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特色ある学習・遊びに理解深める
伊那市の新山小学校PTAは、地域の自然を生かした特色ある遊びに理解を深めてもらおうと17日、親子を対象にした講座を開きました。
この日は、新山の森林で講座が開かれ、保護者や子どもおよそ30人が、森の中に設置された遊具で遊びました。
新山小学校では、少人数学級の特色を活かし、地域の自然を使った特色ある授業などを行っています。
森林内の遊具は、土地を所有する6軒の地区住民が協力して3年前に作ったもので、小学校でも総合学習や学年交流会で活用されています。
子ども達は、木に吊るされたブランコやターザンロープで自由に遊んでいました。
ある保護者は「自然が横にあっても触れ合う機会は少ない。自然との触れ合いは重要なので、授業でやってもらうの良いと思う」、参加した新山小の教諭は「自然の中にすぐに遊びにいけるのは新山小学校の特色。こういった場所を活用していきたい」と話していました。
この日はツリークライミングの体験も予定されていましたが、悪天候のため伊那市高遠町在住の全日本チャンピオン、宇治田直弘さんがデモンストレーションを披露していました。
この講座は、PTAの他に地元育成会や新山の保育園・小学校を考える会も協力していて、文化部の藤井誠部長は「新山地域の特色ある自然活動をPRする場として活用していきたい」と話していました。 -
春富中学校 創立65周年・統合50周年記念式典
伊那市の春富中学校の創立65周年と統合50周年の記念式典が17日行われました。
記念式典には、生徒や保護者、来賓など550人ほどが出席し、記念演奏などが行われました。
春富中学校は、今年で創立65周年、統合50周年になります。
65年前の昭和22年に春富中学校の学区内の富県・東春近・西春近でそれぞれ中学校が創立されました。
昭和38年に3校が統合し、春富中学校となりました。
村田正美校長は、「これからも社会に貢献できる人づくりができる場所であるよう取り組んでいきたい」と話していました。
生徒を代表して生徒会長の北原悠哉くんは「学校の歴史の深さを感じた。感謝の気持ちと春富の心を持ち続けていきたい」と話していました。
式典では、地域の住民と企業から募った寄付金835万円と、記念品として伊那食品工業から大型スクリーンが贈呈されました。 -
落ち葉たきコンサート
伊那市の小学校の合唱団などが出演する落ち葉たきコンサートが17日いなっせで開かれました。
コンサートにはおよそ280人が出演しました。
落ち葉たきコンサートは、NPO法人クラシックワールドが合唱団の交流の場として毎年開いているものです。
17日は市内の小学校6校の合唱団などが合唱曲やわらべうたを披露しました。
このうち、伊那市の西箕輪小学校合唱団は4曲を発表しました。
授業が始まる前の朝の時間に練習をしたということです。
また、今回のコンサートではロビーにスクリーンを設置し無料で鑑賞できるコーナーを初めて設けました。
これは一般に販売できるチケットの数が少ないことや、家族の出演箇所だけ見たいという声に応えたものです。
訪れた人は、「自由に席を立つことができるので、小さい子供と一緒でも聞くことができよかった」と話していました。 -
地域の風景が図柄に「い縲怩セに切手」完成
伊那青年会議所が提案している、伊那谷地域のブランドフレーズ「い縲怩セに」をPRする、地域の景観をテーマにした切手が完成し、16日にお披露目されました。
この日は伊那商工会館で伊那青年会議所11月例会が開かれ、完成した切手がお披露目されました。
青年会議所では、地域のブランド化を目指し、ブランドフレーズ「い縲怩セに」をPRしようと、今回初めて切手を作りました。
切手は、1シート10枚で、それぞれ伊那谷の景観をテーマにした絵や写真が印刷されています。
切手のデザインは、地域の高校生、85人から寄せられた写真や絵画の中から選ばれたもので、この日は採用された高校生に表彰状が手渡されました。
切手は、辰野町から宮田村までの21郵便事業所で、1シート1200円で16日から販売されています。
3か月の限定販売で、向山賢悟理事長は「この期間内に多くの人に切手を使ってもらい、伊那谷のブランドフレーズを県内外にPRしていきたい」と話していました。 -
今年もお菜洗い場オープン
