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放射線量 健康に影響なし
長野県は、伊那市などで行った放射線量の測定結果を公表しました。いずれも健康に影響ない値でした。
県は21日、伊那市、箕輪町、南箕輪村などの、市役所・役場・学校で調査を行いました。
伊那市では、伊那市役所が、屋上で1時間あたり、0.05マイクロシーベルト、地上1メートルで0.08、箕輪町役場は、屋上・地上1メートルともに0.07、南箕輪村役場は、屋上が0.05、地上1メートルが0.07となっています。
伊那北小学校は、地上1メートルが0.06、地上50センチが0.06、地表が0.05、箕輪西小学校が地上1メートル、地上50センチ、地表ともに0.07、南箕輪小学校は、地上1メートル、地上50センチ、地表ともに、0.07となっています。
長野県では、いずれの数値も健康に影響はないとしています。 -
信州伊那谷の四季 写真展
上伊那8市町村から集めた写真の展示会「信州伊那谷の四季」が22日から、箕輪町役場で開かれています。
会場には伊那谷で撮影された四季折々の写真23点が並んでいます。
写真展は、地元の魅力を再発見してもらおうと上伊那観光連盟が開いたものです。
作品は伊那市高遠町の花の丘公園から撮影した桜や、もみじが真っ赤に染まった箕輪町のもみじ湖、南箕輪村でお盆に行われる行事、振り万灯など様々です。
写真は、昨年度のフォトコンテンスト入選作品などを各市町村から集めました。
この写真展は、辰野町から中川村までの8市町村で開かれ、箕輪町役場では来月4日木曜日までを予定しています。 -
天竜川河川激甚災害特別緊急事業工事 完了
平成18年の豪雨災害により進めてきた天竜川河川激甚災害特別緊急事業工事が完了しました。
22日は、伊那市の天竜川・三峰川合流点で完成式が行われ、関係者およそ50人が完成を祝いました。
事業は、18年豪雨と同様の水害にも耐えられるようにと、平成18年度から平成22年度までの5か年計画で天竜川上流河川事務所が進めてきました。
18年豪雨では、箕輪町の北島で堤防が決壊するなど18箇所で被害が発生しました。
整備区域は、辰野町の昭和橋から伊那市の中央橋南側までのおよそ20キロで、総事業費は84億円です。
区域内の改修が必要と思われる箇所で、河川の掘削や護岸工事などを行ってきました。
式で白鳥孝市長は、「地域の安全の為に今後も、天竜川事業の促進と事業費の確保に努めていきたい」と話していました。
22日は、工事の完成を祝い天竜川にアユの稚魚およそ1,200匹が放流されました。 -
伊那北高校の生徒4人全国大会に出場
陸上部など伊那北高校の生徒4人は、7月末から開催される全国大会に出場します。
21日は、出場する4人と松山敏彦校長が市役所を訪れ、白鳥孝市長に出場の挨拶をしました。
全国大会に出場するのは、陸上競技走り高跳びに出場する3年の有賀楓子さん、ラグビーで合同チーム北信越代表として出場する3年の宮下直人さん、将棋部門女子個人戦で出場する2年の木下優奈さん、写真部門で出場する3年の岡部格明さんの4人です。
選手を代表して有賀さんは「それぞれの競技で優勝目指してがんばりたいです」と抱負を述べました。
白鳥市長は「伊那北の看板を背負ってがんばって来てください」と激励しました。 -
クマ対策 GPSで行動変化を調査
県は、信州大学農学部の協力で、GPSを使ってクマの行動の変化を調査します。
22日は、これまでのGPS調査でクマの出没経路と判明している伊那市平沢の民有林のやぶ払いをしました。
クマの通り道となっている山林のやぶを払い明るくすることで、明るさを嫌がるクマがどのような行動をとるか調査するものです。
信州大学農学部の泉山茂之教授のGPS調査によりますと、この場所は、西側のますみヶ丘平地林と、北側の小沢区からのクマの通り道となっているということで、近くには、伊那西小学校があります。
22日は、県の上伊那地区野生鳥獣被害対策チームや信州大学農学部の学生、伊那西小の校長も参加してクマの通り道となっている山林のやぶを払いました。
クワやコナラといった背の低い広葉樹をカマやのこぎりを使い刈り取っていきました。
県では、今回のやぶ払いで、クマにどのような行動の変化が表れるかを確認し、その効果を検証します。
