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井月ボランティアガイド養成へ 初の講座
伊那谷で1,800余りの句を残した漂泊の俳人、井上井月を観光資源として活用しようと、ボランティアガイドの養成講座が24日、伊那図書館で開かれました。
講座には伊那市を中心におよそ40人が参加しました。
これは、観光客に井上井月の説明ができるガイドを育成しようと、井上井月顕彰会が初めて開いたものです。
講師は、井月顕彰会副会長の竹入弘元さんが務め、井月の句を紹介しながらエピソードや当時の時代背景を説明しました。
句の紹介では、句碑の場所が記された句碑マップを使いながら説明していました。
また、徘徊しながら句を詠んだ井月が、30年以上伊那谷に滞在した理由について竹入さんは「伊那谷には俳人が多くいたこと、農作物が豊富で住民の人柄が良かったこと」などをあげていました。
ある参加者は「ガイドをするときに井月のことは頭に入れておきたいと思い参加した。大変勉強になった」と話していました。
井上井月顕彰会の平沢春樹副会長は「花見が目的の人、食事が目的人など観光客は様々。井月という人物を目的に訪れる人に対処できるように人材を育成していきたい」と話していました。
講座は25日にも伊那図書館で開かれる予定で、時間は午後1時から午後4時、受講料は無料となっています。 -
農事組合法人南福地ファーム設立
農業の生産性の向上を図ろうと伊那市富県南福地の農家は農事組合法人南福地ファームを設立しました。
18日は、南福地公民館で設立総会が開かれ農家およそ50人が出席しました。
南福地ファームは、農作業の共同化などにより、生産性の向上を図るもので、106人の会員で構成されています。
代表理事に選任された牛山清人さんは、「法人設立により、農家の収入の安定化を図るとともに、耕作放棄地の解消に努めていきたい。」とあいさつしました。
南福地ファームでは来年度、米や麦をはじめ、白ねぎや、ブロッコリー、キャベツなどを生産する計画で、およそ3500万円の収入を見込んでいます。 -
伊那公園桜愛護会 さくら功労者表彰を受賞
伊那公園の桜の管理などをしている伊那公園桜愛護会は、平成24年度さくら功労者表彰を受賞しました。
さくら功労者表彰を受賞した愛護会の会員は24日、伊那公園の桜の見頃を前にぼんぼりの取り付け作業などを行いました。
さくら功労者表彰は、財団法人日本さくらの会が、桜の振興事業に功績があった個人・団体を表彰するものです。
伊那公園桜愛護会は、平成13年の3月に設立し、今年で12年目を迎えます。
公園内に300本以上ある桜の剪定や、植樹など、維持管理を行なっています。
今回、長年の功績が認められ表彰されました。
横森孝心会長は「11年間会員のみなさん、地域のみなさんに協力していただきそのおかげで受賞できたと思う」と話していました。
3月26日月曜日に東京で表彰式が行われ、会員が参加する予定です。
なお、4月2日にはぼんぼりの点灯式が行われる予定で、愛護会の会員によると、ヒガンザクラなど早咲きのものは10日頃から咲き始めるということです。 -
西光寺 延命地蔵尊の例祭
箕輪町沢の西光寺にある、町有形文化財の延命地蔵尊の例祭が、20日、春の彼岸に合わせて行われました。
西光寺の延命地蔵は、今から260年ほど前、高遠石工の向山重左衛門 が作ったものとされ、延命長寿、子孫繁栄、縁結びなどにご利益があると地域から信仰されています。
像が大きく気品がある、耳が大きく長いなど、重左衛門の石仏の中でも傑作とされ、2002年に町の有形文化財に指定されました。
文化財に指定されてから、毎年、彼岸に例祭を開いていて、今年で9年目です。
新井 ・ス総代会長は、「これからも区の安泰、延命長寿を祈願していきたい」としています。 -
いなっせ管理組合防災訓練
災害時に備え、伊那市のいなっせ管理組合は防災訓練を16日、行いました。
訓練には、いなっせ内の店舗や事業所などの関係者およそ40人が参加しました。
いなっせ管理組合では、万が一に備え、春と秋の年2回防災訓練を行っています。
16日は、地震体験や伊那消防署員による地震発生時の対処法などの講義が行われました。
このうち、いなっせ北側広場で行われた地震体験では、参加者が2人1組で震度7の揺れを体験しました。
