-
山寺伝統の「やきもち踊り」奉納
県の無形民俗文化財に指定されている伊那市山寺の「やきもち踊り」が、13 日、白山社・八幡社合殿で奉納されました。 羽織、袴姿で、足を高くあげ、飛び跳ねるようにして踊る「やきもち踊り」。 このユーモラスな踊りは、県の無形民俗文化財に指定されています。 この日は、伊那市山寺にある白山社・八幡社合殿で、地元住民でつくる保存会、およそ30人が踊りを奉納しました。 踊りは、前踊り、中踊り、後踊りがあり、その合間には酒盛りが行われます。 踊り手たちは、キセルで刻み煙草を吸いながら、アユの串焼きを肴にどぶろくを酌み交わしました。 最後の酒盛りを終えると、下駄を境内の外に出し、後踊りが行われます。 踊りが終わると、踊り手たちは一斉に逃げ出します。 逃げ遅れると厄病にかかると言い伝えられていて、先を競って鳥居の外に駆け出しました。
-
諏訪ー伊那峠のサミット
歴史や文化をキーワードに、伊那地域と諏訪地域の交流がスタートしました。 13日は、伊那市と茅野市の境にある国道152号の峠の茶屋で、諏訪―伊那峠のサミットキックオフミーティングが開かれました。 諏訪地域からは、25人、伊那地域からは15人が参加しました。 峠の茶屋の展望台で、八ヶ岳山麓を望み鳥獣たちの成仏を祈る神事 原山遥拝です。 平安時代から江戸時代に至るまで、諏訪地域には、狩猟と肉食に関する免罪符的なものがあり、その神事を再現しました。 特に鹿は、特別な存在で、ある神職は、「鹿なくては御神事すべからず」とまで書き残しています。 神にささげた鹿の供物。 伊那市長谷ざんざ亭の長谷部晃さんが、独自の解釈で作り奉納しました。 内容は、鹿肉のローストと脳みそ、パテ、レバーペースト、血のペーストです。 これを参加者が味わいました。 さらに、キーワードとなる鹿肉を使った弁当を参加者が味わいました。 鹿肉のそぼろ、レバーペースト入りのキッシュなど、鹿肉の風味を活かしながら臭みを感じさせない仕上がりになっていました。 今回の峠のサミットは、伊那地域の高遠ぶらりプロジェクトと諏訪地域の歴史を研究しているスワニミズムなどが開いたもので、両地域の地質や信仰についても理解を深めました。 前の高遠高校校長で、この春諏訪清稜高校の校長に就任した石垣正志さんは、「伊那を知らずして諏訪は理解できないし、伊那を掘り下げれば必ず諏訪に突き当たる」と話しています。
-
日影区公民館で宇津孝子さん講演会
伊那市高遠町でファミリーホームを運営している宇津孝子さんの講演会が12日日影区公民館で開かれました。 講演会は日影区公民館が開いたもので、地域住民およそ30人が参加しました。 講演会では、宇津さんが自身の活動や子育てについて話しました。 宇津さんは伊那市高遠町で親と一緒に暮らすことができない子どもたちを里親として育てるファミリーホームを運営しています。 宇津さんは「子供が生きる力を育み自立するためには家庭的な雰囲気のなかで家族の一員として暮らすことが必要。地域の子どもを地域の大人みんなで育てていくことが求められている」と話しました。
-
桜シリーズ③伯先桜・見通し桜
放送エリア内の桜をお伝えする桜シリーズ。 3日目の12日は、伊那市西町の伯先桜と狐島の見通し桜です。 伊那市西町の伯先桜です。 現在ほぼ満開で、見ごろとなっています。 江戸時代に、医者で俳諧の巨匠だった中村伯先が自宅の庭に植えたことから、伯先桜といわれています。 樹齢は200年あまりで、高さは10メートル、太さは6メートルです。 伊那市の天然記念物に指定されています。 この伯先桜と天竜川を挟んで対岸にある見通し桜は、測量の基点になっていました。
-
箕輪町ふるさと大使 委嘱式
