-
手描「ぼかし」染展
手描きの染色アートに取り組んでいる和幸手描染色研究会の作品展が20日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
作品は手描「ぼかし」染というもので、友禅の伝統の筆使いを基本に染めています。
会場には、およそ100点が並んでいます。
和幸手描染色研究会は長野県内14か所で染色の教室を開いていて、箕輪町の染色作家、大橋幸子さんと大橋寿朗さんが指導しています。
今回の展示は研究会発足25周年を記念し、14教室の生徒が一堂に作品を出品しました。
植物などを題材に染め上げた額に入れた作品や、のれん、壁掛け、着物などが展示されています。
この手描「ぼかし」染展は26日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
諏訪形区を災害から守る委員会 山寺元教授のもとで勉強会
平成18年7月豪雨災害で大きな被害を受けた伊那市西春近諏訪形区の住民らは20日、元信州大学農学部教授の山寺喜成さんに強い根が張る植樹方法について教わりました。
この日は、災害後につくられた「諏訪形区を災害から守る委員会」のメンバー6人が辰野町の山寺さん宅を訪れました。
委員会では、土砂災害のあった貝付沢を災害に強い山にしようと活動していて、植樹などを行っています。
委員会のメンバーが指導を受けている山寺さんは、元信州大学教授で緑化工学専門です。
今回は、筒状のブロックを使い主根と呼ばれる樹木の最も太い根をまっすぐ成長させる「保育ブロック工法」について説明されました。
山寺さんによりますと、一度植え替えられた樹木は主根が切られているため根がまっすぐ伸びませんが、この工法を使うことで根をまっすぐ伸ばすことができるということです。
また、根をまっすぐ伸ばすことで、土からの力が根に均等にかかり、倒れにくくなるということです。
山寺さんは主根をまっすぐ伸ばすように、土や肥料、粘土物質を混ぜた土を使って筒を作る方法を指導していました。
山寺さんは「地域の人たちが自分たちの住む地域を一生懸命良くしようとしている取り組みは大きな意味がある。災害に強いだけでなく、自然あふれる素晴らしい場所にしてもらいたい」と話していました。
諏訪形区を災害から守る委員会の中谷幹男委員長は「先生の力を借りて、より良い地域づくりを進めていきたい」と話していました。
委員会では、今後も山寺さんの指導を受けながらブロックを作り、秋頃にはブロックを使って木を育てられるよう活動を進めていくということです。 -
有害鳥獣対策で補正予算1,140万円
伊那市議会臨時議会が20日に開かれ、有害鳥獣対策として1千万円を追加する補正予算案を可決しました。
この日は、伊那市役所で伊那市議会臨時議会が開かれ、有害鳥獣対策として1,140万円を追加する補正予算案を全会一致で可決しました。
補正予算は、市内12地区から有害鳥獣への対策要望を受けて計画された、およそ9,800万円の事業の一部です。
このうち、国の負担する補助額はおよそ5,600万円、伊那市が1,140万円、地元負担が2,300万円となっています。
今回の補助事業では、主に防護柵の設置や電気柵のかさ上げを行う予定で、防護柵の総設置距離はおよそ23.4キロを予定しています。
伊那市では「地域からの要望に応えられるよう、出来る限りはやく対応をしていきたい」としています。 -
伊那市職員が救命講習を受講
伊那市の職員を対象にした救命講習会が20日、伊那市役所で開かれました。
この日は伊那市の職員およそ30人が参加して、指導をうけました。
これは、職員に万が一に備えて応急手当を学んでもらおうと伊那市が開いたものです。
指導には伊那消防署の署員と、応急手当普及員の資格を持った市の職員があたりました。
