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第6回 伊那映像祭
伊那ビデオクラブの第6回伊那映像祭が23日伊那市のいなっせで開かれ、訪れた人たちは、会員が制作した映像を通して南アルプスや地域の魅力に触れました。 第一部は、南アルプスと伊那山地、その神秘と魅力と題した25分の作品が上映されました。 南アルプスの中央構造線エリアジオパークにスポットをあて、構造やなりたちを紹介しながら自然やその魅力に迫りました。 第2部は、会員がこれまでに制作した16作品が上映されました。 地域や人をテーマにしたものや、農業が抱える問題に切り込んだものもあり、来場者は会員の力作に見入っていました。 伊那ビデオクラブの武田忠芳会長は、「南アルプス国立公園指定50周年の今年、映像を通してすこしでも理解を深めてもらえればうれしい。」とあいさつしました。 伊那ビデオクラブは、今年結成21年目で会員は、20人。 県内でも屈指のクラブとして活動していて、映像祭は今回で6回目をかぞえます。
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身近な材料で手作り雛人形
身近にある材料を使って手作り雛人形を作る催しが23日、箕輪町地域交流センターで開かれました。 体験会は、実際に自分たちの手で作る雛人形のあたたかみを感じてもらおうと、箕輪町郷土博物館が開いたものです。 この日は、町内を中心に子どもからお年寄りまでおよそ35人が参加しました。 雛人形の材料は木綿やフェルト、千代紙の3種類から選ぶことができ、手のひらサイズの人形を作ります。 木綿のハギレを使った雛人形づくりでは職員から指導を受けながら、針と糸で丁寧に重ねて縫っていました。 千代紙の雛人形は紙を重ねる幅などに気を遣いながらのりで貼り付けていました。 早い人は1時間程度で完成させ、作った雛人形は部屋などに飾るということです。
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古畑愛さん おもちゃの処方箋を出版
伊那市御園の木のおもちゃ屋「どうぞのいす」を営む古畑愛さんが、おもちゃがの効能について紹介した本、おもちゃの処方箋の販売が23日から始まりました。 この日は、伊那市のふれあいーなで出版記念祝賀会が開かれ、関係者などおよそ50人が集まりました。 古畑さんは平成17年に、木のおもちゃと障害者、子育て中の母親の居場所として、「どうぞのいす」を開設しました。 おもちゃの処方箋には古畑さんがこれまでに感じたことや実体験が紹介されています。 本の中で古畑さんは、おもちゃには子どもからお年寄りの心を癒したりリハビリ効果など10の効能があるとしています。 「おもちゃの処方箋」は、伊那市御園の木のおもちゃ屋「どうぞのいす」で1冊1,050円で販売されています。
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製造業ご当地お土産シンポジウム
伊那市内の企業が企画から製造までを手掛ける「製造業ご当地お土産プロジェクト」のシンポジウムが22日伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれました。 シンポジウムには製造業者などおよそ100人が参加しました。 製造業ご当地お土産プロジェクトは、企画から製造まですべての工程を市内の企業数社で完結させる「完全地産」のものづくりに取り組むもので、これまでに「サクラコマ」を販売しています シンポジウムではパネルディスカッションが行われ、参加企業がお土産プロジェクトの可能性について話しました。 部品成型を担当する(有)工藤樹脂工業の工藤正彦社長は、「注文書を受けて部品だけ作るのとは違い、地元に関わる製品を作っているという達成感がある」、 金属加工を担当する(有)美和製作所の池上武社長は、「異業種の人と具体的な交流ができ、仕事の幅が広がった」と話していました。
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中村不折につづけ 書道展始まる
