-
ヤングドライバーコンクール表彰
若手社員の交通安全意識を高めるヤングドライバークラブ交通事故防止コンクールの表彰状の伝達式が26日、伊那警察署で行われました。
県内から314クラブが参加し、最優秀クラブに南箕輪村の信英蓄電器箔が選ばれました。
信英蓄電器箔では、交通事故の情報を掲示して注意を呼び掛けたり、出勤時間にシートベルトの着用チェックをして交通安全意識の高揚を図っているということです。
メッセージの部では、同じく信英蓄電器箔の宮下明子さんが最優秀賞を受賞しました。
このほか、優秀クラブに南箕輪村の大明化学工業、メッセージの部佳作に信英蓄電器箔、ポスターの部の優秀賞と佳作に大明化学工業が選ばれています。
コンクールは去年の5月から8月までの期間に行われ、交通事故防止に向けた社内と地域での活動が評価されました。 -
特産化に向け「プチヴェール」をPR
伊那市富県の農林産物直売所たかずやで28日、地元で特産化を目指す野菜「プチヴェール」が振る舞われ、訪れた人たちにPRしました。
この日は直売所たかずやでプチベヴェールまつりが開かれ、今が旬のプチベールを使った料理が振舞われました。
プチヴェールは、芽キャベツとケールをかけ合わせて作られた冬野菜で、栄養価が高く甘みがあるのが特徴です。
直売所たかずやの生産者グループは、富県の雨や雪が少なく寒い気候にプチヴェールの栽培が適しているとして、5年ほど前から特産化を目指して生産を始めました。
今年は天候の影響でサイズは小さいものの、味は申し分ないということです。
代表の埋橋一さんは「なかなか思うように栽培できないが、試行錯誤しながら特産化を目指して頑張っていきたい」と話していました。
プチヴェールは4月頃まで収穫作業が行われ、1袋180円で直売所たかずやや産直市場グリーンファームなどで販売されています。 -
伊那市女性団体のつどい
伊那市内の女性団体が一堂に集まる「伊那市女性団体のつどい」が28日、伊那市役所で開かれました。
この日は伊那市内の女性団体11団体からおよそ100人が集まりました。
つどいは、団体同士の交流を深めようと毎年開かれています。
運営は協議会で行なっていて、企画や進行も全て協議会のメンバーが考えています。
アトラクションの大型絵本の朗読では、各団体の役員が1人ずつ参加して「モチモチの木」を朗読しました。
伊那市女性団体連絡協議会の福沢初子会長は「女性団体の人数は年々少なくなってきているが、交流を深め、みなさんのパワーを地域にアピールしていきましょう」と参加者に呼びかけていました。 -
伊那地域最低気温ー9.7度
30日の伊那地域は最低気温マイナス9.7度となり、この冬一番の寒さを記録しました。
標高およそ800メートルにある箕輪町長岡の十二天渓谷妙見乃滝も寒さで氷ついていました。
滝の高さは20メートルほどありますが、水の流れはわずかとなっています。
30日の伊那地域は放射冷却により気温が下がり午前7時46分にマイナス9.7度を記録。
平年より2.3度低く、この冬一番の寒さとなりました。
長野地方気象台では31日も強い寒気が流れこむため、朝方はマイナス5度まで下がると予想しています。 -
大徳王寺城址の案内看板設置
南北朝時代の大戦乱「大徳王寺城の戦い」があったといわれている伊那市長谷溝口に、その言い伝えを記した案内看板が設置されました。
看板は伊那市長谷溝口にある常福寺の裏山に設置され29日序幕式が行われました。
看板を設置したのは、溝口の歴史や自然などについて学んでいる、溝口郷づくりの会で、伊那市元気づくり支援金事業を活用してつくられました。
伊那市文化財審議委員で長谷村誌歴史編編纂委員の久保村覚人さんが、地域に残る古文書をもとに調べた南北朝時代の大徳王寺城の戦いについての説明書きがあります。
それによりますと、西暦1300年代の南北朝時代、溝口に大徳王寺城という城があり、その城を中心に戦乱があったということです。
溝口郷づくりの会では、地域の歴史を広く知ってもらうことで、活性化につなげたいと話します。
溝口郷づくりの会では地域の歴史や自然について学ぶ学習会を開きボランティアガイドを養成する計画で、溝口のPRに努めていくということです。 -
失くした現金2,800万円
伊那警察署は去年1年間の落し物などのまとめを30
日発表しました。
