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伊那北高校15期会 同窓会に20万円寄付
昭和38年に伊那北高校を卒業した15期会は4日、同窓会に20万円を寄付しました。 この日は、15期会の馬場秀則さん、田中洋さん、飯島隆人さんの3人が同窓会館を訪れ、北原明同窓会長に20万円を手渡しました。 15期会は、昭和38年に伊那北高校を卒業し、今年で50年を迎えました。 今回の寄付は、卒業50周年を記念して会員から会費を募り行ったということです。 15期会は、卒業30周年の時には絵画を寄贈しています。 今回の寄付金は、同窓会活動で活用されるということです。
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公立高校後期選抜試験 実施
公立高校後期選抜試験が11日、県内の高校で一斉に行われました。 県内ではおよそ1万2,600人が受験に臨みました。 上伊那では、全日制の7校と多部単位制の箕輪進修高校の合わせて8校で試験が行われました。 このうち、伊那市の伊那北高校では、塾の講師などに励まされながら受験生が会場に向かっていました。 伊那北高校は、普通科が200人の募集に対し192人が志願していて倍率は0.96倍、 理数科は、4人の募集に対し15人が志願していて倍率は3.75倍となっています。 県教育委員会によりますと、試験は予定通り終了したということで、 上伊那の高校でもトラブル等はなかったということです。 合格発表は20日木曜日です。
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キャンドルの火を囲んで震災の活動報告
伊那市通り町のタウンステーション伊那まちでは、キャンドルに火を灯し、復興を願いました。 これは、キャンドルの灯りを見ながら復興に向けた活動の報告を行なおうと、市民の有志が企画しました。 参加者は、並べられたキャンドルを囲んで黙祷を捧げ、それぞれの活動を報告しました。 会場では、写真や手描きのメッセージなど、それぞれの活動内容を展示しています。 この展示は、14日金曜日までタウンステーション伊那まちで開かれています。
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【3.11の今】さくら咲け サクラコマ
岩手県の東に位置する宮古市。 本州最東端のこの街の沿岸部に位置する田老地区では、昭和8年に発生した三陸津波でおよそ9割の建物が流されました。 国は、高台移転を復興の基本策としましたが、漁業が主要産業だったため移転することができず、町は大規模な防潮堤を建設しました。 総延長2.4キロ 最大幅25メートル、高さ10メートル 誰もが安全を確信した巨大防潮堤。 しかしそれは一瞬にして街を飲み込みました。 堤防の高さの倍の20mほどの津波が街を襲い、死者181人行方不明者41人、729戸が全壊となる壊滅的な被害を受けました。 この田老地区を支援しようと、伊那市長谷では2011年10月に開かれた南アルプスふるさと祭りで田老地区の物産品を販売しました。 これが、長谷と田老の交流の始まりです。 現在、この交流を中心となって進めている2人の人物がいます。 伊那市商工会長谷支部の西村志穂さん。 そしてもう1人。 箱石有美さんです。 田老地区の住民が入居する仮設住宅では、箱石さんの両親を中心に津波で店を失った店主が集まり「たろちゃんハウス」という名前で店舗を構えていて、箱石さんも店の手伝いをしています。 共通の知り合いを通じて知り合った2人は、お互い小学校6年生の子どもがいることからすぐに意気投合し、連絡をとりあうようになりました。 長谷と田老の子ども達が繋がるきっかけ作りをしたいという共通の思いがあり、今年は宮古市の田老第一小学校に伊那市の推奨土産品「サクラコマ」を100個贈ることになりました。 去年のふるさと祭りで長谷小学校の6年生は髪止めなどの手づくり製品を販売していて、そこで出た売り上げの半分をサクラコマの費用にあてています。 3月5日。この日は、6年生8人が書いたサクラコマに添える手紙を長谷支部の池上明博支部長に手渡しました。 手紙には、被災地の復興を願う児童1人ひとりの思いが書かれていました。 伊那市長谷から直線距離で550キロ離れた岩手県宮古市田老。 サクラコマは、11日に田老第一小学校に届けられます。 協力:伊那市商工会長谷支部、長谷小学校、箱石有美さん、宮古消防署田老分署小林徳光さん
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町の新図書館 検討委員会設置へ