応急手当普及員は、3日間の講習を経て取得することができる資格で、救命講習の指導をすることができます。
参加した人たちは、心肺蘇生をするための胸骨圧迫やAEDの使用方法について学んでいました。
指導にあたった伊那消防署の署員は「応急手当普及員の資格を多くの人にとってもらい、消防署の署員がいなくても自発的に講習会を開けるような環境が広がれば」と話していました。
現在伊那市では、8人が応急手当普及員の資格を持っているということです。 -
20日にかけて大雨の恐れ
大型で強い台風6号の影響で20日にかけて県内は南部を中心に雷を伴い大雨になる恐れがあり長野地方気象台では土砂災害などに注意を呼び掛けています。
19日の伊那市は、雨が降ったり止んだりとぐつついた天気となりました。
大型で強い大風6号は、20日の夕方から夜にかけて県内に最接近すると予想しています。
19日の正午からの24時間の予想降水量は南部の多い所で200ミリとなっていて、気象台では土砂災害や河川の増水などに注意を呼び掛けています。 -
箕輪町遺族会 中学生を対象に戦争を語り継ぐ講演会
箕輪町遺族会は、中学生を対象に戦争を語り継ぐ講演会を19日、箕輪町社会体育館で開きました。
講演会は、箕輪町遺族会が戦争を語り継ぎ、平和について考えてもらおうと毎年開いているものです。
講演では、太平洋戦争に参加した辰野町の長久寺の住職、岩波昭賢さんが自身の体験を話しました。
講演で岩波さんは「軍用列車に乗り込む際、当時通っていた学校の校長先生が、『生きて帰ってこい』と他の人に聞こえないように言って送りだしてくれた。その言葉が今でも心に残っている」と話しました。
他に「お釈迦様は喧嘩を売られても腹を立てることはなかったとされている。喧嘩を買わなければ争いは起きないということを忘れてはいけない」と話していました。
遺族会では、「講演を聞いて自分なりに平和について考えるきっかけになればうれしい」と話していました。 -
国境越え 復興願い和太鼓演奏
和太鼓を習うブラジル人が17日、伊那市の榛原河川公園で東日本大震災で被害を受けた地域の復興を願い和太鼓を披露しました。
和太鼓の演奏は上伊那にあるブラジル人学校が開いた祭りの中で行われたものです。
演奏したのは、和太鼓の教室に通う、子どもから大人まで9人のブラジル人グループです。
メンバーは、国境を越えて、被災した人たちを元気づけたいと、太鼓の演奏を企画しました。
メンバーは、「国籍は、違っても日本に住み、お世話になっています。
被災地の1日も早い復興を願っています。」と話していました -
復元の記録「法華道よ再び」上映
歩く人がいなくなった伊那市高遠町芝平から富士見町をつなぐ道の復元の記録、「法華道よ再び」の上映会が17日、伊那市の高遠町総合福祉センターで開かれました。
「法華道よ再び」は、伊那ビデオクラブの河野ひさしさんが制作したものです。
河野さんは、同じビデオクラブに所属する北原厚さんが、法華道の復元に取り組んでいることを知り、その取り組みを記録に残そうと撮影を始めました。
北原さんは、子どものころ法華道の起点となる高遠町芝平に住んでいて、山菜とりなどでよく歩いていました。
しかし人口の減少などにより、住民は集団で芝平を離れ、それにともない法華道を歩く人もいなくなりました。
映像ではその法華道に生えた笹を刈るなど一人で復元にあたった北原さんの故郷を思う気持ちや、取り組みが、紹介されています。
北原さんは、「すばらしい映像をつくっていただき嬉しく思う。歩く人がいなくなった法華道も、今は信仰の道として、またウォーキングコースとして使われるようになった。
ここを通る人に、これまでの歴史を感じてもらいたい。」と話していました。 -
水生生物などを観察
水生生物の観察などを行う川シンポジウム「せせらぎウォッチング」が18日、伊那市長谷の黒川などで行われました。
