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クラフト作家 柴和彦さん木の渓流魚展
箕輪町のクラフト作家、柴和彦さんによる木の渓流魚展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、流木などで作った、アマゴやニジマス、カジカなど、200点が展示されています。 渓流釣りが趣味の柴さんは、大好きな魚を作品にしようと、5年ほど前から制作を始めました。 毎年個展を開いていて、今年はモモンガやアマゴを狙うカワセミなど、魚以外のものにも挑戦しました。 柴和彦さんの「木の渓流魚展」は、10日(月)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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箕輪西小学校 6年生に感謝する会
卒業を間近に控えた6年生に感謝する会が、6日、箕輪西小学校で開かれました。 5年生の児童が手作りした花のアーチをくぐって6年生が入場しました。 この日は学年ごと発表が行われ、5年生は、感謝の気持を俳句にして発表していました。 発表のほかにも、手作りのお守りや首飾りなどが6年生にプレゼントされました。 最後に6年生は、お礼に歌を披露しました。 将来、別々の道を歩んでも、同じ故郷の空の下に、また集まろうという思いを込めて唄ったということです。 箕輪西小学校の卒業式は、15日(土)に行われます。
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【3.11の今】 循環バイオガス 今、フクシマで
伊那市西箕輪で酪農を営む小野寺さん一家。 早朝からの搾乳を終え、ほっとひといきのお昼ごはんです。 小野寺瓔子さん66歳。 ご主人の哲也さん、長男夫婦と一緒に酪農を営んでいます。 お昼前の午前11時、今日は長男の奥さん歩さんが調理当番です。 ハヤシライスの具材を炒め、煮込みます。 きれいな青色に燃えるこのガスには、小野寺さんの脱原発の思いが込められています。 午前7時、瓔子さんの一日がはじまります。 自宅から近くの畜舎へ。搾乳です。 搾乳を終えると牛の糞を集めて水と一緒に投入口にいれています。 これがさきほどのガスを生みます。 投入口から入れられた牛の糞は、醗酵時にメタンガスを出します。 そのガスが自宅と牛舎で使われています。 自宅では、調理用に、牛舎では、搾乳の時に使われる器具やパイプラインの洗浄に使われます。 さらに発酵を終え排出されるものは、液肥として田畑や牧草地に帰っていきます。 液肥は、まったくにおいはなく、肥料としても優れていることが数値的にも証明されています。 牛がその牧草をエサとして食べるので、循環のサイクルが出来上がっているのです。 農業がしたくて農業関係の大学に進んだ瓔子さん。 活性汚泥について学び、企業入社後も活性汚泥の研究を続けました。 昭和51年、哲也さんと結婚し三宅島で念願の農業を始めました。 昭和56年、伊那市西箕輪へ。現在50頭の乳牛を飼育しています。 瓔子さんはチェルノリブイリ原発事故に不安を覚え原発反対を訴えました。 そして、自然エネルギーに着目したのです。 「反原発運動の無力感。自ら自然エネギーに挑戦することで発信したい」 プラントを作ったのは18年前。 もともと活性汚泥について学んでいた瓔子さん。 信州大学農学部の学生たちの協力で完成させました。 小野寺さんの家では、電気やプロパンガス、薪、そしてバイオガスを生活していくためのエネルギーとして活用しています。 調理でのバイオガスの占める割合は、7割を超えるといいいます。 このバイオガスの技術は、今福島で産声を上げようとしています。 伊那と福島の違いは、放射性物質の有無です。 フクシマでは、ウクライナで確立された技術を使い放射能を除去します。福島県郡山市にある会津地鶏の共同作業所では、以前は鶏糞を販売していましたが、今行き場所を失っています。 18年間、伊那で動き続けたバイオガスのシステムが今、フクシマで。
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伊那市景観計画住民説明会 始まる
伊那市は来月からの景観計画の実施を前に計画の説明を4日からスタートさせました。説明会は、24日まで市内9か所で開かれる予定です。 4日は手良公民館で説明会が開かれ、市の担当者が集まった人たちに2月に策定した景観計画の概要について話をしました。 土地利用については、「市街地」や「田園」、「山地と森林」、「山岳と自然公園」の4つの区域に分け、建物の配置や高さ、色彩などについて基準を設けています。 市の担当者は「ログハウスで使われる塗料のうち基準から外れる物がある」、「太陽光発電システムも届け出の対象になる」と話していました。 一定規模の住宅や駐車場などの新築や改築を行う場合は、4月1日から、市内全域で事前の届け出が必要となります。 伊那市では、住民の代表者などで組織する景観協議会を来年度の早い時期に立ち上げ、計画の推進や提言を行っていくとしています。