箕輪町の平澤豊満町長は、移転新築する計画の町図書館について、 専門職員を中心にソフト事業などについて考える検討委員会を設置するとの考えを示しました。 これは10日町役場で開かれた町議会一般質問で示されたものです。 平澤町長は、箕輪町として特色のある図書館にするため知識のある専門職員を公募しソフト事業について考える検討委員会を設置するとしています。 専門職員は5年を目途とした期限付き職員として公募します。 町ではその専門職員を中心に図書館事業などソフト面を検討し箕輪町にふさわしい図書館づくりを進めていくとしています。 また用地については候補先の所有者と協議中で返答があれば今議会中にも報告するとしています。
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松くい虫被害 4,552立方メートル
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が10日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、今年度は箕輪町三日町で被害が拡大したことなどが報告されました。 協議会には上伊那の自治体などから13人が出席しました。 今年度の松くい虫の被害発生状況について、箕輪町三日町で被害が拡大したことや、伊那市高遠町で被害区域が東に進んだこと、また標高800メートル以上の場所で被害が確認されたことが報告されました。 被害量は上伊那全体で4,552立法メートルで昨年度と比べ18%の増、駆除した量は4,225立法メートルで34%の増となっています。 協議会では松を枯らす原因となるマツノザイセンチュウを運ぶマツノマダラカミキリが活動を始める6月までが駆除の時期としては有効だとして早期に対策を実施するとしています。
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伊那市消防団 方面隊活動4月から
伊那市の白鳥孝市長は伊那市消防団について、機動力をあげ大災害にも対応できる方面隊としての活動を4月から実施するとの考えを示しました。 これは10日市役所で開かれた伊那市議会一般質問で示したものです。 方面隊は市内の竜西を西部方面隊、竜東を中部方面隊、高遠長谷を東部方面隊とするものです。 方面隊を編成するにあたり、現状の分団と1,156人の定数に変更はないということです。 区長会、地域協議会で方面隊形式について説明し了承されているということで市では4月からの実施に向け規則の改正に入っています。 これまで開かれていた、ポンプ操法大会は従来通りの形で行われるということです。
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アートスクール作品展
伊那市高遠町の信州高遠美術館は3月31日まで、「アートスクール作品展」を開いています。 アートスクールは高遠美術館が美術館や芸術に親しんでもらおうと、年間10回ほど開かれているもので、風景画や染色、陶芸などを学んでいます。 会場には生徒およそ20人の絵画や染色、陶器の作品50点が並んでいます。 絵画は地元洋画家の竹内徹さんなどが講師をつとめていて、水彩画やデッサン、アクリル画などさまざまな画法で描かれています。 陶芸は伝統の「高遠焼き」を継承する浦野真吾さんが指導していて、湯のみや皿などが並んでいます。 アートスクール作品展は今日から3月31日(月)まで、信州高遠美術館で開かれています。
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常円寺で針供養
折れたり曲がったりして使えなくなった針を供養する針供養が8日、伊那市の常円寺で行われました。 この日は、上伊那和裁連盟と日本和裁士会上伊那地区が針供養を行いました。 この辺りでは、2月8日が一般的とされていますが、寒い時期を避けようと月遅れで行っています。 およそ50年前は150人ほど集まったということですが、現在では40人ほどで、針も100本ほどに減っています。 福澤幸子会長は「温かみのある手縫いの文化を後世に伝えていきたい」とあいさつしました。 針は、後日境内にある針塚に納められるということです。
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特殊詐欺防止 ジャパンネット銀行に感謝状
