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上伊那経済を牽引 池上さん白寿の祝い
9月17日は、敬老の日。
南箕輪村の大明化学工業初代社長で戦後、上伊那経済の牽引役として活躍した池上房男さんは、来年100歳を迎えます。
池上さんは、大正2年生まれの99歳。
来年3月に100歳を迎えます。
昭和21年の創業以来、先頭にたって経営にあたり、昭和36年社長に就任。
平成3年に会長、13年に相談役となり92歳までつとめました。
常に人間尊重の経営哲学を貫き、従業員を大切にするその姿勢は、上伊那のみならず日本の経済産業界にこの人ありと言われ、「師」と仰ぐ経営者も多くいます。
14日は、敬老の日にあわせ、唐木一直村長が長寿者訪問に訪れました。
唐木村長は、池上さんに国や県からの祝い状を手渡し、健康・長寿を祝っていました。
池上さんの家の庭にあるミツバチの巣箱。
昭和21年から60年以上にわたり続けているミツバチの飼育が唯一の趣味です。
とにかく徹底的にやらないとだめだが口癖の池上さん。
毎日気象条件などミツバチに関する記録をとり続けているこのノートがその性格を物語っています。
毎日新聞を4紙欠かさず読むという池上さん。
去年の東日本大震災には、ショックを受けると同時に今の政治にもいらだちがつのります。
妻の久江さんは、95歳。
2人暮らしです。池上さんは、来年3月20日に100歳の誕生日を迎えます。 -
伊那北高 合唱コンクール
伊那北高校伝統の合唱コンクールが14日伊那文化会館で開かれ、澄んだハーモニーが会場に響きました。
毎年恒例の合唱コンクールで、審査によって最優秀の金賞などが決まります。
今年は、1年から3年まで全20クラスが始業時間前や放課後に練習してきた成果を発表しました。
発表を聞いた音楽教諭は、「3年生は特に豊かなハーモニーで合唱に深みが出ていた。」と話していました。
審査の結果、最優秀賞の金賞には、3年E組が選ばれました。 -
伊那市西箕輪地区 戦没者追悼式
伊那市西箕輪地区の戦没者追悼式が、12日、西箕輪羽広の仲仙寺で行われました。
仲仙寺にある招魂碑の前で追悼式が行われ、遺族や地区関係者など50人が参列しました。
追悼式は、日清戦争から第二次世界大戦までに戦死した人の霊を慰め、平和を祈念しようと、西箕輪社会福祉協議会が毎年行っています。
西箕輪社協の小林光豊会長は、「国のために命を捧げた戦没者のためにも、平和な国家を受け継ぐことが私たちの使命」と式辞を述べました。
伊那市遺族会の赤羽要会長は追悼の辞で、「悪夢のような戦争から67年、日本の繁栄は多くの犠牲の上に築かれている。犠牲者に感謝の誠を捧げ、冥福を祈ります」と話していました。
仲仙寺の招魂碑には、日清、日露戦争の犠牲者10人、太平洋戦争の犠牲者163人、満蒙開拓の犠牲者37人の名前が刻まれています。
日露戦争後の明治39年に建立された招魂碑は、第二次世界大戦後、戦争に関するものを排除していた進駐軍との摩擦を避けるため、一度、住民によって土の中に隠されましたが、昭和29年に再び掘り起し、改めて建立されたということです。
参列者は、招魂碑の前で手を合わせ、犠牲者の冥福を祈っていました。 -
読育ボランティア養成実践講座
読み聞かせや手遊びについて学ぶ読育ボランティア養成実践講座が13日箕輪町の地域交流センターで開かれました。
講座は町内のボランティアで作る読育ボランティアネットワークと箕輪町図書館が開いているもので、25人ほどが参加しました。
講師は、飯田市にある上郷図書館元館長の下沢洋子さんで、読み聞かせや手遊びなどを実演しました。
下沢さんは、「子どもに読み聞かせるときは、物語を伝えることを意識して読むことが大切」などと指導していました。
読育ボランティアネットワークでは、小学校などで読み聞かせの活動を行っていて、講座を通じてレベルアップを図りたいとしています。 -
伊勢神宮奉納画 披露展覧会