箕輪町のながたの湯近くの駐車場に、今年も温泉のお湯を利用したお菜洗い場がオープンしました。
17日朝は雨が降る中2人が訪れ野沢菜を洗っていました。
お菜洗い場は野菜を温かいお湯で洗ってもらおうと箕輪町が毎年無料で提供しています。
洗いたての野沢菜からは、湯気が立っていました。
箕輪町は、ゴミの持ち帰りなどマナーを守って利用してほしいと呼びかけています。
お菜洗い場は12月9日まで開かれていて、毎週火曜日は休みとなっています。 -
ニッタク杯ダブルスチーム・オープン卓球大会
ニッタク杯ダブルスチーム卓球大会が17日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれました。
この日は、県内から91チーム、およそ280人が大会に参加し優勝を争いました。
大会は、上伊那地域の卓球のレベル向上と普及を目的に、上伊那卓球連盟が去年から開いています。
1チーム3人で、試合ごとにメンバーを変えるようになっているほか、予選リーグの1位は1位同士、2位は2位同士など、順位ごとにトーナメント戦が行われ、できるだけ多く試合ができるよう工夫されていました。
大会には小学校低学年から50代まで幅広い年齢層が参加していて、ある大会関係者は「年代を超えて交流できるのが卓球の良いところ。いろんな人に参加してもらいたい」と話していました。 -
伊那ケーブルテレビ 地方の時代映像祭で選奨
伊那ケーブルテレビジョン制作の番組「木地師の伝承縲怩サの知られざる世界縲怐vが第32回地方の時代映像祭2012ケーブルテレビ部門で選奨を受賞しました。
17日、大阪府の関西大学で贈賞式が行われました。
地方の時代映像祭はNHKや日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟などが共同主催しているものです。
放送局部門、ケーブルテレビ部門など4部門があり、応募総数は222点でした。
受賞作品、「木地師の伝承」は西暦800年代の後半から、およそ1千年にわたり木の椀や盆を作るための木材を求め日本中の山を渡り歩いた木地師の歴史と足跡を取材した番組です。
なお今回の地方の時代映像祭入賞で伊那ケーブルテレビ制作の番組入賞は、3年連続となっています。
グランプリにはNHK仙台放送局制作の「NHKスペシャル イナサがまた吹く日縲恤頼ケる集落に生きる縲怐vが選ばれました。 -
正しい歩き方学ぶ講座
正しい歩き方などを学ぶ講習会が18日、伊那市長谷の伊那里体育館で開かれました。
講習会は、伊那市総合型地域スポーツクラブが開いたもので、18日は親子連れなどおよそ90人が参加しました。
高遠町で接骨院を開いている伊東功一さんが講師を務め、足の指の使い方や、適切なシューズの履き方などについて話しました。
伊東さんは自身が考案したストレッチを紹介し「5本の足の指を使って歩くことを意識すると正しい歩き方が身に付きます」と指導していました。
ストレッチする前と後で歩き比べも行われ、ある参加者は「ストレッチした後は地面を指で掴んでいる感じがする。歩幅にまで違いがでてびっくりした」と話していました。
講習会は、東日本大震災のチャリティーイベントとして開かれ、参加費1万6,544円が義援金として送られます。 -
青野恭典写真展「風わたる高嶺へ」
東京都在住の山岳写真家、青野恭典さんの写真展「風わたる高嶺へ」が、15日から伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、青野さんが撮影した、日本やヨーローッパなどの山岳写真52点が展示されています。
青野さんは現在74歳。山岳写真をライフワークにして30年で、現在は、国内の山を中心に年間100日程度山へ登り撮影をしています。
今回の作品展では、5千メートル以上の山々が連なるロシアの山岳地帯で撮影したモノクロ写真も展示されています。
青野恭典写真展「風わたる高嶺へ」は、来年3月24日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
富県青少年育成会 交流の証をフォトブックに
小学校に通う子どもを持つ保護者などでつくる伊那市の富県青少年育成会は、今年7月8日に行われた富県小と新山小のスポーツ交流会で撮影した写真をフォトブックにまとめ、両校に贈りました。
