-
ハンセン病問題を考える
ハンセン病患者の体験をうたと語りで伝えるNPO現代座の公演が、2月28日、伊那市のいなっせで行われました。
公演は、伊那市のまほらいな市民大学の講座の一環として行われ、会場にはおよそ90人があつまりました。
上演された「遠い空の下の故郷」は、ハンセン病患にかかった女性が、強制隔離された療養所での実話をもとに作られた作品です。
ハンセン病と診断された少女は、16歳で療養所に入れられ、療養所の外に出る事が許されず、母親や父親の死すら知らされなかった事などが語られました。
NPO現代座は、東京を拠点に活動する団体で、この作品は、2001年にハンセン病患者との交流がきっかけで作られました。
現代座の木下美智代さんは、「ハンセン病問題を通して、差別問題について理解を深めてほしい」と話していました。 -
雪割草展示会
早春に花を咲かせる雪割草の展示会が5日、伊那市の伊那市民会館で始まりました。
会場には、会員が育てたおよそ300鉢が並んでいます。
この展示会は、南信地域の愛好者でつくる信濃雪割草愛好会が毎年開いていて、今年で11回目です。
色や花の形など種類が豊富で、株から育てたもののほか、会員が種から育てたものもあり、自慢の花が並んでいます。
会長の新井久さんは、「雪割草はきれいさ、素朴さがあり、人の心を活気づける生命力がある。ぜひ見てほしい」と話していました。
展示会は、6日まで伊那市民会館で開かれています。 -
住民有志 ごみ処理施設について考える
伊那市政について考える住民有志グループのぞみの会は1日、新しいごみ中間処理施設の建設候補地となっている富県の天伯水源付近などを見学する勉強会を開きました。
これは、自分たちの出しているごみの行方を確かめるとともに、新しいごみ中間処理施設について勉強しようと開かれたものです。
勉強会には、のぞみの会のメンバーが参加し箕輪町の最終処分場や辰野町の焼却施設などを見学しました。
このうち新しいごみ中間処理施設の候補地となっている富県天伯水源付近では、のぞみの会のメンバーが独自に調査した結果を報告しました。
のぞみの会では、今後もゴミについての勉強会を行っていきたいとしています。 -
読み聞かせボランティア交流会
伊那市や箕輪町の学校などで読み聞かせをしているボランティアの交流会が25日、伊那市高遠町の信州高遠青少年自然の家で開かれました。
交流会は、日頃小学校や図書館単位で活動している読み聞かせボランティアが一堂に集い、交流することで情報交換や研さんの場にしてもらおうと、伊那図書館と青少年自然の家が年1回、去年から開いているものです。
この日は、伊那市や箕輪町で活動している40人ほどが参加し、木曽檜を使ったマイ箸づくりをしました。
参加者たちは、「子どもやお年よりにどんな本を読めばいいか教えてほしい」「子どもと接する時間を大切にしている」などと自己紹介しながら、檜を紙ヤスリで削っていました。
ある参加者は、読み聞かせの時に毎回行なっているという手話を取り入れたあいさつを披露していました。
伊那図書館では、「それぞれ抱えている悩みや疑問を共有することで、普段のよみきかせに生かせるヒントが見えてくるはず」と話しています。 -
外国人対象のAED講習会
箕輪町に住む外国人を対象にしたAEDの講習会が、5日、箕輪町文化センターで開かれました。
この日は、箕輪町国際交流協会の日本語教室に通うブラジル人やベトナム人など、およそ20人が参加しました。
箕輪町では、誰でも安心して住める町づくりに向けて、セーフコミュニティ認証取得を目指し様々な取り組みを行っています。
箕輪町国際交流協会では今回、外国人の人達にも安心して暮らしてもらえるようにと、AED講習会を開きました。
参加した外国人は、AEDの取り扱いなどについて、箕輪消防署の職員から指導を受けていました。
現在箕輪町には、全人口の4%にあたる千人の外国人が暮らしていて、ほとんどの外国人がAEDについては知らないということです。
ある外国人は「万が一の時に必要になる。勉強できて良かった」と話していました。
箕輪町国際交流協会では、外国人からの要望があれば、今後も講習会などの開催を計画したいとしています。 -
オトメ☆コーポレーションが一日消防署長
伊那市出身のなるみさんが所属するアイドルグループオトメ☆コーポレーションが、5日、伊那消防署の1日署長に任命され、火災予防を呼びかけました。
