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台風12号 3日昼過ぎから夜遅くにかけ上伊那に最接近
長野地方気象台は、大型で強い台風12号が3日昼過ぎから夜遅くにかけ上伊那に最接近すると予想していて、土砂災害や農作物への被害などに注意を呼び掛けています。
箕輪町木下の清水敏雄さんの梨園では、台風12号の接近を前に朝から収穫作業に追われていました。
清水さんの広さ20アールの梨園では、この時期に収穫される「幸水」を栽培しています。
2日は、週末に予定していた収穫を早め、色合いを見ながら収穫できる物を選んでいました。
長野地方気象台によりますと、台風12号は、日本の南を北上していて、3日の昼過ぎから夜にかけて上伊那地域に最接近するということです。
上伊那地域では今日の正午から明日の正午までの24時間に、多い所で250ミリの雨が降ると予想しています。
気象台では、土砂災害や低地の浸水、農作物の被害などに注意を呼び掛けています。
また、台風の影響で3日のイベントの中止や延期が相次いでいます。
伊那市総合防災訓練、高遠城下まつり、どろカップ2011などが中止となりました。 -
台風12号 3日夜から4日朝に最接近
大型で強い台風12号は、3日夜から4日の朝にかけて長野県に最接近する見込みです。
長野地方気象台によりますと、大型で強い台風12号は、北北西に進み、西日本を北上する見込みで、長野県に最も接近するのは、3日の夜から4日の朝にかけてということです。
気象台では、土砂災害や河川の増水のほか、農作物への被害などに注意・警戒するよう呼びかけています。
それでは天気予報です。 -
あさみちゆきコンサート実行委が義援金届ける
6日の伊那まつりに行われた、あさみちゆきコンサートの実行委員会が、コンサート会場で集めた東日本復興支援の義援金を30日、伊那市に届けました。
コンサート実行委員会代表の金澤幸宣さんが、伊那市の原武志保健福祉部長に義援金を渡しました。
義援金はコンサートの来場者に500円の寄付を募り、寄付した人には、あさみちゆきのオリジナル風鈴がプレゼントされました。
届けられた義援金は、風鈴の実費を除く全額、10万8089円です。
あさみちゆきコンサートは伊那まつりに合わせて行われ今年で5年目で、今回は伊那市に避難している東北の3家族を無料招待しました。
会場の伊那文化会館小ホールは、ほぼ満席の盛況だったということです。 -
中病に脳卒中センターが開所
伊那市の伊那中央病院に、地域の緊急的な脳卒中の医療を担うための脳卒中センターが1日、開所しました。
一般の公立病院としては県内で初の開所となります。
1日は、伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合の白鳥孝組合長や、川合博院長、佐藤篤センター長らが、除幕式を行いました。
センターは、病院の3階西病棟に開所され、脳卒中患者のためのベッド6床が設置されています。
脳梗塞・脳出血などの脳卒中は発症後、速やかに専門的な診断、治療を受けることが必要となります。
伊那中央病院では、24時間体制で、上伊那地域の患者の受け入れを行い、最新の治療にも対応してきました。
それらの機能を更に充実させるため、センターが設置されました。
センターでは、神経内科、脳神経外科、看護師などの脳卒中に関係する専門チームが治療に当たります。
白鳥組合長は、「疾患に対する手当てやリハビリの支援も厚く、脳卒中の基幹病院として信頼・期待されている」と挨拶しました。
また、川合博院長は、「教育や研修にも活用したい。各診療部門の専門性を発展させ、中核総合病院として相応しい人材を揃えられるよう努力していきたい」と話しました。
伊那中央病院には、現在、年間350人ほどの脳卒中患者が入院しています。
センターでは、現在のベッド数6床を、来春には9床、将来的には、倍の12床に増やしていきたいとしています。 -
「防災の日」伊那市総合防災訓練
防災の日の1日、伊那市は、東海地震による大規模災害を想定し、市の職員を対象にした伊那市総合防災訓練を行いました。
訓練は、午前9時5分、東海地震が発生し、伊那市でも震度5強の地震が発生したとの想定で行なわれました。
今年は、平成20年以来の大規模な訓練で、職員100人ほどが参加しました。
