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新ごみ中間処理施設 事業者選定へ
新しいごみの中間処理施設を建設する上伊那広域連合は、地元区から建設の同意が得られたことから、事業者の選定に入ります。 29日伊那市役所で開かれた広域連合の8月定例会で、施設の建設や運営を行う事業者を選定する委員会を設置する条例案が全会一致で可決されました。 事業者は、公設民営方式による施設の建設と15年間の運営を行います。 委員会は、有識者や専門家などで組織され、落札者決定基準の検討や策定、提案書の審査や評価を行い、平成27年度内に事業者を選定します。 実施方針策定段階から入札実施段階、落札者選定段階など各段階に応じて8回程度開催される見通しです。 順調に進んだ場合、平成30年度には、新しいごみの中間処理施設が完成します。
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上伊那の有効求人倍率1倍台に
7月の月間有効求人倍率は、6月を0.15ポイント上回る1.04倍で、平成20年の9月以来、5年10か月ぶりに1倍台に回復しました。 新規求人数は、1,562人で去年を29.7パーセント上回りました。 新規求職者数は、714人で去年を9.7パーセント下回りました。 これにより、7月の月間有効求人倍率は、1.04倍で5年10か月ぶりに1倍台に回復しました。 県は、1.12倍、全国は、1.1倍です。 ハローワーク伊那では、「雇用情勢は、一部に厳しさが見られるものの、改善傾向が感じられる。」とコメントし、「雇用情勢は依然厳しい。」とした6月のコメントを上方修正しました。
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平澤箕輪町長 引退表明
箕輪町の平澤豊満町長は、11月の町長選挙には出馬せず、3期目の任期を満了し、引退することを29日表明しました。 平澤町長は、29日箕輪町役場で記者会見を開き、今期限りでの引退を表明しました。 後継者指名はしませんでしたが、次の町長は大きな組織を動かしてきた方がいいのではないかとのべました。 箕輪町長選挙は、11月11日告示、16日投開票で、現時点で新人2人が出馬の意向を示しています。
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中尾歌舞伎保存会 師匠逝去から初めての公演に向けて練習に励む
伊那市の無形文化財に指定されている中尾歌舞伎保存会。 3月に指導者が亡くなり、残されたメンバーの模索しながらの稽古が11月の公演に向けて始まっています。 28日夜は、中尾歌舞伎保存会のメンバーが、伊那市長谷の中尾座で練習に励んでいました。 中尾歌舞伎は、太平洋戦争を機に活動を中止していましたが、当時の若者たちが昭和61年に復活させ、今年で27年目です。 今年3月に、27年間指導にあたっていた西村清典師匠が、95歳で亡くなったため、4月に予定していた春季定期公演を中止としました。 指導者を失いまだ手探りの状態ということですが、ベテランがアドバイスをしながら台本を読み合わせていました。 11月に行われる公演は、予定していた内容を変更し、「神霊矢口之渡(しんれいやぐちのわたし) 頓兵衛住家の段(とんべえすみかのだん)」という演目です。 師匠の追悼公演となる中尾歌舞伎秋季定期公演は、11月2日(日)午後1時30分から、伊那市長谷の中尾座で行われます。
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第2回 千両千両井月さんまつり
29日から、第2回「千両千両井月さんまつり」が始まりました。 伊那市のいなっせでは、俳人達の研究者によるシンポジウムが開かれました。 「千両千両井月さんまつり」は、漂泊の俳人井上井月の魅力を広め、地域振興につなげようと開かれていて、今年で2回目です。 毎日新聞社俳句α編集長などを務める俳人、石寒太さんや、映画ほかいびと伊那の井月の監督、北村皆雄さんなど6人が、井月の放浪の謎についてシンポジウムを行いました。 会場には、県内外からおよそ80人が訪れました。 シンポジウムでは、井月と、井月と同じように漂泊しながら俳句を詠んだ松尾芭蕉や小林一茶などと比較し、意見を交わしていました。 伊那市手良在住で、井月顕彰会理事の宮原達明さんは、地元代表として参加しました。 第2回千両千両井月さんまつりは、31日までいなっせをメイン会場に開かれます。 30日は、俳句大会と、石寒太さんによる講演が行われます。 井月に関する展示は31日までいなっせや伊那市創造館などで開かれています。
