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市民ネットワーク伊那が支援物資募集
災害ボランティア団体市民ネットワーク伊那では東日本大震災の被災地、宮城県石巻市などに送る支援物資として、肌着や洗濯石鹸などを募集しています。
市民ネットワーク伊那では復興支援プロジェク「やっぺし東北」と連携をとりながら年末年始に支援物資として防寒着を募集しました。
呼びかけにより16箱分が集まり、宮城県石巻市などに配られました。
支援物資は復旧復興に歩きだした地元商店に迷惑がかからないようにとの考えから、「やっぺし東北」の情報を元に「その時必要な物を必要な人に必要な分だけ」送ることとしています。
今回募集しているのは、肌着下着のほか、洗濯石鹸、柔軟剤です。
肌着下着は新品のみで、サイズは男女Mサイズ以上としています。
支援物資は28日土曜日、午後6時までに伊那市通り町のカフェあびえんとで受け付けています。 -
昔をあそぼう冬バージョン
昔の遊びを伝承していこうと、箕輪町公民館などが22日、昔の遊び体験イベントを町文化センターで開きました。
会場にはお手玉やあやとりなど10種類の遊びコーナーが設けられ、子どもたちが次々とコーナーを回って遊んでいました。
このイベントは、箕輪町の公民館、郷土博物館、図書館の3館が今年度取り組んでいる連携事業の一つです。
昔あそびは、夏に続いて2回目で、今回は冬バージョンとして開きました。
羽子板のコーナーでは、子どもたちが2人、あるいは4人で打ち合いをしていました。
失敗すると、墨で顔にバツ印を書く代わりに、黒色のテープを張っていました。
町では、「たくさんの遊びを体験してもらい、子どもたちに伝えていきたい」と話していました。 -
自主防災アドバイザーなど研修会
地域の自主防災組織を支援する自主防災アドバイザーや自主防災組織のリーダーらを対象にした県の研修会が22日、伊那市役所で開かれました。
研修会は県が毎年開いていて、21日と22日の2日間で県内2会場で開かれました。
中南信会場の伊那市役所にはおよそ160人が参加し、今年度、自主防災アドバイザーに追加委嘱される9人に委嘱状が渡されました。
研修では、参加者が災害時の避難所運営をゲームで模擬体験しました。
年齢や被災状況などが書かれたカードを避難者に見立て、体育館や学校の教室に割り振っていきました。
参加者は、「高齢者はトイレの近くがいいのでは」「家が全壊で帰る場所がないので体育館の奥がいい」などと話しながらゲームを進めていました。
県では、避難所運営の模擬体験を通して災害をイメージし、安心安全のための備えに役立ててほしいと話していました。 -
みはらしファームで「せいの神」
伊那市西箕輪羽広の農業公園みはらしファームで正月飾りを燃やして無病息災・五穀豊穣を願う「せいの神」が22日に行なわれました。
「せいの神」は、みはらしファームと羽広区合同で行なわれています。
みはらしファーム入り口の牧草地には、各家庭で飾った門松やしめ飾り、2012本の〆の子が積み上げられました。
中心の竹は、高さ15メートルで、関係者は、県内でも最大規模と話しています。
午後1時、ファーム関係者や区の役員、地元の小学生など7人が点火し、火は、煙とともに次第に大きくなっていきました。
30分ほどすると中心に飾られた竹が崩れ落ち、火はますます大きくなっていきました。
この「せいの神」。一般的には、どんど焼き、三九郎などと呼ばれ、小正月の1月15日近辺に各地域で行なわれています。
羽広では、15日に獅子舞の舞い合わせもあり、毎年この時期に行なわれています。
せいの神は、「歳の神」がなまったものとされていて、この地域ならではの呼び名となっています。
この日、西箕輪の上戸でも地区独自にどんど焼きが行なわれました。
上戸は、14日からでえもんじが行なわれていて、でえもんじをおろす20日以降に地区のPTAが中心となり行っています。
この日集められた正月飾りや去年のでえもんじで各戸が家に飾っていた巾着飾りなどが燃やされました。
せいの神・どんど焼きでは、燃え残ったおきでもちを食べます。
このもちを食べると一年間病気をしないという言い伝えがあります。 -
交通安全に役立てて
長野・岐阜・愛知に12の営業所を持つ東海西濃運輸株式会社の労働組合は、交通安全に役出ててもらおうと、伊那交通安全協会に28万円を寄付しました。