失くした現金の総額はおよそ2,800万円で一昨年より400万円以上増えています。
まとめによりますと、去年1年間の遺失物の届け出は、およそ2,600件で現金の総額は、2,800万円、物品は8,000点となっています。
現金は一昨年より400万円以上増えていて1件の最高金額は100万円、落とした人に返還された金額はoおよそ500万円となっています。
落し物で最も多かったのは、証明書・カード類でおよそ5,000点。
続いて財布、携帯電話となっています。
他に10キロ入りの米3袋がありましたが、落とし主が現れ、返されたということです。
失くした現金の総額が増えていることから、伊那署では「しっかり管理してほしい。」と話しています。 -
インフルエンザで学級閉鎖
南箕輪村の南箕輪中学校2年3組と西部保育園年長のたんぽぽ組がインフルエンザのため学級閉鎖となりました。
南箕輪中学校2年3組では生徒8人がインフルエンザを発症したため30日午後から2月3日まで学級閉鎖に。
西部保育園たんぽぽ組は、31日から2月3日まで学級閉鎖にするということです。
伊那保健所ではインフルエンザをうつさないために咳、くしゃみをするときは、ティッシュなどで口と鼻をおさえる。
咳をしているときはマスクを着用するなど咳エチケットに心がけるよう呼びかけています。 -
アルプスいーなちゃんソフトボールクラブが
心肺蘇生法学ぶ女子児童のソフトボールチーム、アルプスいーなちゃんソフトボールクラブは万一に備え29日、心肺蘇生法などを学びました。
伊那公園内にある屋内運動場で救急救命講習会が開かれ、クラブのメンバーやコーチ、保護者などおよそ30人が心肺蘇生法などについて学びました。
指導にあたったのは、伊那消防署の救急救命士3人で、人が倒れたときの対応の仕方などについて話をしました。
心肺蘇生では速さや強さなど人形を使って学んでいました。
屋内運動場には練習中など人が倒れたときなどに備えAEDが設置されています。
クラブ代表の伊藤易明さんは、「いざというとき怖がらず対処できるようになってもらいたい。」と話していました。
アルプスいーなちゃんソフトボールクラブではメンバーを募集していて「子どもたちの安全面も考えながらソフトボールに取り組んでいる。安心して参加してほしい。」と話しています。 -
伊那市地球温暖化対策実行計画策定委員会
伊那市地球温暖化対策実行計画策定委員会が31日、伊那市役所で開かれ、二酸化炭素排出量6%削減を目標とすることなどを盛り込んだ実行計画の素案を確認しました。
委員会には、有識者や事業所の代表者など14人が出席しました。
市内から排出される二酸化炭素の削減などを目的に、去年9月から具体的な目標や取り組みを検討しています。
実行計画は、来年度からの7年間を期間としていて、素案には市や事業所、家庭などから排出される温室効果ガスを、1990年度比で6%削減することや、それに向けた取り組みなどを定めました。
委員会では、この素案を2月下旬に開かれる市環境審議会に諮り、今年度中の策定を目指すということです。 -
伊那スキーリゾートにアルプホルンの音色
駒ヶ根の吹奏楽団、アルプホルン駒ヶ根による演奏が29日、伊那市の伊那スキーリゾートで行われました。
アルプホルンの演奏は、スキー場を身近に感じてもらおうと、伊那スキーリゾートが企画したものです。
アルプホルン駒ヶ根のメンバーがスイスの民族音楽など6曲を披露しました。
晴れ間が広がった白銀のスキー場には、アルプホルンの音色が響き渡っていました。 -
伊那市消費者の会 2月に公開リフォーム講座
伊那市消費者の会は、使わなくなった洋服などを利用して、冬の防寒着「ねこ」をつくる、公開リフォーム講座を2月に開きます。
「ねこ」は、木曽地域に伝わる冬の防寒着で、そでがないため家事をするのにも便利だという事です。
この日は、伊那市内で予定している公開講座で講師を務める消費者の会のメンバー10人が集まり、事前講習を行いました。
メンバーは自宅から使わなくなったコートやひざかけを持ち寄り、型紙に合わせて裁断してミシンで縫い合わせていました。
伊那市消費者の会では、家で眠っている洋服をごみにしないで再利用して欲しいと話しています。
公開リフォーム講座は2月21日、25日、26日の午前9時30分から伊那市の女性プラザ伊那で開かれます。 -
