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AFS高校留学生歓迎会
高校生の留学を進めているAFS長野南信支部は、8月から伊那谷で留学している外国人高校生の歓迎会を11日伊那市東春近の春近郷ふれ愛館で開きました。
震災の影響で、予定より半年遅れで、3人の留学生が伊那谷を訪れました。
マレーシアのティンさん、フランスのバティスト君、ドイツのブーカさんの3人です。
ホームステイしながらティンさんは、伊那北高校に、バティスト君は、伊那弥生ヶ丘高校に、ブーカさんは、飯田風越高校で学んでいます。
歓迎会は、ホストファミリーや、活動を支える支援者が、それぞれ手作り料理を持ち寄り、食事をしながら交流を深めていました。
フランスから来たバティスト君は、「人のことを思いやる日本人の精神がすばらしい。今回の原発事故で日本から出る外国人もいるが、あえて日本に来たかった」と話しています。
ティンさんとバティスト君は、来年2月まで、
ブーカさんは、来年の7月まで滞在し、伊那谷の文化や風土に親しみます。
AFS長野南信支部の半澤貴子さんは、「不安を乗り越えて日本にやってきてくれた子どもたちに、中身の濃い留学生活を送ってもらいたい」と話していました。
また、AFSの体験は、留学生だけでなく、受け入れる側も有意義だとして、留学生を受け入れるホストファミリーを今後も広く募っていきたいとしています。 -
愛嬌たっぷり パカパカ杯
ポニーレース、パカパカ杯が11日、箕輪町一の宮のパカパカ塾 馬場で開かれ、ユニークなレースが繰り広げられました。
動物との触れあいを通して、豊かな人間性を育てようと活動しているNPO法人伊那ハーレンバレーが毎年開いていてね今回が節目の10回目となります。
台風の影響で1週間遅くなりました。
レースには、約30頭のポニーが出走し、愛嬌たっぷりのレースが展開されていました。
パカパカ塾理事長の春日幸雄さんは、「触れて、乗って、ポニーと一緒になって、そのよさを体験してもらいたい」と話しています。 -
32度の真夏日 手良小で運動会
運動会シーズンを迎え、伊那市の手良小学校で10日、運動会が開かれました。
手良小学校の運動会は、21のプログラムで行われました。
同日の伊那市は日中の最高気温が32度で真夏日となりました。
児童は暑さに負けず、練習してきた成果を発揮していました。
3年生から6年生までが参加した騎馬戦では、相手の帽子を狙って迫力ある戦いを繰り広げていました。
上伊那地域の小学校の運動会は17日がピークとなります。 -
煙で合図 狼煙リレー
戦国時代に活用された、煙を使った通信手段「狼煙」のリレーが伊那市西春近などで10日に行われました。
午前9時、伊那市西春近にある「物見や城」と呼ばれる山で、地区住民などの手により狼煙が上げられました。
戦国時代、伊那谷では武田信玄が情報伝達のために狼煙を活用していました。
物見や城も信玄が使っていた狼煙場のひとつとされています。
狼煙リレーは、狼煙を復活させようと、また地域住民に物見や城を身近に感じてもらおうと、西春近自治協議会が行ったものです。
物見や城のほか、西春近北小と南小でも狼煙があげられました。
また同じ時間に中川村の陣場形からも狼煙が上げられ、参加者が確認していました。
狼煙は、当時と同じようにわらや杉を使ってあげられ、子ども達が煙を絶やさないよう木をくべていました。
参加した小学生は「昔の人は煙で合図を出していてすごい。とても大変だったと思う」と話していました。
西春近自治協議会の橋爪俊夫会長は「物見や城は狼煙場に使われていた歴史ある場所。こういったイベントを通じて地域がひとつになり、地域活性化に結びついていったらうれしい」と話していました。
西春近自治協議会では物見や城の活用のひとつとして、狼煙場の歴史が残る他地区とも協力しながら狼煙事業を続けていきたいとしています。 -
エコチル調査知って 秋のエコチルフェスティバル