いなっせ管理組合の松澤一男理事長は「震度7の地震がどのくらい揺れるのかを確認し、職場や家庭での防災に活かしてほしい」と話していました。 -
伊那市らしいのは「山岳景観」
伊那市民が、伊那市らしいと感じるのは南アルプスなどの山岳の景観、良好な景観を害しているのは耕作放棄された田園というアンケート調査の結果が出ました。
アンケート結果は、22日開かれた第3回伊那市景観懇談会で報告されました。
景観行政団体への移行を目指す伊那市が、去年11月に伊那市民3千人を対象に行った調査で、1251の回答を得ました。
伊那市らしいと感じる景観はとの問いには、複数回答で、南アルプスや中央アルプスなどの山岳の景観が84.7%で最も多く、続いて、山々や市街地・田園地帯を一望できるパノラマ景観が60.5%、高遠町などの歴史・文化を感じさせる景観が49.8%と続きます。
良好な景観を害しているものはとの問いでは、複数回答で、農地の放棄地などで田園の質が低下している場所があるが40.6%と最も多く、市街地などで空き家・空き店舗などを含め、周囲と調和がとれていない建物があるが22.1%と続きます。
景観のために必要なルールについては、複数回答で、緑化を促進し気持ちのよい景観へと誘導するが62.5%で、続いて、地域に不釣合いにならないよう建物などの高さや規模を制限するが38.6%となっています。
そのほか、自由記入欄では、まちづくりに若者の意見を取り入れて欲しいといった記述が多くみられたということです。
景観懇談会では、アンケート結果のほか、市内10か所で開いた地域別懇談会で出された地域の景観資源、景観阻害要素などを、景観計画案策定の参考にしたいとしています。 -
箕輪町人事異動 78人で中規模
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伊那西部保育園で巣立ち式
伊那市内の22の保育園で23日、一斉に卒園式が行われました。
このうち、来年度からの休園が決まっている伊那西部保育園では、巣立ちの式が行われ全ての園児が園舎に別れを告げました。
23日は、家族や地域の人が見守る中、年長園児11人と、年中園児6人が式にのぞみました。
伊那西部保育園の来年度の入園希望者数は、進級園児を含め12人で、認可保育園の最低基準となる30人を下回るとして来年度からの休園が決まっています。
式では、春日朝子園長が卒園児1人ひとりに保育証書を手渡すと、園児達は保護者にお礼を言っていました。
年中園児6人は、4月から竜西保育園と竜南保育園へ転園となるため、6人には巣立ち証書が手渡されました。
園児達は「最初は登れなかったドングリの木に登れるようになった」「人前で大きな声で話せるようになった」などと、歌に合わせて思い出を発表しました。
伊那市では今年度、594人の年長園児が保育園を卒園したということです。
なお、箕輪町と南箕輪村では、26日月曜日に全ての保育園で卒園式を予定しています。 -
長谷地域協議会 循環バス無料化などを建議
伊那市の長谷地域協議会は、アンケート結果に基づいて循環バスの80歳以上の無料化などを盛り込んだ建議書を23日白鳥孝市長に手渡しました。
西村篝会長らが市役所を訪れ白鳥市長に提案しました。
アンケートは、長谷地区に住む65歳以上の高齢者のみの208世帯を対象に実施し、181世帯、87%から回答を得ました。
内容は、買い物などの生活に関するもので、約3割の世帯が買い物に対し不便だと感じていること、4割が循環バスを使ったことがあることなどが浮き彫りになっています。
これを踏まえ長谷地域協議会では、家から出かけやすくする支援として、80歳以上の高齢者の循環バス運賃無料化、乗り降りのしやすい低ステップバスへの更新、バスを小型化した買い物バスの運行をあげています。
一方、買い物に出かけられない人への支援として、買い物を頼める支援員の設置、移動販売ビジネスの誘致をあげています。
長谷循環バスの平成23年度利用状況は、のべ1万6,438人、一便あたりの平均利用者数は3.54人となっています。
全人口に占める65歳以上の割合は、伊那市全体では、26%ですが、長谷地区では、36%と高齢化が進んでいます。 -
市みやげ品 新たに5品お墨付き
伊那市観光協会は、お茶や最中など新たに5品を登録みやげ品として23日認定しました。
