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グリーンファームで蘭の展示販売会
伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファームで1日から、蘭の展示販売会が始まりました。 広さ30平方メートルの会場いっぱいに、5,000鉢の蘭が並べられています。 コチョウランやシンビジウムなど色鮮やかな蘭およそ210種類です。 展示販売会は、花が咲く種類の多い毎年この時期に開かれていて、今年で12回目です。 500円の安価なものから、2万5千円以上のものまで様々です。 グリーンファームでは、「蘭は高価で育てるのが難しいというイメージがあるが、今回並んでいるものの多くは育てやすいものになっているので、多くの人に足を運んでもらいたい」と話していました。 また、新企画として蘭のオークションが行われています。 日替わりで5つの花が並べられ、自分の好きな額を記入し最も高い値を付けた人が購入できます。 第12回蘭展は、9日日曜日まで開かれています。
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【3.11の今】 被災地からドイツへ 小池真一さんの思い
去年発行された、ドイツの地方新聞。 東日本大震災の被災地の写真が掲載されています。 気仙沼市の、津波で打ち上げられた巨大漁船。
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11.7度 3月下旬の陽気
28日の伊那地域は、最高気温が11.7度と3月下旬並みの陽気となりました。 各地で残った雪を溶かす姿が見られ、雪どけも進みました。
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ケーブルプラス電話3月1日から予約受付開始
月額基本料がお得な伊那ケーブルテレビの新サービス、ケーブルプラス電話の予約受付が3月1日から始まります。 ケーブルプラス電話はNTTの固定電話と比べて基本料と通話料が安くなります。 月額基本料はNTTの1,600円に対し、ケーブルプラス電話は1,330円で月額270円、年間3,240円安くなります。 また通話料はケーブルプラス電話どうしの場合日本全国24時間、無料となるほか、県外へかけた場合、NTTと比べて最大およそ63%安くなります。 ケーブルプラス電話の予約受付は3月1日から始まります。 詳しくは伊那ケーブルテレビホームページでご確認いただくか73-2020までお問い合わせください。
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上伊那福祉協会「みんなの工夫コンテスト」
上伊那福祉協会が運営する福祉施設の職員が、現場実践の中での取り組みの工夫を発表するみんなの工夫コンテストが、27日、伊那市のいなっせで開かれました。 コンテストでは、福祉協会が上伊那で運営する11施設のうち6施設の8グループが発表しました。 このコンテストは、職員の研鑚を積む場として、またモチベーションアップや仲間作りにつなげようと去年から行われていて、今年で2回目です。 このうち、南箕輪村の南箕輪老人ホームの職員などでつくる認知症キャラバンメイトのメンバーは、認知症と家族のあり方についての寸劇を披露しました。 寸劇では、これまでのように買い物や料理ができなくなったおばあさんに対して、家族がどのようにすれば良いかを紹介していました。 キャラバンメイトは、「認知症に対する正しい知識を持ってもらい、困っている家族には、具体的な対処法をアドバイスしたい」と話していました。 会場には、福祉協会の職員など100人ほどが集まり、それぞれの施設の活動に理解を深めていました。
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フクシマで菜の花プロジェクト
