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伊那谷デザイン会議がジオラマ制作
上伊那出身の大学生などでつくる伊那谷デザイン会議は、辰野から飯島までの地形を模した巨大ジオラマを18日、伊那市西箕輪で制作しました。
伊那市西箕輪の空き地には、土やビニール紐などをつかって、画面右手に中央アルプス、左に南アルプス、中央部分には、天竜川などが作られています。
伊那谷デザイン会議は、伊那北高校出身の大学生を中心に、2009年から活動しているグループです。
帰省中の8月と1月にイベントなどを行っていて、30年後の伊那谷を見据えて、よりよい地域を作ろうと活動しています。
今回は、県の元気づくり支援金140万円を受けて、2000分の1の縮尺の伊那谷のジオラマの制作を企画しました。
ジオラマ作りには、伊那谷から全国各地の大学に進学した学生のほか、インターネットなどでの呼びかけに応じた学生など20人ほどが参加しました。
オレンジの紐は中央道、白い紐は国道153号、黄色と黒のまだらの紐は飯田線などとジオラマを作っていきました。
19日は、5縲・人ずつのグループに分かれて、ジオラマで造った場所にツアーに出かけるということです。
20日には、ジオラマを使ったワークショップを午前10時縲恁゚後4時まで計画しています。 -
東箕輪の新保育園の場所は箕輪東小近くへ
箕輪町は、長岡保育園とおごち保育園を統合した東箕輪地区の新しい保育園を、箕輪東小学校と隣接する場所に整備したい考えを18日に示しました。
18日は、箕輪町役場で町議会全員協議会が開かれ、保育園の場所について報告がありました。
箕輪町では、長岡保育園とおごち保育園を統合し、新しい保育園を建設する計画です。
場所は、箕輪東小学校の東側で、現在はJA上伊那東箕輪支所の倉庫がある場所です。
住民からの要望が多かった駐車場についても2箇所整備する予定で、100台程度が駐車できる3千平方mを確保する計画です。
建設する保育園は120人ほどの規模を予定していて、総事業費は6億円ほどを予定しています。
箕輪町では、新しい保育園について平成25年4月の開園を目指すとしています。 -
手良小で2学期始まる
夏休みが終わり、伊那市の手良小学校などでは18日から、2学期が始まりました。
1年生の教室では、児童が夏休みの楽しかった思い出などを発表しました。
また、工作など夏休み中の宿題を提出していました。
始業式は、全校児童が体育館に集まって行われ、児童の代表が2学期の目標を発表しました。
1年生の・ス井ゆづきさんは、「音読がスラスラできるようにしたい」と話していました。
4年生の児童は、「気持ちのよいあいさつをしたい」「忘れ物をしないようにしたい」などと発表しました。
柴田惇校長は、「良さを見つけ、良く噛んで自分の体、心の栄養にして周りに表して下さい。本物を見つけていく2学期にしましょう」と呼びかけていました。
上伊那地域の小中学校では19日、始業式のピークを迎えます。 -
箕輪中と庄内中が部活で交流
箕輪町の箕輪中学校と静岡県浜松市庄内地区の庄内中学校の生徒が11日、交流しました。
庄内中の生徒らおよそ80人が箕輪中を訪れました。
箕輪町と浜松市庄内地区は友好交流推進協定を結んでいて、中学校の交流は今年で13年目になります。
夏休み中に1年ごと交代に訪問しあっていて、3年前から部活動の交流をしています。
今年は、両方の中学校にある5つの部活が交流試合をしました。
男子と女子のバレーボール部は、社会体育館で試合をしました。
県外の部との交流試合は貴重な機会ということで、両チームとも気合い十分に試合に臨んでいました。
箕輪中学校では、「年に1回だけの交流だが、県外の同じ世代の人達と仲良くなる機会。伝統的な交流を今後も続けていきたい」と話していました。 -
伊那市中学生サミット初開催
伊那市内すべての6つの中学校の生徒会役員が集う第1回伊那市中学生サミットが12日伊那市役所で開かれ、グループ討議や全体討議で意見交換しました。
参加したのは、伊那中学校、東部中学校、西箕輪中学校、春富中学校、高遠中学校、長谷中学校の市内6校の生徒会正副会長18人です。
学校紹介では、生徒会の重点事項や文化祭の特徴、地域などとのかかわりについてプレゼンテーションしました。
グループ討議では、3つのグループに別れて、あいさつ運動や文化祭、地区の奉仕活動などについて話しあいました。