訓練では、各担当部署に、「道路が寸断された」「家が土砂に埋まった」などの情報が寄せられました。各部署は、書面と地図システムを使って、市長ら幹部に情報を伝達していました。
地図システムは国土交通省天竜川上流河川事務所が開発し、上下伊那の市町村が活用している「天竜川流域GISシステム」が使用されました。
地図上に、避難所や公的機関が記されているほか、災害箇所が赤い枠で囲まれ、被災状況を書き込むことができます。
職員らは、次々と寄せられる情報をまとめていました。
訓練を終えて、白鳥孝市長は、「今日は、用意周到に訓練できたが、実際には夜間や早朝、あるいは冬かもしれない。災害時は市民の生命と財産を守るため、行政が機能しなければならない。」と話していました。 -
パンの花 ルナ・フローラ川北教室展
小麦粉などを原料とする粘土・パン粘土で作った花の作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、バラやカーネーションなどパン粘土で作られた様々な花・150点が並んでいます。
作品展を開いているのは、伊那市のパン粘土教室 ルナ・フローラ伊那川北教室を主宰する赤羽 弘美さんと、教室の生徒20人です。
ルナ・フローラ川北教室は、23年前に始まり、作品展を開くのは今回がおよそ10回目、かんてんぱぱホールでは、3年ぶり3回目となります。
パン粘土は、年々新しい素材が開発され、現在では、完成しても欠けにくくなり、乾きも早くなりました。これにより、半永久的に保存できるという事です。
赤羽さんは、「色も形も自分好みの作品を作ることができる。作っても飾っても楽しいのが魅力」と話していました。
このパンの花「ルナ・フローラ」作品展は、4日(日)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
大規模地震想定 園児引き渡し訓練
伊那市の保育園で1日、園児を保護者に引き渡す訓練が行われました。
高遠第1保育園では、大規模な東海地震が発生したとの想定で訓練が行われました。
園児は、防災ずきんをかぶって園の外に集まり、近くの高遠小学校グラウンドに歩いて避難しました。
防災無線と安心安全メールで園児を迎えに来るよう呼び掛け、園児はグラウンドで保護者を待ちました。
保護者が来ると、保育士が来た人の名前や到着時間などを確認し、園児を引き渡していました。
高遠第1保育園では、「訓練をすることで、万一のときに戸惑うことがないようにしたい」と話していました。 -
農業クラブ全国大会プレ大会
来年10月に長野県を会場に開かれる日本学校農業クラブ全国大会に向けたプレ大会が1日、伊那市のいなっせで開かれました。
農業クラブは、高校の農業課程を学ぶ生徒が加入している組織です。
全国大会は、県内7会場で競技会や意見発表会などが行われる予定で、上伊那農業高校が担当するクラブ員代表者会議は伊那市で開かれます。
1日は、全国大会に向けた準備のため、本番と同じ内容でプレ大会が開かれました。
上農高校など5つの高校からおよそ120人が参加し、3つのテーマについて話し合ったことを発表しました。
農業クラブを地域に知ってもらう活動をテーマに話し合った生徒は、学校開放や栽培した農産物などの巡回販売、ポスター制作などを提案していました。
全国大会のクラブ員代表者会議は来年10月、いなっせで開かれることになっています。
今後、上農高校では、プレ大会の反省を基に、大会運営の準備をしていくということです。 -
松沢勝治君が棒高跳びで全国優勝
伊那市の春富中学校3年の松沢勝治君が、先月21日に奈良県で開かれた全国中学校体育大会の陸上男子棒高跳びで全国優勝し、31日は、白鳥伊那市長に、結果を報告しました。
31日は、松沢勝治君と、父の治さん、春富中の村田正美校長らが、白鳥市長を表敬訪問しました。
松沢君は、先月21日に、奈良市で開かれた、全国中学校体育大会の陸上男子棒高跳びで、4メートル60センチの記録で優勝しました。
この記録は、自らが持つ県の中学校記録を10センチ更新したものです。
この大会での県勢の優勝は12年ぶりで、表彰台にたつのも、兄のジアン成治さんが3位入賞した2006年以来です。
勝治君は、兄のジアン成治さんのトレーニングを小学4年生の頃から間近で見て育ち、自身も中学に入ってから棒高跳びを始めました。
「飛べば飛ぶほど落ちる時間が長いのが気持ちいい」と話す勝治君。次は、2年後の世界ユース大会でのメダル獲得を目標にしています。 -
米の作柄 南信「平年並み」