チェルノブイリ原発事故で、放射能に汚染された土壌を菜の花の力で回復させる伊那谷発の菜の花プロジェクトが、今福島県で始まろうとしています。 NPO法人チェルノブイリ救援中部理事で南箕輪村の原富男さん。 今年1月から福島県郡山市の障害者就労支援施設で、菜の花や鶏糞からエネルギーを取り出し、排出液から放射能を取り除くプラントの建設を進めています。 3月中旬の完成を目指し、5月頃からの稼動を目指します。 原さんは、1986年のチェルノブイリ原発事故の5年後から粉ミルクや医療器械を現地に送る支援を始めました。 2005年頃からは、畑の徐染と地域振興への取り組みをはじめました。 菜の花のナタネ油からバイオディーゼル燃料をとり、放射能は、ゼオライトに吸着させ、排出液は、肥料として使うしくみで、「菜の花プロジェクト」と名づけました。 菜の花を栽培した後の2年間は、同じ畑で野菜を栽培してもセシウムが含まれないということがわかり、プロジェクトは、今後規模を拡大する計画です。 フクシマで展開しているプロジェクトは、バイオディーゼル燃料に加え、バイオガスを発生させるしくみが大きな意味を持ちます。 ここでは、共同作業所として会津地鶏の養鶏場を運営していて、鶏糞を活用しようという狙いがあります。 鶏糞は、原発事故の前は、肥料として販売していましたが、原発事故の後、放射性物質が検出されたため、販売を中止しました。 施設を運営する社会福祉法人にんじん舎の会では、試行錯誤を繰り返し、菜の花プロジェクトに行き着きました。 ここでの菜の花プロジェクトは、バイオディーゼル燃料を取り出した後、放射能が含まれる菜の花の茎や鶏糞を発酵させメタンガスを電力に変えて売電する計画です。 排出液は、ゼオライトで放射能を取り除き、液肥として活用します。 福島第1原発事故から3年、 4回目の春が訪れようとしています。
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【3.11の今】 被災地に灯りを 箕輪ブライトプロジェクト
福島県郡山市富田町にある仮設住宅。 ここでは、福島第一原発からおよそ10キロ地点にあり、全町避難をしている富岡町やその近隣の住民、およそ450世帯、800人が生活しています。 仮設住宅を照らす一灯のソーラー街灯。 箕輪町から届けられました。 ソーラー街灯を贈った箕輪ブライトプロジェクトは、町内の製造業や建築業の10社が参加して、自然エネルギーを活用した製品の開発を行っています。 町内6か所に太陽光や水力で発電する電灯を設置しています。 副会長を務める荻原直己さん。 箕輪町松島で太陽光パネルを使った製品の開発・製造を行う(有)NOTESの社長です。 荻原さんは、自分たちが製作したもので被災地のために何かしたいと、メンバーに声をかけます。 荻原さんは、「停電が起こったとき電気はつかない。ソーラー街灯は停電の時でも切れることのない電気として、真っ暗闇の中の不安がちょっとでも解消されればいいと思った」と話していました。 荻原さんの声を聴き、寄贈先を探したのは事務局で箕輪町商工会の高橋敏さんです。 ボランティア団体みのわ絆の会の代表として、被災地でどろかきなど、住環境を整える活動を続けています。 高橋さんが富岡町の仮設住宅をボランティアで訪れたことが縁で送り先に決まりました。 設置したのは、去年の9月28日。 プロジェクトメンバー5人が現地に街灯を建てました。 設置した街灯は、2日間の充電で、5日間闇を照らすことができます。 荻原さんは、「この電灯があってもなくても生活に変化はないと思う。停電などで普段の生活ができなくなったときに、初めてここに明かりがあると気づいてもらえればいい」と話していました。
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上農高校生徒対象の就農懇談会
伊那市やJA上伊那は、上伊那農業高校の生徒を対象に、将来、地元への就農を考えてもらうための懇談会を、27日、上農の同窓会館で開きました。 懇談会には、1年生から3年生までの、就農希望者や、農業関係の学校へ進学する生徒30人ほどが参加しました。 懇談会は、人口増加策や、農業振興のために、将来、上農生に地元で就農してもらいたいと伊那市などが初めて開きました。 白鳥 孝伊那市長は、中国などで爆発的に人口が増加し、今後、食料不足になる可能性があるとして、日本は自給率を上げなければならないと説明しました。 上伊那は、標高差があり、どんな分野の農林業もできる可能性に満ちた地域だとして、白鳥市長は、「せっかく高校で農業を勉強したのだから、可能性の高い地域である伊那谷で農業をやってもらいたい」と話していました。
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箕輪町大雪で除雪など1,130万円補正