20日、東海西濃運輸労働組合の渡邉修執行委員長が、伊那交通安全協会の堀内四郎会長に現金28万円を手渡しました。
東海西濃運輸では、毎年10月にカンガルー運動と題して無事故運動を展開しています。
運動は、昭和42年からこれまで44年間続いていて、労使650人が一体となって取り組んでいます。
今回の寄付は、その運動期間中に集まった募金を伊那安協に贈ったものです。
伊那安協の堀内会長は、「交通安全運動に有効に使わせていただきたい」とのべ、感謝状を贈りました。
安協では、のぼり旗の製作や危険箇所の看板設置費用に充てる予定です。 -
公設民営方式を視野に検討
新しいごみ中間処理施設の処理方式や施設の規模について検討する「施設整備検討委員会」が21日、いなっせで開かれ、上伊那広域連合は事業方式について、公設民営方式を視野に検討を進めていきたい考えを示しました。
事業方式については、他の施設の実績から、公設公営、公設民営、民設民営などの方式について説明がありました。
その中で、公設民営方式は、自治体が建設し所有するため地元や住民から信頼を得やすい、長期的な運営業務を民間に委託することで競争原理が働き、コスト縮減を実現できることなどから、公設民営方式による施設建設、運営を視野に入れ、参入意欲の確認、経費削減効果などを調査したうえで決定していくとしています。
この日は安全対策や熱利用、残渣処理計画についても説明があり、今後検討していくことを確認しました。
なお、処理方式について委員会では、プラントメーカーに対して現在行なっているアンケート調査の回答をまとめ、3月頃を目処に方式を絞り込むことにしています。 -
シコクビエを味わう
17日のい縲怩ネ雑穀の日に合わせ伊那市の長谷中学校で17日、地元産のシコクビエを使ったパンなどの給食が出されました。
伊那市では、雑穀を食べてもらい、雑穀に興味を持ってもらおうと毎月17日をい縲怩ネ雑穀の日と制定しています。
長谷中学校の給食には、地元産のシコクビエを使った雑穀入りパンとグラタンが出されました。
17日は、い縲怩ネ雑穀ネットワークのメンバーも訪れ生徒たちと一緒に給食を味わっていました。
シコクビエは西アフリカ原産で栄養価が高くミネラルやビタミンを多く含んでいます。 -
「大寒」も最低気温0.6度
21日は二十四節気のひとつ「大寒」。1年で最も寒さが厳しくなる頃とされています。
伊那市長谷杉島の小松照子さんの家では、寒さを利用した保存食「凍り餅」づくりが行われています。
21日の伊那地域は、最低気温0.6度と暖かく4月上旬並の気候となりました。
この日は、小松さんが四角に切った餅を紙に包んで紐に結ぶ作業をしていました。
凍り餅は、水に浸した餅を凍らせ、さらに凍らせた餅を風にさらして乾燥させるものです。
この工程を踏むことで、カビが生えづらい保存用の餅になるということです。
小松さんはおよそ50年前から凍り餅づくりをしていて、この作業が小正月の恒例行事になっています。
小松さんは「毎年楽しみなイベント。年を重ねるに連れて大変になってきたが、今年も無事に作業をすることができて良かった」と話していました。
この日準備した餅は、来週冷え込みが厳しくなったころに外に出して乾燥させ始めるということで、餅は3月頃まで乾燥させるということです。 -
高遠高校芸術コース卒業制作展
伊那市高遠町の高遠高校芸術コースの3年生による卒業制作展が、信州高遠美術館で開かれています。
会場には、美術専攻と書道専攻の3年生20人の作品およそ40点が展示されています。
卒業制作展は、芸術コースの3年間の集大成として開かれています。
書道専攻の生徒は、掛け軸や額に入れた作品などを出品しました。
美術専攻は、油絵や水彩などの絵画、デッサン、切り絵やイラストを組み合わせた作品などを展示しました。
高校の庭で集めた枝や石を使って森の中の家を作ったという作品もあります。
高遠高校芸術コース卒業制作展は2月2日まで、信州高遠美術館で開かれています。
美術館では22日、音楽専攻の生徒による卒業演奏会が午後1時から開かれる予定です。 -
中ア山麓部にシカ入り込みの可能性
中央アルプスに分布するニホンジカが、飯島町の中田切川や与田切川の森林帯を移動して山麓部まで入り込んでいるとみられる調査結果が21日、報告されました。
