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県内に初「高温注意情報」発表
長野地方気象台は、熱中症への注意を呼びかける高温注意情報を、14日、初めて発表しました。
高温注意報は、節電への呼びかけなどが行われる中で、熱中症への注意を呼びかけようと、気象庁が13日から始めたものです。
県内で、35度を超える予報がでた場合、注意情報が出るということで、14日、県内に始めて注意報が発表されました。
14日の伊那市の最高気温は、34度で、今年最高を記録しました。
また、7日連続の真夏日となりました。
伊那消防署によりますと、7日は、1人の熱中症患者を搬送しました。
6月29日以降、管内で9件の熱中症患者が発生しているということです。
傾向としては、75歳以上の高齢者と、10代の若者に熱中症が多いということです。
また、屋外、屋内での発症は、半々だということです。
伊那消防署では、「熱中症になると、頭痛、吐き気、体がだるいなどの症状が出て、最悪の場合は死にいたることもある。まずは、睡眠・食事をしっかりとり、体調を整える、水分・塩分を十分に補給するなどの対応をしてほしい」と話しています。
また、伊那消防署では、気温32度以上、湿度70%以上が、熱中症になりやすい条件だとして、少しでも体調がおかしいと感じたら、早めに医療機関を受診するよう呼びかけています。 -
竜西保育園 園庭のせせらぎ水路で水遊び
伊那市の竜西保育園の園児は、園庭をながれるせせらぎで、水遊びを楽しんでいます。
竜西保育園の近くには、艶三郎(つやさぶろう)の井(い)と呼ばれる、この地域一体を古くからうるおしてきた水路があります。
竜西保育園では、毎日この水を園内にあるせせらぎに引き込み、園児立ちが水遊びを楽しんでいます。
せせらぎには、水路から流れてきた水生生物などもいます。
竜西保育園では、毎週水曜日には、庭を開放しているという事で、親子連れが、せせらぎを楽しんでいるということです。 -
長谷中学生 職場体験事前講習会
28日から、職場体験を予定している伊那市の長谷中学校では、14日、社会人を招いての講演会が開かれました。
14日には職場体験を控えた2年生15人を対象に講演会が開かれました。
KOA(株)顧問で、伊那市キャリア教育推進委員の浦野 正敏さんが講師を務めました。
これは、中学生に将来の職業について関心を持ってもらおうと伊那市が今年度から市内の中学校で始めました。
浦野さんは、「職場体験に行ったらまずは、会社の人の目をみて大きな声を出して挨拶をしてください。社会に出ても、挨拶は一番大切です」と話しました。
そのほか会社では、ほとんどの場合、チームで仕事をすることから、約束を守ること、コミュニケーションを取ることが大切と話していました。
伊那市では、講演会を通して、職場体験の価値などを感じて欲しいとしています。
長谷中学校の職場体験は、28日から2日間、伊那市の企業などで行われます。 -
箕輪町で実践紙芝居講座
県の元気づくり支援金を受けて、箕輪町の読育ボランティアネットワークと町図書館が行う実践的な読み聞かせ講座が、14日から始まりました。
この日は、読み聞かせなどのボランティア活動を行っている人など20人ほどが参加しました。
これは、読書による教育・読育を進めようと取り組んでいる読育ボランティアネットワークと町図書館が、県の元気づくり支援金から20万円の補助を受け、今年度から始めたものです。
講座は、12月まで予定されていて、内容の異なる6講座が用意されています。
この日は紙芝居の演じ方についての講座が開かれ、伊那市の子どもの本専門店「コマ書店」店長の小林 豊子さんが講師を務めました。
小林さんは、「紙芝居は、世界で日本にしかない文化。観客とコミュニケーションを取りながら、紙芝居の世界を作り上げて」とアドバイスしていました。
参加者が、早速、紙芝居を読む場面も見られました。
箕輪町図書館では、「講座を通して、参加者の技術を高め、保育園などの要望に答えられるボランティアを養成していきたい」と話していました。 -
外国人の不安解消へ 原発講演会
NPO法人 伊那国際交流協会は多くの外国籍住民が震災や原発事故に対して不安を持っていることから、13日夜、伊那市の創造館で、講演会を開きました。
