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阿部知事 上伊那タウンミーティング
阿部守一長野県知事の上伊那タウンミーティングが15日伊那市内で開かれました。 タウンミーティングでは、上伊那の地域振興策について参加者と意見を交わしました。 若者の県外流出防止に取り組んでほしいという要望に対して知事は「若者は県内の学校や企業の情報が少ないまま県外進学などを選んでいるのではないか。学校と企業の連携を深めたり、都会にいる人との情報共有を深めていきたい」と話しました。 また、第二県庁を南信に設置してほしいとの要望に対しては、「県庁が遠いと考えている人が多いのは事実で、考え方には共感する。どうすれば一体感を持ちつつ動けるのか研究する必要がある」と話していました。 タウンミーティングは、上伊那広域連合や伊那商工会議所などが開いたもので、上伊那の市町村長や経済団体の代表者など、およそ70人が参加しました。
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健康マージャン大会
賭けない、吸わない、飲まないをモットーにした健康マージャン教室の大会が15日、伊那市内で開かれました。 教室は、笑い、思いやり、礼節、親しみ、品格の5つを心得とし、健康的にマージャンを楽しもうと月に3回開かれています。 現在、市内の40代から70代までの45人が登録していて、大会には32人が参加しました。 一般コース、ゆっくりコース、初心者コースの3つのレベルに別れ、予選2試合、本戦2試合を戦いました。 マージャン教室の高島彬代表は「マージャンをボケ防止などと狭い範囲で考えるのでなく、将棋や囲碁のように子ども達にも広め、老若男女楽しめるものにしていきたい」と話していました。
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富岡町を語る会in箕輪
東日本大震災の被災地で、原発事故により避難生活を強いられている福島県双葉郡富岡町の住民が体験などを話す「富岡町を語る会in箕輪」が15日、箕輪町文化センターで開かれました。 これは、避難している人達の思いや現状を知り、地域での支え合いや人との繋がりの大切さについて考えるきっかけにしてもらおうと、有志でつくる実行委員会が開いたものです。 今年2月の富岡町の様子です。 富岡町は、事故があった福島第一原発から10キロほどの場所に位置します。 帰宅困難区域となっている場所もあり復興はほとんど手つかずで、住民は全国各地への避難生活を余儀なくされています。 富岡町社会福祉協議会の青木淑子さんは「天災と人災が町を襲った。国からは、原発事故に関して本当に必要な情報が得られなかった」と話しました。 海岸から500メートルの場所に住んでいた三瓶容子さんは「窓から見た津波は真っ黒で、ごつごつした海の底が見えていた。住んでいた場所はねずみが繁殖していて、戻ることができたとしても今までのように生活できるか分からない」などと話していました。
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ジオパーク南アルプス大会を前に推進チーム初会合
今年9月に伊那市で開かれる日本ジオパーク南アルプス大会を前に、伊那地域の関係団体でつくる推進チームの初会合が、14日、開かれ、関連イベントの内容について意見を交わしました。 伊那地域推進チームは、ジオパーク大会を盛り上げる関連企画について検討する組織で、実行委員会とは別に伊那市で地域活動を行っている団体や高校の教諭などが参加します。 会議には、およそ50人が参加し関連イベントについてアイディアや意見を出し合いました。 高遠高校の石城正志校長は、信仰と地質の関連性などについて考えるキックオフイベントを来月13日に杖突峠にある峠の茶屋で予定していると報告しました。 長谷のざんざ亭で鹿を使った料理などを提供している長谷部晃さんは、ジビエに昆虫、雑穀を使った料理を提供する「ジビエフェスタ」を開く考えを示しました。 伊那図書館の平賀研也館長は「観光客向けにスマートフォンのアプリを使ったサービスを提供したい」と話し、チームのメンバーになっている旅行会社などに協力を呼びかけました。 大会は、9月27日から30日までの4日間開かれ、県内外からおよそ2,900人の来場を見込んでいます。 推進チームでは、企画の調整と準備を行うための会議を来月開き、その後順次実施していくとしています。
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みなみみのわフォトグランプリ
第8回みなみみのわフォトグランプリの最優秀賞に、南箕輪村の佐脇正邦さんの作品が選ばれました。 8回目となるフォトグランプリには、上伊那から70点が寄せられました。 11日、作品選考会が開かれ、佐脇さんの作品、「大泉所ダムの夜明け」が選ばれました。 村では、入賞作品を、役場や大芝荘で展示したり、広報などで活用し、村の観光PRに役立てたいとしています。