下伊那郡高森町で活動する松尾隆康さんによる伊勢神宮奉納画 披露展覧会が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、伊勢神宮の社殿の建て替えに伴い奉納する作品2点を含む50点ほどが展示されています。
奉納する作品のうち、絹織物に描いた「舞楽 蘭陵王図」は伊勢神宮の神に捧げる舞をイメージして描かれたものです。
「豊穣図」は、朱色に染まる伊勢の景色と黄金に輝く稲穂が表現されています。
伊勢神宮奉納画披露展覧会は17日(月)まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
山岳写真協会南信支部 写真展
日本山岳写真協会 南信支部の第18回写真展 「貌(かたち)・季節の中で」が、伊那文化会館で17日から始まりました。
会場には14人の作品56点が展示されています。
全て、ここ1年ほどで撮影された作品で、春夏秋冬の順に並べられています。
日本山岳写真協会南信協会は、今年で創立18年目を迎えます。
主に、中央アルプス、南アルプスなど、地元の山岳を中心に撮影しています。
北アルプスで撮影された「朝霧の弓折岳」は、朝の光と、霧がつくるグラデーションをとらえた作品です。
こちらは北アルプスの燕岳で撮影された作品で、月の光に山々が浮かび上がっています。
南信支部には、最近、高校生などの若手や新人が入り、活性化しているということです。
この日本山岳写真協会南信支部「貌・季節の中で」は、17日(月)まで、伊那文化会館で開かれています。 -
伝統のおやきを次世代に
伊那市高遠町の女性グループが、高遠おやきの会を立ち上げ、昔ながらの味を次世代に伝えようと活動しています。
高遠おやきの会のメンバーは現在4人で、全員が高遠町在住です。
メンバーの活動の拠点である、高遠城址公園近くの住宅で、おやき作りをしています。
17日、作ったのはカボチャのおやき。メンバーの畑で取れた、無農薬栽培のカボチャが使われています。
4人は、町内の女性団体や健康講座などで出会い、意気投合しました。
昔ながらの味を後世に伝えようと、去年の冬から、おやきの味の研究をはじめ、今年5月に「高遠おやきの会」を発足させました。
この住宅は、代表の関多美子さんが以前暮らしていたもので、おやきの会のために改装しました。
おやきは冷凍保存できるため、メンバーは、不定期に集まっては、商品を作っています。
東京の学生が、高遠町に宿泊した際には、おやきのつくり方を指導するなどの活動もしています。
仕事の合間には、持ち寄ったお茶請けで一休み。
メンバーの楽しみの一つにもなっています。
おやきは、町内の日帰り温泉施設 さくらの湯で常時販売しているほか、高遠城下まつり、燈籠祭りなどのイベントで販売します。
お焼きの種類は、期間限定のものも含めて6種類。1つ130円で、注文にも応じるということです。 -
果樹園「雅秋園」オープン
箕輪町福与の果樹園「雅秋園」が17日オープンし、訪れた人がぶどう狩りを楽しみました。
雅秋園は、ぶどうが中心の果樹園で広さは1.2ヘクタールあります。
17日は、地元の高齢者などが訪れ、秋の味覚を楽しんでいました。
雅秋園では大粒の品種も含めて、8種類のぶどうが植えられています。
そのうちナイアガラ、コンコード、デラウェアの3種類は、1日食べ放題です。
料金は、大人が500円、小学生が250円、小学生以下は無料です。
雅秋園では、50年ほど前にぶどう栽培をはじめ、よい木は残し、その他は更新しながら、果樹園を運営しています。
ぶどうは雨が少ないことを好むという事で、今年は、豊作だということです。
今年は、10月上旬頃までの営業を予定しています。 -
みはらしファームぶどう狩り今日から営業
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、12日からぶどう狩りが始まりました。
今シーズンの営業開始となった12日、岐阜県から会社仲間で訪れた女性グループと家族連れ
が、ぶどう狩りを楽しんでいました。
