-
みのわ健康アカデミー9期生卒業
箕輪町がシニア世代を対象に行っている健康教室「みのわ健康アカデミー」の今年度受講生の卒業式が25日行われました。 卒業式では、平澤豊満町長から受講生の代表に卒業証書が手渡されました。 みのわ健康アカデミーは、在宅での筋力トレーニングやウォーキングなどを中心に生活習慣病予防や介護予防を目指します。 今年度は箕輪町内の男性22人、女性23人の合わせて45人が受講し平均年齢は64.4歳でした。 平澤町長は「今日は新たな健康づくりの出発点。卒業後もアカデミーで行ってきた運動とコミュニケーションを実践し、生涯現役で頑張って下さい」と話していました。 卒業生を代表して麻野員伯さんと唐澤敬治さんは、「アカデミーで得た知識と経験を忘れず、卒業後も仲間と楽しみながら健康づくりをしていきたい」と話していました。 卒業生の中にはアカデミーに参加した事で、ウエストが8センチ細くなったり、体重が7.3キロ減った人がいたということです。
-
給食モデル校設置へ
伊那市の白鳥孝市長は、給食をとおして子供達が農業や調理などに関わり、新たな食の在り方を実践するモデル校を来年度設置したい考えを26日示しました。 26日は市役所で開かれた定例記者会見の中で白鳥市長が明らかにしたものです。 伊那市では、小中学校の今後の給食の在り方について、各学校で調理する自校方式や、集約して調理するセンター方式について検討が進められてきました。 伊那市教育委員会では、去年の11月から教育委員や学校長、栄養士が、小中学校の給食の「献立」や「調理」など4つの作業部会に別れ検討を重ねてきました。 作業部会では、各学校の特徴を生かし農業体験や地域との交流のなかで食材を調達する事などをまとめた報告書を今月、市や市議会に提出していました。 報告を受け白鳥市長は、今後の給食施設の在り方について、既存の方式にはとらわれず、成長に応じて農業と関わる給食を提供し、そのうえで、施設をどうするか考えたいとしています。 モデル校については、地域の協力が得られ、学校近くに十分な農地の確保ができる、村部の学校が望ましいとしています。
-
駅伝合宿校のごみ拾いに感謝 いちご贈呈
伊那市西箕輪羽広のみはらしいちご園は春の高校伊那駅伝に出場後、羽広荘で合宿している高校生に26日イチゴをプレゼントしました。 みはらしいちご園の井踏岩夫組合長が合宿中の高校生にイチゴを渡しました。 羽広荘には、春の高校伊那駅伝に出場した佐久長聖高校、洛南高校、九州学院高校、大牟田高校の4校が、駅伝当日の23日から27日まで合同合宿を行っています。 生徒たちが毎朝、みはらしファーム内のごみ拾いをしていることに感謝の気持ちを込めてイチゴを贈りました。 イチゴは紅ほっぺという品種でおよそ30パック分用意したということです。生徒を代表して佐久長聖高校駅伝部の澤弘平主将は、「頂いたイチゴをパワーにして、練習に励んでいきたい」と感謝していました。
-
春告げるロトウザクラ開花
このところの暖かい陽気で伊那市中央のメガネ・宝石のナカムラではロトウザクラが咲きはじめています。 ロトウザクラは、4年前に植えられたもので、高さは、およそ6メートルです。現在咲いている花は数輪です。去年と比べると、開花は、1週間ほど遅れているという事で、見頃は今週末頃になりそうだという事です。
-
高遠ぶらり食べ歩きチケット
伊那市観光協会は、高遠を訪れる観光客の滞在時間を増やそうとお得なサービスが受けられる「高遠ぶらり食べ歩きチケット」を4月から販売します。 チケットは、1部500円で1枚100円相当の猫のシールが5つついています。 有効期間は、4月1日から11月30日までで、高遠町内の15の飲食店などで使うことができます。 1個120円の高遠饅頭が100円に、高遠そばが100円引きで食べられるなどの特典があります。 チケットは、4月1日から伊那市役所内の伊那市観光協会など3か所で販売されます。 さらに、高遠町の参加店舗などにも協力をよびかけ販売していく計画です。 高遠ぶらり食べ歩きチケットは、1,000枚50万円分を制作する計画です。
-
たかずやの里 引越し 涙雨
