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町で収穫祭と産業物産展
みのわ食でつながる収穫祭と町産業物産展が28日、箕輪町の地域交流広場などで行われました。 収穫祭は農業団体などでつくる実行委員会が箕輪町ならではの農畜産物をPRしようと行ったものです。 町内の農業団体が新鮮野菜や果物を販売するコーナーでは訪れた人たちが試食をして味を確かめてから購入していました。 今年度から箕輪町に移り住んでいる地域おこし協力隊のテントも設置され地元の農畜産物のPRに一役かっていました。 米か米粉を使ったアイデア料理コンテストには大阪から参加した高校生が米粉のたこやきを出品しました。 たこやきの中には、野沢菜の漬物やそばの実をゆでたものを入れ信州らしさを演出しコンテストで優秀賞を受賞しました。 一方、町商工会主催の産業物産展には町内およそ50の企業が出展しました。 産業物産展では箕輪進修高校と出展者の共同企画で箕輪進修高校野球部の生徒15人が製品説明を体験しました。 これは高校生に地元の企業を知ってもらおうと行われたもので高校生たちは担当する企業の製品について学んできたということです。 収穫祭の実行委員会と商工会では「連携事業を進めることで町の農商工の魅力アップにつなげていきたい。」と話していました。
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上伊那高校演劇発表会
上伊那地区高等学校演劇合同発表会が、23日、伊那文化会館で開かれ、高校生が熱演を披露しました。 発表会には、上伊那の6高校から5団体が参加しました。 それぞれ持ち時間は1時間で、オリジナルのものや、自分たちで脚色した芝居を演じていました。 赤穂高校は、「なんでもない事件」という劇を披露しました。 音響や照明も自分たちで行います。 本来は3人出演するはずが、急きょ2人になったということですが、堂々と演技を披露していました。 箕輪進修高校は「シアワセ」という劇を発表していました。 披露した後には、それぞれ講評がおこなわれ、舞台のスペースの使い方をもっと工夫したほうがいいとか、オープニングの照明は効果的だったなどと審査員が講評していました。 審査の結果、「1000年神社」を演じた伊那西高校が、11月1日から長野市で開かれる県大会に出場することが決まりました。
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ジオツアー 南アルプスの地質を見学
伊那市で開催されている日本ジオパーク南アルプス大会。 3日目の29日は南アルプスの地質などを見学するジオツアーが行われました。 日本ジオパーク南アルプス大会は貴重な地質や地形などの地質遺産がありジオパークに認定されている地域が集まり27日から開かれています。 これまでに講演会やイベントなどが行われ大会3日目の29日は参加者が南アルプスの地質などを見学するジオツアーが行われました。 林道バスに乗り北沢峠に向かうコースでは途中の見所で参加者がバスを降りジオガイドの説明を熱心に聞いていました。 山の石が白く露出している幕岩が見える場所では、南アルプスが石灰岩でできていて今も年間4ミリ隆起していることなどが説明されていました。 また標高1590メートルの仏像構造線では断層が九州まで続いていて断層を境に岩の種類が違っていることが説明されていました。 伊那市によりますと大会には3日間で延べ6100人が参加したということでジオパークの魅力発信など今後の活動の充実につなげていきたいとしています。
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狐島史跡散策案内看板 序幕
伊那市の狐島区の史跡や散策コースを紹介した案内看板の除幕式が28日行われました。 案内看板は縦90センチ、横180センチの大きさで区内の2か所に設置されました。 狐島区では、地域への愛着を育んでもらい健康増進を図ろうと今年度、区内の史跡を巡る散策コースを設定し看板を作りました。 散策コースは2ルートあり、距離はそれぞれ2キロで、所要時間はおよそ1時間となっています。 この日は、区民30人余りが参加して、歩き初めも行われました。 参加した人たちは秋晴れの下、区内に残る上伊那農業高校の前身、上伊那簡易農学校の石碑や見通し桜などの史跡を巡り地元への理解を深めていました。