これは、川や水辺の環境に親しみをもってもらおうと伊那市などが毎年開いているものです。
18日は、小学生や一般など30人が参加し、指導には学校教諭などがあたりました。
伊那市長谷の黒川では、ペットボトルに水を入れ透明度を計ったり、川に住む生き物を採取して水質を調査しました。
参加者達は、川に入って水生生物を網で捕まえトレーに取りだしていました。
ヒラタカゲロウやザザムシなどがみつかりました。
また、自然保護につなげようと黒川にアマゴを200匹放流しました。
今回の調査結果は10月に計画しているシンポジウムで報告されます。 -
親子でマスつかみ
伊那市西町区の親子が18日、三峰川の榛原河川公園の河原でマスつかみを楽しみました。
これは、西町区青少年育成会と子ども会が計画したもので親子220人が参加しました。
マスつかみ大会は自然の中で魚を捕まえる楽しさを体験してもらおうと毎年行われています。
河原の一部をせき止め、体長20センチほどのマス500匹が放流されました。
水が濁って魚が見えないため子どもたちは手探りでマスを追いかけていました。
参加したある男の子は「たくさんマスを捕まえることが出来てうれしかった」と話していました。
捕まえたマスはこの後、塩焼きにして味わったということです -
高校生が音楽で交流
高校生が演奏や、合唱を披露する、上伊那高等学校音楽祭が17日、伊那文化会館で開かれました。
音楽祭は、他校の活動を知り、発表を通じて交流を深める場にしようと県教育委員会などが開いているもので、今年で59回を数えます。
音楽祭には7校、16のクラブから、およそ500人が参加し、演奏や合唱を披露しました。
このうち伊那西高校、お箏クラブのメンバーは、駒ヶ根市に伝わる、霊犬早太郎の伝説をテーマに、朗読を交えながら演奏を披露しました。
参加した高校生はジャンルの違う様々な音楽に聞きいっていました。 -
高校野球 上伊那勢の試合結果
第93回全国高校野球長野大会。17日に行われた上伊那勢の試合結果をお伝えします。
上伊那農業高校対松商学園高校の試合は7対8で松商が勝ちました。
赤穂高校対下諏訪向陽は、5対4で赤穂高校が勝ちました。
18日は、赤穂高校対佐久長聖高校の試合が予定されています -
高遠町の赤羽さん カラオケ用DVDをデイに寄贈
伊那市高遠町の赤羽清さんが14日、高遠町長藤にあるデイサービスセンター「くつろぎの家」に、カラオケ用のDVDを寄贈しました。
くつろぎの家を運営する伊那市社会福祉協議会の森一義副会長に、赤羽さんから5万円相当のDVD6枚が手渡されました。
DVDは、デイサービスセンターの利用者がよく歌う曲などが収録されています。
赤羽さんはこれまで、地元高遠町の「くつろぎの家」にカラオケの機器や現金、タオルなどを寄贈していて、今回が6回目の寄贈です。
伊那市社会福祉協議会の森副会長は、「貴重なものを頂いた。有効に使わせていただきます」と感謝しました。
寄贈式のあと、さっそく贈られたDVDで、赤羽さんと施設の利用者が一緒にカラオケを楽しんでいました。 -
西春近南小で体験教室
伊那市の西春近南小学校で16日、工作や運動などの体験教室が開かれました。
体験教室は年1回開かれていて、今年で5年目です。
地域の人を講師に招き、全校児童が11の講座に分かれてキッズビクスや手芸、工作などを体験しました。
手品では輪ゴムの瞬間移動や一枚の紙でサイコロの目を次々と見せる術などを教わり、練習していました。
ペットボトルロケットを飛ばす講座では、ペットボトルと牛乳パックなどを使ってロケットを作りました。
出来上がると、校庭で早速飛ばしました。
ロケットは、水を入れたペットボトルに空気を入れ、空気圧によって発射させる仕組みです。
子どもたちは水に濡れながら何度もロケットを飛ばして楽しんでいました。 -