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高遠高校 第54回兜陵祭あすから
伊那市高遠町の高遠高校の文化祭「兜陵祭」が30日から開かれます。 29日は、各コースの生徒やクラブが、文化祭の催しについて発表しました。 高遠高校によりますと、芸術コース、福祉コース、進学コース、情報ビジネスコースの4つのコース毎による、展示やスライドの発表が文化祭の目玉だということです。 あすは校内公開のみで、ステージ発表などが行われます。 一般公開は31日(日)の午前10時30分から午後2時30分までです。 31日の午前11時から体育館で、文化部の発表が行われる予定です。
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大町市教委が新山小見学
来年度から特認校の開校を目指す大町市の教育委員会や地域住民が28日、小規模特認校に指定されている伊那市の新山小学校を視察しました。 28日は、大町市の教育委員会や、地域住民など45人が、新山小学校を訪れ、教室の大きさや配置、授業の様子などを視察しました。 小規模特認校の先進地である新山小学校で、どのような取り組みが行われているのかを知るために視察が行われました。 新山小学校は、平成20年に市内全域から通うことができる小規模特認校に指定され6年目となります。 自然が豊かな環境を活かすとともに、現在全校で児童数が30人という小規模できめ細やかな教育を目指しています。 大町市では、八坂地区と美麻地区の2地域の小中学校を来年度から特認校に指定します。 八坂小学校は50人、中学校は30人、美麻は小中一貫校で、80人ほどが在籍しています。 特認校の実施を前に、参加者は、子ども達の様子を見たり、関係者から話を聞いて理解を深めていました。 懇談会では、学校関係者などから、特認校の様子が紹介されました。 参加者からは、「特認校としてスタートするのに不安もあったが地域力がある場所であれば個性的な子ども達を受け入れ、育てていけることがわかった」などの声があがっていました。
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上農美術部制作 火災予防看板設置
上伊那農業高校の美術部が制作した火災予防看板が、伊那消防署の庁舎北面に設置されました。 設置されたのは、横2.7メートル、縦1.8メートルの看板です。 消火をイメージした水の矢が描かれているほか、火をイメージした鳥は水でできた鳥かごに入れられ、安全に火を使い、火災を起こさないようにとの思いを表しています。 28日は、看板設置を記念して写真撮影が行われました。 上農高校の生徒は、夏休みの前に、原案を出し合い、夏休み中に看板を仕上げたということです。 伊那消防署の武井 修署長は「火災予防に対する気持ちを表していただいた素晴らしいものができた。通行する皆さんにご覧頂きたい」と感謝していました。
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高校生・社会人合同写真展
高校生と社会人の写真クラブの合同展示会が、31日まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には、42人の作品43点が展示されています。 上伊那農業高校、伊那西高校、旭光(きょっこう)カメラクラブ、上伊那医療生活協同組合撮るちゃんクラブ、写真展実行委員会の5団体が参加しています。 実行委員会によると、上伊那地域は、写真クラブや団体単位での活動が少ないということで、活動を活発化させたいと合同展示会をはじめ、今年で3回目です。 旭光カメラクラブは、プロのカメラマンを何人も輩出した60年以上の歴史があるクラブだということで、展示会開催を中心となって進めています。 高校生と、社会人が合同で展示していて、高校生は社会人が技術を用いて写真を作りこんでいるところを見ることで、また、社会人は、高校生の型にはまらない作品を見ることで刺激になるということです。 実行委員会によると作品の展示作業は、上農高校の生徒が展示順を考え、すべて行ったということで、そうした舞台裏での生徒の活躍も見て欲しいと話していました。 この高校生・社会人の合同写真展は、31日まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。