箕輪町議会臨時会が27日、開かれ、2度にわたる今月の大雪の除雪費用と、被災した箕輪北小の体育館の復旧工事費用、合わせて1,130万円を追加する補正予算案が可決されました。 27日は、箕輪町議会臨時議会が開かれ、町側が大雪への対策を盛った補正予算案を提出しました。 今月8日からと、14日からの2度にわたる大雪に対応するために行った除雪や凍結防止剤の散布作業委託料などに、1,650万円。 また、大雪により、屋根の一部が破損した、箕輪北小学校体育館ミーティング室の復旧事業に290万円としています。 除雪には特別交付税1,000万円が交付され、箕輪北小の復旧事業には、建物災害共済金130万円が支給されるため、1,130万円を追加する補正予算案を提出しました。 差額分は、予備費から810万円を繰り入れます。 この補正予算案は全会一致で可決されました。
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美篶小学校児童が上原獅子舞クラブの獅子舞を観賞
伊那市の美篶小学校の児童は、27日、地域の文化を学ぶ社会科の授業で、地元の上原獅子舞クラブの獅子舞を鑑賞しました。 酔っぱらったひょっとこが眠っている獅子を起こし一緒に戯れる様子を表現したクラブオリジナルの獅子舞「楽獅子」が披露されると、子ども達は身を乗り出して見ていました。 地域の暮らしや文化を学ぶ社会科の授業の一環で、美篶小学校が上原獅子舞クラブに依頼したものです。 上原獅子舞クラブは、公民館の倉庫から古い獅子頭が見つかった事がきっかけで昭和55年に発足しました。 昔の資料が残っていなかったため、伊那市富県の歌舞劇団、田楽座に協力してもらいながらオリジナルの舞やお囃子を作りました。 初代会長の橋爪弥六さんは「大きくなったら一緒に獅子舞をやりましょう」と子ども達に呼びかけていました。
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大震災から3年~福島の佐藤さんが思い語る
東日本大震災の被災地、福島県伊達市から伊那市西箕輪に移住して再起を目指す、果樹農家の佐藤 浩信さんの現在の心境を聞く講演会が、25日夜、西箕輪公民館で開かれました。 「はっきり言うと、3年前からそんなに変わっていないのかなというのが、福島の現状じゃないのかな」 講演会には、地元西箕輪から15人ほどが参加しました。 佐藤さんは、福島第一原発から60キロほどの場所に位置する伊達市で、果樹を栽培・販売する伊達水蜜園を営んでいます。 家族を福島に残し、現在、単身で、伊那でも果樹栽培を行なっています。 講演会では、これまでの経過や、現在の状況、故郷・家族への思いを語りました。 福島県の新聞・福島民報を持参し、福島では、今も毎日、原発関連のニュースが一面で報道されている現状を訴えました。 「3年経ってはいるんですけれど、実際福島県の中では毎日のようにトップニュースで扱われています。しかし逆に言えば、原発の話題が福島県ではマンネリ化してしまっている。新聞のトップで見ても、またか…という感じで。汚染水がいくら漏れても、ああまたか…という感じで全然騒ぎにならなくなっている。精神的に麻痺しているという状況なのかなと。」 また、福島でのコミュニティのあり方に危惧感を抱いていると語りました。 「これから話すことは本当に言いにくいことです。伊達市からは自主避難でした。僕は福島県からの自主避難第一号です。伊達市に戻ると、僕は、逃げていった人間とレッテルを貼られるような形。いまだに。今後、福島の中でも、仮設住宅の人、避難した人、地元に残ってがんばった人とかって、コミュニティがどうなってしまうのか。今までは仲が良かった人たちも、今後どうなるのかというのが心配な部分。結構これが、根深く残るのかなと感じています。」 佐藤さんは、それでもふるさと福島を思い続けます。 「もう一度、福島に戻ったときのために、長野でなんとか力をつけたいな、と。6年後になるか7年後になるかわかりませんけれども、福島に戻ったときに、行政を動かせるような。そんな人脈をこっち、長野で作らせて貰って、戻ったときに福島の力になれればな、というのが、本当に今こちらでがんばるひとつのベースになっています。」 震災から間もなく3年。 ふるさと福島の再生にむけた佐藤さんの戦いは続きます。
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高校入試後期選抜 志願者数 全日制1.05倍
長野県教育委員会は3月11日に行われる、公立高校後期選抜試験の志願受付締め切り後の集計結果を26日発表しました。 上伊那の普通科では、伊那弥生ヶ丘と箕輪進修の普通Ⅰ部、Ⅱ部が1倍を超え他の学校では1倍を下回っています。 辰野高校普通科は52人で0・72倍、商業科は18人で0・9倍となっています。
