-
犯罪被害者 悩まず相談を
長野犯罪被害者支援センターなどは、支援活動の周知・利用を呼びかける街頭啓発を5日、伊那市内の大型店で行いました。
5日は、長野犯罪被害者支センターの職員や相談員、伊那警察署の署員など10人ほどが、街頭啓発を行いました。
支援センターは、電話や面接をして事件や事故の被害者の相談に応じているほか、裁判に付き添うなどの直接的な支援を行っています。
昨年度は、全県で、189件の電話相談がありました。
支援センター事務局長の間中 壽一さんは、「犯罪被害者は一人で悩みがち。辛いことを一人で抱え込まないで相談してほしい」と話していました。
なお、支援センターは、今年度から長野県公安委員会から早期援助団体の指定を受ける見込みで、指定されると、より、早く幅広い支援が行えるということです。
また、県内で50人の相談ボランティアが活動していますが、南信では4人しかいないとして、南信地域で活動してくれるボランティア相談員を募集しています。
南信相談窓口 電話0265-76-7830 -
県軽自動車協会伊那支部 被災地に義援金
長野県軽自動車協会伊那支部は、東日本大震災と県北部地震の被災地に義援金を送りました。
5日は、軽自動車協会伊那支部の中村 昇副支部長ら2人が伊那市役所を訪れました。
伊那支部で集めた10万円が東日本大震災の被災地に、また、去年6月に開かれたスーパーエンデューロin天竜でチャリティーオークションや寄付を募り集めた5万円が、県北部地震の被災地に送られました。
中村さんは、「こんなに集まると思わなかった。被災地のために役立てて欲しい」と話していました。
なお、4日現在、東日本大震災と県北部地震の被災地に送るために伊那市に寄せられた義援金は、3697件 8297万919円となっています。 -
歯科衛生士目指し14人が入学
伊那市荒井の長野県公衆衛生専門学校で6日入学式があり、歯科衛生士を目指す14人が入学しました。
今年度入学したのは、上伊那から7人、諏訪から2人、中信から2人、北信から2人、山形県から1人のあわせて14人です。
2、3年生の拍手の中、14人が会場に入場。
1人1人名前を読み上げられ味沢孝校長が入学を許可しました。
新入生を代表して伊那市の伊藤ゆか友香さんが誓いのことばを述べました。
味沢校長は、「今日の感動、初心を忘れることなく勉学に励んでほしい。日々の暮らしの中で人とのかかわりを大切にして、社会人としての準備もしてほしい」と式辞をのべました。
長野県公衆衛生専門学校は、平成22年から3年制となっていて、学生たちは、国家試験合格を目指します。
これまでの合格率は、100%で、昭和20年の開設以来3,700人余りを輩出しています。 -
開花「待ち遠しい」 天下第一の高遠城址の桜
「天下第一の桜」として毎年多くの観光客が訪れ、今年も桜の開花が待たれる伊那市高遠町の高遠城址公園。
日本気象協会では、11日頃の開花を予想していますが、桜を管理する桜守は12日か13日頃の開花を予想しています。
市内全域の桜の管理をしている稲辺謙次郎さん。
今年は冷え込みがまだ続いていることから、開花予想よりも遅い開花になるのではと話します。
稲辺さんは「現状では蕾が開き始めた程度。気温が上がり続ければ11日の開花もあるかもしれないが、今の気温では11日の開花は厳しいかもしれない」と話していまいした。
高遠城址公園の開花宣言は、これまで桜雲橋にかかるタカトオコヒガンザクラの開花を基準に行なっていましたが、今年からは公園内のどれか1本が開花した段階で開花を宣言することになりました。
また、今年の桜について稲辺さんは「今年は雪や雨が多かった。雪で根を保護し、十分な雨で水分を蓄え、現在日もよくあたっているので、桜の枝が上を向いて元気。濃いピンクの花を咲かせる条件がそろっているので、今年は良いお花見ができそう」と話していました。 -
