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上伊那地域で今年初めてまとまった雪
20日の上伊那地域は、南海上の低気圧の影響で、この冬初めてのまとまった雪となり、朝から雪かきに追われる姿が目立ちました。
伊那市荒井にある伊那消防署の観測によると、午前10時に最大5センチの積雪を観測したということです。
伊那市内では、水分を多く含んだ雪が降る中、住民らが雪かきに追われていました。
この雪で、JR飯田線では午前6時20分辰野発天竜峡行きの列車1本が、雪の影響で電源が作動せず運転を見合わせました。
高速道路や高速バスの運行などに大きな乱れはありませんでした。
伊那市西部地区にある西箕輪保育園でも、保護者が駐車場の雪かきをしていました。
早朝にも、保育所職員らも含む大勢でかいたということですが、山沿いは降雪量が多く、昼近くにも雪かきをする姿が見られました。
長野地方気象台によると、20日夜から21日の夕方にかけて天気は回復しますが、20日の夜から雪や雨が降りやすくなるということです。 -
JA上伊那 米貯蔵施設再編へ
JA上伊那の宮下勝義組合長は、管内12箇所、14基ある米の貯蔵施設を再編するとともに拠点施設の整備を進め、上伊那全体での広域利用体制に移行する考えを20日開かれた農業振興大会で明らかにしました。
米を貯蔵するカントリーエレベーター・ライスセンターは、辰野町から中川村までに12箇所、14基が設置されています。
しかし、ほとんどの施設が建設後30年を経過して老朽化が進み、品質保持に必要な維持費用がふくらむ一方で転作増加などにより稼働率も低下しています。
そこでJAでは、南箕輪ライスセンター、美篶カントリーエレベーター、飯島ライスセンターの機能を充実させ、基幹的な施設整備を進めるとともに、他の施設は、受け入れはやめて中継基地としての役割のみを持たせるなど機能分担を明確化させて再編する方針です。
再編に関する事業費は、17億円を見込んでいて、国庫補助の対象となる10億のうち、JA上伊那が自己負担するのは、6億円から7億円と見込んでいます。
宮下組合長は、「米の貯蔵施設は、なくてはならない施設だが、適正に管理運営していかないとリスクも大きい。全国的にもモデルとなるケースで、平成24年度に取り組みたい」とあいさつしました。 -
たかずや福祉会 財政支援などを求める要望書を提出
児童養護施設たかずやの里を運営する社会福祉法人「たかずや福祉会」は、財政支援などを求める要望書を20日、上伊那広域連合の白鳥孝連合長らに手渡しました。
20日は、たかずや福祉会の埋橋良和理事長が、視察に訪れた上伊那の8市町村長に要望書を手渡しました。
要望は、上伊那広域連合や各市町村に、財政支援や施設整備などを求めるものです。
上伊那広域連合では、法人側から要望があれば支援をしていく方針を確認しています。
たかずやの里は、昭和27年に虚弱児施設高烏山保養所として開所し、現在は、上伊那唯一の児童養護施設となっています。
施設には、高校生を中心に3歳から19歳までの34人が生活しています。
上伊那広域連合では、「移転を含め建て替えなどの具体的な支援について考えていく」としています。 -
上戸で「でえもんじ」おろす
伊那市西箕輪上戸で、20日朝でえもんじが下ろされました。
地区の住民たちは、柱に飾られていた巾着袋を先を争うように自宅に持ち帰っていました。
20日の午前5時。雪が降る中でのでえもんじ下ろしとなりました。
でえもんじ柱は、14日に上戸集落のほぼ中心にある三ツ辻に建てられました。
小正月に今年1年の無事を祈って行なわれるでえもんじは、鎌倉時代末期に始まったとされていますが、正確な記録はありません。
上伊那では、辰野町と箕輪町で数箇所行なわれていて、伊那市では、上戸のみです。
太鼓の音で区民が集まり始めます。
午前5時半、1週間辻に建てられていたでえもんじ柱が倒されていきます。
柱が寝かされ飾りが外されると区民は競うように自分の気に入ったものを選びます。
飾りは、自宅に持ち帰り、巾着袋は神棚へ、花は玄関先に飾ります。
去年の古い飾りは、22日のどんど焼きで燃やすということです。 -
中尾歌舞伎保存会 初めてのオリジナル演目