環境が子どもの成長や発達に与える影響を調べるエコチル調査をより多くの人に知ってもらおうと、秋のエコチルフェスティバルが10日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
会場にはおよそ80人が集まり、エコチル調査の進捗状況などを聞きました。
エコチル調査は、生活環境物質や生活習慣が子どもの成長や病気とどのように関係しているかを調べるもので、今年1月31日にスタートしました。
伊那中央病院と駒ヶ根高原レディスクリニックが対象で、3年間にわたって出産予定の調査対象者を募り、子どもが13歳になるまで調査を続けます。
10日は、エコチル調査甲信サブユニットセンター長で信州大学医学部の野見山哲生教授が、進捗状況を報告しました。
上伊那地域で協力を求めるのは年間904人で、9月3日現在、妊婦373人が調査に同意しています。
野見山教授は、「エコチル調査は次世代への贈り物。成功させて、日本に、世界に調査結果を反映させたい」と話していました。 -
東部中吹奏楽部 定期演奏会に向け練習に熱
伊那東部中学校吹奏楽部の第7回定期演奏会が19日に開かれます。
東部中吹奏楽部は、今年1年生36人が入り、総勢82人の大所帯となりました。
顧問の小林孝行教諭の指導のもと、10日には演奏会で披露する歌謡曲などの練習を行いました。
第2部の最後に演奏する「AKB48メドレー」は、演奏に振り付けが加えられていて、音だけでなく目でも楽しめるよう工夫されています。
小林教諭は「早い段階から準備を進めてきたので、本番には良い演奏が届けられると思う」と話していました。
吹奏楽部の唐木彩奈部長は「自分たちも楽しみながら演奏をして、会場に来た人も楽しめるような演奏ができるようにがんばりたい。」と話していました。
伊那東部中学校吹奏楽部の第7回定期演奏会は、9月19日(月)の午後1時半から、伊那文化会館大ホールで行われることになっています。 -
被災地の手話通訳活動を聞く防災講演会
東日本大震災の被災地で活動した手話通訳者の話を聞く防災講演会が10日、箕輪町の地域交流センターで開かれました。
上伊那聴覚障害者協会など5団体が開いたもので、およそ50人が講演を聞きました。
講師は、松本保健福祉事務所の専任手話通訳者、山田良子さんです。
4月23日から27日までの5日間、宮城県名取市に派遣され、耳の不自由な人から体の具合や家の状況などの聞き取りをしました。
山田さんは、日頃近所付き合いをしていたのに、津波が来た時に声を掛けてもらえなかった人の話を紹介し、「一番の問題は情報が入ってこないこと。耳の不自由な人達が震災によって受けた心の傷は健常者より深い。心のケアが必要」と話しました。
また、避難所では、情報が入ってこない、プライバシーの問題などで生活できず、耳の不自由な人達が自宅や知り合いの家に移ってしまったことを話しました。
山田さんは、「この状況を考えてほしい。福祉避難所という言葉をよく聞くけれど、全ての障害者を満足させる施設である必要がある」と話していました。 -
消防ウォークラリー
子どもたちが楽しみながら防災について学ぶ「消防ウォークラリー」が10日、伊那市のウエストスポーツパーク管理センターで行われました。
ウォークラリーは、消防署員の意見発表から採用されたイベントで、今回初めて行われました。
遊びながら消防活動を体験してもらい、子ども達に防災の意識を持ってもらおうというものです。
5人1チームで、この日は12チーム60人が参加しました。
AEDや炊き出し、消火器の使い方など、合計14ブースが設けられ、子ども達が楽しみながら防災について学んでいました。
このうちバケツリレーでは、子ども達が渡し方や並び方などより早く水を運ぶ方法を考えながら体験していました。
参加したある子どもは「とても楽しかった。この体験を役立てられるようにしたい」と話していました。
伊那消防署の武井修副署長は「みんな楽しみながら積極的に参加してくれた。この中から、災害が発生した時にリーダーになって動いてくれる人が育ったらうれしい」と話していました。 -
