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市社協が経営基盤確立計画を策定
伊那市社会福祉協議会は伊那市からの補助金削減への対応など組織の持続的発展を目指す経営基盤確立計画を策定しました。
経営基盤確立計画は、介護保険制度の改正や市の補助金削減など社協を取り巻く経営環境が変化していることから、その経営基盤を確立しようと初めて策定されたものです。
自立した安定的な法人運営を行うため、組織の見直しや市職員の派遣受け入れの廃止のほか、デイサービスの運営について民間を含めた指定管理者の公募化などをあげています。
また現在4億7千万円ほどとなっている繰越活動収支差額の取り扱いについても検討していきます。
市社協は旧伊那市、高遠町、長谷村の3つの社協が平成18年度に合併したもので、昨年度はおよそ3,100万円の黒字でした。
しかし民間の宅老所の増加などにより社協が運営するデイサービスセンターの利用者が減少しているとして今後厳しくなる経営環境に対応していきたいとしています。
経営基盤確立計画では、新たな福祉ニーズの掘り起こしに努めるほか、きめの細かい相談や、支援にも取り組んでいくとしています。
計画の期間は今年度から平成26年度までで、各年度の事業計画の進捗状況を理事会などで管理するほか、見直しが必要な場合は、期間内にも変更を行い実情にあった対応をしていくということです。 -
いなまちハッピーハロウィン
31日のハロウィンにあわせ、いなまちハッピーハロウィンが27日伊那市の中心商店街で行われ、家族連れなどでにぎわいました。
27日は、仮装した子供とその保護者などが参加し、ハロウィンを楽しみました。
いなまちハッピーハロウィンは、中心商店街の活性化にとりくむ伊那まちの再生やるじゃん会などが行っているものです。
スタンプラリーでは、指定された店舗に行くとお菓子がもらえるようになっていて、子どもたちはトリックオアトリートと言って店を周っていました。
他に仮装コンテストも行われ、魔女などの仮装をした子どもたちが商店街を練り歩きました。
ある参加者は、「ゆっくり商店街を歩くと、今まで知らなかった店を発見でき楽しかった」と話していました。 -
生態調査でバス釣り大会
天竜川漁業協同組合は、ブラックバスなどの外来魚が天竜川で増殖している実態を調査しようと、28日生態調査のためのバス釣り大会を箕輪町の天竜川で開きました。
28日は水温が上がらず条件は良くありませんでしたが、午前8時から午後3時までの7時間で、60匹約15キロのブラックバスが釣り上げられました。
大きいものは、37センチ、800グラムありました。
天竜川で外来魚が増えている原因は、近くの河川やため池などへの密放流が大きいと考えられています。
今年の夏はこれまでになく増殖していることがわかり、バス釣りをする人が多くみられたということです。
外来魚が増えることで、在来魚のあまごやいわな、アカウオが食べられ減ってしまうことで、慣れ親しんだ伊那谷の清流が変わってしまうと天竜川漁協では、危機感を抱いています。
52人が参加したバス釣り大会には、地元を中心に飯田や諏訪地方からも参加がありました。
今回の大会は、バス釣りに対しても遊漁証の購入を呼び掛けるねらいもあります。
バスは、漁業権魚種でないため、遊漁料の対象となりませんが、組合員や年券購入者から無鑑札のバス釣りに対して厳しい声があがっています。
天竜川漁協では、今後もこうしたイベントを開催していきたいとしています。 -
上伊那茶道連盟 茶会
上伊那茶道連盟の茶会が28日伊那市の常円寺で開かれました。
この茶会は、茶道の表千家、裏千家、大日本茶道学会が2年に1回合同で開いています。
流派によって茶道具や手前の方法が違いますが、合同の茶会を開くことで茶道の普及と交流の場にしています。
表千家は、濃い抹茶を一つの器で数人が回しのみをする濃茶席という流儀でもてなしていました。
裏千家は、抹茶を椅子の席でいただく流儀で訪れた人たちをもてなしました。
大日本茶道学会は、抹茶を正座でいただく流儀でもてなしていました。
茶会に参加した人たちは、古式にのっとって行われる手前に触れながらゆったりとしたひと時をすごしている様子でした。
上伊那茶道連盟では、「日本独自の文化として、茶道を後世に継承していきたい」と話していました。 -