回復期リハビリテーションセンター開所
駒ヶ根市の昭和伊南総合病院に脳外科や、整形外科などの治療を受けた患者を受け入れる回復期
リハビリテーション病棟が開所しました。
7日は、昭和伊南総合病院で開所式が開かれ医療関係者などおよそ100人が集まりました。
式の中で、長崎正明院長は「急性期から回復期までを担う総合病院として地域住民の期待にこたえていきたい」とあいさつしました。
回復期リハビリテーション病棟は長野県地域医療再生計画に基づき整備されたものです。
リハビリは脳血管疾患や骨盤骨折などの治療を受けた患者が日常生活に戻るための訓練を受けるもので医師や看護師のほか、理学療法士、言語聴覚士、介護福祉士などの専門スタッフが対応にあたります。
土日祝日を問わず365日リハビリができる施設でベッド数は35床。最長で180日の入院が可能となっています。
病棟には車いすから直接移り、座ったまま入浴できる特殊浴槽などが備えられています。
昭和伊南総合病院では高次脳機能障害などにも積極的に取り組み、上伊那の中核を担うリハビリテーションセンターを目指すとしています。 -
ボランティアグループVYS会が桜植樹
青少年健全育成に関するボランティア活動を行っている伊那地区VYS会は、7日伊那市の伊那公園で桜の苗木を植樹しました。
これはVYS会創立50周年を記念して行われたもので、会員などおよそ10人が参加しました。
VYS会では地域の人たちに親しまれる記念事業を実施しようと、桜、3本を伊那公園に植えました。VYSは、ボランタリー、ユース、ソーシャルワーカーの頭文字で友愛、奉仕、理想の3つを掲げる、ボランティアグループです。
主な活動としては、スポーツ大会やクリスマス会などを実施していて、明るく住みよい社会づくりを目指しています。
伊那地区VYS会は最盛期の昭和40年代には会員が200人ほどいたということですが、ここ数年は減少傾向にあります。
会では「少人数になっているが、地域の人たちに喜ばれる活動をしていきたい。」と話しています -
箕輪マレットゴルフ同好会 初打ち会
箕輪町のマレットゴルフ愛好者でつくる「箕輪マレットゴルフ同好会」は7日、今シーズンの初打ち会を長田の森マレットゴルフ場で開きました。
この日は会員およそ70人が参加して、初打ちを楽しみました。
同好会では、毎年4月から11月末まで毎週土曜日に長田の森マレットゴルフ場で例会を開いています。
今年は冬の冷え込みが厳しかったためコースが荒れてしまったということですが、箕輪振興公社と整備を行い、開幕にこぎつけました。
山裾の地形を利用した急傾斜のコースが多く、打ったボールが戻ってきてしまうなど会員らは苦戦しながらプレーしていました。
同好会の平坂信一郎会長は「待ちに待ったシーズン開幕。ケガをしないように楽しいシーズンにしたい」と話していました。 -
箕輪町世代間交流施設 完成
絵本の読み聞かせなど世代を超えた交流を進める箕輪町世代間交流施設が、図書館北側に完成しました。
施設は、子どもからお年寄りまで世代を超えた交流をしてもらおうと、建設されたものです。
鉄骨造の平屋建てで、床面積およそ115平方メートルです。
総事業費はおよそ4,000万円で、そのうち3,300万円を国の補助金で賄いました。
本棚は、子どもでも手の届く高さにした他、安全面から丸みを帯びた形となっています。
建設に伴い、図書館にあった絵本8千冊と紙芝居800冊を交流施設に移しました。
6日は、開所式が行われ関係者およそ20人が完成を祝いました。
交流施設は、箕輪町図書館が運営する予定で、世代を超えた交流ができるよう本を使ったイベントを企画していくというこです。 -
100周年を記念したロゴマーク完成
今年は伊那市駅開業と伊那市に電灯が灯って100年の節目の年です。
100年を記念した様々なイベントで活用するロゴマークが完成しました。