伊那弥生ヶ丘高校恒例の音楽会
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校恒例の音楽会が9日、伊那文化会館で開かれました。
音楽会では、1年生から3年生までの19クラスが、早朝や放課後を利用して行ってきた練習の成果を披露していました。
音楽会はクラスマッチ方式で行われ、審査の結果、最優秀賞には「HOZHO」を歌った3年E組が選ばれました。 -
伊澤修二記念音楽祭 合唱団初練習
10月に伊那市で開かれる、伊澤修二記念音楽祭に向け市民合唱団の初練習が7日夜に開かれました。
この日は、市民合唱団が初めての練習に集い、パートごとに音の確認をしました。
市民合唱団には今回、伊那市を中心に諏訪や飯田から94人の応募がありました。
伊澤修二記念音楽祭では、「音楽の鑑賞・交流の場」と位置づけ伊那文化会館で行われる第2部で東京芸術大学の学生オーケストラと共演します。
曲は、12世紀のロシアを舞台にしたオペラ「イーゴリ公(こう)」で歌われる遊牧民の歌「ボロディン」です。
市民合唱団は、本番まで毎週水曜日に練習を行い、10月には、芸術大学の学生と練習を行う事になっています。
伊澤修二記念音楽祭は10月22日(土)に開かれ、市民合唱団が出演する第2部は、午後2時半から伊那文化会館で行われます。 -
秋桜パッチワークキルトの会の作品展
秋桜パッチワークキルトの会の作品展が9日から、伊那文化会館で開かれています。
会場には、ベットカバーなどの大きな物からバックなどの小物まで、会員30人の作品およそ100点が並べられています。
作品展は、会員の発表の場にしようとおよそ4年ぶりに開かれました。
この日に合わせ2年前から制作に取り掛かったということで、大型の作品が多くならんでいます。
中でも、娘のプレゼントとして作ったこのベットカバーは、縦横2メートル以上あります。
秋桜パッチワークキルトの会の作品展は、11日日曜日まで伊那文化会館で開かれています。
期間中、午前11時から午後2時までは、生地や小物などの販売も行うということです。 -
上伊那農業高校 梨の販売
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、学校でとれた梨の販売を9日、伊那中央病院前で行いました。
梨の販売を行ったのは、園芸科学科食用食物コースを専攻している3年生16人です。
上農高校では、学校でとれた果物を地域の人に味わってもらおうと、毎年この時期に販売を行っています。
生徒らは、この日に合わせ1袋1,8キロ入りの梨の早生種「幸水」100袋と、1,8キロ入りの洋ナシ40袋を用意しました。
伊那中央病院の玄関前では、お見舞いや通院で訪れた人達が足を止め、次々と買っていました。
上農高校では、10月1日に開かれる伊那中央病院の病院祭でも果物の販売を行うということです。 -
箕輪町 8月の電力使用量30.6%の削減
箕輪町が今年度取り組んでいる庁舎内の節電対策で、8月の電力使用量が、去年と比べて、30.6%の削減となりました。
箕輪町は、6月24日から夏場の節電対策として、緑のカーテンの設置や、パソコンの照度設定の見直しなど電力使用の削減に取り組んできました。
その結果、8月の電力使用量は、去年より6,485キロワットアワー少ない、14,731キロワットアワーとなりました。
電気料金に換算すると、およそ8万円の経費削減につながったということです。
箕輪町では、今後もできることは継続し、冬に向けての対策も考えていくとしています。 -
中尾歌舞伎 始動
伊那市長谷の中尾歌舞伎保存会は、11月6日に秋の定期公演を行います。
2ヶ月後の本番を目指し、8日から稽古がスタートしました。
長谷中尾にある中尾座。
師匠の西村清典さんは、93歳。
西村さんを囲んで、台本の読み合わせが行われていました。
11月6日の定期公演の出し物は、「恋女房染分手綱 重の井子別れの段」。