関東農政局長野農政事務所は8月15日現在の、今年の米の作柄を発表しました。
それによりますと、南信は「平年並み」となっています。
発表によりますと、今年の作柄は県全体で、「平年並み」南信地域も「平年並み」となっています。
穂数は平年に比べやや少なく、1つの穂につくもみ数はやや多いとしています。
このことから、全もみ数は「やや少ない」、登熟は「やや良い」と見込まれます。 -
伊那市議会9月定例 開会
伊那市議会9月定例会が31日開会し、一般会計補正予算案など24議案が提出されました。
一般会計補正予算案は、3億7,180万円を追加するものです。
主な事業は、市内河川を利用した小水力発電の基礎調査に160万円、5月の梅雨前線による大雨で崩れた長谷地域の林道の災害復旧工事などに9,500万円、木造住宅の耐震補強補助など「住宅耐震化促進」に330万円などとなっています。
開会の挨拶で、白鳥孝市長はリニア中央新幹線の建設について、「伊那市としては、県のリーダーシップのもと他の期成同盟会と結束し、国の積極的な関与を求めながら、JR東海、JR東日本も加わる検討の場で、整備効果が県全体に波及するよう取り組んでいきたい」との考えを改めて示しました。
伊那市議会9月定例会は、9月7日、8日、9日に一般質問、16日に委員長報告・採決が行われ閉会する予定です。 -
伊那市東部中学校合唱部 関東甲信越大会に向け、練習に熱
伊那市の東部中学校合唱部は、県代表として出場する9月4日の関東甲信越大会に向け、練習に熱が入っています。
東部中学校合唱部は、今月20日に開かれたNHK全国学校音楽コンクール県大会で最高賞となる金賞を受賞し、関東甲信越ブロックコンクールの出場を決めました。
県大会には、各地区の予選を勝ち抜いた66校が出場しました。東部中学校が演奏した「海逝く魂と漁師のための盆唄」は、東日本大震災をテーマに作られた曲です。
部員らは、歌詞に思いをのせて、繰り返し練習をしていました。
東部中学校が出場する関東甲信越ブロックコンクールは、9月4日にさいたま市で開かれ、上位3校が10月の全国大会へ進みます -
B1グランプリに向けスープ検討会
全国各地のご当地B級グルメが一堂に集まる「B1グランプリ」に、伊那ローメンズクラブが今年初めて参加します。
31日の夜には伊那市の飲食店「萬楽」で、B1グランプリで提供するローメンのスープ検討会が開かれました。
萬楽の厨房には、市内でローメンを提供している飲食店の店主らが集まり、話し合いながらスープ作りをしていました。
ローメンズクラブでは、B1グランプリに向け、より食べやすいローメンを開発しています。
この日はローメンズクラブに加盟する飲食店の店主や、ローメンズクラブサポーターが集まり、全部で8種類の試作ローメンが出されました。
普段作っている味ににんにくを多めに入れたもの、みりんを多く入れたものなど、厨房では各飲食店の店主が立ち代り試行錯誤しながらローメンを作り、そのローメンの味を他のメンバーが食べ比べていました。
ローメンズクラブのサポーターとして食べ比べに参加したある男性は「それぞれ特徴があって、どれもおいしい。かなり悩むが、良い雰囲気の中で楽しみながらやっています」と話していました。
伊那ローメンズクラブの正木金内衛会長は「伊那で生まれたローメンを、全国の人たちが受け入れてくれるかとても気になるところ。誰が食べても美味しいと言ってくれるローメンを作りたい」と話していました。
ローメンズクラブが参加するB1グランプリは、11月12日から2日間、兵庫県姫路市で開かれることになっています。 -
伊那市の実質公債費比率は17.6%
平成22年度の伊那市の実質公債費比率は、17.6%で前の年度の19%と比べて1.4ポイント改善しました。
実質公債費比率は自治体の一般財源のうち公債費にあてる比率をいいます。
平成22年度は17.6%で早期健全化基準となる、25%を下回ったほか、起債に県知事の許可が必要となる18%も下回りました。
伊那市では23年度から5年計画の財政健全プログラムを策定していて平成27年度の実質公債費比率は16.5%を目標としています。
市では計画より財政健全化が進んでいるものの県内19市と比較すると高い水準にあるとして今後もプロクラムに沿って歳入の確保と歳出の削減に取り組んでいく必要があるとしています。 -
中央区防災訓練
伊那市の中央区は28日、震度6強の地震が発生したとの想定で、防災訓練を行いました。