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高遠武家屋敷跡に解説板
長野県埋蔵文化財センターは、伊那市高遠町の東高遠若宮武家屋敷跡に遺跡解説板を14日設置しました。 東高遠若宮武家屋敷は、若宮地区にあります。 埋蔵文化財センターは、平成17年度から18年度にかけて今から170年前の建物跡を調査しました。 この地区には、9件の藩士宅があったということです。 そのうち小松家住宅跡では、建物の柱を支える礎石が7つの部屋を形作るように配置されて発見されました。 これは文献に描かれていた高遠藩士小松純八の屋敷間取り図と一致したということです。 現存する県の宝、旧馬島家住宅跡については、曳移転工事にともない基礎部分の調査が行われました。 部屋の床下からじちん地鎮や産育儀礼に関する遺構が発見され、高遠焼の土管もみつかりました。 解説板は、地域の文化財を知り、興味を持ってもらおうと埋蔵文化財センターが建てているもので、県内では、千曲市の平安時代の役所の遺跡に続く2番目の設置となりました。 14日は、当時発掘調査を担当した職員による説明会も行われ、地域住民が興味深そうに話に聞き入っていました。 センターでは、「絵島が高遠に流されて300年、高遠焼が生まれて200年の今年、この解説板を建てることにより、馬島家や小松家についてもより理解が深まってもらえると思う。」と話していました。
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トマトの木 名称変更の可能性
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームにあるレストラントマトの木は、6月21日の新装開店に伴い名称が変わる可能性があることが14日わかりました。 ファームレストラントマトの木は、事業主体が伊那市で、JA上伊那が指定管理者となっています。 平成11年6月のオープン以来、業務を分担契約して運営してきたランド商事が5月20日以降提携契約を更新しない申し出があり、JA上伊那の子会社株式会社グレースが業務提携先に決まりました。 グレースでは、「ファームレストラントマトの木」の名称の変更を検討していて、市は、認める方向です。 14日開かれた市議会経済建設委員会協議会で報告されたもので、名称を変更する場合は、条例改正が必要となり改めて議会に報告されます。 グレースは、新しい名称のもと、地場農産物を使った伊那の食・農産物の発信基地としての機能をより強化・推進していく考えです。
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東海大三 初戦は広島新庄
今月21日に開幕する選抜高校野球の組み合わせ抽選会が14日、大阪市で開かれ東海大三高校の対戦相手が決まりました。 東海大三高校は大会5日目の第一試合、春夏初めて出場の広島県の広島新庄高校と対戦します。
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洞泉寺 園児と一緒に涅槃会法要
釈迦の命日に合わせて行われる涅槃会法要が伊那市美篶下川手の洞泉寺で14日行われ、美篶西部保育園の園児が参加しました。 この日は、洞泉寺で涅槃会の法要が行われ、美篶西部保育園の年長園児26人が参加しました。 涅槃会は、およそ2,500年前に亡くなった釈迦の命日に合わせて行われるもので、洞泉寺では毎年園児を招いています。 1年に1度法要に合わせて飾られる、釈迦が亡くなった時の様子を描いた掛け軸に向かって手を合わせていました。 横山凌雲住職は、「小学校に行っても自分や周りの人、みんなの命を大切にできる人になってください」と話しました。 園児はおみやげに、健康を願って作られたやしょうまなどを受け取り、掛け軸の近くに行って絵を見ていました。
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南箕輪村 大雪の農業被害に支援
南箕輪村は、先月の記録的な大雪で被害を受けた農家を支援する方針です。 14日村役場で開かれた議会全員協議会で報告されました。 南箕輪村によりますと、14日現在、村内の大雪による被害はパイプハウス等の損壊が13棟で被害額はおよそ1千570万円となっています。 村は被害を受けたパイプハウス等の再建・撤去費用の2割およそ322万円を負担する考えで27日の臨時議会に補正予算案を提出します。
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野口高齢者クラブが春の歌
