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浜松市庄内から卒業生に花束
箕輪町と友好交流している静岡県浜松市庄内地区から、箕輪町の卒業生に花束が届きました。
15日は、浜松市庄内地区の交流協会の役員8人が町役場を訪れました。
庄内地区からの花束贈呈は、15年ほど続く恒例行事で、今年は、小中学校に780束、保育園に386束が用意されました。
花束は、庄内地区の名産品のガーベラと、フリージアで作られています。
交流協会の役員から、各学校の代表者に花束が手渡されました。
箕輪中学校の卒業式は16日、町内5つの小学校の卒業式は17日に行われます。 -
伊那技術専門校 26人が修了
南箕輪村の伊那技術専門校で15日、修了式が行われました。
2年間の普通課程2つの科と、6か月間の短期課程2つの科のあわせて26人が、修了証書を受け取りました。
修了生は上伊那地域のほか松本市や諏訪市などの出身で、年齢は19歳から64歳までです。
遠藤昌之校長は、「生産現場の中で工夫と改善ができる中核的な技能者になってほしい。信じる道に大きな気概を持って進んでください」と式辞を述べました。
修了生を代表してメカトロニクス科で2年間学んだ小坂章吾さんは、「これから新しい道に進み、社会に貢献できるよう一層努力していきたい」と決意を述べました。
修了生26人のうち、現在19人の就職が内定しているということです。 -
卒業式シーズンがピーク
卒業式シーズンがピークを迎えています。
15日は、伊那ケーブルテレビ放送エリア内の3校の小中学校で、卒業式が行われました。
このうち、南箕輪村の南箕輪中学校では、男子79人、女子74人の合わせて153人が、卒業を迎えました。
式では、柴俊春校長から生徒1人ひとりに卒業証書が手渡され、卒業生は引き締まった表情で受け取っていました。
柴校長は「人との出会いから多くの事を学び、自分を成長させ、夢に向かって力強く歩んでほしい」と式辞を述べました。
卒業生を代表して林舞香さんは、支えてくれた友人や両親に感謝の気持ちを伝えました。
卒業生は、在校生や保護者に見送られ、3年間の思い出がつまった学び舎を後にしました。
小中学校の卒業式は、中学校は16日、小学校は17日がピークです。 -
ブナシメジ培養 農事組合法人みぶ設立
伊那市東春近でブナシメジを培養する「農事組合法人みぶ」が15日、設立されました。
伊那市のJA上伊那本所で設立総会が開かれました。
農事組合法人みぶは、平成3年から20年間ブナシメジの培養をしてきた三峰ひらたけ生産組合が解散し、新たに法人として設立されたものです。
設備の老朽化と組合員の高齢化の課題に取り組み、事業の継続・発展、後継者を育成しようと法人化しました。
組合員は、伊那市などのきのこ栽培の経営者7人です。
代表理事組合長には伊那市の北原利道(としみち)さんが選任されました。
事業はこれまでと同じく、東春近にあるJA上伊那の培養センターを利用し、ブナシメジを培養します。
ブナシメジは専用のビンの中で培養していて、昨年度、生産組合はおよそ465万本作りましたが、法人となった今年度は70万本ほど多いおよそ541万本を計画しています。
今後は、新たな事業展開も検討していくということです。 -
伊那ビジネス専門学校卒業式
伊那市の伊那ビジネス専門学校で8日、卒業式が行われました。
卒業生は7人で、2年間の情報経理学科が3人、1年間のOAビジネス学科が4人です。
卒業生は在学中に簿記やビジネスマナーなどの資格を取得しました。
三澤岩視理事長は「最後は自分の努力で切り開くしかない。実力を発揮し、努力に努力を重ねて素晴らしい人生を送ってほしい」と式辞を述べました。
卒業生を代表して山口歩美さんは、「社会に出ることはとても厳しいことですが、どんなに厳しくても、折れることなく歩んでいきます」と決意を述べました。
現在、卒業生7人のうち5人の就職が内定しているということです。 -
木とあかりと家具展
伊那市長谷の木工職人植野忠司さんの作品展「木とあかりと家具展」が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、家具や照明器具、小物など手作りの木工品およそ50点が並んでいます。
