-
福沢一郎・木内克 二人展
伊那市の信州高遠美術館所蔵作品の企画展「福沢一郎・木内克 二人展」が開かれています。
大正から昭和にかけて作られた洋画や彫刻、51点が展示されています。
福沢一郎は、抽象画を主に描いていた画家です。
今回展示されている作品のメインとなるのは、「堕天使」です。
神話からイメージして描いたもので、他にも「女と悪魔」など、神話に関連した作品が並んでいます。
木内克は、「テラコッタ」と呼ばれる立体作品を多く残した彫刻家です。
テラコッタは、粘土を使って形を作りだし、焼いて完成させる作品です。
木内克は、たった一人の女性をモデルとして裸婦の作品を作りだすことを生涯のテーマとしていました。
福沢一郎、木内克二人展は、伊那市の信州高遠美術館で7月5日まで開かれています。 -
高遠さくらホテル 東日本大震災と長野県北部地震の義援金寄託
高遠さくらホテルは、東日本大震災と長野県北部地震の義援金として来館者や従業員から集めた義援金を20日、伊那市役所に届けました。
集まった義援金は、85,431円です。
20日は、高遠さくらホテルの山本孝史)支配人ら2人が伊那市役所を訪れ、義援金を届けました。
高遠さくらホテルでは、震災翌日から震災募金箱を設置しました。
また、4月29日から5月8日までの11日間、チャリティーGWランチバイキングを行い、売り上げの一部を義援金にあてました。
山本支配人は「震災で沈みがちな気分を盛り上げれるよう、多くのイベントを企画していきたい」と話していました。 -
伊那食品衛生協会の総会
上伊那8市町村の飲食店などでつくる伊那食品衛生協会の総会が23日開かれ、今年度の事業計画などを決めました。
23日は、JA上伊那本所で総会が開かれ、役員およそ80人が集まりました。
今年度は新たに、店ごとの業種や住所、責任者名を記した食品営業台帳を作成し、新規会員の加入を促進します。
他にも、昨年度に引き続ききのこ中毒防止の為の展示会や、食品衛生シンポジウムなどを開きます。
伊那食品衛生協会の飯島登会長は「生肉による食中毒問題なども起きているので、消費者に食の安心を提供できるよう、協会の向上に努めていきたい」と話しました。
また、23日は、食品衛生の普及などに功績のあった17人と33の施設が表彰されました。 -
水害発生に備え土のう作り
水害が発生しやすい時期を前に25日、伊那市役所で土のう作り講習会が開かれました。
講習会は水害が発生したときに備え、土のうの作り方を覚えようと伊那市の職員を対象に開かれました。
25日は、およそ40人が参加し、袋に入れる砂の量や、紐の結び方などを危機管理課の職員から教わっていました。
砂は15キロほどを入れ、重くなりすぎないようにしたほか、入れやすいように、バケツの底のあいた道具を使う職員もいました。
伊那市では今月はじめの大雨で備蓄していた土のう、およそ400個を水があふれそうな用水路などに設置したということです。
25日は、400個の土のうが作られ、市では水害に備え備蓄しておくということです。 -
伊那消防組合議会 上伊那消防広域化研究開始の方針
伊那消防組合議会は25日、H27年度を目標に上伊那の2つの消防本部を統合する消防広域化について今後研究を進めていくとする方針を決めました。
25日に開かれた伊那消防組合議会全員協議会で、伊那消防組合消防本部と伊南行政組合消防本部を統合する上伊那消防広域化について説明があり、伊那消防組合としては、広域化の研究を開始したいとする方向で意見集約されました。
今年2月、中南信での消防広域化協議が休止となったことから上伊那での広域化が検討課題となっていて、これまで、伊那消防組合を構成する伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の意見集約が行われてきました。
上伊那で一本化されれば、災害情報の集約、部隊の効率的な運用などのメリットがあるとしています。
今後、伊南行政組合でも研究を開始するとの方針が決まれば、2つの組合や上伊那広域連合などで研究会を設置し、具体的な検討に入る事になっています。
また、今日の議会で、伊那消防組合の消防救急無線デジタル化の設計委託料、約740万円が補正予算案として提出され可決されました。 -
