に繰り出していました。
-
赤そばの里 オープン
高嶺ルビーと呼ばれる赤そばが一面に広がる、箕輪町上古田の赤そばの里が19日オープンしました。 この日は、オープニングセレモニーが行われ、関係者がテープカットで祝いました。 赤そばの里は、遊休農地を町の観光スポットとして活用しようと、古田の里赤そばの会の会員が毎年8月に種をまき、手入れをしています。 今年は天候不順で日照時間が短く、花の咲き具合が心配されていましたが、広さ4.2ヘクタールの農地には、例年と同じくらいの花が咲き、現在6分咲きです。 オープン初日の19日は、カメラを持った人が多く訪れ、写真に収めていました。 19日から10月12日までの期間中、地元の農産物や加工品などを販売する直売所の営業が行われる他、赤そばを使った蕎麦も振る舞われています。 蕎麦は、平日200食、土日は300食用意されるということです。 27日と28日には、「赤そば花まつり」も行われる予定で、上古田公民館で手打ちそばを味わうことができます。 赤そばは、25日頃から10月初旬に見頃を迎えるということです。
-
箕輪町人事異動内示 課長級2人
箕輪町は、10月1日付けの人事異動を19日、内示しました。 人事異動は58人の中規模で、課長級への昇格は2人です。 子ども未来課長に、総務課人事係長の北條治美さんが昇格します。 生涯学習課長に、生涯学習課生涯学習係長の、日野和政さんが昇格します。 また、危機管理・セーフコミュニティ推進室は、10月1日付けで、課に格上げとなります。
-
若手作家公募個展「トライアル・ギャラリー2014」
本格的な美術展示ホールで個展を開く機会を若手作家につくろうと伊那文化会館が初めて企画した展示会「トライアル・ギャラリー2014」が開かれています。 伊那文化会館の美術展示ホールを3つのエリアに分け、3人の作家が個展を開いています。 松本市在住の小林務さんは日本画を、岡谷市在住のtagirukaさんは建築物をモチーフにしたアクリル画などを展示しています。 伊那市在住の伊藤真一さんは陶器を展示しています。 サイズの違う皿を配置し色づけをしてから焼いた「渦巻く皿」。 似ているようで、色、形が全て異なる100個の急須「百急須」。 急須のふたを並べる事で全体で1つの世界を表現した「神経衰弱」 伊藤さんはこれまで、日用使いができる作品を展示し販売するスタイルの個展を開いてきましたが、芸術に重きを置いた個展は初めてです。 伊那文化会館の若手作家公募個展「トライアル・ギャラリー2014」は、23日(火)まで開かれていて、21日(日)には、3人の作家が作品の解説をするギャラリートークが行われる事になっています。