認定されたのは、カク万伊藤園のさくら茶 「高遠さくら小町」のリーフタイプとティーバックタイプ、末広のしまうりの漬物「高遠漬」、赤羽菓子店の最中「三万三千石最中」、服部製麺所の「信州伊那の勘太郎そば2食入り」の4つの業者から申請のあった5品です。
23日市役所で審査委員会が審査し、決定しました。
伊那市観光協会の登録みやげ品は、これで62品目となりました。 -
上伊那書道協会の作品展
上伊那地域の書道愛好家などでつくる上伊那書道協会の作品展が23日から、伊那文化会館で開かれています。
会場には、楷書や行書、篆刻など様々なジャンルの作品104点が並んでいます。
大きさは、2メートルを超えるものや、30センチほどのものなど様々です。
会員によると、数年前までは漢詩を書き写したものが多かったということですが、最近は漢字と平仮名を織り交ぜた作品が増えているということです。
作品展は25日日曜日まで、伊那文化会館で開かれています。 -
信州大学農学部で卒業式
南箕輪村の信州大学農学部で23日、卒業式が行われました。
今年度農学部を卒業するのは、学部生184人、修了生65人の合わせて249人です。
式では、山沢清人学長が各学部の卒業生と修了生の代表者に卒業証書を手渡しました。
農学部の中村宗一郎学部長は「これまでに学んだ知識を知恵に変え、新領域にひるむことなく挑戦してほしい」と式辞を述べました。
卒業生と修了生を代表して食料生産科学専攻の檀上理沙さんは「周囲の人に対する感謝の念を常に持ち、さらなる飛躍に努めたい」と話しました。
式が終わると、後輩らが卒業生に花束を渡したり一緒に写真を撮るなどして、卒業を祝いました。
信州大学農学部では、今年度卒業する学部生184人のうち100人が就職を希望していて、2月末現在の内定率は91%となっています。
残りの84人は、大学院などに進学を予定しているということです。 -
南箕輪村人事異動 課長級昇格1人
南箕輪村は4月1日付の人事異動を22日、内示しました。
異動は32人の小規模で、課長級への昇格は1人です。
議会事務局長に総務課行政係長の堀正弘さん(51)が昇格します。
今回の異動は、子育て支援課の新設をはじめ係の名称変更などの機構改革に伴うものです。
異動総数は32人、課長級の異動は3人となっています。 -
白鳥市長「環状南線は市が主体」
伊那市の白鳥孝市長は、ナイスロードを西に伸ばす環状南線の整備について市が主体となって実施する必要があるとの考えを示しました。
これは、22日、市役所で開かれた定例記者会見の中で、伊那消防署の移転に伴う道路整備についての記者の質問に答えたものです。
老朽化にともなう伊那消防署の移転新築先は、12日に庁舎建設検討委員会が、富士塚グラウンド周辺を候補地とする答申を行っています。
白鳥市長は、移転先について、「答申通り、富士塚グラウンド周辺で意見はまとまると思う」との考えを示した上で、「環状北線については県に実施して欲しいとお願いしている。県には、国道153号の整備もお願いしているので、環状南線については、市が自力でやるしかないかと考えている」と答えました。
ただし、財政健全化プログラムを最優先にするとし、財政シミュレーションをしてみて、見通しが立てば合併特例債などを使いながら、事業をスタートさせたいとしています。 -
上伊那広域ごみ処理年間22億3千万円
上伊那広域の一般廃棄物処理に必要な経費は、年間約22億3千万円で、1トンあたり4万6千円程度かかっていることが報告されました。
これは、22日伊那市のいなっせで開かれた上伊那広域連合廃棄物政策審議会で報告されました。
審議会は、ごみの減量化・資源化について検討していて、その参考のため示されたものです。
それによると、回収から最終処分までの課程で、可燃ごみ・不燃ごみ・資源ごみをあわせた処理費用は、年間およそ22億3千万円です。
平均の処理単価は、1トンあたりおよそ4万6千円です。
種類別でみると、1トン当たりで、可燃ごみが3万6千円、不燃ごみが8万7千円、資源ごみが5万7千円です。
可燃ごみは、全体総量の66%を占め、処理経費では52%となっています。
そのうち、生ごみについては、業者に依頼し生ごみだけ別処理すると1トンあたり7万6千円から20万円ほどと経費が割高となることが分かりました。