みはらしファームには、農家8戸でつくる、みはらしぶどう生産組合の2.5haのぶどう園があります。
今の時季は、糖度の高いノースレッドや、粒が大きい藤稔(ふじみのり)が食べ頃で、今月下旬からは、ナイヤガラやピオーネが旬を迎えます。
今年は、夏に雨が少なかった影響で品種によっては少し粒が小ぶりですが、気温が高かったため、糖度が高く出来は良いということです。
みはらしファームのぶどう狩りは、入場料が小学生以上1,000円で、営業は10月31日までとなっています。 -
ゲートボール大会に合わせ高齢者対象の交通安全講習
南箕輪村で12日開かれたゲートボール大会に合わせて、高齢者を対象にした交通安全講習が行われました。
大会の前に交通安全講習が行われ、伊那警察署南箕輪村駐在所の坂井好明所長が、交通事故防止について話しました。
講習は、村ゲートボール連盟の秋の大会に合わせて、南箕輪村と村交通安全協会が毎年行っているものです。
高齢者の事故については、横断歩道以外での横断による死傷者が目だっているということで、坂井所長は「面倒だと思わずに横断歩道を渡って下さい」と呼びかけていました。
講話が終わると、交通安全に関するクイズが出題されました。クイズの正解数はゲートボール大会での得点に加算されることから、チームごと話し合いながら問題を解いていました。
今年に入って、伊那警察署管内では6人が交通事故で死亡していて、そのうちの3人が65歳以上の高齢者です。南箕輪村では3件の死亡事故が発生していて、いずれも週末に、国道で起きてるという事です。
ある参加者は、「わかっているつもりでも忘れている事を再確認できた。家の近くの散歩も気をつけたい」と話していました -
学校給食異物混入問題 対応を報告
今年6月から7月にかけて伊那市内の学校給食用のパンやソフト麺に異物が混入していた問題で、伊那市教育委員会は、加工業者に対し衛生指導などを行い、今後も対策を徹底していくことを、12日に開かれた伊那市議会総務委員会協議会で報告しました。
この問題は、今年6月に伊那市の春富中、西箕輪小、伊那西小、伊那中の学校給食用のパン にゴム片や髪の毛などの異物が混入し、7月には、伊那東小のソフト麺に塗料の一部などが混入していたものです。いずれも食べる前に発見されていて、子供への被害はありませんでした。
伊那市教育委員会では、問題発生後、伊那市内の加工業者の視察を行い、伊那保健福祉事務所、県学校給食会などを通して衛生管理指導を行ったということです。
これらを受け加工業者は、従業員への衛生教育の徹底、清掃、点検作業の強化などをおこなっているということです。
議員からは、異物の混入が連続した業者には厳しく指導し、迅速な対応と報告を求める意見などが出ていました。
久保村清一教育長は、「学校は、安心安全であるべき場所。その最たるものが給食。皆さんの意見を聞きながらさらに対策を進めていきたい」と話していました。 -
オリンパス油流出事故 「玄米に油含まれず」
伊那市西町のオリンパス伊那事業場の解体工事を請け負う宮下建設は、油の流出事故により西春近の水田から基準値を上回る油が検出された問題について、6か所で玄米を調査したところ、いずれも、鉱物油は含まれていなかったと発表しました。
宮下建設は、油の流出事故により調査した西春近の水田139か所のうち、小出島から沢渡地区の26か所で、油の含有量が基準値を上回った事を受けて玄米の調査を行いました。
今月3日に、小出島・沢渡・表木・下牧の対象地域・6箇所で稲の坪刈りを行い、日本食品センターに分析を依頼、12日、全ての結果が届きました。
それによると、6箇所全ての検体から、鉱物油は検出されなかったということです。
宮下建設では、「玄米に被害はなく安全が確認できた」としています。
なお、宮下建設では、稲を刈り取ったあとも、該当する田んぼに油が含まれていないか調査するとしています。 -
Jアラート 上伊那2件トラブル
全国瞬時警報システム「Jアラート」の自動放送等の初の一斉試験放送が今日、全国の自治体で行われました。