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、およそ250年前に中尾歌舞伎が始まって以来、初めてとなるオリジナルの演目、「36災歌舞伎」を、4月の春季定期公演で披露します。
20日は、保存会のメンバー8人が伊那市長谷の中尾座に集まり台本の読み合わせをしました。
春季公演で上演するのは、昭和36年に伊那谷を中心に甚大な被害を出した梅雨前線豪雨36災害を題材にした演目です。
36災歌舞伎は、災害を後世に伝えようと国土交通省天竜川上流河川事務所の草野慎一前所長が原作を作成し、国立劇場の顧問を務める織田紘二さんに監修を依頼したオリジナルの演目です。
幕末の農村を舞台に、大雨により発生した土石流で妹を亡くした兄忠勝が、10年後、同じ様な土石流から、家族や村を守るという話です。
演目では、土石流を大蛇にたとえ神楽の舞で表現することになっていて、忠勝と大蛇との立ち回りなどが見どころです。
保存会では、3月18日に関係者を対象にしたプレ公演を、4月29日に春季定期公演を行うということです。 -
高遠高校芸術コース卒業制作展
伊那市高遠町の高遠高校芸術コースの3年生による卒業制作展が、信州高遠美術館で開かれています。
会場には、美術専攻と書道専攻の3年生20人の作品およそ40点が展示されています。
卒業制作展は、芸術コースが行う第11回芸術フェスティバルの中の一つで、3年間の集大成として行われています。
書道専攻の生徒は、掛け軸や額に入れた作品などを出品しました。
美術専攻は、油絵や水彩などの絵画、デッサン、切り絵やイラストを組み合わせた作品などを展示しました。
高校の庭で集めた枝や石を使って森の中の家を作ったという作品もあります。
高遠高校芸術コース卒業制作展は2月2日まで、信州高遠美術館で開かれています。
美術館では22日、芸術フェスティバルのもう一つのイベント、音楽専攻の生徒による演奏会が午後1時から開かれる予定です。 -
上伊那書道会役員 新春書道展
上伊那書道会役員の新春書道展が、伊那市のいなっせで開かれています。
会場には、上伊那書道協会の役員24人の作品35点ほどが展示されています。
役員は、それぞれの団体で指導者を務めていて、作品展でも様々な流派の代表的な作品を見ることができます。
この上伊那書道協会役員展は、22日まで伊那市のいなっせで開かれています。 -
悪魔払い 引持の獅子舞
伊那市高遠町の引持地区で、獅子とひょっとこが舞う悪魔払いの獅子舞が15日夜行われました。
引持生活改善センターには、地区住民およそ50人が集まり、伝統の獅子舞を見物しました。
獅子舞は、無病息災、五穀豊穣、家内安全を願い、悪魔払いとして行われます。
引持獅子舞保存会のメンバーが舞を披露しました。
体についたノミを食べる仕草があるなどユニークな構成になっています。
かつては徹夜で酒を酌み交わし日の出を待つ、お日待ち行事の中で行われてきたということです。
1月17日に行われていましたが、現在は17日に近い日曜日となっています。
引持獅子舞保存会の伊藤裕偉会長は、「獅子舞を見て、1年間安全に過ごしてほしい」と話していました。 -
小河内神社お筒粥占い 世の中は6分8厘
箕輪町南小河内の小河内神社で、祈年祭の神事、お筒粥占いが15日行われ、占いの結果、今年の世の中は「六分八厘」で去年を2厘上回りました。
朝7時すぎ、2時間ほどかけて炊き上げた大鍋のお粥の中から、お筒が取りだされました。
お筒粥占いは、百年以上続く伝統行事で、毎年小正月の1月15日に行われます。
筒は21本の葦を束ねたもので、筒に入った粥の量で今年1年の世の中や農作物の出来を占います。
占いの結果、世の中は去年より二厘良い六分八厘でした。
農作物は、リンゴ、梨など3品目が極上、ゴボウとナスが上々、晩生の水稲が上などとなりました。 -
長野県溶接技術コンクール
第51回長野県溶接技術コンクールが、南箕輪村の伊那技術専門校で19日開かれました。
コンクールは、溶接技術向上の意欲を高めようと開かれているもので、県内で溶接作業に従事している40人が参加しました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、伊那市の中村鉄工所と箕輪町の赤羽鉄工株式会社から4人が出場しています。