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御嶽山噴火 ジオ大会参加者がいち早く報告
28日にいなっせで行われた日本ジオパーク南アルプス大会のパネルディスカッションで、九州大学地震火山観測研究センターの松島健准教授は、御嶽山の噴火について、予知は難しかったと話しました。 松島さんは、ジオパーク大会に参加するため、島原半島ジオパーク協議会の一員として伊那に来ていました。 噴火直後の27日、開会式会場の伊那文化会館から木曽に向かい、現地災害対策本部で情報を収集しました。 28日午後にいなっせで行われたパネルディスカッションの会場で、噴火は水蒸気爆発で予知は難しい状況だったと参加者に話しました。 気象庁火山噴火予知連絡協議会は、28日夜、噴火は水蒸気爆発だったことや前兆を把握することは困難とするなどの見解をまとめています。
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CATV杯上伊那サッカー大会 南箕輪FC jrが5年ぶり優勝
第8回ケーブルテレビ杯上伊那6年生サッカー大会が、28日に開かれ、南箕輪フットボールクラブジュニアが5年ぶり2度目の優勝を果たしました。 大会には上伊那の少年サッカーチーム10チームが参加し、トーナメントで優勝を争いました。 決勝戦は、初優勝を狙う緑のユニォーム、箕輪少年サッカークラブと、2度目の優勝を狙う青のユニフォーム、南箕輪フットボールクラブジュニアの対戦となりました。 南箕輪は、前半、海沼翔君が続けざまに2点を決めて先制します。 波に乗った南箕輪、岡庭将伍くんがフリーキックでさらに1点を追加します。 4対0で迎えた後半、箕輪は何度かチャンスを作りますが、得点に繋げる事が出来ません。 後半7分、南箕輪の中村雄大くんがPKを決め、5対0で優勝しました。 南箕輪の優勝は5年ぶり2度目となります。 なお、この大会の模様は10月4日から、ご覧のチャンネルで放送します。
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運転免許自主返納者にまっくんバス回数券
南箕輪村は、運転免許証を自主返納した75歳以上の人と障害者を対象に、まっくんバスの回数券50回分を交付することを29日決めました。 これは、この日役場で開かれた、南箕輪村地域公共交通会議で村側から報告され、了承されました。 運転免許証を返納した人たちの、交通手段を確保するために行うもので、対象となるのは、75歳以上の人と、障害者で、免許証を自主返納した人です。 免許証の返納時期は問いません。 自主返納した人のみに発行される、「取消通知書」か、免許証のウラ面に「申請取消手続き済み」と印字され、失効した免許証が証明となり、どちらもない人は、運転経歴証明書を警察で発行してもらいます。 申請は村役場ででき、その場で回数券が手渡されます。 これは、10月1日から実施されることになっています。 また、伊那養護学校に通う生徒のまっくんバス利用について、これまでは障害者手帳が無いと割引対象になりませんでしたが、通学する全ての生徒が割引対象となるよう改正することを決めました。
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荒井神社土俵開き 小学生が力強い取組
伊那市の荒井神社の土俵開きが28日行われ、伊那小学校の相撲クラブのメンバーが力強い取り組みを見せていました。 28日は、荒井区や神社の関係者など70人が出席し新たに完成した土俵でのケガなどが無い事を祈り神事が行われました。 神事が終わると、伊那小の児童が模範稽古を行い、力強い取り組みを見せていました。 荒井神社では来月の例大祭で奉納相撲が行われる予定です。
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ジオきゃら大会盛り上げ
ジオパーク全国大会2日目。28日は各地のジオパーク地域内で宣伝活動をしているキャラクターが伊那市の中心市街地をパレードし全国大会を盛り上げました。 中心市街地をパレードするのは、全国各地で地域のジオパークをPRするジオきゃら16体です。 高知県の室戸世界ジオパークのキャラクターで頭が地元の地層の作りをモチーフにしています。 ジオきゃら16体がセントラルパークに集まると会場では集まった人たちが携帯やカメラで撮影をしていました。 中心市街地ではこの他に鹿肉を使った料理や伊那谷の地質図をモチーフにしたTシャツなどの販売するテントが並び、訪れた人達は足を止め買い求めていました。 29日は南アルプスを巡るジ葉オツアーが伊那市や飯田市などで行われます。