これは、上伊那教育会郷土研究部が開いた研究発表会で、飯島小学校の吉田保晴教諭が報告したものです。
吉田教諭は、中央アルプス一帯で絶滅したと言われるほど激減したニホンジカが増えていることから、中田切川など河川沿いに発達する森林帯に生息しているかどうかを調査しました。
一昨年の9月から去年の10月までセンサーカメラを森林帯のけもの道に設置し、1週間で0.4頭を撮影しました。
吉田教諭は、「今回の調査で中田切川や与田切川沿いの森林帯にニホンジカが生息していることがはっきりした。
森林帯を移動し、中央アルプス山麓部まで入りこんでいると思われる」と説明し、継続調査をしていきたいと話していました。 -
中学生ロボットコンテスト南信大会
中学生が自作のロボットで技術を競う長野県中学生ロボットコンテスト南信大会が21日、伊那市のいなっせで開かれました。
この大会は県内の中学校に参加を呼び掛けていて、8回目の今年は上伊那から5校、北信から3校の計8校から41チーム58人が出場しました。
競技は、ボールを高さの異なる筒に乗せて得点を競う「N竏池obo部門」と、拾った紙クズの数を競う「授業内部門」の2種目です。
中学生は、それぞれ自慢のロボットを操作して競技に臨んでいました。
大会の結果、N竏池obo部門では、西箕輪中学校の「青空クラブ」が優勝し、最高賞のロボット大賞を受賞しました。
「授業内部門」の優勝は同じく西箕輪中学校の「西箕輪E」でした。 -
上伊那岳風会箕輪支部 初吟会
詩吟の愛好者でつくる上伊那岳風会箕輪支部の初吟会が21日開かれ、会員が日頃の練習の成果を披露しました。
この日は町内の飲食店で初吟会が開かれ、最初に吟じ初めとして全員で吟じました。
上伊那岳風会では、伊那、駒ヶ根、箕輪の3支部がそれぞれ初吟会を開催していて、この日は箕輪支部の会員およそ100人が参加して開かれました。
初吟会では、普段開かれる詩吟の大会と違い自由に選曲することができ、普段は複数で吟じる合吟に参加している人も、一人で吟じる独吟に挑戦していました。
上伊那岳風会の堀内岳茂会長は「1年の始めなので思いきり吟じて、今年も元気に詩吟を楽しんでもらいたい」と話していました。 -
松島分館巻き寿司作り教室
箕輪町公民館松島分館は、節分に向けて巻き寿司作り教室を22日開きました。
巻き寿司作りは今年3年目で、22日は地区住民12人が参加しました。
箕輪お花ずしの会のメンバーが、小鬼の顔の花巻寿司や節分に食べる恵方巻きの作り方を指導しました。
小鬼の花巻寿司は、目や鼻、角など顔のパーツをご飯や卵焼きなどで作り、すし飯をのせた海苔で巻いて作ります。
できあがると、参加者はさっそく切って、仕上がりを確認していました。
松島分館では、作り方を覚えて、節分には自宅でぜひ巻き寿司を作ってほしいと話していました。 -
伊那北保育園で餅つき
伊那市の伊那北保育園で20日、地域の人を招いて餅つき大会が開かれました。
餅つき大会には、園児と保育園の近くに住む住民合わせて110人が参加しました。
20日は、用意した餅米15キロを、園児らが10回ずつ交代でついていました。
伊那北保育園の高橋美智子園長は「子ども達も毎年楽しみにしている。今後も地域との関わりを大切にしていきたい」と話していました。 -
南箕輪中学校 森林環境教育推進部門の最高賞にあたる県知事賞を受賞
南箕輪村の南箕輪中学校は、森林づくりに貢献した個人や団体に贈られる、長野県のふるさと森林づくり賞を受賞しました。
南箕輪中学校の柴俊春校長が16日役場を訪れ、唐木一直村長に受賞を報告しました。
ふるさと森林づくり賞では、4部門で合計14の個人や団体が表彰され、南箕輪中は森林環境教育推進部門の最高賞にあたる県知事賞を受賞しました。
南箕輪中は、大芝高原にある村有林の一部区域を学校林として、植樹や下草刈り、枝打ち作業など、昭和22年の開校以来毎年取り組んでいて、今回その取り組みが認められました。
唐木村長は「子ども達に作業を通じて森林づくりに興味を持ってもらえるよう、今後も継続して取り組んでもらいたい」と話していました。 -
上伊那地域で今年初めてまとまった雪
20日の上伊那地域は、南海上の低気圧の影響で、この冬初めてのまとまった雪となり、朝から雪かきに追われる姿が目立ちました。