南箕輪村開発公社 昨年度決算まとめ
南箕輪村開発公社は、昨年度の決算をまとめました。
大芝の湯や公園管理など5つの事業すべてが2年連続で黒字となりましたが、不況や震災の影響で大芝荘が大幅な減収となっています。
村開発公社によりますと、大芝荘の昨年度の収益は、前の年度より1,120万円少ない約2億4,080万円となっていて、利益は3万円にとどまっています。
これは、長引く不況と、東日本大震災による春の高校伊那駅伝の中止や宴会利用者の減少などによるものとしています。
その他、リニューアル2年目の味工房では、前の年度より収益が750万円減少し、利益は1万3千円、5つの事業全体の利益は27万円となっています。
村開発公社では、長引く不況や原油価格の上昇、震災など昨年度は非常に厳しい経営だったとし、引き続きキャンペーンなどを行い、より多くの人に利用してもらえるサービスを提供していきたいといしています。 -
原発について講演
チェルノブイリ原発事故後、ウクライナで支援活動を行っている伊那市富県の小牧崇さんが25日、南箕輪村で講演し、原発は、弱者を踏み台にした豊かさだと非難しました。
小牧さんの講演会は、福島第一原発事故を受け、原発問題について考えようと生活クラブ伊那支部が開いたものです。
講演会で話をした小牧さんは、チェルノブイリ原発事故後、ウクライナで放射能に汚染された土壌を浄化する活動などを行っています。
また今回停止となった静岡県の浜岡原発と伊那地域が120キロしか離れていないことから、事故があった場合、影響があるとして、放射線量の観測を行ってきました。
小牧さんは福島第一原発の事故について、原発の恩恵を受けていたのは、大都市であり、被害を受けたのは、福島の人たち。
原発は弱者を踏み台にした豊かさであり原発問題は人権問題だと非難しました。
また浜岡原発の停止について歓迎するとしたうえで、すぐにとは言わないが廃止していくべきだと訴えていました。
さらに、国が原発の研究開発に多額の補助をしていることに対し、自然エネルギーの開発に投資するべきと話していました。 -
地域防災について考える
地域防災のあり方について考える防災研修会が今日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター開かれました。
研修会は自主防災組織の必要性や、災害が起きたときの行動などについて考えようと伊那市が開いたもので会場には約150人が集まりました。
研修会では今年4月に新たに設置された伊那市役所危機管理課の埋橋進防災係長が、話しをしました。
埋橋係長は大災害が発生した場合、行政や消防、警察などは迅速な対応がとれないことや、個人の力では限界があるとして、自主防災組織の重要性を訴えました。
また自主防災組織は、災害情報の収集、消火活動、災害弱者の安全確保など、役割をはっきりさせ対応することが大切だと話していました。
市では防災意識が高い地域は被害が小さい。普段の近所付き合いが防災への大きな力になるとしています。 -
南箕輪土地改良区が銀章を受章
長野県西部南箕輪土地改良区が村内の農業用地整備に貢献したとして、功労者表彰銀章を受章しました。
功労者表彰は、全国土地改良事業団体連合会から贈られるものです。
南箕輪土地改良区の唐澤嘉幸理事が24日、南箕輪村役場を訪れ唐木一直村長に受章の報告をしました。
土地改良区は、村内、西天水路の西側の田んぼや畑を整備していて、会員およそ900人で組織しています。
広さは360ヘクタールで、アスパラガスや白ねぎ、カリフラワーなどが栽培されています。
西天より高台の西側に耕作地があることから揚水機で水をあげていて土地改良区では、調整池や水路を維持管理し、安定して耕作地に水を送っています。
唐澤さんは受章を機に、さらに地域農業の発展に努めていきたいと話していました。 -
インドネシアメディアみはらしいちご園視察
インドネシアのメディア関係者が22日伊那市西箕輪のみはらしファームを訪れ、いちご刈りを楽しみました。
ガルーダインドネシア航空が、中部地域への誘客を図ろうと、長野県の協力を得て3年前から行っているものです。
メディア関係者を招待し、現地でその良さを報道してもらい、誘客につなげたい狙いです。