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まっくんファーム 稲刈り用コンバインなど入魂式
南箕輪村の農事組合法人まっくんファームは、新たに購入した稲刈り用コンバインなどの入魂式を、28日に行いました。 南殿にある、まっくんファーム現場事務所の車庫で入魂式が行われました。 今回購入したのは3機種です。 老朽化による更新で稲刈り用コンバインが1台、麦と大豆の種をまく播種機が1台、刈り取った米を乾燥させる乾燥機が4台、そして事務所につける看板も新たに作りました。 乾燥機はこれまでなかったもので、農家が自宅で食べるための米をもみの状態で乾燥さるものです。 これにより、農家のはぞかけの手間をはぶく事ができます。 まっくんファームでは、140haの田んぼを村内の農家から受託していて、来月13日から稲刈りを行います。 法人設立から今年で3年が経ち4年目を迎えたまっくんファームの倉田庄衛組合長は「行政、農協の協力を得ながら、これからも組織を発展させていきたい」と話していました。
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諏訪形区を災害から守る委員会 「保育ブロック」の植樹軌道に
平成18年豪雨での災害を教訓に、保育ブロックを使った植樹で治山事業に取り組んでいる伊那市の諏訪形区を災害から守る委員会。今年の苗も順調に生育し、3年目を迎えた活動も軌道に乗っています。 伊那市西春近諏訪形の畑。 地域住民有志でつくる諏訪形区を災害から守る委員会のメンバーが苗の生育状況を確認していました。 4月上旬にケヤキやクヌギなどの広葉樹の種を植え、現在は大きいもので40センチほどに成長しています。 諏訪形区は、2006年の平成18年豪雨で貝付沢が氾濫し、民家や農地に土砂が流れ込む被害が発生しました。 その災害を教訓に、翌年、委員会を立ち上げ、2012年から保育ブロックを使った植樹に取り組んでいます。 活動を始めるにあたり、元信大農学部教授の山寺喜成さんの指導を受けました。 土と肥料を混ぜて作ったブロックで苗を育てる事により、根を真っ直ぐ伸ばす事ができ、倒れにくい木を育てる方法です。 これまで400株を貝付沢に植樹し活動も軌道に乗っています。 しかし酒井さんは、土砂災害が起きた広島や南木曽と同じ雨の量が降ったら、この地域もまだ危険だと話します。 委員会では、今育てている120株の苗を、10月に貝付沢へ植樹する計画です。
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今年度2回目 ふるさと就職説明会
来春大学や短大等を卒業する学生を対象にしたふるさと就職面接会が22日、伊那市のいなっせで開かれました。 面接会は、伊那公共職業安定所などが開いているもので、今年度2回目です。 前回よりも14社少ない、上伊那の企業35社が参加しました。 学生は、前回より21人少ない男性31人女性31人の、合わせて62人でした。 伊那公共職業安定所によりますと、大企業と中小企業の内定の出る時期の違いなどにより、参加する学生が年々減少しているということです。 今後は、関東地方など都市部での開催を検討していて、IターンやUターン希望の学生の確保に努めていきたいということです。
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地域産カラマツの間伐材を使って天板張替え
地域の森林に関心を持ってもらおうと活動する、上伊那森林振興協議会は18日、地域産のカラマツを使った学習机の天板の張替えを伊那市の西箕輪小学校で行いました。 これは県の元気づくり支援金を使い上伊那森林振興協議会が初めて行うものです。 協議会は、平成16年に制定された「長野県ふるさとの森林づくり条例」に基づき、地域の森林の整備や管理を行っています。 この日は、西箕輪小学校4年生と教師、保護者、およそ80人が参加し、森林の重要性や木材のぬくもりを感じてもらおうと、学習机の天板の張替えを行いました。 天板は、伊那地域のカラマツの間伐材が使われていて、交換した机は、6年生まで自分の机として使用します。 上伊那森林振興協議会では、今年度中に市内の4校の天板や教室の腰壁などを張り替える予定で、来年度以降も整備をしていくとしています。