伊那市荒井にある伊那消防署の観測によると、午前10時に最大5センチの積雪を観測したということです。
伊那市内では、水分を多く含んだ雪が降る中、住民らが雪かきに追われていました。
この雪で、JR飯田線では午前6時20分辰野発天竜峡行きの列車1本が、雪の影響で電源が作動せず運転を見合わせました。
高速道路や高速バスの運行などに大きな乱れはありませんでした。
伊那市西部地区にある西箕輪保育園でも、保護者が駐車場の雪かきをしていました。
早朝にも、保育所職員らも含む大勢でかいたということですが、山沿いは降雪量が多く、昼近くにも雪かきをする姿が見られました。
長野地方気象台によると、20日夜から21日の夕方にかけて天気は回復しますが、20日の夜から雪や雨が降りやすくなるということです。 -
JA上伊那 米貯蔵施設再編へ
JA上伊那の宮下勝義組合長は、管内12箇所、14基ある米の貯蔵施設を再編するとともに拠点施設の整備を進め、上伊那全体での広域利用体制に移行する考えを20日開かれた農業振興大会で明らかにしました。
米を貯蔵するカントリーエレベーター・ライスセンターは、辰野町から中川村までに12箇所、14基が設置されています。
しかし、ほとんどの施設が建設後30年を経過して老朽化が進み、品質保持に必要な維持費用がふくらむ一方で転作増加などにより稼働率も低下しています。
そこでJAでは、南箕輪ライスセンター、美篶カントリーエレベーター、飯島ライスセンターの機能を充実させ、基幹的な施設整備を進めるとともに、他の施設は、受け入れはやめて中継基地としての役割のみを持たせるなど機能分担を明確化させて再編する方針です。
再編に関する事業費は、17億円を見込んでいて、国庫補助の対象となる10億のうち、JA上伊那が自己負担するのは、6億円から7億円と見込んでいます。
宮下組合長は、「米の貯蔵施設は、なくてはならない施設だが、適正に管理運営していかないとリスクも大きい。全国的にもモデルとなるケースで、平成24年度に取り組みたい」とあいさつしました。 -
たかずや福祉会 財政支援などを求める要望書を提出
児童養護施設たかずやの里を運営する社会福祉法人「たかずや福祉会」は、財政支援などを求める要望書を20日、上伊那広域連合の白鳥孝連合長らに手渡しました。
20日は、たかずや福祉会の埋橋良和理事長が、視察に訪れた上伊那の8市町村長に要望書を手渡しました。
要望は、上伊那広域連合や各市町村に、財政支援や施設整備などを求めるものです。
上伊那広域連合では、法人側から要望があれば支援をしていく方針を確認しています。
たかずやの里は、昭和27年に虚弱児施設高烏山保養所として開所し、現在は、上伊那唯一の児童養護施設となっています。
施設には、高校生を中心に3歳から19歳までの34人が生活しています。
上伊那広域連合では、「移転を含め建て替えなどの具体的な支援について考えていく」としています。 -
上戸で「でえもんじ」おろす
伊那市西箕輪上戸で、20日朝でえもんじが下ろされました。
地区の住民たちは、柱に飾られていた巾着袋を先を争うように自宅に持ち帰っていました。
20日の午前5時。雪が降る中でのでえもんじ下ろしとなりました。
でえもんじ柱は、14日に上戸集落のほぼ中心にある三ツ辻に建てられました。
小正月に今年1年の無事を祈って行なわれるでえもんじは、鎌倉時代末期に始まったとされていますが、正確な記録はありません。
上伊那では、辰野町と箕輪町で数箇所行なわれていて、伊那市では、上戸のみです。
太鼓の音で区民が集まり始めます。
午前5時半、1週間辻に建てられていたでえもんじ柱が倒されていきます。
柱が寝かされ飾りが外されると区民は競うように自分の気に入ったものを選びます。
飾りは、自宅に持ち帰り、巾着袋は神棚へ、花は玄関先に飾ります。
去年の古い飾りは、22日のどんど焼きで燃やすということです。 -
中尾歌舞伎保存会 初めてのオリジナル演目
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、およそ250年前に中尾歌舞伎が始まって以来、初めてとなるオリジナルの演目、「36災歌舞伎」を、4月の春季定期公演で披露します。
20日は、保存会のメンバー8人が伊那市長谷の中尾座に集まり台本の読み合わせをしました。
春季公演で上演するのは、昭和36年に伊那谷を中心に甚大な被害を出した梅雨前線豪雨36災害を題材にした演目です。