紙芝居を上演「たのしいかみしばい」
かみしばいの読み聞かせイベント、「たのしいかみしばい」が28日伊那市のタウンステーション伊那まちで行われました。
28日は伊那公民館の講座kamishibaiの会の受講者など10人が紙芝居を披露しました。
今回読んだ紙芝居は、世界30か国の会員が研究や交流を行っている紙芝居文化の会がすぐれた作品として選んだ作品だということです。
Kamishibaiの会は、紙芝居を楽しんでもらい、地域に紙芝居文化を広めようと今回初めてタウンステーション伊那まちでイベントを開きました。
会場には40種類ほどの紙芝居が展示され、自由に見ることができます。
Kamishibaiの会代表の奥村伸枝さんは、「良い紙芝居を良い演じ手として伝えられるようになりたい」と話していました。 -
信大中原寮に園児招かれる
寮祭が行われている信州大学の中原寮に26日西箕輪保育園の園児が招かれました。
中原寮を訪れたのは、近くの西箕輪保育園の園児100人です。
信州大学の学生は、普段から保育園や小学校と交流しています。
す。
毎年1回、寮祭にあわせて子どもたちを招待していて、今回は、大学のグラウンドで栗やどんぐりなどの木の実探しをしました。
木の実は、寮生が前日にまいておいたもので、園児たちは、夢中になって探していました。
木の実拾いが終わると学生から園児に手作りのクッキーがプレゼントされました。
中原寮では、27日に寮祭のメインイベントとなる寮内開放が行われ、名物の豚の丸焼きが来場者にふるまわれます。 -
信州そば発祥の地をPR
「信州そば発祥の地」として伊那市をPRしようと、西箕輪の農業公園みはらしファームで、27日から新そば祭りが始まりました。
半券を購入すると3種類のハーフサイズのそばを食べ比べることができる「半そば食べ歩き」のイベントには、開始時間から長い列ができていました。
そばとツユだけのシンプルな「半せいろ」、味噌ベースのツユに辛味大根と焼き味噌をのせた「半行者」、松茸をのせた「半松茸そば」と、全て地元産の農産物を使ったそばがふるまわれました。
中には3種類すべてのそばを並べて味比べをしている人たちもいました。
県外から訪れたあるグループは「信州といえばそば。おいしいそばが食べられると思ってきてみた。いろんな種類のそばを食べ比べることができて良かった」と話していました。 -
遭難事故の記憶を後世へ
1913年、大正2年に発生した中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳遭難事故を後世に伝えようと、当時の資料を展示した特別展が、27日から箕輪町郷土博物館で始まりました。
会場には、手記や新聞など当時の様子を伝える貴重な資料が並んでいます。
中箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳遭難は、1913年、大正2年に当時の校長、生徒合わせて11人が暴風雨に遭い犠牲となったものです。
遭難事故から来年で100年を迎えることから、町では後世に伝えていこうと特別展を企画しました。
この絵(写真)は、青年会員として登山に参加した、有賀義計さんが昭和50年頃に老人福祉施設にいるときに描いたものです。
絵には当時の状況が添えられていて、一人目の犠牲者が出た時には「泣き出す子どもや大声を出す子どもがいて、まるで地獄絵図のようだった」と書かれています。
このほか、当時の登山で身に着けていた衣類なども展示されています。
会場を訪れたある男性は「雨や風が強くなってきたときに引き返すことを考えなかったのか、そんなことを思ってしまうが、頂上近くまでいけばあと少し頑張ろうと思うのが人の性。助かる方法があったのではないかと考えてしまう」と話していました。
特別展「中箕輪尋常高等小学校の駒ケ岳遭難」は11月18日まで、町郷土博物館で開かれていて、入館は無料です。
期間中には学芸員による展示解説も予定されています。 -
伊澤修二記念音楽祭
伊那市高遠町出身で初代東京芸術大学校長の伊澤修二の功績を称える伊澤修二記念音楽祭が27日伊那市内で行われました。
第一部は高遠町文化体育館で行われ、750人ほどが訪れました。
伊澤修二記念音楽祭は毎年行われているもので、今年で26回目です。
第一部では高遠町の中学生や高校生らが合唱などを披露しました。