伊那谷縁の画家・書家として知られている中村不折の精神を後世に引き継いでいこうと初めて開かれるイベント「中村不折につづけ子どもたちのかきぞめ書道展」が22日から、伊那文化会館で始まりました。 会場には、上伊那地区と松川町の小学校5、6年生の作品が展示されています。 書道展は、伊那文化会館の開館25周年記念事業の1つとして、アルプス中央信用金庫、上伊那書道協会と合同で今回初めて開かれたものです。 冬休みの課題として書いた書き初めをクラスごと3作品ずつ募集し、合わせて399点が集まりました。 審査の結果、最高賞の中村不折賞には赤穂南小学校6年の中嶋健瑠君の作品が選ばれました。 アルプス中央信用金庫理事長賞には、高遠小学校6年の小松優斗君の作品が選ばれました。 上伊那書道協会会長賞には、高遠北小学校6年の斉藤桂さんの作品が選ばれました。 伊那文化会館館長賞には、伊那東小学校6年の平澤菜々子さんの作品が選ばれました。 審査員特別賞には、伊那養護学校6年の漆戸貴大君の作品が選ばれています。 実行委員会では、「日本の伝統文化である書き初めについて再認識するとともに、郷土の偉人をいつまでも忘れず、後に続く人を育てていきたい」と話します。 書道展は、3月2日日曜日まで伊那文化会館美術展示ホールで開かれています。
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坂下神社で天神様祭り
学業成就を願う天神様祭りが22日、伊那市の坂下神社で行われました。 22日は、坂下区の小学生およそ30人とその保護者合わせて50人ほどが集まりました。 坂下神社の境内には、勉学の神様「菅原道真」が祀られています。 伊藤光森宮司は「同じところに生まれ同じ時代を生き同じ学校に通う仲間達と仲良く生活してください。神様は皆さん一人ひとりを見守っていてくれています」と話していました。
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伊那北保育園 思い出づくり
老朽化などにより園舎の解体が行われる伊那市の伊那北保育園で22日、思い出づくりのイベントが開かれました。 22日は、伊那北保育園の園児とその保護者合わせておよそ150人が集まりました。 伊那北保育園は、築36年で老朽化が進んでいます。 また、市の保育園整備計画に基づき、伊那東保育園が閉園となり竜東保育園と伊那北保育園に統合されることから、園舎が建て替えられることになりました。 子ども達は、廊下の壁に自分の好きな絵を描いた他、保護者らも思い出や感謝の言葉を書いていました。 卒園式は、3月25日に開かれ、30日には一般開放されることになっています。 工事は4月から始まります。
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南小ドラゴンズ卒団式
南箕輪村の南箕輪小学校の児童でつくる野球チーム南小ドラゴンズの卒団式が22日、村公民館で行われました。 卒団式では、6年生1人ひとりの名前が呼ばれ入場していました。 昨シーズンは、6年生12人を中心に合わせて25人でスタート。 5月に開かれた学童軟式野球大会上伊那支部で優勝すると南信大会も勝ち上がり県大会出場を果たしました。 式では、田中紀久前監督から卒団生に記念品が手渡されました。 宮崎佑真前キャプテンは「野球を通して学んだことを忘れずにさらなる上達を目指してがんばっていきたい」と挨拶しました。 チームを代表して、新キャプテンの松崎友紀君は「6年生の一生懸命な姿を見てがんばってプレーすることを学んだ。野球で知り合った仲間を大切にしてこれからもがんばってください」とエールを送っていました。
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写真同好五人展
上伊那の写真愛好家でつくる五人会の、写真同好五人展が22日から伊那市東春近のギャラリー花鳥四季彩で始まりました。 会場には、県内を中心に撮影された風景写真20点が展示されています。 この展示会は、写真教室で一緒に学んでいた5人の仲間でつくる五人会が開いたものです。 一年の活動の成果を披露しようと毎年開いていて、今年で6回目です。 今回は、1人4枚を展示しています。 このうち、会長の宮下文男さんは、高速道路を走る車の光や、ボートで川を下る様子など、「動き」をテーマに撮影しました。 会では、「それぞれのメンバーの特徴を見てほしい」と話していました。 写真同好五人展は、来月2日まで、伊那市東春近のギャラリー花鳥四季彩で開かれています。
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3月23日開催 春の高校伊那駅伝2014の懸垂幕設置
3月23日に開かれる「春の高校伊那駅伝2014」を盛り上げるため、21日伊那市役所の西側駐車場に懸垂幕が設置されました。 懸垂幕は、幅1メートル、高さ11メートルで、毎年この時期に設置されます。 大会が開かれる3月23日まで、伊那市役所といなっせに設置されるということです。
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伊那市 災害時のLPガス・石油燃料の提供について協定結ぶ