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マレーシアの大学生 伊那で農業・産業・文化学ぶ
マレーシアの大学生、およそ50人が26日伊那市役所を訪れ酒井茂副市長を表敬訪問しました。 学生たちは外務省が行っている事業の一環で今回、日本を訪れたものです。 一行は、26日から3月3日まで市内に宿泊し農業施設や企業の視察、日本の大学生との交流などをし日本語や産業、日本文化について学ぶ計画です。 代表で挨拶した学生は、「文化や産業など多くの事を勉強し、帰国して家族や友達に伝えたい」と話していました。 酒井副市長は「交流や生活を楽しみ、また、伊那を訪れて下さい」と歓迎していました。 挨拶が終わると、学生からは伊那の農業や産業、文化などについて質問が出されていました。 伊那市では海外からの訪日旅行や教育旅行の受け入れを積極的に行っていて、来月には、ベトナムやラオス、ミャンマーの大学生、およそ100人が伊那市を訪れる事になっています。
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箕輪中学校生徒会が模擬議会で町長に質問
箕輪中学校の生徒が、平澤豊満箕輪町長に質問する、中学生模擬議会が26日、箕輪町役場で開かれました。 模擬議会は町政に関心を持ってもらおうと町議会が開いたもので、箕輪中学校の生徒会役員、33人が参加しました。 模擬議会の議長は生徒会議長の深澤綾美さんがつとめました。 議員席には21人が座り、そのうち代表の10人が一般質問をしました。 このうち宮澤希さんは長野県教育委員会の中学生のスポーツ活動指針である朝部活の原則廃止について「朝部活がなくなることで勉強の成績が上がるとは思えない。最後は自分たちのやる気の問題だと思います。朝部活廃止に反対です」と述べました。 これに対し平澤町長は、「何かをやめたら、何かが良くなるとは私も思わない。」と答えていました。 唐澤義雄教育長は「意見を参考に学校や近隣市町村の部活の状況やあり方をこれから検討していきます。」と答弁していました。 参加した中学生は模擬議会を通して、町政の一端に触れていました。
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三峰川みらい会議のこれまでを紹介
伊那市を流れる三峰川の環境整備などに取り組んでいる市民団体、三峰川みらい会議の16年の歩み展が伊那市役所で開かれています。 歩み展には三峰川みらい会議のこれまでの活動を記録した写真が並べられています。 みらい会議は天竜川上流河川事務所が河川整備に協力できる住民を募り発足したものです。 代表の織井秀夫さんは「三峰川を次世代に」をテーマに活動してきたこれまでを振り返っていました。 24日は、「人と川」を研究テーマにしている筑波大学大学院の坂本貴啓さんが織井さんから、みらい会議の活動などについて話を聞いていました。 織井さんは環境保全や自然体験など川を通じた人との交流を大切にしていきたいと話します。 16年の歩み展は28日まで伊那市役所で開かれています。
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市職員かたる不審電話
26日伊那市内で伊那市の職員をかたる人物から「医療費の払い戻しがあるので銀行の口座番号教えてほしい」という不審な電話がありました。 市では口座番号など個人情報を伝える場合は十分注意するよう呼びかけています。 市によりますと職員をかたる人物から市内の住民に「12月に通知を出したが連絡がないので電話をした。医療費の払い戻しがあり銀行に振り込むので口座番号を教えてほしい。3月を過ぎると年度の切り替えになり払い戻しができなくなる」という内容の不審電話があったということです。 市では医療費や社会保険料等の還付金手続きのためにATMへ誘導して送金させる還付金詐欺につながる可能性があるとして、口座番号などの個人情報を伝える場合は担当課や担当者を確認してから電話を切りかけ直すなど十分注意するよう呼びかけています。
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産直市場グリーンファーム20周年祝賀会