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御嶽山噴火に遭遇 恐怖の体験語る
27日に噴火した長野県と岐阜県境の御嶽山。 写真撮影のため偶然その場に居合わせ、火山灰や石が降り注ぐ中、シャッターを切り続けた伊那市長谷の山岳写真家津野祐次さんが恐怖の体験を語りました。 津野さんの仕事場には火山灰をかぶったリュックや靴、ジャンパー、そして噴火の様子を写したカメラがありました。 津野さんは頂上付近2960メートルの地点にいた際、突然噴火がはじまり爆発音とともに降り注ぐ火山灰や大きな石のなか自然にその様子を撮影していたと言います。 そのうち一帯が灰に覆われ自分の手も見えないほど視界がさえぎられてからは大きな石に身を寄せしゃがみこんでいました。 しばらくして、かすかに視界が開けると降り積もった火山灰の上を登山道に張られたロープをたよりに3時間ほどかけて下山しました。 御嶽山噴火から28日までに伊那消防組合から救急隊3人また伊那中央病院から医師や看護師などの災害派遣医療チームDMAT延べ10人が派遣されているということです。
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伊那市公式HP 10月からリニューアル
伊那市の公式ホームページが、7年ぶりにリニューアルされ10月1日から公開されます。 伊那市では、だれもが使いやすいホームページにするため、リニューアルを進めてきました。 情報の内容を確認しやすいように、情報のまとまりを縦方向にシンプルに配置し、上下のみに視点を動かすことで情報を探せる「パケットレイアウト」を採用しています。 これにより、タブレット端末や、タッチパネルでの情報検索が簡単に行えるということです。 伊那市では、素晴らしい景観写真やPRコンテンツで市の魅力を発信したいとしています。
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信州大学農学部 AFC祭
南箕輪村の信州大学農学部でアルプス圏フィールド科学教育センター主催のAFC祭が23日に行われ、親子連れなどでにぎわいました。 AFC祭は、毎年この時期に行われていて、今年で13回目です。 会場には、様々なブースが設けられ、参加者が表札づくりやまき割り体験などに挑戦していました。 これは、キャンパスの付属農場や演習林を解放し。近隣住民に楽しんでもらおうとおこなわれています。 去年からは、信大農学部と協定を締結している近隣市町村もブースを出展していて、祭りを盛り上げています。 農場の動物たちの柵も解放され、子どもたちが羊などと触れ合っていました。 信州大学によるとこの日は、県内外から3100人ほどが農場に訪れたということで来場者も、年々増加しているということです。
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箕輪陶芸研究会 展示会
陶芸愛好家でつくる箕輪陶芸研究会の展示会が27日と28日の2日間、松島コミュニティセンターで開かれています。 会場には、会員20人の作品およそ60点が展示されています。 展示は、会員の発表の場として毎年行われていて、今年で22回目です。 作品は、器や花器などの日用品の他、独創的なオブジェなど様々です。 研究会は、30代から92歳まで25人の会員がいて、腕前も初心者からこの道30年のベテランまで様々です。 向山智充会長は「窯から作品を出すときの喜びは何とも言えない。個性ある作品が並んでいるので多くの人に見てもらいたい」と来場を呼び掛けています。 展示会は、28日まで箕輪町の松島コミュニティーセンターで開かれています。
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赤そば花まつり 28日まで