はじめは、初対面どうし緊張気味でしたが、次第に積極的に発言し、各校が抱える課題や悩みについて、助言を求めていました。
全体討議では、各校が取り組んでいる節電対策や震災の復興支援についての取り組みについて話しあっていました。
サミットを企画した伊那市教育委員会では、今後もこうした交流の場を設定していきたいとしています。 -
わがまち探検ぐるりん号
伊那市内の公共施設を見学する夏休み恒例のイベント「わがまち探検ぐるりん号」が12日行われました。
この施設見学会には、市内の小学1年から3年までの27人とその保護者、合わせて51人が参加しました。
市政に対する関心を高めてもらおうと伊那市が毎年、夏休みにあわせて実施しています。
12日は、市役所や消防署、長谷の化石資料館などをバス2台で回りました。
このうち、市役所では、市長室を見学。
白鳥孝市長から、南アルプスの説明などを聞きました。
白鳥市長は、「夏休みは家の手伝いをして、読書をしてください」と子どもたちに呼びかけていました。
最後に市長を囲んで写真撮影をして、次の見学場所へと移動していきました。
伊那市の担当者は、「伊那市は、長野、松本についで3番目に大きな市。見学を通じてその大きさを実感してもらいたい」と参加者に呼びかけていました。 -
上戸埋立廃棄物 地盤の汚染なし
伊那市は、西箕輪の上戸地籍に埋め立てられていた廃棄物の分析結果を10日に地権者に報告しました。
分析結果によりますと、住宅地に不適格となる物質は、検出されなかったということです。
土壌汚染調査は、7月に現地で掘削を行い、掘り出された廃棄物は、東京に本社がある地質探査会社で分析されました。
分析結果によりますと、埋め立てられた廃棄物は、ビン類、ビニール類、金属類を主体とする家庭ごみということです。
指定基準値を超えて検出されたのは、鉛の含有量のみでした。
探査会社では、鉛による健康被害は、長期間汚染された土壌に直接触れることで起きるとしていて、今回のように土に覆われた状態では、可能性はないとしています。
またダイオキシン類の検出量も通常の値ということで、廃棄物による周辺の地盤が汚染された可能性はなく、人への健康被害もないと結論づけています。
伊那市では、この報告書を10日に地権者に報告していて、今後、それぞれの状況に応じた協議を進めたいとしています。 -
伊那市の中高生 全国大会に
全国大会に出場する伊那市の中高生が12日、市長を表敬訪問しました。
伊那北高校3年の後沢秀至君は、17日から岩手県盛岡市で開かれる全国高校総合体育大会の競泳に出場します。
後沢君は、100メートルと200メートルの平泳ぎに出場します。
北信越大会では、200メートルで自己ベストとなる2分17秒89の大会新記録で優勝しました。
100メートルでも県高校新記録で2位になっています。
去年に引き続き2年連続でのインターハイ出場で、前回27位の雪辱を果たすべく決勝進出を狙います。
伊那市の酒井茂副市長は、「被災地で開催される大会なので、交流し競い合い特別な大会にしてほしい。伊那市、長野県の代表としてがんばってきてください。」
と激励しました。
また、全国中学校体育大会に出場する中学生6人が12日市役所を訪れ、活躍を誓いました。
伊那中学校の東條樹君と埋橋啓君は、ソフトテニスに出場します。
中村詩穂さんは、卓球です。
春富中学校の松沢勝治君と細田耕太君は、棒高跳び、伊東佑理さんは、柔道です。
北信越大会で4メートル35センチで優勝し全国大会に臨む棒高跳びの松澤君は、「4メートル70センチを跳んで、確実に優勝を狙っていきたい」と抱負を話し、大会での健闘を誓っていました。の奈良県や和歌山県など各地で開催されることになっています。
全国中学校体育大会は、8月中旬に西日本 -
上農高校盆花市
南箕輪村の上伊那農業高校の盆花市が12日、伊那市内の2か所で開かれました。
いなっせ横の広場では、販売開始の9時半を前に、およそ80人が列を作りました。
今年で59回目となる上農高校の盆花市は、毎年8月12日に開かれています。
12日は、いなっせと伊那北駅前の2か所で、合わせておよそ600束が販売されました。
花は、アスターやカーネーション、菊など様々で、毎年買いに来る人も多いということです。
用意した花は、販売開始から1時間ほどで完売したということです。 -