箕輪町のPR活動に取り組む「箕輪町ふるさと大使」の委嘱式が10日、 ながた荘で行われ、新たに小林圭介さんと石塚喜代登さんが委嘱されました。 箕輪町ふるさと大使に新たに委嘱されたのは、静岡県浜松市出身で庄内地区箕輪町交流協会相談役の石塚喜代登さんと、箕輪町南小河内出身で滋賀県立大学名誉教授の小林圭介さんです。 箕輪町ふるさと大使は、町出身の人やゆかりのある人に、町の広報活動を行ってもらおうと委嘱しているもので、今回新たに委嘱した2人を合わせて15人がふるさと大使として活動しています。 これまで任期は定めていませんでしたが、今年から平成30年3月31日までのおよそ4年間としました。 平澤豊満町長は、「箕輪町の良いところを宣伝して交流人口が増えるようにそれぞれの立場から町づくりの助言に努めてもらいたい」と話しました。
-
アクセス通りを美しくしよう会 アクセスごみ拾い
伊那市のアクセス沿いに住む住民有志でつくる「アクセス通りを美しくしよう会」は12日、歩道のごみ拾いをしました。 12日は、会のメンバーの他、親交のある上伊那の少年サッカーチームMACサルトユースの選手ら合わせて40人が、アクセス通りのごみ拾いや草取りをしました。 会では、15年前からごみ拾いや花の苗植えなどの活動を行っています。 今回は、観光客が訪れる花見シーズンを前に、伊那市の玄関口でもあるアクセスをきれいにしようというものです。 ある会員は「若い人達の手伝いもあって作業がはかどった。落ちているごみはたばこの吸い殻やビールの缶など、ほとんどが大人の捨てたごみ。環境美化に少しでも興味を持ってもらえたらうれしい」と話していました。
-
伊那西高校美術クラブ 沢渡駅の壁に飾る絵を制作中
伊那市の伊那西高校美術クラブの生徒は、去年4月から無人駅となっているJR飯田線の沢渡駅の壁に飾る絵を制作しています。 制作している絵は、縦2メートル60センチ、横7メートル50センチで、バラや蝶、南アルプスが描かれます。 これは、伊那市がJR飯田線の利活用の一環として、沢渡駅を利用している伊那西高校に依頼したものです。 美術クラブの2、3年生10人は、今月7日から下絵を描き始めました。 作業は、放課後などを活用して行われていて、現在色を塗る作業にはいっています。 伊那市では、「無人駅となってから駅がきれいになったと言われるよう、色々な人の協力を得ながら取り組んでいきたい」と話していました。 伊那西高校では、今月中の完成を目指すということです。
-
春日公園 伊那谷新酒祭り
公園南側が満開となっている伊那市の春日公園で12日、伊那谷の地酒を飲み比べることができる「伊那谷新酒祭り」が行われました。 新酒祭りでは、7枚綴りのチケットを1,000円で購入し、9つの蔵元の地酒やビールを飲み比べることができます。 祭りは、日本酒の普及と春の観光名所づくりの一環として住民有志でつくるルネッサンス西町の会が行っているもので、今年で11回目です。 訪れた人達は、気になる銘柄について、蔵元から話を聞いたりしていました。 春日公園は現在、公園南側が満開となっています。 ルネッサンス西町の会では、来週にかけて北側が見頃になるので多くの人に足を運んでもらいたいと話していました。
-
高遠中学校 観光客をお・も・て・な・し
桜の開花後初めての週末を迎える伊那市高遠町の高遠城址公園は、12日も県内外からの観光客で賑わいました。 公園のそばにある高遠中学校では、さくら茶のサービスを行うなど、生徒が来園者をもてなしました。 校庭を駐車場として開放している高遠中学校では、生徒会が中心となって車の誘導や桜の花びらが入ったお茶を提供していました。 高遠中学校では、さくら祭り期間中生徒会とPTAが中心となって土産品の販売や駐車場の案内、トイレの掃除などを平成11年から行っています。 こうした観光客への振舞いが認められ、県が主催する第1回信州おもてなし大賞で最高賞にあたる大賞を先月受賞しました。 12日は、生徒のべ89人が3班に分かれ、朝7時から午後4時過ぎまで観光客の案内などを行っていました。 生徒の保護者達も、子ども達の活動を手伝います。 高遠城址公園周辺では、県外からのツアーバスが40台以上駐車していました。 公園はまだ3分咲き程度ですが、訪れた人達は咲いている花をバックに写真を撮ったり弁当を広げて味わうなどして花見を楽しんでいました。 昼時になると城址公園の下の商店街では飲食店で行列ができるなど賑わっていました。