地域医療を考えるシンポジウム
地域医療について考えるシンポジウムが29日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、城西大学の伊関友伸教授は、「地域医療再生のカギは医師が働きたい地域づくりをする事」とアドバイスしました。
シンポジウムは、地域医療を取り巻く様々な問題の背景や実態をしり、それぞれの立場で何が出来るのか考えていこうと、県と上伊那地域包括医療協議会が開きました。
医療の現場では、医師の過重労働や医師不足など様々な問題を抱えています。
このうち、基調講演で、城西大学の伊関教授は「地域医療再生のための処方箋」と題し話をしました。
伊関さんは、「これから日本は、高齢化により、どこの地域でも、医師や看護師などの人材や、病院の病床数など医療資源の不足が予測される」と前置きし、「どのようにして、医師が勤務したい地域にしていくかが課題」と話しました。
伊関さんは「病院は、医師が高度な技術を学べ自己成長でき、専門医の資格を取れる施設を整える。
行政は、高齢者の健康増進など福祉を充実させる
住民は、かかりつけ医をもち、コンビニ受診を止める事が大切」と話し「制度を作り強制するのでは無く、医師や看護師事を考え、「共感」の心を持つ、地域を作る事が大切」と話していました。 -
地震、津波、台風鬼を退治
伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで、節分にちなんだ豆まきイベントが29日行なわれ、家族連れなどで賑わいました。
登場したのは、地震鬼や津波鬼、台風をイメージした鬼などです。
節分会の行事は、みはらしファームの開園した年から行われています。
最初は、農作物の豊作を願い行われていましたが、次第に、不況や震災など、世相を反映するようになってきたということです。
周囲を囲んだ人たちは、みはらしファームでとれた大豆を思いきりぶつけ、鬼を退治しました。
続いて行われた福豆まきでは、いちご狩り入園券など豪華景品もお菓子とともにまかれ、周囲を取り囲んだ人たちは、われ先にと手をのばしていました。
みはらしファーム運営協議会の笠松悟議長は、「今年は、災害が無く、穏やかかな良い一年にしたい」と話していました。 -
仏画家が縁起絵を市に寄贈
祖父が高遠出身の仏画家松尾隆康さんは、辰年にちなんで龍の縁起絵を27日伊那市に寄贈しました。
寄贈された縁起絵は、「青龍光道」のタイトルがつけられています。
一切の暗雲を切り裂いて龍が導いてくれるようにとの思いがこめられていて、龍が天高く昇る直前の様子が描かれています。
仏画家 松尾隆康さんは、先代の父を受け継いで2代目で、下伊那郡高森町にアトリエを構え活動しています。
高遠町の弘妙寺に仏画を寄進し、祖父が旧高遠町出身という縁で今回の寄贈となりました。
松尾さんは、仏画や宗教絵画の制作に従事するかたわら、全国的に仏画の講師を指導していて、伊那では12年目になります。
白鳥孝市長は、「辰年に伊那市にとってありがたいものをいただいた。みなさんに見てもらえるところに飾りたい」と感謝していました。 -
みのわ祭り会場 松島区の工業団地一帯へ
今年7月28日に行われるみのわ祭りは、会場を、これまでの国道153号バイパスから、松島区の工業団地内に移し開催されます。
27日、箕輪町内で開かれた2012みのわ祭り実行委員会で、会場の変更が報告されました。
まつり実行委員会と町は、去年12月に警察に対しバイパス使用の要望書を提出しましたが、警察からは「許可をする事は難しい」との連絡があったということです。
理由として、「今年3月にバイパスが、伊那市内で竜東線と接続することから、交通量の増加が予想される事」や「バイパスを会場に大規模なイベントを開催する例が県内では他に例がない」としています。
新たな会場としては、これまでの会場の東側になる、松島区の工業団地、日之出工専地区と、みのわ天竜公園一帯で行う案が示され、承認されました。
バイパス以外での祭り開催については、4年前の実行委員会で検討が行われ、今回承認された場所は、その時、候補に上がった場所です。
実行委員会では、新たな会場について、バイパスを使わない事から交通規制の面で安全性が向上し、駐車場も容易に確保できる事などから、多く人が祭りに参加できる場所だとしています。 -