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桜の開花予想 高遠 4月13日
日本気象協会は5日、今年の高遠城址公園の桜の開花予想日を4月13日と発表しました。日本気象協会の発表によりますと、今年の高遠城址公園の桜の開花は平年より1日遅く、去年より9日遅い4月13日と予想しています。 満開は、平年より1日遅く、去年より8日遅い4月18日と予想しています。
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新山小できのこの菌打ちを体験
伊那市の新山小学校の児童が2月26日、キノコの菌打ちを体験しました。 今年の秋には収穫ができるものもあるということです。 この日は、新山小学校の児童が、地元住民でつくる「新山山野草の会」の協力で、シイタケやナメコ、クリタケの菌打ちを体験しました。 「新山山野草の会」が、子供たちに地域の人との関わり合いの中で、地元の文化にふれてもらおうと企画したものです。 用意されたのは、ナラの木とクルミの木およそ30本です。 最初に上級生が菌を打ちつけるための穴をドリルであけていました。 下級生は穴に合わせて長さ1センチほどのキノコの菌を、金槌や木槌で打ちつけていました。 菌を打ちこんだ木からは、ナメコが一番早く成長するということで、今年の秋には収穫できるそうです。 とれたキノコは、給食などで味わう計画です。
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第8回南信地区会員展 9日まで
長野県水墨画協会が主催する第8回南信地区会員展が6日から、伊那市の伊那文化会館で開かれます。 会場には南信支部の会員の作品104点が展示されています。 審査の結果、伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、箕輪町の有賀妙子さんが優秀賞、箕輪町の日野源七さんが奨励賞を受賞しました。 作品展は、6日から9日まで伊那文化会館で開かれます。
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降雪16センチ 飯田線に遅れ
前線を伴った低気圧の影響で、伊那地域5日未明から重たい雪が降り始め16.8センチ積もりました。 踏切で動けなくなった車によりJR飯田線に遅れが出たほか、伊那市高遠町の一部で倒木により停電しました。 雪の影響でJR飯田線では午前7時頃、伊那市西春近の表木線踏切でスリップにより動けなくなった軽乗用車の女性が非常ボタンを押し、信号に気づいた列車が緊急停車しました。 列車は午前6時18分辰野駅発、天竜峡駅行きの2両編成で、乗客、乗務員70人と軽乗用車の運転手にケガはありませんでした。 停止した列車は、安全点検をして、およそ1時間後の午前8時に運転を再開しています。 この緊急停車で飯田線のダイヤに最大1時間の遅れや運休が出て、利用客に影響が出ました。
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【3.11の今】 全村避難の夫婦の今
現在、伊那市東春近で暮らしている小泉孝一さん・百合子さんは、13年前、昔からの憧れだった田舎暮らしの夢を叶えるため、福島県葛尾村に引っ越しました。 葛尾村は、人口1,500人ほどで、山々に囲まれた自然豊かな環境にあります。 およそ5,000坪の家の敷地には、2人で作った露天風呂、ピザを焼く窯、花畑のような庭、池などがあり、1年を通して友人達が遊びに来ていました。 2人の1番の楽しみは、ガーデニングです。 毎日手入れをして、庭を数えきれないほどの花でいっぱいにしました。 周囲の人とも打ち解け、楽しい毎日を送っていた3年前。 東日本大震災が発生。 住んでいた葛尾村は最大震度5強を観測しました。 葛尾村は、福島第一原発から30キロ圏内にあり、「避難指示解除準備区域」に指定されました。 地震が発生した次の日、「村民は全員役場に避難」との指示があり、小泉さん夫妻は1日分の服とペットを抱えて避難しました。 福島県と長野県の5カ所の施設を転々とした避難生活は、およそ1年続きました。 葛尾村は、全村民が避難を余儀なくされていて、住むことは認められていません。 小泉さんの自宅周辺は、去年の8月に1カ月かけて除染作業が行われました。 花でいっぱいだった家・・・ 今は何もありません。 小泉さん夫妻が、また葛尾村でガーデニングを楽しめる日は来るのでしょうか。