ロゴマークは、4種類。JR飯田線の前身である伊那電気鉄道時代の電車をモチーフに、車輪部分を100年の数字に見立てています。
100年の節目を地域振興に生かそうと組織された「伊那市の暮らし100年地域活性化推進委員会」のメンバーで伊那市創造館の捧剛太館長が中心となってデザインを決めました。
推進委員会では5月12日に伊那市駅開業100周年記念セレモニーを開く他、中心市街地の商店と連携したイベントを企画していくということです。 -
春の全国交通安全運動始まる ドライバーに安全運転呼び掛け
春の全国交通安全運動初日の6日、伊那役所前では伊那市交通安全協会連合会や、伊那警察署の署員らおよそ80人が、ドライバーに安全運転を呼びかけました。
6日は、伊那市役所前に交通指導所が設けられ、参加者がのぼり旗で安全運転を呼び掛けた他、飲酒運転の根絶や夜間の交通事故の防止などを呼び掛ける啓発チラシを配りました。
伊那警察署管内では、去年1年間に13件の交通死亡事故が発生し、平成13年に並ぶ過去最多タイの件数となっています。
今年に入ってもすでに3件起きていて、これは去年と同じペースです。
伊那警察署の田中泰史署長は「この状況になんとしても歯止めをかけたい。安全で安心な地域となるように取り組んでいく」と話していました。
春の全国交通安全運動は、15日日曜日までとなっています。 -
伊那市交通指導員の委嘱式
伊那市交通指導員の委嘱式が5日、市役所で行われました。
5日は、指導員として市内各地区から選出された21人に、白鳥孝市長から委嘱書が手渡されました。
交通指導員は、小中学校の通学時間中に街頭指導を行っている他、交通安全教室などを開いています。
交通指導員を代表して森下寿美さんは「伊那市から痛ましい交通事故をなくすため、市民の意識の高揚と交通安全の推進を図ります」と誓いの言葉を述べました。
任期は、4月1日からの2年間となっています。 -
東春近小学校の児童に黄色い帽子贈る
6日から春の全国交通安全運動が始まりました。
伊那市の東春近小学校では、新1年生が安全に登下校できるよう黄色い帽子が贈られました。
6日は、東春近交通安全協会のメンバー4人が、東春近小学校を訪れ、1年生56人に帽子をプレゼントしました。
登下校時に交通事故が起きないようにと、東春近安協が毎年一年生に贈っています。
帽子は、歩いていることが分かりやすい黄色で、男の子と女の子用に2種類が配られました。
東春近小学校の清水稔校長は「頂いた帽子を必ずかぶって、交通事故に合わないように注意しましょう」と呼びかけていました。 -
上農に伊那養護学校中の原分教室開室
県の高校再編計画などにより、上伊那農業高校に設置された伊那養護学校高等部の中の原分教室の使用が6日から始まりました。
6日は、上農高校の校舎の一部を改築した中の原分教室の序幕式が行なわれました。
教室は、1年から3年までの教室と作業室、職員室があります。
募集人員は、1学級8人で、対象は、知的障害がある、自力通学ができる、集団学習が可能な生徒です。
今年度は、伊那養護学校から1人、上伊那地域の中学の特別支援学級を卒業した5人の6人が入学しました。
開室式で、 伊那養護学校の清水閣成校長は、「自分の力を信じて力強く進んでいってほしい」とあいさつしました。
上伊那農業高校の塩崎正校長は、「上農の中の原の長い歴史に一つ大きな歴史が加わった。」とあいさつしました。
入学生を代表し北澤里奈さんは、「いろいろな作業学習をがんばりたい」と抱負を話し、上伊那農業高校生徒会長の上島ありやす在泰さんは、「少し不安はあるが、農業というキーワードでわかりあえることを確信している。文化祭などでもともに手をたずさえ進んでいきたい。あせらずに共に積み上げていきたい。」と話しました。
中の原分教室では、綿を栽培し、布を織る作業学習に取り組む計画です。 -
旧井澤家住宅で拓本展