伊那警察署はギャンブル必勝法の情報提供を装った特殊詐欺の被害を未然に防いだとしてジャパンネット銀行に2月26日感謝状を贈りました。 この日はジャパンネット銀行の中川明彦モニタリングセンターグループ長が伊那警察署を訪れ青木辰夫署長から感謝状が贈られました。 三井住友銀行グループのジャパンネット銀行は日本初のインターネット銀行として2000年に開業しました。 日頃からインターネットやIT業界の危険性を認識し、不審なお金の動きが無いかモニタリングを行っていて、不正利用の可能性のある口座については独自の判断で利用停止などの対策をしているという事です。 今回の表彰は、去年の11月に、伊那警察署が認知したギャンブル必勝法をかたる、特詐欺に利用されていた口座について独自に利用停止の手続きを行いました。 これにより、犯人が現金を引き出す事が出来ず、被害を未然に防いだものです。 伊那警察署によりますと、管内でのインターネット銀行による詐欺防止は初めてのケースだという事です。 中川さんは「特殊詐欺は日々変化している。時代にあわせた対策を取っていきたい」と話していました。 伊那警察署では、もうけ話にのらず、電話や郵便による現金の請求には、一人で判断せず相談するよう注意を呼びかけています。
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平成25年度第3回エコリーダー協議会
二酸化炭素削減に取り組む伊那市は、今年度4月から12月までにおよそ8,200トンの削減を達成していますが、今年度の削減目標としている19,000トンを達成できない可能性があります。 これは、24日伊那市役所で開かれた第3回伊那市地球温暖化対策地域エコリーダー協議会で報告されたものです。 今年度4月から12月までのCO2排出量は、254,000トンで、エネルギー調査を始めた平成21年度に比べておよそ3.1%削減されているということです。 伊那市は、平成24年度から30年度までの7年間にトータルで9万8,000トン、平成21年度に比べて6%のCO2削減を目指していて、今年度は19,000トンを目標にしています。 しかし、ガソリンや重油の使用量が増えたことにより、今年度の19,000トンの削減目標を達成できない可能性があります。 協議会では今後の取り組みとして、省エネ節電や暖房対策の広報活動を引き続き行うほか、 積極的にエコドライブを実施している事業者や一般のドライバーに「エコドライブ宣言車」ステッカーを配布し、啓発活動を実施する予定です。
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第3回菊の湯利用者でつくる「いい湯だな会」と行政の懇談会
去年12月で営業を終了した伊那市の銭湯「菊の湯」の利用者でつくる「いい湯だな会」と行政の懇談会が25日、伊那市のタウンステーションいなまちで開かれました。 この日は、市役所の職員と菊の湯の利用者10人が、銭湯の廃業に伴い今年1月から運行を開始している西箕輪のみはらしの湯までの送迎バスについて話し合いました。 無料送迎バスは、伊那市荒井のセントラルパークの駐車場から乗降し、みはらしの湯まで行くことができます。 バスの運行は、伊那市観光株式会社が行っていて、来年3月末まで実施することになっています。 伊那市によりますと、1月の運行開始から今月19日まで、のべ671人、1日平均30人が利用しているということです。 利用者からは「菊の湯を一緒に利用していた人達とまた会える機会ができて嬉しい」といった意見や、 「来年3月以降も運行を続ければ、定着して利用する人が増えるかもしれない」といった要望が出されました。 職員は「中心市街地が乗降場所になっているので、利用者が増えれば活性化にもつながる。お年寄りが出かける機会にもなるので、意見を尊重していきたい」と話しました。 いい湯だな会では、行政と懇談会を定期的に行い、市街地への入浴施設の設置を呼びかけていくということです。
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長桂寺で親子で座禅
伊那市の長桂寺で9日の朝、親子座禅会が開かれました。 座禅会は、精神統一の場を提供し、青少年健全育成につなげようと、伊那ライオンズクラブが毎年この時期に開いています。 9日は、伊那市スポーツ少年団やガールスカウトの子どもたちとその保護者などが参加しました。 参加した子どもたちは本堂で足を組み、背筋を伸ばして静かに約40分間座禅に取り組んでいました。
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南ア体験イベント 食べる!知る!