伊那市は、災害時と減災対策におけるLPガスと石油燃料の提供について、県内の4団体と21日、協定を結びました。 この日は、伊那市役所で調印式が行われ、白鳥孝伊那市長と、一般社団法人長野県LPガス協会、長野LP協会上伊那支部、長野県石油商業組合、長野県石油商業組合上伊那支部の4団体が調印を行いました。 今回の協定で、LPガスについては災害時に緊急点検、修繕や供給を行うこと、石油燃料については緊急車両などへの燃料の優先給油をすることなどが締結されました。 ガス・石油についての協定は、上伊那の市町村では伊那市が初めてだということです。 伊那市が結んでいる災害時の協定は、今回を合わせて68件となりました。
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農産物直売所 にこりこに車突っ込む
21日午前10時半頃、箕輪町の農産物直売所にこりこに軽自動車が突っ込む事故がありました。 この事故で、従業員の女性が軽いけがを負っています。 事故があったのは、箕輪町大出の農産物直売所にこりこです。 事故当時店にいた店長の吉田貢太郎さんの話によりますと、21日午前10時半頃、60代とみられる男性が運転する軽自動車が運転操作を誤り店内に突っ込んだということです。 この事故で、従業員1人が軽いけがを負い病院に搬送されたということです。 運転手は、頭にかすり傷を負ったということです。 店内は、商品やガラス片が散乱していて、にこりこでは26日水曜日を目処に営業を再開するとしています。
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伊那まつり 通算表記へ
3年後の平成29年に行われる伊那まつりから回数を勘太郎まつりの15回を含めた通算表記になることが21日の伊那まつり委員会で決まりました。 3年後、平成29年の伊那まつりは、これまでどおりいけば第45回ですが、勘太郎まつりの15回を加算するため第60回となります。 正式名、伊那の勘太郎祭りは、商工会議所が主体となり、昭和33年から昭和47年まで15回行われています。 昭和48年から市民まつりとしての第1回伊那まつりがスタートし、今年は、第42回目となります。 21日開かれた伊那まつり委員会で、勘太郎まつりの歴史を後世に引き継いでいこうと第45回伊那まつりのタイミングで通算表記とすることが決まりました。 事務局によりますと、まつりの名称も含めて今年度検討し、来年度の伊那まつり委員会で案を示したい考えです。 通算表記になると、昭和46年にはじまった長野びんずるを抜いて県内では最も歴史がある市民まつりとなります。
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農産物直売所にこりこに車 従業員1人軽傷
21日午前10時半頃、箕輪町の農産物直売所にこりこに軽自動車が突っ込む事故がありました。 この事故で、従業員の女性が軽いけがを負っています。 事故があったのは、箕輪町大出の農産物直売所にこりこです。 事故当時店にいた店長の吉田貢太郎さんの話によりますと、21日午前10時半頃、60代とみられる男性が運転する軽自動車が運転操作を誤り店内に突っ込んだということです。 この事故で、従業員1人が軽いけがを負い病院に搬送されたということです。 運転手は、頭にかすり傷を負ったということです。 店内は、商品やガラス片が散乱していて、にこりこでは26日水曜日を目処に営業を再開するとしています
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クリスマスローズ展
春に花を咲かせるクリスマスローズの展示会が21日から伊那市西春近のかんてんぱぱくぬぎの杜で始まりました。 ヘレボルスという学名のクリスマスローズは、ヨーロッパ原産の花で、春に花を咲かせます。 展示会は、箕輪町に本部がある信濃クリスマスローズ愛好会が開いたものです。 南信地域の主婦を中心に30人の会員がいて、今回は、15人から丹精込めて育てた150鉢が並んでいます。 会のメンバーによりますと、クリスマスローズは、種から育てると花が咲くまで3年かかるということです。 さらに小さい鉢から大きな鉢へと毎年植え替えを行うということで、会場には、5年以上かけて育てているものもあるということです。 品種を交配し、独自の花を生み出すのが醍醐味ということで、様々な色や形の花が並んでいました。 今回は、唯一中国原産のチベタヌスという品種もあり、見所の一つだということです。 クリスマスローズ展は、23日までで、期間中午後1時半から2時半まで育て方や植え替え方の講習会も開かれます。