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公立高校後期選抜志願者数第2回目予定数調査発表
長野県教育委員会は、11日に行われる公立高校後期選抜試験の2回目の予定数調査をまとめ、4日発表しました。 伊那北高校理数科は3.75倍、普通科は0.96倍となっています。 それでは上伊那8校の志願状況をお伝えします。 辰野普通は61人で0.85倍、商業は16人で0.80倍となっています。
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農閑期を利用してむしろ作り
箕輪町富田の安藤国男さんは農閑期を利用して、わらで編んだ敷物、むしろを作っています。 安藤さんは、子どもの頃父親からわら細工を教わり、今でも草履やわらじ、暮れになるとしめ飾りなどを作っています。 むしろは、10年ぶりにもう一度作ってみようと始めたもので、昔の道具を使い新たにむし織機をつくりました。 なった縄を何重にも巻きつけ、横からわらを通し、はたおりと同じ方法で織っていきます。 完成したむしろは秋に、そばの実やまめなどの天日干しで使うということです。 安藤さんは、「むしろは水分を吸収するので使い勝手が良い」と話していました。 むしろ作りは、3月いっぱい行われます。
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8日9日 チューリップまつり
春の花、チューリップの出荷が始まっています。 8日9日には伊那市西箕輪のみはらしファームでチューリップまつりが開かれます。 伊那市美篶の春日彰さんのハウスでは、県外やチューリップまつりに出荷する準備が行われています。 春日さんのハウスでは2万鉢のチューリップを栽培していて、 まつりでは、咲き始めた2500鉢46種類が販売される予定です。 チューリップまつりは、8日9日の2日間、伊那市のみはらしファームで開かれます。
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伊那中央病院 経営改革プランまとまる
伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合は平成30年度までに新たに北棟を増築することや日帰り人間ドックの受診者数を年間、現在160人から4000人などとする目標をまとめました。 2日の夜は、伊那中央病院運営審議会が開かれこれらを盛り込んだ経営改革プランが示されました。 プランは、平成26年度から平成30年度までの5年間を計画年度としています。 それによりますと、日帰り人間ドックが受診できる健診センターや手術前の患者が入院前に検査を行う術前検査センター、不足している更衣室や休憩室などを備えた北棟を平成30年度までに増築する計画です。 日帰り人間ドックは、平成24年度現在、年間160人ですが平成30年度には4000人を目標とし、諏訪赤十字病院と同程度にしたいとしています。 人間ドックの充実により、専門的な健診によるがんの早期発見や、上伊那医療圏からの受診者流出をくいとめ、住民ニーズに応えていきたいとしています。 また、がん発見のための高精度な画像診断装置PET―CTを導入し、高度医療の充実を図るとしています。 北棟増築のスケジュールは、4月病院内でプロジェクトチームを立ち上げ進めていくとしています。 これらを盛り込んだ経営改革プランは3日、了承されました。
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【3.11の今】原発事故で自主避難 母と娘の今
福島県会津若松市で一人暮らしをしている半澤勝子さん。 東京電力福島第一原発事故で近くに住んでいた娘と孫3人が伊那市高遠町に避難し3年が経ちます。 勝子さんは「こんな老後になるとは夢にも思わなかった。人生で一番のんびりゆったり。これから仲良く生活していこうって思った時にこんなことになるなんて。」と話します。 勝子さんも避難を進められましたが、残ることにしました。 福島原発から会津地方まではおよそ100キロ離れていて放射能に不安を抱えながらも住民の多くは留まり生活を続けています。
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町議会3月定例会 開会
箕輪町議会3月定例会が3日、開会し町側から平成26年度一般会計当初予算案など26議案、が提出されました。 一般会計当初予算案は総額88億8,000万円です。 この他、安心安全なまちづくりの強化として、セーフコミュニティに関する条例制定案の他、箕輪中学校の給食施設の建設に2億9,600万円、箕輪北小学校の多目的教室と特別教室の増築に2億8,700万円などを盛った、今年度補正予算案など26議案です。 町議会3月定例会は10日、11日が一般質問、17日に委員長報告と採決が行われます。