庚申塔などの石造物の文字などを和紙にうつす拓本展が、6日から伊那市西町の旧井澤家住宅で始まりました。
会場には、伊那部宿を中心に、南箕輪村の神子柴から伊那市西町小黒までの旧伊那街道沿いにある石造物の拓本58枚が飾られています。
伊那部宿を考える会の史料研究部の6人が、貴重な史料を後世に残そうと2年間かけて採取しました。
拓本を採る作業は、手間がかかり大変な作業だということです。
桜の時期にあわせて、春日公園を訪れる花見客に見てもらおうと初めて一般公開されました。
内容は、道祖神や庚申塔、馬頭観音などが24枚、句碑や歌碑が13枚などとなっています。
この石造物拓本展は、5月6日まで、伊那市の旧井澤家住宅で開かれています。
入場料は200円、火曜が休館です。 -
伊那図書館 音楽を通して親子でふれあう講座開講
伊那市の伊那図書館は、保育園に通う前の子どもと母親が音楽を通してふれあう遊びの講座を4日、初めて開きました。
講座には、21組の親子が参加し、音楽を通してふれあいました。
講師は、市内で音楽教室を開いている谷口裕美さんと小口佳枝子さんがつとめ、絵を使いながら、小さな子どもも楽しめる歌を紹介していました。
この講座は、月1回のペースで来年3月まで開かれます。
伊那図書館では、音楽を通して親子のスキンシップが図れるような講座にしていきたいとしています。 -
伊那文化会館 新館長に聞く
今年度から伊那文化会館の新しい館長に就任した山北一司さんに、抱負などを聞きました。
山北館長は、岐阜県出身の52歳。
伊那に単身赴任しています。
財団法人長野県文化振興事業団が県から指定管理指定されている県伊那文化会館の館長を公募し、9人の中から選ばれました。
山北さんは、高校卒業後時事通信社に入社。
働きながら大学を卒業し、浜松支局長、鹿児島支局長を歴任し、平成21年3月に早期退職。
京都橘大学大学院で文化政策学を修了し、芸術文化普及研究家として講演や執筆活動をしてきました。
時事通信社の浜松時代に音楽と出会いました。
以来、芸術や文化、芸能にかかわり始めます。
時事通信社を早期退職した理由は、「今文化活動に本腰を入れて取り組まないと日本は終わってしまう」という危機感でした。
山北館長は、「地域の伝説を題材にした子どもが参加するミュージカルをやってみたい。」と抱負を話しています。
全国を飛び回っての半世紀。
転勤7回、引越しは、15回になるそうです。
趣味の読書は、ここ3年間で1,500冊を超えているということです。 -
宮澤梅径傘寿記念刻字展
全国でも5本の指に入るという刻字作家宮沢梅径さん(伊那市山寺)の80歳の傘寿を記念した刻字展が、5日から伊那市坂下のはら美術で始まりました。
漢字と絵画、彫刻の渾然一体となった風合いが宮澤さんの持ち味で、全国的にみても第一人者の1人です。
毎日書道展審査会員、書道芸術院理事で審査会員です。
宮澤さんは、書の道に入って60年。
昨年末に80歳の誕生日を迎えました。
作品展は、80歳の節目を記念するものです。
会場には、60点ほどの刻字作品が飾られていて、訪れた人たちは、ノミの使い方や色彩に感心した様子で作品に見入っていました。
宮澤梅径傘寿記念刻字展は、10日まで伊那市坂下のはら美術で開かれています。 -
異業種交流と情報交換の場にコワーキングスペース開設へ
異業種の人が情報交換しながら仕事をする、コワーキングスペースが伊那市東春近にオープンします。
コワーキングスペースは、図書館の様なオープンスペースでそれぞれが独自の仕事をしながら情報交換の行える場所です。
この場所を開設したのは、市内でスマートフォン向けのアプリを開発に携わる、佐藤駿さん(27)です。
佐藤さんは、2月まで東京で建築の仕事の傍らアプリの開発をしていました。
渋谷のコワーキングスペースを利用していた佐藤さんは、そこで、クリエイターや広告代理店、や学生など様々な人と出会い、新しい発想が生まれたと話します。