東京芸術大学の学生は、弦楽4重奏を披露し、来場者は思い思いの場所に座り演奏に耳を傾けていました。
東京芸術大学の佐野靖教授は「生徒たちのパフォーマンスから勇気をもらった。この音楽祭の記憶を大切にしてもらいたい」と話していました。
伊那文化会館で行われた第2部の模様は、11月にご覧のチャンネルで放送します。 -
まちじゅう美術館表彰式
園児が描いた絵を伊那市内の商店に飾るまちじゅう美術館の受賞者の表彰式が27日伊那商工会館で行われました。
式では向山公人会頭などから受賞者に賞状とトロフィーが手渡されました。
会頭賞には、竜西保育園のねつ ゆずきちゃん、竜南保育園のあみの せなくん、緑ヶ丘敬愛幼稚園のかわぐち れんくん、緑ヶ丘幼稚園のなとり はるかちゃん、手良保育園のうらの ゆうなちゃんが描いた5つの作品が選ばれました。
まちじゅう美術館は、園児の絵を通じて市街地の活性化を図ろうと伊那商工会議所が行っているものです。
今年は市内すべての保育園・幼稚園から665点の応募がありました。
集まったすべての作品は、11月1日から25日まで市内の商店など45店舗に飾られます。 -
中央道で事故 39人病院搬送
27日午後0時35分頃、中央自動車道の駒ヶ根インターと伊那インター間の上り線で、大型トラックが観光バスに追突する事故がありました。
この事故により、バスの乗客など39人が伊那市と駒ケ根市の病人に搬送されました。
警察などの発表によりますと、27日、午後0時35分頃中央自動車道の上り線、伊那市小沢川の高架橋付近で、大型トラックが観光バスに追突する事故がありました。
バスは、大阪から軽井沢に向かう途中で乗客乗員合わせて40人が乗っていました。
この事故により、乗客など39人が伊那市と駒ケ根市の病院に搬送されましたが、いずれも怪我の程度は軽いということです。
事故当時、現場付近では別の場所で発生した事故により渋滞していて、徐行運転していたバスに後ろから来たトラックが追突したという事です。
警察ではこのトラックの運転していた東筑摩郡山形村の男を自動車運転過失傷害の容疑で現行犯逮捕しました。
この事故により、中央自動車道の上り線は、駒ケ根ICと伊那ICの間が、午後1時頃から午後7時40分まで通行止めとなりました。 -
平成25年度入学志願者第1回予定数調査
(募集人員は平成24年度)
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中尾歌舞伎 本番に向け衣装合わせ
11月4日の中尾歌舞伎秋季公演に向け23日は、出演する役者が、本番で着る衣装を身にまとい、伊那市長谷の中尾座で稽古を行いました
着付けを担当するのは、復活以来、20年以上にわたり裏方として舞台を支える地元の女性2人です。
初舞台となる役者に対しては、着る順番や帯の位置などを確認しながら衣装を着けていました。
秋季公演の演目は、「義経千本桜 鮨屋の段」です。
源平合戦に敗れた、平家の大将、平維盛をかくまった鮨屋を舞台に、親子関係などを描いた悲話です。
中尾歌舞伎は、江戸時代からの歴史がありますが、太平洋戦争中に一時途絶えました。
戦後、40年のときを経て、昭和61年に地域の若者が、お年寄りの指導を受けて復活させ、今年で27年になります。
中尾歌舞伎秋季定期公演は、11月4日に伊那市長谷の中尾座で開かれます。 -
県の環境基本計画 骨子案について意見交換
県の第三次長野県環境基本計画の骨子案について話し合う上伊那地域懇談会が26日、伊那合同庁舎で開かれ、参加者が意見交換しました。
26日は、地域住民や市町村の職員などおよそ30人が出席し、基本計画について県の担当者から説明を受けました。
計画は、環境保全に関する施策を計画的に推進していこうと県が策定するもので、期間は来年度から平成29年度までの5年間です。
計画によると上伊那地域については▽自然エネルギーの活用と事業者の取り組み支援▽水環境の保全と景観育成 などを主な施策としています。
参加者からは、計画についての意見が出されました。
懇談会は、県内10か所で開かれることになっていて、県では出された意見を参考に、今年度中に計画をまとめるとしています。 -
南箕輪村水道ビジョン 検討結果を答申
今年度から10年間の水道事業について定める「南箕輪村水道ビジョン」について検討してきた審議会は、原案の通り策定するとの検討結果を26日、唐木一直村長に答申しました。