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村議会3月定例会 開会
南箕輪村議会3月定例会が3日、開会し村側から平成26年度一般会計当初予算案など28議案が提出されました。 一般会計当初予算案は過去最大規模となる総額57億8,000万円です。 この他、0歳から6歳児の人口増加に伴い保育園の定員を増やす、保育園設置条例の改正案や村営水道に関する条例改正案など、28議案が提出されました。 村議会3月定例会は12日、13日が一般質問、14日に委員長報告と採決が行われます。
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伊那谷遺産 新たに9件追加
伊那谷の先人が残した土木建築物や自然災害の歴史が残された遺構を後世に伝えていこうという、伊那谷遺産に新たに9件が追加されました。 国土交通省・天竜川上流河川事務所は治水や自然災害の歴史を後世に引き継いでいこうと伊那谷遺産プロジェクトを立ち上げました。 平成24年から指定を始め、これまでに89件が登録されています。 今回新たに追加された9件のうち、伊那ケーブルテレビ放送エリア内に関係するものは6件です。 このうち「ふるさと美篶の水の話」は、1995年、平成7年に美篶小学校4年1組の児童が1年間にわたり、学習の一環として行ったものです。 美篶地区にどのように水がひかれたか、一番井と二番井、北原平八郎の苦労について調べ、まとめた冊子です。 このほか、伊那市長谷の溝口路頭や、伊那市高遠町の板山路頭、伊那市美篶青島の千社参り、伊那市高遠町の芝平集落と芝平石灰岩採掘場跡、天竜川左岸や三峰川沿いなどに見られる段丘崖及び断層崖の斜面樹林が選ばれました。 選定対象地域は、上伊那地域と飯田下伊那地域の22市町村で、今回追加分を含め98件が選ばれています。 伊那谷遺産は当初100件を目標に選定を進めてきましたが、今後も地域の意見を基に、数にこだわらず逐次追加して行く考えです。
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語り継ぐ‘濁流の子’プロジェクト 来年度から
1961年昭和36年に伊那谷を襲った三六災害の教訓を伝える「語り継ぐ濁流の子プロジェクト」が立ち上がり取り組みが始まります。 この取り組みは、土木や自然、暮らしにまつわる先人の足跡を後世に残す活動を行っている人と暮らしの伊那谷遺産プロジェクト選定委員会がコーディネートをつとめ飯田市にある天竜川総合学習館かわらんべ、天竜川上流河川事務所、信州大学附属図書館が連携し実施するものです。 3日は駒ヶ根市の天竜川上流河川事務所で記者会見が開かれ選定委員会委員長で信州大学副学長の笹本正治さんが概要について説明しました。 三六災害は1961年昭和36年6月の大雨による災害です。 6月1か月間の降水量を越える量の雨が1日で降り、河川の氾濫や土砂崩落がおこりました。 これにより多くの死傷者、行方不明者を出すなど大きな被害となりました。 この三六災害で被災した小中学生が当時の思いを綴った作文集が「濁流の子」です。 1964年昭和39年に発行されたこの本は選定委員会から伊那谷遺産に選ばれています。 「語り継ぐ濁流の子プロジェクト」ではこの作文集が災害の教訓伝承の象徴的なものだとして、その記憶と経験を伝え地域の防災力向上につなげる考えです。 具体的には災害に備えるための知恵や教訓などの情報を収集整理するほかそれらをデジタル化し記録、公開します。 またこれら取り組みにより地域の自助、共助の精神を醸成するとしています。 プロジェクトでは3つの実施主体が連携し取り組みを推進します。 天竜川総合学習館かわらんべは「語り継ぐ濁流の子文庫」を新たに整備し資料の収蔵を担当します。 天竜川上流河川事務所は収集整理した資料をデジタル化するデジタルアーカイブスを行います。 信州大学附属図書館は電子書庫語り継ぐ濁流の子アーカイブスを新たに整備し情報発信を行います。 このプロジェクトは平成26年度から平成30年度までの5年間を計画しています。
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飯田下伊那地域 スギ花粉の飛散開始
飯田保健福祉事務所は、3月1日に飯田下伊那地域でスギ花粉の飛散が始まったと、3日に発表しました。 飯田保健福祉事務所によりますと、2月28日から3日連続で、飛散開始の基準となる1平方センチメートルあたり1個以上の花粉を観測したため、平年よりやや遅い、3月1日飛散開始となりました。 今年のスギ・ヒノキの花粉飛散量は、平年と比べてやや少ないと予測していますが、花粉症の人は早めに医療機関や薬局に相談するなど対策を呼びかけています。
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伊那市議会開会 41議案提出