36災歌舞伎は、災害を後世に伝えようと国土交通省天竜川上流河川事務所の草野慎一前所長が原作を作成し、国立劇場の顧問を務める織田紘二さんに監修を依頼したオリジナルの演目です。
幕末の農村を舞台に、大雨により発生した土石流で妹を亡くした兄忠勝が、10年後、同じ様な土石流から、家族や村を守るという話です。
演目では、土石流を大蛇にたとえ神楽の舞で表現することになっていて、忠勝と大蛇との立ち回りなどが見どころです。
保存会では、3月18日に関係者を対象にしたプレ公演を、4月29日に春季定期公演を行うということです。 -
高遠高校芸術コース卒業制作展
伊那市高遠町の高遠高校芸術コースの3年生による卒業制作展が、信州高遠美術館で開かれています。
会場には、美術専攻と書道専攻の3年生20人の作品およそ40点が展示されています。
卒業制作展は、芸術コースが行う第11回芸術フェスティバルの中の一つで、3年間の集大成として行われています。
書道専攻の生徒は、掛け軸や額に入れた作品などを出品しました。
美術専攻は、油絵や水彩などの絵画、デッサン、切り絵やイラストを組み合わせた作品などを展示しました。
高校の庭で集めた枝や石を使って森の中の家を作ったという作品もあります。
高遠高校芸術コース卒業制作展は2月2日まで、信州高遠美術館で開かれています。
美術館では22日、芸術フェスティバルのもう一つのイベント、音楽専攻の生徒による演奏会が午後1時から開かれる予定です。 -
上伊那書道会役員 新春書道展
上伊那書道会役員の新春書道展が、伊那市のいなっせで開かれています。
会場には、上伊那書道協会の役員24人の作品35点ほどが展示されています。
役員は、それぞれの団体で指導者を務めていて、作品展でも様々な流派の代表的な作品を見ることができます。
この上伊那書道協会役員展は、22日まで伊那市のいなっせで開かれています。 -
悪魔払い 引持の獅子舞
伊那市高遠町の引持地区で、獅子とひょっとこが舞う悪魔払いの獅子舞が15日夜行われました。
引持生活改善センターには、地区住民およそ50人が集まり、伝統の獅子舞を見物しました。
獅子舞は、無病息災、五穀豊穣、家内安全を願い、悪魔払いとして行われます。
引持獅子舞保存会のメンバーが舞を披露しました。
体についたノミを食べる仕草があるなどユニークな構成になっています。
かつては徹夜で酒を酌み交わし日の出を待つ、お日待ち行事の中で行われてきたということです。
1月17日に行われていましたが、現在は17日に近い日曜日となっています。
引持獅子舞保存会の伊藤裕偉会長は、「獅子舞を見て、1年間安全に過ごしてほしい」と話していました。 -
小河内神社お筒粥占い 世の中は6分8厘
箕輪町南小河内の小河内神社で、祈年祭の神事、お筒粥占いが15日行われ、占いの結果、今年の世の中は「六分八厘」で去年を2厘上回りました。
朝7時すぎ、2時間ほどかけて炊き上げた大鍋のお粥の中から、お筒が取りだされました。
お筒粥占いは、百年以上続く伝統行事で、毎年小正月の1月15日に行われます。
筒は21本の葦を束ねたもので、筒に入った粥の量で今年1年の世の中や農作物の出来を占います。
占いの結果、世の中は去年より二厘良い六分八厘でした。
農作物は、リンゴ、梨など3品目が極上、ゴボウとナスが上々、晩生の水稲が上などとなりました。 -
長野県溶接技術コンクール
第51回長野県溶接技術コンクールが、南箕輪村の伊那技術専門校で19日開かれました。
コンクールは、溶接技術向上の意欲を高めようと開かれているもので、県内で溶接作業に従事している40人が参加しました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、伊那市の中村鉄工所と箕輪町の赤羽鉄工株式会社から4人が出場しています。
競技は、手作業で行う部門と機械を使う部門の2部門あります。
課題はいずれも鉄の板2枚を溶接して1枚の板にするもので、制限時間55分の中で、厚さの異なる2種類の板で行われます。
審査結果の発表は3月後半、表彰は4月末に行われる予定です。
各部門の最優秀賞受賞者は、今年10月に宮崎県で開かれる全国溶接技術競技会に長野県代表として出場することになります。 -
上農生が食文化学習でそば打ち