伊那市手良の野口高齢者クラブで、春の童謡唱歌を歌う会が14日に開かれました。 会では、「春よこい」「早春賦」など参加者になじみのある童謡や唱歌、11曲をマンドリンを伴奏に歌いました。 曲の間には、その歌にまつわるエピソードや歌詞の移り変わりなども紹介されました。 野口高齢者クラブの片桐辰雄会長は、「こうした催しを定期的に行うことにより、生きがいづくりや健康の維持につなげていきたい」と話しています。
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伊那市西春近南小学校6年生を送る会
伊那市の西春近南小学校で11日、この春卒業する6年生を送る会が開かれました。 式では、在校生の拍手に合わせて6年生22人が入場しました。 はじめに在校生が作ったくす玉を6年生の代表児童が割りました。 在校生は学年ごとに、歌や踊りを披露しました。 3年生は、千葉県のご当地キャラクターの歌に合わせて全員でダンスを披露しました。 1年生は「優しいお兄さんお姉さん仲良く遊んでくれてありがとう」とメッセージを送り、歌をプレゼントしました。 西春近南小学校の卒業式は19日水曜日に行われます。
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伊那公園七色弁当 お披露目
毎年お花見の時期に販売される、伊那谷の珍味を集めた伊那公園七色弁当が13日、お披露目されました。 今年は新たに寒ぶなが加わり味のバリエーションが広がりました。 七色弁当には猪肉煮、熊肉の甘味噌あえ、鹿肉の唐揚げ、鹿肉入りのローメン、蜂の子ご飯、イナゴとザザムシの佃煮、寒ぶなの甘露煮が入っています。 13日は伊那市中央の飲食店竜門に七色弁当の販売を企画している伊那公園桜愛護会会員が集まり出来栄えを確認しました。 弁当は桜の時期に伊那谷の珍味を味わってもらおうと始まったもので今年で4年目です。 食材は桜愛護会会員で上伊那猟友会伊那支部所属の竜門社長小阪洋治さんらが調達したもので伊那谷ならではのごちそうを味わえます。 今年は見た目の楽しさと味のバリエーションを広げようと新たに寒ぶなを加えました。 桜愛護会ではこの弁当を伊那公園の桜祭りイベントが行われる4月13日日曜日午前11時から1食1,500円、150食限定で販売する計画です。
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春の高校伊那駅伝 応援旗コンテスト
3月23日の春の高校伊那駅伝を応援するために市内の子ども達が作成した応援旗のコンテストの投票受付が今日から始まりました。 市役所1階多目的ホールには、応援旗45本が展示されています。 毎年、市内の保育園や小中学校が担当校を応援する旗を作成し、駅伝を盛り上げています。 今年は、200本が作成され、そのうち、各校から力作が展示されています。 今年は、女子大会が30回の記念大会になることから初めてコンテストを実施しています。会場には、投票箱が用意されています。 旗には、「お兄さんがんばって。」などの応援メッセージやイラストが書かれていました。 この応援旗のコンテストは、20日(木)までで、小中学生の部と保育園・幼稚園の部があり、投票の多かった旗に金銀銅の賞が贈られることになっています。 応援旗は、大会当日は伊那市陸上競技場周辺に掲示され、大会を盛り上げます。
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福島の佐藤さんが新規就農講座で講演
東日本大震災の影響で、福島県から伊那に移住している果樹農家 佐藤浩信さんが、新規就農者を対象にした研修会で、7日、講演しました。 この日は、今年度12回開かれてきた新規就農実践塾のまとめとなる研修会が伊那市のJA上伊那西箕輪支所で開かれ、14人が参加しました。 佐藤さんは、福島県伊達市で、ギフト用の果物を主に扱う果樹園を営んでいます。そこで、桃やりんご、さくらんぼ・柿などを栽培・加工しています。 福島第一原発事故直後の2011年3月15日に避難を始め、4月2日には、伊那の地に移ることを決めました。 伊那の地を再起の場所に決めたのは、この場所が果樹栽培に適した場所だと感じたからだといいます。 佐藤さんは「伊那は標高差があるため、地域の中でも収穫時期を1週間程度ずらすことができる。東京、名古屋、大阪ともつながっているので観光地としても可能性がある」と話しました。 また、需要が多い時期に収穫時期を合わせれば、高く販売することができるといった戦略についても話していました。 実践塾の参加者からは、りんごの収穫期と柿の加工の時期は重なるが、作業的に可能なのかなどといった質問が、次々と出されていました。
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伊那東小学校卒業生 たかずやの里へ寄付