今年9月に伊那市で開かれる日本ジオパーク全国大会を前に親子で楽しめるプレイベントが9日、伊那市の創造館で行われました。 これは、南アルプスジオパークなどについて感心をもってもらおうと南アルプスジオパーク協議会などが開いたものです。 創造館には親子で楽しめる様々な体験イベントが行われました。 伊那市長谷で見つかったアンモナイトの化石で型を取るストラップ作りや大量の貝殻の中から特定の種類を探す貝探しなどが行われました。 このうち、石灰岩を使ったハンコ作りでは、参加者たちが絵や名前などを書いてオリジナルのハンコを製作していました。 また、鹿肉を使ったシカケバブ作り体験も行われました。 ミンチ状にして塩コショウなど数種類の調味料で味付けをした鹿肉をまるめて焼きます。 焼きあがるとトマトチリソースとヨーグルトソースをかけて完成です。 9日は、およそ100人が訪れ体験イベントを通して、南アルプスについて理解を深めました。 南アルプスジオパーク協議会では、「子どもたちが楽しめるイベントを今後も計画したい」と話していました。
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脱原発訴え100人がデモ行進
東日本大震災からまもなく3年が経ちます。 伊那市の中心市街地で脱原発を呼びかけるデモ行進が9日に行われました。 脱原発のデモは「さよなら原発上伊那の会」が開いたもので約100人が参加しました。 会では、福島第一原子力発電所の事故以降、定期的にデモ行進を行ない一年前からは金曜日に集会を開いています。 参加した人達は、「政府や東電により原発事故の怖さの真実が伝わっていない」「被災地の事を忘れずアピールし続ける事が必要」などと訴えていました。 いなっせ北側多目的広場を出発した一行は、国道153号からJR伊那北駅を経由し市街地を戻る約5キロを歩きました。 原発なくせ、さよなら原発ななどと書かれたプラカードを掲げながら脱原発をアピールしました。 山本会長は、「避難し続けている人たちの事を忘れず、脱原発の世論を高めていきたい」と話していました。
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【3.11の今】 大好きなふるさと気仙沼に笑顔を
「伊那でたくさんの人とつながり、色々な事を成しとげ、思いをつなげていると感じた」 宮城県気仙沼市出身の野溝清美さん。 清美さんは仙台市にある短大を卒業後、信州大学農学部に編入し卒業しました。 卒業後は伊那に残り大学の事務員として働いています。 2007年に幸雄さんと結婚。2010年に息子の桧(かい)君が生まれ、平凡で幸せな日々をおくっていました。 桧君の成長の節目となった日。それが2011年3月11日でした。 「初めて歩いた日。仕事が終わったら実家の気仙沼に連絡しようと思っていた。すごく嬉しい日でした」 しかし、両親に報告する事はできませんでした。連絡が取れたのは、震災から1週間後だったからです。 「涙を流しながらテレビを見ていた。不安や恐怖で手が震えた。実家に連絡がとれるまでの1週間は、津波の夢ばかり見ていました」 気仙沼を襲った地震と津波。今年1月現在の気仙沼市の被害状況は、死者1041人、行方不明者236人、震災の関連死と認定されたのは107人です。 故郷を離れて暮らす気仙沼出身者の若者を中心に復興を応援し共に立ち上がろうと始まったプロジェクト「Re:us.気仙沼(りあすけせんぬま)」 清美さんも小学校の同級生に誘われ迷うことなく参加しました。 復興イベントや子供向けの英語の教室の開催、気仙沼のオリジナルのフォトブック作りなど様々な活動を行ってきました。 活動に参加する事で故郷を見直すきっかけになったと清美さんは話します。 「何ができるか不安でしたが、参加することで心の整理になりました。そして、気仙沼に帰ってくるたびに、なんていい街だと改めて気づかされました」 清美さんは、伊那でも報告会に参加し支援の呼び掛けや、市内の店舗の協力のもと、友人と一緒にキャンドルを作り、震災1周年の2012年3月11日に気仙沼で開かれたイベントに届けました。 清美さんを一番近くで見守ってきた幸雄さんは、この3年間を次のように振り返ります。 「考えてしまうとずっと考えこんでしまう。やると決めたら突っ走る所もあるが、仲間もいるのでうまくまとまり、ほどよくなっている」 故郷、気仙沼から470キロ離れた伊那の地で、清美さんの祈りは今日もつづきます。 「気仙沼を訪れた人がまた来たいと思ってもらえ、そんな人が増えていけばいいと思う」 気仙沼、好きですかと尋ねると、清美さんは笑顔で「大好き」