13日夜は、伊那国際交流協会の会員や、一般など20人ほどが参加しました。
伊那国際交流協会によると、東日本大震災後、原発事故の影響についてなどの問い合わせが数多くあったということです。
本国の家族から日本にいると危険なので帰国するようにと家族からいわれる外国籍住民もいるということで、協会では、不安を解消してもらおうと今回講演会を開きました。
講師を担当したのは、協会の会員で、チェルノブイリ原発事故への救援を25年間にわたり続けている伊那市富県の小牧崇さんです。
小牧さんは、「放射能は、風や雨によって運ばれる」と話しました。
チェルノブイリ事故で放射能に汚染された地域と日本地図を重ね合わせ、もし、浜岡原発で事故が起きたら、関東一体が汚染地域になる可能性があることを示しました。
また、チェルノブイリでは、車などが汚染地域から地域外に出るときは、水で洗浄されていた事を示し、日本の対応の遅れを指摘していました。
会場では、中国語とポルトガル語で、外国籍住民に対して通訳も行われていました。
国際交流協会では、講演会を通して、正しい知識を身につけ、少しでも安心してもらいたいと話していました。 -
King of King杯 大会実行委が義援金
伊那市の市民体育館で開かれたソフトバレーボールの大会、第7回キング・オブ・キング杯の大会実行委員会が10日、東日本大震災の義援金を送りました。
大会長の浜崎由紀子さんが、伊那市に義援金を託しました。
義援金は大会参加費の一部、3万円です。
大会には、県内外から92チームが参加し、熱戦を繰り広げました。 -
高校野球 上伊那勢の試合結果
第93回全国高校野球長野大会。13日に行われた上伊那勢の試合結果をお伝えします。
長野県営野球場で行われた伊那北高校対小諸高校の試合は、4対1で伊那北高校が勝ちました。
諏訪湖スタジアムで行われた、辰野高校対松商学園高校の試合は7対0、7回コールドで松商学園高校が勝ちました。
14日は、上伊那農業高校対東御清翔高校、駒ヶ根工業高校対更級農業高校の試合が予定されています。 -
伊那市観光協会伊那支部 10年ぶりにポスターのデザインを一新
伊那市観光協会伊那支部は、旧伊那市の桜をPRしようと、10年ぶりにポスターのデザインを一新します。
ポスターに選ばれたのは、アドコマーシャル株式会社の作品です。
ポスターは、春日城址公園の桜を写したものです。
作品は、高遠の桜を見た後に旧伊那地区の桜も楽しんでもらいたいというテーマにもっともあっていることなどが評価されました。
ポスターは、来年2月上旬を目標におよそ200枚作成し、市内の観光施設やJRの駅などに掲示するということです。
なお、11日開かれた総会では、11月3日にJR東海、JR東日本と共同企画によるウォーキングイベントを今年も実施することや、米の道権兵衛峠を歩こうが廃止になったことから、峠を活用した新たな事業を検討することが確認されました。
また、11月に姫路で開催されるB竏・グランプリに今年初めて正会員として参加するローメンをどのように支援するか、伊那北駅の100周年も大きな観光の目玉の一つといった意見もありました。
伊那観光協会の向山公人伊那支部長は、「震災の影響もあり、経済的にも影響を受ける中、信州の涼しい風を受け、癒しの時間をすごしてもらうのも観光のあり方のひとつ。地域の良さを再認識して、取り組みを進めてもらいたい」と話していました。 -
元信州大学教授、山寺喜成さん貝付沢視察
平成18年7月豪雨災害から15日でちょうど5年になります。
貝付沢の氾濫で、土砂が民家や農地に流れ込むなどの被害がでた伊那市西春近諏訪形では13日、地域住民と専門家による現地の視察が行われました。
現地を訪れたのは、元信州大学教授で緑化工学専門の山寺喜成さんです。より詳しい調査をするため、山寺さんの研究チームから地質と水に関する専門家も同行しました。
案内したのは、貝付沢で植樹をするなど災害に強い山づくりをしようと活動している諏訪形区を災害から守る委員会のメンバーです。
山寺さんは、貝付沢は大雨などの災害に弱く非常に危険だと話します。
「風化している厚い土層の上の木は土層を固定していない。大雨が降るとそれが崩れやすい」
貝付沢周辺の土は花崗岩が崩れてできたもので、砂のようにサラサラしていて、水を含むと一気に流れおちる可能性があるという事です。
土砂の深さを計る土壌検査棒を差し込むと3.8mまで簡単に沈みました。