伊那ケーブルテレビの調べによると、上伊那8市町村では宮田村と中川村で一部放送が流れないトラブルが発生しました。
Jアラートは、大規模な自然災害や弾道ミサイル攻撃などの際に国民保護に必要な情報を人工衛星を介して国が地方公共団体の防災無線などで住民に瞬時に伝えるシステムです。
この日は、国によるシステムの訓練が午前10時と10時半の2回行われました。
このうち、伊那市では、国からの情報を受信すると、防災無線や防災ラジオから訓練を知らせる放送が自動で流れました。
上伊那8市町村では箕輪町以外が防災無線などと連動するシステムを導入していていますが、宮田村と中川村では、2回目の訓練で放送が流れないトラブルが発生したという事です。
メールによる自動配信は、伊那市のみ行っていて、情報受信から、一回目が10分後、2回目が5分後に自動配信されました。
市では、メールでの情報伝達に時間がかかっている事から、今後システムの確認を行い、スピードアップに努めたいとしています。 -
阪本天山ゆかりの品 15点寄贈
「高遠藩学の祖」とされる阪本天山の子孫で、伊賀焼陶芸家の坂本俊人さんが11日、白鳥孝伊那市長を訪ね、天山直筆の砲術の免許などの歴史資料15点を市に寄贈しました。
三重県在住の坂本さんは、4年前に市内で個展を開いたのがきっかけとなり、伊那市を訪れるようになりました。
進徳館や高遠町歴史博物館など、天山に関する資料を見て、「天山が今でも尊敬され、自分のルーツもこの地にある」と感じ今回の寄贈を決めたという事です。
寄贈された品を前に、白鳥市長は「天山を再び評価し、再び認識できる良い機会になる」と話していました。
阪本天山は、1745年に高遠藩の砲術家の家に生まれ、大阪で砲術を、江戸で儒学を学びました。
文武両道の気風を築いた高遠藩学の祖と称され、幕末に欧米の軍隊と唯一互角に戦う事ができたとされる和式砲術を発明しました。
今回寄贈された品は、砲術に関する免許や伝書など15点で、最も古い物は、1794年に天山が弟子の岡村八(おかむらはち)弥(や)に出した免許です。
高遠町歴史博物館によりますと、天山直筆の免許を確認したのは初めてで、他に砲術の動きを記したマニュアルとなる目録もあり、天山の教えを知る貴重な資料をいう事です。
高遠町歴史博物館では、10月24日から阪本天山の特別展で、寄贈された15点を公開する予定です。 -
美篶地区運動会
伊那市美篶の地区運動会が9日美篶小学校で開かれました。
運動会には美篶区民およそ800人が参加し、12区の対抗戦で行われました。
運動会は公民館が毎年開いているもので、今年で40回目になります。
自転車のリールまわしやラグビーボール蹴りなどをしながらたすきをつなぐリレーでは、住民らがボールなどの扱いに苦戦していました。
今年は初めて○×ゲームが行われ、「美篶地区の第一回運動会は昭和48年に開催された」など、地域に関係する問題が出されていました。
赤羽仁公民館長は、「皆さんから地区を一生懸命盛り上げようという気持ちを感じた。地域の絆が一層強まった」と話していました。 -
遭難事故を伝える 来月特別展開催
1913年大正2年に発生した箕輪尋常高等小学校の駒ヶ岳登山遭難事故から来年100年となります。
箕輪町ではこの事故を伝えようと10月27日から箕輪町郷土博物館で特別展を開きます。
特別展は、10月27日から箕輪町郷土博物館で開かれます。
郷土博物館には町民から寄贈された貴重な記録が残っています。
大正2年に村で行われた犠牲者の葬儀で当時の教諭が書いた弔辞や登山に一緒に登り、生還した生徒が書いた日記などです。
駒ヶ岳登山の遭難事故は箕輪尋常高等小学校の当時の校長を含む11人が暴風雨にあい犠牲となりました。
その事故を風化させないよう上伊那教育会は遭難現場に記念碑を建立しました。
この特別展は10月27日から箕輪町郷土博物館で開かれることになっていて入場は無料となっています。 -
子育て支援センターでハーモニカ演奏