22日は、インドネシアのテレビやラジオ、新聞、雑誌の記者など9人がみはらしいちご園を訪れました。
ガルーダインドネシア航空によりますと、現在東京、大阪が観光のメインになっていて、原発事故の風評被害もあり、観光資源の豊富な中部地域をインドネシア国内にアピールしたいということです。
ハウス内では、ニュースキャスターや新聞記者が、いちごをほうばっていました。
今回は、伊那のほか、松本市や木曽地域も回る日程になっています。 -
ソリンのお茶会 豪州の紅茶楽しむ
国際交流イベントのお茶会が22日開かれ、日本人や外国人がオーストラリアのお茶を楽しみました。
お茶会は、茶道を勉強している上伊那地方事務所の国際交流員、ソリン・リッジウェイブラウンさんが開き、およそ50人が参加しました。
お茶会は2年目で、今年は日本の茶道のほか、ソリンさんの母国、オーストラリアのお茶の入れ方が紹介されました。
針金で持ち手をつけた缶にお湯と紅茶を入れ、勢いよく回します。
回す回数は3回で、お茶の葉が沈んだらカップに注ぎます。
これはおよそ200年前、イギリス人がオーストラリアに来たころからのお茶の入れ方で、現在もキャンプファイヤーなどで行われているということです。
参加者は、オーストラリア流で入れた紅茶を味わっていました。 -
看護師養成所設立に向けて検討
上伊那地域の医療問題などについて検討する上伊那地域包括医療協議会の初会合が23日、伊那市のいなっせで開かれました。
協議会では,上伊那地域に看護師養成所設立に向けて検討を進めていくとしています。
協議会は、今年3月まで設置された上伊那地域医療問題懇談会に代わるもので、医療問題について調査研究を行うものです。
会議には上伊那医師会や上伊那歯科医師会の代表、行政など25人が出席しました。
会長には、上伊那医師会顧問の神山公秀さんが選ばれました。
会議では、今年度の事業計画が示されました。
計画では、上伊那医師会の長年の懸案事項であった看護師養成所設立に向け検討を進めていくとしています。
大規模災害対策では、医療救護訓練を実施するほか、上伊那地域災害医療活動のマニュアルの作成などを計画しています。
また、コンビニ受診を控えるよう啓発活動を行うほか不足している産婦人科医や外科医師の確保に努めるとしています。
協議会では、救急医療対策委員会や大規模災害対策委員会など8つの専門委員会を設置し、それぞれの分野で検討を行います。 -
くくり罠による捕獲 充実
サルやシカなどの駆除について検討する伊那市有害鳥獣対策協議会が24日、伊那市で開かれました。
今年度はくくりわなによる捕獲を充実することなどを確認しました。
総会には、協議会を構成している伊那市やJA、猟友会など関係する団体の代表ら40人が出席し、今年度の事業計画などを決めました。
今年度の取り組みでは、くくりわなによる捕獲の充実を図るほか狩猟免許取得者の確保に向けた講習会の実施などを計画しています。
伊那市では、今年度、捕獲奨励金の充実を図っていて、ニホンジカでは4000円から5000円に、ニホンザルは5000円から6000円に増額しました。
また、免許取得や更新の補助金も充実させています。
報告によると、有害鳥獣による平成22年度の農作物への被害量は284トンで被害額は前年度よりおよそ1200万円多い5300万円に上りました。
捕獲量は、ニホンジカが914頭、イノシシが241頭、ニホンザルが125匹などとなっていていずれも前の年を上回っています。
今年度は、ニホンジカ1500頭、ニホンザル300匹、イノシシ250頭などの有害鳥獣駆除を計画しています。 -
海外の旅行会社が観光施設を視察
東日本大震災と福島原発事故の影響で海外から日本への旅行客が減っている中、4月以降、旅行会社などは、観光客を確保しようと長野県の観光施設を訪れています。
24日は、中国の旅行会社や航空会社、メディアなどおよそ40人が伊那市西箕輪を訪れました。
これは震災後、日本への旅行客が減っていることから海外メディアや旅行会社に視察・取材してもらい正確な情報を発信してもらおうと、香港の旅行会社が企画したものです。
24日は、羽広荘で地元でとれた野菜をつかったお弁当が振る舞われました。