競技は、手作業で行う部門と機械を使う部門の2部門あります。
課題はいずれも鉄の板2枚を溶接して1枚の板にするもので、制限時間55分の中で、厚さの異なる2種類の板で行われます。
審査結果の発表は3月後半、表彰は4月末に行われる予定です。
各部門の最優秀賞受賞者は、今年10月に宮崎県で開かれる全国溶接技術競技会に長野県代表として出場することになります。 -
上農生が食文化学習でそば打ち
上伊那農業高校の生産環境科の2年生が19日、地産地消と伊那谷の食文化について学びました。
生徒38人は、授業で栽培したソバと小麦を使い、そば打ちに挑戦しました。
この学習は、地産地消型の農産物流通と食文化を学ぼうと、生産環境科の2、3年生を対象に毎年開かれているものです。
伊那市の産直市場グリーンファーム会長で、伊那市そば打ち名人の会会長の小林史麿さんを講師に招きました。
生徒は、小林さんの指導を受け、そばを打っていました。
同日は、農産物直売所における食文化についての講義も行われました。
小林さんは、農産物直売所は流通経費がカットされること、農家の手取りを増やす役割を果たしていること、消費者が新鮮な農産物を安く購入できることなど、利点を挙げました。
直売所での農産物販売は高齢者の生きがい対策にもなるとして、「各地に直売所を作り、高齢者が働き続けて人生を全うする社会を作りたい」と話していました。 -
卒業生に贈る「愛の鈴」づくり
南箕輪村の中学3年生に贈るストラップ「愛の鈴」作りが、19日、村社会福祉協議会ボランティアセンターで行われました。
19日は、愛の鈴を作るために集まったボランティア20人が作業を行いました。
愛の鈴は毎年、卒業を迎える南箕輪村内の中学3年生全員に贈られていて、25年以上続いています。
19日が作業の3回目で、糸を編んだものに鈴をつけ、木の玉に顔を書いて完成させていました。
今年は、南箕輪中学校と伊那養護学校の中学部の卒業生を対象に200個用意されます。
愛の鈴は、卒業式を前に、生徒に渡される予定です。 -
若手農業者が意見交換
上伊那の若手農業者が集う2012アグリフォーラムinKAMIINAが、19日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
19日は、農業者や信州大学農学部の学生、上伊那農業高校の生徒など、70人ほどが参加しました。
フォーラム実行委員長を務める箕輪町農業者クラブ会長の柴 吉洋さんは「農業を取り巻く情勢は厳しさばかり目立ち不安を感じるが、みんなで克服し、協力して、前向きに進んでいきたい」と挨拶しました。
このフォーラムは、これまで「上伊那農業若人のつどい」と題して開かれていましたが、今年から名称を変えました。
前半は、これまでと同じく、栽培技術や経営に係る取り組みの発表、これからの夢や提案を語る意見発表が行われました。
後半は今回初めて、参加者全員による自己紹介や意見交換が行われました。
参加者は、「毎日一杯の牛乳を飲んで欲しい」などとPRしていました。
実行委員会では、フォーラムを通して、農業者や地域のつながりを作っていきたいとしています。 -
田中豊文さん初午のワラ馬づくりピーク
伊那市東春近の木工芸家田中豊文さんが、2月3日の初午に向けた縁起物のワラ午づくりに追われています。
初午は五穀豊穣を祈る2月最初の牛の日で、神社などで祭りが盛大に行われる地域もあります。
田中さんは、足を悪くした高齢者などに贈ろうと16年前から毎年ワラ馬を作っています。
作業は正月から始まり、現在ピークを迎えています。
ワラ馬は、北信の初午祭りをヒントに田中さんがつくり方を考案したオリジナルのワラ細工です。
雄と雌のセットとなっていて、雄はりりしく、雌は草を食べているところを表現したということです。
飾りの紐は、田んぼをすずめから守るためのおどし用の紐を使い、赤い布で鞍を、毛糸で手綱を作ります。
1日に4体が限度という事で、今年は100体、50セットを完成させる予定です。 -
旧吉良町の住民伊那市を表敬訪問
吉良上野介の使用人で後に僧となった理鏡坊の縁で、旧吉良町、現在の西尾市の住民9人が17日、伊那市を表敬訪問しました。
伊那市役所を訪れたのは、旧吉良町の山本一義前町長ら9人です。
理鏡坊は、全国を行脚した後伊那市の仲仙寺や青島で晩年を過ごしたとされています。
