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新山保育園 再開正式決定
園児数の減少で休園になっている伊那市富県の新山保育園の来年度の再開が決定しました。 伊那市は、7日保護者あてに入園承諾書を発送しました。 伊那市子育て支援課によりますと、7日現在来年度の入園希望者は、22人です。 伊那市は、新山保育園の再開の条件を定員の半数の20人とし、再開の最終決定は、入園承諾書の送付時としていました。 伊那市は7日、就労状況などの審査を終えた来年度の新規保育希望世帯、350世帯に入園承諾書を発送しました。 新山保育園の保護者にあてた入園承諾書には、入所する保育所の名称の欄に新山保育園と明記されていました。 子育て支援課職員が入園承諾書が入った封筒を庁舎内の所定の場所に運び、地域別に仕分けしていました。 新山保育園は、市の行政改革大綱に基づき入園希望者が定員の半数に満たなかったため、平成21年度から休園となっています。 地元住民らでつくる新山の保育園・小学校を考える会は、再開を目指し交流会を開いたり、子育て世代に入園希望調査を行うなどして入園希望者の確保に取り組んできました。 伊那市は、去年11月の希望調査で入園希望者が20人に達したことから、来年度の再開を見込んで職員の配置やトイレの水洗化などの対応を進めています。 4月からは、子どもたちの元気な声が木造の園舎に響きます。
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村民体育大会で息の合ったプレー
南箕輪村冬季村民体育祭ソフトバレーボール大会が2日、村内3つの会場で開かれ、チームごと息の合ったプレーをみせていました。 大会には、村民およそ450人57チームが参加しました。 冬場の体力づくりと親睦を深めることを目的に村公民館が冬と夏の年2回開いています。 ソフトバレーは年齢ごと4つのブロックに分かれて行われました。 このうち40歳以上のシルバーの部と50歳以上のゴールドの部の試合が行われた村民体育館では、仲間同士声をかけ合いながらボールを追いかけていました。 南箕輪中学校体育館ではファミリーの部の試合が行われ、小学生が元気に動き回っていました。 関係者は「勝ち負けにこだわらず、和気あいあいと参加者が楽しめたと思う」と話していました。
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箕輪北小学校 全校児童が琴を体験
箕輪町の箕輪北小学校の児童は、3日から全校で日本の伝統楽器、琴の演奏を体験しています。 4日の2時間目は、2年生が体験しました。 琴の教室は音楽の授業の一環として、児童に日本の伝統楽器の琴を身近に感じてもらおうと毎年開かれていて、今年で4年目です。 講師は、上伊那や愛知県で琴の演奏を行っている3人です。 2年生は1年ぶりに琴に触り、「チューリップ」を弾きました。 講師の気賀澤美香さんは「あまり触る機会がない琴に触れて、親しみをもってもらいたい」と話していました。 琴の教室は5日まで行われ、全てのクラスが体験したということです。
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伊那市自主防災組織のあり方 説明会開く
伊那市は、自主防災組織のあり方について考えてもらおうと自主防災組織説明会を6日、伊那市のいなっせで開きました。 説明会は、伊那市が提示する自主防災の役割や取り組みついて住民に考えてもらおうと毎年開かれていて、今年で3回目です。 会場には各地区の区長や自主防災組織の会長などおよそ220人が集まりました。 説明会では、市の危機管理課の職員から、自主防災組織の役割や活動、自主防災訓練について説明されました。 市の防災・減災対策については「実践的な防災訓練の実施や迅速な情報提供を行い、災害に強いまちづくりを目指す」としています。 自主防災組織の役割については「地区内の危険箇所を把握したり、地域や団体の行事に防災を取り入れるなどして、区民全員で防災意識を高めてほしい」と呼びかけました。 伊那市は、8月30日と31日に、富県地区を主会場に防災訓練を実施する予定です。
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若者巻き込み地域活性化