第10回写真展なんじゃもんじゃ
これはなんだろう?と思わず言ってしまうような写真を展示した「第10回写真展なんじゃもんじゃ」が12日から、伊那市の伊那図書館で開かれています。
写真展は、愛好家でつくるなんじゃもんじゃ写真サークルが毎年開いているもので、メンバー60人が1人1点出品しました。
作品の中には、蛇がモグラを飲み込む瞬間や、鹿が集まって話をしているように見えるものなど、日常生活で出くわした場面を写しています。
なんじゃもんじゃ写真サークル事務局の向山世男さんは「腕前を競うのではなく面白さを競った写真展なので多くの人に足を運んでもらいたい」と話していました。
写真展は、21日日曜日まで伊那図書館で開かれています。 -
新風会 義援金を市に寄託
木下茂人長野県議会議員の後援会「新風会」は9日、伊那市に義援金15万円を届けました。
9日は、木下県議会議員と上柳一夫実行委員長、赤羽定事務局長の3人が伊那市役所を訪れ、義援金を白鳥孝市長に手渡しました。
新風会は、会員の交流の場として先月28日に開いたチャリティーゴルフ大会で、参加者から義援金を募りました。
参加した274人全員から寄付金が寄せられ、総額15万円になりました。
上柳実行委員長は「会員全員の気持ちです。1日でも早い被災地の復興を願っています」と話していました。
義援金は、東日本大震災と長野県北部地震の被災地に届けらるということです。 -
国道153号バイパス 関係地区が希望ルート案決定
整備が検討されている伊那市と駒ヶ根市を結ぶ国道153号バイパスについて、伊那市の関係地域の協議会が、地区内のバイパス希望ルートを決定しました。
国道153号春富バイパス促進連絡協議会は、伊那市美篶から先の関係地域として、富県、東春近、西春近の地区内の希望ルートを決定しました。
ルート案は、すでに決定している美篶青島から三峰川を渡り、宮田村境まで南西にほぼ直線で結びます。
富県、東春近、西春近の3地区役員全員一致で決まりました。
今後、伊那建設事務所に地元案として要望していくということです。 -
山岸吉雄さん木版画展
趣味で木版画に取り組んでいる伊那市長谷の山岸吉雄さんの木版画展が11日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には多色摺りの木版画およそ60点が展示されています。
作品のほとんどは、身近にある山と民家を題材にしています。
山岸さんは、およそ30年前から、独学で木版画に取り組んでいます。
作品にする絵を部分ごとに板に彫り、色を変えて何回も摺るため、時間と根気のいる作業だということです。
作品の一つ「月照仙丈」は、月の光で山が浮かび上がった光景を見て、どうしても作品にしたいと取り組んだ、お気に入りの1枚ということです。
山岸さんは、「作品に自分の色の世界を出せることが魅力。板から絵ができる、日本の伝統美術を知ってほしい」と話していました。
山岸さんの木版画展は20日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
地域ブランドフレーズ 「い縲怩セに」決定
伊那市、箕輪町、南箕輪村を統一のイメージで表そうと、伊那青年会議所が検討してきた地域ブランドフレーズが、「い縲怩セに」に決まりました。
10日夜、伊那商工会館で開かれた伊那青年会議所8月公開例会で、伊那北高校書道部の生徒によるパフォーマンスで発表されました。
地域ブランドフレーズは「い縲怩セに」です。
これは、伊那谷と、伊那の方言「いーんだに」をかけています。
地域ブランドフレーズは、伊那市、箕輪町、南箕輪村の3市町村統一イメージのフレーズを作り、活用していくことで地域を活性化させようというものです。
伊那青年会議所の地域ブランド確立委員会の取り組みで、地域住民と考えた7つのフレーズの中から、街頭などで行ったアンケート結果を基に決定しました。
同日はフレーズの活用方法も検討され、ロゴシールを作って活用してもらう、キャラクターを作るなどの意見が出ていました。
地域ブランド確立委員会では今後、ブランドフレーズを地域に浸透させるため、同日の意見を参考に活用方法を実行していくということです。 -
被災地の子ども支援コンサート
南箕輪村・こども地球サミットの舞台制作業務を担当している辰野町のイベント会社「イマジー」は、東日本大震災にあった子供たちを支援するコンサートを11日、南箕輪村民センターで開きました。