中でも鯉の甘煮が人気でした。
また、中国のメディアがお弁当をリポートしながら味わっていました。
この後、みはらしファーム内を視察しました。
一行は、25日まで長野県内を視察し、その後は、富山県や岐阜県などを周り27日に帰国する予定です。 -
地域の防災について考える講演会
出水期を前に伊那市は、地域の防災について考える講演会を24日、伊那市役所で開きました。
講演会には、市の職員や地域防災組織の代表者などおよそ180人が集まりました。
講演会は、出水期を前に地域の防災について考えようと開かれたものです。
24日は、国土交通省河川局砂防部長を務めた牧野裕至さんが講師を務めました。
牧野さんは、地域の防災については「与えられた台本型の物ではなく、どんなことが起こりうるかそれぞれが考え、現場型の地域防災計画を作っていくべき」と話しました。
市では、「今後も防災について考える機会をもうけていく」としています。 -
最高気温16.7度
23日の伊那地域の最高気温は、16.7度と平年より5.7度低い4月中旬並みの気温となりました。
24日は天気が回復し、気温もあがるということです。 -
わんぱく親子塾 野菜の植付
保育園に通う前の子供と母親が通う伊那市西箕輪公民館の子育てサークル「わんぱく親子塾」は、23日、みはらしファームで野菜の植付をしました。
この日は、20組の親子が参加し、広さ、およそ、130平方メートルの畑で、サツマイモの苗植えや、トウモロコシとスイカの種蒔きをしました。
参加したある母親は「砂場などとは違い、土に親しむよい機会。夏の収穫が楽しみです」と話していました。
わんぱく親子塾は、保護者同士の交流などを目的に、毎月農業体験や野外学習などをしていて、今年度は36組の親子が参加しています。 -
たかとおカード加盟店会主催のチャリティーコンサート
伊那市高遠町の商店主などでつくるたかとおカード加盟店会は21日、高遠町総合福祉センターでチャリティーコンサートを開きました。
コンサートは、たかとおカード加盟店会が、音楽を通して被災地を支援しようと今回初めて開いたもので、会場にはおよそ200人が集まりました。
コンサートでは、伊那市の東部中学校の合唱部とOBが、力強い歌声を披露しました。
他に、高遠町の住民7人でつくるグループ、プロジェクトジュンペイが日本のポップスを演奏しました。
また、県内を中心に活躍するシンガーソングライターの美咲さんが、震災の犠牲者への鎮魂歌として作った曲を歌いました。
たかとおカード加盟店会の櫻井彰会長は「沈んでいる気持ちが明るくなるよう、高遠の地から元気を発信していきたい」と話していました。
コンサートの最後には、出演者全員が舞台にあがり、「上を向いて歩こう」を歌いました。
今回集まった義援金は、東日本大震災と長野県北部地震の被災地に送られるということです。 -
南原住宅団地内焼却灰今年度掘削工事へ
南箕輪村土地開発公社は、南原の住宅団地内の焼却灰問題について、今年度中に掘削工事を始めます。
23日は、南箕輪村役場で土地開発公社の理事会が開かれ、南原住宅団地内の焼却灰除去について経過報告や、今後の予定が示されました。
南箕輪村では、昭和62年頃、南原住宅団地造成地を、一時的に、伊那中央清掃センターから出た焼却灰の処理場として提供していました。
平成19年に、下水道工事でこの焼却灰が見つかり、村では、現在の法令に基づき、除去する事にしました。
地下に焼却灰が埋まっていると考えられる、7世帯は、去年の年末までに移転が終わり、家屋の取り壊しが終了しています。
今後、土地開発公社では、ボーリング調査等を行い、今年度中に除去工事を始めたいとしています。
費用については、当時、伊那中央清掃センターにゴミを搬入していた、伊那市や箕輪町、南箕輪村の3市町村で負担する事になっています。 -
出水期を前に河川の巡視点検
出水期を前に国や県などの関係機関は、堤防の低い箇所や過去に漏水のあった箇所などの巡視点検を23日、行いました。
巡視点検には、天竜川上流河川事務所や消防団などおよそ30人が参加しました。
23日は、天竜川上流河川事務所伊那出張所の加藤博所長が、現場の状況を説明しながら、三峰川と天竜川のおよそ20箇所をチェックしていきました。