若者参加のまちづくり協議会は中心商店街の再生について考えようと4日、タウンステーション伊那まちで講演会を開きました。 講演会は伊那まちを元気にしたいと考える、若者参加のまちづくり協議会が開いたもので、およそ30人が集まりました。 講師は、まち育ての研究、実践の全国行脚をしている、愛知県にあるNPO法人まちの縁側育み隊の延藤安弘代表理事がつとめました。 講演では、幻燈という、スライドを使いながら、まちの育て方や実践に基づいた物語を語っていました。 延藤さんは、「まちを再生させるためには若者の意見が必要。いかに若者を巻き込めるかが重要」などと話していました。
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わら草履作り名人 蟹澤雪人さん
伊那市手良野口の蟹澤 雪人さん。わらぞうり作りの名人です。 昔は、農閑期になると、どこの農家でも、ぞうりを作っていましたが、今では作れる人もほとんどいません。 小学校の授業でぞうり作りを教わったという蟹澤さん。 家計を助けるため、多いときには一冬で100足のぞうりを作りました。
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春富・美和土地改良区で小水力発電へ
農業用水路を活用した小水力発電の研究をしてきた研究会は、伊那市の春富土地改良区と長谷の上伊那美和土地改良区の水路で発電を行う事業計画を決めました。 6日は、伊那合同庁舎に、土地改良区の役員や県、市町村の関係者が集まり、これまでのまとめとなる第4回上伊那地域農業生産基盤再生可能エネルギー活用研究会が開かれました。 研究会は、農業用水路を活用した小水力発電の売電収益で、土地改良施設の維持管理を安定的に行っていけるよう検討を進めてきました。 検討を行ったのは、伊那市の春富土地改良区、上伊那美和土地改良区、駒ヶ根市の大田切土地改良区、駒ヶ根土地改良区の4つです。 そのうち、春富は、桜井分水工で発電を行う予定で、8億9千万円をかけ、小水力発電所の建設を含めた水路整備を行う計画です。 来年度工事に着手し、平成33年度に完成を目指します。 最大可能出力は190キロワットで、かんがい期のみの発電予定です。 美和は、9,500万円をかけて、小水力発電施設を建設する予定で、来年度着工、平成28年度の完成を目指します。 最大可能出力は12キロワットで、通年発電を予定しています。 駒ヶ根市の2つの土地改良区は、採算が合わない事から今回は計画を断念しました。 事業費は、国・県・市町村・土地改良区が負担し、発電した電力は、中部電力に売電します。 土地改良区からは、「施設の維持管理が難しくなる中で、安定した売電ができるようお願いしたい」といった声があがっていました。
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公立高校前期選抜試験 始まる
公立高校の前期選抜試験が6日から始まりました。 このうち南箕輪村の上伊那農業高校では、受験生が緊張した面持ちで試験会場に向かっていました。 平成26年度の公立高校の志願予定者数は2万752人で、このうち34.5%の7,156人が前期選抜に出願しました。 前期選抜の実施は各高校の判断となっていて上伊那の公立高校のうち、伊那北高校の普通科、伊那弥生ヶ丘高校、赤穂高校の普通科では実施していません。 前期選抜を実施した上伊那農業高校の各科の募集は20人で、倍率は、生産環境科が2.1倍、園芸科学科は2.3倍、生物科学科は1.95倍、緑地創造科は1.6倍となっています。 県内一部の学校で、7日も前期選抜が行われます。 公立高校の前期選抜の合格発表は14日に行われることになっています。
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森林税活用し 親子で木育工作
伊那市は、県の森林税を活用した木育推進事業を市内の保育園で初めて開き、親子が地域の木材を使った工作に挑戦しました。 工作体験は、伊那市の竜西保育園で行われました。 6日は参観日で、年長園児とその保護者が、工作を楽しみました。 伊那市の市有林から出た間伐材や、高遠城址公園の桜を枝打ちしたものなどが材料です。 子どもたちは、気に入った材料を手に持ち思い思いの作品を作っていました。 市内の木工業者10人ほどが、電動ノコギリやドリルを使って、作品作りに協力しました。 これは、木の手触りや香り、色などを身体で感じ、自然や木への関心を高めてもらおうと伊那市が進めている木育推進事業の一環で行われました。 県の森林税を活用して、材料や工具などを用意しました。 親子で協力して、様々な作品を作り上げていました。 竜西保育園では、「今日はたくさん職人さんが来てくれたので、作りたいものをつくる事ができた。こども達の夢がかなえられて良かった。」と話していました。