「明日(あした)はきっとやってくる」と名付けられたコンサートには、元宝塚歌劇団の但馬(たじま)久美さんらが出演しました。
子ども地球サミット・キッズエコロジーコンサートは、今年8月に予定されていましたが、震災を受けて中止となりました。
主催するイマジーなどはキッズエコロジーコンサートに変わるものとして、被災地の子ども達を支援する目的でこのコンサートを開きました。
コンサートの中では、陸前高田市で被災し、母親をなくしたカメラマン、上田聡さんが撮影した被災地の様子などが上映されました。
東日本大震災からちょうど5ヶ月となる11日午後2時46分には、会場全員で黙祷しました。
イマジーでは、今後も、継続的に被災地支援の活動を行なっていきたいとしています。
また、県内の子ども達がレコーディングに参加した曲を10月上旬にインターネットで配信し、売上金の一部を支援金としたいとしています。 -
上農高校生徒 盆花市準備
南箕輪村の上伊那農業高校で、12日の盆花市で販売する花の準備が11日行われました。
11日は、全校生徒が加盟する農業クラブのクラス代表や、生徒会役員など60人ほどが作業にあたりました。
花は、菊やアスター・トルコキキョウなどです。
生徒達は、机に並べられた花を組み合わせて花束を作っていました。
盆花市は、59回を数える恒例行事で毎年楽しみにしているファンが多くいます。
12日は、伊那市のいなっせ多目的広場と伊那北駅前で午前9時半縲恃フ売する予定です。
盆花は1束500円で販売されます。 -
春近発電所 1号機が復旧
冠水事故により発電ができなくなっていた伊那市の県営春近発電所の1号機の復旧工事が完了し、11日から運転が再開されました。
伊那市東春近にある長野県企業局の県営春近発電所です。
復旧工事が続けられ、10日は、試運転で問題がないかどうかの確認が行われていました。
発電所では高遠ダムから取水した水で水力発電を行っています。
今年4月に、配管が破断し、2つある発電機が水に浸かる事故がありました。
これにより、1号機、2号機ともに故障し運転できなくなっていました。
春近発電所は最大2万3600キロワットを発電する事ができ、中部電力に売電しています。これは伊那市全域をまかなえる程度の発電量で、高遠町、長谷、駒ヶ根市の一部などで利用されているということです。
2号機の復旧は12月上旬を予定していて、全体の復旧費用は、およそ3億円となる見込みです。
長野県企業局南信発電所の山寺晴雄管理課長は、「浜岡原発が停止している今、電力が必要とされる中での故障で申し訳なかった。電力消費量のピークには少し間に合わなかったが、ようやく稼動でき、ほっとしている。」と話していました。
長野県企業局によりますと2号機の復旧は12月上旬を予定していて、全体の復旧費用は、およそ3億円7500万円となる見込みです。
また、運転できなかった期間の損害額は3億円程度と見込んでいます。
長野県企業局では、配管の溶接に問題があったと見て、施行業者と、損害賠償請求を含めて協議していきたいとしています。 -
ふれあいバザールinアピタ伊那店
障害者施設の製品の販売会、ふれあいバザールinアピタ伊那店が12日、開かれました。
アピタ伊那店で開かれた販売会では、上伊那の障害者就労センター6施設で作った織物やお菓子などが並べられました。
ふれあいバザールは、障害者の作る製品と活動について多くの人に知ってもらおうと、長野県セルプセンター協議会が開いているものです。
協議会では、障害者の工賃アップなどを目的に、販売の機会の促進に努めています。
訪れた人達は、手にとって気に入った物を買い求めていました。
利用者が作った製品は、この他にも月に1回、伊那中央病院と伊那市福祉まちづくりセンターで販売しているということです。 -
高遠しんわの丘ローズガーデンバラ祭りフォトコンテストの最優秀賞 蜷川さん
今年の高遠しんわの丘ローズガーデンバラ祭りフォトコンテストの最優秀賞に、伊那市の蜷川靖子さんの作品が選ばれました。
最優秀賞に選ばれたのは、蜷川さんの作品「バレリーナの花揺れて」です。
蜷川さんの写真は、手前にピンクの花が、奥に人と中央アルプスが配置されていて、立体感があることなどが評価され最優秀賞となりました。
今年は、32人から112作品の応募があり、入賞した作品は市内の公共施設などで展示されるということです。 -