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南箕輪村 平成26年度予算案発表
南箕輪村は、過去最大となる総額57億8,000万円の平成26年度一般会計当初予算案を21日発表しました。 村では、人口増に対応するための積極型予算と位置づけています。 南箕輪村の平成26年度の一般会計当初予算案は、総額57億8,000万円で、今年度と比べ4億3,000万円、8.1%の増となっています。 歳入では、村税を19億9,000万円と見込んでいて今年度と比べ1,000万円、0.5%の増です。 このうち、個人村民税は、6億7,000万円、法人村民税は、1億9,000万円を見込んでいます。 また歳出の伸びによる財源不足に対応するため財政調整基金から2億円を繰り入れます。 主な事業は、人口増に対応するため南部小学校の教室棟と職員室の増築工事に1億900万円。中部と西部保育園の改修工事基本設計委託や南部保育園の園庭整備などに1,100万円。 伊那消防署建設負担金として2億1,000万円。 南原住宅団地焼却灰処理運搬委託で1億3千万円。 障害児相談支援事業に200万円などとなっています。 南箕輪村の平成26年度一般会計当初予算案は3月の定例村議会に提出されます。
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農業施設被害 過去最大
JA上伊那は、今回の大雪による19日現在の被害をまとめました。 パイプハウスの倒壊を中心にした施設被害は、356棟、3億3,700万円余りで、施設被害としては過去最大となっています。 2回の大雪による内訳は、2月8日が259棟、2億5,600万円、14日は、97棟、8千万円余りです。 市町村別では、伊那市が175棟、1億6,100万円、駒ヶ根市が72棟、7,800万円、飯島町が52棟、4,600万円などとなっています。 作物別では、水稲育苗施設が110件、1億1,000万円、野菜施設が107棟、1億円、花卉施設が75棟、7,100万円などとなっています。 作物被害は、アルストロメリアなど花卉を中心に2,106平方メートル、377万円余りとなっています。 21日は、JA上伊那災害対策本部の2回目の対策会議が開かれ、復旧に向けた対応策を話しあいました。 御子柴茂樹組合長は、今回の大雪で出張先から戻れず、14日から17日まで山梨県のJR甲府駅に足止めされたということです。 JA上伊那では、パイプハウスの部材や施工業者の人員確保を行う考えです。 ただパイプハウスの注文が殺到し、生産者の希望に沿った復旧が出来ないことが懸念されるとして、現在作物を栽培している施設を最優先に対応する考えです。 次に優先するのは、今年の作物栽培に向けての施設で、水稲や野菜などの育苗に係る施設をあげています。 今回振った2回の大雪は、今年の稲や野菜、花卉の栽培に暗い影を落としています。
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伊那市長選、市議選 告示まで2か月
任期満了に伴う伊那市長選挙と伊那市議会議員選挙の告示まで2か月となりました。 これまでに市長選には現職の1人が出馬を表明。 市議選は定数21に対し現職と新人合わせて22人が出馬の意向を示しています。 市長選には無所属現職で58歳、2期目を目指す西箕輪中条の白鳥孝さんが出馬を表明しています。 続いて市議選に出馬の意向を示している22人を現職、新人の順に紹介します。現職は議席順、新人は五十音順です。 西箕輪大萱の唐澤千明さん。64歳。無所属現職の1期目です。 西町の唐澤稔さん。66歳。無所属、現職の1期目です。 狐島の二瓶裕史さん。34歳。無所属、現職の1期目です。 富県北福地の橋爪重利さん。68歳。無所属現職の1期目です。 東春近暁野の宮島良夫さん。64歳。無所属現職の1期目です。 手良沢岡の竹中則子さん。72歳。無所属現職の2期目です。 長谷非持の中山彰博さん。71歳。無所属現職の2期目です。 高遠町上山田の平岩国幸さん。76歳。無所属現職の2期目です。 高遠町西高遠の飯島進さん。60歳。無所属現職の2期目です。 富県北新の若林敏明さん。58歳。無所属現職の1期目です。 東春近渡場の飯島光豊さん。62歳。共産党現職の2期目です。 美篶上原の黒河内浩さん。61歳。無所属現職の2期目です。 山寺の柴満喜夫さん。69歳。無所属現職の2期目です。 西箕輪羽広の前澤啓子さん。63歳。共産党現職の2期目です。 美原の前田久子さん。66歳。公明党現職の2期目です。 中央の柳川広美さん。53歳。共産党現職の2期目です。 西春近小出一の飯島尚幸さん。68歳。公明党現職の2期目です。 東春近田原の伊藤泰雄さん。66歳。無所属現職の2期目です。 美篶青島の若林徹男さん。76歳。無所属現職の1期目です。 現職の新井良二さんと小平恒夫さんは20日現在、態度を明らかにしていません。 高遠町勝間の大場美広さん。60歳。共産党の新人です。 山寺の北原豊文さん。36歳。無所属の新人です。 荒井の丸山敞一郎さん。75歳。無所属の新人です。 伊那市長選と市議選は4月20日告示、27日投開票となっています。