この日、伊那消防組合の白鳥孝組合長から3人に委嘱書が手渡されました。
3人は最初に、白鳥組合長とともに消防署員の服装や手帳などをチェックしていました。
点検が終わると、消防車両に乗って伊那市内をまわり、火災警報器の取り付けや火の元の点検などを呼びかけていました。
伊那消防組合管内では今年、16件の火災が発生しています。
これは去年よりも2か月早いペースだということです。
最後に、オトメ☆コーポレーションによるトークショーが行われ、集まった人たちに火災予防を呼びかけていました。 -
上伊那農業高校定時制卒業式、閉課程式
県の高校再編計画により今年度で終了する伊那市の上伊那農業高校定時制の卒業式と閉課程式が3日行われ、62年の歴史に幕を閉じました。
3日は、上農定時制で最後の生徒となる16人が、卒業を迎えました。
上農定時制は、1949年に伊那東高等学校から上農高校に移管されて以来、62年の間に、およそ2300人の卒業生を輩出してきました。
しかし、県の高校再編計画により、箕輪進修高校に統廃合されました。
青木正幸校長は「この学校で学んだことを誇りに思い、1人ひとりが目標を定め、時代の担い手としてがんばってください」と式辞を述べました。
生徒を代表して萩原達矢さんは「自分達が上農定時制の最後の生徒だという誇りを持ち、感謝の気持ちを忘れずに、がんばっていきたい」と決意を語りました。
卒業式の後行われた閉課程式では、青木校長が閉課程宣言をして、県教育委員会に校名板を返還しました。
3日は、校舎東側に建てられた定時制記念碑の除幕式が行われました。
記念碑は、36年前に建てられた石碑を削りなおしたもので、上農定時制が歩んだ今日までの歴史が刻まれています。 -
技能グランプリ競技大会開催
全国規模の技能競技大会、技能グランプリのフライス盤競技が3日、南箕輪村の伊那技術専門校で行われました。
フライス盤競技には、全国から9人が出場し、金属加工の機械、フライス盤を使って課題の部品加工に取り組みました。
技能グランプリは、技能検定の特級、1級などを持つ技能士が熟練した技能を競うものです。
建築から機械まで30の職種の競技が千葉県を主会場に行われています。
フライス盤競技には、県内から、オリンパス(株)伊那事業場に勤務する北原憲明さんが出場しました。
制限時間は5時間で、選手は課題の図面に従って鉄鋼を加工し、4つの部品を造っていました。
技能グランプリの結果は7日に発表されます。 -
住宅用火災警報器設置呼び掛け
春の火災予防運動期間中の3日、箕輪消防署の署員が保育園で寸劇を披露し、住宅用火災警報器の設置を呼びかけました。
箕輪消防署の署員8人が、松島保育園を訪れ、寸劇を披露しました。
劇は、火事を起こす悪者、全焼怪人スモーカーが現れ、保育園にいたお姫様を誘拐し、保育園を燃やそうとします。
そこへ、消防戦隊ジュウケイジャーが登場し、火災警報器や消火器などで怪人を倒し、保育園を火事から守るというストーリーです。
園児は、夢中になってジュウケイジャーを応援していました。
火事を防いだジュウケイジャーは、「家に火災警報器をつけましょう」と呼びかけていました。
箕輪消防署によりますと、町内の住宅用火災警報器の設置率はおよそ69%です。
保育園での劇の上演は今回が初めてで、署員は、「劇を楽しみながら、火災警報器に関心を持ってほしい」と話していました。 -
みのわ町スイミングプール廃止へ
箕輪町は、町営のみのわ町スイミングプールを廃止する方向で検討を進めています。
みのわ町スイミングプールは、昭和45年に、50メートルプールが、その後、昭和51年までに25メートルプールと幼児用が整備されました。
しかし、利用者は年々減少、今年度は利用料収入から維持管理費を差し引いた金額は、およそ200万円の赤字となっています。
また、老朽化も激しく、修理費が大幅に増える状況となっていて、50メートルプールは平成20年から使用中止となっています。
町では、利用者の減少などニーズが変化している事から、プール利用について、来年度から休止したいとしています。
跡地利用については、今後検討が進められることになっています。 -
フィリピンに自立支援センター完成
フィリピンマニラ郊外にあるパヤタス地区。
かつては、海岸線に面した漁村でしたが、1954年頃から焼却されないごみの投棄場になり、それ以来、マニラ市内から出たごみが大量に運びこまれ、スモーキーマウンテンが形成されていったのです。