伊那市の上の原子育て支援センターで11日元保育園園長によるハーモニカ演奏が行われました。
11日は、元保育園園長の松崎政恵さんと下島典子さんが支援センターを訪れ、ハーモニカを演奏しました。
支援センターでは、親子で楽しめる場を設けようと子育て講座を毎月開いていて、楽器の演奏や読み聞かせなどを行っています。
下島さんと松崎さんは退職してから趣味でハーモニカを始めたということで、今日は童謡など10曲ほどを演奏しました。
松崎さんは、「子供がリズムを取ったりしていて、楽しみながら聞いてくれて嬉しい」と話していました。 -
鼻煙壺を伊那市に寄贈した沖さんに感謝状
嗅ぎタバコを保管する容器、鼻煙壺100点を伊那市に寄贈した沖正一郎さんに市から11日感謝状が贈られました。
11日は信州高遠美術館で贈呈式が行われ、白鳥孝伊那市長から沖さんへ感謝状が手渡されました。
沖さんは25年ほど前に上海で売られていた鼻煙壺を見て興味を持ち、それ以降3000点以上を収集しました。
信州高遠美術館では沖さんが寄贈した鼻煙壺の展示会が開かれていて、およそ150点が展示されています。
鼻煙壺は嗅ぎタバコを保管する容器のことです。
嗅ぎタバコは鼻から吸う粉末状のタバコで、17世紀頃ヨーロッパの貴族を中心に流行したということです。
ガラスや金属、陶器などで作られていて、細かい細工や絵が施されています。
鼻煙壺展 沖正一郎コレクションは、10月1日まで信州高遠美術館で開かれています。 -
上農生が最新の測量機器で実習
若手技術者の育成や測量設計への関心をもってもらおうと、長野県や測量設計業協会南信支部は10日、南箕輪村の上伊那農業高校で測量実習を行いました。
実習に参加したのは上伊那農業高校緑地創造科の2年生20人です。
10日は、測量設計業協会南信支部に加盟している会社の技術者から最新の機器の取り扱い方法などを学びました。
学校で使っているものは目で確認して高さを図りますが、最新の機器はバーコドーを自動的に読み取り測量してくれます。
実際に最新機器に触れた生徒たちは担当職員から説明を聞きながら操作していました。
ある生徒は、「簡単に操作できて効率がいい」と話していました。
この実習は、卒業後の生徒の進路選択で測量設計業への就労拡大に結びつけていこうと去年から行われています。
主催者は、「この実習を通し測量設計業に関心を持ってもらえればうれしい」と話していました -
起業・創業情報ウィーク
事業の立ち上げに関する資料が並ぶ起業・創業情報ウィークが、伊那市の伊那図書館で開かれています。
会場にはパンフレットや書籍、ポスターおよそ40点が展示されています。
起業・創業ウィークは日本政策金融公庫伊那支店などが、起業についての取り組みを知ってもらおうと今回初めて企画したものです。
日本公庫によりますと、去年全国で企業のため1万6,500件の融資を行ったということです。
16日には起業に関するフリートークセッションが伊那図書館で企画されています。
起業・創業情報ウィークは16日日曜日まで開かれています。 -
みはらしの木曽馬牧場廃止へ
平成22年に落馬事故があった伊那市のみはらしファーム木曽馬牧場について市は、廃止する方向で検討していることが分かりました。
これは10日伊那市役所で開かれた伊那市議会経済建設委員会協議会で報告されたものです。
木曽馬牧場では平成22年に乗馬体験をしていた女性が落馬しその際馬に頭を蹴られ重傷を負う事故がありました。
女性は奇跡的に回復しましたが、賠償問題で現在も解決には至っていないということです。
事故後市は、指定管理者となっていた伊那乗馬クラブに業務の停止を命じ牧場は現在まで休止状態となっています。
ただ馬の世話や施設の管理などで年間およそ200万円の経費がかかっています。
市では安全な運営ができる適切な指定管理者の選定が困難なことから木曽馬牧場は廃止する方向で検討を進めています。
今後廃止について、はびろ農業公園運営会議などに諮り、跡地利用の検討体制を整備するとしています。