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最高気温-0.4度 この冬初めての真冬日
6日の伊那地域は日中の最高気温が0度を下回り、この冬初めての真冬日となりました。 6日の伊那地域の最高気温は、午後0時11分の-0.4度で、この冬初めての真冬日となりました。 長野地方気象台によりますと、強い寒気と放射冷却の影響で気温が下がり、冷え込みの厳しい一日となりました。 この冷え込みは7日の朝まで続きますが、日中は晴れて気温が上がる見込みです。
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松本さん女子1000m全国1位 報告
第34回全国中学校スケート大会 女子1000メートルで優勝した東部中学校3年の松本芽依さんは5日学校で全校生徒に優勝を報告しました。 報告会は全校集会に合わせ開かれ東部中から出場した3年生の松本芽依さん、平澤春佳さん、1年生の松本竜弥君の3人が大会の結果を報告しました。 代表で挨拶した松本さんは「優勝できてうれしい。家族や友達の応援があり達成できました」と話していました。 全国中学校スケート大会は1日から4日まで長野市のエムウェーブで開かれました。松本さんは4日に行われた女子1000メートル決勝で1分23秒68を記録し優勝しました。 松本さんは、500メートルにも出場しましたが予選落ちした事もあり「中学最後となる1000メートルでは悔いのない滑りをする事を心がけた」と話していました。 今後について松本さんは地元の高校に進学を予定していてさらに上のレベルを目指したいとしています。
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箕輪経営研究会 新春講演会
企業経営者でつくる箕輪町経営研究会の新春講演会が箕輪町の伊那プリンスホテルで4日開かれました。 講演会は情報交換や会員同士の交流を目的に毎年この時期に開かれ4日は会員およそ50人が集まりました。 この日は、民間のシンクタンク 長野経済研究所の小澤吉則調査部長が「最近の経済情勢と2014年経済の見通し」と題し話をしました。 小澤さんは今年の経済見通しについては「県内企業はこれまで回復が遅れていたが円安や輸出の増加が見込まれ製造業を中止に持ち直しが予想される」と話しました。また、回復し始めた景気を継続的に右肩上がりにするには「技術を持つ事はもちろんだが、顧客のニーズを把握し顧客の要望に応えるファン作りをしていく事が重要」と話していました。 研究会では「経営者1人ひとりが元気になっていけるように今後も努力していきたい」と話していました。
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中古農機具展示場 8日オープン
JA上伊那は新たな顧客開拓をめざし上伊那では初となる中古農機具専門の展示場を8日にオープンします。 伊那市上牧の展示場ではオープンに向けて職員およそ10人が準備を進めていました。並べられているのは中古のトラクターや田植え機などおよそ200台です。 JA上伊那では、これまでも中古農機具の販売を行ってきましたが、今回、展示場を開設する事で、家庭菜園を楽しんでいる人や新規就農者など新たな顧客を開拓したいとしています。 この展示場は、8日午前9時にオープンする予定です。
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桜開花予想4月13日頃
日本気象協会は5日、第1回目の桜の開花予想を発表しました。 長野県の桜の開花予想日は平年並みの4月13日頃となっています。 日本気象協会は5日、全国48地点のソメイヨシノの開花予想を発表しました。 長野県長野市の開花は去年より7日遅く平年並みの4月13日頃と予想しています。 高遠城址公園の桜の開花予想は3月に発表されます。
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南ア北部登山口名称 賛成4、反対3
伊那市長谷地域自治区懇談会が4日開かれ、南アルプス北部地区の登山口に名称をつけることに対して長谷7地区の回答は、賛成が4地区、反対が3地区だったと発表しました。 長谷黒河内の南アルプス北部地区の登山口は、昭和40年代までは「長谷村の戸台」という名称で呼ばれていたということですが、現在は「仙流荘があるところ」というあいまいな表現になっています。 協議会は、南ア50周年記念事業などで訪れる人が多くなる今年、名称をつけ、南ア北部地区の長野県側登山口としての知名度アップを図り集客数の増加につなげたい考えです。 前回の協議会で各地区で話し合うことが決まり、その結果が各地区長から報告されました。 名称をつけることに賛成が4地区、反対が3地区でした。 賛成側からは、しっかりした呼び名は必要。「戸台」や「仙流荘前」などの名称はどうかと意見が出されていました。 反対側は、「仙流荘という呼び名に愛着があり、変える必要はない」や「県外の人にも仙流荘で浸透してきている」などと意見が出されました。 懇談会の中で協議会は、名称を付けたい考えを伝えました。 次回懇談会までに方向性を明らかにし、決定次第白鳥孝伊那市長に申し入れるということです。