26日は、南箕輪村上下水道事業運営審議会の木下功会長と増澤宮雄副会長が役場を訪れ、唐木村長に答申書を手渡しました。
南箕輪村水道ビジョンは、水道施設の耐震化や飲料水確保のための対策など今後10年間の計画を定めたものです。
主な実施施策は▽水源の保全・整備▽施設の耐震化▽水道事業の経営の強化と効率化 などです。
答申では他に、耐震性を備えた新たな非常用水源の開発・整備の推進を図ること、水需要の動向に合わせ定期的に事業計画の見直しを図ることを求めています。 -
飯田線上り1本運休
26日午前6時5分発の飯田線伊那松島発竏駐V竜峡行きの上り列車が、出発前の点検で異常か所が見つかり全区間運休となりました。
これにより、およそ150人に影響がでました。
26日午前5時40分頃、飯田線上り列車の運転士が、箕輪町の伊那松島運輸区で出発前の点検をしていた際、ブレーキの動力源となるタンクから空気が漏れているのを発見しました。
これにより、伊那松島6時5分発のこの列車が全区間運休となりました。
JR東海では、原因について調べを進めています。
運休により、通勤通学などおよそ150人に影響が出ました。 -
伊那愛石会 水石展
天竜川水系の自然石を集めた伊那愛石会の第52回水石展が27日から伊那市の坂下公会堂で開かれます。
会場には、山などの風景を連想させる石や模様が浮き出たような石など32点が並んでいます。
伊那愛石会は、上伊那地域の60代を中心に18人の会員がいて、自慢の逸品を持ち寄っています。
天竜川水系の中でも三峰川は、石の種類も豊富で全国的にも有名な河川だということです。
会員が投票で各賞を決め、伊那ケーブルテレビ賞には、伊那市東春近の河野三千昭さんが出品した水溜石が選ばれました。
沢渡の天竜川で見つけた巣立真黒石と呼ばれる種類だということです。
この道40年以上という会長の中村章さんは、「気に入った石を探し当てた時の喜びはひとしお。山や岩、滝などを石の中に見つけ出し、連想して楽しんでほしい」と話しています。
伊那愛石会の水石展は、27日と28日の2日間、伊那市の坂下公会堂で入場無料で開かれます。 -
竜西保育園で収穫祭
伊那市の竜西保育園で25日、収穫祭が行われ手づくりランタンに火が灯されました。
25日は、園児とその保護者の他、野菜作りでお世話になった地域のお年寄りなど260人が集まりました。
収穫祭では、手づくりのランタンに火が灯され、幻想的な雰囲気を味わっていました。 -
上伊那地方事務所 工事現場パトロール
上伊那地方事務所は、工事現場で建設リサイクル法が守られているかを見回る一斉パトロールを23日、行いました。
23日は、上伊那地方事務所の職員8人が、管内8か所の解体工事現場をまわりました。
建設リサイクル法は、資源の有効利用を目的に分別解体などについて定めたものです。
パトロールは、春と秋の年2回行われていて、表示板が設置してあるかや分別解体が実施されているかなどを確認しました。
パトロールの結果、表示板を設置していない現場が4件あったということで、設置するよう指導したということです。 -
箕輪町と自主団体が農地・水保全管理に関わる協定締結
箕輪町は町内の3つの自主団体と農地・水保全管理に関する協定を結びました。
24日は箕輪町役場で調印式が行われ、北小河内農地・水環境の融和の小島一実代表、南小河内農地・水保全の会の井澤文明会長、長岡農村環境保全の会の永岡文武会長らが出席しました。
この協定は、農地や水路の保全管理活動などを行う自主団体に対し国などが支援するもので、金額は、10アールあたり田んぼは4400円、畑は2800円です。
箕輪町では、北小河内、南小河内、長岡の3地区が自主団体を立ち上げました。
期限は24日から平成29年度末までです。
平澤町長は、「区民全体で地域の水や農地を守り、地域の活性化に取り組んでもらいたい」と話していました。 -
伊那小児童がカボチャの提灯づくり
伊那市の伊那小学校の児童が今日、27日に行われる「いなまちハッピーハロウィン」に向けカボチャの提灯を作りました。
25日は伊那小の4年生と5年生60人ほどが提灯を作りました。
カボチャの提灯150個が作られ、27日に中心商店街で行われるいなまちハッピーハロウィンで飾られます。