雨乞いの行事 鹿頭踊り奉納
箕輪南宮神社に古くから伝わる雨乞いの行事、鹿頭踊りの奉納が17日に行われました。
鹿頭行列が神社に到着した事を役人頭が伝えると、鹿の頭の形をした鹿頭をかぶった子供達が境内に輪を作り、太鼓の音に合わせて3回まわり、踊りを奉納しました。
鹿頭踊りの奉納は、約450年前、雨乞いが叶ったことのお礼に鹿の頭を奉納したのが始まりとされています。
旧箕輪郷の天竜川をはさんで東の福与・福島、西の大泉・大泉新田・大萱・富田の東西が1年交代で行っていて、今年は西の地区が担当しました。
箕輪南宮神社総代会では、地域の伝統行事に誇りを持ち、伝えていきたいとしています。 -
伊那市美篶青島 千社参り
千枚の札を市内各地の神社などに貼って歩き地区の安全を祈る、伊那市美篶青島の千社参りが17日に行われました。
朝8時、青島の住民は、手に千社札を持って組ごとに集まり、伊那市内の神社へむかいました。
青島の千社参りは、いつから始まったものか定かではありませんが、江戸時代、三峰川の氾濫で田んぼが流されるなど災害に悩まされた住民が地域の安全を祈り行ったのが始まりとされています。
この日は、住民が手分けして、千枚の札を神社や道祖神、庚申塔などにひとつひとつ貼っていき、最後に手を合わせていました。
青島の千社参りは、2009年に伊那市の無形民俗文化財に指定され、毎年7月20日の土用の入り前後に行われています。 -
高校野球 伊那北高校3回戦敗退
第93回全国高校野球長野大会。16日に行われた上伊那勢の試合結果をお伝えします。
長野県営野球場で行われた伊那北高校対長野日大高校の試合は、2対10、7回コールドで長野日大高校が勝ちました。
17日は、上伊那農業高校対松商学園高校の試合が予定されています。 -
富県小で富小オリンピック
伊那市の富県小学校で児童会の夏祭り「富小オリンピック」が14日行われ、児童がゲームを楽しみました。
全校でジャンケンゲームをしたり、児童会が考えた6つのゲームに挑戦しました。
富小オリンピックは、1年生から6年生まで学年の枠を超えて仲良くなろうと計画されました。
あいさつカルタゲームでは、教室に隠されたカルタの絵を探しました。
探したカルタの枚数が得点になるため、制限時間の中で多く絵を見つけようと、教室内を探していました。
ゴミの○×ゲームでは、ごみの分別や掃除の仕方などについて問題が出されました。
児童は教室中央の紐を境に○と×に分かれて問題に答えていました。
児童はゲームの部屋を次々と移動して楽しんでいました。 -
夏休み子ども定期券利用開始
伊那市内の路線バスと路線タクシーが期間限定で乗り放題となる、小中学生対象の夏休み子ども定期券の利用が16日から始まりました。
夏休み子ども定期券は、公共交通の利用を促進しようと、伊那市地域公共交通協議会が販売しています。
小学生券は500円、中学生券は千円です。
16日から8月21日まで、市内のバスとタクシーの全17路線が乗り放題になります。
定期券は市役所や伊那バスターミナルなどで購入することができます。
また、路線バスと路線タクシーに乗車した小学校入学前の子どもには、「キッズパスポート」をプレゼントします。
パスポートのデザインは8種類あり、バスやタクシーから降りる際に希望者に渡すということです。 -
伊那地域 2日連続で猛暑日
16日の伊那地域は、最高気温35.3度を記録し、2日連続で猛暑日となりました。
この日は南箕輪村の大芝村民プールがオープンし、涼を求めて多くの人が訪れていました。
この日の伊那地域は、最高気温35.3度を記録し、猛暑日となりました。
この暑さで伊那消防署管内では、熱中症とみられる患者の搬送が16日午後4時現在で1件あったということです。