-
クロスペンアカデミー 山岸淳子さん講演会
伊那北高校の今年度の薫ヶ丘クロスペンアカデミーが12日に開かれ、伊那市出身で日本フィルハーモニー交響楽団の山岸淳子さんが講演しました。 12日は全校生徒や保護者など、およそ700人が参加しました。 講演会では、山岸さんが自身の体験を振り返り、進路について話しました。 山岸さんは、伊那北高校卒業後、東京芸術大学音楽学部楽理科に進学し、現在は日本フィルハーモニー交響楽団の特命担当として新規事業の開拓などに携わっています。 高校生の時、山岸さんは進路に悩んでいたといいます。 音楽の道に進みたいと考えてはいましたが、人前で演奏するのが好きではなかったためです。 現在の道に進んだきっかけは、ピアノ教室の先生が「音楽の理論を学ぶ楽理科の存在を教えてくれたこと」だといいます。 薫ヶ丘クロスペンアカデミーは、生徒に広く社会を知り、将来について考えてもらおうと同窓会やPTAなどが毎年開いています。
-
桜シリーズ②西春近公民館
放送エリア内の桜をお伝えする桜シリーズ。 2日目の11日は、伊那市西春近公民館のコヒガン桜です。 早咲きの桜として知られ、樹齢は約60年。 枝が垂れ下がり、シダレザクラのようです。 昭和32年に、公民館の建設記念として、現在伊那西高校の場所にあった当時の西春近中学校から移植されたものだということです。 現在花は満開で、下を向いて咲く花が訪れた人を向かえます。
-
雑穀レシピパンフレット完成
い~な雑穀ネットワークは、栄養価の高い雑穀を普及させようと、簡単なレシピを掲載したパンフレットを作成しました。 今回作成されたのは、A4サイズを三つ折にしたパンフレットです。 平成23年に発足したい~な雑穀ネットワークが、気軽に雑穀料理に挑戦してもらいたいと初めて作りました。 サトイモのたかきび和えや、モチキビを使った袋煮など、6つのレシピが掲載されています。 レシピは平成23年12月に行われた雑穀レシピコンクールの上位作品の中から選ばれました。 簡単に調理できることのほか、雑穀の種類や調理法など、バランスを考え、選んだということです。 レシピパンフレットは7千部作成され、伊那商工会議所や市内の直売所などで配布されています。
-
伊那市分譲中の工業団地 値下げ
伊那市は、分譲中の工業団地の販売促進のため、全ての区画で価格を値下げするなどの取り組みを実施しています。 伊那インターチェンジ近くにある大萱産業適地の区画が、もっとも値下げ幅が大きく、3区画を平均すると50%ほどの値下げとなりました。 もっとも値下げ幅が大きかった1万1700平方メートルのC区画では、3億2千万円から1億5千万円に下がりました。 伊那市土地開発公社が去年10月に解散したことに伴い、その当時、第三者が鑑定した適正価格で、伊那市が公社から土地を買い取りました。 今回の、分譲価格の見直しは、市が買い取った際の価格とするものです。 区画は、5つの工業団地などに10区画あり、全ての区画が値下げとなりました。平均すると30%の値下げとなっています。 伊那市ではこれらの土地の販売を促進するため、値下げのほかにも4月から新たな取り組みを始めています。 ●工業用地を購入した企業に、用地取得費の30%を補助金として交付すること、●土地の購入を検討している企業に、伊那市の分譲地の情報を提供した個人や団体に、契約が成立した場合、契約金額の1%を支払う報酬制度です。 伊那市ではこれらの取り組みにより、分譲中の用地の売却を加速させたいとしています。