フォトブックは、A4サイズで交流会の際に撮影した写真52枚を20ページにわたり掲載しています。
16日は、育成会役員らが富県小学校を訪れ、増澤知也児童会長にフォトブックと、撮影したおよそ730枚のデータなどを手渡しました。
富県小と新山小は同じ富県地区にありますが、中学校は学区が違うため交流する機会があまりないということで、育成会では「両校の卒業生が一緒になって富県を盛り上げていってほしい」と話します。
フォトブックと写真は、富県小の玄関に展示されるということです。 -
児童が働く事の大変さを体験
伊那市の伊那東小学校の児童は、伊那文化会館西側広場の落ち葉集めを16日、行いました。
作業を行ったのは、伊那東小学校の6年松組30人です。
松組では、5年生の頃から総合的な学習の時間を使い社会問題について学んでいます。
児童らは活動を進める中で、海外の発展途上の国では自分達と同じくらいの子どもが1日13時間近く働いているということを知りました。
今回は、働くことの大変さを知ろうと、およそ2時間半にわたり休憩なしで落ち葉を集めました。
松組では、今後アルミ缶回収や学校のお祭りなどでお金を集め、発展途上国にワクチンを送る計画です。 -
納税表彰式
納税意識を高める活動などに取り組んできた個人や団体を表彰する納税表彰式が15日、伊那市のいなっせで行われました。
伊那税務署管内では、1団体と3人が表彰されました。
このうち伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、社団法人伊那法人会常任理事の三澤俊明さんと、伊那間税会会長の川上健夫さんの2人が表彰されました。
納税表彰式は、国税庁が定める「税を考える週間」にあわせて行われているものです。
伊那税務署の熊谷達夫署長は「皆さんのご尽力に感謝している。今後も一層の理解と協力をお願いしたい」と感謝しました。
受賞者を代表して三澤さんは「社業に励み納税や租税教育にまい進していきたい」と話しました。
15日はこの他、中高生を対象にした税についての作文で伊那税務署長賞に選ばれた生徒5人が表彰されました。 -
広域連合 今後ごみ増えると予測
上伊那広域連合は、16日の廃棄物政策審議会で今後ごみの量は、増加傾向になるとの見通しを示し、見直しを進めているごみ処理基本計画の基礎データとすることが承認されました。
ごみが増加するとの予測は、今後10年間の人口推計によるものです。
広域連合では、上伊那8市町村の現在19万1,239人の人口は、10年後の平成35年度には、17万8,492人に減ると予測する一方で、世帯数は、現在の7万124世帯から7万1,820世帯に増加すると試算しました。
世帯数が増加しだした平成22年度頃からごみの量も増えていることと環境省の世帯の構成人数が少なくなるほどごみの量は増えるとの見解から、今後はごみの量が増加傾向になると予測しました。
16日の審議会では、ごみの量の推移をより正確に把握しようと今後は、可燃ごみ・不燃ごみの組成分析を行う調査を年4回全ての市町村で行うことや、年代や家族構成、ごみの出し方などについて聞くアンケート調査を3,000世帯で行うことを決めました。
広域連合は、こうした調査をふまえ、ごみの排出目標などを定めたごみ処理基本計画を来年12月をめどに策定したい考えです。 -
まっくん食育応援団
南箕輪村の食生活改善推進協議会は、16日南部保育園で食育集会を開き、寸劇で栄養バランスの大切さを訴えました。
南箕輪村食生活改善推進協議会は、4年前からまっくん食育応援団として、村内各園を訪問しています。
ステージに現れたのは、村のイメージキャラクターまっくんと協議会のメンバーふんする栄養せんたいまっくんレンジャーです。
寸劇で栄養バランスの大切さや旬の野菜を紹介しました。
黄色は、エネルギーになるもの、緑は、体の働きを助けるもの、赤は体をつくるものなどと説明していました。
食生活改善推進協議会の倉田和子会長は、「早寝早起きを心がけ、朝ごはんをしっかり食べて保育園にきてください」と園児に呼びかけていました。
集会を盛り上げようと参加したまっくんは、今年もゆるキャラグランプリにエントリーしていて、最期に公表された順位は、10月末で45位と去年の最下位から大きくランクアップしています。
投票は16日午後5時に締め切られていて、最終的に何位になるか楽しみです。
結果発表は、今月25日に予定されています。 -