平成18年豪雨災害から5年が経過し、上伊那の災害に強い山づくりについて山寺さんは次のように話しています。
「私の目から見るとほとんど進んでいない。災害をもう忘れ去っている。緑があれば復旧したと思っている。弱い緑を作って満足してはだめ」
山寺さんは、今後も継続して貝付沢の調査を進め、災害に強い山づくりに何が必要か科学的に示していくという事です。
また委員会では、垂直方向に太い根をはる木を育てる「保育ブロック工法」を山寺さんから教わり、活動に活かしていく計画です -
自治体職員が放射線に関する知識深める
県や市町村職員が放射線に対する知識を深める連絡会議が13日、伊那市役所で開かれました。
連絡会議は、環境や、教育、上下水道などを担当する職員に放射線測定などへの対応について、理解してもらおうと県などが開いたものです。
会議では、財団法人放射線計測協会の中村力さんが様々な測定器を示しながら、放射線の基礎知識について説明していました。
参加者からの、空気中の放射線量の数値に問題がなければ芝生や土壌も安心できると考えてよいかという質問には、安心とはいえない、芝生や土壌もきちんと計るべきと答えていました。
また測定器は様々な機種が市販されているが、国家基準は保たれているのかとの質問には、必ずしも保たれているとは、言えないと答えていました。
県では、放射線問題は、過去に経験がなく、手探りの状況。
行政機関が連携して対応する必要があるとしています。 -
被災した大槌町社協に補助
南箕輪村は東日本大震災の被災地支援として岩手県大槌町の社会福祉協議会に200万円を補助することを決めました。
13日は南箕輪村議会臨時会が役場で開かれ、大槌町社協への補助金200万円などを追加する補正予算案が可決されました。
東日本大震災の被災地では、全国町村会を通じて各自治体に職員の長期派遣を求めています。
南箕輪村でも保健師を派遣するなどしていましたが、長期の職員派遣は厳しいとしています。
そんななか、震災後、村社協が大槌町社協の支援にあたっていたことから、財政面で力になろうと、予算化しました。
今回の補正では、1か月25万円の計算で8月から、来年3月までの8ケ月分、200万円を、補助します。
また村では来年4月から7月までの4か月分100万円も来年度予算として計上することにしています。 -
トレイルビルダーの挑戦
トレイルビルダー。それは山の斜面を整備しマウンテンバイクのコースをつくる人を言います。
名取将さん35歳。
諏訪郡富士見町出身の名取さんは伊那市長谷の鹿嶺高原を訪れた際、コースをつくるには、最適な山だと感じ行政や地域住民の理解のもと、4年前から整備を始めました。 -
第93回全国高校野球長野大会 12日の結果
第93回全国高校野球長野大会。12日行われた上伊那勢の試合結果をお伝えします。
伊那弥生ヶ丘高校は、7対11で松本工業高校に敗れました。
13日は、辰野高校対松商学園高校、伊那北高校対小諸高校の試合が予定されています。 -
南大東島の子どもたちが今年も伊那に
伊那市と市民レベルの交流を続けている沖縄県南大東島の子どもたちが、今年も伊那にやってきます。
8月20日には、伊那文化会館で南大東島コンサートが開かれます。
9日、伊那市のいなっせでコンサートの実行委員会が開かれ、ポスターやチケットが委員に配られました。
青パパイヤがとりもつ縁で始まったコンサートは、2005年、平成17年に初めて開かれ、それ以来1年おきに開催されていて、今回で4回目となります。
今年は、おなじみの大東太鼓碧会とボロジノ娘に加え、北大東島から北曙会、久米島の登武那覇太鼓の子どもたちも出演し、本場のエイサーも披露される予定です。
伊那に来るのは、大人も含め60人で、8月18日から22日まで滞在します。
そのうち2日間は、ホームステイをする予定で、実行委員会では、受け入れ可能な市民の協力を呼びかけています。
コンサートは、前売り大人1,500円、子ども700円で、産直市場グリーンファームや伊那文化会館などでチケットを購入できます。
実行委員長の小林史麿さんは、「このコンサートの持つ意義は、大きい。英知を集結して、成功させたい」と話しています。 -
森林税 上伊那支援分内定
森林税を活用して実施する「森林づくり推進支援金事業」の今年度上伊那地域分の事業が内定しました。