-
役場職員などをかたる不審電話に注意
4月8日から11日にかけ、伊那警察署管内で、役場職員などをかたる不審な電話が相次いで発生していて、伊那署では注意を呼びかけています。 伊那警察署の発表によりますと、4月8日から11日にかけ、伊那市や上伊那郡内の一般家庭に不審な電話がかかってきているということです。 男の声で「伊那市役所保険年金課のイケダ」「町役場保健衛生課職員」「銀行員」などと名乗り、「医療費の還付金がある」「ATMへ行ったら返金の手続きを電話で教えます」などと話す内容の電話です。 伊那署では、還付金の手続きをATMで行うことはなく、市役所などの職員が電話で口座番号をきくことはないとして、その場で回答せず、いったん電話をきる、指示された番号には折り返し電話をかけない、家族や警察に相談するなど注意を呼びかけています。
-
南箕輪村 新入社員研修会
南箕輪村の企業などに今年度入社した新入社員対象のビジネスマナー研修会が11日、商工会館で開かれました。 研修会は、従業員の資質向上を目的に、南箕輪村商工会などが毎年開いています。 この日は、村内の6つの企業などから20人が参加しました。 講師は、財団法人長野経済研究所の藤沢裕克(ふじさわ ひろかつ)さんが務めました。 研修会は、4人から6人に分かれてグループディスカッション方式で行われました。 「学生と社会人の違い」をテーマに、グループ毎に意見を出し合い発表しました。 藤沢さんは「企業が求める人材は、自分で考えて行動する“自立型人間”です。 与えられたことをやるだけでなく自分で考えて行動する人になりましょう」と話しました。
-
伊那市内の飲食店でノロウイルス集団食中毒
伊那市坂下の飲食店、はなの舞伊那店でノロウイルスによる集団食中毒が発生し、伊那保健所は10日から13日まで4日間の営業停止を命じました。 県の発表によりますと、4日にはなの舞伊那店を利用した12グループ95人のうち、伊那市、駒ヶ根市、箕輪町などに住む4グループ24人からノロウイルスが検出されたということです。 患者は全員回復に向かっているということです。 長野県内では、昨年度20件の食中毒が発生していて、541人が感染しました。 伊那保健所では、ノロウイルスの感染力は非常に強く、手洗いや調理をする際は加熱を十分にするなどの注意を呼びかけています。
-
中尾歌舞伎春季定期公演中止に
中尾歌舞伎保存会は、4月29日に予定していた春季定期公演を中止にすることを10日決定しました。 中尾歌舞伎の稽古と発表の場所となっている伊那市長谷の中尾座です。 4月29日の春季定期公演もここで行われる予定でした。 保存会では、指導者の西村清典さんの死去により、春季定期公演の実施について検討を重ね、実施する方向で進めていました。 しかし、会の大きな柱で指導者だった西村さん急逝の影響は大きく、本番までに仕上げられないとの判断からやむなく中止を決断しました。 保存会では、11月の秋季定期公演で、西村さんが亡くなるまで指導に携わり春の公演で予定していた演目「一谷嫩軍記 熊谷陣屋の段」を披露する予定です。
-
高遠城址公園 いよいよ本番