自然発火したごみの山からくすぶる煙が昇るさまからそう名づけられました。
そんなパヤタス地区にパヤタス・ライオンズセンターが完成し、4月に現地でオープニングセレモニーが行なわれます。 -
上伊那地区企業説明会
来年春に大学や専門学校を卒業する学生を対象にした上伊那地区企業説明会が、4日伊那市内で開かれました。
去年を5社上回る41社が参加し、人事担当者が面接をしていました。
伊那職業安定協会が、地元に就職を希望する学生と、人材を求める事業所の接点にしようと、毎年この時期に開いています。
参加した学生は、200人を超え、目当ての企業のブースをたず訪ね説明を受けていました。
安定協会では、学生たちにブースに足を運んでもらうきっかけにしてもらおうと、今年初めて1社2分間のPRタイムを設けました。
PRを希望する18社が自社の特徴や製品を学生たちに売り込みました。
伊那職業安定協会では、4月と9月にハローワーク伊那と連携し、ふるさと就職面接会を開く予定です。 -
伊那公園桜愛護会 急傾斜地に植樹
伊那公園の桜の管理をしているボランティア団体、伊那公園桜愛護会は26日、公園西側の急傾斜地にサクラとモミジの苗木を植えました。
会員25人が参加して植樹作業をしました。
伊那公園桜愛護会は、急傾斜地の崩落防止と公園の景観を良くするため植樹をしていて今年で3年目になります。
植えた苗木は、ソメイヨシノ10本、ロトウザクラ1本、イロハモミジ10本です。
今回の植樹で、急傾斜地に植えたサクラとモミジは、あわせて50本ほどになりました。
会員は、斜面で足を滑らせないように注意を払いながら、苗木を植えていました。 -
高校入試後期選抜試験最終志願者数発表
長野県教育委員会は3日、平成23年度の公立高校・後期選抜の志願者数について、志望変更締め切り後の最終集計結果を発表しました。
それでは上伊那8校の状況です。
辰野高校です。
普通科は63人で0.88倍、
商業科は19人で0.95倍となっています。
上伊那農業高校です。
生産環境科は12人で0.6倍、園芸科学科は21人で1.05倍、生物科学科は20人で1倍、緑地創造科は16人で0.8倍となっています。
高遠高校は56人で0.75倍となっています。
伊那北高校です。
普通科は249人で1.04倍、
理数科は16人で4倍となっています。
伊那弥生ヶ丘高校は247人で、1.03倍となっています。
赤穂高校です。
普通科は164人で1・03倍、商業科は34人で0・85倍となっています。
駒ヶ根工業高校です。
3つの学科一括で69人が志願し1.15倍となっています。
続いて、多部制の箕輪進修高校です。
普通I部、II部、III部合わせて83人が志願していて1.15倍、工業I部は18人で0.9倍となっています。
試験は3月9日(水)に行われ、合格発表は3月18日(金)となっています。 -
伊那朗読の会 発表会
伊那市の朗読愛好者でつくる伊那朗読の会は26日、いなっせで、発表会を開きました。
伊那朗読の会は、市内を中心に現在18人が月に一度伊那公民館で朗読の練習をしています。
発表会は、日頃の練習の成果場として年に1度開いていて今年で26回です。
26日は、メンバー15人がステージに立ちそれぞれ好きな詩や小説などを朗読しました。
第2部では幅広い年齢層に親しまれている宮澤賢治の作品が紹介されました。
このうち、宮澤賢治の代表作のひとつ「セロひきのゴーシュ」では音楽を交えた朗読劇が発表されました。
伊那朗読の会の小林豊子会長は「6か月前から練習を重ねて来ました。メンバーが一つになって発表できました」と話していました -
上農生が卒業式用コサージュ作り
4日に卒業式を迎える上伊那農業高校園芸科学科観賞植物コースの3年生が3日、式で胸に着けるコサージュを作りました。
観賞植物コースの生徒10人が、バラの花などを使ったコサージュを作りました。
コサージュ作りは、授業で行ったことがあり、ある生徒は「今までのことを思い出しながらできたので、いい思い出になりました」と話していました。
4日は、園芸科学科の生徒と3年生の担任教諭が手作りのコサージュを胸に飾り、卒業式に臨みます。 -
県がNECライティングに返還請求
長野県は、伊那工場を閉鎖したNECライティングに対し、交付した助成金3億円の一部・3900万円を返還請求しました。