やぶ払いは、クマの行動が活発になる秋を前に一般にも呼びかけて再度実施する計画で、その有効性を確かめて、クマによる被害防止につなげて生きたい考えです。
作業開始から一時間、うっそうとしていた平沢の林の中は、陽の光が差し込み、明るくなっていました。 -
伊那市東部中で終業式
22日、伊那市の東部中学校で一足早く1学期の終業式が行われ、8月21日まで26日間の夏休みに入りました。
校舎の耐震化工事により、東部中では、いつもの年よりも5日間ほど長い夏休みになります。
体育館で行われた1学期の終業式には、全校生徒870人ほどが出席し、学年の代表者の意見発表を聞きました。
1年生の代表生徒は、2学期の目標に、責任と勇気をあげました。
2年生の代表は、「小さな目標をコツコツ積み上げ、自分に自信がもてる2年生になりたい」と話しました。
3年生の代表は、「提出物をしっかり出して、充実した2学期にしたい」と目標を話しました。
唐澤義雄校長は、1学期を振り返り、挨拶や時間厳守、無言清掃が徹底できたかを問いかけ、夏休みは、早寝早起き、節電、十分な睡眠をとるよう呼び掛けました。
高校受験を控えた3年生には、一日8時間勉強する日を1日でもとるようにと話しました。
伊那市立東部中学校は、全校生徒877人のマンモス校で、1年生は7クラス、2・3年生は、それぞれ8クラスと県下最大の中学校です。 -
箕輪町長寿クラブマレット大会
箕輪町長寿クラブ連合会のマレットゴルフ大会が、21日、長田マレットゴルフ場で開かれました。
このマレットゴルフ大会は、会員の健康づくりと親睦を目的に毎年1回開かれている恒例行事です。
町長寿クラブ連合会には、16の長寿クラブが加盟していて、21日は100人ほどがプレーを楽しみました。
参加者は、36ホールのうち、27ホール・パー108を回りました。
連合会会長の藤澤 健太郎さんは、「技術の高い人も、初心者もいて、お互い助け合って楽しくやっています。マレットを通して、交流の輪を広げ、町中に絆を作ってもらいたい」と話していました。 -
ゴルフ部伊那市へ寄付
伊那市体育協会ゴルフ部は19日、市民体育祭ゴルフ競技のチャリティーで集まった7万5千960円を伊那市に寄付しました。
19日は、伊那市体育協会ゴルフ部の鈴木一臣部長らが市役所を訪れ白鳥孝伊那市長に寄付金を手渡しました。
ゴルフは今月17日に信州伊那国際ゴルフ場で行われ213人が参加しました。
チャリティーは6番ショートホールでワンオン出来なかった人に500円を募りました。
鈴木部長は「市政発展のために役立ててほしいと」話していました。
白鳥市長は「有効に使わせていただきたい」と感謝していました。 -
伊那北小などで放射線量測定
長野県は、県内の空間放射線量をより詳しく調べようと、県内全域の市役所・小中学校・観光地で、放射線量の測定を行っています。
今月11日から、調査が始まっていて、21日は、伊那市・辰野町・箕輪町・南箕輪村で測定が行なわれました。
このうち、伊那市では、市役所と伊那北小学校で行われました。
これは、県の全ての市町村の市役所・役場と、教育委員会が選定した小学校か中学校どちらか1校を調査するものです。
伊那北小は、市役所・伊那合同庁舎付近を除いて、児童数が最も多かったため選ばれました。
21日は、県の職員らが、簡易測定器を使い、測定していました。
小中学校では、校庭の中央付近で、地表と、地上50センチ、地上1メートルの場所を測定し、30秒毎5回測って、平均を出していました。
市役所や役場では、庁舎屋上と、庁舎敷地の地上1メートルの高さで調査を行っています。
結果は、22日以降、県のホームページで公表するということです。
この調査は、29日(金)まで予定されています。 -
金メダリスト柴田さん水泳教室
アテネオリンピックの金メダリスト・柴田亜衣さんの水泳教室が、21日、伊那市の高遠小学校で行われました。
21日は、高遠小学校の4・5・6年生を対象に教室が開かれました。
教室では、まず、柴田さんが個人メドレーを披露しました。
講師を務めた柴田亜衣さんは、2004年のアテネオリンピックの競泳女子 800メートル自由形で、金メダルを獲得しました。
日本人の女子自由形で金メダルを獲得したのは、柴田さんが初めてです。