このうち、伊那市の三峰川橋付近の左岸では、「水の流れによって、川底が削られている箇所がある」「川の中にある樹木が流された場合、橋などの構造物に引っかかる恐れがある」などと話していました。
河川の巡視点検は24日以降も行われ、南信地域の16市町村を回わるということです。 -
一般リフォーム補助終了 下水道接続工事は引き続き受付
伊那市の今年度事業、リフォーム工事補助事業のうち一般リフォーム工事分の受付が予定数に達したことにより、25日終了しました。
なお下水道接続を含むリフォーム工事に関しては、補助予定件数に達していないことから、引き続き申請を受け付けています。
市では、30万円以上のリフォーム工事に対して一律10万円を補助する、リフォーム補助事業に、今年度、1千万円を計上していました。
当初は補助予定件数を100件としていましたが、4月中に予定件数に達したことから、150件分、1,500万円を追加し、件数を250件分、予算を2,500万円としました。
その際、市では下水道接続工事に対する補助の要望も多かったことから250件中120件に関しては下水道接続工事を含むリフォーム工事に対し補助することとしました。
市によりますと、25日現在、下水道接続を含むリフォーム工事には、予定件数120件に対し62件の申請があるということです。
この工事に関しては浄化槽接続工事も対象となる区域があります。
市ではこの補助制度を下水道接続率の向上にもつなげていきたいとしています。 -
長谷中生が総合学習でそば打ち体験
伊那市長谷の長谷中学校の生徒が19日、総合学習でそば打ちを体験しました。
長谷中学校の総合学習は、伝統文化や歴史など5つの講座があり、全校生徒51人が希望する講座に分かれて学んでいます。
この日は地域の人を講師に迎えて学習が行われました。
講座の一つ、食文化の講座では、生徒13人がそば打ちを体験しました。
趣味でそば打ちをしている杉島の宮下定博さんが指導しました。
生徒達は、そばをのしたり、切るなどの作業に取り組んでいました。
食文化講座では、長谷の郷土料理を調査し、地域の人達と交流を深めています。
学習発表を行う秋の文化祭までに5回の調理実習を行うということです。 -
福島のりんご 伊那でパンに
原発の風評被害で、伊那で再起をかけている福島の農家、佐藤浩信さんのりんごを取り入れたパンが22日みはらしファームで販売されました。
アルストロメリアで描かれたがんばろう日本の花文字。
伊那市西箕輪のみはらしファームで22日、みはらし五月まつりが開かれました。
会場の一角には、佐藤さんが福島で営む伊達水蜜園の加工品がおかれていました。
佐藤さんが生産したりんごやももをジュースやシロップ漬けに加工したものが並べられていました。
みはらしファームの一角にある手作りパン工房麦の家。
麦の家では、デニッシュにカスタードクリームやチョコレートをしぼり、佐藤さんのりんごのシロップ漬けを載せて焼いたりんごデニッシュを今日限定で販売しました。
りんごデニッシュは、焼きあがると早速販売コーナーに並べられていました。
麦の家では、今日の反応を見て、好評だったら継続的に販売していきたいと話しています。 -
4,000人が天竜川でごみ拾い
上伊那の天竜川河川敷で一斉にゴミ拾いをする天竜川水系環境ピクニックが22日行なわれました。
財団法人長野県テクノ財団伊那テクノバレー地域センターが毎年開いていて、今年で18年目になります。
106の企業や団体から4,000人が参加して、辰野町から下伊那郡の天龍村までを6つの地区に分けて河川敷のごみを拾いました。
このうち伊那地区は、17社から1,100人が参加して、天竜川や三峰川のごみを拾いました。
この日集められたごみは、空き缶が2,023個、空きびんが507個、不燃ごみは、444袋可燃ごみは、130袋にのほりました。
伊那テクノバレー地域センターは、「天竜川の現状を認識し、更なるモラルの向上や循環型社会の実現を目指したい」としています。 -
木下区歴史ウォーキング
箕輪町木下で、地域の文化財などを学ぶ歴史ウォーキングが22日行われました。
歴史ウォーキングは木下公民館の行事で、今年で3年目です。