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高遠城址公園の桜の開花予想 4月11日
民間の気象予報会社ウェザーニューズは、20日、高遠城址公園の桜の開花予想を発表しました。 それによりますと、開花は平年より3日、去年より10日遅い、4月11日と予想しています。 満開は4月16日の予想です。 ウェザーニューズでは、今年は1月下旬から2月初めに気温の高い時期があったことなどから、全国的には平年並みか少し早い時期の開花になるとみています。
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伊那市美篶小学校 学習発表会
児童がクラスやクラブ活動で取り組んできた学習を発表する会が18日、伊那市の美篶小学校で開かれました。 この日は、地区の関係者や保護者を学校に招き、全校児童がそれぞれ1年間取り組んできた活動の発表を行いました。 金管バンドクラブは、来月6年生が卒業するため、71人最後の発表となりました。 3年2組は、駒ヶ根市の青年海外協力隊と交流したことがきっかけで、世界各国の食生活について調べ、発表しました。 バングディッシュでは毎日カレーが食べられていることや、マサイ族は牛の血を飲むという内容の演劇を披露すると、聞いていた児童は驚いていました。 ある児童は「うまく発表ができて良かった。他のクラスがどんなことをやってきたのか分かった」と話していました。 保護者は「1年間を通して子どもの成長が見れた。どの発表にも工夫が感じられて良かった」と話していました。
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旧井澤家住宅でひな祭り
伊那市西町の旧井澤家住宅で、江戸時代など古くから伝わる雛人形を飾ったひな祭りが行われています。 旧井澤家住宅には、雛人形130体のほか、吊るし雛、古い着物などが展示されています。 旧井澤家住宅のひな祭りは、住宅を管理している伊那部宿を考える会が毎年開いていて今年で9回目です。 今回の目玉は、明治時代の内裏雛が新たに展示されたことです。 その他にも、江戸時代の押し絵雛、明治・大正・昭和と受け継がれてきた着物、市内外の愛好者が作った吊るし雛などが所狭しと並んでいます。 祭り期間は、3月3日までで、2日には、東京のプロ演奏者による雅楽演奏会が、2日と3日には、甘酒が振る舞われます。
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高遠城址さくら祭りの渋滞対応 ナビアプリ提供へ
伊那市は、今年初めて、高遠城址公園のさくら祭り期間中に、交通規制や道路状況に対応したナビゲートアプリを提供するほか夜桜の時間に対応したシャトルバスを運行させます。 20日は、高遠町総合福祉センターやますそで、さくら祭り対策うちあわせ会議が開かれ、今年の計画が報告されました。 それによりますと、さくらまつりの交通規制や道路状況に対応した無料ダウンロードソフト・ナビゲートアプリをスマートフォンなどの携帯端末を利用する観光客に、今年から提供します。 アプリは、道路規制のチラシに掲載されているQRコードのほか、伊那市・伊那市観光協会のホームページで4月1日からダウンロードすることができます。 また、今年から、最盛期の土曜の夜には、午後5時から9時の間、普通乗用車で訪れる夜桜目当ての観光客に無料で駐車場を提供し、100円でシャトルバスを運行させます。 開放するのは、日中は大型バス専用に使用しているループ橋近くの駐車場で、夜の需要があることから、今回初めてシャトルバスを運行するものです。 駐車可能台数は、60台ほどです。 その他、高遠駅から城址公園、歴史博物館などをとおり高遠駅に戻るお花見循環バスは、これまで、1回の乗車料金が200円でしたが、今年から100円とします。 これにより、バスを使って、高遠町内の名所を訪れやすくする狙いがあります。 高遠城址公園の公園開きは4月1日を予定していて、有料期間は、咲き始めから散り終わりまでとなっています。
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上伊那農業高校課題研究発表会