NECライティングは、東京に本社を置き、照明器具の開発製造販売を行っています。
伊那工場は2005年に設立されましたが、経営基盤の強化のため、生産拠点を中国に移すとして、去年11月に閉鎖されました。
長野県は、伊那工場の設備投資に3億円の補助金を交付していて、減価償却が終わっていない分にあたる3900万円ほどを返還するよう求めています。
長野県は、2日、返還を請求する文書を、NECライティング宛に郵送したということです。
長野県では、国の補助金適正化法に準じ、県の交付規則に基づいて、3月末までに返還を求めていきたいとしています。
NECライティングでは、「まだ、書面をみていないので、今後内容を確認して、計算の根拠などに問題がなければ、規則にしたがって支払っていきたい」とコメントしています。
なお、NECライティングに対しては、伊那市も1億5800万円ほどの補助金の全額返還を請求しています。 -
伊那東部中管理棟・特別教室 起工
伊那市の伊那東部中学校の管理教室棟と特別教室棟などの建設工事の安全祈願祭と起工式が、3日、現地で行われました。
3日は、伊那市や学校関係者、建設事業者など60人ほどが参加して、工事の安全を祈る神事が行われました。
伊那東部中学校の建設工事は、伊那市が耐震化を進めるため、国の補助や合併特例債などを活用して行うものです。
仮設教室棟を建て、既存の建物を順次取り壊しながら行います。
工期は3期に分けられていて、1期では、木工室、普通教室などを含む特別教室棟を、第2期には、職員室や普通教室などを含む管理教室棟を、3期には、図書館棟や武道館を建設します。
伊那市によると、東部中学校は、生徒数861人、クラスは26クラスあり、県内でも有数のマンモス校です。
総事業費は、14億7千万円で、2014年3月の完成を目指します。 -
上伊那地域医療問題懇談会が解散
上伊那地域の医療問題について、必要な調査・研究などを行ってきた、上伊那地域医療問題懇談会が、今月31日をもって解散となります。
懇談会が行ってきた事業は、活動を休止していた上伊那地域包括協議会が引き継いでいくことなどが、3日確認されました。
3日は、伊那市のいなっせで上伊那地域医療問題懇談会の総会が、開かれました。
懇談会は、昭和47年に、予防接種運営委員会を発展的に解消し設立されました。
しかし、現在の活動は、予防接種事業の調整や、総会の開催などと形骸化しているとして、実践的な活動・協議ができる場が求められていました。
平成18年度から休止状態となっていた長野県地域包括医療協議会が今年度再開されたことから、同様に休止状態となっていた上伊那地域の協議会についても来年度から活動を再開することになりました。
上伊那地域包括医療協議会が再開されることから、上伊那医療問題懇談会は廃止することが提案されました。
この日の会議で、廃止とする案は了承されました。
医療懇談会と包括医療協議会の違いとしては、問題解決のための実質的な協議・活動を行なうこと、行政中心から、医師会などへシフトすること、県などから補助金が交付されることをあげています。
委員からは、「県の協議会よりも地域の協議会のほうが重要。再開される協議会が地域医療に貢献することに期待したい」などの意見が出されていました。
医療問題懇談会会長の白鳥孝広域連合長は「長い歴史を持つ懇談会は解散となるが、先進例にならい、機能的な組織になって欲しい」と話していました。
上伊那地域包括医療協議会は、4月から再開されます。 -
富県ふるさとまつり
今回で31回目を迎える伝統の富県ふるさとまつりが、27日に伊那市の富県ふるさと館で開かれました。
25団体、300人が26演目のだしものを披露しました。
トップを飾った北福地民俗芸能保存会は、明治から伝わるという北福地の獅子舞を披露しました。
富県には、南福地、貝沼にも獅子舞がありますが、北福地の獅子舞は、雄獅子(おじし)が御幣(ごへい)のみで勇壮に舞うのが特徴です。
保存会で昔のままの姿を保存・継承していて、会員は、30人ほど。正月や秋まつりで披露しています。
この日は、区内にある富県小学校や新山小学校の児童が太鼓や合唱を披露したほか、各種団体やサークルが日頃の練習の成果を発表していました。 -
高遠城址公園桜の開花予想 4月8日
日本気象協会は2日、今年の高遠城址公園の桜の開花予想を4月8日と発表しました。