上伊那農業高校の生産環境科の2年生が19日、地産地消と伊那谷の食文化について学びました。
生徒38人は、授業で栽培したソバと小麦を使い、そば打ちに挑戦しました。
この学習は、地産地消型の農産物流通と食文化を学ぼうと、生産環境科の2、3年生を対象に毎年開かれているものです。
伊那市の産直市場グリーンファーム会長で、伊那市そば打ち名人の会会長の小林史麿さんを講師に招きました。
生徒は、小林さんの指導を受け、そばを打っていました。
同日は、農産物直売所における食文化についての講義も行われました。
小林さんは、農産物直売所は流通経費がカットされること、農家の手取りを増やす役割を果たしていること、消費者が新鮮な農産物を安く購入できることなど、利点を挙げました。
直売所での農産物販売は高齢者の生きがい対策にもなるとして、「各地に直売所を作り、高齢者が働き続けて人生を全うする社会を作りたい」と話していました。 -
卒業生に贈る「愛の鈴」づくり
南箕輪村の中学3年生に贈るストラップ「愛の鈴」作りが、19日、村社会福祉協議会ボランティアセンターで行われました。
19日は、愛の鈴を作るために集まったボランティア20人が作業を行いました。
愛の鈴は毎年、卒業を迎える南箕輪村内の中学3年生全員に贈られていて、25年以上続いています。
19日が作業の3回目で、糸を編んだものに鈴をつけ、木の玉に顔を書いて完成させていました。
今年は、南箕輪中学校と伊那養護学校の中学部の卒業生を対象に200個用意されます。
愛の鈴は、卒業式を前に、生徒に渡される予定です。 -
若手農業者が意見交換
上伊那の若手農業者が集う2012アグリフォーラムinKAMIINAが、19日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
19日は、農業者や信州大学農学部の学生、上伊那農業高校の生徒など、70人ほどが参加しました。
フォーラム実行委員長を務める箕輪町農業者クラブ会長の柴 吉洋さんは「農業を取り巻く情勢は厳しさばかり目立ち不安を感じるが、みんなで克服し、協力して、前向きに進んでいきたい」と挨拶しました。
このフォーラムは、これまで「上伊那農業若人のつどい」と題して開かれていましたが、今年から名称を変えました。
前半は、これまでと同じく、栽培技術や経営に係る取り組みの発表、これからの夢や提案を語る意見発表が行われました。
後半は今回初めて、参加者全員による自己紹介や意見交換が行われました。
参加者は、「毎日一杯の牛乳を飲んで欲しい」などとPRしていました。
実行委員会では、フォーラムを通して、農業者や地域のつながりを作っていきたいとしています。 -
田中豊文さん初午のワラ馬づくりピーク
伊那市東春近の木工芸家田中豊文さんが、2月3日の初午に向けた縁起物のワラ午づくりに追われています。
初午は五穀豊穣を祈る2月最初の牛の日で、神社などで祭りが盛大に行われる地域もあります。
田中さんは、足を悪くした高齢者などに贈ろうと16年前から毎年ワラ馬を作っています。
作業は正月から始まり、現在ピークを迎えています。
ワラ馬は、北信の初午祭りをヒントに田中さんがつくり方を考案したオリジナルのワラ細工です。
雄と雌のセットとなっていて、雄はりりしく、雌は草を食べているところを表現したということです。
飾りの紐は、田んぼをすずめから守るためのおどし用の紐を使い、赤い布で鞍を、毛糸で手綱を作ります。
1日に4体が限度という事で、今年は100体、50セットを完成させる予定です。 -
旧吉良町の住民伊那市を表敬訪問
吉良上野介の使用人で後に僧となった理鏡坊の縁で、旧吉良町、現在の西尾市の住民9人が17日、伊那市を表敬訪問しました。
伊那市役所を訪れたのは、旧吉良町の山本一義前町長ら9人です。
理鏡坊は、全国を行脚した後伊那市の仲仙寺や青島で晩年を過ごしたとされています。
西尾市では、去年11月、理鏡坊について語る集いを開いたところ、約400人が集まるなど、理鏡坊や吉良上野介に関心が高まっているということです。
語りを担当した田中ふみえさんは「平和を求めている今こそ、吉良上野介が表舞台に立つ時だと思う。悪党とされている吉良の本当の姿を、伊那市と共に広めていきたい」と話していました。
白鳥市長は「これからも繋がりを大切にして、様々な分野で交流を深めていきたい」と話していました。