伊那市ますみヶ丘の産直市場グリーンファームは、今年の4月で創立20周年を迎えます。 21日は、伊那市内で祝賀会が開かれ、施設関係者や区長会長など200人が出席し、20周年を祝いました。 産直市場グリーンファームは、平成6年4月10日に、地域に根差した農産物直売所としてオープンしました。 生産者が直接農産物を持ちこみ、自分で値段を決めて販売できる直売所です。 上伊那で収穫した野菜や果物のほかに、ハチミツやジュースなどの加工品も販売しています。 グリーンファームによりますと、近年では、県外から訪れる人も増え、去年1年間でおよそ56万人、1日平均1,500人が訪れたということです。 農産物の提供者でつくる「生産者の会」は、県内外合わせて2,615人が、伊那市からは1,585人が登録しています。 グリーンファームの小林史磨会長は「消費者の期待に応えられる直売所を目指した20年。農産物直売所の全国・世界への前進にこれからも寄与していきたい」と挨拶しました。 生産者の会の田畑嘉一会長は「グリーンファームに行けば何でも揃う、という地域の期待にこれからも応えていきたい」と話しました。
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上伊那ベテラン卓球選手権
30歳以上の会員が出場できる上伊那ベテラン卓球選手権南箕輪大会が23日に村民体育館で開かれました。 大会は、54歳以下と55歳以上のシングルス、ダブルスなど4種目で行われました。 このうち55歳以上のシングルス2部には、26人が参加し、予選リーグと決勝トーナメントが行われました。 10代のころから卓球をはじめ、45年という箕輪町から参加した65歳の主婦は、「卓球は個人競技なので、気軽に楽しむことができる生涯スポーツ。勝っても負けても健康のために続けられます。」と話していました。 大会の結果、シングルス2部では、南箕輪卓球クラブの有賀恒夫さんが優勝しました。
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2月26日 大型店で餃子イベント
伊那市内の飲食店でつくる伊那餃子会は、2月26日の包むの語呂に合わせたイベントを26日に市内の大型店で行います。 今年は、鹿肉を使った餃子が試食品として提供されます。 これは、伊那餃子会と伊那商工会議所が共同で考案したもので、ジビエ料理を提供している竜門で作りました。 豚肉やキャベツなどに鹿肉を混ぜあわせて包みました。 鹿肉を使った餃子は、26日のイベントで餃子を購入した人に試食品として2つ提供されることになっています。 イベントは、伊那餃子を多くの人に知ってもらおうと去年から伊那餃子会が行っています。 会には市内の飲食店10店舗が加盟し、雑穀アマランサスを使った餃子などを提供しています。 26日は5店舗が参加し、1人前250円で販売します。 場所は、ベルシャイン伊那店で、午前10時から午後7時までとなっています。
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山ぶどうワイン名称「山紫」
伊那市と信州大学農学部が連携し開発してきた山ぶどうワインの名称が「山紫」に決まりました。 伊那市美篶の迎キヨさんが考えた名称です。 迎さんには1万円相当のペア食事券が贈られることになっています。 名称は、6月の販売を前に伊那市観光株式会社が市内在住、在勤者を対象に募集したもので、99件の応募がありました。 審査員による採点方式で行われ、山紫と峯茜の2点が上位候補となりました。 伊那市観光株式会社7施設の女性従業員全員に意見を聞き、山紫の支持が多かったということです。 伊那市は農業の担い手不足、遊休農地解消を目的に平成18年度から信大農学部とやまぶどうワインのブランド化に向けた取り組みを進めています。 現在は、市内3か所でやまぶどうを栽培していて今シーズンは380キロを収穫し、720ml入りで約300本を生産する計画です。 伊那市観光株式会社では3月からワインラベルを全国公募することにしています。
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被災地の子どもたちの言葉 絵手紙に