長野地方気象台では、この暑さは18日頃まで続き、それ以降は平年並みに戻ると予想していて、こまめに水分や塩分を摂る、日射を避けるなど熱中症対策を呼びかけています。 -
芝平山の絵図 虫干しで1年ぶりお目見え
伊那市高遠町に古くから伝わる「芝平山の絵図」の虫干し作業が16日に行われました。
この日は、芝平山の絵図を保有する高遠町長藤地区の6部落の代表などおよそ10人が見守る中、絵図の入った箱が1年ぶりに開封されました。
「芝平山の絵図」は宝永3年、1708年に、伊那市と諏訪市堺にある御堂垣外山の地権争いを治めるために、現在の裁判所にあたる江戸の評定所が作り、両地域に渡したとされています。
虫干しは6部落が持ち回りで担当していて、今年は栗田地区が担当しました。
箱から出された絵図が広げられると、現在の場所と位置関係を確認していました。
また、絵図の裏側にはお互いの領地を荒らさないよう注意書きが書かれています。
近所から絵図を見に来たある男性は「初めて実物を見たが、とても立派なもの。江戸時代から大事に保管されているというのはすごい」と話していました。
栗田地区の伊東修総代は「江戸時代のものが今もなお残っているのはすごいこと。これからも大切に保管していきたい」と話していました。 -
郷土研究会が保科家ゆかりの寺を清掃
伊那市高遠町の高遠郷土研究会は16日、保科正之ゆかりの寺、樹林寺の清掃作業をしました。
この日は、会員およそ40人が参加して境内の草取りや仏閣の掃除をしました。
樹林寺は、慶長6年、1601年に、保科正之の義理の父、保科正光によって建てられた寺で、現在住職はいません。
そのため、研究会では保科正之ゆかりの寺を残していこうと、毎年樹林寺の清掃作業をしています。
また研究会では、その歴史を後世に語り継ごうと、およそ30年前に石碑を建て、保科正之の功績を偲んでいます。
北原俊和会長は「この寺が保科正之公のゆかりの地であるということを後世に伝える手伝いが少しでもできればうれしい」と話していました。 -
みのわ手筒会が園児招き公開練習
7月30日に箕輪町で行われる「商工会納涼元気まつり」に合わせて手筒花火などを披露する「みのわ手筒会」は15日夜、保育園児を招いて公開練習を行いました。
昨夜は、松島保育園の園児などが会場に招かれ花火を楽しんでいました。
みのわ手筒会は、地域を元気にしようと、住民有志が10年前に結成しました。
今年は、みのわ祭りが中止になったため、30日の「商工会納涼元気まつり」に合わせて花火を披露します。
当日花火は、午後8時から箕輪中学校グラウンドで行われます。 -
下川手住民が交通安全学ぶ
伊那市美篶下川手のお年寄りが14日、交通安全について学びました。
下川手の社会福祉協議会と交通安全協会が開いた出前講座で、地域のお年寄りおよそ30人が参加しました。
長野県は今年、交通死亡事故が多発していて、伊那警察署管内では13日までに5人が死亡しています。
これを受け、交通事故をなくそうと出前講座が開かれ、美篶駐在所の宮下義史さんが話をしました。
宮下さんは、交通事故で死亡した人の半数以上が高齢者のため、道路の横断や自動車の運転に注意するよう呼びかけました。
注意点として、一時停止の交差点では必ず止まること、自動車 に乗ったらシートベルトを締めることなどを挙げていました。 -
ボランティア・地域活動応援センターに登録する市内の住民13人が被災地に出発
伊那市社会福祉協議会の「ボランティア・地域活動応援センター」に登録する市内の住民13人が、今朝、東日本大震災の被災地岩手県山田町に向け出発しました。
15日5時半に、出発式が福祉まちづくりセンターで行われ、家族や社協の職員などおよそ30人が見送りました。
被災地に派遣されるのは、一般公募で集まった10代から60代までの13人です。
派遣先の岩手県山田町は、太平洋に面した町で、沿岸部では津波による壊滅的な被害を受けました。