赤そばの収穫
箕輪町上古田金原にある赤そばの里で15日と16日に収穫作業が行われました。
広さ4.2ヘクタールの赤そばの里は、9月末に見ごろを迎え、今は、そばの実が茶色く実っています。
収穫したのは、地元上古田の赤そばの会で、2台のコンバインで刈り取っていました。
今年は、実のつきがよく、去年より若干多い1,350キロの収穫を見込んでいます。
収穫した赤そばの実は、すべて箕輪町に納められ、生産を拡大するための種などとして使われることになっています。 -
今季最低気温の竏・.4度
15日の伊那地域は最低気温がマイナス1.4度と、今季一番の冷え込みとなりました。
15日朝、伊那市横山の大根畑では3センチほどの霜柱が立っていました。
長野地方気象台によりますと、この冷え込みは日本付近に冷たい空気が流れ込んでいるためで、14日の朝も今日と同じくらい冷え込みますが、日中は晴れそうです。
土曜日には、高気圧が東に抜け去り、西から気圧の谷が接近するため、天気は下り坂になりそうだということです。 -
上農が宮城県石巻北高校の農産物を交流販売
東日本大震災で被災した、宮城県石巻北高校総合学科食農コースの生徒が作った農産物と、上伊那農業高校の生徒が開発した雑穀カレーなどの交流販売が24日伊那市のいなっせで行われました。
交流販売は24日開かれた全国の農業高校の代表者が集う日本学校農業クラブ全国大会クラブ員代表者会議に合わせ行われたものです。
会場では石巻北高校で生産された米のほか加工品の米粉パン、上農高校が開発した雑穀カレーなどが販売されました。
上農高校は、去年被災地支援として雑穀カレーを石巻北高校に届けたことをきっかけに、農産物を通じた交流を行っています。
石巻北高校では、今年4月に高校の農産物を販売する直売所を開設し、地産地消に取り組んでいます。
22日販売した雑穀カレーの収益は東日本大震災の義援金として送るということです。
日本学校農業クラブ全国大会クラブ員代表者会議は学校の活動を基に情報交換をし、クラブの発展を図るものです。
22日はおよそ160校から370人ほどが集まり、就農者を増やすにはどうしたらいいかなどについて意見交換をしました。 -
伊那市と伊那市有線放送農業協同組合が災害時協定結ぶ
伊那市と伊那市有線放送農業協同組合は5日災害情報等の放送に関する協定を締結しました。
5日は伊那市有線放送農業協同組合の馬場秀則代表理事組合長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長と協定書を取り交わしました。
今回の協定は、災害発生時などに伊那市が有線放送に要請し災害情報を放送するというものです。
また、緊急時には市の防災行政無線と連動し割り込み放送も行うということです。
有線放送は、今までにも災害情報を放送していましたが、今回改めて協力関係を確認し、協定を結んだものです。
白鳥市長は、「災害時には情報をどう正確に伝えるかが大事。協定を機に改めて協力をお願いしたい」と話していました。 -
手良小学校で不審者侵入想定し訓練
不審者の侵入を想定した訓練が7日伊那市の手良小学校で行われました。
訓練は2階の4年生の教室に不審者が侵入したという想定で行われました。
伊那警察署の署員が扮した不審者が教室に入ると、児童はすぐに隣の教室に逃げ、教師が机を使い不審者が児童を追いかけるのを防ぎました。
校内放送で侵入が伝えられると、教室では鍵をかけるなどしていました。
不審者が1階の調理室に逃げ込むと、教師や連絡を受けて駆けつけたJA手良支所の職員らがサスマタなどを使い取り押さえました。
地域住民でつくる手良の子どもを守り育てる会が、有事の際には学校に駆けつけることになっていて、毎年行われる不審者対応訓練も地域住民が参加しています。
伊那警察署では「不審者から早く遠くへ逃げることが大事です。学校の外でも不審者を見かけたら近づかずにすぐ逃げるようにしてください」と注意を呼びかけていました。 -
南箕輪村鳥獣被害防止計画 策定へ
有害鳥獣による被害が拡大している中、南箕輪村は、新たに鳥獣被害防止計画を策定します。
15日は、村役場で、有害鳥獣対策協議会が開かれ、村から計画案が示されました。
南箕輪村では鳥獣による被害が少なかったため計画を策定していませんでしたが、県内の他市町村が策定していることや、被害が増加していることから、今回策定します。