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全県インフルエンザ警報発令
上伊那では先週1週間、1医療機関あたりのインフルエンザの患者数が30人を超え、2週連続の警報レベルとなっています。 長野県のまとめによりますと上伊那地域の1月27日から2月2日までの1医療機関あたりの患者数は48人で警報レベルの30人を超えました。 県全体でも44.66人で5日、警報が発令されました。 伊那ケーブルテレビの放送エリア内で5日現在学級閉鎖となっているのは、伊那西小学校1年の1クラス、箕輪東小学校2年の1クラス、沢保育園の2クラス、上古田保育園の1クラスとなっています。 県では手洗いをこまめに行うなど感染予防に努め、症状がある場合は早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。
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スケート女子1000m全国1位 東部中松本さん
第34回全国中学校スケート大会で伊那市の東部中学校3年生の松本芽依さんが、女子1000メートルで優勝しました。 大会は1日から4日まで長野市のエムウェーブで開かれました。 女子1000メートルは2日に予選が行われ松本さんは1分24秒69を記録し17位で通過し、4日に行われた決勝では予選より1秒余りタイムを縮め、1分23秒68で優勝しました。 松本さんは「中学最後の大会悔いの残らないすべりをしようと心がけた。とにかく、1000メートルで全国制覇でき素直にうれしいです。高校に進学してもスケートを続け、さらに強い選手になりたいです」と話していました。
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自然の大切さを伝える写真展
全国にある国立公園の風景や野生生物を映した写真展が伊那市の伊那図書館で開かれています。 これは、自然の素晴らしさや大切さを伝え自然保護や国立公園について知ってもらおうと関東地方環境事務所が開いたものです。 写真は、管轄地域でパトロールや動植物の調査をしているアクティブ・レンジャーが撮影したものです。 関東地方環境事務所管内には、南アルプスを含め6つの国立公園があります。 写真展は、管内6つの国立公園で撮影された植物や動物など45枚が展示されています。 このうち、南アルプス国立公園の写真は、四季を映した風景や生息するライチョウなどが写し出されています。 写真展は23日(日)まで伊那市の伊那図書館で開かれています。
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伊那市広報番組最優秀賞
伊那市が制作した広報番組が県市町村広報コンクールの映像部門で最優秀賞に選ばれました。 最優秀賞の受賞は平成20年度以来2回目です。 最優秀賞に選ばれた番組は、伊那の名物ローメンで世界記録に挑戦した伊那中学校の生徒の取り組みに密着し20分の番組にまとめたドキュメンタリーです。 この作品を制作したのは、伊那市役所秘書広報課の浦野真由美さんです。 浦野さんは、「大きな目標に挑む中学生の前向きな姿勢を地域の人に知ってもらいたいとの思いで制作した」と話します。 4日、県の担当者から審査結果の連絡があり浦野さんは、最優秀賞を受賞したことを酒井茂副市長に報告しました。 今年の広報コンクールの映像部門には県内の市町村から7作品の応募がありました。 審査員からは、中学生の思いに行政や伊那ローメンズクラブも応えて一緒に取り組む姿が興味深く見ることができた番組と評価されたということです。 県のコンクールで最優秀賞を受賞した広報番組は、社団法人日本広報協会主催の全国広報コンクールに推薦されることになっています。
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春を迎える酒「立春朝搾り」