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【3.11の今】被災地にバラを アルプスバラ会
バラを使ったまちづくりが行われるなど伊那地域ではメジャーな存在になりつつあるバラ。 このバラで被災地の人たちを励まそうと苗木を育て活動するグループがあります。 南信地域のバラ愛好者でつくるアルプスバラ会です。 会では、震災があった2011年の4月から3年計画でバラの苗木を育てていて、今年の4月に宮城県の名取市にある農業高校に贈ります。 宮城県農業高校は入試業務のため部活動や農業実習を行う生徒のみが登校していました。 大津波が押し寄せ生徒や教員は屋上へと避難し、その時学校にいた199人全員が無事でした。現在は仮設校舎で生活しています。 被災地へ贈るバラは、伊那市西春近で育てられています。 代表を務める春日千定さん。 「被災地の人から心を癒せるものがない」と聞いた春日さんが提案しました。 3年前から会員25人で取り組みを始め、幼苗の植え付けや草取りなどを行ってきました。 育てているバラの苗木はおよそ50本。人気の高い「アンネのバラ」を贈ります。 2月の大雪でバラが植えてある畑は、一面雪に覆われていました。 来月23日に宮城県農業高校を訪れるアルプスバラ会のメンバーが2月22日に集まり、役割などを話し合いました。 会では他に、こちらで開いた苗木即売会の収益金を仮設住宅にお見舞として持っていく計画です。 6月には、たくさんのバラが被災地に咲きます。 春日さんは「宮城の高校生のみなさんがバラが見事に咲いて喜ぶ姿を思っている」と話していました。
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箕輪町交通少年団入退団式
箕輪町内の小学5、6年生でつくる箕輪町交通少年団の入退団式が8日箕輪町の松島コミュニティセンターで行われました。 式では、6年生68人が退団し、4年生76人が入団しました。 唐澤利夫団長は、卒団する6年生に「交通安全のリーダー的存在としての活動に感謝している。中学でも活躍してほしい」と話していました。 各小学校の6年生の代表者が感想文を発表しました。 このうち、箕輪中部小学校の浅井英雄(ひでお)君は、「事故防止の手紙を配ったら笑顔で答えてくれて嬉しかった。運転手に直接呼びかけることで、事故防止につながったと思う」と話しました。 箕輪町交通少年団では、交通安全を呼びかける手紙の配布や成人式で飲酒運転防止を呼び掛ける活動などを行っています。
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アドベンチャートレイン 親子で自然体験
飯田線を使って親子で楽しみながら自然体験を行うイベント「アドベンチャートレイン」が 8日、伊那市から飯田市までを往復運行しました。 午前10時、貸し切りの臨時列車が伊那北駅を出発しました。 イベントには、上伊那地域の小学生とその保護者合わせて75人が参加しました。 アドベンチャートレインは、飯田線の利用促進などを目的に上伊那観光連盟が実施するもので、今年度第3弾となる企画です。 地元の高校生を中心につくるゆるっと赤シャツワークショップが企画し、コンテストで採用されました。 電車内では、飯田線にちなんだクイズがだされ、盛り上がりました。 お昼は、煮物を中心にソースカツや野沢菜漬けなど、高校生がこの日の為に考えた特別弁当が用意されていました。 2時間後、列車は飯田市の天竜峡駅に到着しました。 駅では、い~なちゃんとアルクマが参加者を出迎えました。 天竜川では、3つのグループに別れそれぞれ自然体験学習を行いました。 ザザムシ探しをしたグループは、足で石を掘り起こし水生生物を捕まえていました。 石探しをしたグループは、10種類の異なる石を拾い集め、伊那谷と天竜川の成り立ちについて説明を受けていました。 参加者らは、自然に触れながら休日のひと時を楽しんでいました。