昭和16年に伊那東小学校を卒業した同級生は、伊那市富県から東春近へ移転・新築される児童養護施設たかずやの里へ13万円を寄付しました。 この日は、代表の平澤敏夫さんと田中實さんが伊那市役所を訪れ、たかずや福祉会の埋橋良和理事長に、寄付金13万円を手渡しました。 昭和16年に伊那東小学校を卒業した松組の同級生は、現在85歳です。 毎年同級会を開いてきましたが高齢化により開催が困難となり、会費として集めていた費用を地域のためにと寄付することにしました。 埋橋理事長は、「皆さんの温かい気持ちを子ども達に伝え、有効に使わせて頂きます」と感謝していました。
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西春近自治協議会 権現山の紙芝居を制作
伊那市の西春近自治協議会は、地域の資源を見つめ直し後世に伝えていこうと権現山を題材にした紙芝居を制作し、地元の小学校などへ贈りました。 この日は西春近自治協議会の加納義晴会長と制作を進めてきた心のやすらぎ部会の辰野哲洋部会長が西春近北小学校を訪れ、鈴木孝敏校長に紙芝居を手渡しました。 紙芝居はB4版の全14場面で、主人公のごんじいさんの案内で孫二人が登山をするストーリーです。 権現山の歴史や自然、西春近の住民と山との関わりについて紹介されています。 8部制作し、権現山登山をしている、西春近の北小学校、南小学校、東春近小学校に贈り、西春近公民館、東春近公民館、伊那図書館にも寄贈しました。 西春近北小学校では、毎年6年生が権現山に登山をしていて、紙芝居は、登山の前の学習や朝読書の時間に活用していくということです。 西春近自治協議会では、15日(土)午前10時から、西春近公民館で上演会を開くことになっています。
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東南アジアの大学生 伊那市を訪問
東南アジアの大学生が、13日から4泊5日の日程で伊那市を訪問しています。 13日は高遠町地区で、歴史や文化に触れました。 伊那市を訪れているのは、東南アジアのラオス、ミャンマー、ベトナムの大学生75人です。 絵画や彫刻などの芸術を専攻している大学生が訪問しています。 この日はグループにわかれ、現在雛人形展が開かれている旧馬島家住宅などを見学しました。 伊那市では、海外からの教育旅行団を誘致するインバウンド事業を行っていて、ラオスとミャンマーからの受け入れは、初めてです。 旧馬島家住宅では、市観光協会のボランティアガイド「い~なガイドの会」が、大正から昭和の古い雛人形について説明しました。 一行は、17日まで伊那市内に滞在し、企業を見学したり、農家民泊を体験することになっています。
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高遠高校 中高一貫校検討へ
高遠高校将来像検討委員会の委員長を務める、伊那市の白鳥孝市長は高遠高校に付属中学を設置し中高一貫校とした場合の導入効果などについて検討、研究する必要があるとの考えを12日示しました。 これは12日、開かれた伊那市議会3月定例会の中で議員の質問に答えたものです。 高遠高校は定員120人に対し平成19年度から今年度まで7年連続で定員割れとなっています。 議員からは「定員割れが続くと、県教育委員会が進める再編計画で存続が難しくなる。地域高校として存続していくためにも中高一貫校について検討を進めるべき」との質問がありました。 白鳥市長は「県内では、これまで進学校としての中高一貫校が設置されてきた。高遠高校は、特色あるコース制度による学びや地域との連携を軸足においている。導入効果について検討と研究を進めたい」と答えていました。 この件に関し白鳥市長は、将来像検討委員会で協議するのが望ましいとしています。
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想像力UP 模様の中から自由な発想で絵を描く
紙にうつし取った木や石の模様からイメージして絵を描くイベントが9日箕輪町の地域交流センターで開かれました。 このイベントは、「偶然の出会いをアートにする」をテーマに、箕輪町郷土博物館、図書館、公民館の三館連携講座の一環で開かれたものです。 今回の講座には親子づれなど9人が参加し、用意された木や石に紙をあて鉛筆で模様を写しとったり、絵の具が付いたビー玉を紙の上で転がし線を書いていました。 講師は、木彫家でみのわ芸術会の中澤達彦会長が務め「石の側面からも違った模様が取れるやビー玉はゆっくり転がすと曲線ができる」などとアドバイスしていました。 模様を写し終えると、参加した人たちは、紙を眺めながらイメージを膨らませていました。 中澤さんは、「大人になると、経験した知識からイメージし物事をとらえてしまう。偶然できた模様から発想力を高め、子供達が持つ潜在的な能力を引き出してほしい」と話していました。
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雪害農業被害支援 補正予算案市が提出