生ごみの処理については、委員から、畜産農家と連携して、処理する案が示されていましたが、糞に生ごみを混ぜると、強烈な悪臭が発生するなどの問題もあり農家の負担も大きいため、実現は困難であるとの検討結果も報告されました。 -
消防広域化 伊那消防組合は協議会設置を決定
上伊那地域の消防広域化について、伊那消防組合議会は22日、広域化に向けた本格的な検討を行う協議会に進むことを決めました。
広域化については、伊那消防組合と伊南行政組合の本部機能を一本化し、1つの消防本部と指令センター、現在ある6つの消防署で業務を行うとする将来像が示されています。
22日は、広域化へ協議を進めることについて、各市町村議会の意見集約の結果が報告されました。
伊那市は「賛成」、辰野町は「やむを得ない」、箕輪町は「同意する」、南箕輪村は「賛成」でした。
これを受け、伊那消防組合としては、広域化に向け検討を行う協議会に進むことを決めました。
伊南行政組合の意見集約は28日に行われます。
伊南でも了承された場合は、7月頃に協議会を設置し、広域消防運営計画を策定します。
順調に進むと、平成27年度中に広域消防が発足する見通しです。 -
伊那まちシャッターにペイント
伊那市の中心市街地の情報拠点施設、タウンステーション伊那まちのシャッターに、22日からペインティングが行われています。
絵を描いているのは、伊那西高校の美術部の生徒たちで、午前中に下絵が完成し、午後には、ペンキで色を塗っていました。
タウンステーション伊那まちが、シャッターアートのデザイン画を伊那市近郊の高校美術部に呼びかけたところ、27点の作品が寄せられ、伊那西高校2年生の小田切 花香さんの作品に決定しました。
小田切さんは、音楽のまちをテーマに楽器や山並み、街並みなどを暖かい色で表現したということです。
タウンステーションいなまちでは、「シャッターで街を賑やかに楽しくと企画したが、参加した高校生と商店街の交流、買い物客の交流と、人々がつながるツールになれば嬉しい」と話していました。
ペイント作業は順調で当初は24日までの作業を予定していましたが、23日には完成しそうだということです。
シャッターアートの御披露目は、25日(日)を予定しています。 -
画業50年 竹内徹さん油絵展
伊那市高遠町在住の洋画家・竹内徹さんの画業50年を記念する油絵展が、坂下のはら美術で開かれています。
会場には、伊那谷をはじめ信州の四季折々の風景を中心に60点ほどが展示されています。
竹内さんは現在75歳。仕事をしながら絵を描いていましたが、37歳で仕事を辞め画業に専念してきました。
1972年に日展に初入選し、以降33回の入選を果たしていて、これは県下でもトップの実績だということです。
また、1974年からは一水会の会員として活動しているほか、県展の審査員を務めるなど、伊那谷の代表的な洋画家の一人です。
今回は、画業50周年を記念しての個展となります。
去年の日展に入選した作品「待春の道」をはじめ3年位の間に描いた近作を展示しています。
竹内徹さんの油絵展は27日(火)まで、伊那市のはら美術で開かれています。 -
白鳥市長 「瓦礫の受け入れ非常に厳しい」
伊那市の白鳥孝市長は、被災地のがれきの受け入れについて受け入れは非常に厳しいとの考えを示しました。
白鳥市長は、「上伊那広域の新しいごみ中間処理施設は、本来であれば既に稼動しているはずだが、実情はアセスメントの段階であり、美原のごみ処理施設を延命しながら処理しているのが現状。がれきを受け入れて、もしも、施設が壊れてしまうようなことがあればと思うと、受け入れには慎重にならざるを得ない。」との考えを示しました。 -
中病が救命救急センターに
長野県医療審議会が、22日県庁で開かれ、伊那市の伊那中央病院が、救命救急センターに指定されることが正式に決まりました。
救命救急センターには、これまで駒ヶ根市の昭和伊南総合病院が指定されていましたが、今回、伊那中央病院に正式に指定替えされることになりました。
指定替えは、長野県が進める上伊那医療圏地域医療再生計画に沿って進められてきました。
伊那中央病院の救命救急センター指定にともない救急病床10床を増設する施設整備については、平成24年度に工事に着手し、25年度に竣工する予定です。
伊那中央病院は、4月から救命救急センターに指定されます。 -
赤羽鉄工(株)の阿部さん溶接で知事賞