故郷の伊那に戻り、都会とは違う、農家とIT関係の人達が農産物の直売などを通して共同で事業を行える、伊那ならでの繋がりの場所にしたいと考えています。
オープンは4月14日で、営業時間は平日の午前10時から午後6時まです。
無線ランでのインターネット接続ができ、利用料は、月額、1万5千円、一日、千円となっています。
フリースペースの他、オプションで打ち合わせ用の個室の利用もできるということです。 -
上伊那の小中学校入学式 一斉に
上伊那の小中学校で5日、一斉に入学式が行われました。
このうち箕輪町上古田の箕輪西小学校には、1年生17人が入学しました。
在校生の拍手に迎えられ、1年生が入場しました。
関谷 圭史校長は、良い子の頭文字をとって「『よ』は先生の話を良く聞く、『い』は命を大切にする、『こ』は、困ったときは泣かないで相談する。この良い子の約束を守って楽しい学校生活を送りましょう。」と挨拶しました。
児童会長の山田和昭君は、「箕輪西小学校には、縦割り班の活動など楽しい事がたくさんある。1年生だけでなく、全校のみんなと友だちになってください」と歓迎していました。
入学式では、関谷校長から、1年生ひとりひとりに教科書が手渡されました。
1年生は、保育園で練習してきた歌を披露しました。
伊那市では、小学校に658人、中学校に678人、箕輪町では小学校に222人、中学校に256人、南箕輪村では小学校に163人、中学校に164人が入学しています。 -
(株)ニシザワ広告付きシールで値引き
(株)ニシザワは、広告付き値引きシールを活用したサービスを県下で初めて導入しました。
99円のバナナが広告付き値引きシールの20円引きで79円に。
(株)ニシザワが経営するベルシャイン伊那店では、5日から、広告付き値引きシール・うれしーるが貼られた商品の販売が始まりました。
広告付き値引きシールは、シールで広告を出した企業が、値引き金額を負担するというものです。
ニシザワにとっては自社の負担がなく値引きができ、広告主は地域に貢献するとともに、商品購入層を絞った広告ができます。
このアイディアを考えたのは東京に本社を置く広告代理店で、県下では初めて、ニシザワがこのシールを導入しました。
出されている広告は、地元企業のもので、シールが付いた商品を買った人には、商品購入時だけでなく来店時のサービスなどもあります。
(株)ニシザワでは、地元企業の協賛を得て、ベルシャイン伊那店では6月まで毎週木曜日、ベルシャイン箕輪店では26日まで毎日、シールのサービスを企画しています。 -
水稲播種作業始まる
箕輪町中原のJA上伊那育苗センターで、水稲の播種作業が始まっています。
5日は、10人ほどが作業にあたっていました。
播種作業は、4日から始まり、22日まで行われます。
箕輪町の育苗センターでは、辰野町と箕輪町の水稲の苗を作っています。
辰野町のほうが、箕輪町よりも冷涼な気候のため、辰野町の苗の方をより大きく育ててから出荷するということです。
今年は、去年より若干少ない7万枚の苗箱(なえばこ)を作ります。
苗箱に専用のマットを敷いて、消毒された種もみを蒔きます。
それに土をかぶせたあと、温度と湿度が保たれた出芽室に入れられます。
出芽した苗は、ハウスなどで
20日から30日ほど育てられ、ゴールデンウィーク頃から田んぼに植えられるということです。 -
伊那中央病院で看護師就職説明会
来春、看護師として就職を希望する人を対象にした就職説明会が29日、伊那市の伊那中央病院で開かれました。
説明会には、看護学校の学生など16人が集まりました。
7月の採用試験に向けて、今回は春休み中の学生に病院の設備や働き方について知ってもらおうと開かれました。
伊那中央病院では現在、正規358人、臨時75人の合わせて433人の看護士が働いています。