東日本大震災からまもなく3年を迎えます。 伊那市西箕輪の荒恵子さんは、震災で避難した子どもたちの言葉を元に紙芝居を制作しています。 荒さんは、福島第一原発から15キロ離れた所にある福島県南相馬市出身です。 10年前から息子が暮らす西箕輪で生活を始め、絵手紙の講師をしています。 震災以降、荒さんは絵手紙を通して被災地の子供達と交流したり、被災地を訪れ感じた思いを絵手紙にしています。 今でも定期的に岩手県の海産物を取り寄せ、知人などへ販売し義援金を集めています。 震災から3年目を迎えるにあたり荒さんは、震災を風化させないために、また事実を子どもたちに伝えたいとの思いから紙芝居の制作にあたっています。 紙芝居の題材になっているのは、宮城県石巻市の寺に避難し、共同生活していた子どもたちがつぶやいた言葉です。 寺の住職の奥さんがそのつどメモして本にまとめました。 荒さんは一週間前から紙芝居作りを始めていて、子どもたちが避難生活で発した言葉を書いていました。 絵は、掲載されている写真を元に書きました 紙芝居は、全部で15枚作る計画で、6月に宮城県や福島県の被災地でお披露目することになっています。
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成人式 地区公民館区域ごとに開催
伊那市は成人式の開催方法について、これまで通り地区公民館区域ごとに開催するとの方針を明らかにしました。一方で市の一体感を醸成するためパンフレットや記念品などできることから統一するとしています。 成人式については伊那市成人式のあり方検討委員会が開催方法を検討し去年、市に対し「今すぐ開催方法等を変更する時期ではないが今後できることから取り組んでいくのが望しい」との報告をしました。 これを受け市では、地区公民館区域ごとでの開催を継続する一方で伊那市成人式としての統一感を醸成していくとしています。 式典では統一して「伊那市の歌」を斉唱するほか市長メッセージの上映を入れるとしています。 また市が贈呈する記念品については原則統一するとしています。 市では詳細について今後、各地区実行委員会や各地区公民館と検討していくとしています。
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桜井区と建設同意「時間を要する」
上伊那広域連合は新しいごみ中間処理施設について地元区の桜井区と建設同意に至るまでには時間を要するとの見通しを示しました。 これは24日伊那市役所で開かれた上伊那広域連合議会全員協議会で示されたものです。 新しいごみ中間処理施設については地元区の北新区からは去年11月に建設同意があり、隣接の上山田区からは去年12月建設に協力するとの回答がありました。 広域連合では建設同意の回答期限を去年の12月上旬としていましたが、地元区の桜井区からは去年11月に要望書が提出され現在両者で協議が進められています。 鹿野一桜井区長は「地区の中でわだかまりがないよう、総意の中で慎重に進めていきたい。」としています。 広域連合では「できるだけ早期に建設同意を得たい」としています。 同意後は関係する3つの区に美篶の一部も加え環境保全協定を締結する予定です。
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立体交差で事業費20億円上乗せ
伊那市の環状南線の西への延伸についてJR飯田線との交差を立体交差にした場合、事業費は平面交差より20億円以上上回ることがわかりました。 これは24日、伊那市役所で開かれた記者会見で白鳥孝市長が明らかにしたものです。 環状南線は国道153号とT字に交差しているナイスロードを西に伸ばすもので、伊那市では平成32年度の完成を目指しています。 飯田線を平面交差した場合の総事業費は27億円を見込んでいます。 立体交差とした場合これまでは10億円の上乗せとしていましたが20億円以上上乗せになることがわかりました。 白鳥市長は立体交差となった場合事業実施は厳しいとの考えを示しました。 市は来年度事業で環状南線の予備設計や路線測量など2,700万円を計上しています。 市では道路の交差についてJR東海と交渉を続けていくとしています。
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伊那市平成26年度予算案発表