西尾市では、去年11月、理鏡坊について語る集いを開いたところ、約400人が集まるなど、理鏡坊や吉良上野介に関心が高まっているということです。
語りを担当した田中ふみえさんは「平和を求めている今こそ、吉良上野介が表舞台に立つ時だと思う。悪党とされている吉良の本当の姿を、伊那市と共に広めていきたい」と話していました。
白鳥市長は「これからも繋がりを大切にして、様々な分野で交流を深めていきたい」と話していました。 -
伊那東保育園 園児が邦楽を楽しむ
伊那市の伊那東保育園で18日、琴や尺八などの演奏が行われ、園児が日本の伝統楽器の音色を楽しみました。
この日は、伊那東保育園の園児69人が演奏を聴きました。
演奏したのは、保育園の地元中央区に住む春日英二さんら3人です。
春日さんらは、子ども達に日本の伝統音楽に親しんでもらおうと市内の保育園や小学校で演奏会を開いています。
この日は、アニメの主題歌や童謡など8曲が披露され、知っている曲が演奏されると園児らは一緒に唄って楽しみました。
春日さんらは「和楽器は特別なものではなく身近なものだという事を感じてもらいたい」と話していました。 -
春高駅伝に東北の高校招待
伊那市は3月18日に開催予定の春の高校伊那駅伝に、招待校として、東北の高校4校を招きます。
伊那市によると、招待するのは、男子が岩手県の一関学院と福島県の学法石川、女子が、岩手県の盛岡女子と福島県の田村の4校です。
宮城県の仙台育英高校にも声をかけましたが、海外遠征と重なっているため、参加できないということです。
この出場枠は、東日本大震災の被災地である東北3県の高校を招待しようと、初めて設けられました。
東北3県では、駅伝の練習量や部員も減っていることなどを知り、活動を支えようと市が新たに設けました。
伊那市では、「去年は、震災直後ということもあり、駅伝を中止とした。出場できなかった高校生たちの思いや、震災を風化させないよう、復興1回目の大会を盛り上げたい」と話しています。
なお、伊那駅伝の招待校は、男子15校、女子12校で、過去最多となっています。 -
伊那市議会臨時会 学校耐震化など補正予算案可決
伊那市議会臨時会が18日に開かれ、小中学校の耐震化のための費用などを盛り込んだ補正予算案などが可決されました。
この日開かれた市議会臨時議会で、約15億8,700万円を追加する一般会計補正予算案が可決されました。
内訳は、小学校耐震整備事業に約2億9,400万円、中学校耐震整備事業に約7億2,300万円などとなっています。
今回の補正は国の第三次補正予算に伴い学校の耐震化を前倒しして行うもので、小学校では、伊那東小、手良小、新山小など10校、中学校では、東部中、長谷中の2校の耐震化を平成24年度中に完了させる予定です。
伊那市では、平成26年度末までに市内の小学校15校、中学校6校全ての耐震化を行う計画です。
また伊那市は、平成21年に高遠町地区で発生した水道凍結事故に伴う損害賠償金約200万円を盛り込んだ補正予算案を、この日の市議会臨時議会に提出し可決されました。
市の説明によりますと、平成21年に発生した水道凍結事故は、水道使用を中止する届出に基づいて市が水道を止める作業を行ったところ、栓が完全に閉められておらず水が凍結し、給湯器などの機械が損傷したものです。
この日の臨時議会で賠償金約200万円を盛り込んだ補正予算案が提出され可決されました。
伊那市では再発防止として、所有者の立会、閉栓後の確認を徹底するとしています。
なお、伊那市は、NECライティング伊那工場の補助金返還問題で、NECライティングに800万円の解決金支払い義務を認めた調停案の議案提出は見送りました。 -
新伊那消防署建設候補地公表
老朽化が進む伊那消防署の新たな建設候補地となる、伊那市内の4地域が明らかになりました。
これは、18日、伊那市役所と南箕輪村役場でそれぞれ開かれた議会全員協議会の中で報告されました。
選定された候補地は次の4地域です。
伊那市中央の上伊那農業高校定時制跡地。
伊那市下川手の美焉工業団地。
伊那市山寺に隣接する小四郎久保の伊那中央病院周辺。
伊那市荒井の富士塚グラウンド周辺の4地域です。
候補地については、去年6月から、伊那消防署新庁舎建設検討委員会で検討が進められてきました。