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鈴木勲ジャズライブ
ジャズ界の第一人者として50年以上もベースを弾き続けている、ベーシストの鈴木勲さんのスペシャルライブが26日、箕輪町松島の、ジャズ&アート、カフェプラットで開かれました。 鈴木さんは、1970年に渡米しジャズメッセンジャーズの一員として活動し、ジャズ界の第一人者と言われています。 現在は、若手ミュージシャンを育てながら、自身も感性を磨き続けているということです。 会場には、40人程のジャズファンが集まり、聞き入っていました。
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高遠石工 「石仏写真展」
江戸時代、高遠から全国各地に出向き、石仏や石塔などを作った石工の資料を集めた特別展が27日から伊那市の高遠町歴史博物館で開かれています 特別展「高遠石工 石仏写真展」は、高遠町歴史博物館と伊那市教育委員会が高遠石工の技術と作品のもつ魅力を感じてもらおうと開いたものです。 会場には、3代目守屋貞七、4代目孫兵衛、5代目貞治の作品の写真など、31点が展示されています。 二人の作品は目元の形は似ていますが、頭部の大きさに違いがあり、貞七の方が少し大きいことが特徴だということです。 貞治は68年の生涯において、336体におよぶ作品を残し、稀代の名工と呼ばれていたということです。 この特別展「高遠石工 石仏写真展」は、9月28日まで高遠町歴史博物館で開かれています。
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箕輪中学校にタブレット端末導入
箕輪町教育委員会は情報通信技術を活用した学力育成事業として27日、タブレット端末140台を箕輪中学校に導入しました。 この日は、箕輪中学校の各学年代表が、平澤豊満町長からタブレット端末を受け取りました。 これは長野県が推進する、情報通信技術、ICTを活用した学力育成事業の一環として、箕輪町教育委員会がおよそ2,400万円をかけて行ったものです。 箕輪中学校は、平成25年度に県内の中学校では唯一、モデル校に指定されています。 町教育委員会では、タブレットを活用して、個々での判断能力や、共同学習、基礎学力アップにつなげていきたい考えです。 平澤町長は、「皆さんが大人になる頃はICTの活用が当たり前な社会になっている、しっかり活用して欲しい」と話していました。 町教育委員会は、「指導する教師のスキルも上げていき、必要なアプリなどを積極的に活用していく」ということです。 県では、箕輪中学校から情報を収集して、県内の小中高校のICT整備に役立てるとしています。
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駒ヶ岳登山遭難事故から命の大切さ学ぶ
1913年大正2年に発生した中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳登山遭難事故。 事故から101年が経過した27日、箕輪中部小学校で慰霊の日の行事が行われました。 慰霊の日の行事では登校した児童が学校内に建立されている遭難の碑に花を手向け、手を合わせていました。 この行事は遭難事故を後世に伝えようと児童会が中心となって毎年8月27日に行われています。 駒ケ岳登山遭難事故は、1913年大正2年に起きたものです。 集団登山中、暴風雨にあい児童、教師あわせて11人が命を落としました。 この日は他に、命の大切さを考える会が開かれ、全校児童およそ700人が、箕輪中部小学校で過去に起きた、駒ケ岳登山遭難事故などについて考えました。 児童からは「亡くなった人たちの分も頑張りたい」、「事故のことを忘れず自分たちが伝えていきたい」などといった意見が出ていました。 会では、地域の「安全みまもり隊」の人たちに感謝の歌を歌いました。 みまもり隊の原健児会長は、「事故には気をつけてください。皆さんの命を守るため、これからも見守っていきます。」と話していました。
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南信水稲作柄概況「平年並み」