赤そばの花が見ごろとなっている箕輪町上古田で打ち立てのそばを振舞う赤そば花まつりが27日と28の2日間行われています。 赤そば花まつりは、花を見に来た人にそばを味わってもらおうと、毎年花が見ごろの時期に行われています。 27日は、普通のそばと赤そばの2種類合わせて900食が用意されました。 期間中、述べ350人の区民有志が、そば打ち班や茹で班など5つのグループに分かれ作業を行います。 27日は、10時のまつり開始直後からオーダーが次々と入っていました。 訪れた人たちは、打ち立てのそばを味わっていました。 中には、2種類のそばを注文し食べ比べている人もいました。
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ジオパーク全国大会 はじまる
日本ジオパーク南アルプス大会が今日から始まりました。 期間中、伊那市を主会場にトークセッションやジオツアーなどが行われ、延べ1,600人が参加します。 オープニングセレモニーでは、大鹿歌舞伎保存会が演目を披露しました。 大会では、実行委員長の白鳥孝伊那市長が挨拶しました。 また、新たに日本ジオパークに認定された4つの地域に認定証が手渡されました。 ジオパークは、科学的・文化的に貴重な地質遺産を持つ自然公園です。 日本では現在この4地域を含め、36の地域が認定されている他、17の地域が認定を目指しています。 今年で5回目となるジオパーク全国大会は、ジオパークの魅力や取組を共有することを目的に開かれています。 式典の後、ノンフィクション作家で探検家の角幡唯介さんによる基調講演が行われました。 角幡さんは、新聞社を退職後チベットの未開の地を歩くなど探検家として活動していて、冬には南アルプスでトレーニングを行うこともあるということです。 27日は「山と冒険」と題し、探検家を目指したきっかけや南アルプスに対する思いを話しました。 28日は、商店街を中心にトークセッションや体験イベントが、29日は南アルプスに関係する4市町村を回るジオツアーが予定されています。
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東部中50周年 片岡鶴太郎さんが講演
伊那市の東部中学校の50周年記念式典が27日に行われ、伊那市芸術文化大使の片岡鶴太郎さんが講演しました。 俳優で画家の伊那市芸術文化大使、片岡鶴太郎さんが講演しました。 片岡さんは、講演の中で伊那で採れた柿と栗の絵を全校生徒の前で描きました。 片岡さんは、「日本画は毎回絵具を溶く手間があるが、そういった面倒なことをしっかりやることが大事」と話していました。 東部中学校は昭和39年、1964年に当時の伊那東中学校・美篶中学校・手良中学校・新山中学校が統合し、今年で50年となります。 池口正博校長は、「祖父母に感謝する会や強歩大会など、50年の歴史と共に歩んできた行事を大切に続けていきたい」とあいさつしました。
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南信地域の作況指数99で平年並みの収量を予想
農林水産省関東農政局長野地域センターは、9月15日現在の水稲の作柄概況を発表しました。南信地域の作況指数は99で、平年並みの収量になると見こんでいます。 作況指数は、10a当たりの平年収量に対する今年の予想収量の比率を表す数字です。 南信は99で、平年並みの収量が予想されています。 1平方メートル当たりの全てのもみ数を表す「全もみ数」は平年並み、「登熟」はやや不良となっています。 なお、全県の作況指数も99で平年並みの収量が予想されています。
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東部中にタカトオコヒガンザクラ
伊那市の東部中学校は、東日本大震災被災地の宮城県高砂中学校に贈ったものと同じタカトオコヒガン桜の苗を2本、校門脇に26日植樹しました。 東部中学校の文化祭、すず竹祭の中で、全校生徒が参加して行われました。 今回も高砂中とインターネット回線を結び、お互いの画像でやりとりしました。 今回東部中が植えたのは、高砂中に贈った苗と同じ場所からもってきた6年生のタカトオコヒガンザクラです。 各学年の代表者や来賓が植樹しました。 記念碑の序幕も行われ、輝(ひかり)と虹(かけはし)の文字が現れました。 今回植えた2本の桜の名前で、東部中が考え、高砂中に書いてもらったものを石に刻みました。 東部中は、平成24年11月に2本のタカトオコヒガン桜を高砂中に贈っています。 希望と書いてあかり、未来と書いてみちの名がつけられました。 式の最後には、桜宣言を両校の生徒会長が読み上げました。 桜宣言は、「震災から学んだことを後世に伝えるためにさくらプロジェクトを未来につなげる。復興への「みち」を照らす「あかり」となるように祈り続け、私たちの心の「ひかり」の「かけはし」となることを信じ絆を深めていくことを誓う」と記されています。