伊那市議会3月定例会が3日開会し市側から平成26年度一般会計当初予算案など41議案が提出されました。 一般会計当初予算案は総額302億2,000万円です。 この他、除雪費の増額についての専決処分承認を求めるものや、地域自治区のあり方を審議するため新たに設置する、伊那市地域自治区制度審議会条例案など41議案が提出されました。 市議会3月定例会は10日から12日まで一般質問、20日に委員長報告と採決が行われます。
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第1回よみがえれ古布 手造り仲間達展
着物や布団などの、古い布を使った作品の展示即売会「第1回よみがえれ古布手造り仲間達展」が2月28日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、中南信に住む21人の作品、およそ800点が並んでいます。 着物や布団の布など、古い布で作った洋服や小物があり、その場で購入することができます。 ある出展者は「捨てずにとってある着物の良さを手にとって感じてもらいたい」と話していました。 「第1回よみがえれ古布手造り仲間達展」は、来月3日までかんてんぱぱホールで開かれています。
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旧井澤家住宅 雛祭りに合わせ雅楽の演奏会
伊那市西町の旧井澤家住宅で2日、雅楽演奏会が開かれました。 演奏を披露したのは、東京都在住でプロの女性雅楽演奏家3人です。 雅楽は、平安時代から伝わる世界最古のオーケストラといわれています。 演奏会は、3日まで開催されている伊那部宿の雛祭りに合わせて開かれたもので、会場には県内外から約100人が集まりました。 中には、着物を着て参加している人もいました。 建物内には、幻想的な雅楽の調べが響いていました。
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「キッズ王国」 手作りの遊び 親子で楽しむ
小学校低学年以下の子どもを対象にしたイベント「キッズ王国」が2日、伊那市の伊那公民館で開かれました。 キッズ王国は、冬の子ども達の遊び場として伊那市公民館運営協議会などが開いているもので、今年で22回目です。 会場には、新聞紙を使った紙のプールや小麦粉粘土、魚釣りなど7種類の手づくりの遊びが用意されました。 紙のプールでは、子ども達が両手いっぱいに新聞紙を持って遊んでいました。 伊那公民館では「寒いからといって家にいるのではなく、外に出て色々な人と関わりをもって遊んでもらいたい」と話していました。 イベントでは、市内の中学生らがボランティアで運営の手伝いをしていました。 会場には、およそ700人の親子が訪れ、休日のひと時を楽しんでいました。
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過去最多のエントリー 長野県ロードレース伊那大会
第49回長野県ロードレース伊那大会が、2日、伊那市営野球場を発着に開かれました。 今年は過去最多の954人がエントリーしました。 大会は伊那市や長野県陸上競技協会などが毎年開いていて、今年は県内から857人、県外から97人がエントリーし、過去最多となりました。 一般の部、高校の部、40歳以上の壮年の部、女子の部、中学男子の部にわかれ、5キロから16キロのコースを走ります。 もともと競技ランナーの大会でしたが、最近の健康志向の広がりで市民ランナーの参加が増えているという事です。 参加者は、沿道の声援に応えながらそれぞれのペースで完走を目指していました。
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春の全国火災予防運動 7日まで
3月7日まで全国一斉に春の火災予防運動が行われています。 2日は、上伊那在住のアイドルグループ、パラレルドリームが一日消防署長を務め、火災予防を呼びかけました。 伊那消防署の一日消防署長を務めたアイドルグループ、パラレルドリームが、アピタ伊那店で買い物客に火災予防を呼びかけました。 伊那消防署の武井修署長から委嘱書を受け取ったメンバーは、署内を見学しました。 伊那消防組合管内では、去年1年間に62件の火災が発生していて、うち26件が建物火災、損害額は、1億1,700万円となっています。 アピタ伊那店のふれあい消防広場では、一日消防署長のパラレルドリームが、買い物客にチラシなどを配り、火災予防を呼びかけました。 伊那消防署などでは、「春先は空気が乾燥し風も強いので、火の取り扱いに十分注意してほしい」と呼びかけています。
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【3.11の今】 「高遠町と猪苗代町 保科正之が紡ぐ絆」