植野さんは、伊那技術専門校を卒業後、伊那市長谷で工房を構え、20年以上にわたり作品作りを行なっています。
作品のうちこのテーブルは、サクラやクリ、カキの木など5種類の木を組み合わせて作られています。
着色料を使わないことで、木の持つ色あいが楽しめると植野さんは話します。
植野忠司さんの「木とあかりと家具展」は、17日土曜日まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
南箕輪村不適切受給問題 村長改めて陳謝
南箕輪村の唐木一直村長は、県からの補助金の不適切な受給問題について改めて陳謝したうえで、今年度の補助事業をすべて調査した結果、他には問題がなかったことを報告しました。
14日に開かれた村議会一般質問で、補助金の不適切な受給についての議員からの質問に答えたものです。
唐木村長は、「改めてお詫び申し上げるとともに、二度と起こらないよう再発防止に努める」と陳謝しました。
村が再発防止策として取り組んだ実施中の補助事業の再調査については、今年度行っている92件について全て調査をした結果、問題はなかったと報告しました。
補助金の不適切受給問題は、県が村に交付した約1千万円の補助金について、村が事実と異なる報告を県にしたもので、補助金の全額を返還するとともに、村長を始めとする関係職員の処分も行われました。
唐木村長は、「再発防止に努め、職員が村民のために仕事をしていくシステムの構築が私の使命」と話していました。 -
里山集約化の事業費 来年度縮小へ
森林税を活用した事業について住民の意見をきく、みんなで支える森林づくり上伊那地域会議が14日、伊那合同庁舎で開かれ、来年度は、里山集約化の事業費が縮小される事が報告されました。
この日の会議では、今年度の事業実績の見込みと来年度事業について報告がありました。
上伊那での今年度の活用実績では、間伐による里山整備が当初の494haを14ha上回る674haで実施されました。
一方、森林の所有者や区画を明確化して間伐を実施する里山集約化は、当初の要望で412haあったのに対し、実施されたのは280haにとどまりました。
また、来年度、全県で集約に充てられるのは、今年度より900万円少ない、1,500万円となっています。
県の説明によりますと、地域での森林整備への意識が高まり、森林税を活用しなくても集約が進む地域もでてきている事などから集約化の予算を縮小し間伐の予算を充実させたという事です。
来年度の間伐に充てられる予算は、今年度より約6千万円多い、9億9千万円となっています。
なお、長野県森林づくり県民税は、来年度が最終年度となっていますが、県の行ったアンケートでは県民の8割が継続すべきとしています。県ではこれらの結果をふまえ、継続を検討するとしています。 -
上農果樹班 SBC学校科学大賞受賞
巨峰の栽培方法や保存方法などについて研究をした、南箕輪村の上伊那農業高校の果樹班は、第10回SBC学校科学大賞を受賞しました。
13日は上伊那農業高校で大賞受賞の伝達セレモニーが行われ、塩崎正校長から果樹班の3年生の代表メンバーに賞状と盾が手渡されました。
果樹班では、今年度、巨峰など粒の大きいブドウの栽培や保存方法の研究をしました。
研究では、ブドウの木の皮を剥ぐことにより、ブドウの色つきを良くする栽培方法の検討や、収穫したブドウの品質を保ちつづける、適正温度について比較実験を行いました。
上農高校によりますと、観察の過程やデータを丁寧にとりまとめている点などが評価されたということです。
上伊那農業高校の塩崎校長は、「研究で得た工夫と努力を忘れないでほしい」と話していました。 -
朝に活路を 倫理経営講演会
明るく活気あふれる企業作りを目指す、長野県伊那・木曽倫理法人会は13日、伊那市内で経営講演会を開きました。
企業経営者などおよそ200人が参加しました。
講演会では、倫理研究所法人局常任理事で名誉研究員の水上宏さんが「朝に活路あり」をテーマに話しをしました。