伊那市東春近に新しい施設が完成した、児童養護施設たかずやの里に、古い施設から思い出の品や入所者の衣類などを運び込む引越し作業が26日行われました。 引越しは、富県地区のボランティアや東春近地区のボランティアなどおよそ100人が参加し、小雨が降る中作業が行われました。 富県にあった古い施設から富県のボランティアが、思い出の写真パネルや入所者の衣類、雑貨などを運び出していました。 荷物は、行き先別に、軽トラックいっぱいに積み込まれ、新しい施設で待つ東春近のボランティアに引き渡されました。 新しい施設は、鉄骨造りの2階建てで、敷地面積は6,000平方メートル、延べ床面積は2,100平方メートルです。 これまでは全員が1つの施設で暮らしていましたが、より家庭的な生活が送ることが出来るようにと6人から8人のグループに分かれて生活します。 荷物は、東春近のボランティアが手際よく各グループの部屋に運び入れていました。 新しい施設はあす開所式を行い、新生活がスタートします。
-
市長選現職1派 市議選25派 立候補届出説明会
任期満了に伴い4月20日告示、27日投開票で行われる伊那市長選挙、伊那市議会議員選挙の立候補届出手続き等説明会が25日開かれ、市長選には現職の1派が、市議選には定数21に対し25派が出席しました。 25日は、伊那市役所で伊那市選挙管理委員会などから注意事項や書類の取り扱いなどの説明を受けました 市長選には出馬を表明している無所属で現職の白鳥孝さんの1派のみが出席しました。 定数21の市議選には、現職19派、新人6派の、合わせて25派が出席しました。 党派別では共産4、公明2、無所属19となっています 市長選、市議選は4月14日、15日に立候補届出書類の事前審査が行われ、20日告示、27日投開票となっています。
-
果樹凍霜害対策研修会
りんごや梨の凍霜害を未然に防ごうという研修会が18日、箕輪町のJA上伊那箕輪果実選果場で開かれました。 これは、去年上伊那で大きな被害があったりんごや梨の凍霜害を今年はできる限り防ごうと、JA上伊那果樹部会が主催したものです。 この日は、上伊那の果樹生産者およそ60人が参加しました。 研修会では、上伊那農業改良普及センターの職員から、樹木を寒さから守るために最も効果的だとされている、せん定した枝のチップを活用した燃焼法の実施方法が説明されました。 耐熱素材でできた容器に、せん定したりんごや梨の枝をチップ状に乾燥させたものを入れ、火を点けます。 りんごは、木が並ぶ通路に、梨は枝が広がっている下にこれを置きます。 燃焼時間はおよそ3時間で、10アールあたり40個置くのが効果的だということです。 JA上伊那によりますと、去年の上伊那の凍霜害の被害は、およそ230ヘクタール、2億8,500万円となっています。
-
小森悠矢君 小学生ソフトテニスダブルスで全国大会
伊那市の東春近小学校3年の小森悠矢君が全国小学生ソフトテニス大会に長野県代表として出場します。 25日は小森君やクラブのコーチなど4人が伊那市役所を訪れ、酒井茂副市長を表敬訪問しました。 小森君は、11月に開かれた長野県予選で三位となり、全国小学生ソフトテニス大会ダブルス男子4年生以下の部に長野県代表として出場します。 伊那市のソフトテニスクラブ伊那キッズに所属していて、飯島町の二年生とペアを組んでいます。 酒井副市長は、「長野県の代表として活躍し、全国の皆さんと友達になってください」と激励しました。 小森君が出場する全国小学生ソフトテニス大会は、29日から千葉県で開かれます。
-
おごち保育園で最後の卒園式
箕輪町内9つの保育園で25日、一斉に卒園式が行われました。 来年度、長岡保育園と統合し東みのわ保育園となるおごち保育園では、最後の卒園式が行われました。 式では、統合に当たり職員が作詞した「おごち保育園の歌お別れバージョン」を園児全員で歌いました。 おごち保育園は、昭和30年に開園し、これまでに1,419人の園児が卒園しました。 来年度、長岡保育園と統合し東みのわ保育園となるため、おごち保育園での卒園式は最後です。 おごち保育園での保育は8月中旬までで、東みのわ保育園の開園は、お盆明けの8月18日を予定しています。 井澤恵美子園長から卒園する園児14人に保育証書が手渡されました。 証書を受け取った園児は、将来の夢を発表しました。 井澤園長は、「自分の力を信じて新しいことに挑戦してください」と園児に呼びかけました。 箕輪町では25日、9つの保育園でおよそ230人が卒園しました。
-
子どもの育ちと保育・教育を考える会 発足