支援金額は、1,278万7千円で、森林整備の推進に9事業802万円、間伐材利用の促進に2事業266万円、県民参加による森林づくりの促進に2事業209万円となっています。
市町村別では、伊那市の間伐体験学習で生じた枝などをチップ化し環境学習の場とする事業に184万円、松くい虫の被害木の伐倒・破砕処理に108万円、
信州大学農学部と連携した生態調査や観察学習会に25万円、
箕輪町の林道・作業道などの補修に90万円、町独自の間伐補助の充実に70万円、南箕輪村の大芝高原松くい虫予防対策事業に96万円となっています。
今年度の特徴は、松くい虫対策の事業が去年より増えている点で、対策を要望する市町村が多かったということです。 -
春の高校伊那駅伝 来年3月18日開催
来年2012年に行われる春の高校伊那駅伝は、3月18日に行われることが12日、決まりました。
春の高校伊那駅伝実行委員会の総会が伊那市内で開かれ、事業計画が承認されました。
2012年の男子第35回、女子第28回春の高校伊那駅伝は、3月18日に伊那市陸上競技場発着で行われます。
来年の大会では、これまで男女共に第1区のみ導入していた自動計測システムを全区間に導入します。
今年の大会は、東日本大震災を受け中止となりましたが、これにより出場できなかった選手の救済措置も検討します。
伊那駅伝は新人大会で1、2年生のみが出場するため、今年登録していた県内チームの現3年生に限り、出場について今後検討するということです。 -
児童会主催の南部小まつり
南箕輪村の南部小学校で12日、児童会主催の南部小まつりが行われました。
南部小まつりは、学年の枠を越えて交流を深めようと児童会が主体となって毎年行われています。
1年生から6年生までが6人ほどのグループを作り、クラスごと企画した輪投げや玉入れなどのゲームを楽しみました。
このうち3年生は、教室全体を使った巨大すごろくを企画しました。
サイコロのかわりに数字の書かれた紙を引いて、駒を進めていました。
また、児童1人ひとりに紙で作ったお金が3千円ずつ配られ、ゲームをしたり手づくりのうちわやしおりなどを購入するのに使っていました。
南部小学校では、「交流を深めつつ、楽しみながら物の売り買いを体験することで、お金の大切さを学んでほしい」と話していました。 -
第2次伊那市地域情報化計画を策定
情報通信技術を活用して地域の情報化を推進する伊那市地域情報化審議会が12日伊那市役所で開かれました。
伊那市では平成19年3月に第1次伊那市地域情報化計画を策定しました。
今回、第1次計画をもとに、第2次の計画を策定します。
12日は、第1回目の審議会が開かれ白鳥孝市長から委嘱書が手渡されました。
委員は、学識経験者や各種団体など8人で構成し、委員長は信州大学農学部教授の廣田満さんに決まりました。
審議会では、白鳥市長が廣田委員長に地域情報化計画について計画案を諮問しました。
それによりますと、「安心・便利で暮らしやすい活気のあるまちづくり」を基本理念に、市民サービスの向上、情報が身近にあるまちづくりなどを目標に情報技術を活用した取り組みを進めます。
今回、新たに災害時における情報伝達や収集ができる環境づくり、電子市役所の推進、地域防災計画との業務継続計画への対応などを盛り込みました。
審議会では、今年11月中旬を目途に計画を市長に答申することになっています。 -
ブルーベリー収穫最盛期
伊那市高遠町の勝間では、ブルーベリーの収穫作業が最盛期を迎えています。
今年は、糖度も高く出来が良いということです。
伊那市高遠町勝間のブルーべリー畑では、朝早くから収穫作業が行われています。
地元有志でつくる勝間ブルーベリー生産組合「さんベリー」が桜以外の観光資源にしようと7年前から栽培しています。
今年は、春先の寒さで1週間ほど収穫が遅れているということですが甘みが強く出来は上々ということです。
現在、さくらの里近くにある30Rの畑には6種類1000本のブルーベリーが植えられています。
12日は、組合のメンバー達がびくを腰に巻いて色づいたブルーベリーを収穫していました。
今年は、木の剪定方法を改善しました。
朝摘んだブルーベリーは、網目の篩で選別した後パック詰めされます。
今年は去年並みの400キロを出荷する予定です。
このブルーベリーは、高遠さくらホテルやさくらの湯などで販売されています。