水上さんは、「朝早起きをすると、時間にゆとりが持て、普段気付かない点も、気にかけることができ“気付き”がうまれる」と説明し、「気付く事ができた改善点などを、即、実行する事が大切」と話しました。
また、「整理整頓や挨拶など、自分や周りが良いと思った事は、継続しやり続けて行く事が成功の秘訣」とアドバイスしていました。 -
看護師養成は県の責任で 上伊那広域連合が知事に要望
上伊那広域連合や上伊那医師会などは、岡谷市が新たに設置を検討している看護専門学校について、整備運営については県の責任において、行うよう求める要望書を14日、長野県知事に提出しました。
14日は、上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長など5人が、長野県庁を訪れ、健康福祉部の三村保参事に要望書を手渡しました。
県では、中南信地域に唯一、木曽看護専門学校にある准看護師が看護師になるための2年制過程を廃止する方針を打ち出していています。
岡谷市は、木曽にかわる新たな2年制の看護専門学校の設置の検討を進めていると言う事です。
広域連合などでは、上伊那地域にも影響が大きいとして県知事あてに要望したものです。
要望書では、●施設の整備運営については、県の責任において行う●具体的な検討にあたったては、関係地域と十分な調整をし行う。●学生の募集に空白の期間が生まれないよう配慮してほしいとしています。
長野県では、関係地域と十分調整をし、出来るだけ早い段階で、岡谷市の看護専門学校の設置方針について結論を出したいとしています。 -
小中学校で3学期終業式
上伊那の小中学校で、14日3学期の終業式が行われました。
このうち伊那市の手良小学校では、全校児童153人が体育館に集まり1年生と4年生が発表をしました。
1年生は、4月から学校で習った漢字やカタカタの書き順や暗記した百人一首の句等を発表しました。
4年生は、それぞれが将来なりたい職業の内容や、必要な資格などを調べ発表しました。
柴田惇校長は「今日でそれぞれの学年での学習は修了します。
まだ出来ない事もあると思うが、そのままにせず、人に聞いたり調べたりして、出来るようになるよう努力し、次の学年へ進んで下さい」と話していました。
6年生の教室では小学校生活最後の通知表が担任から手渡されていました。
手良小学校では、15日、卒業式が行われ25人が中学校へと進みます。 -
伊那市観光ボランティアガイドの研修会
高遠城址公園のさくら祭りを前に伊那市の観光ボランティアガイドの研修会が9日、高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
研修会には、ボランティアガイド37人が参加しました。
9日は、駐車場の位置やシャトルバスのルートなどを確認した他、伊那図書館の平賀研也館長が携帯情報端末を活用した案内の方法について説明しました。
平賀館長は「昔の地図と今いる場所を見比べることで、町の移り変わりなど歴史を感じることができる。案内の幅も広がるのでは」と話していました。
観光ボランティアガイドを務める武田宏さんは「訪れた人にまた来たいと思ってもらえるよう、1人ひとりがおもてなしの心で取り組んでいきたい」と話していました。 -
毛利佳奈さん ジュニアでの最後の演奏
みのわ太鼓ジュニアチームに通う箕輪中学校3年の毛利佳奈さんは、ジュニアチームとしての最後の演奏を11日、箕輪町文化センターで披露しました。
みのわ太鼓ジュニアチームは、文化センター講座の1つとして開かれていて、今年で9年目です。
現在メンバーは、小学校2年から中学校3年までの27人で、中学校を卒業する毛利さんにとっては最後の演奏となりました。
毛利さんは、高校生以上のメンバーが集まるみのわ太鼓の一員として、これからも太鼓を続けていくということです。 -
釜石市東中 訪問の様子を紹介
伊那市の新山小学校から本などを預かり東日本大震災の被災地岩手県の釜石東中学校に届けた小牧学さんは12日、訪問した様子を新山小の児童に紹介しました。
新山小の児童会では、被災地の力になりたいと考え、学校が津波に飲み込まれた釜石東中学校に本を贈ることにしました。