毎年20人前後を採用していますが、救命救急センターや脳卒中センターの拡充により、平成25年度は例年以上の雇用を予定しています。
説明会では、先輩看護師2人が働いてみて感じたことなどを話しました。
このうち1年目の横谷優希さんは「新人をゆっくり育てようという雰囲気がありのびのびと働けている。毎日が新しい事の連続で充実した日々を過ごしている」と話しました。
伊那中央病院では、7月の採用試験までに説明会をあと4回開く予定です。 -
伊那市創造館「マンガの間取りと建築模型展」 義援金届ける
今年2月から伊那市創造館で開かれていた「マンガの間取りと建築模型展」で、来場者からよせられた東日本大震災の義援金が、4日、伊那市に届けられました。
この日は、伊那市創造館の捧剛太館長が、伊那市に、義援金11万608円を届けました。
伊那市創造館で今年2月3日から4月1日まで開かれていた「マンガの間取りと建築模型展」では、作者の二人が東北出身だったことから、会場に募金箱を設置し、来館料の代わりに義援金の協力を呼びかけました。
期間中、約2,200人が来場し、11万608円が集まりました。
捧館長は、「大勢の方の協力に感謝したい」と話していました。
伊那市によりますと、これまで市に寄せられた東日本大震災と長野県北部地震の義援金の総額は、8,280万円となっています。 -
伊那公民館の絵画サークル「芽の会」第20回洋画展
伊那公民館の絵画サークル「芽の会」の第20回洋画展が、4日から伊那図書館で開かれています。
会場には、芽の会のメンバーが去年の秋から制作した油絵やアクリル画が展示されています。
毎年1回、市内で展示会を開いていて、今回で20回目になります。
芽の会は、毎週第1、第3土曜日に伊那公民館で活動しています。
それぞれの力を伸ばしながら楽しく活動しているという事で、一人ひとりの個性を感じてもらいたいという事です。
芽の会による洋画展は、伊那図書館で10日(火)まで開かれています。 -
3日の暴風雨 倒木や農業用ビニールハウスの倒壊などの被害
伊那市で最大瞬間風速30メートルを記録した、3日の暴風雨で倒木や農業用ビニールハウスの倒壊などの被害がでました。
伊那市では、長谷杉島など市内11か所で倒木被害が発生しました。中部電力伊那営業所によりますと、倒木などにより、3日夕方から4日にかけて市内319戸で停電が発生しましたが、すべて復旧しているという事です。
また、伊那北保育園では、3日午後5時半頃、街路樹が敷地内に倒れこみました。
雷が落ちたため、倒れたのではないかということです。
木は、停めてあった車の上に倒れたため車にキズがつくなどの被害がありましたが、けが人はありませんでした。
JA上伊那のまとめによりますと、ビニールハウスの倒壊が伊那市で13棟、箕輪町で1棟、南箕輪村で6棟発生し、高遠町地区で19万円あまりのイチゴの苗の被害が出たという事です。
建物では、伊那市狐島で天竜川漁業協同組合の会館の屋根がめくりあがり破損すなどの被害がでています。
伊那市、箕輪町、南箕輪村とも、けがをした人はいなかったという事です。 -
飯田線「秘境駅」巡り 招待セール開催
今年、開業100周年を迎える伊那市駅。
5月13日には、100周年の記念イベントの一環として、飯田線の秘境駅を巡る特別列車が運行します。
秘境駅は深い山の中などにある駅でゆったりとした時間を楽しめ、何も無い事が一番の魅力だと言われています。
飯田線には秘境として知られている、下伊那郡泰阜村の田本駅や飯田市の金野駅など6つの駅があります。
そんな、飯田線の秘境駅を巡り、普段の忙しい時間を忘れ100年前の面影のある空間を感じてもらおうと地元商店街や市、JRなどでつくる「伊那市の暮らし100年地域活性化推進委員会」では、特別列車の運行を企画しました。
特別列車の旅ご招待セールは5日から始まり、中心市街地の92店舗が参加します。