中心商店街のハロウィンは11年前に八幡町を中心に行われるようになり、現在は商店街の活性化に取り組んでいる伊那まちの再生やるじゃん会などが企画しています。
児童は、カボチャの中身を取り除き、思い思いの顔の形にくりぬいていました。
ある児童は、「手や服がべたべたになったけれどうまくできてたのしかった」と話していました。
いなまちハッピーハロウィンは27日に伊那北駅北広場などで行われます。
カボチャの提灯は全部で300個作られることになっていて、当日は午後5時に点灯式が行われます。 -
まほらいな市民大学同窓会総会
伊那市のまほらいな市民大学同窓会の総会が22日にいなっせで開かれました。
総会にはおよそ130人が出席しました。
まほらいな市民大学は、生涯学習の場として伊那市が開いているもので、その卒業生が同窓生として活動を行っています。
平成24年度の事業計画案では、一泊二日の研修旅行や、年3回会報を発行することなどが示され、了承されました。
平成24年度の予算はおよそ60万円となっています。
また、総会に合わせ、同好会の作品展示発表会が行われ、1年間の活動の成果、150点ほどが展示されました。 -
伝統行事「まんど」守れ 大麦の種まき
お盆の伝統行事・振りまんどで使用する大麦のワラが手に入らず、今年の夏は行事を中止とした南箕輪村大泉の住民は、地域の伝統行事を守るため、大麦の栽培を始めました。
25日は、大泉の8アールの畑に、6キロの大麦の種が蒔かれました。
作業を行ったのは、伝統行事を後世に伝えようと、9月から活動を始めた地域住民有志です。
大泉では、古くからお盆の伝統行事・振りまんどが行われていましたが、50年ほど前に一時途絶えました。
およそ30年前に、地区の住民が復活させ毎年行われてきましたが、今年の夏は、大麦のワラが手に入りにくいなどの理由から実施を見送りました。
このまま、伝統行事が途絶えてしまうのは寂しいと、住民有志が大麦を育てる事にしました。
種が蒔かれたのは、3年ほど遊休農地となっている畑で、地区の遊休農地解消につなげるねらいもあります。
住民有志は、11月中には、大泉の伝統行事を継承する会を立ち上げ、12月上旬には、子ども達に協力してもらい、麦ふみなども行うことにしています。
地域で大麦を育てていない事から、近年は、大麦のワラを他地区から入手したり、小麦で代用してきたという大泉のまんど。
来年は、地域で栽培された大麦でのまんどを見ることが出来そうです。 -
木のおもちゃプレゼント
伊那市は、木育事業の一環として来月から、生後6か月の子供に5千円相当の木のおもちゃをプレゼントする、ウッドスタート事業を始めます。
24日は伊那市役所で、定例記者会見が開かれ白鳥孝市長は、ウッドスタート事業のねらいについて、「伊那の木、伊那の職人が作ったおもちゃで遊び、自然への意識を高めてもらい、木工産業の振興につなげていきたい」と話していました。
プレゼントされるのは、積み木や、写真たて、離乳食用の食器など全部で6種類あり、市内の木工職人グループが制作したものです。
使われているのは、山桜や、カエデ、ナラなどの木材で、多くが伊那市内から出たものだという事です。
市では、来月からの6か月児相談で、絵本3冊か、木のおもちゃ1種類のどちらかを選んでもらい、希望した物を保護者に贈る事にしています。
伊那市では、平成22年度から、保育園などに木のおもちゃをプレゼントする木育事業を進めています。
市によりますと、伊那市では年間に600人あまりの子供が生まれているという事で、木のおもちゃが、広く使われる事により、木工産業の振興を図っていきたいとしています。 -
南大東小の児童17人来伊
青パパイヤが縁で伊那市と市民レベルの交流を続けている沖縄県南大東島の子どもたちが今日、伊那市役所を訪れました。
24日は、南大東小学校の5・6年生17人が、市の職員にに挨拶をしました。
伊那市と南大東島では、青パパイヤが縁で、市民レベルの交流を、6年前の平成17年から続けています。
今回の訪問では初めて、5年生が、伊那市内の企業6社で2日間にわたり職場体験を行う計画です。
また、6年生は、伊那西小学校の児童と交流を行う計画です。
5年生の代表児童は「いろいろな事を学んで島に帰りたい」、6年生の代表児童は「友達と思い出をいっぱいつくりたい」と話していました。