伊那市の職員小牧さんは、両校の縁を取り持ち、3月6日に児童から預かった本やビデオレターを中学校に届けました。
小牧さんは、中学校を訪れた時の映像を見せながら「とても喜んでくれていた。遠い場所だけれど、心の繋がった釜石の友だちができたと思う」と話していました。
小牧さんの話を聞いた児童からは「がれきの片付けは進んでいるのか」「これからどんな交流をすればいいか」などの質問が出されていました。
新山小では、「今の5年生が中心となって今後も交流を続けていきたい」としています。 -
救命救急センター業務に関する説明会
来月4月1日付で救命救急センター指定の方針が示されている伊那中央病院で12日、救命救急業務に関する説明会が開かれました。
説明会は、救命救急業務を迅速に対応できるよう医療関係者などを対象に行われたものです。
この日は中病の医師や上伊那医師会、消防などおよそ100人が出席しました。
救命救急センターは昭和54年から昭和伊南総合病院で担ってきました。
しかし、高度な第三次救急は困難な状況にあることや、伊那中央病院の救急搬送件数が多いことなどから県 医療審議会では、中央病院に指定替えする方針を示しています。
説明会では、地域救急医療センター部長の北澤公男副院長が運営方針や診療体制などについて説明しました。
救命救急センターは、24時間体制で対応し、専従医師8人、専従看護師20人で診療にあたります。
救命救急センターの運営計画では、暫定的に3階西病棟の一般病床16床を救急用の病床10床に整備するとしています。
また、平成24年度から病院の南側に救命救急センター施設を建設し、平成25年度の秋頃から業務を開始したい考えです。
設置については今月22日に開かれる長野県医療審議会で正式に決定される見通しです。 -
伊那ミニ女子 全国大会へ
伊那市の伊那ミニバスケットボール教室の女子チームは今月東京都で開かれる全国大会に出場します。
12日は、伊那市役所に女子チームのメンバーが訪れ、白鳥孝伊那市長に出場の挨拶をしました。
選手達は一人一人自己紹介をし、全国大会での活躍を誓いました。
伊那ミニは今年1月に開かれた県の予選大会決勝で臼田を42対25、川中島に27対22、松本筑摩に44対36で勝利し3年連続の全国大会出場を決めました。
白鳥市長は「全国大会で伊那の名前をとどろかせて来てください。」とエールを送っていました。
全国大会は3月28日から30日に東京の国立代々木体育館で行われることになっています。 -
西箕輪保育園で桜の植樹
伊那市の西箕輪保育園の園児が13日、園舎の庭にシダレザクラの苗木を植えました。
これは、伊那市が行っている地域桜守講習会の一環で行われたものです。
13日は、地域桜守の指導のもと西箕輪保育園の園児がシダレザクラの苗木を植えました。
年長園児が中心となり、苗木にスコップを使って土をかぶせていました。
地域桜守の指導をしている桜守の稲辺謙次郎さんによると根が伸びるこの時期に桜を植樹する事が適しているということです。
13日植えた桜は早ければ来年の春に花を咲かせるということです -
旗でランナーを応援
3月18日に、伊那市で春の高校伊那駅伝が行われます。
伊那市役所では選手たちを応援するのぼり旗の展示が始まりました。
これは、全国から参加する選手たちを応援しようと市内の園児や児童達が制作したものです。
旗にはイラストや応援メッセージが書かれていて、出場する174チーム分が集まりました。
伊那市役所ではそのうちの47点を3月15日まで展示しています。
大会当日は、伊那市陸上競技場周辺に飾られることになっています。 -
伊那飲食店組合 新春大会
伊那市や南箕輪村の飲食店が加盟している伊那飲食店組合の新春大会が5日、伊那市内で開かれました。
新春大会は組合の交流を図ろうと開かれたもので、会場にはおよそ100人が参加しました。
大会の中で櫻井信久組合長は「厳しい経済状況の中、組合員が一致団結して地域を盛り上げていきたい」と挨拶しました。
伊那飲食店組合は、およそ330店が加盟していて互いの結束を図りながら集客に努めています。