慎重に検討を進めたいとする委員会の意向などから、これまで候補地については、公表されていませんでした。
次回の委員会は2月に予定していて、委員11人が、利便性や立地性、経済性などの27項目で評価を行い、合計点が一番高い1カ所を選定します。
新庁舎建設候補地は、3月に伊那市と南箕輪村の理事者に報告される予定です。
新しい伊那消防署は、敷地面積およそ8千平方メートルで、平成27年度の完成を目指します。 -
富県小の児童が狩り体験
県の史跡に指定されている伊那市富県の御殿場遺跡で17日、富県小学校の児童が弓矢を使って狩り体験をしました。
狩り体験をしたのは富県小学校の4年生と6年生の児童です。
御殿場遺跡では縄文時代中期の竪穴住居などが発掘されていて現在、復元された竪穴住居の屋根のふき替え工事が行われています。
縄文時代について学んでもらおうと伊那市が開いた狩り体験では児童達が、段ボールにかかれた動物を目がけ弓で矢を放っていました。
児童は、竪穴住居を見学したり、創造館の学芸員から縄文時代生活について話を聞きました。
学芸員の・ス慎一さんは「竪穴住居は縄文時代の人達が定住生活をおくりはじめた頃からつくられたもの。土器や弓矢を発明し生活をしていた」と児童達に説明していました。 -
箕輪町地域公共交通会議
箕輪町地域公共交通会議の初会議が16日、箕輪町役場で開かれ、みのわタクシーが導入予定の福祉タクシーについて補助割合などを検討しました。
公共交通会議には、バスやタクシーなどの事業者や警察、利用者団体の代表者など12人が出席しました。
会議では、高齢者などの交通の利便性を高めようとみのわタクシーが導入を予定している福祉タクシー1台について、国や県、町、事業者負担の割合を検討しました。
今後、5月までを目処に次回会議を開き、補助の方向づけをし、申請の手続きに入るということです。 -
新春書画と干支「辰」作品展
今年の干支「辰」にちなんだ書画などの作品展が、伊那市西町の旧井澤家住宅で開かれています。
会場には、龍を描いた掛け軸や書、工芸品など85点と、絵手紙240枚が並んでいます。
干支にちなんだ作品展は今年で5回目です。
伊那市出身の小坂芝田などの作家の作品から、伊那部宿を考える会の会員の力作まで多彩な作品が並びました。
今年は、書家の池上信子さんが井上井月の句を凧に書いた作品も特別出品されています。
昨年に続き、絵手紙の指導をしている倉科照子さんに今年届いた絵手紙の年賀状240枚もあります。
伊那部宿を考える会では、展示を通してこの施設に親しんでもらい、交流の場になればうれしいと話しています。
今年の干支「辰」にちなんだ作品展は29日(日)まで、旧井澤家住宅で開かれています。 -
伊那青年会議所新春会員大会
伊那青年会議所の2012年度新春会員大会が14日、伊那市内で開かれ、新しい役員体制での活動がスタートしました。
大会には会員、来賓などおよそ70人が出席しました。
2012年度の第45代理事長に就任したのは、伊那ケーブルテレビジョン取締役総務部長の向山賢悟さんです。
向山理事長は、「郷土愛と仲間を大切にし、若き世代の力を結集してこの地域がもっとよくなるように頑張っていきたい」と決意を述べました。
大会では、今年度の取り組みが確認されました。
今年度の主な事業は、地域ブランドフレーズ「い縲怩セに」の浸透、経営品質を取り入れたまちづくり、ふれあいを大切にした青少年育成事業です。
経営品質を取り入れたまちづくりでは、今年8回目となる伊那経営フォーラムを、地域力アップを目指して開くということです。
伊那青年会議所は1月から12月が年度になっていて、役員任期は1年です。
会員は30人で、地域は箕輪町から宮田村までとなっています。 -
加藤さゆり副知事 箕輪町の農産物直売所にこりこ一帯を視察
長野県の加藤さゆり副知事は、箕輪町の農産物直売所にこりこ一帯を16日、視察しました。
農村生活マイスター協会上伊那支部が、女性の立場で社会参画している副知事に、協会の活動について知ってもらおうと、招いたものです。
農村生活マイスター協会は、農業に携わりながら、地域づくりや食育などについて取り組んでいる組織で、16日は上伊那支部58人の会員のうち46人が参加しました。
加藤副知事は、去年10月に完成した施設内の加工場で、機械や作業の流れの説明を受けた他、にこりこの商品を手にとって見ていました。