価格は、400円から600円です。
また、午前中は摘み取り体験も行っていて500円で食べ放題となっています。 -
地域災害医療マニュアル作成へ
上伊那地域包括医療協議会の大規模災害対策委員会の初会合が11日、伊那市のいなっせで開かれ上伊那の地域災害医療マニュアルを作成することを確認しました。
大規模災害対策委員会は、上伊那地域における災害時の医療体制の組織づくりを進めていくものです。
委員会は、行政や医療関係者、住民代表など28人で構成しています。
11日夜の初会合で、委員長には、上伊那医師会の中畑英樹さんが選ばれました。
この日示された事業計画によりますと、上伊那の地域医療災害マニュアルを作成します。
これは、長野県の指針にもとづいて作成するもので、災害時の医療体制や医療対策などをまとめます。
事業計画ではこの他に、テロ災害などを想定した医療救護訓練や県や市町村などと連携した訓練を行うとしています。 -
大芝高原まつり 図案入賞者表彰式
今年の大芝高原まつりをPRするポスターなどの図案入賞者の表彰式が12日、南箕輪村役場で行われました。
ポスターに採用されたのは、南箕輪中学校2年の山・ス若菜さんの作品です。赤を使って夏らしさを表現したという事で、山・スさんは「祭り当日も楽しみたい」と話していました。
うちわに採用されたのは、南箕輪中学校2年の高野真奈美さんの作品です。たらいレースの水しぶきの中に祭りの様々な場面が描かれています。
パンフレットに採用されたのは、南箕輪中学校2年の畳谷弥沙斗さんの作品です。提灯の明かりを活かし祭りの賑やかな夜の雰囲気を表現しています。
この他、優秀賞、佳作に選ばれた14人に、唐木一直村長から表彰状が手渡されました。
今年の大芝高原まつりは、8月20日に行われます。
ポスターは200部、うちわは6,500本、パンフレットは7,000冊つくり、祭りの活用する事になっています -
社会を明るくする地域づくり大会
社会を明るくする地域づくり大会が9日、南箕輪村民センターで開かれ、飯島町西岸寺の平野泰成副住職が講演しました。
社会を明るくする地域づくり大会は、犯罪や非行の防止と、犯罪者の更生に理解を深めてもらおうと、社会を明るくする地域づくり実行委員会が開いたもので、会場にはおよそ200人が集まりました。
大会では、飯島町西岸寺の平野副住職が「東日本大震災被災地での救援活動に携わって」と題して講演しました。
平野さんは被災地の状況について「テレビでは見ていたが、実際に現場で見た惨状はそれ以上のものだった」と話していました。
平野さんは「被災してつらい思いをしている現地の人たちなのに、帰るときに多くの人が見送りに来てくれた。人の暖かさを感じた」と話していました。 -
伊那市防災訓練 避難所宿泊体験
伊那市は、9月に実施する市防災訓練で希望する市民に実際に避難所で宿泊してもらう、体験訓練を初めて実施します。
伊那市防災訓練は、春富中学校の体育館で、9月3日から1泊2日の日程で行われます。
3月の東日本大震災を受け、より実践に近い訓練として、伊那市では、今年度、市職員が運営する基幹避難所の開設と体験訓練を初めて実施します。
市職員は避難所の開設と運営を行い、市民の希望者が避難所生活を体験します。
避難所では、電気や水道等のライフラインが停止した状況を想定し発電機の設置や給水車での水の運搬などが行われます。
また、4日には、各地からの避難者受け入れを想定し、安否確認や、避難所での地域コミュニティづくり等の訓練も実施される計画です。
市では、これまでの概念にとらわれず、あらゆる事を想定し、いざという時の為に、備えていきたいとしています。 -
南箕輪村社協 岩手県大槌町へ扇風機を送る
南箕輪村社会福祉協議会は、東日本大震災の被災地、岩手県大槌町へ扇風機95台を12日に送ります。
11日は、南箕輪村の松寿荘で積み込み作業が行われ、職員らが扇風機をトラックに乗せていました。
扇風機は、今月5日から住民に提供を呼び掛けたもので、村社協で購入したものと合わせ95台が集まりました。
この他に、土のう袋や電子レンジ、軽トラックも一緒に送る事にしています。
今回の支援は、村社協の職員が、6月下旬に、大槌町に派遣された事がきっかけとなったという事です。
村社協によりますと、大槌町は、岩手県の沿岸に位置し、現在も人口の4分の1にあたる、およそ4千人が避難生活をしているという事です。