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伊那小6年正組 伊那まち案内ラストツアー
総合学習の一環で伊那市の中心商店街の活性化に取り組んできた伊那小学校の6年正組の児童は、活動のまとめとして、伊那まちを案内するラストツアーを8日行いました。 ツアーでは、「満ぷくコース」や「お得なサービスコース」など、7つの班に別れ、それぞれ4店舗を紹介しました。 伊那小6年正組は、4年生の時から中心商店街の活性化に取り組んでいます。 6年になってからは毎月案内ツアーを行っていて、今回で最後となります。 児童は、おすすめの商品や店の歴史などを紹介していました。 タウンステーション伊那まちには、児童による店の紹介コーナーが設けられ、あすまで飾られます。 ツアーには保護者など25人が参加し、町歩きを楽しんでいました。
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教育テーマに阿部知事と意見交換
「子育てと学校教育」をテーマに阿部守一長野県知事が住民と意見交換をするタウンミーティングが8日、箕輪町の文化センターで開かれました。 タウンミーティングは小中学校のPTAや保育園の保護者会などでつくる実行委員会が開いたもので、地域住民およそ300人が参加しました。 阿部知事は、教育制度について「国の関与は最小限にし、住民に選ばれた市町村長が責任を持てる仕組みに変えていかなければならない」と話しました。 教員の不祥事について住民から意見が出されると、知事は、「職員に対する責任が県と自治体に分かれてしまっていることが問題。この仕組みを変えていく中で、長野県の教育に対する信頼を回復していきたい」と話しました。
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早春の花 雪割草展示会
早春に花を咲かせる雪割草の展示会が8日と9日の2日間、箕輪町の松島コミュニティセンターで開かれています。 会場には、中南信の愛好家でつくる信濃雪割草愛好会の会員が育てた300鉢が展示されています。 花の中心部が白い「底(そこ)白(じろ)」や花びらが重なった「千重(せんえ)」など、さまざまな種類の花が並びます。 会場内では販売も行われ、市場に出ている価格よりも安く購入することができます。 会では、「たくさんの種類があるので、自分の好きな花を見つけて楽しんでほしい」と話していました。 雪割草展示会は、9日まで松島コミュニティセンターで開かれています。
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県公衆衛生専門学校で卒業式
長野県公衆衛生専門学校で7日卒業式が行われ、3年間の課程を学んだ15人が学びやを後にしました。 15人は、晴れ着に身を包み、在校生や保護者が見守る中、入場しました。 味沢孝校長からひとりひとりに卒業証書と専門士称号が手渡されました。 7日卒業した15人は、全員が県内の歯科診療所に就職が決まっているということです。 在校生を代表し、坂間由希子さんは、「先輩たちは、見本であり目標だった。出会えたことを誇りに思う」と送別の言葉を送りました。 卒業生を代表して小木曽春乃さんは、「3年間一緒に過ごした仲間と別れるのは寂しいが、これからも支えあい、患者に必要とされ信頼される歯科衛生士になりたい」とあいさつしました。
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東春近田原・西箕輪上戸 地名調査結果を報告