県内外に桜の名所として知られている伊那市高遠町の高遠城址公園への花見客の入り込みが本番を迎えています。 11日は、平日にもかかわらず、団体客や家族連れなどが花見に訪れていました。 桜雲橋がある公園中心部の二の丸付近は、まだ咲き始めです。 それでも咲いている花を見つけると顔を近づけたり、写真を撮ったりしていました。 公園南側です。 全体が赤みを帯びています。 伊那市観光協会によりますと、南側は、5分咲きだということです。 公園内には、樹齢130年を越える老木も含め、1,500本のタカトオコヒガンザクラがあります。 天下第一の桜と称され、県の天然記念物に指定されているほか、平成2年には、日本さくらの会のさくら名所百選に選ばれています。 満開は、来週の15日火曜日前後になりそうです。 その高遠城址公園で、500円で説明が受けられるワンコインガイドが好評です。 のべ40人のボランティアガイドが22日まで公園に待機しています。 今日も、そろいのジャンパーを着たガイドが花見客を案内していました。 去年は、さくら祭り期間中に75組が利用しました。 今年は100組以上を目指しているということです。
-
桜シリーズ① 伊那公園
放送エリア内の桜をお伝えする桜シリーズ。 1日目は、伊那市中央の伊那公園の桜です。 伊那公園には、12種類、450本の桜が植えられています。 10日は、多くの人が公園に訪れ花見を楽しんでいました。 現在、コヒガンザクラが8分咲き、ソメイヨシノは咲き始めです。 伊那公園桜愛護会によりますと来週いっぱい桜を楽しめるということです。 13日には、桜愛護会によるさくら祭も企画されています。
-
「伊那防衛協会」 設立総会
地域住民と自衛隊の相互理解と親睦を目的とした民間組織「伊那防衛協会」の設立総会が、10日、伊那市内で開かれました。 この日は、伊那防衛協会の会員など50人が出席し、設立総会が開かれました。 伊那防衛協会は、地域住民と自衛隊の架け橋となり、民間の立場から活動に協力する組織で、伊那商工会議所が呼びかけ、設立に向けた準備を進めてきした。 この日は、役員の選任が行われ、会長にサン工業株式会社社長の川上健夫さんが就任しました。 川上会長は「東日本大震災など災害現場での活動や国の安全保障など自衛隊の役割は大きい。民間の立場から活動への理解の輪を広げていきたい」と就任の挨拶をしました。 伊那防衛協会では、今年度、自衛隊音楽隊によるコンサートの開催、災害派遣部隊への協力、会員の増強などを行っていくということです。 なお、伊那防衛協会は、長野県防衛協会の下部組織で、県内では7か所目の設立となっています。
-
「南アルプス戸台口」 名称について市長に建議書提出
南アルプス北部の登山口の名称を検討してきた伊那市の長谷地域自治区地域協議会は、名称を「南アルプス戸台口」とし、バス停の名称の変更などを求める建議書を、10日、白鳥孝市長に提出しました。 この日は、西村美里会長と中山和文副会長が伊那市役所を訪れ、白鳥市長に建議書を手渡しました。 名称を検討してきた長谷地域協議会では、長谷の三峰川橋付近から仙流荘周辺エリアの名称を「南アルプス戸台口」としました。 市長への要望は▽混乱を防ぐため、三峰川橋のバス停の名称を「戸台口」から「三峰川橋」などに変更するか廃止する事▽林道バス営業所の停留所名を「南アルプス戸台口」とする事▽伊那市が発行するパンフレットや看板に明記する事などです。 白鳥市長は、「昔からの名称を活かし全国に発信できる良い名前だと思う」と話していました。 協議会では、今回の建議内容について来月上旬までに文書で回答して欲しいと白鳥市長に求めています。
-
信大 子羊ベビーラッシュ
南箕輪村の信州大学農学部では先月から9日までに14頭の子羊が生まれ、ベビーラッシュとなっています。 9日に生まれたばかりの双子の子羊は体長はおよそ50センチ、体重2キロで母親のそばから離れずじっとしていました。 農学部の農場ではサホーク種とフライスランド種の2種類、合わせて30頭を飼育しています。 先月から9日までに14頭の子羊が生まれました。 さらに、妊娠中の羊もいて、あと8頭生まれる予定だという事です。 羊は1回の出産で1頭~3頭を産み、今年は特に双子の出産が多かったという事です。 好奇心旺盛な子羊たちは、学生たちが柵のそばに立つと、近づき指をなめていました。