関東農政局長野地域センターは、今年の水稲の作柄概況を発表しました。全県では「やや良」南信は「平年並み」となっています。 8月15日現在の作柄概況によりますと、南信の作柄の良否は「平年並み」となっています。 穂数は「やや少ない」、1つの穂当たりのもみ数は「平年並み」、全もみ数は「平年並み」、登熟は「やや良」となっています。 県内では、6月から7月にかけて平年を上回る気温で経過したことなどから生育が進み、出穂最盛期は、平年に比べ3日ほど早くなったとしています。 登熟は8月上旬・中旬が雨が多く、日照不足であるものの、それ以前が良い条件だった事から「平年並み」としています。
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経営体・新規就農セミナー
農業の担い手となる経営体や新規就農者を対象にした合同セミナーが、27日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。 セミナーは、地域の活性化や儲かる農業を目指し、上伊那地域の農業の今後のあり方や進め方について考える機会にしようと開かれ、150人ほどが参加しました。 御子柴 茂樹組合長は「上伊那の農業形態をどうして行けばいいのか、あすにつながるものを持ち帰って欲しい」と挨拶しました。 セミナーでは、東京農業大学の谷口 信和教授が「農地と環境・暮らしを守る農業振興」と題して講演しました。 谷口教授は「国は、農業・農村全体の所得を今後10年で倍増させるといっているが、そもそも農業が何を指しているのか不明であり、現状も行き先も示していない。」と批判しました。 担い手については、「大規模経営体・家族経営・新規就農者などを総動員しないと地域の農業は持たないのではないか。地域全体の解決の中に、経営体の解決のあり方もある」と話していました。
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ジオパークにちなんだ商品が登場
来月27日から伊那市で開かれる日本ジオパーク全国大会まで1か月余りとなりました。 市内の菓子店や飲食店では、南アルプスジオパークにちなんなだアイデア商品が登場しています。 ドーナツ断層まんじゅうにジオ丼。 これらは、伊那市が全国大会に向け、ジオパークに関する商品の開発を呼び掛け作られたものです。 伊那市に申請し、許可が得られればロゴマークが1年間使用できます。 洋菓子などを扱っている伊那市美篶のパティスリーもへじでは、ドーナツ断層まんじゅうを作りました。 白あんと黒あんの2種類を使って断層を表現しました 来月20日頃から1個120円で販売されます。 伊那市中央のカジュアルレストランしらかばでは、ソースカツなどをつかったジオ丼を提供しています。 8月11日から1990円で提供をしていて、特に県外から訪れた人に好評だということです。 伊那市富県で天然水を販売している有限会社いすゞは、ジオパークのロゴ使用許可第一号です。 全国大会では、いすゞで販売しているときわの命水にロゴを貼って販売する他、1000本を伊那市に寄贈する予定です。 伊那市では、多くの店などにジオのロゴを使って欲しいと呼びかけています。
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長谷小と千葉の児童が交流
伊那市長谷に3泊4日で農山村留学に訪れた千葉県の小学生が25日、長谷小学校の児童と長谷地区に古くから伝わるざんざ節を踊るなどして交流しました。 22日から25日まで農山村留学に訪れていたのは、千葉市立作新小学校の6年生111人です。 最終日の25日は、長谷小学校を訪れ、長谷地区に伝わる「ざんざ節」を踊り交流しました。 千葉の小学生たちは、ざんざ節保存会の動きを手本に見様見真似で踊っていました。 また、手作りの名刺を交換するゲームが行われ、児童たちはグループになって自己紹介をしていました。 最後は、南アルプス国立公園指定50周年記念式典に合わせて作られた合唱曲「讃歌長谷」を全員で歌いました。 千葉の小学生たちは、この日の交流会で一緒に歌えるよう練習をしてきたということです。 長谷小の代表児童は「楽しい交流会が出来ました。また、長谷に遊びに来てください」と呼びかけていました。 作新小学校の児童は、3泊4日の農山村留学を終え25日千葉に帰りました。 長谷での農山村留学は10年以上続いていて受け入れた小学生は延べ1500人になります。