この水泳教室は、国立信州高遠青少年自然の家が、文部科学省が進める子ども体力向上啓発事業の一環で行ったものです。
柴田さんは、けのび、バタ足などの基本から指導していました。
けのびでは、手はまっすぐ足は広げない、クロールでは、お尻に届くくらい手を大きく回す、などとアドバイスしていました。
また、水泳は楽しむことが大切と、後半はボールを使ったゲームも行われました。
子どもたちは、歓声をあげながらボールを追っていました。
最後に、一人ずつ、柴田さんの金メダルに触らせてもらっていました。 -
土用の丑の日 うなぎこんがりと
21日は、土用の丑の日です。
上伊那地域の料理店は、朝からうなぎの調理に追われました。
このうち、伊那市西町の割烹食堂てるでも忙しい一日となりました。
てるでは、一度焼いたうなぎをふっくらと蒸して、それからタレをつけて焼き上げる関東風の蒲焼を出しています。
今日一日で250人前のうな重をさばきました。
藤原光明さんが焼き、妻の章子さんが蒸す夫婦息の合った連携プレーで、こんがりとおいしそうなうなぎが次々と焼きあがっていきました。
藤原さんは、「台風で心配したが土用の丑の日なので暑さがもどって良かった。暑いですけどこうじゃないとね。」と焼きに追われていました。
21日は、台風一過の晴天が広がり、伊那の最高気温は、30度を超えました。
てるの調理場は、うなぎが焼けるこおばしいにおいと熱気に包まれていました。 -
伊那市民が住民監査請求提出
NECライティング伊那工場が閉鎖したことに伴う補助金の返還などを求める伊那市民が21日、伊那市監査委員事務局に住民監査請求書を提出しました。
住民監査請求を提出する市民196人を代表して伊那市東春近の市川富士雄さんが、伊那市監査委員事務局長に住民監査請求書を提出しました。
請求は、NECライティングに対して補助金およそ1億5800万円の返還と損害およそ4億円の賠償、前の市長の小坂樫男さんと現市長の白鳥孝さん個人に対し損害およそ4億円の賠償を請求するなど、損害補てんのために必要な措置をとるよう監査委員が伊那市長に勧告することを求めています。
今後は、22日から60日以内に請求を受理するかどうかを監査委員が判断します。 -
貴船神社子供騎馬行列 初稽古
伊那市高遠町に伝わる伝統行事、貴船神社子供騎馬行列の初稽古が20日、高遠北小学校で行われました。
稽古には、高遠北小学校3年生以上の児童およそ40人参加しました。
指導にあたったのは、高遠町藤澤荒町の住民でつくる貴船神社子供騎馬行列保存会会員です。
騎馬行列は、当時の高遠藩主保科正之が行列の用具を荒町にある、貴船神社に奉納したのが、始まりとされています。
保存会によりますと、騎馬行列は、大正12年まで行われていましたが、その後途絶えたということです。
平成元年に地元有志が復活させ、保存会をつくり子どもたちに歌や、振り付けの指導にあたっています。
児童らは、鉄砲や、弓、衣装などを入れる箱などを持ち、当時の行列の様子を再現していました。
子供騎馬行列は、9月3日に行われる高遠城下まつりで披露されることになっています。 -
わらべうたについて学ぶ研修会
幼児が親しみやすいわらべうたについて学ぶ研修会が19日、箕輪町文化センターで開かれました。
研修会は、わらべうたについて学ぶことで読み聞かせに生かしてもらおうと、町図書館と読育ボランティアネットワークが開いたもので、町内の読育ボランティアなど12人が参加しました。
研修会では、箕輪町で音楽教室を開く千葉芳子さんが講師を務め、年長園児向けのわらべうたを使ったゲームを紹介しました。
千葉さんは「このゲームをすることで、子どもが初めての人とどう接することができるかが分かる」と話しました。
他に乳児向けのわらべうたを紹介し「優しく愛情をこめ、子どもが小さければ小さいほどゆっくり歌ってあげることが大切」と参加者にアドバイスをしていました。
町図書館では、今後も実践的な研修会を開いていくということです。 -
伊那市小水力発電研究会発足
伊那市の豊富な水資源を利用した小水力発電の導入を検討する伊那市小水力発電研究会が20日、発足しました。
20日は、市役所で初会合が開かれました。
小水力発電研究会は、伊那市の豊富な水資源を利用した小水力発電の導入と、防災の観点から災害などの非常時での活用を検討します。