高校生が看護の仕事を体験
高校生を対象とした1日看護体験学習が10日、伊那中央病院で行われました。
これは高校生が今後の進路を決めるうえで参考にしてもらおうと伊那中央病院が行ったものです。
体験学習は9日、10日の2日に分けて行われ、上伊那の6つの高校から看護師を目指す学生など、合わせておよそ50人が参加しました。
高校生は患者の足を洗うなど直接触れあいながら看護師の仕事について学んでいました。
体験学習では車イス介助や血圧測定などが行われ、高校生が看護の仕事について理解を深めていました。 -
田原の耕作放棄地、再生へ
伊那市東春近田原の農家などでつくる田原集落農業振興センターは田原地区上段に広がる耕作放棄地の再生事業に取り組みます。
10日は、農業振興センターやJA上伊那など関係者およそ50人が集まり現地で起工式が行われました。
再生事業は、2年計画で田原上段の耕作放棄地およそ16ヘクタールを元の畑に戻そうと行われます。
72人いる地権者もこの計画に賛同し事業費はおよそ1億5,000万円で、そのうち半分の7,600万円は国の補助で賄われます。
田原上段の耕作放棄地は、養蚕が盛んだった昭和40年代頃までは、桑畑が広がっていたということです。
しかし養蚕が衰退するにつれ、桑畑も管理されなくなり、30年以上荒れた状態が続いていました。
田原集落農業振興センターでは、後世に農業ができる土地を残そうと再生事業を行うことにしました。
荒れた土地の整備は業者を使わず地元農家などが重機を動かし整備をするほか、木の伐採や草刈りなども地元で行います。
伊那市によりますと、16ヘクタールという大規模な再生事業は市内でも初めてということで、今後のモデルケースになればと期待しています。
再生整備終了後は農事組合法人「田原」が畑づくりをすることになっています。 -
ミノワオールスターが全国3位
箕輪町のソフトボールチーム、ミノワオールスターが全国大会で3位入賞を果たしました。
10日は、ミノワオールスターの監督と選手6人が箕輪町役場を訪れ平澤豊満町長に3位入賞の報告をしました。
全国大会は、先月30日から茅野市で開かれ全国から48チームが出場しました。
ミノワオールスターはトーナメントで3試合を勝ち上がり準決勝で対戦した高知県代表のチームと延長戦の末引き分け。
ルールによりくじ引きとなりくじ運悪く惜しくも決勝進出はなりませんでした。
大会ではミノワオールスターが引き分けた高知県代表チームが優勝しました。
ミノワオールスターは、今回で5年連続6回の全国出場を果たしている強豪チームで、次こそは全国制覇したいと雪辱に燃えています。 -
被災地岩手の小学生が村で夏休み
東日本大震災の被災地、岩手県の小学生ら10人が、南箕輪村で夏休みを過ごしています。
南箕輪村を訪れているのは岩手県平泉町の小学生と保護者らです。
平泉町は、震災があった地域の中では被害の程度が軽いということです。
子どもたちは9日到着し、10日は南箕輪村などの子どもたちと一緒に大芝高原の村民プールで遊びました。
南箕輪村への滞在は、毎年夏に村内で開かれている子ども地球サミットの舞台制作会社イマジーが、被災した子ども達を支援しようと企画しました。
この支援プロジェクトでは、11日、村内で東日本大震災支援コンサートを開くことになっていて、それに合わせて子どもたちを招待しました。
株式会社イマジーでは、「長野県でリフレッシュしてほしい」と話していました。
平泉町の小学生たちは、12日まで滞在し、明日午後1時から村民センターで開かれるコンサートに出演することになっています。 -
盆花販売に向け準備
盆花の販売を行う南箕輪村農業経営者協議会が10日、花の刈り取り作業をしました。
南箕輪村農業経営者協議会は、減反の田んぼを利用して盆花用にアスターなどを栽培しています。
10日は、会員が花の刈り取り作業に汗を流しました。
協議会の盆花販売は15年近く続いています。
今年の花束には、アスター、ケイトウ、菊など7種類が入る予定で、1束500円です。
11日の夕方から、ファーマーズあじーなと、みはらしファームとれたて市場で販売します。
予約販売は12日午後3時から午後5時半まで、南箕輪村役場駐車場で行います。 -
シナノレッド出荷始まる
箕輪町のJA箕輪果実選果場で、リンゴの極早生品種シナノレッドの出荷が始まっています。