訓練は、中央区が独自に実施したもので、情報収集や救助の訓練を行うことで災害時の被害を最小限にする事を目的にしています。
中央区公民館には、災害対策本部が設置され、各総代がけが人などを報告していました。
また、住民有志で作る中央区救助支援隊は、建物内に取り残された人を救助する訓練を行いました。
隊員らは、ホースを使い、建物内の人とコミュニケーションを取る方法や、建物に取り残された人を助け出し、搬送する手順を確認していました。
このほか、中央区の役員などおよそ20人が参加し、消防団から、消火栓の使い方や放水の方法などを教わりました。
指導した団員は、「冷静でいる事が大切。まずは自分の身を守る事をわすれないでほしい」と話していました。
中央区の春日英二区長は「東日本大震災があり危機感を持ち訓練に取り組めた。区民がいったいとなとなり、災害に強い地域づくりを目指したい。」と話していました。 -
朝食レシピコンクルール
伊那市食育推進会議による朝食レシピコンクールが28日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター「栃の木」で行われました。
この日は、応募47人の中から書類選考で選ばれた8人が実際に朝食を作りました。
今回のコンクールは、「お米を食べよう」をテーマに、30分以内に調理でき、4人分2,000円以内の朝食レシピを募集しました。
参加者は、ご飯の上に、炒めた野菜や肉、卵焼きなどを彩りよく乗せた物や、油揚げの中に、ヒジキを詰めて焼いたものなど、それぞれ工夫をこらした料理を作っていました。
全員の調理が終わると、食育推進会議の委員や参加者が、それぞれの料理を食べ比べていました。
コンクールの審査は、順位はつけず、「バランスがいいで賞」や「朝から元気いっぱいで賞」など、8人それぞれに、賞が贈られました。
食育推進会議の北原宏会長は、「どれも、栄養のバランスもよく、おいしかった。作る事を楽しみながら、朝食を食べることを心がけてください」と話していました。
今回応募のあった全員のレシピは、10月2日の健康まつりで紹介される予定です。 -
暫定規制値超え牛肉 県内流通
福島の農家から出荷された暫定規制値を超える牛の肉が、県内に流通していたことが分かりました。
調査の結果、ヒレ肉7・7キログラムが南信地域の飲食店で5月4日に提供されていました。
暫定規制値である1キログラムあたり500ベクレルを超える、513ベクレルの牛の個体だったということです。
食品の安全に関しては、伊那保健福祉事務所に相談するよう呼びかけています。 -
上古田でヘブンリーブルー 見ごろ
箕輪町上古田の遊休農地で、青いアサガオヘブンリーブルーが、見ごろを迎えています。
ヘブンリーブルーは、箕輪町上古田の住民でつくる「これからの農業林業を考えるEグループ」が、遊休農地を減らし地域を活性化させようと栽培しているものです。
花は、9月いっぱいまで楽しめるということです -
7月の上伊那の月間有効求人倍率は0.62倍
7月の上伊那の月間有効求人倍率は0.62倍となり、2か月連続で上昇し、ほぼ震災前の水準となりました。
ハローワーク伊那の発表によりますと、7月の上伊那の月間有効求人倍率は0.62倍で、6月の0.56倍を0.06ポイント上回りました。
企業の新規求人数は1,025人で、前の年の同じ時期に比べて1.3%下回りました。
新規求職者数は711人で、前の年の同じ時期に比べて10.5%減少し、3か月ぶりに前の年を下回りました。
産業別の新規求人数は、上伊那の主力の製造業で208人と前の年の同じ時期に比べて19.1%増加し、5か月ぶりに前の年を上回りました。
ハローワーク伊那では「製造業を中心に震災後の大きな落ち込みからの回復が見られた。ただ、新たな不安材料として、急激な円高で輸出関連企業から不安の声を聞くようになっている。今後の動向に注意していきたい」としています。 -
ニホンジカ捕獲対策研修会
長野県は30日、県や市町村の職員を対象にしたニホンジカ捕獲対策研修会を伊那市高遠町で開き、ワナを使った捕獲方法などを学びました。
研修会は、くくりワナによる捕獲技術を普及させ、シカによる被害の拡大を防ぐことを目的に開かれました。
30日は、およそ100人が参加し、上伊那猟友会の会員からくくりワナの作りかたや設置方法などについて説明を受けました。