2000円以上買うとスタンプが1つもらえ、それを5個集めます。
先着100人限定で、タウンステーション伊那まちで、乗車券と引き換えてもらう事ができるということです。
特別列車は、5月13日午前9時、伊那市駅を出発し、金野駅や田本駅に停車しながら、下伊那郡天龍村の平岡駅間を往復する計画です。 -
箕輪町 唐澤新教育長にきく
箕輪町の新しい教育長となった唐澤義雄さん。
唐澤教育長に抱負や箕輪町の学校教育の課題などについて話を聞きました。
唐澤教育長は現在60歳。信州大学人文学部卒業後、教員となり伊那市の春富中学校や東部中学校の校長などを務めました。
教育長就任にあたっての豊富は「故郷である箕輪への恩返しと、そして、これまで、小林前教育長や平澤町長の姿勢により落ち着いた教育が出来ている。そうしたものを引き継ぎ発展させていきたい」と話しています。
学校教育の課題としては、ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業は成果はあがってきているが、しっかりとした検証をし、評価を示していく事が大切としています。
また子ども達に対しては、小学生は良く遊びよく学べを基本に、外で体験や仲間との遊びの時間大切し、中学生は「凡時徹底」。あたりまえのことを当たり前に行い、さらなる学力を向上を進めたいとしています。
唐澤教育長は、江戸時代の儒学者 佐藤一齋が書いた「春風を以って人に接し、秋霜を以って自らをつつしむ」・・・他人に対しては春風のように優しく接し、自分へな秋霜のように厳しく対処していくという言葉を信念としているということです。
「教育の現場ばかりでなく、人間として大事な事」と言い、「自分自身も常に心にとめ仕事をしていきたい」と話していました。
唐澤教育長の任期は4年となっています。それでは次です。 -
上伊那の保育園で入園式
上伊那地域の多くの保育園で4日、入園式が行われました。
このうち箕輪町の松島保育園には、未満児を含む51人が入園しました。
保護者とともに初めて来園した入園児は、緊張した様子で入園式に臨んでいました
川上きよ子園長は、「保育園には沢山の絵本があり、友達も大勢います。元気よく通ってきてください」と入園児に呼びかけていました。
式では、保育士や在園児が一緒に歌を歌い、新しい友達の入園を歓迎しました。
式が終わり教室に戻った入園児の中には、保護者の顔が見えず、泣き出してしまう子もいました。
箕輪町内では未満児を含め、229人が入園しました。
新規入園児の数は、伊那市は450人、南箕輪村は143人となっています -
春の嵐 上伊那で被害
前線を伴った低気圧の通過による暴風雨の影響で、3日は、上伊那地域でも農業用ハウスの倒壊や倒木などの被害が多数確認されています。
午後6時20分現在、伊那市長谷地域の一部127戸で、停電となっています。
3日夜から4日にかけて、標高の高いところでは、雪が混じるとの予報もあり、気象庁では注意をよびかけています。 -
春休み中の高校生を対象に福祉体験教室
春休み中の高校生を対象にした福祉体験教室が28日、伊那市の福祉まちづくりセンターで開かれました。
体験教室は、福祉をより身近に感じてもらおうと伊那市社会福祉協議会が開いたものです。
28日は、上伊那地域の高校生6人が参加し、アイマスクをつかった歩行や点字の読み方などを体験しました。
アイマスク体験では、2人1組になり、視界が不自由になるアイマスクやゴーグルをつけ、誘導してもらいながら階段などを歩きました。
職員から「誘導する時は、肩につかまってもらって一歩前を進んで下さい」などとアドバイスを受けながら体験していました。
他に、視覚障害者の男性を招き、参加者が作ったカレーを一緒に味わい交流を深めました。
伊那市社会福祉協議会では、「日常生活の中には障害者のための色々な工夫があるということを知ってもらいたい」と話していました。