視察の後、加藤副知事が「農村女性に期待するもの」と題し、箕輪町地域交流センターで講演しました。
加藤副知事は「農産物の消費を高めていくには、加工技術を高め様々な商品として提供していくことが大切。長野県らしい農業をみんなで考えていきましょう」と話していました。 -
春が近づく「春近神社」で合格祈願
受験シーズンもいよいよ本番です。
伊那市の春富中学校の3年生は、「春が近づく」とのいわれから、春近神社で志望校の合格を祈願をしました。この合格祈願祭は、地元中学生の合格を祈願をしようと、神社の氏子らでつくる役員が初めて行いました。
17日は、春富中の3年生、およそ170人が神社を訪れました。生徒たちは本殿に入ると、お払いを受け、代表者が玉ぐしを奉納し、全員で合格を願いました。
地域では春近神社に参拝すると、その名称から、春が近づくといわれてます。
花畑樹彦宮司は「多くの人の支えられている事に感謝し、合格の便りが届くよう頑張って下さい」と話していました。
県立高校の入試は、前期選抜が2月8日、後期選抜が3月7日に実施される予定です。 -
真冬の怪談「怪談兄妹」
怖い話の読み聞かせをする「怪談兄妹」による、怪談の朗読が14日、伊那市の伊那図書館で行われました。
怪談話をしたのは、伊那市の赤羽哲也さんと妹の三和さんです。
妹の三和さんが怪談の本を読み、兄の哲也さんは黒子姿にキツネの面をつけ、楽器を使って効果音を出していました。
会場にはおよそ60人の親子連れが訪れ、話しに聞き入っていました。
怖い話が好きな2人はタレントで怪談の語りで有名な稲川淳二さんのライブに行ったこともあるということです。
怪談兄妹の三和さんは、18日の午後1時過ぎからSBCラジオでオリジナルの怪談話を披露する予定で、多くの人に聞いてもらいたいと話しています。 -
高遠消防署の唐澤宏吏さんが最優秀賞を受賞
伊那消防組合は、消防や防災に関する意見発表会を17日開き、高遠消防署の唐澤宏吏さんが最優秀賞を受賞しました。
唐澤さんは、2月に開かれる意見発表会の県大会に出場します。
意見発表会には、伊那消防組合の4つの消防署から7人が出場し、職務を通じて体験したことを基に消防や防災に関する意見を発表しました。
最優秀賞に選ばれた唐澤さんは、東日本大震災を受け子ども達に対する防災教育の重要性について話しました。
唐澤さんは、2月15日に中野市で開かれる消防職員意見発表会の県大会に出場します。 -
交通安全を祈願
伊那警察署管内で去年死亡事故が多発したことを受け、今年1年の交通安全を祈願するだるまの眼入れ式が 17日、伊那警察署で行われました。
これは、伊那市などが定めた毎月、17日の交通安全伊那の日に合わせ伊那警察署と伊那交通安全協会の共催で行われたものです。
伊那署員や交通安全協会の会員20人が交通安全と書かれたダルマに眼入れをしていきました。
伊那署管内では去年、前の年に比べて4人多い13人が事故で亡くなっていて、その多くが高齢者となっています。
この数字は、平成に入ってもっとも悪かった平成13年と同じ数となっています。
伊那署では今後、毎月17日の交通安全伊那の日に合わせシートベルトやチャイルドシートの徹底など取り締まりを強化していくということです。 -
伊那まつりテーマ「明日へ」
今年40回目を迎える伊那まつりのテーマが16日、伊那市役所で開かれた伊那まつり企画会議で「明日へ」に決まりました。
テーマは、今年40回の節目の年を迎える事から、伊那まつりを次へつなげていこうと「明日へ」に決まりました。
サブテーマは「心をひとつに明日へがんばろう日本」です。
また、企画会議では踊り方や「伊那節・勘太郎月夜唄」の在り方などについてグループに分かれて意見を出しました。
委員からは「伊那節をアップテンポにして踊り方をアレンジしてはどうか」などの意見が出されていました。 -
南箕輪村中部保インフルエンザで学級閉鎖
南箕輪村中部保育園の年少組が、インフルエンザで学級閉鎖となりました。
南箕輪村によると中部保育園の年少組で19人中4人が医療機関でインフルエンザと診断されました。
そのため、中部保育園では、年少組を17日から19日までの3日間を学級閉鎖としました。
南箕輪村では、手洗い・うがいなどで感染拡大の予防を呼びかけています。