発表によりますと、今年の高遠城址公園の桜の開花は、平年より3日早く、去年より3日遅い4月8日と予想しています。
満開は、平年より4日早く、去年より2日遅い4月13日と予想しています。
日本気象協会によりますと、桜は3月は平年並みの早さで成長し、開花を迎えそうだということです。 -
約100年前のおしびな 園児が見学
3月3日は桃の節句です。
ひな祭りを前に、伊那市の西箕輪南部保育園の園児が2日、およそ100年前のおしびなを見学しました。
およそ100年前のおしびなは、伊那市西箕輪の有賀道雄さんの家に飾られています。
今回、13年ぶりに飾ったということで、子どもたちに見てもらおうと、西箕輪南部保育園の園児が招待されました。
園児らは、古い押しびなを興味深そうに見ていました。 -
南箕輪村地産地消推進計画案を答申
南箕輪村の農と食の審議会は2日、村の地産地消推進計画案について唐木一直村長に答申しました。
農と食の審議会の三澤澄子会長らが村役場を訪れ、唐木村長に答申しました。
計画は、地産地消を進めるために村が初めて策定するもので、来年度から平成27年度までの5年計画です。
計画案では、取り組みとして、保育園と学校の給食への地元農産物利用の拡大、村民への地産地消の意識付けなどを挙げています。
また推進体制について、営農センターを中心に関係者が協力して推進するとしています。
唐木村長は、「答申に基づき、積極的に推進したい」と話していました。
村では、近く計画を策定するということです。 -
卒業式シーズン始まる
3月に入り卒業式シーズンを迎えました。
上伊那の高校のトップを切って2日、伊那市の伊那弥生ヶ丘高校で卒業式が行われました。
伊那弥生ヶ丘高校では、3年生240人が卒業を迎えました。
各クラスの代表者6人が壇上にあがり、窪田善雄校長から卒業証書を受け取りました。
窪田校長は「柔らかな感受性を持ち、何が本当で何が重要なのか物事の本質を判断して人生に立ち向かってください」と式辞を述べました。
卒業生を代表して井踏大地さんは「大きな困難に直面することもあると思うが、弥生で得た多くの経験や培った知識をもとに、これからの人生を歩んでいきたい」と答辞を述べました。
卒業式のピークは、高校が5日土曜日で、小中学校は17日木曜日となっています。 -
市が36議案を提出
伊那市議会3月定例会が2日開会し、市側から36議案が提出されました。
開会にあたり白鳥孝伊那市長は、厳しい財政状況の改善が最重要課題だとしたうえで、「財政健全化プログラムの進行管理を厳格に行うとともに、下水道事業経営健全化計画、土地開発公社経営健全化指針などと一体となって健全な行財政運営に努めていかなければならない。」とあいさつしました。
今議会には、伊那市独自の消費生活センターの設置に関する条例改正案など36議案が提出されています。
伊那市議会3月定例会は17日間の日程で9日から11日まで一般質問、18日に委員長報告、採決が行われます。 -
製造業が一堂に集まり交流
上伊那の製造業などが一堂に会するイベント、上伊那工業交流プラザが2日、箕輪町地域交流センターなどで開かれました。
このイベントは上伊那の製造業の技術をPRしようと、各市町村の商工会議所などでつくる実行委員会が開いたものです。
イベントには、およそ60社が参加し担当者が自社製品の説明やPRをしていました。
上伊那工業交流プラザは今回が3回目の開催で、参加企業からは、このイベントがきっかけで新規取引の依頼があったなどのアンケート結果が寄せられているということです。
イベントでは他に伊那技術専門校、情報システム科の生徒が、自分たちで作ったサッカーロボットの実演を行いました。
サッカーロボットはボールの光をロボットがセンサーで感知し動くもので、この技術は電子制御部品の開発に役立つということです。 -
県議選告示1か月前
任期満了にともなう長野県議会議員選挙の告示まで1か月。
2日は上伊那郡区の状況をお伝えします。
上伊那郡区は定数2に対しこれまでに3人が立候補を表明しています。
立候補を表明しているのは、現職3期目で共産党の小林伸陽さん67歳。
当選回数2回で現職、自民党の垣内基良さん61歳。
無所属、新人で前の箕輪町議会議員、寺平シュウコウさん36歳の3人です。
小林さんは、長野県のさらなる改革と無駄な事業の徹底した見直し、雇用の拡大に力を入れたいとしています。