-
諏訪と伊那 交流 キックオフイベント13日に
諏訪と伊那谷の自然、くらしと文化の源流をたどる交流プロジェクト、SUWA-INA峠のサミット キックオフミーティングが、13日(日)に、茅野市の峠の茶屋で開かれます。 キックオフミーティングは、伊那と諏訪を結ぶ杖突峠の頂上付近にある峠の茶屋で実施を予定しています。 ミーティングを行う部屋からは、諏訪地域が一望できます。 10日は、伊那市の伊那図書館に関係者が集まりました。 古地図などに現在地を表示することができ、歴史や文化についての情報もまとめたアプリ「高遠ぶらり」を制作するプロジェクトと、諏訪地域を中心に日本の古い信仰について研究しているグループ「スワニミズム」が、初めて開くイベントです。 諏訪と伊那の自然や、文化、歴史を掘り下げようというもので、当日は杖突峠からの景色を眺めながら、諏訪地域の地質や地形、遺跡や神社についての解説があります。 ほかに、伊那図書館の平賀研也館長と、前高遠高校校長で、現在は、諏訪清陵高校の校長をつとめる石城 正志さんによる対談なども予定されています。 また、江戸時代後期の博物学者 菅江 真澄が記した諏訪大社の御頭祭での鹿肉などの供物の絵を、伊那市長谷ざんざ亭の長谷部晃さんが、独自の解釈で再現した料理も披露されます。 料理は、鹿の脳を使った和え物や、鹿のロースト、パテなどが提供される予定です。 諏訪伊那峠のサミットでは、このキックオフミーティングをきっかけに、それぞれの文化や歴史などのルーツに迫る交流が生まれることに期待しています。 諏訪伊那峠のサミットは、13日(日)に、茅野市の峠の茶屋で開かれる予定です。
-
野溝浩明さん剣道で全国大会
月29日に大阪府で開かれる全日本都道府県対抗剣道優勝大会に、伊那市の野溝 浩明さんが出場します。 9日は、野溝さんが、剣道着をまとって、伊那市役所を訪れ、白鳥 孝市長に、出場のあいさつをしました。 野溝さんは、伊那市御園在住の32歳。伊那市体育協会剣道部に所属しています。 2月に開催された県予選大会で優勝し、5年ぶり2度目の全国大会出場を決めました。 都道府県対抗大会は、7人の団体戦となっていて、野溝さんは五将をつとめます。 野溝さんは、183センチの身長と、上段の構えからの攻撃を強みにしていて、気持ちで攻めていきたいとしています。 白鳥市長は「伊那市からの出場をほこりに思う。頂点を目指す姿勢で悔いのない試合をしてほしい」と激励していました。 長野県代表は、初戦、岐阜県代表と対戦する事になっています。
-
信越花便り
長野と新潟エリアのケーブルテレビ局から旬な花の情報をお伝えします。 10日は、上田の桜と千曲のあんずです。 8日、上田市の上田城跡公園のソメイヨシノが開花しました。 平年に比べ、1週間遅い開花となりました。 櫓門(やぐらもん)前のシダレザクラは、9日現在5分咲きです。 上田城跡公園内の桜の見ごろは、14日月曜・15日火曜ごろとなる見込みで、混雑のピークは、12日(土)・13日(日)になりそうです。 ※画像:上田ケーブルビジョン
-
地域発 元気づくり支援金 選定始まる
市町村や公共的団体の自主的な取り組みを県が支援する「地域発 元気づくり支援金」の上伊那分の採択事業を決める第1回選定委員会が、10日に開かれました。 今年度は、57件、1億600万円の要望がありました。 この日は、今年度の採択分を決める1回目の委員会が伊那合同庁舎で開かれました。 今年度の上伊那への配分額は、昨年度とほぼ同じ7,627万円となっています。 市町村や各種団体からの要望は57件、1億600万円で、昨年度と比べ、件数は5件減少、金額は3,200万円増加しています。 事業区分別では、産業振興・雇用拡大が22件で5,900万円、環境保全・景観形成が11件で1,900万円、教育・文化の振興が9件で1,100万円などとなっています。 次回の選定委員会は17日に開かれ、今月末をめどに採択事業が内示されることになっています。