わけあって、名乗れない母親が、わが子と悲しい別れをするという物語です。
子役は、高遠小6年の池上十五君がつとめます。
今回出演するのは、語り、三味線も含め総勢10人で、この芝居を初めて演じるのは半数の5人。
読み合わせでは、師匠自ら手本を示しながら、進行を確認していきました。
今後は、週に1回程度、稽古を重ね、11月の本番を目指します。 -
上伊那生協病院が評価認定
箕輪町木下の上伊那生協病院は、日本医療機能評価機構から医療提供機能が適切に実施されているとして認定されました。
清水信明院長らが、8日病院で認定されたことを発表しました。
日本医療機能評価機構の認定制度は、所定の評価項目に沿って病院の活動状況を評価するもので、上伊那では、昭和伊南病院、伊那中央病院についで3病院目となります。
上伊那生協病院は、幹部のリーダーシップや組織運営など7つの領域で、385の項目について今年2月に審査を受け、6月に認定されました。
判定結果は、5段階の評価で、改善すべき項目はありませんでした。
清水信明院長は、「引き続き医療の質や安全性を高めていくことが大切」と話していました。
審査で特に評価が高かった項目は、職員間の情報の共有や療養病棟でのレクリエーションなどの活用で患者の日常生活の活性化を図っていること、きめ細かな患者指導でした。
一方、診療実績の統計分析については、今後の活用が望まれるとの評価で、病院では、カルテの監査などを行う診療情報管理士を一人設置しました。
病院では、「オープンして5年半の新しい病院なので、整備を継続し、さらに水準をあげていきたい」と話しています。 -
第34回上伊那花卉品評会
上伊那地域の花卉生産者でつくる上伊那花卉生産者会議は、9日伊那市役所で恒例の品評会を開きました。
会場には、カーネーションやバラ、アルストロメリア、トルコギキョウなど、上伊那地域で生産されている秋の切花250点が並びました。
上伊那花卉生産者会議は、上伊那地域のJA系統でない生産者でつくる団体で、技術の向上を図ろうと、毎年品評会を開いています。
審査の結果、最優秀賞の長野県知事賞には、飯島町の森谷匡彦さんのバラが選ばれました。
くきの太さや色、花弁の数が多いところが評価されました。
審査会では、このほか21点が入賞しました。
会長の福沢一郎さんは、「上伊那産の花は、全国の市場関係者の評価が高く、技術も年々向上している」と話していました。
この日展示された切花は、1束300円から1,000円で販売されました。 -
竜南保園児がジャンボしゃぼん玉づくり
伊那市の竜南保育園の子どもたちは8日、大きなしゃぼん玉作りに挑戦しました。
8日は、竜南保育園の園児のほか、竜南子育て支援センターの子ども達もシャボン玉づくりに挑戦しました。
この大きなしゃぼん玉づくりを提案したのは、子どもが竜南保育園に通っている、角 美千代さんです。
大きなしゃぼん玉液は、水と洗濯のり、グリセリン、食器洗剤を混ぜて作ります。
直径30センチほどの輪も、角さんの手づくりです。
園児たちは、最初は苦労しているようでしたが、慣れてくると、次々に大きなしゃぼん玉を飛ばしていました。
年長の担任の原春美さんは、「子どもたちは、しゃぼん玉が大好きで、普通のしゃぼん玉でも遊んでいますが、大きなしゃぼん玉に、みんな大喜びです」と話していました。 -
第16回 みのわ美術展
箕輪美術会による第16回みのわ美術展が、8日から、町文化センターで始まりました。
会場には、日本画・洋画・彫刻・工芸など、57点が並んでいます。
作品を出品しているのは、箕輪美術会の43人の会員と、一般公募した箕輪町在住者です。
16回目となるこの展示会は、日展など中央で活躍しているプロの作家と、趣味で美術を楽しんでいるアマチュアが一緒に作品展示をしているのが特徴です。
また、今回は、美術展にあわせ、会員の作品を販売するチャリティー展を企画しました。
東日本大震災を受け、会として復興に役立てたいと、初めて開きました。
会員20人ほどが、60点の作品を出品しました。