自然エネルギーの開発など新産業の育成や医療、福祉の充実による雇用拡大、住宅改築への補助など生活福祉型の公共事業の実施などを主な公約に掲げています。
垣内さんは、県と町村を結ぶ政治、景気対策に力を入れたいとしています。
住民の気持ちが上向きになるような景気対策、農業や平野部の 安全、日本の原風景を守るための中山間地域の整備、住民の生活環境を守るための公共事業の実施を主な公約に掲げています。
寺平さんは、阿部知事の進める改革を支え政治とカネの癒着を断ち、県政直結、対話の政治に力を入れたいとしています。
上伊那交通革命による雇用確保、信州型事業仕分けによる行政改革、環境にやさしい農業などを主な政策に掲げています。
前回の県議選上伊那郡区は、小林さんと垣内さん以外に箕輪町の清水洋さんと宮田村の小原勇さんの4人が出馬し垣内さんが1万2,995票、小林さんが1万2,073票、清水さんが1万1,745票、小原さんが1万1,229票でした。
上伊那郡区は立候補を表明している3人以外に表立った動きはありません。 -
大規模小売店出店計画説明
2日開かれた伊那市議会全員協議会で、伊那市福島への大規模小売店の出店計画が説明されました。
説明によりますと、伊那市福島に出店を計画しているのは、小諸市に本社を置く株式会社ツルヤと掛川商事株式会社です。
計画では、ツルヤは食料品と日用雑貨のスーパー「ツルヤ伊那店」を出店する予定で、用地面積はおよそ1万3千平方メートル、売り場面積はおよそ2600平方メートルです。
ツルヤの出店予定地の西側には、掛川商事が、ホームセンターとドラッグストアを出店する計画で、用地面積はおよそ1万8千平方メートルです。
ホームセンターは北九州市に本社を置く株式会社ナフコの「ホームセンター・ナフコ」、ドラッグストアは札幌市に本社を置く株式会社ツルハの「ツルハドラッグ」です。
大規模小売店舗新設の届け出が今月中に提出された場合、最も早くて今年11月には店舗の開店が可能になるということです。 -
県議選告示1か月前
任期満了にともなう長野県議会議員選挙の告示まで1か月。
1日は伊那市区の状況をお伝えします。
伊那市区では定数2に対しこれまでに3人が立候補を表明しています。
立候補を表明しているのは、現職4期目で無所属の木下茂人さん75歳。
現職3期目で創志会の向山公人さん68歳。
無所属で新人の三石佳代さん34歳の3人です。
木下さんは若者の定住対策や広域医療体制の整備、農業振興などに力を入れたいとしています。
TPPや信州型事業仕分けに対する議論の必要性、県公衆衛生専門学校や上伊那医師会附属准看護学院の充実、県工科短大の誘致などを主な政策に掲げています。
向山さんは、中小企業融資制度の支援など産業振興と雇用対策に取り組むとしています。
また南北地域間格差解消による地域振興や、伊那市の一体化を図る幹線道路網の整備、高齢者などを地域で支えていくための医療と福祉の充実を主な政策として掲げています。
三石さんは、スポーツ、レジャー産業の振興により、地域経済の改善を目指すとしています。
重点政策として、雇用対策や観光開発のほか、鉄道整備、水田、森林の有効活用、商店街の活性化などにより、交流と活気ある街づくりに取り組むとしています。
前回平成19年の県議選伊那市区は、木下さんと向山さん、井口純代さんの3人が出馬し、木下さんが1万4,062票、向山さんが1万2,268票、井口さんが7,523票でした。
今回の選挙では共産党は候補者はたてないとしています。
また民主党は候補擁立には至っていません。
上伊那郡区については2日にお伝えします。
長野県議会議員選挙は、4月1日告示、10日投開票となっています。 -
箕輪町議会3月定例会開会 27議案提出
箕輪町議会3月定例会が1日開会し、平成23年度の一般会計当初予算案を含む27議案が提出されました。
一般会計当初予算案には、新たに実施を予定している「病児・病後児保育」の事業費として40万8千円が盛り込まれています。
「病児・病後児保育」は、病気中や病み上がりの子どもを医療機関と連携した安全な場所で保育するというものです。
この「病児・病後児保育」については、南箕輪村でも実施する予定で、開始時期や委託先など足並みをそろえていくということです。
箕輪町では、料金や開始時期については今後検討していくということです。
箕輪町議会は、7日、8日に一般質問、14日に委員長報告、採決し閉会する予定です。