箕輪町松島にある赤羽鉄工(株)の阿部 道夫さんが、1月に開かれた県溶接技術コンクールの被覆アーク溶接の部で最優秀賞となる県知事賞を受賞しました。
阿部さんは、現在41歳。溶接を始めて14年ほどになります。
長野県溶接技術コンクールは、1月に伊那技術専門校で開かれました。
阿部さんが出場した被覆アーク溶接の部は、2枚の鉄板を溶かしながらつなぎ合わせるというものです。つなぎ合わせた鉄板を、放射線を使って検査したり、曲げたりして、その精度や完成度を審査します。
結果、阿部さんが県知事賞を受賞しました。
阿部さんは「受賞には驚いた。知事賞は名誉なことなので、仕事の励みになる」と話しています。
毎年参加しているという阿部さんは、3年前にも知事賞を受賞していて、今回が2回目です。
去年11月頃から仕事が終わった時間を使って練習を重ねてきたという阿部さん。10月には宮崎県で開かれる全国大会に出場します。
阿部さんが出場する全国溶接技術競技会は、10月6日、7日に、宮崎市で開かれます。 -
いな少年少女合唱団 海外で演奏会
上伊那地域の小学生から高校生でつくるいな少年少女合唱団は、創立25周年を記念して3月22日からフィンランドとハンガリーで演奏会を開きます。
19日は、現地を訪れるメンバー25人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に出発の挨拶をしました。
メンバーらは、演奏会で歌う曲の中から日本の歌とフィンランドの歌の2曲を披露しました。
いな少年少女合唱団は、1987年に発足し、現在小学生から高校生まで団員30人で活動しています。
海外での演奏会は創立25周年を記念するもので、ハンガリーでは4回目、フィンランドでは初めてです。
白鳥市長は「歌を通じて現地の人に日本の良さを伝えてきて下さい」と激励しました。
いな少年少女合唱団では、5月6日に帰国報告を兼ねた演奏会を伊那市のいなっせで開くということです。 -
新山の地蔵菩薩座像 遷座式
伊那市の有形文化財に指定されている新山の木造地蔵菩薩座像の遷座式が、20日、行われました。
遷座式には、下新山地区の住民30人ほどが集まりました。
木造地蔵菩薩座像は、鎌倉時代末か、南北朝時代のものとされていて、伊那市の有形文化財に指定されています。
地蔵が奉られていたお堂が、築50縲・0年を超え老朽化していたことから、今回、新たなお堂が建設されました。
地蔵はお堂が完成するまで、一旦、下新山公民館に仮置きしていましたが、今回、春の例祭に合わせて、神体をお堂に戻す遷座式が行われました。
住民は、熱心に読経を唱えていました。
下新山常会の竹村清三常会長は、「お堂も新しくなったので、次世代に伝えていきたい」と話していました。 -
国道153号伊那バイパス開通
国道153号伊那バイパスの伊那市福島地区ふるさと農道から竜東線までの700メートル区間が20日、開通しました。
20日は、長野県や関係市町村・地元地権者など150人が参加して、テープカットやくす玉わりをして、交通安全を祈願し、開通を祝いました。
東部中学校吹奏楽部が演奏を披露し、開通に花をそえました。
今回開通したのは、伊那市福島から竜東線までの700メートル区間で、暫定2車線です。
国道153号伊那バイパスは、箕輪町木下から伊那市青島までの全体延長7.6キロの計画で、平成22年度までに箕輪町木下から、新しい天龍橋を含む2.7キロが、部分供用されてきました。
関係する市町村でつくる伊那バイパス促進期成同盟会会長の白鳥孝伊那市長は、「全体が整備される事で更に効果が発揮されることと思う。上伊那からリニア中央新幹線へのアクセスとしても重要な道路。計画では4.2キロ残っているが、早期実現に期待する」と挨拶しました。
事業主体の伊那建設事務所は、開通により、伊那市の中心市街地とのアクセス性が向上し、上伊那広域のネットワークの形成が図られることが期待されるとしています。また国道153号伊那バイパスの残り4.2キロについても順次着手し、早期の全線開通を目指したいとしています。
その延長となる伊那市青島から駒ヶ根市までをつなぐ伊駒アルプスロードについては、計画ルーとが決定しておらず、現在検討が進められています。 -
伊那スキーリゾート 来場者20%増の見込み
伊那市西春近の伊那スキーリゾートは、今シーズンの来場者数は、昨シーズンに比べて20%の増を見込んでいます。