市では今年度中に木曽馬牧場廃止の条例改正案を提出する予定です。 -
「町として適正価格で購入すべき」
箕輪町の、ながた自然公園に隣接する山林が売りに出されていることについて箕輪町の平澤豊満町長は、町として適正価格で購入すべきとの考えを示しました。
これは10日、箕輪町役場で開かれた町議会一般質問で議員の質問に答えたものです。
売りにだされているのは、東京の造園業きぬた農園が所有の山林、およそ4万1500平方メートルです。
この山林は40年ほど前に地元の沢区など個人の地権者数人からきぬた農園が買い取ったものです。
山林の売却について沢区から地域にとって好ましくない団体の手に渡ることによる乱開発や風紀の乱れを心配する声があがり、町が適正価格で購入するよう求める陳情が出されています。
平澤町長は答弁で「町民の理解を前提に地権者と交渉し適正価格での取得に向け検討したい。」と述べました。
山林売買を仲介している箕輪開発有限会社によりますと、きぬた農園では町との交渉を一番に考えていると話しているということです。 -
東部中学校吹奏楽部定期演奏会に向け練習
伊那市の東部中学校吹奏楽部の定期演奏会が今月17日に開かれます。
演奏会に向け、部員が練習に励んでいます。
東部中学校吹奏楽部は部員100人で活動しています。
吹奏楽部では、17日の本番を前にいつもより時間を増やして練習に励んでいます。
定期演奏会では、映画音楽や歌謡曲など、12曲を演奏します。
3年生は全員にソロのパートがあるということです。
顧問の小林孝行教諭は、「3年生にとっては最後の大きな舞台。振付などの演出もありみなさんに楽しんでいただけると思う」と話していました。
東部中学校吹奏楽部の第8回定期演奏会は17日月曜日午後1時30分から、伊那文化会館で開かれます。 -
オペラ春香 ゆかりの品が並ぶ
今年6月に伊那市で開催された市民オペラ「春香」の、ゆかりの品を並べた回顧展が10日から伊那市のいなっせで開かれています。
オペラ春香回顧展は、およそ130人の市民が参加し熱演した公演を振り返ろうと実行委員会が企画したものです。
会場には舞台の様子を写した写真や公演に至るまでの記録の他、衣装や小道具などが展示されています。
オペラ春香は韓国南原を舞台にした悲恋の物語で伊那市の名誉市民・ス木東六さんが疎開していた伊那で作曲したもので公演にはおよそ1400人が鑑賞に訪れました。
回顧展では舞台を撮影したDVDも上映されています。
実行委員会が6月の公演の来場者を対象にしたアンケートによりますと、回答のあった363人のうち舞台を見た感想として、250人が大変よかった81人が良かったと回答しています。
また要望として26人から再演または継続を望む声がありました。
このオペラ春香回顧展は20日までいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
河南分団が防災イベント
消防団が地域住民や子どもたちと交流し、日ごろの活動をPRするイベントが9日、伊那市高遠町のほりでいドームで行われました。
このイベントは地域とのつながりを深めようと伊那市消防団河南分団が行ったものです。
会場には親子連れが訪れ、子どもたちが放水体験をしました。
子どもたちは団員に手伝ってもらいながら、標的めがけて放水していました。
河南分団は、団員が64人で高遠町の勝間、小原、上山田、下山田地区担当しています。
地域密着型の消防団活動を行っていて、火災予防の啓発のほか地区内の保育園で消火訓練も行っています。
矢野健分団長は「消防団の活動を知ってもらうことで、団員確保や地域防災力の向上につなげていきたい。」と話していました。 -
日影区自主防災会が地震想定の訓練
伊那市日影の日影区公民館で9日、防災訓練が行われ被災者の救助やその手順などを確認しました。
訓練は東海地震発生により建物が倒壊したとの想定で行われ会場の日影区公民館には区民およそ100人が集まりました。
倒壊した建物の下敷きになった人を救助する訓練では、住民が協力しながら、倒れた家具などを撤去していました。