伊那市は平成26年度一般会計当初予算案を24日、発表しました。 総額は302億2,000万円で4月に市長選を控えていることから継続事業を中心とした骨格予算となっています。 伊那市の平成26年度の一般会計当初予算案は総額302億2,000万円で今年度と比べ26億3,000万円8%の減となっています。 歳入では市税を83億円と見込んでいて今年度と比べ1億4,000万円、1.8%の増です。 このうち個人市民税は2.2%増の32億1,000万円法人市民税は5.3%増の6億1,000万円です。 主な事業は伊那公民館改築に2億4,000万円。 人口増加策の取り組みとして9,800万円。 観光協会の充実に5,000万円。 塩見小屋建設工事に4,400万円。 日本ジオパーク全国大会開催に680万円などとなっています。 伊那市の平成26年度一般会計当初予算案は3月の定例市議会に提出されます。
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伊那市大雪で除雪費5千万円専決補正
今月8日と14日の大雪を受け伊那市では5,000万円の除雪費を専決補正。 箕輪町と南箕輪村も3月議会で補正予算案を計上します。 伊那消防署によりますと8日の大雪は積雪量が29センチ。 14日は63.5センチでした。 伊那市では15日午前9時に災害警戒本部を設置したほか高遠町、長谷の各支所でも警戒本部相当の態勢をとりました。 伊那市では今回の大雪を受け5,000万円を先決補正しています。 また箕輪町では1,650万円、南箕輪村も800万円を補正予算案に計上するとしています。
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通帳などをだまし取ったとして南箕輪村の男を書類送致
伊那警察署は、金融機関から通帳などをだまし取り他人に譲り渡したとして、詐欺などの疑いで南箕輪村の男を長野地方検察庁伊那支部へ24日、書類送致しました。 伊那警察署の発表によりますと、書類送致されたのは、南箕輪村に住む40歳の契約社員の男です。 男は、去年11月下旬、上伊那郡内の金融機関で自分名義の口座を開設し、その口座の通帳とキャッシュカードを東京都内の氏名不詳の人物に有償で譲り渡した疑いです。 伊那署によりますと、この口座はヤミ金融に使用されているということです。 男は、容疑を認めてているということです。
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信州大学農学部のりんごジュース販売
南箕輪村の信州大学農学部の学生が実習で作ったりんごジュースの販売が24日から始まりました。 ジュースは教育実習の一環として栽培したふじ、800kgを加工しました。 ジュースは去年11月に販売された、ジョナゴールドを使ったものより甘味が強く濃厚な味わいになっているということです。 りんごジュースは1本、1000ml入りで600本用意され、価格は1本450円となっています。 販売初日のこの日は、職員がジュースのラベル貼りにおわれていました。 信大農学部では「学生の作った、りんご100%無添加の濃厚な味のジュースを多くの人に味わってもらいたい」と話していました。 りんごジュースは生産品販売所で平日の午前8時30分から午後5時まで販売されています。
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古墳群を見学 上牧史跡めぐり
伊那市上牧の住民有志でつくる「上牧里山づくり」は、地域の古墳群を見学する上牧史跡めぐりを22日行いました。 史跡めぐりには地域住民などおよそ20人が参加し、上牧にある古墳群を見学しました。 史跡めぐりは、上牧の山林整備を行い活用について考える「上牧里山づくり」が地域の歴史を知り、里山に触れる機会を作ろうと企画しました。 上牧古墳群には13基の古墳があり、6世紀頃作られたといわれています。 上牧里山づくりでは、今後も里山の自然を使った活動をしていきたいとしています。
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南箕輪村の「かま塾」にロータリー顕彰
南箕輪村神子柴で小中学生を対象に活動している、かま塾は、伊那ロータリークラブからロータリー顕彰を受賞しました。 20日、伊那市内で開かれた伊那ロータリークラブの例会で、かま塾の沖村文夫代表に賞状が贈られました。 かま塾は、学校の週休2日制が始まった事を受け、平成13年に、土曜日の子ども達の居場所作りとして発足しました。 毎月3回、土曜日に活動していて、味噌や醤油作り、振りまんどを作るための大麦の栽培、昔の遊びなどを行っています。 運営は、住民がボランティアで行っています。 地域の伝統や文化を次世代に伝承しているとして表彰されました。 沖村さんは、「地域のみなさんの熱意のたまもの。これからも継続していきたい」と話していました。