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ワークショップ「あの日の新聞を探せ」
図書館に保存されている過去の新聞を使ったワークショップ「あの日の新聞を探せ」が9日、伊那図書館で開かれました。
9日は、伊那市内から7人が参加しました。
ワークショップは、図書館をより身近に感じてもらおうと今回初めて開かれたものです。
伊那図書館には、古いもので110年前の明治34年の新聞が保管されています。
参加した人達は、過去の物と現代の物とを見比べ「昔の記事を見ても、現代と同じようなニュースが取りざたされていることが分かった」「戦時中の新聞は、明治の新聞よりも使われている紙が薄い」などと、感じた事を発表していました。
平賀研也館長は「過去の新聞やデータを地域の財産として、多くの人に活用してもらえればうれしい」と話していました。
ワークショップは12日金曜日まで開かれています。 -
赤そばの里で種まき
赤そばの里としてしられる箕輪町上古田の畑で9日、種蒔きが行われました。
9日は、古田の里赤そばの会のメンバー7人が4.2ヘクタールの畑に200キロの種を播きました。
もともと上古田の畑ではトウモロコシなどを作っていましたがイノシシなどに食い荒らされてしまうため10年前から鳥獣対策で赤そばを栽培しています。
広大な面積に赤そばが咲き、毎年多くの写真愛好家や県内外の観光客が訪れるようになりました。
今年は、9月18日から10月10日まで、花まつりを開く予定で農産物の販売なども予定しています。
会では、「今年も多くの人達に花を見に来ていただけるよう、花まつりに向け準備を進めていきたい」と話していました。 -
(株)仙醸 厚生労働大臣賞受賞
伊那市高遠町の酒造メーカー株式会社仙醸は、献血推進事業に貢献した企業や個人に贈られる厚生労働大臣感謝状を受賞しました。
9日は、感謝状の伝達式が伊那合同庁舎で行われ、寺井直樹伊那保健福祉事務所長から株式会社仙醸の伊藤好専務取締役に感謝状が手渡されました。
株式会社仙醸は、35年以上にわたり毎年街頭献血車を受け入れ、従業員に献血を呼び掛けてきました。
従業員の大半が献血を行っていて、国が進めている400ミリリットル献血への理解が深いことも評価されました。
今年は、全国で308団体、県内では7団体に感謝状が贈られたということです。 -
大芝でメロンの出荷 はじまる
南箕輪村大芝の水耕ハウスではメロンの出荷がはじまっています。
生産組合のハウスでは、秋から初夏にかけていちごを、今の時期はメロンを栽培しています。
今年は、春先の寒さで出荷の遅れが心配されていましたが6月以降の暑さで玉伸びもよく糖度も高いということです。
栽培しているのは皮にネットがかかる「アールスメロン」という品種です。
ハウス内の日中の温度は42度。
その暑さの中で武村さんは、ひとつひとつメロンを収穫していました。
今年は例年並みの1600玉の収穫を見込んでいてお盆にかけて出荷量も増えていくという事です。
メロンは、南箕輪村の直売所やJAファーマーズあじーななどで1玉800円から販売しています -
JR東海が中間駅位置案について説明
JR東海は、リニア中央新幹線の県内の中間駅を天竜川右岸の飯田市座光寺、下伊那郡高森町南東部を含む直径5キロの円とした位置の案について9日、県内5地区の期成同盟会などで組織する県協議会に説明しました。
説明会には、上伊那期成同盟会や諏訪、飯田下伊那地区の期成同盟会、長野県、経済団体の代表などが出席しました。
長野県企画部の黒田和彦企画部長は、「今日の説明会は情共有のために開催した。リニアが県全体にとってよりよいものになるよう一緒になってとりくんでいくことをお願いしたい」と挨拶。
続いてJR東海の中央新幹線推進本部長の宇野まもる護取締役は、「今回公表した案は各地域の意見を聞き、私どもなりにまとめたもの。この説明会が理解を深めていただく一つの契機になれば」とあいさつしました。