伊那市は先月の記録的な大雪を受け被害を受けた農家を支援するための補正予算案を12日市議会に提出しました。 補正予算案は一般会計に2億1千万円を追加するもので、大雪により倒壊した農業用パイプハウスの復旧や修繕を支援します。 市が行う支援策はパイプハウスを撤去する場合は国が定めた単価に基づき全額を再建や修繕する場合は費用の9割を負担するものです。 市によりますと12日現在の大雪によるパイプハスの被害は263棟で被害額はおよそ2億2千万円だという事です。 補助を受けるには、被害状況のわかる写真や作業をした記録が必要となるため市では資料を保存しておいてほしいと農家に呼び掛けています。
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特殊詐欺 1,200万円被害
上伊那郡内の80代女性が、介護施設運営会社を名乗る男に現金1,200万円を騙し取られていたことが分かりました。 伊那警察署の発表によりますと、被害にあったのは上伊那郡内に住む80代女性です。 今年1月下旬、女性宅に介護施設運営会社から封筒が届き、後日見知らぬ男から「ある人が施設に親を入所させたいと言っている。施設に入所するには会員券が必要で、その代金を立て替えて欲しい」などいう電話がありました。 数日後、再びこの男から連絡があり「2,000万円のうち800万円はこちらで払うので、1,200万円を立て替えて欲しい」との連絡がありました。 女性は、1月下旬から2月上旬にかけ指定された東京都内の住所にレターパックを使って複数回に渡り現金を送付しましたが関係者と連絡がとれなくなったことから、伊那署に届け出たものです。 伊那署では「レターパックや宅配便による現金の郵送は特殊詐欺であることを疑うこと。家族や警察に相談し、1人で決めないこと」などと、呼びかけています。
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三峰川堤防 雪文字で春の高校駅伝PR
春の高校伊那駅伝まであと10日あまりです。コース途中の三峰川堤防では大会を盛り上げようと、2月に降った雪を利用したPRが行われています。 伊那市美篶のナイスロード沿いの三峰川堤防です。 雪かきとスコップを使い堤防北側に降り積もった雪をかいているのは、近くに住む矢島信之さんです。 ナイスロード付近から堤防を見てみると「日本一の駅伝」と書かれています。 矢島さんは堤防を使い伊那駅伝を盛り上げていこうと雪文字の制作を去年の大会から行っていて今回が2回目です。 今年は雪が吹き溜まりとなっていて制作には、11日と12日の2日間かかったという事です。 矢島さんは「参加校が国内で一番多い駅伝大会。地域一丸となり、応援していきたい」と話していました。 春の高校伊那駅伝は、23日 日曜日に行われます。 12日の伊那地域は、最高気温が14.6度と今年最高となり4月上旬並みの陽気となりました。
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村が有償ボランティア実施へ
南箕輪村の唐木一直村長は、福祉事業の推進として、有償ボランティアを今年10月から実施したい考えを示しました。 これは、12日役場で開かれた、南箕輪村議会3月定例会一般質問の中で、議員の質問に答えたものです。 唐木村長は、「村内でも高齢化が進むことが考えられる。軽作業を行う有償ボランティアの実施を考えている。」と話していました。 ボランティアはゴミ出しや草取り、除雪などの、軽作業をお年寄りに代わり有償で行うもので、今年10月からの実施を検討しているということです。 一般質問では他に、中学校の朝部活についての質問があり、清水篤彦教育委員長は、「南箕輪中学校の部活は県の指針の範疇にあり、朝部活を禁止する必要がない。継続して行く。」と答えていました。 南箕輪中学校では、朝部活を毎週月曜日は休みとしていることや、放課後も1時間30分程度の活動となっていて、今後も継続して行くということです。 また、2月16日の村の日の式典が、大雪により延期されていることについて、6月22日(日)に行う方向で調整しているということです。
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アンサンブル会 ヒノキ畳寄付
伊那市と下伊那郡松川町で知的障害者の就労支援をしている社会福祉法人アンサンブル会は、ヒノキ畳を5日、伊那市生涯学習センターに寄付しました。 アンサンブル会では、去年9月からヒノキの間伐材を使った畳の製造を松川町の施設で行っています。 今回の寄付は4月からの本格的な販売を前にモニタリング調査の一環で行われたもので、市内では仲仙寺に続き2か所目という事です。 畳が設置された和室は、広さ10畳で、茶道や生け花のサークルが利用しています。 ヒノキの畳は、稲わらの物に比べ、湿気に強く、防虫性に優れていて、カビの発生やダニの繁殖を防ぐ効果があるという事です。 アンサンブル会の竹野勝己さんは「ヒノキ畳は自然素材だけを使用し作っている。4月からはターゲットを絞り販売していきたい」と話していました。