市役所の関係部署の部課長、有識者、電気事業者、国、県などの25人で構成していて、研究会の中に具体的な検討を行うワーキンググループを設置しました。
検討事項は、市内河川の導入可能な場所の調査、設置場所の選定と電力の使用場所の検討、災害時の非常用電源としての利用など6項目です。
南アルプス林道に電気自動車の充電スタンドの設置なども検討したいとしています。
今後、月1回ワーキンググループで検討を進め、平成24年度末を目標に小水力発電導入に向けた案をまとめることにしています。 -
新山小カレーパーティー
伊那市の新山小学校で20日、カレーパーティーが開かれました。
カレーパーティーは毎年恒例の児童会行事で、高遠第4保育園の園児を招待して開かれました。
児童と園児が一緒に3つの班に分かれ、班ごとに考えたオリジナルカレーを作りました。
学校で育て収穫したジャガイモや、家から持ち寄った野菜などを使い、園児も一緒に調理しました。
出来上がったカレーは、レモンとコラーゲンを入れた「テカリンカレー」など3種類で、それぞれ甘口と辛口が用意されました。
子どもたちは、食べてみたいカレーの鍋の前に列を作り、次々とご飯にカレーをかけて味わっていました。
子どもたちは、3つの味を食べ比べようと、何度もおかわりしていました。 -
手描「ぼかし」染展
手描きの染色アートに取り組んでいる和幸手描染色研究会の作品展が20日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
作品は手描「ぼかし」染というもので、友禅の伝統の筆使いを基本に染めています。
会場には、およそ100点が並んでいます。
和幸手描染色研究会は長野県内14か所で染色の教室を開いていて、箕輪町の染色作家、大橋幸子さんと大橋寿朗さんが指導しています。
今回の展示は研究会発足25周年を記念し、14教室の生徒が一堂に作品を出品しました。
植物などを題材に染め上げた額に入れた作品や、のれん、壁掛け、着物などが展示されています。
この手描「ぼかし」染展は26日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
諏訪形区を災害から守る委員会 山寺元教授のもとで勉強会
平成18年7月豪雨災害で大きな被害を受けた伊那市西春近諏訪形区の住民らは20日、元信州大学農学部教授の山寺喜成さんに強い根が張る植樹方法について教わりました。
この日は、災害後につくられた「諏訪形区を災害から守る委員会」のメンバー6人が辰野町の山寺さん宅を訪れました。
委員会では、土砂災害のあった貝付沢を災害に強い山にしようと活動していて、植樹などを行っています。
委員会のメンバーが指導を受けている山寺さんは、元信州大学教授で緑化工学専門です。
今回は、筒状のブロックを使い主根と呼ばれる樹木の最も太い根をまっすぐ成長させる「保育ブロック工法」について説明されました。
山寺さんによりますと、一度植え替えられた樹木は主根が切られているため根がまっすぐ伸びませんが、この工法を使うことで根をまっすぐ伸ばすことができるということです。
また、根をまっすぐ伸ばすことで、土からの力が根に均等にかかり、倒れにくくなるということです。
山寺さんは主根をまっすぐ伸ばすように、土や肥料、粘土物質を混ぜた土を使って筒を作る方法を指導していました。
山寺さんは「地域の人たちが自分たちの住む地域を一生懸命良くしようとしている取り組みは大きな意味がある。災害に強いだけでなく、自然あふれる素晴らしい場所にしてもらいたい」と話していました。
諏訪形区を災害から守る委員会の中谷幹男委員長は「先生の力を借りて、より良い地域づくりを進めていきたい」と話していました。
委員会では、今後も山寺さんの指導を受けながらブロックを作り、秋頃にはブロックを使って木を育てられるよう活動を進めていくということです。 -
有害鳥獣対策で補正予算1,140万円
伊那市議会臨時議会が20日に開かれ、有害鳥獣対策として1千万円を追加する補正予算案を可決しました。
この日は、伊那市役所で伊那市議会臨時議会が開かれ、有害鳥獣対策として1,140万円を追加する補正予算案を全会一致で可決しました。