JR東海は、先週公表した概略路線や県内中間駅の位置の案を記した環境配慮書について出席者に説明しました。
上伊那期成同盟会の白鳥孝伊那市長は、飯田線も含めた中間駅への選択肢が多いアクセスを要望し、各地区期成同盟会と県、JR東海が参加する検討の場の設置を要望しました。
飯田・下伊那期成同盟会会長の牧野光朗飯田市長は、飯田地区での説明会の開催を要望しました。
JR東海は、年内には環境アセスに着手したい考えで、2014年の着工を目指します。
ただ、350億円とされる巨額の駅建設費について、全額地元負担を主張するJR東海側と事業者負担が基本とする県側とのへだたりは大きく、調整は難航するものと見られます。 -
核廃絶願い平和のつどい
1945年昭和20年、8月6日、広島に原爆が投下されてから66年が経ちました。
伊那市坂下の丸山公園では広島原爆の日の6日に平和のつどいが開かれました。
平和のつどいには、伊那市の被爆者で3年前に亡くなった久保村文人さんの遺族など、およそ50人が集まり、原爆が投下された時刻午前8時15分に黙とうを捧げました。
平和のつどいは、非核平和都市宣言をさらにすすめる伊那市民の会が開いているもので、今年で25回目となります。
平和のつどいでは、参加者が原爆の火が灯されている平和の塔の前に花を手向けていました。
伊那市民の会では「アメリカのオバマ大統領は、核兵器のない世界をめざすと宣言してノーベル平和賞を受賞したが、今なお地下核実験を続けている。
1人1人の力は弱くても世界中の人々と連帯して核兵器のなくなる日まで活動したい。」話し、恒久平和への誓いを新たにしていました。 -
福島の小学生を送る会
5日から伊那市で、夏休みを過ごしていた、福島県の小学生を送る会が、8日、伊那市の荒井区事務所で開かれました。
送る会には、原発事故の影響で避難している福島県大熊町の小学生の代表2人等が出席しました。
今回の伊那市への滞在は、震災で被災した福島の子ども達に楽しい夏休みを過ごしてもらおうと、市内のボランティア団体、市民ネットワーク伊那が企画したもので、およそ70人の子供が招待されまし。
6日に行われた、伊那まつり市民おどりでは、荒井区の踊り連に入り、まつりに参加しました。
大熊町の小学5年生高宮美月さんは「伊那まつりで踊った事がとても楽しかった。今度は同世代の子ども達と交流したいです」と話していました
荒井区の武田治区長は「今回の訪問をきっかけに、荒井区と大熊町、会津若松市の結びつきを深めていきたい」と話していました。
会津若松市子ども育成会連絡協議会の新井田萬壽子会長は、「子どもたちは、伊那まつりに参加し、心にのこる思い出を持ち帰る事ができた」と話していました。
送る会では、荒井区の区民や商店主などから集めた義援金58万2千円と、お米30キロが子ども達に手渡されました。 -
村療育施設関連事業費 大幅増
南箕輪村が、来年10月に開所を目指す、療育施設の建設に関する事業費は、当初予算の1億5,000万円から、8,000万円増えて、およそ2億3,000万円になる事が、8日、わかりました。
8日、村役場で開かれた村議会全員協議会の中で、報告されました。
村の説明によりますと、事業費は当初、建物の大きさなどを基準に、概算で算出したという事です。
今月、建物の設計を終えたところ、療育施設の建設費は、約2,600万円の増額。
建設に伴い、隣りの西部保育園駐車場の造成に、約1,300万円追加。
療育施設と村内の2つの保育園に設置する、太陽光発電設備事業は、予定していた、経済産業省の外郭団体の補助が打ち切りとなり、代わりに環境省の補助を受けるため、発電出力を16キロワット増やした事で、約4,200万円の増額となります。
村では、これら療育施設建設などの事業に関する、約8,000万円の補正予算を、8月の臨時村議会に提出する事にしています。 -