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あいこちゃんに心臓移植を
諏訪市の小学1年生、小松愛子ちゃんのアメリカでの心臓移植をめざして活動しているあいこちゃんを救う会は、26日伊那市役所で記者会見を開き、支援と協力を呼びかけました。 26日はあいこちゃんの両親小松勉さん・麻耶さん夫妻と救う会代表の笠原博人さんが、報道機関を通じて支援と協力を訴えました。 諏訪市の小松愛子ちゃんは、今年2月に劇症型心筋炎を発症し、現在信州大学医学部付属病院に入院しています。 心臓移植でしか助かる道はなく、今は、人口心臓で小康状態を保っていますが、脳こうそくなどを引き起こす可能性も高く、一刻も早い移植手術が必要とされています。 国内でのドナーは極めて少なく、海外での移植に頼らざるを得ない状況の中、国内の医師らの協力でアメリカコロンビア大学病院での受け入れが実現しました。 しかし、手術費用は、150万ドル、1億6,000万円、術後の通院費用など含めると2億1,000万円が必要で、救う会では、9月2日から募金活動を始めています。 26日現在、7千189万円が集まっていますが、11月初旬の渡航までにあと1億4,000万円が必要です。 あいこちゃんを救う会は、父勉さんの友人14人で組織していて、募金活動を行っています。 会では、ボランティアスタッフや募金への協力、募金箱を設置してくれる企業や商店などを求めています。
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上伊那森林組合 合併20周年祝う
上伊那森林組合の合併20周年を記念した式典が16日、伊那市の信州INAセミナーハウスで開かれました。 式典には、組合員などおよそ100人が参加しました。 上伊那森林組合は、平成7年2月に7つの組合が合併し、組合員数12,798人と全国第2位の大型組合として発足しました。 平成15年度には、環境負荷を抑える自然エネルギーとして木質ペレット燃料「ピュア1号」の製造販売に着手。 平成24年度には日本ペレット協会から全国で初めての優良認証を受けました。 式典では、20周年を機に定められた経営理念などが示されました。 白鳥孝代表理事組合長が、「地域に根ざした森林づくりや、改革の意識を持って新たなことにチャレンジすることなどを盛り込んだ経営理念や行動指針などを発表し、全員で唱和して、未来への森づくりについて決意を新たにしました。
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信州みのわ山野草クラブ 秋の展示会
箕輪町の「信州みのわ山野草クラブ」の秋の展示会が、27日と28日の2日間木下公民館で開かれます。 会場には、会員14人の作品200点が並んでいます。 8月の天候不良の影響で花や葉の生育が心配され、会員がいつも以上に手入れや管理を行ったということです。 秋の展示は実をつけたものや、赤そばなど色を楽しむのも一つだということです。 信州みのわ山野草クラブの秋の展示会は27日と28日の2日間箕輪町の木下公民館で開かれます。
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南箕輪村北原に太陽光パネルを設置したメガソーラー建設
南箕輪村北原に、およそ1万2千枚の太陽光パネルを設置したメガソーラーが建設されました。 太陽光パネルを設置したのは、東京都に本社を置き、石油添加剤などの販売を行う「日本ケミカルズ販売株式会社」です。 26日は、事業者や村関係者などおよそ80人がテープカットで竣工を祝いました。 日本ケミカルズの所有地およそ3万4千平方メートルには、およそ1万2千枚の太陽光パネルが設置されています。 これは、上伊那最大規模だということで、1日450世帯の電力を賄うことができます。 南箕輪村出身の松澤要代表取締役は、「故郷で竣工できたことは感無量。自然豊かな土地で地球と人に優しい再生エネルギーを活用して地域の人のために役立てていきたい」と挨拶しました。