上伊那農業高校の3年生による、1年間の学習の成果を披露する課題研究発表会が、20日、伊那市のいなっせで開かれました。 発表会は、卒業を前に、研究の集大成の場として毎年開かれています。 上農高校には4つの科それぞれに各科に専攻やコースがあり、全部で11コースあります。 この日は、11あるコースの中から選抜された代表生徒が発表しました。 そのうち、生物科学科の西垣(にしがき) 優里(ゆり)亜(あ)さんは、実験用のマウスのケージの消臭について研究しました。 普段は、ケージの床敷きには、紙くずを使用しているということですが、身近なもので床敷きを代用したところ、もみがらが一番消臭できたとしました。 また、消臭効果のあるよもぎを入れたところ、無臭に近くなったとしています。 上伊那農業高校では、「1年間研究を進めることは、この先、就職するにしても、進学するにしても役に立つ。」と話していました。
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郵便局対象に特殊詐欺被害防止の講習会
特殊詐欺の被害を未然に防ごうと、伊那警察署は、20日、郵便局を対象にした研修会を初めて開きました。 伊那市、箕輪町、南箕輪村の郵便局から11人が出席しました。 研修会は、去年、伊那警察署管内でオレオレ詐欺やもうかります詐欺など特殊詐欺被害が増加した事を受け開かれたものです。 伊那署管内で去年1年間に発生した特殊詐欺被害は18件で、被害額は1億1,800万円です。 一方で、金融機関の窓口で詐欺だとわかり被害を未然に防ぐことができたのは9件です。 生活安全課の関貴宏課長は「高齢者が高額のお金を、下ろそうとしたり振り込もうとしていたら積極的に声をかけてほしい」と、水際での被害防止に協力を求めていました。 研修会は、今後も定期的に開いていくということです。
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劇団クラーク地方主催 第5回戯曲を読む会
演劇用の台本を声に出して読む「戯曲を読む会」が16日、伊那市の伊那図書館で開かれました。 これは、箕輪町を拠点に活動している「劇団クラーク地方」が主催したもので、今回で5回目です。 この日は、上伊那在住の劇団員や一般から18人が参加しました。 今回読み合わせを行った戯曲は、東京都出身の劇作家、岸田國士さんの「秘密の代償」です。 参加者は、読み手を変えながら同じ場面を繰り返し読み合わせ、ストーリーや雰囲気の違いを楽しんでいました。 ある参加者は「自分と同じ台詞でも他の人が読むと、声質や言葉の発し方で違う人物に感じておもしろかった」と話していました。 次回の「戯曲を読む会」は、4月中旬を予定しているということです。
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箕輪町新年度予算発表 総額88億8千万円
箕輪町は平成26年度一般会計当初予算案を19日に発表しました。今年度当初比5千万円、0.6%の減となる総額88億8千万円となっています。 箕輪町の平成26年度の一般会計当初予算案は総額88億8千万円で今年度の当初予算と比べ5千万円、0.6%の減となっています。 歳入では、町税を33億3千万円と見込んでいて今年度と比べ4千8百万円、1.5%の増となっています。このうち、個人町民税は、1.9%増の12億1千万円、法人町民税は11%増の2億8千万円です。 主な事業は、中学校へのタブレットパソコン80台の導入やこれらを活用した授業を行える教員育成のための指導員の配置等に1千1百万円。安全安心なまちづくりとしてセーフコミュニティ推進やフォーラムの開催に6千万円。高速道路にかかる町道の橋梁5橋の長寿命化を進める事業に1億9千万円。みのちゃんバスの2台の更新や、伊那松島駅の改修などに4千5百万円。オートキャンプ場や施設の整備など来年度から2年計画で行う、ながた自然公園周辺のリニューアルに5千8百万円です。 箕輪町の平成26年度当初予算案は3月の定例町議会に提出されます。
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地域医療再生 概ね目標達成