古い地名の調査を進めている伊那市東春近の田原グループと西箕輪の上戸グループは、今年度の調査結果をまとめ、6日報告しました。 この日は、伊那市役所で調査報告会が行われ、各グループから今年度の調査結果が報告さました。 東春近田原は、全区民を対象に行ったアンケートや高齢者から話を聞くなどして調査を進めてきました。 田原では、子どもを出産した時の胎盤や動物を埋葬した所に石を置いたのが由来とされる「石仏(いしぼとけ)」など21か所の古い地名についてまとめました。 西箕輪上戸は、今年度9回の会合を開き話し合いを重ねました。 上戸では、西箕輪羽広の仲仙寺の鐘を作ったのが由来とされる「鐘鋳場(かねえば)」など90か所を超える地名が見つかりました。 古い地名調査は、伊那市が進めているもので、「昔から人々の生活と根付いてきた地名にみんなが興味を持って後世に伝えていこう」という目的で今年度から始まりました。 来年度への課題として、昔のことが分かる人を開拓することや、資料を保管していくことが挙げられました。 今年度は先行して東春近地区と西箕輪地区の17グループで調査を行ってきましたが、来年度は4地区32グループに拡大し調査を進めていくということです。
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南箕輪村がアンケート調査
南箕輪村は、平成28年度から37年度までの第5次総合計画を策定するにあたり、村民を対象にしたアンケート調査を行います。 アンケートの対象は、無作為に選んだ18歳以上の1,400人と高校生世代全員の500人、中学生全生徒490人、小学4年から6年までの450人です。 一般向けのアンケートでは、村の施策に対する満足度を聞くほか将来像や幸福度も調査します。 高校生向けは、答えてもらいやすいよう工夫して、愛着度や今後の取り組みについて聞いています。 小中学生向けは、ふりがながふられ、誰でも答えられるようになっています。 アンケート調査は、20日しめきりで、6月ごろむらづくり委員会に報告されます。 第5次総合計画は、アンケート調査の結果を反映させ、平成27年度中に策定されます。
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中アビジネスフェアで企業説明会
伊那職業安定協会は、中央アルプスビジネスフェアにあわせた企業説明会を7日伊那市民体育館で開きました。 中央アルプスビジネスフェアと同時開催は初めてです。 フェア開催中の伊那勤労者福祉センター体育館に並ぶ伊那市民体育館で開かれました。 38社が参加し人事担当者らが来年春卒業予定の大学生や短大生らに会社の概要や製品の説明をしていました。 企業説明会には、大学生や短大生を中心に97人が訪れました。 ビジネスフェア会場に設けられた特設コーナーでは、10社が参加し、自社のPRをしていました。 実行委員会のまとめによりますと、6日と7日の2日間行われたビジネスフェアには、去年を300人ほど上回り過去最高となる2,221人が来場したということです。
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ワンコインガイド事前勉強会
天下第一の桜の名所として知られる伊那市高遠町の高遠城址公園で、花見客に公園内のガイドを行う 「ワンコインガイド」の事前勉強会が7日、高遠城址公園で開かれました。 この日、勉強会に参加したのはボランティアで花見客を案内する「い~なガイドの会」のメンバー17人です。 およそ30分かけて、公園内の見所や歴史を紹介するもので、去年の4月から始まりました。 料金は1グループワンコインの500円となっていてガイドが1人つきます。 この日は、公園内の碑や桜の状態などについて意見や感想を言い合いました。 い~なガイドの会では、今年の春は急いでいる人や桜以外の観光も楽しみたいという人へのガイドの仕方も考えているということです。 ワンコインガイドは、去年75件の利用があり、今年は100件以上を目指しているということです。
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【3.11の今】 福島の未来のために 果樹農家 佐藤さんの闘い