七夕の伝統行事 さんよりこより
三峰川を挟んで、北側の伊那市美篶と南側の富県地区で、7日、月遅れの七夕行事、「さんよりこより」が行われました。
さんよりこよりは、洪水を起こす「厄病神」を地区の子どもたちが、七夕飾りでたたき、厄払いをする伝統行事です。
およそ580年前の洪水で高遠町藤沢にあった天伯社が当時の桜井村に流され、その後対岸の川手村に流れついた事が縁で毎年8月7日に行われています。
美篶の川手天伯社で「さんよりこより」が終わると、神輿に御神体を乗せ、対岸の富県の桜井天伯社をめざします。
桜井天伯社に神輿が到着すると、集まった子どもたちは、七夕飾りを手に、鬼役の大人を囲み、「さー寄ってこいよ」とう意味の、「さんよりこより」を唱えながら、3周回り、その後、手にした七夕飾りで、鬼役の大人を一斉に叩き、これを3回繰り返しました。
ある子どもは、「雨が降ってきたが、しっかりと、鬼を叩く事ができて楽しかった」と話していました。 -
東部中生が少林寺拳法で全国大会へ
8月20日から香川県で開催される全国中学生少林寺拳法大会に、伊那東部中学校の生徒6人が出場します。
20日は、全国大会に出場する藤森ふみかさんと、春日梢さん、馬場萌奈さん、池上勝悟君、宮下拓己君、藤井瑠唯君の6人が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に出場の挨拶をしました。
6人とも東部中学校の3年生で、少林寺拳法伊那支部に所属しています。
6人は、7月10日に開かれた少林寺拳法長野県大会中学生の部で上位入賞を果たし、全国大会出場を決めました。
生徒の中には、陸上や剣道など他の部活動をしながら、週3回の練習に励んだという生徒もいます。
選手を代表して宮下君は「これまでの集大成としてなんとか予選を突破して、いい結果を残したい」と抱負を述べました。
全国大会は20日から香川県で開催されます。 -
伊那市と南箕輪村の一部で停電
7日午後2時半頃、伊那地域で雷を伴う激しい雨が降り、伊那市と南箕輪村の一部で停電となりました。
中部電力伊那営業所によりますと伊那営業所のエリア内では、伊那市と南箕輪村の一部、あわせて3130戸が落雷により停電となったということです。
順次復旧作業が行われ、8日の未明までにほとんどの世帯で復旧しました。
8日は、復旧が済んでいない伊那市の西箕輪と高遠町、南箕輪村の3か所で、落雷により故障した変圧器の交換作業を行いました。
中部電力伊那営業所によりますと、正午過ぎに作業が終了し、全世帯で復旧したということです。
長野地方気象台によりますと、7日の伊那地域は午後2時からの1時間に24.5ミリの強い雨が降ったということです。
この雨により、JR飯田線で、上下線合わせて8本、最大72分の遅れが出たということです。 -
ミニチュア竪穴住居作り
小学生を対象にしたイベント、ミニチュア竪穴住居作りが8日、伊那市創造館で開かれました。
8日は、市内の小学生とその保護者22人が参加しました。
イベントは、縄文から宇宙までをテーマに、夏の思い出を作ってもらおうと伊那市創造館が開いたものです。
8日は、学芸員から縄文時代の人の知恵や工夫を学びながら、本物の50分の1ほどのサイズの模型を作りました。
子ども達は、素焼きのように仕上がる粘土を、平に伸ばして住居の土台となる部分を作っていきました。
粘土が乾いてしまうため、ひびをなくすのに苦戦していました。
伊那市創造館では、9月4日日曜日に「黒曜石体験ミュージアムと宇宙空間観測所見学会」を開くということです。 -
図書館ツアー
伊那図書館は、普段入れない部屋などを案内する図書館ツアーを2日、開きました。
図書館ツアーは、図書館により親しんでもらおうと開かれているものです。
2日は、市内の小学生3人が参加し、1階から4階までを見学しました。
職員から「館内には22万冊の本があり、1日1冊読んでも570年かかります」などと説明を受けていました。