値段は、普段の4分の1ほどで、訪れた人が、早速買い求めていました。
この売り上げは、全て東日本大震災の被災地に送られるということです。
第16回みのわ美術展は、11日(日)まで、町文化センターで開かれています。 -
伊那市福祉避難所 28施設に拡充
伊那市は、地震や豪雨など大規模な災害が起きた場合、高齢者や障害者などを受け入れる福祉避難所を、現在の4施設から28施設に拡充します。
これは8日に開かれた伊那市議会一般質問で議員の質問に白鳥孝市長が答えたものです。
伊那市は、西箕輪の県伊那養護学校を含む16団体、28施設と、災害時に施設を開放し「福祉避難所」として利用するための協定を結びます。
福祉避難所は、高齢者や障害者、妊産婦などのうち、体育館など一般の避難所での生活が困難な人達「要援護者」を受け入れます。
市ではこれまで、市社協が運営する4つの高齢者福祉施設を「福祉避難所」としていましたが、障害者施設を「福祉避難所」とするのは、今回が初めてです。
東日本大震災などを受けての対応で、28施設で、最大で270人受け入れが可能だという事です。
市では、12日(月)に協定を結び、今後は、福祉避難所での要援護者をサポートできるスタッフの確保を進めたいとしています -
小沢花の会が草取り
伊那市小沢の住民有志で作る小沢花の会は広域農道沿いの花公園で草取りを行ないました。
8日は、会員16人が参加し、草取りを行いました。
小沢花の会は、20年ほど前から農地にシバザクラなどを植え、花公園として整備しています。
市内の観光地として定着していて、多い年で、芝桜祭り期間中に6万4千人ほどが訪れています。
公園を管理するため、夏の間、3回ほど会員が草むしりを行っているということです。
小沢花の会の池田清和会長は「公園の花は多くの人に喜ばれていることが、会員の生きがいにもつながっている」と話していました。
花公園では、現在夏の花が見頃を迎えています。 -
白鳥市長 市長特命懇談会内規廃止の考え
伊那市の白鳥孝市長は、国、県などとの重要な懇談会で飲食費などを公費で支出できる事を定めた「内規」を廃止するとの考えを8日に示しました。
これは8日に開かれた伊那市議会一般質問で、飯島光豊議員の質問に答えたものです。
内規は、市長が特に重要と指示した、国、県などとの懇談会を「市長特命懇談会」とし、飲食費を公費で支出できる事を定めたもので、今年度策定されました。
内容は、懇談会の費用を、一人あたり1万円を上限とし、これを超える場合は個人負担とする、などとしています。
白鳥市長は、内規に基づいた公費支出があったことを認めた上で「国、県との良好な関係を保つ事は重要と考え内規を定めた。当時は一般常識の範囲内という認識で行ったが、今思えば適当ではなかった」と話しました。
白鳥市長は、内規を廃止するとし、国、県、他市町村との間で開いた懇談会について、市の基準を超えたものはないか調査を行うとしています。 -
介護施設みなみみのわふれあいの里開所
社会福祉法人ふれあいが南箕輪村北原に建設した複合介護施設「みなみみのわふれあいの里」が1日、開所しました。
ふれあいの里は、地域密着型の施設で、主に南箕輪村在住の人を対象にしています。
特別養護老人ホーム、通所や宿泊、自宅訪問の介護サービスのほか、村外の人も利用できる高齢者専用賃貸住宅もあります。
建物は、鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積およそ2700平方メートル。総事業費はおよそ7億3千万円です。
3つの事業それぞれのスペースに、利用者がくつろげる空間、キッチンがあり、個室やトイレ、風呂が整備されています。
みなみみのわふれあいの里では現在、利用申し込みを受け付けています。 -
社会福祉法人みおつくし会とアザレア法律事務所 社員の子育て応援宣言登録企業
伊那市御園でつくしんぼ保育園を運営する社会福祉法人みおつくし会と、西町に法律事務所を置くアザレア法律事務所は、県の制度「社員の子育て応援宣言」登録企業となりました。