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インフルエンザで保育園2クラス学級閉鎖
南箕輪村の南部保育園は、インフルエンザ発症者の増加により、13日と14日の2日間、2クラスを学級閉鎖します。 学級閉鎖になるのは、南部保育園年長クラスのたんぽぽ組とひまわり組で、インフルエンザ発症者が2クラスで14人出ているということです。 伊那保健福祉事務所では、「ピークは過ぎたが、依然注意報レベルとなっているため、外出後は手洗いやうがいを行い、マスクなどの咳エチケットを守って感染予防に努めて欲しい」ということです。
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東京五輪 フェンシング事前合宿誘致へ
箕輪町の平澤豊満町長は、2020年に開かれる東京オリンピックに向けて、フェンシング選手団の事前合宿誘致に積極的に取り組みたいとの考えを示しました。 11日開かれた箕輪町議会一般質問の中で平澤町長が議員の質問に答えたものです。 箕輪町では1978年のやまびこ国体でフェンシング会場になって以来、盛んに競技が行われています。 小学生向けのクラブがある他、中学校では部活としてフェンシングが行われています。 箕輪中学校のフェンシング部出身の選手の多くは高校に進学後、国体に出場するなどの活躍をしています。 また、箕輪町でフェンシングの全国大会が6回開かれています。 平澤町長は「フェンシングの街として全国的に定着してきている。競技や練習が出来る環境も整っている」とし、積極的に事前合宿誘致に取り組んでいきたいとしています。
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伊那小森組 アルパカとお別れ会
総合学習の一環で伊那市の伊那小学校の3年森組の児童が飼育していたアルパカとのお別れ会が4日行われました。 児童たちは大粒の涙を流して別れを惜しみました。 森組では2年生の12月から栃木県の牧場から2頭のアルパカを借りて育ててきました。 名前は「タビ」と「いふ」。 児童たちは毎日、エサやりや小屋の掃除など2頭の世話をしてきました。 4月にクラス替えになることから今日でお別れです。 児童たちは1年3か月のタビといふとの思い出を振り返りながら自分達で作詞したオリジナル曲を全員で歌いました。 そして別れの時がやってきます。 子ども達はトラックの姿が見えなくなるまで見送っていました。
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名称「南アルプス戸台口」協議会方向性まとめる
伊那市長谷地域自治区地域協議会が10日開かれ、南アルプス北部地区の登山口の名称を「南アルプス戸台口」とする方針をまとめました。 南アルプス北部地区の登山口は昭和40年代までは長谷村の戸台と呼ばれていたということです。 現在は、仙流荘があるところというあいまいな表現になっていることから、長野県側の登山口として知名度アップを図ろうと検討してきました。 協議会では、各地域の意見を集約し名称を「南アルプス戸台口」にすることを決めました。 委員からは「登山者にとってはなじみがありイメージしやすい」「戸台のつく植物や化石があるので宣伝効果になる」などの意見が出されていました。 協議会では、3月中に白鳥孝市長に名称を報告するということです。
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東日本大震災から3年 復興願う
東日本大震災から3年。 伊那市は11日、地震発生の午後2時46分に防災無線でサイレンを鳴らし早期復興を祈りました。 伊那市の東部中学校ではタカトオコヒガンザクラを通して交流している宮城県の高砂中学校とインターネットのテレビ電話を繋ぎました。 東部中学校の2年生は、高砂中で行われた、復興プロジェクトの集会の様子をリアルタイムで見ました。 東日本大震災が発生した2時46分、生徒たちは黙とうを捧げました。 東部中学校と高砂中学校との交流は震災のあった2011年からタカトオコヒガンザクラの縁で始まりました。 高砂中学校のシンボルだった桜が震災で津波にあい枯れてしまったことを知った東部中が2012年に門外不出のタカトオコヒガンザクラを贈ったものです。 集会では、仙台市が製作したDVDを見たり高砂中学校の卒業生たちが当時の様子を話しました。 最後に東部中学校の2学年運営委員長の恒川遼太君がメッセージを送りました。 高砂中学校の山田大地君は「これからも復興の先へと向かっていきます」と話していました。