他に、図書館3階にある過去の新聞が保管されている部屋では、子ども達が大正時代の新聞や、自分の誕生日の記事を探していました。
参加したある男の子は「普段できない体験ができてよかった」と話していました。
図書館ツアーは、12日金曜日まで、1日2回行われます。 -
子どもワークショップ ウインドチャイム作り
伊那市高遠町の信州高遠美術館主催の子どもワークショップが3日、高遠閣で開かれ、小学生が風鈴を作りました。
ワークショップは、子どもを対象に毎年夏に開かれていて、今年で5年目です。
小学生23人が参加し、アルミなど金属の棒を使った風鈴、ウインドチャイム作りに挑戦しました。
指導したのは、東京芸術大学大学院美術教育研究室の学生4人です。
ウインドチャイムは、針金に毛糸を巻いて星などの形を作り、金属の棒を縛りつけて作ります。
子どもたちは、音が鳴るように考えながら棒を取り付けていました。 -
リニア県内駅 下伊那高森、飯田座光寺案を公表
リニア中央新幹線を建設するJR東海は、県内の中間駅の候補地に下伊那郡高森町南東部と飯田市座光寺地区を含む直径5キロの位置の案を5日公表しました。
飯田下伊那地域が併設を求めていたJR飯田駅は含まれていません。
JR東海の発表によりますと、県内の路線案は、下伊那郡大鹿村と木曽郡南木曽町南部をほぼ直線で結ぶ50キロで、直径5キロの中間駅の範囲には、下伊那郡高森町南東部と飯田市座光寺地区が入る一方で、地元が併設を要望していたJR飯田駅は含まれまていません。
JR東海は、6月7日に東京・名古屋間のルートと、長野県を除く神奈川、山梨、岐阜の中間駅の候補地を示していました。
長野県のルートや中間駅の候補地については、「地域の要望などを踏まえて対応する」として、6月下旬までに上伊那や諏訪など県内4地区の同盟会と懇談などを行い、調整を続けてきました。
上伊那同盟会は、6月24日のJR東海との懇談会で、飯田線も含めた中間駅へのアクセスなど課題解決に向けた協議の場の設置をJR側に求め、JR側も参加の意向を示していました。
5日の発表を受け上伊那期成同盟会の白鳥孝伊那市長は、「上伊那地域としては、県や他の規成同盟会と連携し、国の積極的な関与を求めながら、JR東海はもとより、JR東日本も加わる検討の場で、リニア中央新幹線の整備効果が中南信地域をはじめ広く県全体に波及できるよう、具体的な検討に入りたい」とコメントしました。
JR東海は、リニア中央新幹線の2014年度の着工を目指しています。
中間駅の設置費用に関しては、線路を除く全額の負担を各自治体に求めていて協議は難航、今後の大きな課題となっています。 -
福島県会津若松市と大熊町の小学生が伊那市を訪れる
東日本大震災の被災地福島県の原発事故により避難している小学生ら68人が6日、伊那市を訪れました。
児童らは、8日月曜日まで伊那市で夏休みを過ごします。
午後2時。児童らを乗せたバス2台が、伊那市のみはらしファームに到着しました。
伊那への滞在は、市民有志でつくる被災地支援ボランティア市民ネットワーク伊那が、被災地の子ども達に、楽しい夏休みを過ごしてもらおうと企画したものです。
訪れた子ども達は、市内のおよそ30件のホームステイ先に泊ります。
到着した児童らは、早速、みはらしファームで、ブルーベリー狩りを楽しみました。
児童らは、5日から3日間伊那市に滞在し、市内の小学生と交流する他、伊那まつりの市民おどりにも参加するということです。 -
山水会 水彩画展
伊那市などの水彩画愛好者で作る山水会の作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
山水会は、カルチャーセンター・ぶぁんてあんの水彩画教室に通う生徒とOBで作られた会で、去年発足しました。
現在は35人ほどが活動していて、作品展を開くのは今回2回目です。
会場には、33人の作品が並んでいます。