現在も、復興が進まず手つかずのままの場所もあり、派遣されるボランティアは、がれきの撤去作業などを行うということです。
伊那市社会福祉協議会の小池孝行会長は「暑い中の作業となるので、自分の体に無理のないよう、復興の力となるよう頑張ってほしい」と激励しました。
作業は、16日、17日の2日間を予定しています。 -
最高気温35.3度 今年初めて35度を越える猛暑日
伊那地域の15日の最高気温は35.3度と、今年初めて35度を越える猛暑日となりました。
15日の伊那地域は、太平洋高気圧に覆われた影響で朝から強い日差しとなり、最高気温は平年より7.6度高い35.3度を記録しました。
これは、現在の場所で統計調査を開始した1993年平成5年以降3番目に高い気温です。
長野地方気象台では、▽こまめに水分や塩分を補給する▽カーテンで日差しを遮る▽冷房を適切に利用し、室温に留意するなど、熱中症に対して十分な対策をとるよう、呼び掛けています。
JA上伊那では、農作物の管理に注意するよう呼びかけています。
水稲では、高温障害を避けるため、出穂期における水の管理に注意するよう指導しています。
野菜などについては、干ばつ対策として、潅水や遮光資材を活用し、気温の低下に努めるとともに害虫の予防防除に努めるよう呼びかけています。
伊那地域は、7月8日から15日まで8日連続で最高気温30度以上の日が続いています。 -
伊那市中心市街地再生協議会 タウンステーションを設置
伊那市の商店主や住民などでつくる伊那市中心市街地再生協議会は、いなっせ前の空き店舗に街の拠点施設となるタウンステーションを設置します。
これは、14日開かれた協議会の下部組織、中心市街地再生プラン実行委員会の会議で報告されたものです。
実行委員会は、県の伊那市中心市街地再生事業に基づいて組織されたものです。
タウンステーションが設置されるのは、いなっせ前のおよそ100平方メートルの空き店舗です。
タウンステーションは、商店主同士の交流や、観光客に対する情報発信の場にしていきたいとしています。
オープンは8月上旬を予定し、月曜から金曜まで常時スタッフ2人を配置するということです。
また、実行委員会では、親しみやすい組織となるよう会の名称を「伊那まちの再生やるじゃん会」としました。
会では、今後も活力と賑わいのある街づくりに向け取り組んでいくということです。 -
東ティモール首相が直筆の手紙
東ティモールの学生訪日団が高遠中学校を訪れ交流したことなどに対する東ティモール首相直筆のお礼の手紙が13日届けられました。
13日は、北原巌男東ティモール特命全権大使の妻の、芳子さんが、高遠中学校を訪れ、生徒に手紙を手渡しました。
東ティモールの学生訪日団は、高遠町出身の北原大使の縁で6月に高遠中学校を訪れ交流を深めました。
その際3年生の生徒が、東ティモールのグスマン首相あてに、交流の様子や、学校のことまた東日本大震災で大きな被害が出たことなどを手紙に書き訪日団に渡しました。
手紙は、その返事としてグスマン首相が3年生1人1人に直筆で書いたものです。
手紙には、「高遠に行ってみたい。」「日本の復興を信じています。」などと首相のサイン入りで書かれています。
高遠中学校では、今後も手紙のやりとりなど交流を深めていきたいと話しています。 -
第2回夏期食中毒注意報発令
長野県は14日、第2回夏期食中毒注意報を全県に発令しました。
期間は16日までの3日間です。
気温、湿度とも高く食中毒が発生しやすい状況だとして、手洗い、食材の冷凍・冷蔵保存、十分な加熱を呼び掛けています。 -
ヒナを待つけなげなセキレイの親鳥
暗闇の中親鳥を求めて鳴くセキレイのヒナたち。今月3日に卵からかえったばかりです。
このヒナが住んでいる巣は、トラックの中にあります。しかもそのトラックは、毎日動いています。