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「南アルプス戸台口」をPRへ看板設置
27日から始まる日本ジオパーク南アルプス大会を前に、南アルプス北部の登山口の呼称「南アルプス 戸台口」をピーアールする看板の設置が25日、行われました。 この日は、長谷地域自治区地域協議会の西村美里会長らが伊那市長谷の戸台口から林道バス営業所までの市道に看板10枚を設置しました。 設置された看板は、縦150センチ、横40センチの大きさです。 夜間でも目立つように、文字には反射材が使われ、風の影響を受けづらいようメッシュ地となっています。 南アルプス北部地区の登山口は昭和40年代までは長谷村の戸台と呼ばれていました。 現在は、仙流荘があるところというあいまいな表現になっていることから、長野県側の登山口として知名度アップを図ろうと市では、呼称を「南アルプス戸台口」とすることを決めました。 伊那市では今後PRグッズなどをつくり、全国へと発信していきたいとしています。
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美和湖周辺の2つの露頭名称発表
27日から始まる日本ジオパーク南アルプス大会のプレイベントとして、美和湖周辺で中央構造線が確認できる2つの新たな露頭の紹介と名称の発表が行われました。 25日は、伊那市長谷の長谷公民館で新たな2つの露頭の紹介と名称の発表が行われました。 イベントには中央構造線について学習し名称を検討してきた長谷中学校の生徒も参加しました。 新たに露頭が確認できるようになったのは、長谷中学校北側と長谷総合グラウンド南側です。 長谷中学校北側は、溝口露頭と同じ状況が東西逆に確認できます。 こちらは「溝口北露頭」と名付けられました。 長谷総合グラウンド南側は、溝口北露頭と対岸にあり、こちらも中央構造線を確認することができます。 こちらは「非持露頭」と名付けられました。 名称は、場所が特定できるものとすること、既存の溝口露頭との統一感があるなどの要件を満たすもの選ばれました。 今日は現地見学会も開かれ、参加者が整備された露頭を見て回りました。 今回、国土交通省の協力があり、土砂が除去され、周辺が整備されたため、露頭がはっきりと確認できるようになりました。 イベントでは、これまでの経過の説明などがありました。
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上伊那農業高校「上農丼」ジオパーク大会期間中に販売
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒がつくるシカ肉を使った「上農丼」が、ジオパーク全国大会期間中の28日に販売されます。 25日は上伊那農業高校で、「上農丼」がお披露目されました。 「上農丼」は、有害鳥獣についてクラブ活動で学んでいる生徒が企画し、試行錯誤を重ねて作りました。 南アルプスの地層をイメージしていて、4層になっています。 メインのシカ肉は、ニンニクや唐辛子などで味付けがされていて、臭みがありません。 シカ肉以外の米、たまねぎ、アマランサスは、全て上農産のものを使っています。 「上農丼」は、日本ジオパーク全国大会期間中の28日に、1食500円100食限定で、伊那市の通り町商店街の特設店舗で販売されます。
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やさしい科学技術セミナー
南箕輪村の信州大学農学部で、やさしい科学技術セミナーがきのう開かれ、伊那市の親子が、蝶の採集と標本作りを体験しました。 セミナーには、伊那市の親子15人が参加しました。 やさしい科学技術セミナーは、国際科学技術財団が、各分野の専門家を講師に、一般や学生を対象に開いているものです。 講師は、蝶を専門としている信州大学山岳科学研究所の江田 慧子助教が努めました。 セミナーでは午前中に採集した蝶を、標本にしました。 恐る恐る蝶に触る子どももいましたが、指導を受けながら標本を作っていきました。 江田助教は、「標本を作ること自体は難しいことではなく、専門家と一緒なら小学生でも作ることができる。図鑑を調べて、きちんとラベルとつければ標本が完成します」と説明していました。