4日は、立春。暦の上では春となりました。 伊那市の酒蔵宮島酒店では春を迎える酒「立春朝搾り」の出荷作業が行われました。 宮島酒店では、朝4時過ぎから作業が行われていました。 正月が明けてから仕込み、1か月ほど発酵させた日本酒を瓶に入れていきます。 立春朝搾りは、日本名門酒会に加盟する全国39の蔵元で23万本が作られ、全国900店で販売されます。 立春の朝に搾った酒をその日のうちに味わってもらおうというもので、宮島酒店では4日、例年並みの4000本を出荷しました。 4日の朝は、信濃錦を取り扱っている中南信エリアの酒販店関係者が、しぼりたての酒が入った瓶に、平成26年甲午2月4日と印刷されたラベルを貼っていました。 立春朝搾りは、上伊那で契約栽培された酒米美山錦を使用した純米吟醸酒で、宮島酒店では春の始まりにふさわしいフレッシュな味を楽しんで欲しいと話しています。 午前8時からは朝搾った酒のお祓いが行われました。 この後、出来上がった酒の香りや味を楽しみました。 この立春朝搾りは予約制ですが若干在庫があり、伊那市の酒文化いたやで販売されています。 価格は、720ミリリットル入りが1575円、一升は、3150円となっています。
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伊那中アンサンブルコンテスト初の県代表
長野県吹奏楽連盟などによるアンサンブルコンテストで伊那中学校が初めて県代表となり東海大会出場を決めました。 県代表となったのは伊那中吹奏楽部の部員4人で、現在、東海大会に向け練習に励んでいます。 今回で39回目のコンテストには県内からおよそ600団体が出場し地区予選などを経て、先月25日に松本市で開かれた県大会で代表5団体が決まりました。 上伊那の学校が代表となるのは25年ぶりで伊那中学校は今回が初めてだということです。 東海大会は8日に岐阜県で開かれることになっています。
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東みのわ保育園 上棟式
今年6月の開園を目指す東みのわ保育園の上棟式が4日、箕輪町南小河内の園舎建設地で行われました。 この日は、東みのわ保育園に通う予定の園児や建設関係者などおよそ110人が出席し、上棟を祝いました。 東みのわ保育園は、長岡保育園とおごち保育園を統合して建設します。 建設費はおよそ5億9,700万円、建物は鉄筋平屋建てで、面積はおよそ1,750平方メートルです。 太陽光発電や、冷暖房に地中熱を利用するなど、自然エネルギーが活用できる設備も備わるということです。 式では、園児に向けてお菓子が投げられました。 おごち保育園の井澤恵美子園長は「園児が大人になっても思い出に残るような一日になりました。大人になって親になっても今日のことを思い出してほしい」と話しました。 東みのわ保育園は6月上旬の開園を目指しています。
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魚が上る道「魚道」
河川に造られたダムや堰堤により妨げられた魚の遡上を助ける魚道。 魚が上る魚道には様々な形式のものがあり工夫が凝らされています。 動植物の生態に詳しい、元信州大学農学部教授の建石繁明さん。 建石さんは、県が管理している小黒川に造られている古い魚道について、その形状から魚が遡上することは難しいと指摘します。
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高齢者の虐待保護へ連携
高齢者を虐待などから保護する、伊那市高齢者施設権利擁護ネットワーク連絡会が発足し初会合が27日伊那市役所で開かれました。 連絡会は伊那市が老人福祉施設との連携を図り高齢者を虐待などから守ろうと設置したものです。 初会合には上伊那の老人福祉施設の相談員などおよそ30人が出席しました。 伊那市によりますと、高齢者虐待の相談件数は毎年30件近くあり内容は身体的なものが最も多いほか、心理的、経済的虐待も含まれています。 現状市では虐待があった場合、保護または虐待者と分離する対応をとっているということです。 市では施設と情報を共有することで虐待の防止や早期発見に努めるほか、その対応についても協力していくとしています。
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部活の朝練 学校判断