5日は、つくしんぼ保育園で登録証の交付式があり、南信労政事務所の増田隆司事務所長から、つくしんぼ保育園の宮田克思園長に登録証が手渡されました。
社員の子育て応援宣言は、事業所が従業員の仕事と子育ての両立をサポートする取り組みを宣言するものです。
みおつくし会では、産休や育児休暇の取得を奨励する事などを宣言しています。
アザレア法律事務所は、子どもの学校行事に参加するための休暇制度を新たに設けました。
この制度の登録企業は、県内で123社、上伊那では12社となっています。 -
みのわ営農コンバイン入魂式
箕輪町の農事組合法人みのわ営農は7日、新たに導入したコンバインなどの入魂式をJA上伊那箕輪町支所倉庫で行いました。
みのわ営農の関係者が集まり、安全な農作業ができるよう祈願しました。
導入されたのは、水稲用コンバイン6台、ソバ用コンバイン2台、運搬用トラック1台です。
水稲用は、6台のうち新規購入が3台でおよそ2500万円、みのわ営農地区組織からの買い上げが3台でおよそ600万円です。
ソバ用コンバイン、トラックなどは箕輪町の農業再生協議会から合わせて50万円で譲り受けました。
みのわ営農は2006年の設立以来、今年度を目標にコンバイン作業班を一本化し、機械の購入準備金を積み立ててきました。
市川隆男理事長は、「効率的な機械運用、円滑な事業推進をして、地域の皆様に愛される組織を目指したい」と話していました。
みのわ営農が受け持つ今年度の稲の刈り取り面積はおよそ100ヘクタールで、13日から「あきたこまち」、15日から「コシヒカリ」の刈り取りが始まるとういうことです。 -
伊那市手良で早くも稲刈り始まる
秋晴れとなった7日、伊那市手良で早くも稲刈りが行われました。
伊那市手良の農家、登内里見さんが稲刈りをしました。
登内さんは、22ヘクタールの田んぼで米を育てていて、6日から稲刈りを始めました。
登内さんによりますと、今年の米の作柄は平年並みということです。
登内さんは、依頼を受けて刈り取りもするため、稲刈りは10月中旬まで続くということです。
なおJA上伊那によりますと、稲刈りのピークは23日から25日頃ということです。
今年は福島第1原子力発電所の事故を受け、県による長野県産米の放射性物質の検査が行われています。
伊那の米からは放射性セシウムは検出されず安全が確認されています。 -
スマート介護・福祉研究会設立へ
産学官連携によるスマート介護・福祉研究会の設立に向けた講演会が7日、駒ヶ根市の県看護大学で開かれました。
講演会は研究会設立に向け介護や福祉に関する理解を深めようと財団法人長野県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターが開いたものです。
会場には介護や福祉に関する製品の製造を行っている企業のほか、行政、大学関係者など、およそ150人が集まりました。
講演会では伊那テクノバレーの向山孝一会長が研究会設立に向けて「新しい時代にふさわしい、介護のモデルをつくりたい。」とあいさつしました。
講演会では県看護大学の阿保順子学長が「認知症の人々の世界」と題して話をしました。
阿保学長は「超高齢化社会の中で予防によって認知症の人たちを増やさないようにしようという考えは理解できる。しかし大事なことは認知症の人がその地域で暮らせる環境をつくることだ。」と話していました。
ほかに東京理科大学の小林宏教授が介護など肉体労働の補助器具の開発について説明していました。
伊那テクノバレーでは研究者の技術開発を介護や福祉分野に生かすことで産業振興を図るとともに
高齢者やその家族が安心して暮らせる地域づくりにも貢献していきたいとしています。
また産学官の連携により企業と大学による介護機器の共同開発にもつなげたい考えです。
スマート介護・福祉研究会は、関連する様々な企業のほか、研究者また行政などに広く呼びかけをし
今年中に研究会を発足させ、来年から具体的な活動を行う予定です。 -
市長「外部の検討委員会の設置必要」