「助け」(江花さん) 「絆」(小桧山さん) 「支える気持ち」(北原さん) 福島県耶麻郡猪苗代町。 3年前の原発事故の風評被害に今も苦しんでいます。 旧高遠町と猪苗代町は高遠城主保科正之が縁で平成16年に友好提携しています。 しかし伊那市との合併をさかいに交流が衰退傾向にあったといいます。 そんな時、高遠地区住民有志が民間の活力で交流を継続させようと、故伊東義人さんを会長に伊那市友好協会が発足しました。 現在会員は100人程で互の催しに積極的に参加し、交流しています。
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伊那華のみそ娘 寒仕込み
JA上伊那の特産みそ「伊那華のみそ娘」の寒仕込みが本格化しています。 蒸した米に麹菌をつけて2日間おき、大豆とあら塩を混ぜておけに入れていきます。 伊那市東春近の主婦15人でつくる加工組合が毎年農閑期のこの時期に仕込んでいて、今年で15年目を迎えます。 味噌の消費量は年々減少気味で、今年は在庫調整のため、去年の12トンから6トンと生産量を半減させるということです。 伊那華のみそ娘は、伊那産のコシヒカリと大豆を使用しています。 組合長の小林都志子さんは、「地域の学校でも使ってもらっている安心で安全な味噌。ぜひ多くの人に味わってもらいたい」と話しています。 味噌の仕込みで特に大事なのは、麹づくりです。 味を左右するというその作業は、蒸らした米を42度まで下げて、麹菌をまぶしていきます。 組合発足当初から参加している人が多く、息のあった仕事ぶりでてきぱきと進めていました。 味噌は、1年間ねかせてJAの直売所などに出荷されていきます。 仕込みは、3月20日頃まで行なわれます。
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伊那市内最大規模 竜東保育園完成
施設の老朽化などにより建て替えが進められていた、市内最大規模となる、伊那市狐島の竜東保育園が完成しました。 1日は竣工式と施設見学会が行われ、地域住民に園舎が開放されました。 新しい竜東保育園は、鉄筋コンクリートの2階建てです。 保育室は全部で10室あり、壁には杉が使用されています。 定員は220人で、市内最大です。 ペレットボイラーが導入されていて、未満児室には床暖房が入っています。 太陽光発電パネルも設置され、発電した電力は売電し、保育園の運営費にあてられます。 総事業費は6億8千万円で、主に合併特例債で賄います。 竜東保育園の建て替えは施設の老朽化や伊那市の保育園整備計画に基づき行われました。 平成27年度から、伊那東保育園が閉園となり、竜東保育園と伊那北保育園に統合されます。 新しい園舎での保育は、準備が整い次第今月から始まる予定です。
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国少で親子のひなまつりイベント
3日のひな祭りを前に、親子で交流するイベントが1日と2日の二日間、伊那市高遠町の国立信州高遠青少年自然の家で行われています。 このイベントは、親子で交流を深め、ひな祭りを楽しんでもらおうと国少が初めて行いました。 11家族、35人が参加し、2日間にわたり、雛人形の形のケーキを作ったり、レクリエーションをして交流を深めます。 レクリエーションでは、体を使ったじゃんけんや、輪になって相手を追いかけるゲームをして楽しみました。 ロビーには、地域住民から寄贈された雛人形や、高遠高校美術部が制作した顔出し看板も飾られ、雰囲気を盛り上げていました。
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上伊那のほとんどの高校で卒業式
上伊那地域のほとんどの高校で1日、卒業式が行われ、およそ1,200人が3年間の思い出の詰まった学び舎を巣立ちました。 上伊那地域では1日、伊那北高校と伊那西高校を除く7つの高校で卒業式が行われました。 このうち、上伊那農業高校では、146人が卒業を迎えました。 式では、小口俊幸校長から各クラスの代表生徒に卒業証書が手渡されました。 小口校長は「他の意見を聞く謙虚さを忘れず、個性を大切に生きていってほしい。卒業後も学ぶ事を忘れず、1日1日を過ごして下さい」と式辞を述べました。 卒業生を代表して北原茉由さんは、高校生活を振り返りながら新たな道へ踏み出す決意を述べました。 式の後、各クラスでは最後のホームルームが行われました。 3年A組では、担任から生徒1人ひとりに卒業証書が手渡され、生徒達はクラスメートや両親に感謝の言葉を話していました。 上農高校では、80人が大学や専門学校などへ進学します。 就職希望者は65人で、全員が内定しています。 なお、伊那北高校と伊那西高校の卒業式は、4日火曜日に行われます。