上伊那の子育て中の親や教育関係者の有志は、子どもの育ちと保育・教育を考える会を25日発足させました。 25日は伊那市の伊那公民館で結成総会が開かれました。 市内を中心に35人が会員で、総会にはそのうち15人が参加しました。 子どもの育ちと保育・教育を考える会は、国の教育制度について学び、子どもにとって望ましい保育や教育について研究しようと発足しました。 総会では保育と社会制度について、地方自治を研究している池上洋通さんが講演しました。 池上さんは、「乳児保育で最大の問題は育児休暇。しっかりとれる環境が大事で、親の健康や子供の発達に大きくかかわってくる」と話していました。 会では今後、会員同士の交流などを行い、情報を発信していきたいとしています。
-
中尾歌舞伎保存会師匠 西村清典さん死去
伊那市長谷中尾に伝わる中尾歌舞伎保存会の指導者、西村清典さんが25日の朝、病気のため病院で亡くなりました。 95歳でした。 昭和の始め16歳で初舞台にたった西村さん。 昭和61年の中尾歌舞伎復活以来27年間指導にあたってきました。 若手の育成や中尾歌舞伎の継承などに尽力しました。 去年、6月には中尾歌舞伎の継承や地域活性化に功績があったとして知事表彰を受賞しました。 保存会会長の西村寿さんは「ずっと教えていただいた。感謝の気持ちでいっぱいです。師匠の意志を継いでいきたい」と話していました。 西村清典さんの葬儀は、28日の正午からグレース虹のホール高遠でとり行われます。
-
伊那市緊急速報メール導入
伊那市は来年度、災害時の避難勧告など緊急情報を市内限定で携帯電話に発信する緊急速報メールを導入します。 これは25日開かれた、伊那市防災会議の事業計画で報告されました。 災害時の情報伝達体制の強化を図るためNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクが提供するサービスを導入します。 事前登録の必要がなく伊那市にいる人の携帯電話やスマートフォンに自動に入ります。 メールで配信するのは、避難準備情報や避難勧告、避難指示などで、携帯利用者の負担はありません。 伊那市では、登録制の安心安全メールを提供していますが、登録していない人や訪れる観光客などにも緊急情報を流せる手段の一つとして活用したいとしています。 伊那市では今後試験を行い、3社と協定を結び来年度早い時期に運用を始めたいとしています。
-
南箕輪村人事 課長級昇格2人
南箕輪村は4月1日付の人事異動を24日内示しました。 異動は43人の中規模で、課長級への昇格は2人です。 教育次長に、学校教育係長の伊藤泰子さんが昇格します。 会計管理者に財務課財政係長の平島寛秋さんが昇格します。 異動総数は43人で課長級の異動は4人となっています。
-
手話言語法制定を目指す講演会
手話を言語と認め、使いやすい環境整備を整える手話言語法の制定を目指す講演会が15日伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれました。 講演会では、全日本ろうあ連盟理事の藤森秀一さんが、「手話言語法」について話しました。 全日本ろうあ連盟は手話を言語と認知し、ろう者が手話を使用することを認めさせる手話言語法の制定をめざし活動しています。 藤森さんは、「手話言語法が制定されれば、さらに多くのテレビ番組に手話通訳がつくなど、一般からの理解や支援が広がっていくと思う。地方から活動を盛り上げ、国を動かしていきたい」と話しました。 講 演会は、上伊那手話通訳団と上伊那聴覚障害者協会が開いたもので、会員や市町村の福祉担当者などおよそ20人が参加しました。
-
伊那剣心館 跳躍素振り大会
伊那市を拠点とする剣道クラブ「伊那剣心館」は23日、日頃の稽古の成果を披露する跳躍素振り大会を武道館で行われました。 大会は、一年の練習の成果を披露する場として行われていて、何回素振りを続けられるかを競います。 この日は、小学1年生から中学生までの14人が参加しました。 太鼓の合図にあわせて全員が一斉に竹刀を振りおろしました。 剣心館師範の山崎圭祐さんによると「跳躍素振りを続ける事は体力や精神力が必要で、日頃の稽古の差が出やすい」と言うことです。 初めのうちは全員、力強く竹刀を振っていましたが1,000回を超えると、疲れが出たのか一人またひとりと、脱落していきました。 およそ1時間を過ぎると大会は終了となり記録は、4,000回で打ち切られ4人が残りました。
-
井月の句にちなんだ料理試食