10日は、5キロ箱およそ70ケース分の出荷作業が行われました。
シナノレッドは、お盆前に出荷される赤いリンゴとして需要があり、上伊那地域ではおよそ1ヘクタールで栽培されています。
今年は春先の生育が遅れたものの、霜の被害は無く、出来はいいということです。
この選果場に集まったシナノレッドのほとんどは、お盆に行われる阿波踊りの祭りに合わせて徳島県に出荷されます。
今年は、5キロ箱で1300ケース分の出荷を見込んでいて、出荷作業は18日まで行われるということです。 -
東日本復興チャリティー講演会
NPO法人ドリームケーキプロジェクトなどでつくる実行委員会は8日、東日本復興チャリティー講演会を伊那市のいなっせで開きました。
この講演会は、東日本大震災をきっかけに、日本のあるべき姿を取り戻し、永続的に被災地を支援していこうと開かれたものです。
講師の一人、菓匠しみずのパティシエで、NPO法人ドリームケーキプロジェクト理事長の清水慎一さんは、東北の被災地で子どもたちと夢ケーキを作ったときの様子を話しました。
清水さんは、子どもたちが描いた夢をケーキで形にする夢ケーキの活動をしています。
被災した宮城県の小学校で夢ケーキ作りをして、子どもたちを励ましたいと思っていたけれど、反対に励まされたと話していました。 -
伊那市・新宿区友好提携5周年パネル展
伊那市が東京都新宿区と、友好提携を結び今年で5周年です。
伊那市役所では、友好提携5周年を記念したパネル展が開かれています。
パネル展は、交流事業や、交流の歴史を振り返り、今後のさらなる発展に繋げていこうと開かれています。
市役所1階の市民ホールには、パネル16枚が展示され、互いの産業や伝統芸能、交流事業などを紹介しています。
このうち、紹介されている「伊那教場」は、終戦直後、学校が焼けてしまった新宿の子どもたちの為に、上伊那の有志が木材を寄贈し作られたものです。
旧高遠藩主内藤家が縁で、旧高遠町と昭和61年に友好提携を結びました。
平成18年の市町村合併により、新たに伊那市と友好提携を締結しました。
パネル展は、8月11日まで伊那市役所1階市民ホールで開かれています。 -
ワークショップ「あの日の新聞を探せ」
図書館に保存されている過去の新聞を使ったワークショップ「あの日の新聞を探せ」が9日、伊那図書館で開かれました。
9日は、伊那市内から7人が参加しました。
ワークショップは、図書館をより身近に感じてもらおうと今回初めて開かれたものです。
伊那図書館には、古いもので110年前の明治34年の新聞が保管されています。
参加した人達は、過去の物と現代の物とを見比べ「昔の記事を見ても、現代と同じようなニュースが取りざたされていることが分かった」「戦時中の新聞は、明治の新聞よりも使われている紙が薄い」などと、感じた事を発表していました。
平賀研也館長は「過去の新聞やデータを地域の財産として、多くの人に活用してもらえればうれしい」と話していました。
ワークショップは12日金曜日まで開かれています。 -
赤そばの里で種まき
赤そばの里としてしられる箕輪町上古田の畑で9日、種蒔きが行われました。
9日は、古田の里赤そばの会のメンバー7人が4.2ヘクタールの畑に200キロの種を播きました。
もともと上古田の畑ではトウモロコシなどを作っていましたがイノシシなどに食い荒らされてしまうため10年前から鳥獣対策で赤そばを栽培しています。
広大な面積に赤そばが咲き、毎年多くの写真愛好家や県内外の観光客が訪れるようになりました。
今年は、9月18日から10月10日まで、花まつりを開く予定で農産物の販売なども予定しています。
会では、「今年も多くの人達に花を見に来ていただけるよう、花まつりに向け準備を進めていきたい」と話していました。 -
(株)仙醸 厚生労働大臣賞受賞
伊那市高遠町の酒造メーカー株式会社仙醸は、献血推進事業に貢献した企業や個人に贈られる厚生労働大臣感謝状を受賞しました。
9日は、感謝状の伝達式が伊那合同庁舎で行われ、寺井直樹伊那保健福祉事務所長から株式会社仙醸の伊藤好専務取締役に感謝状が手渡されました。
株式会社仙醸は、35年以上にわたり毎年街頭献血車を受け入れ、従業員に献血を呼び掛けてきました。
従業員の大半が献血を行っていて、国が進めている400ミリリットル献血への理解が深いことも評価されました。
今年は、全国で308団体、県内では7団体に感謝状が贈られたということです。