伊那まち再生へ 子どもの遊び事業始まる
伊那市の中心市街地の再生に取り組んでいる伊那まち再生やるじゃん会は、街の中で子どもたちが遊ぶ場をつくろうと、毎月遊びのイベントを開く事業を始めました。
初回の28日は羽根つきで、およそ30人がいなっせ北側の広場で遊びました。
この事業は、昔の遊びの技と楽しさを子どもたちに伝え、それをきっかけに子どもたちが集まり、伊那の街角が「子どもの城」になることを願って計画されました。
工房COOの佐野博志さんが中心となり毎月1回、季節感があり、街角のスペースで出来る遊びをします。
参加した子どもたちは、いろいろな形の羽子板を使って羽根つきに挑戦していました。
やるじゃん会では、「子どもたちの遊ぶ姿や笑い声が地域の元気の源。地域の活性化につなげたい」と話していました。 -
伊駒アルプスロード 住民説明会
伊那市と駒ヶ根市を結ぶ伊駒アルプスロードの通過が想定される地域とその近隣地域を対象にした住民説明会が、27日夜から伊那地域で始まりました。
この日は、富県地区の住民を対象にした説明会が開かれ、地区住民100人以上が参加しました。
説明会は、住民に道路整備の目的や必要性、進め方について知ってもらうとともに、意見や要望を聞く場として設けられています。
伊駒アルプスロードは、国道153号バイパスの伊那市美篶青島から駒ヶ根市北の原までの、およそ10キロ区間を結ぶ道です。
説明会では、伊那建設事務所から説明があった後質疑の時間が設けられ、地区住民から「富県の近くを通るルートを検討してほしい」などと要望が出されていました。
住民説明会は、来月3日まで4地区で開かれる予定で、2月下旬にルート案を報告、6月下旬に決定する予定です。 -
フェンシングジュニアワールドカップ 出場
箕輪中学校3年の上田果歩さんは、来週からスウェーデンで開かれる、フェンシングのジュニアワールドカップに出場します。
上田さんは、週3回練習をしていて、金曜日の夜は箕輪町社会体育館で練習をしています。
世界大会の選考基準となっている、日本国内の3大会のポイントで総合3位となり、2年連続ジュニアワールドカップ出場を決めました。
上田さんが出場するのはエペと呼ばれる種目で、全身がポイントになる他、剣の鍔の部分も対象となっています。
上田さんの指導にあたっている大槻高範さんによると、エペは日本ではあまり一般的ではなく、世界との差が大きい難しい種目だということです。
今回で4回目の世界大会出場となる上田さんは「世界の人が相手だと慌ててしまう。落ち着いてポイントを取り、少しでも上の順位を目指したい」と話していました。
上田さんは2月2日にスウェーデンに向け出発し、5日に最初の試合が行われることになっています。 -
長野地裁伊那支部 新庁舎が完成
老朽化に伴い建て替えが進められていた伊那市西町の長野地裁伊那支部の新しい庁舎が完成しました。
27日には報道機関向けの見学会が開かれ、庁舎内が公開されました。
昭和30年代に建てられた旧庁舎が老朽化したことや、利便性の向上を目的に、去年の1月に新しい庁舎の建設工事がスタートし、今月完成。23日から執務が始まりました。
新庁舎は、延べ床面積およそ2千200平方メートルで、旧庁舎よりも千平方メートル以上広くなっています。
これまで2室だった法廷が3室設けられ、調停室も3室から5室に増えました。
また、来庁者の利便性を考え、これまで別々だった地方・簡易・家庭裁判の書記官室が1室に集約されました。
現在、外壁など庁舎外部の工事は続いていて、全ての完成は3月末を予定しています。 -
歴博特別展「日露戦争の記憶」好評につき延長
高遠町歴史博物館の特別展「信州高遠・伊那に残る日露戦争の記憶」が好評で期間を延長することになりました。
会場には、写真や新聞など、日露戦争に関する資料120点が並んでいます。
この特別展は日露戦争の資料を通して高遠・伊那の人がどのように戦争に関わりどのような影響を与えたのか考えてもらおうと開かれています。
3か月間展示をしたところ訪れた人の評判がよく、1月の入館者数は去年と比べて2.3倍ほどになっているということです。
当初は29日までの予定でしたが、人気が高いことから観桜期が終わる頃の5月13日まで期間を延長することになりました。