補正予算は、市内12地区から有害鳥獣への対策要望を受けて計画された、およそ9,800万円の事業の一部です。
このうち、国の負担する補助額はおよそ5,600万円、伊那市が1,140万円、地元負担が2,300万円となっています。
今回の補助事業では、主に防護柵の設置や電気柵のかさ上げを行う予定で、防護柵の総設置距離はおよそ23.4キロを予定しています。
伊那市では「地域からの要望に応えられるよう、出来る限りはやく対応をしていきたい」としています。 -
伊那市職員が救命講習を受講
伊那市の職員を対象にした救命講習会が20日、伊那市役所で開かれました。
この日は伊那市の職員およそ30人が参加して、指導をうけました。
これは、職員に万が一に備えて応急手当を学んでもらおうと伊那市が開いたものです。
指導には伊那消防署の署員と、応急手当普及員の資格を持った市の職員があたりました。
応急手当普及員は、3日間の講習を経て取得することができる資格で、救命講習の指導をすることができます。
参加した人たちは、心肺蘇生をするための胸骨圧迫やAEDの使用方法について学んでいました。
指導にあたった伊那消防署の署員は「応急手当普及員の資格を多くの人にとってもらい、消防署の署員がいなくても自発的に講習会を開けるような環境が広がれば」と話していました。
現在伊那市では、8人が応急手当普及員の資格を持っているということです。 -
20日にかけて大雨の恐れ
大型で強い台風6号の影響で20日にかけて県内は南部を中心に雷を伴い大雨になる恐れがあり長野地方気象台では土砂災害などに注意を呼び掛けています。
19日の伊那市は、雨が降ったり止んだりとぐつついた天気となりました。
大型で強い大風6号は、20日の夕方から夜にかけて県内に最接近すると予想しています。
19日の正午からの24時間の予想降水量は南部の多い所で200ミリとなっていて、気象台では土砂災害や河川の増水などに注意を呼び掛けています。 -
箕輪町遺族会 中学生を対象に戦争を語り継ぐ講演会
箕輪町遺族会は、中学生を対象に戦争を語り継ぐ講演会を19日、箕輪町社会体育館で開きました。
講演会は、箕輪町遺族会が戦争を語り継ぎ、平和について考えてもらおうと毎年開いているものです。
講演では、太平洋戦争に参加した辰野町の長久寺の住職、岩波昭賢さんが自身の体験を話しました。
講演で岩波さんは「軍用列車に乗り込む際、当時通っていた学校の校長先生が、『生きて帰ってこい』と他の人に聞こえないように言って送りだしてくれた。その言葉が今でも心に残っている」と話しました。
他に「お釈迦様は喧嘩を売られても腹を立てることはなかったとされている。喧嘩を買わなければ争いは起きないということを忘れてはいけない」と話していました。
遺族会では、「講演を聞いて自分なりに平和について考えるきっかけになればうれしい」と話していました。 -
国境越え 復興願い和太鼓演奏
和太鼓を習うブラジル人が17日、伊那市の榛原河川公園で東日本大震災で被害を受けた地域の復興を願い和太鼓を披露しました。
和太鼓の演奏は上伊那にあるブラジル人学校が開いた祭りの中で行われたものです。
演奏したのは、和太鼓の教室に通う、子どもから大人まで9人のブラジル人グループです。
メンバーは、国境を越えて、被災した人たちを元気づけたいと、太鼓の演奏を企画しました。
メンバーは、「国籍は、違っても日本に住み、お世話になっています。
被災地の1日も早い復興を願っています。」と話していました -
復元の記録「法華道よ再び」上映
歩く人がいなくなった伊那市高遠町芝平から富士見町をつなぐ道の復元の記録、「法華道よ再び」の上映会が17日、伊那市の高遠町総合福祉センターで開かれました。
「法華道よ再び」は、伊那ビデオクラブの河野ひさしさんが制作したものです。
河野さんは、同じビデオクラブに所属する北原厚さんが、法華道の復元に取り組んでいることを知り、その取り組みを記録に残そうと撮影を始めました。
北原さんは、子どものころ法華道の起点となる高遠町芝平に住んでいて、山菜とりなどでよく歩いていました。
しかし人口の減少などにより、住民は集団で芝平を離れ、それにともない法華道を歩く人もいなくなりました。
映像ではその法華道に生えた笹を刈るなど一人で復元にあたった北原さんの故郷を思う気持ちや、取り組みが、紹介されています。