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劇団伊那舞台27日にアトリエ公演
劇団伊那舞台のアトリエ公演が、27日(土)に行われます。 劇団伊那舞台のアトリエは、伊那市通町第一ビルの地下1階にあります。 普段稽古に使っている場所で、今回は、そのアトリエを舞台にして公演を行います。 23日夜も、メンバーが集まり、熱の入った稽古を行っていました。 今回上演するのは、三島由紀夫原作の「真珠」を、伊那舞台の冨田 絵実さんが、脚色したものです。 物語は、真珠の指輪を身に着けた女性の誕生日パーティから始まります。 参加したのは上流階級の4人の女性たち。 しかしパーティで真珠がなくなってしまいます。 真珠を食べてしまったという女性。嫌っている女性に罪を擦り付けようとする女性など、5人それぞれに思惑があり、ストーリーが展開していきます。 劇団伊那舞台の公演「真珠」は、27日(土)に、午前11時、午後3時30分、午後8時からの3回、伊那市通町の第一ビル地下1階で行われます。
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伊那弥生ヶ丘高校 ジオパーク大会にボランティアで参加
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校生徒の有志29人は、ジオパーク大会の関連企画、ジオパーク体験教室にボランティアで参加します。 25日、大会を前にジオパークについて学習しようと、伊那市に依頼して講習を受けました。 講師は伊那市世界自然遺産登録推進室の藤井利衣子さんがつとめました。 藤井さんは、伊那市で一番標高の高い山は標高3,047メートルの塩見岳である事、南アルプスと呼ばれる赤石山脈は、プランクトンの化石でできた赤色チャートと呼ばれる岩石が確認できる事がその名前の由来である事、ライチョウが世界で最も南に生息している地域である事などを説明していました。 28日に創造館で開かれるジオパーク体験教室では、アンモナイトの化石を使ったストラップや、石の標本、ジオにちなんだ菓子作りなどが行われます。 ここで生徒は、それぞれのブースで、受付や体験補助などをボランティアで行う事になっています。
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広瀬良臣さん 画業50年記念洋画展
伊那市高遠町の洋画家、広瀬良臣さんは、画業50年の集大成として自身の作品集を出版しました。その出版記念作品展がベルシャイン伊那店で開かれています。 会場には、これまでの受賞作品など46点が展示されています。 広瀬さんは伊那市手良出身の82歳。伊那北高校で美術クラブに所属し、卒業後は信州大学教育学部美術科に進学しました。 教員免許を取得した後は、小中学校の美術教諭をつとめながら制作活動を続け、2009年、77歳の時に日展で初入選しました。 農家に生まれた広瀬さんは、30年以上、身近な道具を描き続けています。 昔ながらの道具を描く事で心の安らぎを表現しているということです。 80歳を過ぎた事を機に自信の集大成となる作品集を出版しました。 広瀬良臣さんの作品集出版記念 洋画展は30日(火)までベルシャイン伊那店で開かれています。
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高遠町燈籠祭
豊作と無病息災を祈願する伊那市高遠町鉾持神社の秋の例祭、灯籠祭りが、23日、行われました。 高遠町の中心商店街には、稲穂に見立てた赤い提灯がずらりと並んでいます。 この日は、提灯のトンネル内を高遠ばやしや子ども神輿、山車が練り歩きました。 高遠ばやしは、町内の有志で作る桜奏会(おうそうかい)と、桜町の2団体が練り歩きました。 以前は、西高遠地域の全町内会が参加していたということですが、年々参加が減り、交代で、祭りに参加しているということです。 子ども神輿も、元気に、街を練り歩いていました。 山車は、本町と仲町の2団体が参加しました。 ご祝儀を出した家の前では、三三七拍子の、威勢のいい掛け声が響いていました。 近年は、灯籠祭りに合わせて、全国から高遠を訪れる人も増えてきたということで、練り歩きと灯籠をカメラに収める人の姿も多くみられました。