歴史博物館では「反応が良く大変ありがたい。期間を延長して、さらに多くの方に見に来てもらいたい」と話しています。 -
スギ花粉飛散 2月下旬から
今年春のスギ花粉飛散開始時期は、2月下旬の後半から3月上旬の前半でいつもの年よりやや遅めになると飯田保健所が今27日発表しました。
飯田保健所の発表によりますと、飛散開始予測時期は、2月下旬後半から3月上旬前半、飛散量の予測値は、1平方センチメートルあたり2,237.6個で去年の約34パーセントと少なめで、例年と比べると約68パーセントでやや少なめと見ています。 -
漆戸駿投手 甲子園での活躍誓う
箕輪町出身の漆戸駿投手を擁する佐久市の地球環境高校が第84回選抜高校野球大会に長野県代表として出場することが決まりました。
春の選抜高校野球で長野県代表として、甲子園出場が決まった地球環境高校のエース漆戸駿投手。
箕輪町北小河内に実家のある漆戸投手は小学2年生から地元チーム「守屋スネークス」で野球をはじめ、中学時代は伊北リトルシニアに所属。
地球環境ではエースとして活躍し、去年秋の北信越大会で準優勝。
選抜出場の切符を手にしました。
漆戸投手「甲子園は目標にしていたのですごくうれしい。今まで支えてくれた人に感謝したい。一番感謝したいのは親です。」 -
クロスズメバチ女王蜂の越冬順調
伊那市地蜂愛好会の小木曽大吉会長が取り組んでいるクロスズメバチの女王蜂の越冬が順調に進んでいます。
伊那市福島の小木曽大吉さんの自宅を訪れました。
庭に越冬のための室(むろ)が作られています。
伊那市地蜂愛好会の会則の第一項には、「地蜂の保護・増殖につとめる」と掲げられていて、小木曽さんは、毎年、人工的に女王蜂を越冬させています。
現在およそ1万匹の女王蜂が、箱に入れられ、室の中で冬眠しています。
クロスズメバチは、10月中旬から交尾の時期を迎えます。
小屋の中で女王蜂とオスバチを交尾させます。交尾を済ませ卵を蓄えた女王蜂を集めて、越冬させているのです。
6年間ほど、大型冷蔵庫を使った越冬に取り組んできましたが、去年、冷蔵庫が故障しました。
そのため今年は、久しぶりに天然で越冬させています。
去年、一昨年と、越冬に失敗したということもあり、小木曽さんは、順調な経過を喜んでいます。
自然界での越冬では、天敵の蜘蛛に食べられてしまうため、女王蜂の8割から9割が冬を越せないといわれています。
小木曽さんは、「シーズンになると愛好者を楽しませてくれる地蜂を大切に守っていきたい」と話していました。
越冬した地蜂は、3月末の地蜂愛好会の総会で会員に配られる予定です。 -
節分に向け福ますづくり
箕輪町北小河内の無量寺で、2月3日の節分に向けて、福升の準備が始まっています。
無量寺の中川弘道住職が書いている福と寿の文字。
2月3日の節分で、厄年の人や区の役員、来賓が豆まきをする際に使う福升です。
今年は、50個ほどを用意します。
4つの面には、福と寿のほかにお寺の印と国の重要文化財に指定されている阿弥陀如来の種子が押されます。
中川住職は、「今年は、一筆一筆思いを込めて書いています」と話していました。
無量寺の節分・護摩祈祷会は、2月3日金曜日で、午後3時から護摩祈祷、福豆まきは、午後後4時から行なわれます。 -
学校リンクでスケート
伊那市の西春近北小学校では、校舎北側の天然リンクで1・2年生が体育の授業でスケートを楽しんでいます。
27日の伊那市は、最低気温マイナス6.5度と冷え込みました。
西春近北小学校の校舎北側には、空いているスペースを利用して幅8メートル、長さ15メートルの手作りリンクが作られていて、毎年低学年の児童がスケートの授業で使っています。
27日は、1年生33人が、2時間目に体育の授業ですべりました。
スケート初心者がほとんどで、担任から氷の上での立ち方や歩き方を教わりました。
ペンギンのようにとの指導のもと、子どもたちは、おっかなびっくり、必死になって足を前に進めていました。
この学校のリンクを使ったスケートの授業は、2月末頃まで行なわれる予定です。 -
景気見通し悪い86.7%
アルプス中央信用金庫の伊那谷経済動向調査によりますと、平成24年の景気見通しについて、悪いと回答した企業が86.7パーセントにのぼることがわかりました。