挨拶を済ませると、子供たちは、早速、市の担当者や、受け入れ企業の担当者に、手作りの名刺を配りPRしていました。 -
特別展「砲術家 阪本天山」
砲術家で「高遠藩学の祖」とされる阪本天山の直筆の書や、天山が発明した大砲の模型などを展示した、特別展が、伊那市立高遠町歴史博物館で24日から始まりました。
会場には、1778年に天山が世界に先駆けて発明した、角度を変える事ができる大砲「周発台」の模型や、当時使われていた火縄銃、火縄銃用の火薬入れなど85点が展示されています。
今回の特別展は、砲術家としての阪本天山に光をあて再評価しようと企画されたものです。
阪本天山は、1745年に高遠藩の家に生まれ、大阪で砲術を、江戸で儒学を学びました。
文武両道の気風を築いた高遠藩学の祖と称され、幕末に欧米の軍隊と唯一互角に戦う事ができたとされる和式砲術を発明しました。
オープニング式典では、白鳥孝伊那市長や、多くの資料を寄贈した天山の子孫の坂本悠紀子など4人が、テープカットを行い、特別展の開催を祝いました。
特別展は112月16日まで開かれています。 -
手作りおやつのレシピを配布
22日南箕輪村中部保育園で手作りのおやつとレシピが配られました。
22日は地域の主婦などでつくる食生活改善推進協議会の会員5人が保育園を訪れ、手作りのおやつとそのレシピを、迎えに来た保護者に配りました。
協議会では、手作りおやつの良さを広め、家でも作ってもらおうとレシピを配っています。
22日は保護者に会員が作ったサツマイモを使ったプリッツと、きなことマカロニを使ったあべかわ風のお菓子がふるまわれました。
食生活改善推進協議会の倉田和子会長は、「簡単なので子供と一緒にぜひ作ってほしい」と話していました。
ある保護者は、「普段お菓子を手作りすることはあまりないが、家にある食材で簡単に作れそうなのでやってみたい」と話していました。 -
安心安全な地域づくりへ 意識高める
暴力や犯罪、事故のない安全な社会を目指す、暴力追放・地域安全伊那市民大会が20日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は大会に先駆けて、音楽を通じて消防団活動をPRしている伊那市消防団音楽隊が4曲を演奏しました。
大会には、消防団や交通安全協会などおよそ300人が参加しました。
白鳥孝伊那市長は「伊那市をあげて、暴力追放・地域安全を推進していきたい」とあいさつしました。
大会では、伊那警察署から事件や事故に関する報告があったほか、伊那市防犯協会女性部による朗読劇が披露されました。
夜間の自己防衛として、誰でもできる安全な服装の例を紹介していました。
最後に、暴力追放、犯罪や事故の防止に努めるとする大会宣言を確認し、参加者が「がんばろう」を三唱して意識を高めていました。 -
大芝高原で下草刈り
南箕輪村の大芝高原で21日、住民およそ120人が下草刈りなどを行いました。
21日は、大芝高原で育樹祭が行われ、11区からおよそ120人が参加しました。
育樹祭は、先人が残した貴重な大芝高原を守り育てていこうと5年前から行われています。
参加者は、鎌やのこぎりを使って森林内の下草刈りや除伐を行いました。
ある参加者は「ウォーキングや観光などで多くの人が訪れる大芝高原の環境を守っていきたい」と話していました。
参加者は、およそ1時間黙々と作業にあたっていました。 -
箕輪中部ヤンキースが優勝
少年野球上伊那選手権大会が、20日から2日間、箕輪町の番場原競技場で開かれ、箕輪中部ヤンキースが優勝しました。
大会には上伊那6市町村から18チームが出場し、トーナメント形式で優勝を争いました。
21日は、準決勝と決勝の2試合が行われました。
決勝は、白のユニフォーム、伊那市の美篶野球スポーツ少年団と、青のユニフォーム、箕輪町の箕輪中部ヤンキースの対戦となりました。
序盤は投手戦となりましたが、3回の裏、箕輪中部はランニングホームランを皮切りに、一挙4得点をあげます。
一方の美篶は、箕輪中部のピッチャー栗林悠人君のコーナーをつくピッチングと守備陣の固い守りに苦戦します。
箕輪中部は、栗林君のノーヒットピッチングの活躍もあり、6対0で美篶を破り優勝を果たしました。
主将でピッチャーの栗林君は「みんなが打ってくれたので安心して投げられた。バントから始まって打線がかみ合って勝てて良かった」と話していました。