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伊那市平沢の産業用地 売却見込み
伊那市が所有している平沢の鳥居沢工業団地の産業用地が、伊那市西町に本社をおく株式会社伊東電機工作所に売却される見込みとなりました。 26日は、伊那市役所で調印式が行われ、株式会社伊東電機工作所の伊東康之代表取締役社長と伊那市の白鳥孝市長が、産業用地取得の仮契約を結びました。 株式会社伊東電機工作所は伊那市西町に本社をおく、産業用機器製造メーカーです。 市内に4つの工場があり、従業員数は30人です。 売買の仮契約を交わした用地は、伊那市平沢の鳥居沢工業団地の1区画です。 広さはおよそ12,330㎡、金額はおよそ9,600万円となっています。 株式会社伊東電機工作所は用地取得後、平成28年2月操業開始を目標に、新しく本社を建設し、現在の生産設備すべてを移動させる予定です。 新規分野として、福祉の現場で使う機械やロボット分野にも取り組み、4、5人の新規雇用を計画しているということです。 白鳥市長は「信州らしい景観が広がる場所から、効率の良い生産、開発、雇用を願っています」と話しました。 なお、鳥居沢工業団地の残りの1区画については、引き続き用地取得を希望する企業を募り、誘致していくとしています。
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駒ヶ根市の写真愛好家 心花さん写真展
駒ヶ根市在住の写真愛好家、心花さんの写真展が、南箕輪村の大芝の湯で開かれています。 心花さんは駒ヶ根市在住で、去年の夏に本格的に撮影を始めたということです。 会場には12点の作品が並んでいて、今年の春から夏にかけて駒ヶ根市や伊那市で季節の花を中心に撮影したということです。 心花さんの写真展は31日(日)まで南箕輪村の大芝の湯で開かれています。 それでは天気予報です。
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伊那消防署職員 迷惑行為で懲戒処分
飲食店で酒を飲み他の客に迷惑行為をしたとして伊那消防組合は伊那消防署の職員を戒告の懲戒処分にまた上司2人を厳重注意したと発表しました。 伊那消防組合によりますと戒告の懲戒処分を受けたのは、伊那消防署の男性職員49歳です。 この職員は今月6日に伊那市内の飲食店で酒を飲んだ際、他の客に迷惑行為をしたということです。 これにより上司の54歳と55歳の職員2人が厳重注意を受けています。 組合では「住民の信頼を失墜する行為をお詫びします。 今後は倫理研修に努め再発防止に取り組みます。」とコメントしています。
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伊那市未収金減少
平成24年度末で8億2千万円だった伊那市の未収金は平成25年度末で1億7千万円減り6億5千万円となっています。 伊那市では市税などの徴収率向上を目指し債権徴収プログラムを策定しています。 平成25年度の未収金は6億5千万円で平成17年度末の16億8千万円と比べ10億3千万円の減少。 平成24年度の8億2千万円と比べ1億7千万円の減少となっています。 これについて伊那市監査委員は意見書で税務課をはじめとする職員の努力の成果が表れたものとしたうえで、少子高齢化による生産年齢人口の減少などにより市税収入の増加を期待することは出来ない状況が続くとして徴収管理を確実に実行することで収入の確保に努めるよう求めています。
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実質公債費比率改善など財政健全化進む
伊那市の白鳥孝市長は25日開かれた定例記者会見で財政指標となる実質公債費比率の改善など市の財政健全化プログラムが進んでいるとの考えを示しました。 市によりますと平成25年度の伊那市一般会計は実質収支およそ9億6千万円の黒字となっています。 標準財政規模に対する借金返済額の割合を示す実質公債費比率は14.2%で前の年度から0.9ポイント改善しています。 また標準財政規模に対し将来支払う借金の割合、将来負担比率は88.6%で前の年度から12.6ポイント改善しています。 市では第三セクター等改革推進債で20億円を計上していましたが、下水道事業の負担が減少したことや基金の積み増しにより財政健全化が進んでいるとしています。 白鳥市長はほかに伊那北保育園建設工事について5千万円を追加する補正予算案を9月議会で計上する考えを示しました。 伊那北保育園の建設については4つの事業者が参加し入札が行われましたが、いずれも予定価格を上回り不落となっていました。 今回の補正予算案が可決されれば9月に再入札が実施される予定です。