作品は静物画や風景画など様々です。
事務局の塚越祐三さんは、「水彩画は、紙と水と絵の具があればすぐに始められる、かしこまらないところが魅力。それでいてテクニックや計算が必要なところが奥深い」と話していました。
この山水会の作品展は、10日(水)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
JA上伊那が「伊那華の梅酒」発売
JA上伊那は、上伊那産の梅を使った梅酒「伊那華の梅酒」を6日から販売します。
伊那市高遠町の酒造会社仙醸と連携し、地元産の酒米「ひとごこち」で醸造した清酒に、梅を漬け込みました。
6日は、伊那市狐島のJA上伊那本所で発売報告会が開かれ、幹部らが、風味や味を確かめていました。
御子柴茂樹常務理事は、「梅の香りが生きている。夏場は、ロックがいいのではないか」と満足そうでした。
価格は、720ミリリットルで、1,350円。
6日から南箕輪村のファーマーズあじ縲怩ネなどで販売されます。
JA上伊那では、地元農畜産物の消費拡大を図ろうと「伊那華シリーズ」の生産・販売に取り組んでいて、お酒としては、2001年に発売された米焼酎やそば焼酎についで10年ぶりの商品になります。
JAでは、「満を持して発売する商品」と話していて、竜峡小梅の生産拡大につなげたい考えです。 -
明日から伊那まつり
6日、7日の2日間、第39回伊那まつりが行われます。
市民おどりのメインとなる中心商店街では、祭りの準備が行なわれていました。
今年の伊那まつりの統一テーマは「心をひとつに 結 がんばろう日本」です。
6日は、伊那市の職員らが祭りの準備を行っていました。
伊那ケーブルテレビでは、伊那まつりの模様を生中継します。
6日の市民おどりは、午後5時から。
7日の花火大会は、午後7時からです。
是非ご覧下さい。 -
小学校の図書館司書が保育園で読み聞かせ
箕輪町は、保育園と小学校が連携して読育を進めていこうと、小学校の図書館の司書による読み聞かせを5日、松島保育園で行いました。
5日は、箕輪中部小学校の原佐織教諭と箕輪南小学校の唐澤里久美教諭の2人が、年長園児およそ40人に読み聞かせをしました。
読み聞かせは、保育園と小学校の連携を深めようと、箕輪町の読育交流事業の一環で行われたものです。
5日は、絵本2冊を子ども達に読んだ他、職員に本の並べ方について指導しました。
松島保育園の川上きよ子園長は「子ども達だけでなく職員にとってもいい機会になった。今後も、連携を深めていきたい」と話していました。 -
箕輪町郷土博物館に緑のカーテン
箕輪町郷土博物館では、緑で建物に日影を作るエコカーテンが涼しげです。
郷土博物館の建物を覆っているのはゴーヤです。
6月中旬に植えた8本のゴーヤの苗は、現在、幅7メートル、高さ3メートルほどに成長しました。
郷土博物館では、今年初めて緑のカーテンに取り組みました。
職員は、ゴーヤの花の香りもよく、涼しく感じると話していました。
郷土博物館では、来館者にゴーヤのプレゼントなども計画したいとしています。 -
パン粘土の花展
小麦粉などを原料とするパン粘土で作った花の作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、バラやカーネーションなどパン粘土で作られた様々な花・100点が並んでいます。
作品展を開いているのは、伊那市狐島のパン粘土教室 ルナ・フローラを主宰する佐藤峰子さんと、教室の生徒です。
ルナ・フローラが、かんてんぱぱホールで作品展を開くのは今回で3回目です。
パン粘土は、小麦粉などを原料とする樹脂粘土で、油絵の具やオイルを混ぜて形を整えます。
それを乾燥させて、色付けし、仕上げていくという事です。
また、石鹸の香りのする粘土で作った作品も展示されていました。
佐藤さんは、「パン粘土細工は、難しいと思われがちだが、花によっては簡単なものもある。興味があったら皆さんにも挑戦してもらいたい」と話していました。