平成24年の日本の景気をどのように見通していますかとの問いに、良い・やや良いと回答した企業の割合は、2.5パーセントだったのに対し、悪い・やや悪いと回答した企業の割合は、86.7パーセントにのぼりました。
これは、1年前の水準とほぼ同じで、以前として厳しい水準にあり景気に明るさは見られないとしています。
自社の業況が上向く転換点は、いつごろになるかとの問いには、すでに上向いている、6ヶ月以内、1年後と回答した企業が35.7パーセントで去年よりやや上向いていますが、業況改善の見通しは立たないとする回答が28.1パーセントで、3割近い企業が改善の見通しが立たない状況となっています。
今後の成長・拡大を期待したいのはどのような分野ですかとの問いには、環境・エネルギーが一番多く36.5パーセント、地域活性化・町おこしが31.5パーセント、健康産業が16.7パーセント、介護・医療が15.8パーセントなどとなっています。
1月から3月の見通しについてアルプス中央信用金庫では、長引く円高や海外経済の減速などが、景気回復の大きな悪影響となり、低調感を強めると予想しています。 -
ゆめわーくで新年お茶会
伊那市障害者社会就労センターゆめわーくは、恒例の新年お茶会を26日開きました。
ゆめわーくの利用者と地元の高齢者クラブのメンバーおよそ80人が、茶会を楽しみました。
煎茶道方円流の教室で学ぶ15人がお茶席を用意しました。
新年に飲むという「大福茶」が出され、生菓子と一緒に味わっていました。 -
中南米政府関係者などが産直市場視察
農村開発を学ぶため、中南米などの政府関係者は、25日、伊那市の産直市場グリーンファームを視察しました。
これは、独立行政法人国際協力機構JICAが企画した研修で、メキシコやペルーボリビアなど中南米の12の国から18人が参加してます。
参加者は、自国の農業政策に携わる政府や農業団体などの関係者で、日本の農業の仕組みからアイデアやプランを探ります。
グリーンファームでは、産直市場の仕組みなどについて、会長の小林史麿さんが話をしました。
小林さんは産直市場の役割について、「地産地消を進め、食料の自給率を上げる役割をになっている。
流通コストを削減し、農家の所得を増やし、小規模農家の支援にも繋がる」と説明していました。
研修に参加したホンジュラス政府の関係者は「農家が価格を決めれるシステムが良い。ホンジュラスでも産直市場のシステムを取り入れる事ができるか検討したい」と話していました。 -
地域別景観懇談会始まる
景観行政団体への移行を目指す伊那市で、景観計画の策定に向け地域にとって大切な景観を拾い出そうと、地域別景観懇談会が25日夜から始まりました。
初回は手良地区で、17人が手良公民館に集まりました。
参加者は3つのグループに分かれ、地元にとって大切にしたい景観を話し合いました。
伊那市は平成23年度と24年度の2年間かけて、市の景観を守り育てるための景観計画の案を策定します。
25年度に県と協議し、計画について県の同意が得られると景観行政団体となり、計画に基づいて市独自の景観形成の取り組みが出来るようになります。
懇談会では、大切にしたい景観として、仙丈ヶ岳と中央アルプスの眺め、清水庵などが挙がっていました。
市は、2月17日までに市内10地区で懇談会を行い、出された意見を計画策定に反映していくということです。 -
学校給食 PTAと市長が初の懇談会
伊那市の学校給食のあり方を考えようと、小中学校のPTA役員と白鳥孝市長との初めての懇談会が25日夜、伊那市役所で開かれました。
市内の小中学校からPTA役員18人が参加しました。
懇談会は、食育推進の立場で給食のあり方を考えようと開かれたものです。
PTAからは、「地元農家の野菜や果物が給食に提供され地産地消が行われている」「農業体験で子どもたちは食材の旬を知ることができる」「学校での体験が家庭内の話題の一つになっている」などの意見が出ました。
給食の調理方式については、「きめ細かな対応は自校方式だからできる。自校方式を大事に考えてほしい」などの意見が出ていました。
また放射性物質などの食品の安全性については、市から十分配慮しているとの説明がありました。
伊那市は今後、学校給食の検討委員会を設置する予定で、今回の意見を検討に生かしたいとしています。