指導した会員は「ワナによる捕獲は、少ない人数で行え1番安全で効果的な方法。高価なイメージがあるが、手づくりの物なら1,000円以下でも作れる」などと話していました。
研修会は、31日も開かれ、高遠町の山中でワナへの追いこみを行う他、生きたまま運ぶ方法や解体などを学ぶということです。 -
戦時中のポスター商店街に展示
伊那北駅周辺の環境整備などを行っている山寺活性化協議会は、9月1日から戦争当時のポスターを商店街に展示します。
これは、伊那北駅が来年1月4日に開業100周年を迎えることから、行事の一環で実施するものです。
協議会では、100周年を迎えるにあたり戦争を取り上げ振り返り後世に伝えていきたいとしています。
ポスターは阿智村から借りてきた63点で、当時のものを復元しています。
昭和16年頃のポスターを中心に、兵隊などを募集するものなど様々です。
30日はメンバーが、ポスターを展示する40の商店街を周りました。
中には、ポスターを見て当時の思い出を話す人もいました。
ポスターは来月28日まで八幡町商店街に展示されることになっています。
また、大正の終わりから昭和初期にかけて撮った駅の写真などもきたっせやタウンステーションで展示されることになっています。
23日には、伊那北駅前で100周年記念式典を行う計画です -
3保育園の統廃合計画署名を渡す
伊那市の竜東地区3保育園の統廃合計画に反対する住民グループは昨夜、計画見直しの署名を市長宛てに提出しました。
29日の夜は、伊那東保育園で住民グループと伊那市との懇談会が開かれ統廃合の反対署名1221人分を市の担当部長に手渡しました。
懇談会では、保護者や地域住民などおよそ40人が出席し市側からこれまでの経緯などの説明がありました。
市の計画では、伊那東保育園を廃園し竜東保育園と統合するとしています。
竜東保育園と伊那北保育園を建て替え耐震化する計画です。
しかし、保護者などからは「送迎時間が混雑し東小学校の通路でもあり危険」「少人数のよさがなくなる」「2階建ての保育園は危ない」など反対の声が出されていました。
これに対し伊那市保健福祉部の原武志部長は、「おもく受け止め、地域の意見を聞きながら課題の解決策を考えたい。行政改革大綱、保育園整備計画に基づいて市の方針を進めていきたい」と説明していました。
また、近いうちに市長と役員との懇談の場も設けたいと話していました。 -
上伊那年金受給者協会がマレットゴルフ
上伊那年金受給者協会伊那支部のマレットゴルフ大会が30日南箕輪村の大芝高原で開かれました。
大会は年金受給者の親睦を図ろうと開かれたもので今回で19回目です。
伊那支部は伊那市と南箕輪村の年金受給者が加盟していて大会には、会員およそ110人が参加しました。
参加者は、27ホールの林間コースでスコアを競いあっていました。
この大会の上位30人は、10月に辰野町で開かれる上伊那郡大会に出場できるということもあり、熱のはいったプレーが繰り広げられていました。 -
伊那小学校伝統のPTAバザー
伊那小学校伝統のPTAバザーが27日、体育館で開かれ、会場は多くの人で賑わいました。
会場には、児童やPTAなどが28店を出店しました。
伊那小学校のPTAバザーは、家庭で使わなくなった雑貨や、児童の総合学習の発表の場として毎年開かれています。
総合学習の販売エリアでは、子どもたちが育てた野菜を使ったものや、手作りしたものなどが店頭に並び、多くの人が買い求めていました。
PTAの綿菓子の販売コーナーには東日本大震災の被災地支援の募金箱も設置されていました。
バザー実行委員会の城田実会長は「バザーを通して子ども同士、また地域と学校同士の交流が深まったらうれしい」と話していました。
バザーの収益は子どもたちの学習環境の整備に充てられることになっています。 -
漂泊の俳人井月偲び俳句大会
漂泊の俳人井上井月を偲ぶ信州伊那井月俳句大会が28日、伊那市高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
俳句大会には、一般1205句、小中学生、6511の句が寄せられ、優秀な作品の表彰式が行われました。
このうち一般の部の大賞には、阿南町の松澤杜夫さんの作品、「夏帽子 鷲掴みして 黙祷す」が選ばれました。
また11月に上映される映画「伊那の井月ほかいびと」を制作している井上井月顕彰会の賞には伊那市の小坂博子さんの「原爆忌ふり向く闇に火の匂」が選ばれています。