伊那市の白鳥孝市長は、7日開かれた、市議会一般質問で、処分できない保有地を抱える伊那市土地開発公社について、そのあり方について考える検討委員会の設置が必要との考えを示しました。
伊那市土地開発公社の保有地は約22ヘクタールで帳簿上の価格、簿価はおよそ30億円となっています。
白鳥市長は、「企業誘致の面から土地を取得してきたが、結果として多くの土地が処分できていない。」としたうえで、「市として処分に対し努力していく」と述べました。
また議員からの「公社は解散したほうがよいのではないか」との質問に対し、「現時点では明言すべき段階ではない。しっかりした検証分析をするためにも、外部の検討委員会の設置が必要だ」と述べました。
検討委員会については公社から市に対しこれまでに設置の要望が出されていました。 -
故中山秀幸さんの写真掲載の林道バス導入
山岳写真家、故中山秀幸さんの写真を掲載した伊那市営南アルプス林道バスの新車が導入されました。
7日は伊那市長谷の南アルプス林道バス営業所に関係者が集まり新しいバスがお披露目されました。
新しいバスは、購入費がおよそ1千万円で29人乗りとなっています。
バスの後ろには伊那市美篶の山岳写真家で2年前に亡くなった中山秀幸さんが撮影した塩見岳の写真が掲載されています。
中山さんは南アルプスを中心に山の写真を撮影し、その中でも伊那市最高峰の塩見岳が特に気にいっていたということです。
写真は、縦61センチ、横137センチで秋の塩見岳を写したものです。
中山秀幸さんの奥さんの広美さんは、「夫のことを覚えていてくれたことを感謝します。この写真を見た人が塩見岳に登りたいと思ってくれればうれしいです。」と話していました。
林道バスは11月初めまで運行し、南アルプスは10月中頃に、紅葉が見ごろを迎えるということです -
「歩いてきた道の思い出」発刊
伊那市手良中坪の住民でつくる、中坪の歩み研究委員会は地区内80歳以上のお年寄りが人生を振り返っての証言をまとめた冊子「歩いてきた道の思い出」を発刊しました。
発刊は中坪の歩み研究委員会発足15周年記念事業としておこなわれたものです。
「歩いてきた道の思い出」は委員会が毎月発行している地域誌「中坪の歩み」に掲載されてきたお年寄りの証言をまとめたもので86人分が紹介されています。
中坪はおよそ170世帯、9つの常会があり各常会から委員を1名ずつ出し、取材から出版まで行っています。
委員会会長の高橋忠さんは、人生に戦争という厳しい時代をはさみ生きてきた人たちは様々なことを教えてくれると言います。
10年前「中坪の歩み」で自らの人生を綴った、三沢幸子さんです。
三沢さんは大正2年生まれの99歳。中坪で一番の高齢者です。
ひ孫2人を含む4世代で暮らす三沢さんは、足腰も丈夫で家族に大切にされ暮らしています。
三沢さんは20歳の時に中坪に嫁ぎ、蚕の品種改良などの仕事をしていたこと。
当時は盛んだった養蚕業が衰退していったこと。
夫が戦地から無事に戻り嬉しかったことなどを記しています。
委員会では中坪の歩みの発行をこれからも続け、地域の結びつきを深める一助にしていきたいとしています。
高橋さんは、一人一人の歴史の重みが現在の中坪の歴史を築いてきたと話しています。
中坪の歩み研究委員会による「歩いてきた道の思い出」は1冊500円で販売されています。 -
普通救命講習会
9月9日の救急の日を前に、箕輪消防署は普通救命講習会を4日、箕輪町文化センターで開きました。
講習会は、万が一の際に適切な対応がとれるよう、箕輪消防署が住民を対象に毎年この時期に開いているものです。
4日は、住民17人が参加し、心臓マッサージのやり方やAEDの使用法などを学びました。
指導にあたった署員は「緊急時は混乱してしまいがちだが、落ち着いてやることが大切です」などとアドバイスしていました。
参加したある女性は「仕事上年輩の方と接する機会が多いので、参加してよかった」と話していました。
箕輪消防署では、要望があれば地区行事や事業所などでも講習会を開くということです。