組合では、地域の活性化を目指そうと抽選で景品や利用券などが当たるイベントを今年の秋に行う計画です。 -
振り込め詐欺を防いだ長野銀行伊那東支店に感謝状
振り込め詐欺を未然に防いだとして、長野銀行伊那東支店に7日、伊那警察署から感謝状が贈られました。
この日は、伊那警察署の関原敬泰署長から、長野銀行伊那東支店の伴重徳支店長に感謝状が贈られました。
長野銀行伊那東支店では、伊那市内の70代男性が、窓口で現金を振り込もうとしたところ、対応した女性行員が不審に思い上司に相談し、詐欺を未然に防いだという事です。
70代男性は、借金があるので月末までに振り込むようにと電話で指示され、30万円を振り込もうとしたという事です。
長野銀行伊那東支店では、定期的に振り込め詐欺に関する研修会を開いたり、不審な点があった場合はすぐに相談するよう行員に指示しているという事です。
伊那警察署管内の振り込め詐欺被害は、今年に入って発生していませんが、去年は6件、約459万円の被害が発生しています。 -
一夜の城 現地説明会
今年1月から発掘調査を行い、深さ2.6mの堀が見つかった伊那市富県の一夜の城で、10日、市民を対象にした現地説明会が開かれました。
この日は、伊那市富県桜井にある一夜の城の発掘調査現場で説明会が開かれ、市民80人が参加しました。
一夜の城は、今から400年以上前の戦国時代、高遠城を攻めようとした織田軍が築いたとされています。
現在は、敵の侵入を防ぐため一夜の城を囲むように土を積み上げた「土塁」が残っています。
今年1月から発掘調査を行ってきた伊那市教育委員会はこの日の現地説明会で、土塁の外側に深さ2.6m、幅6mの堀を発見した事を報告しました。
一夜の城については、地元住民から道路の拡幅工事の要望があり、保存か一部取り壊しかが議論されたことから伊那市教育委員会が詳しい調査を行う事になりました。
市教育委員会では、今後、市指定の史跡として保存するのか、指定はせずに記録のみを保存するのか、調査、検討するという事です -
山寺活性化協議会 伊那市山寺の歩道に看板を設置
地域の活性化に取り組む山寺活性化協議会は、伊那市山寺の歩道に看板を設置しました。
設置されたのは、縦30センチ横60センチの笑顔の坂道と書かれた看板です。
12日は、協議会のメンバー4人が、伊那北駅から上伊那農業高校へと続くおよそ1キロの道沿いに看板10個を設置しました。
協議会では、地元の小学校と一緒に朝市を開くなど、伊那北駅を中心とした地域の活性化に取り組んでいて、看板の設置もその一環として行われました。
作業にあたったメンバーは、学生や買い物客が通るこの道で、すれ違う人同士笑顔で挨拶を交わしてもらいたいと話していました。
協議会では、今年80周年を迎える高尾神社の祭りに向け、地域をあげて取り組んでいくということです。 -
調停案合意の議案 委員会で可決
伊那市議会経済建設委員会が12日、伊那市役所で開かれ、NECライティングに対し補助金の返還を求めている問題についての調停案が賛成多数で可決されました。
この問題は、NECライティングの工場閉鎖にともない伊那市が補助金およそ1億5,800円の返還を求めているもので、民事調停によりNEライティングが1,000万円を支払うとする調停案が出されていました。
12日の委員会では、調停案合意についての審議があり、議員から「この問題が長引けば、伊那市のイメージダウンとなり、今後の企業誘致に悪影響を及ぼす」という意見が出されていました。
一方「調停案を受け入れれば白鳥孝伊那市長に対しNECライティングに補助金を返還するよう命令することなどを求めている住民訴訟に影響する」として反対する意見が出されていました。
採決の結果、賛成5、反対1の賛成多数で民事調停合意についての議案は可決されました。
共産党は、この問題について追及するとして16日の本会議最終日に百条委員会設置の議案を提出するとしています。 -
消防広域化 協議参加を了承
伊那市議会全員協議会が12日、伊那市役所で開かれ、伊那消防組合と伊南行政組合消防本部を統合する広域化に向けた協議に参加することが了承されました。