村社協では、今後、岩手県の大槌町と隣りの山田町の社会福祉協議会を通して、継続的な支援をしていくとしています。
トラックは、12日早朝、被災地へ向け出発する予定です。 -
上伊那の記憶を生かす
伊那毎日新聞の三六災害に関するパネル展示にあわせて、「上伊那記憶を生かす」と題したパネルディスカッションが10日、伊那市のいなっせで、行われました。
パネルディスカッションは展示会場のいなっせ2階ギャラリーで行われました。
コーディネータ竏窒ノは、伊那市立伊那図書館の平賀研也館長、白鳥孝市長や、信州大学農学部の木村和弘特任教授など4人がパネリストを務めました。
会では、三六災害について報じた伊那毎日新聞の中で、各々が注目した記事を挙げて、意見が交わされました。 -
伊那市放射線測定 9月から実施
伊那市は、9月から放射線量の測定を実施します。
これは、11日開かれた、伊那市安全会議の中で報告されました。
市は、放射線量の測定を9月中旬から実施し、測定結果はホームページで公開します。
測定場所は、伊那市役所、高遠町総合支所、長谷総合支所の3カ所で実施され、それぞれの場所で週一回測定をする計画です。
白鳥孝市長は「今回の震災で、放射能の危険を身近にあると実感した。あらゆる面で備えていきたい」と話していました。
伊那市によりますと、長野県内には放射線に対する安全マニュアルは無いという事です。
市では、基準となる数値について、県と検討を進め、今後、放射線に対するマニュアルを作っていきたいとしています。
市では、空間放射線量の測定を行う事で、市民の不安を取り除き、安心感をもってもらいたいとしています。 -
辰野・赤穂・上農 一回戦勝利
第93回全国高校野球長野大会2日目の11日、辰野高校、赤穂高校、上伊那農業高校は勝利しました。
諏訪湖スタジアムで行われた辰野高校対長野俊英高校の試合は、7対1で辰野高校が勝ちました。
同じく諏訪湖スタジアムで行われた、上伊那農業高校対屋代南高校の試合は、6対2で上伊那農業高校が勝ちました。
県営上田野球場で行われた赤穂高校対軽井沢高校の試合は13対7で赤穂高校が勝ちました。
12日は、シード校の伊那弥生ヶ丘高校が昨年優勝校の松本工業高校と対戦します。 -
上伊那猟友会 鳥獣生体搬送用のDVD制作
上伊那猟友会は、捕獲した鳥獣を生きたまま搬送する方法を解説するDVDを制作します。
11日は、伊那市長谷の山中で、くくり罠にかかったイノシシとニホンジカを上伊那猟友会の会員が捕獲し搬送するところを撮影しました。
DVDは、上伊那猟友会が鳥獣の搬送の手段として広めるために制作するものです。
罠にかかった鳥獣は、捕獲した場所で銃やナイフによる止め刺しを行い、解体処理施設に運ぶのが一般的です。
しかし、運搬にかかる時間で鮮度が落ちることが課題となっています。
特にシカは、止め刺しを行ってから1時間以内に運ばなければ、食肉としての価値が下がると猟友会の会員は話します。
制作したDVDは、上伊那猟友会の研修会などでマニュアルビデオとして役立てていくということです。 -
上伊那消防広域化に向け検討する研究会 発足
上伊那消防広域化に向け検討する研究会が12日、発足しました。
12日は、伊那市役所で初めての会議が開かれ、伊那消防組合と伊南行政組合の関係者など15人が出席しました。
研究会では、現状の分析と課題の報告、広域化に向けた将来像などについて協議します。
12日の会議では、正副委員長が選任され、委員長には伊那消防組合の伊藤清消防長が、副委員長には、伊南行政組合の宮下孝消防長がそれぞれ選ばれました。
伊那消防組合の白鳥孝組合長は「消防の一本化と無線のデジタル化に向けよりよい方向に向かうよう、もれのない対応をとっていきたい」と話していました。
2回目の研究会は、8月上旬を予定しています。 -
高校野球 箕輪進修・高遠敗退
第93回全国高校野球長野大会2日目の10日、箕輪進修高校と高遠高校は一回戦敗退となりました。
長野県営球場で行われた高遠高校対飯山北高校の試合は11対0、7回コールドで飯山北高校が勝ちました。
松本市野球場で行われた、箕輪進修高校対松本蟻ヶ崎高校の試合は10対0、5回コールドで松本蟻ヶ崎高校が勝ちました。
11日は、辰野高校対長野俊英高校、上伊那農業高校対屋代南高校、赤穂高校対軽井沢高校の試合が予定されています。