「このままだと福島の人間はバカにされる。自分から何かしていない。行政に頼っていて。闘ってねえもん。俺は闘わなきゃいけないと思っている」 福島県から伊那市に単身で移住している果樹農家・佐藤浩信さんはこう話します。 福島原発から60キロの位置にある伊達市。 伊達市で佐藤さん一家は、高級ギフト用のりんごやさくらんぼ、ももの生産、加工販売を行う「伊達水蜜園」を営んでいます。 独自の栽培を行なう佐藤さんの果物は全国的にも高い評価を受けてきました。 2月23日。佐藤さんが、現在、一人で暮らす伊那市西箕輪の一軒家に、東京からの来客がありました。 6次産業化プランナーの大畑 太郎さんです。大畑さんは、福島県の農産物の商品の開発や、販売促進などに関っています。 佐藤さんが目指す方向性や、現状を確認するために、今回伊那を訪れました。 大畑さんはこう話します。「こちら(伊達水蜜園)の商品が動かないと、福島の果物動かないっていうくらいの気がありますんでね。佐藤さんの商品を動かすことはとても重要だと思っていますね。福島のためにも」 伊那食品工業㈱の子会社である「ぱぱな農園」。去年5月、佐藤さんが社長に就任しました。 付加価値をつけたトマトの開発を行うなど精力的に働いています。 2011年4月、震災直後。長男と次男に福島の果樹の管理を任せて、妻の玲子さんとともに、伊那に移り住んできました。 伊那を基点に再起をかけるためです。 しかし、一昨年の5月。玲子さんは心労から倒れ、福島に戻りました。 3男は現在、安曇野で果樹栽培の研修を受けています。家族は今、3箇所に別れて暮らしています。 家族と離れ、伊那で一人で暮らす日々。食事作りも慣れました。 「孤独。きょうは午後8時ごろで時間が早くてまだましだけど、9時10時頃になってきるとしんどい」 去年12月、佐藤さんは、伊達水蜜園の社長の座を退き、長男の佑樹さんに経営を託しました 佑樹さんは話します。「原発があったから突然だったんです。農業は、まだやるつもりはなかったんです。でも、父は長野にいっちゃったし。仕方ないです」 佐藤さんは、息子たちに会社を任せたことについて、「子どもたちに押し付けた。十二分に俺のせいだと思う。おくさんが倒れたのは俺のせい。でも、こども達が、何も知らない場所でゼロからはじめることはできなかったと思う。俺がやらなきゃいけなかった」 去年の夏。佐藤さんは、ぱぱな農園の果樹園で、りんごの摘果作業を行っていました。2年間佐藤さんが手を入れたりんごの木は、香り高い実をつける佐藤さんの木として変化を遂げていました。 そのりんごが、今年秋から日本最高峰の商品を扱う老舗の果物屋に並べられることがこのほど決まりました。 「福島と長野をつなぐ、そして福島業績を上げる。それが福島のイメージアップを図る。それが俺の仕事だと思っている」
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第3回中央アルプスアビジネスフェア
上伊那のものづくり産業を内外にPRし、地域活性化につなげようというイベント・中央アルプスビジネスフェアが、6日から、伊那勤労者福祉センター体育館で始まりました。 フェアは、「ものづくり産業の底力を知ろう!広げよう!」をキーワードに開かれていて、今年で3回目です。 機械加工、電気・光学などさまざまな業種から、137社が出展しました。 今年は、県外や地域外からの企業が28社と去年から倍増し、全体の2割ほどを占めています。 今年は、商談成立につなげていきたいと、大手メーカーなど発注業者を6社招待し、ビジネスマッチングの機会も広げました。 会場には特別展示コーナーも設けられ、諏訪東京理科大学が開発した、体重移動で前後左右に動くことができる乗り物を試乗する事もできます。 中央アルプスビジネスフェアは、7日まで、伊那市の伊那勤労者福祉センター体育館で開かれています。
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伊那小学校6年礼組 「御子柴艶三郎」卒業公演
農業用水の掘削に命をかけた地域の偉人、御子柴艶三郎の功績を、演劇を通して伝えてきた伊那小学校6年礼組の児童は、3年間の集大成となる卒業公演を1日、伊那文化会館で行いました。 神子柴艶三郎の功績を多くの人に伝えようと、4年生の時から自分たちで台本をつくり、地域の公民館などで公演を行ってきました。 この日は、その集大成となる卒業公演が行われ、会場は満席となりました。 命をかけて井戸を掘り起こす事を神に誓った艶三郎が、水神となるため自害するシーンになると、観客も息を飲んで見守りました。 礼組では、卒業までに艶三郎について自分たちでまとめたパンフレットを市内の公民館や図書館に配布するということです。