村では平成23年度、カラスが87万円、ニホンジカが20万円など、合わせて130万円の鳥獣被害がありました。
計画案では、この被害額を平成26年までに92万円に軽減すること、今年度から平成26年度まで毎年、イノシシ5頭、カラス200羽、ニホンジカ51頭などを捕獲することなどが盛り込まれています。
計画策定後は、平成25年度か26年度を目途に、猟友会を村の非常勤特別職とし、安全や身分を保証する事業についても検討していきたいとしています。
計画案は、長野県で協議され、1週間程度で決定される予定です。 -
南アルブス林道バス 今季4万5,841人が利用
南アルブス林道バスの今シーズンの営業が、15日終了しました。今年は去年より4千人あまり多い、4万5,841人が利用しました。
4月25日から205日間の営業日数のうち、運休は4.5日で、利用者数は、去年より4,466人多い、4万5,841人でした。
林道管理室によりますと、今年は台風が少なく天候が安定していたことが利用者の増加につながったのではないかということです。
利用者が最も多かったのは7月28日で1,190人、ついで9月16日の1,071人、10月7日の1,026人となっています。
林道バスの来シーズンの営業は4月25日からの予定です。 -
西駒山荘基本設計白紙 再検討へ
来年度建て替えが計画されている、中央アルプス将棋頭山の西駒山荘について、伊那市は、基本設計を白紙に戻し、山岳関係者や地元の意見を聞きながら再検討することを決めました。
15日、伊那市役所で、1回目の「西駒山荘の設計にともなう検討委員会」が開かれ、座長に伊那市議会経済建設委員会の中山彰博委員長が選任されました。
委員会は冒頭のみ公開で行われ、委員に選任された山岳会や地元区などの代表7人が、基本設計について検討しました。
西駒山荘改築の基本設計は、伊那市と連携協定を結ぶ信州大学が行い、今年3月に完成しました。
設計は、双方向避難のため2つの階段を設置し、宿泊スペースを一段高くするスキップフロアを設けるつくりになっていたということです。
これに対し、山岳関係者などから、「広く意見を聞いて、宿泊スペースを有効に利用するような設計にするべき」との声があがっていたということです。
検討委員会では、歴史的価値のある石室部分を残し増築部分を改築するとの方針は変更せず、基本設計について年内に決定し、今年度中に実施設計を行い、来年度、建て替えを行う予定です。 -
狩猟解禁 ワナ猟今年度も期間延長
今年度の狩猟期間が15日から始まりました。
今年度も、シカとイノシシなど有害鳥獣の捕獲を積極的に進めるため、ワナによる狩猟期間が1か月間延長されます。
15日朝は、6時に、伊那市伊那猟友会や伊那警察署の署員が集まり、初日のパトロールを行いました。
猟友会会員は、マナー指導などのため西山を中心に車で猟区を見て回りました。
以前は、キジや山鳥を狙って他地区からも狩猟に訪れていたということですが、鳥が少なくなったため、他地区からの狩猟者は減っているということです。
近年では、シカの食害など有害鳥獣による農作物への被害が増加していることから、猟友会では年間を通して駆除を行っているということで、狩猟の解禁も、手放しでは喜べない状況です。
狩猟期間は、通常11月15日から来年2月15日までですが、長野県では、平成20年度から、ニホンジカとイノシシの個体数調整を進めるため、ワナ猟については1か月間延長して、3月15日までとしています。
今年度も、ワナ猟については、来年3月15日までとなっています。 -
グリーンツーリズム 赤そば収穫体験
箕輪町長岡の花の広場で11日、赤そばの収穫体験会が開かれました。
この日は、町内や関東、中京方面から3家族、8人が参加し赤そばの収穫をしました。
赤そば収穫体験は、箕輪町が行っている都市と農村の交流事業・グリーンツーリズムの一環で行われたものです。
参加した人たちは、15センチほど伸びたそばの茎を、根元から刈り取り、コンテナに入れていました。
この日は、もみ殻や草を風の力で飛ばし、そばの実と分別をする唐箕の実演も行われました。
箕輪町では、平成22年度から、健康ツアーと農業体験ツアーを始め、3年目となる今年度の参加者は、のべ、280人余りと、初年度の131と比べ、2倍以上に増える見込です。 -
伊那市のバンドJ-plusが本戦へ