JA上伊那などでつくる「上伊那!食べたい」提案隊は、地域活性化に繋げようと、漂泊の俳人井上井月にちなんだ料理を考案し、24日、試食会を開きました。 試食会には、「上伊那!食べたい」提案隊を組織する、JA上伊那や上伊那地方事務所などの関係者、およそ30人が集まりました。 井月が詠んだ句に出てくる農産物や伝統食にちなんだ料理を提案することで、地域の貴重な食として記録に残し、地元農産物の価値の再認識と地域振興に役立てようというものです。 料理は、春、夏、秋、冬と季節ごとに分けて、全部で14品作りました。 提案隊はこの日のアンケートを基に料理の改良を進め、4月中にはレシピを公開する考えです。
-
信州大学農学部 287人卒業
信州大学農学部の卒業式が23日、南箕輪村の農学部のキャンパスで行われました。 この日は、信州大学の山沢清人学長から代表の学生に卒業証書が手渡されました。 今年卒業するのは、学部生204人、修了生79人、博士課程4人の、合わせて287人です。 山沢清人学長は「グローバルな人間になってください。日本を飛び出し、世界での活躍を期待します。」とあいさつしました。 卒業生を代表して、修士課程、応用生命科学専攻の戸田一弥さんは「大学で学んだ多くのものを糧に、自分を磨きながら社会の一員として精進していきたい」と謝辞を述べました。 今年卒業を迎えた学生のうち、博士課程をのぞいた、283人ほとんどの進路は決まっていて、およそ6割の学生が就職、3割が大学院への進学となっています。
-
ジオパーク南ア大会実行委員会 初会合
今年9月に伊那市で開かれる日本ジオパーク南アルプス大会を前に24日、伊那市創造館で実行委員会の初会合が開かれ、実施計画などについて説明がありました。 実行委員会は国や県の関係機関や市町村長などで組織され、およそ30人が参加しました。 会議では、日本ジオパーク南アルプス大会の日程や実施計画、目的などについて確認していました。 日程は9月27日から30日までの4日間で、初日は伊那文化会館周辺を主会場に講演会やレセプションが計画されています。 2日目はいなっせ周辺を主会場に教育や防災などの分科会、3日目は伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村のジオ見学ツアー、最終4日目は、仙丈ヶ岳の登山が計画されています。 委員会では県内外から2,900人の集客を見込んでいて、訪れる多くの人に、ジオに関わる魅力を伝え、残していくことを目指していくとしています。 参加者は閉会後、それぞれの計画に向けた意見交換をしていました。
-
伊那中央病院に腫瘍内科と腎臓内科 設置
伊那中央病院は4月から新たに腫瘍内科と腎臓内科を設置し地域医療の中核病院としての機能を充実させます。 24日伊那市役所で伊那中央行政組合議会が開かれ、新しい科の設置に関する条例改正案が可決されました。 新たに設置されるのは、腫瘍内科と腎臓内科です。 腫瘍内科は伊那中央病院の医師が専門医としての資格を取得したことから設置されるもので、高度ながん治療が行われます。 地域がん診療連携拠点病院に指定されていて満足度の高い、がん医療の提供が期待されています。 腎臓内科は信大病院から専門医が派遣されることから設置されるもので伊那中央病院では上伊那の中核病院としての役割を果たしていきたいとしています。
-
歯と口の健康相談窓口開設へ
上伊那口腔保健センターを運営している上伊那歯科医師会は4月に「歯とお口のよろず健康相談窓口」を開設します。 24日は伊那市西町の上伊那歯科医師会館で窓口開設に関する記者会見が開かれました。 この相談窓口は歯科診療や口腔ケアに関する相談先を明確にし地域医療に貢献しようと上伊那歯科医師会が運営する上伊那口腔保健センターに開設するものです。 センターでは休日の歯科診療や検診が行われていて今回新たに窓口を開設し業務を拡大します。 歯科衛生士が常駐し歯科医には聞きづらいことや治療の内容で困ったことなど歯と口に関する悩みを相談することができます。 また寝たきりや体が不自由な人のための訪問歯科診療も行われる他かかりつけの医師やケアマネージャーなどと連携を図り健康状態の把握にも努めます。 相談受付は4月1日から始まり電話番号は78-8510。受付時間は平日月曜日から金曜日の午前9時から午後5時までとなっています。
-
4月からの新入社員対象 研修会