-
サクラコマが縁 仙醸で整備作業受注
伊那市の障害者社会就労センター輪っこはうす・コスモスの家の利用者は、サクラコマが縁となり伊那市高遠町の酒造メーカー仙醸の環境整備作業を9日行いました。 サクラコマの組み立てを輪っこはうす・コスモスの家で行っています。 小嶋早苗施設長と仙醸の黒河内貴社長が今年2月にサクラコマに関するシンポジウムで知り合ったのが、今回の作業の受注のきっかけだという事です。 黒河内社長は、障害者就労支援センターの活動をシンポジウムで知り社会貢献の一環として今回整備作業を発注したという事です。 輪っこはうす・コスモスの家では、利用者の工賃アップと共に地域の企業との交流を広げ雇用につなげるきっかけにしたいとしています。 小嶋施設長は「企業での作業をとおして障がい者への理解を深めてもらうとともに、利用者の仕事へのやりがいにつなげていきたい」と話していました。 仙醸では、今後、春と秋の整備作業の他に、酒粕の出荷作業についても発注していく事にしています。
-
オリジナル切手 「高遠 桜浪漫」
伊那市の高遠郵便局などは、花見シーズンにあわせオリジナル切手「高遠 桜浪漫」の販売を9日から始めました。 販売初日となった9日は高遠郵便局の高橋晴彦局長らが高遠町総合支所を訪れ伊藤俊規高遠町地域自治区長にオリジナル切手2セットを手渡しました。 切手は7年前から花見の時期に合わせ作られ、今年はこれまでの桜まつりのポスターに採用された写真などがデザインされています。 市内の郵便局のみで販売され、52円切手10枚一組のものが930円で3千部。82円切手10枚一組のものが、1230円で2500部限定販売となっています。 伊藤自治区長は、「使うのがもったいない出来栄え。お土産としても喜ばれる一品です」と喜んでいました。
-
上伊那工芸会30周年記念展
上伊那の工芸家でつくる上伊那工芸会による30周年記念展が9日から伊那市の伊那文化会館で開かれています 上伊那工芸会は上伊那の工芸作家有志が集まり昭和60年発足し現在は21人が所属しています。 会では、定期的に作品展を開いていて、今回は30周年記念展として会員20人と物故者3人から68点が寄せられました 会場には 人形や鍛金、陶磁、染織など、会員の近作や代表作品が並んでいます。 訪れた人達の中には、作家から金属の加工方法や工程など直接説明を受ける姿も見られました。 会では、「この30年で互いに刺激を受け上達し、新たな時代を作ってきた。 今後も活動を通じて次の世代を担う作家を育てていきたい」と話していました。 この作品展は13日(日)まで、伊那市の伊那文化会館で開かれています。
-
水稲 播種作業始まる
箕輪町中原のJA上伊那北部水稲育苗センターで、水稲の播種作業が始まりました。 9日は10人ほどが作業にあたっていました。 播種作業は9日から始まり29日まで行われます。 箕輪町の育苗センターでは辰野町と箕輪町、宮田村の水稲の苗を作っています。今年から、宮田村の苗も担当する事になり、去年より7千枚多い7万5千枚の苗箱を作るという事です。 コシヒカリが全体の9割を占め、残りはアキタコマチともち米となっています。 苗箱に専用のマットを敷いて消毒された種もみを蒔き土をかぶせたあと室温が28度、湿度ほぼ100パーセントに保たれた出芽室に3日間入れられます。 出芽した苗は、ハウスなどで20日から30日ほど育てられ、ゴールデンウィーク頃から田んぼに植えられるということです。