2012おやじバンドフェスティバルin NAGANOの本戦ライブ出場バンドが15日発表され、伊那市からエントリーした、J-plusが本戦出場を決めました。
おやじバンドフェスティバルは、平均年齢40歳以上のバンドが参加できるもので、今回で3回目です。
今年は、県内から52のバンドの応募があり、テープ審査で通過した25組が10日と11日に長野市で予選ライブを行いました。
予選ライブには伊那市在住のリーダーで51歳の松澤純一さんを中心とするJ-plusが出場し、審査の結果本戦ライブ進出を決めました。
J-plusは結成17年目で平均年齢は44.2歳。
予選では高い技術と迫力のサウンドが評価されました。
本戦ライブ12月9日日曜日に長野市のホクト文化ホールで開かれることになっていて、予選を通過した10組がグランプリを目指します。 -
ボランティア活動紹介するポスターづくり
伊那市社会福祉協議会は、12月に開かれるボランティア活動みほん市で展示するポスターを12日作りました。
福祉まちづくりセンターで開かれたポスターづくりには市内の5つのボランティアグループが参加しました。
ボランティア活動みほん市はポスターを使い活動を紹介するもので、12月に福祉まちづくりセンターで開かれる伊那市ボランティア研究集会の中で行われます。
ポスター作りでは8月にみほん市を開催した茅野市社会福祉協議会の北原俊憲さんが講師を務めました。
参加グループのうち伊那市社協ボランティアサロンは、本の交換会で子供たちのふれあいの場を作った活動などを紹介するポスターを作っていました。
12月1日のボランティア活動みほん市では、ポスター展示のほか活動の発表が行われます。 -
ノロウイルス食中毒注意報 発令
長野県は、14日、ノロウイルス食中毒注意報を全県に発令しました。
県では、手洗いや十分な加熱調理で食中毒を防ぐよう呼びかけています。
ノロウイルス食中毒は、主に冬に流行し、一昨年は、9件、去年は、7件発生しています。 -
日中の最高気温10.3度 12月上旬並み
14日の伊那地域の日中の最高気温は10.3度で12月上旬並みの冷え込みとなりました。
14日の伊那地域の朝の最低気温は4.8度、日中の最高気温は10.3度で、12月上旬並みの冷え込みとなりました。 -
芸大生が中学生に合唱指導
東京芸術大学の学生による伊那市内の中学生を対象とした合唱講習会が11日、市役所で開かれました。
11日は、高遠中学校と東部中学校の生徒42人が参加し東京芸術大学の学生から合唱指導を受けました。
東京芸術大学と伊那市は、旧高遠町出身の伊澤修二が、芸大の初代学長を務めたことが縁で毎年10月には伊澤修二記念音楽祭が行われるなどの交流が続けられています。
こうしたことから今回初めて声楽家の学生による合唱指導が行われました。
講習ではパートに別れて発声や歌う姿勢などの基礎を学びました。
中学生たちは学生たちのアドバイスに耳を傾けながら声を出していました。
学生は「合唱の醍醐味はハーモニーをみんなで一丸となってつくり上げ体感すること」と話していました。
伊那市では今後も継続して合唱講習会を開いていきたいとしています。 -
次期森林税 11事業素案説明
平成29年度までの延長が決まった、森林づくり県民税の事業素案の説明会が14日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
説明会には、南信地域の市町村や森林組合などの関係者、およそ50人が出席しました。
この日の説明会では、来年度から森林税を活用する、新規・継続合わせて11の事業についての素案が示されました。
新規事業としては、水源林保全の為市町村が主体となり行う「水源林の公有化の支援」。
地域が主体となり、搬出間伐材を使った事業を企画提案し、森林資源を持続的に活用する「信州の木を活かすモデル地区創生」。
里山を活かした地域づくりを進める人材育成のための「信州フォレスト コンダクターの育成」などとなっています。
出席者からは、「森林税を公平に活用できるような仕組みづくりや制度の適用について柔軟に対応してほしい」などの意見が出されていました。
森林税は、今年度で終了が予定されていましたが、9月県議会で、一部条例が改正され、平成29年度までの延長が決定しています。
計画では、里山の間伐を1万5千ヘクタール、間伐木材の搬出を2万立方メートル実施する計画です。