広域化は地震など大規模災害に対応するため消防力の強化を図ろうと進められるものです。
また、今後整備される消防救急無線デジタル化と通信指令センターの整備費用について統合した場合とそれぞれの組合で行ったときの合計では、およそ2億1千万円の経費節減になるということです。
議員からは、反対意見はなく、広域化に向けた協議に参加することが了承されました。
また南箕輪村議会全員協議会も12日、村役場で開かれ、両組合の統合に向けた協議に参加することが了承されました。
今月22日には伊那消防組合議会が開かれ広域化についての判断がされる予定です。 -
伊那消防署の新庁舎建設予定地 富士塚グラウンド周辺に
老朽化などにより新しい伊那消防署庁舎の建設について協議してきた検討委員会は、伊那市の富士塚グラウンド周辺を候補地とする検討結果をまとめました。
12日は、検討委員会の橋爪重利委員長が伊那市の白鳥孝市長と南箕輪村の唐木一直村長に報告書を手渡しました。
委員会では、去年6月から6回にわたり新庁舎の建設場所や規模について協議してきました。
これまでの会議で、旧上伊那農業高校定時制グラウンド、美篶工業団地、伊那中央病院周辺、富士塚グラウンド周辺の4か所が候補地にあがっていました。
利便性や立地条件など27項目について委員11人がそれぞれ点数をつけました。
その結果、最も多かった富士塚グラウンド周辺が983点、次に多かった伊那中央病院周辺が971点でした。
伊那中央病院周辺と僅差だったことについて委員会では、集計による評価結果を尊重したとしています。
庁舎については、敷地面積8,000平方メートルほどの規模と報告しました。
検討結果については、3月22日に開かれる伊那消防組合議会全員協議会で報告されます。 -
伊那少年剣道クラブ 稽古の成果を披露
伊那少年剣道クラブのクラブ内大会が10日、伊那市の伊那東小学校体育館で開かれました。
この日は、伊那少年剣道クラブの年長園児から中学生までおよそ30人が参加しました。
大会は、練習の成果を試す場として、また新しい年度に向けて良いスタートが切れるようにと毎年行われています。
学年ごと総当たり戦で試合が行われ、子ども達は掛け声とともに面や胴を打ち込んでいました。
この日、初めて大会に参加する子ども達の試合も行われ、審判にルールを教わりながら試合をしていました。
代表の伊藤勉さんは「剣道は礼儀作法を重んじるスポーツ。技術だけでなく、精神面も成長していってもらいたい」と話していました。 -
3.11から1年 各地で追悼イベント
去年3月11日に起きた東日本大震災から1年。
各地で追悼イベントや脱原発集会などが催されました。
伊那市は、震災で亡くなった人への冥福と被災地の早期復興を祈って地震発生時刻の午後2時46分に防災無線でサイレンを鳴らしました。 -
これからの復興支援を考える集い
これからの復興支援を考える集いが11日、タウンステーション伊那まちで開かれました。
これからの復興支援について考えようと災害ボランティア団体市民ネットワーク伊那が開いたもので、12人が集まりました。
参加者からは「物資の必要性は個人差があるので、必要な物を必要としている人に届けることができるような体制を整えるべき」などの意見が出ていました。
市民ネットワーク伊那では、今後も被災地の為に取り組んでいきたい」と話していました。 -
高遠北区の自主防災会 地震の体験会
伊那市高遠町の高遠北区の自主防災会は、防災の意識を高めようと地震の体験会を11日、開きました。
11日は、高遠町文化センターの駐車場で体験会が開かれ、区内の7つの町の住民が参加しました。
体験会は、北区の自主防災会が住民に防災意識を高めてもらおうと、市に依頼し開かれたものです。
県が保有するこの起震車は、阪神・淡路大震災や新潟県中越沖地震など実際に発生したものや、これから発生が想定されるものなど合わせて11の地震が体験できます。
震度7の揺れを体験した参加者は、「揺れると分かっていても恐い。これが突然発生したら何もできないかもしれない」と話していました。
高遠北区の丸田武男区長は「体験したことを各家庭での防災対策に活かしてほしい」と話していました。