北原さんは、「すばらしい映像をつくっていただき嬉しく思う。歩く人がいなくなった法華道も、今は信仰の道として、またウォーキングコースとして使われるようになった。
ここを通る人に、これまでの歴史を感じてもらいたい。」と話していました。 -
水生生物などを観察
水生生物の観察などを行う川シンポジウム「せせらぎウォッチング」が18日、伊那市長谷の黒川などで行われました。
これは、川や水辺の環境に親しみをもってもらおうと伊那市などが毎年開いているものです。
18日は、小学生や一般など30人が参加し、指導には学校教諭などがあたりました。
伊那市長谷の黒川では、ペットボトルに水を入れ透明度を計ったり、川に住む生き物を採取して水質を調査しました。
参加者達は、川に入って水生生物を網で捕まえトレーに取りだしていました。
ヒラタカゲロウやザザムシなどがみつかりました。
また、自然保護につなげようと黒川にアマゴを200匹放流しました。
今回の調査結果は10月に計画しているシンポジウムで報告されます。 -
親子でマスつかみ
伊那市西町区の親子が18日、三峰川の榛原河川公園の河原でマスつかみを楽しみました。
これは、西町区青少年育成会と子ども会が計画したもので親子220人が参加しました。
マスつかみ大会は自然の中で魚を捕まえる楽しさを体験してもらおうと毎年行われています。
河原の一部をせき止め、体長20センチほどのマス500匹が放流されました。
水が濁って魚が見えないため子どもたちは手探りでマスを追いかけていました。
参加したある男の子は「たくさんマスを捕まえることが出来てうれしかった」と話していました。
捕まえたマスはこの後、塩焼きにして味わったということです -
高校生が音楽で交流
高校生が演奏や、合唱を披露する、上伊那高等学校音楽祭が17日、伊那文化会館で開かれました。
音楽祭は、他校の活動を知り、発表を通じて交流を深める場にしようと県教育委員会などが開いているもので、今年で59回を数えます。
音楽祭には7校、16のクラブから、およそ500人が参加し、演奏や合唱を披露しました。
このうち伊那西高校、お箏クラブのメンバーは、駒ヶ根市に伝わる、霊犬早太郎の伝説をテーマに、朗読を交えながら演奏を披露しました。
参加した高校生はジャンルの違う様々な音楽に聞きいっていました。 -
高校野球 上伊那勢の試合結果
第93回全国高校野球長野大会。17日に行われた上伊那勢の試合結果をお伝えします。
上伊那農業高校対松商学園高校の試合は7対8で松商が勝ちました。
赤穂高校対下諏訪向陽は、5対4で赤穂高校が勝ちました。
18日は、赤穂高校対佐久長聖高校の試合が予定されています -
高遠町の赤羽さん カラオケ用DVDをデイに寄贈
伊那市高遠町の赤羽清さんが14日、高遠町長藤にあるデイサービスセンター「くつろぎの家」に、カラオケ用のDVDを寄贈しました。
くつろぎの家を運営する伊那市社会福祉協議会の森一義副会長に、赤羽さんから5万円相当のDVD6枚が手渡されました。
DVDは、デイサービスセンターの利用者がよく歌う曲などが収録されています。
赤羽さんはこれまで、地元高遠町の「くつろぎの家」にカラオケの機器や現金、タオルなどを寄贈していて、今回が6回目の寄贈です。
伊那市社会福祉協議会の森副会長は、「貴重なものを頂いた。有効に使わせていただきます」と感謝しました。
寄贈式のあと、さっそく贈られたDVDで、赤羽さんと施設の利用者が一緒にカラオケを楽しんでいました。 -
西春近南小で体験教室
伊那市の西春近南小学校で16日、工作や運動などの体験教室が開かれました。
体験教室は年1回開かれていて、今年で5年目です。
地域の人を講師に招き、全校児童が11の講座に分かれてキッズビクスや手芸、工作などを体験しました。
手品では輪ゴムの瞬間移動や一枚の紙でサイコロの目を次々と見せる術などを教わり、練習していました。
ペットボトルロケットを飛ばす講座では、ペットボトルと牛乳パックなどを使ってロケットを作りました。
出来上がると、校庭で早速飛ばしました。
ロケットは、水を入れたペットボトルに空気を入れ、空気圧によって発射させる仕組みです。
子どもたちは水に濡れながら何度もロケットを飛ばして楽しんでいました。