中学校の部活動の朝練を原則行わないとする県教育委員会の方針について伊那市教育委員会の久保村清一教育長は「各学校の判断に任せる」との考えを示しました。 3日、久保村教育長は伊那合同庁舎で上伊那の各市町村の教育委員会に、伊那市教育委員会の方針を伝えました。 この報告は非公開で行われました。 これは県教育委員会の朝練を原則として行わないとする中学生期のスポーツ活動指針の素案に対する市教育委員会の方針を示したものです。 久保村教育長は「市の中学校の部活動に要する時間は県教委の素案の2時間以内、多くても3時間という範疇に入っている」としたうえで、「朝練については各学校の判断に任せる」との考えを示しました。 上伊那の伊那市以外の教育委員会では今回の報告をもとに方針をまとめることにしています。 また2月中に出される予定の県教委の指針受け、3月には上伊那で方針を1本化することにしています。
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農村女性ネットワークいな 地産地消セミナー
伊那市内の女性農業者でつくる農村女性ネットワークいなは、地元の食材を使った地産地消セミナーを1月31日、伊那市のいなっせで開きました。 地産地消セミナーは、会員同士の情報交換の場として開かれているものです。 この日は、農村女性ネットワークいなの会員ら23人が、地元の食材を使って、肉と野菜のパン粉焼き、のし込み汁、赤しそ風味のジャガイモクリームの3品を作りました。 のし込み汁、通称「おだんす」は、昔お米があまり生産されていなかった時代に、少量のお米に野菜をたくさん加えて主食とおかずを兼ねて食べていたと言われています。 この日は、お米の代わりに薄力粉で作ったほうとうを入れました。 とろみのある汁が特徴です。 会員は、できた料理を味わっていました。 農村女性ネットワークいなの会員は、農産物の加工や販売を行ったり、保育園や小学校の給食の食材を提供しています。 会のメンバーは、「若い世代の人にも地元の食材を使った料理を覚えて、家庭でも積極的に作ってもらえたら嬉しい」と話していました。
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節分 各地で行事行われる
3日は節分です。 各地では節分にちなんだ行事が行われました。 このうち、南箕輪村の恩徳寺では、大護摩祈祷と福豆まきが行われ、福を求めて多くの人が集まりました。 毎年恒例の節分会は午前6時から始まり、午後5時までに8回行われました。 厄除けや家内安全などを祈念する大護摩祈祷は、一度におよそ100人ほどが本堂に入り、いっぱいになっていました。 大護摩祈祷の後、本堂の中で豆まきが行われました。 升を持った年男、年女が福豆や、銀杏などをまくと、集まった人たちは福を招きいれようと一斉に豆を拾い集めていました。
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公立高校前期選抜入学志願者数 発表
長野県教育委員会は、平成26年度の公立高校の入学志願者数を発表しました。 上伊那では、上伊那農業高校の生産環境・園芸科学、赤穂高校の商業で倍率が2倍を超えています。それでは、上伊那8校の状況です。 辰野高校普通科は、定員48人に70人が志願の1.46倍、商業科は、20人に対し29人の1.45倍です。
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伝統の獅子舞・やきもち踊り
伊那谷伝統文化公演が3日、伊那市のいなっせで行われ、羽広獅子舞保存会や山寺やきもち踊り保存会などが、伝統の歌や踊りを披露しました。 公演は、地域の伝統文化を後世に受け継いでいこうと、NPO法人伊那芸術文化協会が開いたものです。 この日は伊那市西箕輪羽広の住民らでつくる、羽広獅子舞保存会のメンバーが獅子舞を舞いました。 羽広の獅子舞はおよそ400年の歴史があり、雄獅子、雌獅子の二頭で 「舞い合わせ」をして、家内安全・五穀豊穣を祈ります。
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そこはかに ただ ただただ そこはかに
箕輪町文化センター付属劇団歩の朗読劇「そこはかに ただ ただただ そこはかに」が2日に上演されました。 17人の出演者が、環境のまったく違う場所で生きる若い男女と、2人をとりまく周囲の人とのかかわりを声のみで表現した前衛的な作品です。 歩が朗読劇を行うのは、結成以来2回目で、年が明けた1月4日からほぼ毎日稽古を続けてきました。 客席との間には、ストーリーと関係する自転車やテレビ、パソコンがつまれています。 2人をとりまく言葉の羅列。 最終的に2人を死に導いてしまいます。 演出をてがけた飯島岱さんは、「言葉が軽くなってきている今、言葉の持つ意味を再認識してもらいたかった。」と話しています。