また2本の棒と毛布を使った、応急の担架をつくりケガ人を運び出していました。
日影区自主防災会では、地震発生直後は消防や警察だけでは災害に対処しきれないとして、地元の災害対応は自分たちで行える態勢を整えたいとしています。 -
今年度伊那市の二酸化炭素3,000トン削減を目標
伊那市地球温暖化対策エコリーダー協議会が10日開かれ、今年度は、二酸化炭素3000トンを削減する目標が示されました。
10日は伊那市役所で、協議会が開かれ、事業所や各種団体の代表9人が参加しました。
今年度は、伊那市全体で3千トンの削減を目標とし、その大半を家庭での排出量から削減するという計画が示されました。
家庭で、二酸化炭素削減のために取り組むものとして、ヒーターの設定温度を20度にするなどの省エネ活動、エコカーへの買い替え、太陽光発電システム設置などがあげられています。
計画では、京都議定書で基準年に定められた1990年度を基準として二酸化炭素排出量を平成30年度までに6%削減、実質的には20.5%削減するとしています。
協議会では委員から「平成24年度は5か月ほど過ぎてしまったが削減目標に間に合うのか」という意見が出されましたが、伊那市では「夏より冬の方がエネルギーを使うので、冬にむけて取り組みを進めていきたい」としています。 -
南箕輪村とピスコが工場用地売買契約締結
空気圧機器製造メーカー株式会社日本ピスコと南箕輪村は工場用地売買に関する契約を11日、結びました。
11日は日本ピスコで調印式が行われ、唐木一直村長と日本ピスコの山崎清康社長は工場用地売買契約にかんする契約書を取り交わしました。
日本ピスコは1976年に岡谷で創業。
26年前に南箕輪村に第2工場を建設し現在400人が働いています。
村にある工場が手狭になったことや生産量のアップなど効率化を図ろうと今回、土地を購入するものです。
購入した土地は、第2工場の北側のおよそ1600平方メートル。
契約金はおよそ6700万円です。
来年3月までに第3工場を建設する予定です。
山崎社長は「厳しいものづくりの環境の中、社会貢献につながるよう事業展開をしていきたい」と話していました。 -
はびろの里まつり 楽しみながら介護を理解
伊那市西箕輪の老人保健施設はびろの里の、はびろの里まつりが2日に行われ、訪れた地域住民が、楽しみながら介護などについて理解を深めました。
はびろの里では地域の住民と交流し、楽しみながら介護などについて理解を深めてもらおうと、毎年この時期にまつりを行っていてます。
まつりではチャリティーバザーが行われ、東日本大震災の被災地、宮城県山元町の主婦が、避難先の仮設住宅で手作りしたタワシが販売されました。山元町はイチゴの生産地でしたが、津波で9割以上のハウスが流されてしまったということです。
会場ではほかに、職員有志による認知症をテーマにした寸劇も行われ、訪れた人が楽しみながら理解を深めました。
職員らは、寸劇を通し、「物忘れがひどくなったり、家事がうまくできなくなったりと、認知症を最初に自覚するのは本人。本人が一番心配で、心細いことを知って欲しい」と呼びかけていました。 -
「伊那まち商店街川柳」 大賞の湯澤さんに表彰状
タウンステーション伊那まちのオープン1周年記念として募集した「伊那まち商店街川柳」の表彰式が、2日に行われ、大賞となった伊那市西町の湯澤ふき子さんに表彰状が贈られました。
大賞に選ばれたのは、湯澤さんの作品「いつ来ても いいな伊那町 ほっとする」です。幼いころから伊那の商店街で買い物をしていた湯澤さんは、顔なじみの店主と会話をしながら買い物をする時のほっとする気持ちを詠んだということです。
「伊那まち商店街川柳」は、情報発信拠点施設タウンステーション伊那まちの開設1周年を記念して、中心市街地の商店主らでつくる伊那まちの再生やるじゃん会が行ったものです。
伊那市を中心に近隣市町村から139の応募があり、全ての作品を、1か月ほどタウンステーション伊那まちで展示するということです。