伊那市の企業を中心に4月に入社を予定している新入社員を対象にした企業合同フレッシュマン研修が24日、伊那商工会館で開かれました。 研修は新入社員としての自覚をもってもらおうと伊那商工会議所などが開いたもので12社から34人が参加しました。 研修では東京のダンズ人材教育研究所所長の渕野広喜さんが話しをしました。 渕野さんは、「会社が求めているのは能力ではなくどういう気持ちをもって働いてくれるかです。会社の看板を背負い自分のできることにしっかり取り組んでください。」と呼びかけていました。 研修は24日、25日の2日間でビジネスマナーや仕事に対する心構えなどについて学ぶことになっています。
-
高遠藩大甲冑展 はじまる 6月22日まで
高遠藩最後の藩主、内藤頼直が、版籍奉還に伴い旧領内111か所に奉納した武具などを展示した高遠藩大甲冑展が21日から伊那市高遠町の歴史博物館で始まりました。 会場には、甲冑を中心に35点が並んでいます。 武具を奉納した際の覚書もあり、行き先が明確に記されています。 江戸から明治へ世の中が大きく変わりつつあった明治2年、高遠藩の最後の藩主、内藤頼直は、版籍奉還を行い、高遠藩の領地と領民を朝廷に返還しました。 2年後の明治4年、頼直は、高遠を中心に、北は塩尻市洗馬、南は駒ヶ根市中沢までの旧領内111か所に甲冑などの武具を奉納しました。 平成20年からの調査でこれまでにわかっているものを今回展示しました。 中には現存するのは珍しいとされる馬面や馬鎧もあります。 これは防御というより、敵に対して威嚇する効果をねらったものだということです。 歴史博物館では、「時代の移り変わりとともに内藤家から地域へと伝えられてきた武具は、長い歴史を歩んできた生き証人ともいうべき文化財」と話しています。 高遠藩大甲冑展は、6月22日まで高遠町歴史博物館で開かれています。
-
春の高校伊那駅伝 過去最多出場
早春の伊那路を駆け抜ける春の高校伊那駅伝が、23日伊那市の陸上競技場を発着点に行われました。 男子は三重の伊賀白鳳が2連覇を果たし、女子は大阪薫英女学院が初優勝しました。 男子は、午後0時5分に伊那市陸上競技場をスタートし、6区間42.195キロをタスキでつなぎました。 全国の強豪校や県内から過去最多となる121チームが出場しました。 伊那市の中心市街地では、多くの人が声援を送っていました。 美篶青島のナイスロードでは、美篶の名称の由来とされるすず竹を手に、地域住民が参加校の名前を書いた凧を持って応援していました。 折り返し地点となる高遠町商店街で先頭は、伊賀白鳳高校。 佐久長聖高校は15位で通過しました。 第4中継所の伊那市役所では、市内のチアリーディング・エムスターズがレースに花を添えていました。 伊賀白鳳は4区でトップを世羅に奪われ、陸上競技場にトップで来たのは、世羅高校でしたが伊賀白鳳が抜き返しゴールしました。 タイムは2時間10分14秒で2年連続3回目の優勝を果たしました。 県内トップは佐久長聖で20位でした。 一方女子も過去最多の59チームが出場し、午前10時に陸上競技場をスタート。 5区間21.0975キロをタスキでつなぎました。 いなっせ前では、伊那中学校吹奏楽部の生徒が演奏し大会を盛り上げていました。 女子は、大阪薫英女学院が1時間9分54秒の大会新記録で初優勝を果たしました。 県勢のトップは長野東高校で4位に入りました。
-
市長選出馬表明の白鳥孝さん事務所開き
任期満了に伴う伊那市長選に出馬を表明している白鳥孝さんの後援会は22日、伊那市中央で事務所開きを行いました。 事務所開きには後援会の発表で200人が集まりました。 現職で2期目を目指す白鳥さんはリニア中央新幹線の開通を見据えたまちづくりとして人口増加対策の重要性を訴えました。 後援会は選挙に備え市内27か所に支部を設置していて、4月2日に政策発表を予定しています。 市長選に出馬を表明しているのは現職の白鳥さんのみでほかに対立候補を模索する動きがありますが擁立には至っていません。 伊那市長選挙は4月20日告示、27日投開票となっています。
-
はなまる地域探検隊 国際交流会
伊那市内の小中学生がさまざまな体験を通して学ぶはなまる地域探検隊の国際交流会が22日伊那市のいなっせで開かれました。 交流会には小中学生とはなまる地域探検隊のOB65人が参加しました。 交流会では上伊那で英語の指導をしているイギリス人とアメリカ人と交流しました。 参加者は、机の下をくぐったり、風船を割る障害物リレーをして楽しみました。 国際交流会は、海外の文化に触れ、視野を広げてもらおうとはなまる地域探検隊が毎年行っているものです。 「カントリーダンス」と呼ばれるアメリカのダンスを一緒に踊りました。 はなまる地域探検隊の伊藤元郎隊長は、「探検隊の活動を通して、実行力を身に着けていってほしい」と話していました。