伊那スキーリゾートによりますと、去年12月18日のオープンから2月末までの74日間で来場者数は4万人に達し、昨シーズン全体の3万8千人を超えました。
このことから、今シーズンは昨シーズンに比べ来場者数20%増を見込んでいます。
伊那スキーリゾートでは「ファミリーや初心者向けのサービスが定着してきたこと、雪の量が安定していたことなどが増加につながったのではないか」と話しています。
伊那スキーリゾートの今シーズンの営業は、今週末の25日日曜日までとなっています。 -
むらづくり賞 南原地区まちづくり景観形成住民協定者会
南箕輪村の発展に貢献した団体などに贈られる、むづくり賞に、南原地区まちづくり景観形成住民協定者会が選ばれました。
21日は、役場でむらづくり賞の表彰式が行われました。
むらづくり賞を受賞した、南原地区まちづくり景観形成住民協定者会は、地域の景観保護を目的に平成13年に発足、およそ6年かけ、区内全戸と区外に住む地権者、合わせて503戸から同意を得て、平成19年に県知事から景観育成団体として認定を受けました。
協定者会では、建物や屋外広告物等への基準を設けた他、桜の植樹や花壇整備などを行っています。
伊藤恒男副会長は「今後も景観保護を通して、区民の絆を深め村の発展に貢献していきたい」と話しました。
唐木一直村長は「村では先進的な取り組み。活動を参考にしながら全村に広がるよう努力したい」と話していました。 -
特別養護老人ホームみさやま 竣工式
去年3月から伊那市西箕輪に建設が進められていたた特別養護老人ホームみさやまが完成し、21日、竣工式が行われました。
この日は、施設を運営する社会福祉法人上伊那福祉協会の関係者など、およそ100人が施設完成を祝いました。
新たな特別養護老人ホームの施設整備は、待機者の一部解消や長期化する介護者の負担を軽減しようと上伊那広域連合が中心となり進めてきました。
上伊那広域連合によりますと、上伊那地域の特別養護老人ホームの待機者は去年9月末現在916人ということです。
施設は、延べ床面積5900平方メートルの鉄骨地上2階、地下1階建てで総事業費はおよそ13億4000万円です。
ベッド数は130床で長期が120床、短期が10床です。
10人一組でグループを作り、食事や余暇を過ごす、ユニット型の介護を行います。
上伊那福祉協会会長の平澤豊満箕輪町長は、「利用者の皆さんが家庭的な雰囲気の中で安心して暮らしていただける施設にしていきたい」と挨拶しました。
みさやまは、4月1日に開所する予定で、利用者は既に定員に達していると言う事です。 -
伊那市人事異動内示 234人異動、中規模
伊那市は、4月1日付けの人事異動を、21日内示しました。
異動総数は234人で中規模、部長級への昇格は4人となっています。
伊那中央行政組合事務局長には、保健福祉部健康推進課長の伊藤徹さんが昇格します。 -
健康マージャン教室 1周年記念大会
「健康マージャン」教室の1周年記念大会が17日、伊那市のウエストスポーツパーク管理センターで開かれました。
・お金をかけない・たばこを吸わない・お酒を飲まないをモットーに、楽しみながら健康づくり、仲間づくりをしてもらおうと去年開講しました。
この日は、教室に通う30人が参加しました。
教室には女性も多く、中には90歳を超える人もいます。
92歳の伊藤操さんは、頭や指先の体操にと教室に参加しています。
伊藤さんは「」と話していました。
教室では随時参加者を募集していて、新年度は来月21日から毎週土曜日に開かれ、年会費は1万円となっています。 -
箕輪町セーフコミュニティ認証取得内示受ける
箕輪町が認証取得を目指す安全安心の街づくりのための、セーフコミュニティで町はこのほど、認証決定の内示を受けました。
平澤豊満町長は19日、認証内示について記者会見を開きました。
セーフコミュニティは、WHO世界保健機関が認証しているもので、事故や自殺は予防できるという考えのもと、安全安心な街づくりを進めるものです。
町は、平成21年12月から取得に向け取り組み始め、これまで推進協議会を設置し、職員や住民を対象にした研修会などを開いてきました。
今回の内示は、町が提出した申請書の内容と現地審査の結果を踏まえてのもので、正式決定は3月末ということです。
町では正式決定後、5月12日に認証式を行うということです。