このパン粘土の花展は、7日(日)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
タウンステーションオープン
伊那市の中心市街地再生事業の一つ、情報発信拠点施設、タウンステーションが4日、オープンしました。
4日は、中心市街地の山寺、坂下、荒井、西町までの商店街の関係者や伊那市、長野県などが参加して、オープニングセレモニーが行われました。
タウンステーションは、いなっせ前の空き店舗を改装して作られました。
観光案内など、町の情報を手に入れることができるほか、電車やバスの待ち時間に一息ついたり、会議や打ち合わせにも活用できます。
また、作品展示や、子どもが遊べるスペースもあります。
タウンステーションの設置は、商業の中心だった市街地に、かつての賑わいを取り戻そうという取り組みの一つです。
会場には、伊那の観光案内・伊那のグルメ、信州大学農学部のコーナーが設けられているほか、伊那市で作られた木のおもちゃなどが並べられています。
午前10時から午後6時まで開かれていて、スタッフ2人が常駐しています。
より地域に親しんでもらおうとタウンステーションの愛称の募集も始まりました。
採用者には、市街地で使える一万円分の利用券が贈られます。
締め切りは15日で、タウンステーションで受け付けています。 -
西早稲田中学校が農業体験
東京都新宿区の西早稲田中学校の生徒が4日、伊那市高遠町で農業体験をしました。
西早稲田中学校では、給食で高遠の米や味噌、野菜を使っていることから、毎年夏休みに高遠町を訪れて農業体験をしています。
今年で6年目の取り組みで、生徒23人が参加し、班ごとに分かれて作業をしました。
このうち高遠町農産加工施設では、生徒2人が味噌造りを体験しました。
西早稲田中学校の給食では、高遠町農産加工組合の手づくり味噌が使われています。
生徒は、一度仕込んだ味噌を機械でもう一度細かく潰す、二度挽きという作業をしました。
桶から味噌を取り出し、機械に入れる作業を手際よくこなしていました。
生徒が二度挽きをした味噌は、来年の5月頃までねかせ、中学校に送られるということです。 -
ごみ処理方式 評価項目協議
新しいごみ中間処理施設の環境影響評価を行うため、施設の規模などを検討する施設整備検討専門委員会の2回目の会合が4日開かれ、ごみ処理方式絞り込みのための評価項目などを協議しました。
伊那市のいなっせで委員会が開かれ、ごみ処理方式絞り込みのための評価項目の案が示され、大枠で了承されました。
評価項目の案では、大項目として▽環境保全・資源循環性▽安全性・安定性▽経済性竏窒フ3項目を挙げています。
委員からは、大項目の具体的な評価内容として、従事者の安全性、災害時の自動停止などを盛り込んでほしいとの意見が出ていました。
またデータを集めるため、プラントメーカーにアンケートを行う予定で、調査項目として処理方式や施設概要、図面などの回答を求める案を了承しました。
委員会は9月に県外施設の視察を行います。
評価項目やアンケート内容の詳細については視察後に開く委員会で示される予定です。 -
自由研究お手伝い 水生生物探し
伊那市富県貝沼の住民でつくる「貝沼の自然環境を守る会」は、小学生の夏休みの自由研究を手伝おうと4日、水生生物を探す教室を開きました。
小学生22人が参加し、貝沼のハス池で水生生物を探しました。
貝沼の自然環境を守る会は、地域の草刈りや川の整備、花壇作りなどをして生き物が住める環境づくりに取り組んでいます。
夏休みの自由研究を手伝う企画は今年初めて行いました。
自然環境を守る会が整備しているハス池で、子どもたちが虫取り網などを使って生き物を探しました。
子どもたちは、捕まえた水生生物を調べ、自由研究をまとめるということです。 -
ミヤマシジミ観察会