-
春の高校伊那駅伝 23日開幕
春の高校伊那駅伝が、23日伊那市陸上競技場を発着に行われます。 22日は伊那文化会館で開会式が行われました。 女子の部にエントリーしている長野東高校の川上綾香主将が選手宣誓をしました。 今年は過去最多の男子129チーム、女子71チーム、合わせて200チームがエントリーしています。 伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーでは、出場校の地元の名物が並ぶ「全国味自慢物産展」が開かれています。 今年は35の都道府県の40種類の弁当や飲み物などが販売されています。 訪れた人たちは、多くの商品の中から気に入ったものを購入していました。 23日はいなっせ南側の特設会場で販売されます。 三峰川堤防には、駅伝を盛り上げようと「日本一ノEKIDEN」の文字が書かれています。 雪で書かれていた文字が溶けたため、草を焼いて作られました。 春の高校伊那駅伝は、23日の伊那市陸上競技場を発着に行われます。 女子は午前10時、男子は午後0時5分のスタートとなっています。
-
たかずやの里新施設完成
建物の老朽化などにより、伊那市東春近中組に移転改築が進められていた児童養護施設たかずやの里が完成し、関係者およそ150人が22日、竣工を祝いました。 22日は、上伊那8市町村の行政や教育関係者の他、富県と東春近の地区住民などおよそ150人が集まり、完成を祝いました。 建物は、鉄骨造りの2階建てで、敷地面積は6,000平方メートル、延べ床面積は2,100平方メートルです。 定員は40人で、これまでは全員が1つの施設で暮らしていましたが、より家庭的な生活が送られるよう6人から8人のグループに分かれて生活します。 施設内には、男女それぞれ個室が10室と2人部屋が3室あります。 他に、年長児の自立に向けた練習を行う多目的宿泊棟や小学生未満の子どもが生活する幼児棟もあります。 施設の北側には、地域住民との交流や子ども達が太鼓の練習を行う交流館も建設されました。 総事業費は4億4,400万円で、うち2億2,400万円を国や県の補助金で、1億6,900万円を市町村の支援金で賄います。 他に、上伊那広域連合を通じて集まった寄付が667件3,890万円、たかずやの里に直接寄せられた寄付が119件896万円となっています。 JA上伊那本所で開かれた祝賀会では、工事や設計を行った建設業者2社に感謝状が贈られた他、たかずやの里の子どもと職員で作る太鼓クラブのメンバーが、祝いの太鼓を披露しました。 あすは施設の一般公開が行われます。 新しい施設での生活は、27日木曜日からスタートします。
-
融資保証金名目の特殊詐欺被害 24万円騙し取られる
伊那市内の30代の男性が、金融会社を名乗る男に現金24万円を騙し取られる特殊詐欺の被害にあっていたことが分かりました。 伊那警察署の発表によりますと、被害にあったのは伊那市在住の30代の男性です。 男性は、今月中旬インターネット上で見つけた金融業社に融資を申しでたところ「保証会社を間に入れるので保証金20万円を払ってください」と言われ、指定された口座に振り込みました。 その後、4万円を振り込みましたが融資を受けられず男と連絡が取れなくなったことから被害に気付き警察に届け出たものです。 伊那署では、融資を受ける際手数料や保証金などの名目で現金を要求された場合は詐欺を疑い、現金を振り込む前に警察に相談するよう注意を呼び掛けています。
-
陶房木賊に通う生徒の作品展示会
伊那市御園の陶芸教室「陶房木賊」に通う生徒の作品展示会があすまで、伊那市御園の倉庫ギャラリーtokusaで開かれています。 会場には、教室に通う生徒の作品およそ500点が並んでいます。 上伊那地域の小学生から80代までの70人ほどで、週1回教室に通っています。 生徒の6割が主婦ということで、器や花器などの実用的な作品が多く並んでいます。 その他にも、テーマを決めて制作する人もいて、この作品は「日本の豊かな食」を陶器と米を使って表しています。 代表の伊藤真一さんは「芸術家ではなく一般の人が作る作品なので気軽に見に来てほしい」と話していました。 作品展示会は、あすまで伊那市御園の倉庫ギャラリーtokusaで開かれています。