小中学校の部では特選の50人に表彰状が贈られました。
城取信平実行委員長は、「今年は震災を詠んだ句が多くあり俳句が心情を表現する一つであることを更に深く実感した。」と話していました。 -
三六災害教訓を伝承 防災活動の手引き完成
三六災害50年実行委員会は、三六災害の教訓を伝承し、災害に強い地域づくりを目指していこうと、防災活動の手引きをまとめました。
29日は、駒ヶ根市内で手引きの説明会が開かれ、上下伊那の市町村や、県の関係者などおよそ50人が出席しました。
実行委員会では、三六災害を風化させず、教訓として生かし、水害や土砂災害に強い地域づくりを目指そうと、この手引きを作成しました。
手引では、一般用と学校用合わせて13の活動プログラムを紹介しています。
内容は、災害に対し危機意識を持つ事から始まり、最終的には地域の組織的防災の定着などを目指します。
具体的には、被災した現地を見学する災害足跡見学会や被災者の話を聞いたり意見交換する、災害伝承座談会等があります。
三六災害50年実行委員会の岩間登幹事長は「地域の区や組などより細かい組織の中の防災活動に役立ててもらいたい」と話していました。
三六災50年実行委員会は、この手引きが、教訓を伝承し、防災意識を高めるきっかけになってほしいと話しています。 -
箕輪町と長野県建築士会上伊那支部 協定締結
箕輪町と長野県建築士会上伊那支部は、「災害時における応急危険度判定等の協力に関する協定」を29日、結びました。
29日は、箕輪町役場で調印式が行われ、平澤豊満町長と上伊那支部の菅沼孝夫支部長が協定書を取り交わしました。
協定は、災害時に町の対策本部施設や公民館などでの二次災害を防ぐために、上伊那支部の応急危険度判定士が現地へ出向き、建物の危険度を判定するというものです。
上伊那支部には、応急危険度判定士が70人ほどいます。
判定した建物には、危険度によって3段階に分けられた紙が建物に張られ、第三者にも安全性が一目でわかるようになります。
平澤町長は「不足の事態が起きた際に、大変心強く感じる」と話しました。
県建築士会上伊那支部の協定は、伊那市、辰野町、駒ヶ根市に次ぐ4例目となっています。
上伊那支部では、来月3日の箕輪町地震総合防災訓練に参加し、応急危険度判定を行うということです。 -
箕輪町で昨夜局地的に強い雨
箕輪町で昨夜、竜東地区を中心に、局地的に強い雨が降り、道路に土砂が流れ出るなど交通に影響が出ました。
29日午前零時ごろ、箕輪町の県道19号伊那辰野線で、5立方メートルの土砂が道路に流れ出ました。
これによるけが人はいませんでした。
29日朝は、現場を片側通行止めとし、県の職員など8人が、重機やスコップを使って土砂を取り除いていました。
箕輪消防署によると、昨夜箕輪町では竜東地区を中心に午後9時から11時までの2時間に、36.6ミリの強い雨が降り、大雨警報が出されました。 -
日本の太鼓inみのわ
県内外のグループが同じステージに立ち太鼓を演奏する「日本の太鼓inみのわ」が27日、箕輪町文化センターで開かれました。
演奏会には、上伊那をはじめ、岐阜県や福島県の太鼓グループ7団体が出演しました。
これは、みのわ太鼓保存会などが毎年開いているもので、今年で14回目になります。
今年は、東日本大震災の被災地、福島県の本宮市から安達太良太鼓保存会が参加し、力強いバチさばきを披露しました。
みのわ太鼓保存会の三澤興宣代表は、「14回続ける中で仲間の輪を広げる事ができた」と話していました。 -
震災の伊那谷への影響考える講演会
東日本大震災が伊那谷に与える影響について考える講演会が28日、伊那市創造館で開かれました。
講演会は、東日本大震災と伊那谷との関連を学んでもらおうと、市民グループ「いななき学舎」が開いたもので会場にはおよそ100人が集まりました。
講師は、高森町在住で伊那谷の地層に詳しい地質学者の松島信幸さんが務めました。
松島さんは地震による伊那谷への影響について「今回の地震による伊那谷断層帯への影響はないと思われる。 もしこの断層帯で地震が発生した場合、部分的ではあるがマグニチュード7クラスの地震になることも考えられる」と話していました。
また松島さんは、防災への意識の薄れについて指摘し「名刹や鎮守の森は、地震などの災害が起きやすい場所に造られ、昔の人たちは災害が起きないように祈るとともに状況の変化を確認してきた。現在では名刹が観光化し、変化を捉える目は衰えてきている」と話していました。