県が平成21年度から5か年計画で実施してきた、地域医療再生事業の、上伊那地域医療再生推進協議会が19日、伊那市のいなっせで開かれ、概ね目標を達成できたとする5年間の総括が行われました。 地域医療再生事業は医師不足などで上伊那地域が厳しい医療環境に置かれるなか、公立3病院の連携や機能分担により地域医療の提供体制や経営環境などの改善を図るため5か年計画で取り組んできました。 この日の協議会では、課題となっていた、機能分担については、1次救急は開業診療所、2次救急は辰野総合病院、昭和伊南総合病院が担い、高度な3次救急を担う伊那中央病院に救命救急センターが指定されたことなどで新たな救命医療体制へ円滑に移行できたと報告されました。 極めて厳しい状況にあった、周産期医療体制の確保については、助産所が年間300件以上の分娩を担うなど、医療体制がある程度確保できたとしています。 医師など医療従事者の確保については、信州大学医学部と協定を締結、看護師育成のための学習施設の拡充などに取り組んできましたが、県平均の水準には至っていません。 今後は、信州大学附属病院との連携や看護師確保のための奨学金制度は継続して行くということです。 上伊那地域医療再生推進協議会は今年度が最終年度となるため3月31日をもって解散することになっています。 尚、上伊那地域医療再推進生協議会解散後は、上伊那地域包括医療協議会に移行し、事業の継続をしていきます。
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長野県シニア大学伊那学部の卒業式
高齢者の社会参加と仲間づくりを目的とする長野県シニア大学伊那学部の卒業式が17日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。 今年度卒業するのは、2年間の課程を修了した36期生102人です。 シニア大学は、高齢者の社会参加と仲間づくりのために長野県長寿社会開発センターが行っているもので、ボランティア活動や健康づくりなど2年間で130時間のカリキュラムがあります。 今年度の卒業生の平均年齢は69.2歳で最高年齢は82歳です。 寺井直樹学部長は、「長寿社会を明るくするために、主体的に社会の担い手となることを期待します」と激励しました。 卒業生を代表して有賀一喜さんは、「2年間で学んだ知識を活かして、充実した人生を送っていきたい」と話しました。
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成果を広く一般に伝えようとリーフレット制作
伊那市の伊那小学校6年礼組は、4年生の時から総合学習で農業用水の掘削に命をかけた地域の偉人、御子柴艶三郎について学んできました。 学習のまとめとして、成果を広く一般に伝えようとリーフレットを制作します。 伊那小6年礼組は4年生から御子柴艶三郎について、地域住民などに話を聞くなど調査をしてきました。 そこで知り得た知識を多くの人たちに知ってもらうにはどうしたら良いかを19日に話し合いました。 児童からは「卒業まであと20日になり、大きな事はできない。各小学校に手作りリーフレットを置いてもらってはどうか?」 「伊那市長や伊那市教育委員長にこれまでの活動を伝え、力を貸してもらってはどうか?」などの意見が出されていました。 これに対する反対意見もあり活発な話し合いが行われていました。 その結果、リーフレットを制作し、「公民館や他の小学校の図書室に置いてもらい、市長や教育委員長に話しを聞いてもらう」ことにしました。 礼組は艶三郎を題材にした演劇を3月1日に卒業公演として演じます。 この日は、それに向けた稽古も行われました。 稽古には、演劇に詳しい阿部(あべ)裕(ゆう)吉(きち)さんも駆けつけ、艶三郎の動きや、声の強弱について指導していました。 卒業公演は3月1日(土)に、伊那文化会館で行われます。
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中アルプス高山対にニホンジカ生息 初の確認
中央アルプスの標高2600メートル付近の高山帯で去年10月に初めてニホンジカの生息が確認された事が19日報告されました。 これは19日に伊那市役所で開かれた南アルプス食害対策協議会の活動報告会の中で報告されました。会には関係者や一般など70人程が出席しました。 南信森林管理署の松嶋克彰さんは中央アルプスの高山帯の状況を報告しました。 報告では去年の10月に駒ヶ岳の標高2600メートル付近の登山道で撮影されたニホンジカの映像が公開されました。 南信森林管理署では平成23年度からニホンジカの生息確認の為中央アルプスの標高1700メートルから2500メートルの亜高山帯にカメラを設置していて今年度は34頭が確認されました。 今年度初めて標高2500メートル以上の高山帯にカメラを設置したところ、ニホンジカの生息を確認したという事です。 南信森林管理署では、中央アルプスでも高山帯での鹿の生息が確認された事を受け「中央アルプスでの被害が拡大する前に、監視や罠による駆除を強化していきたい」としています。 協議会は、ニホンジカによる食害から、南アルプスの貴重な高山植物などを守るために、環境省、林野庁、信州大学農学部、長野県、伊那市など関係する市町村が平成19年度に立ち上げています。