絶滅危惧種に分類されている蝶、ミヤマシジミの観察会が、伊那市横山の繁殖地で30日開かれました。
ミヤマシジミは、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類に分類されています。
伊那市横山の中村新一さんが所有する水田のあぜにミヤマシジミが繁殖していて、中村さんと地元の老人クラブ、子供会が観察会を開きました。
水田のあぜには、ミヤマシジミの幼虫が食べる唯一の植物、コマツナギが生えています。
中村さんは3年前にミヤマシジミを知り、コマツナギを残してあぜの草刈りをするなど繁殖の環境を守ってきました。
観察会に参加した人たちは、2、3センチほどの大きさのミヤマシジミを探して写真に撮るなどしていました。
中村さんは今後、ミヤマシジミを守る会を立ち上げ、保護活動をしていくということです。 -
創造館の展示「赤羽校長の眼鏡」
旧中箕輪尋常高等小学校の集団登山で命を落とした赤羽長重校長の遺品の展示会「赤羽校長の眼鏡」が今日から伊那市創造館で開かれています。
旧中箕輪尋常高等小学校、今の箕輪中部小で校長を務めていた赤羽長重は、大正2年駒ヶ岳集団登山中に遭難し、児童9人とともに命を落としました。
展示会ではその赤羽校長の遺族から上伊那教育会に寄贈された遺品など12点が並べられています。
赤羽校長が遭難のときに、かけていたと伝えられている眼鏡は、明治時代中期から後期に作られたものです。
レンズが緑色をしていてサングラスとして使われていたということです。
また遭難したときに着ていたシャツは丸首の襟で運動する際によく使ったといわれています。
他には、教員免許など赤羽校長の所持品が並んでいます。
赤羽校長は教育の一環として登山を学校行事に定着させようとしていました。
駒ケ岳集団登山の遭難はそんた折りに発生したもので、倒れていく子どもを守りながら自身も命を落としましたが、責任者として当時、非難の対象ともなりました。
この事故は、新田次郎の小説「聖職の碑」でも紹介されています。
伊那市創造館の展示、「赤羽校長の眼鏡」は9月4日まで開かれていて、創造館では「人一倍教育熱心で、責任感の強かった赤羽校長の人物像を感じてもらいたいと話しています。 -
上農生がフラワーアレンジメントで上位入賞
高校生のフラワーアレンジメント競技県大会で上伊那農業高校の生徒2人が上位入賞を果たしました。
フラワーアレンジメント競技県大会が、先月開かれ上農園芸科学科3年の武田みどりさんが準優勝となりました。
また同じく園芸科学科の安藤朱里さんが優秀賞を受賞し、今日上農の塩崎正校長から表彰状が手渡されました。
フラワーアレンジメント競技県大会は、先月須坂園芸高校で開かれ、県下7校から17人が出場しました。
上農からは、武田さんと安藤さんの2人が出場し、そろって好成績を収めました。
準優勝の武田さんは、12月に鹿児島県で開かれる全国大会、全国産業教育フェアに出場します。
また優秀賞を受賞した安藤さんは、さらにフラワーアレンジの技術を磨きたいと話します。
上農から全国大会に出場するのは5年ぶりということで、校長をはじめ学校関係者は、県代表として実力を発揮してほしいとエールを送っていました。 -
松茸に感謝 石碑を建立
伊那市新山で松茸を生産、出荷している藤原儀兵衛さんは、このほど、所有している山林に松茸の形をした石碑を建立しました。
石碑は高さおよそ1メートルで「まつたけの森」の文字が刻まれています。
藤原さんが自ら所有している松茸山、標高およそ千メートルの場所に建立しました。
藤原さんは、昭和30年代の半ばから、およそ50年にわたり松茸の生産や、研究を行い上伊那農業委員会協議会から松茸博士に認定されています。
石碑は、これまで関わってきた松茸に感謝の気持ちをこめて建立したということです。
藤原さんは、行政とともに松茸による観光振興を計画していて、「伊那市を春は桜、秋は松茸と呼ばれるほどにしたい」と意欲を見せています。