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学力テスト結果校名公表せず
文部科学省が4月に行った全国学力テストの結果が25日、各自治体の教育委員会に報告されました。 伊那市教育委員会では学校名を明らかにした結果の公表は行わないことが確認されました。 25日は伊那市役所で教育委員会定例会が開かれ小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力テストの調査結果の公表の仕方について確認されました。 市教育委員会ではこれまで同様、学校名を明らかにした調査結果の公表は行わないこととしています。 また具体的な点数の記載や全国、県との直接的比較をせず、文章的表現で公表することとしています。 これについて市教育委員会では、調査結果の公表は学校の序列化や過度な競争につながるおそれがあるためとしています。 全国学力テストの結果については各教育委員会の判断で学校名を明らかにした調査結果の公表を行うことは可能とされています。 箕輪町教育委員会では各学校で結果を分析し文章的表現で傾向などについて保護者に説明するとしています。 南箕輪村教育委員会では各学校ごとの対応とし点数ではないかたちで保護者に説明するとしています。
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ふるさとメッセンジャー任命
伊那市は情報発信力を活かし、自ら率先して伊那市のPR活動をする「ふるさとメッセンジャー」として、伊那市日影出身の高沖清乃さんを任命しました。 25日伊那市役所でふるさとメッセンジャー委嘱式が行われ、高沖清乃さんに白鳥孝伊那市長から委嘱状が手渡されました。 ふるさとメッセンジャーは、伊那市にゆかりがあり、自身の活動分野での情報発信を通じて伊那市の活性化につながる効果が期待できる人を委嘱するものです。 高沖さんはインターネットでレギュラーコラムなどを執筆していて、妊婦の3人に1人が利用するという国内最大級のマタニティメディアを運営しています。 現在、2歳と5歳の男の子を子育て中の高沖さんは、長男が小学校に入学するのを機に、伊那市に移住を考えているということです。
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箕輪町 平澤町長29日までに進退表明
任期満了に伴う11月の箕輪町長選について平澤豊満町長は、その進退を29日までに表明することを25日明らかにしました。 これはこの日箕輪町役場で開かれた、町と報道機関との定例懇談会の中で、平澤町長が明らかにしたものです。 平澤町長は現在73歳で、初当選は平成14年の11月、3期12年箕輪町の舵取りをしてきました。 箕輪町長選挙は、11月11日告示、16日投開票となっていて、既に新人2人が出馬の意向を示しています。
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早生種「幸水」「つがる」選果始まる
箕輪町のJA上伊那箕輪果実選果場で、秋の味覚、梨とりんごの選果が25日から始まりました。 この日は、職員などおよそ30人が、梨とりんごの選果作業に追われていました。 出荷が始まったのは、早生種の梨「幸水」とりんごの「つがる」です。 JA上伊那によりますと、今年は、大型の台風がいくつか上陸したため、実の落下や生育不良など心配していたということですが、被害も少なく、順調に育ったということです。 去年の梨の出荷量は、凍霜害による被害が大きく例年に比べて5割ほどに落ち込んだということですが、今年は、梨、りんごとも例年並みか、それ以上になるということです。 初日のこの日は、上伊那地域の農家から梨とりんごが選果場に持ち込まれ、機械と人の手を使って大きさや色づきなどを選別し箱詰めしていました。 JA上伊那では、今年の「幸水」の出荷量を2万5千ケース、「つがる」の出荷量を5万ケースと見込んでいて、主に中京や東京方面に出荷されるということです。 選果作業は11月末まで続くということです。