この日は木下区民およそ50人が参加し、箕輪町文化財保護審議会前会長の蟹澤廣美さんの案内で区内を巡りました。
このうち曹洞宗の寺、養泰寺では、箕輪町の文化財に指定されている観世音菩薩像を見ました。
菩薩像は32体あり、観音堂に安置されています。
蟹澤さんは、菩薩像は伊那市手良中坪から譲り受けたもので、三十三観音像の1体が足りず、32体が安置されていることなどを説明していました。
参加者はこのほか、木下区内の北城遺跡から出土した銅柄香炉を見ました。
仏教の法要で使うもので、出土したのは香炉の部分です。
蟹澤さんは、「平安時代前期のものとみられ、この時代の柄香炉の出土は全国的にも例がなく、柄の部分があれば重要文化財になる」と話していました。 -
進徳館の日記念少年剣道大会
進徳館の日に合わせ、21日、少年剣道大会が伊那市高遠町で行われました。
「進徳館の日記念少年剣道大会」は、進徳館教育の文武両道の精神を子供達に受け継いでもらおうと、毎年行われています。
大会には、伊那市内のスポーツ少年団や剣道教室から28団体、約150人が出場しました。
小学生は総当たり、中学生はトーナメント方式で試合を行いました。
体育館には、子ども達の掛け声や、竹刀の音が響いていました -
長野県経営者協会上伊那支部 総会
長野県経営者協会上伊那支部の総会が18日に開かれ、災害の対応についての学習会を開くなど、今年度行う事業を決めました。
県経営者協会上伊那支部は、現在50の事業所が会員となっています。
昨日開かれた総会で、今年度の事業計画が示され了承されました。
景気が低迷する中、経営ノウハウの情報交換などが重要となるとして、企業の見学会を開くこと、東日本大震災を受けて、災害時、企業がなすべき事を学ぶ学習会を開くことなどを決めました。
昨年度の事業報告では、会員企業が小中高校生を対象に行った職場体験や会社見学などの受け入れ人数が報告されました。
昨年度は、4,800人で、これは、統計をとり始めたH18年度の2,500と比べて2倍近くになっています。
18日の総会では役員改選も行われ、新しい支部長にルビコン(株)の勝山修一社長が選ばれました。
任期は、2年間となっています。 -
進徳館の日
旧高遠藩の藩校、進徳館の教育精神を見つめなおし受け継いでいこうと、「進徳館の日」の催しが21日、伊那市高遠町で開かれました。
かつて進徳館の生徒たちが、毎日、学問をする前に孔子を始めとする五聖像に拝礼していた事にならい、この日も、市の関係者が拝礼をしました。
進徳館の日は、高遠藩時代の教育精神を見つめ直し受け継いでいこうと、進徳館が創設された5月に毎年開かれています。
基調講演では、高遠中学校の野溝和人校長が「中学生に引き継がれている進徳館の心」と題し講演しました。
高遠中では、毎年、城址公園の桜まつりで観光客の案内をボランティアで行っていて、観光客と触れ合う中で、人との繋がりや感謝の心を学んでいるという事です。
野溝校長は、「観念的ではなく実用の学問であるべきとする進徳館の「実学」の精神が子供達に受け継がれている」と話していました。 -
シンポジウム「忘れまじ三六災害」
昭和36年に伊那谷を襲った「三六災害」についてのシンポジウム「忘れまじ三六災害」が21日、駒ヶ根市総合文化センターで開かれました。
シンポジウムは、三六災害からちょうど50年にあたる今年、その体験を伝承し、地域住民の防災力を向上させていこうと、NPO法人「天竜川ゆめ会議」が開きました。
シンポジウムでは、伊那市長谷、中川村四徳、大鹿村の大西山で起きた土砂崩落などについて、3人が体験談を話しました。
伊那市長谷の中山晶計総合支所長は、役場職員だった当時の体験談を話しました。
中山支所長は「災害の時に三峰川が氾濫して魚が堤防に打ち上げられた。それを拾いに行った職員が橋を渡ったところ、その直後に橋が落ちたと聞いた」と話していました。
中川村四徳出身の小松谷雄さんは、最も雨が降った6月27日の夜に見た光景について話しました。
小松さんは「山の上には居場所を合図する明りがいくつも見えた。四徳川を流れる大きな岩がぶつかりあう音で眠る事もできなかった。次の日外に出てみると、6・7畳ほどの大きな岩が蔵の下に落ちていて恐怖を感じた」と話していました。
大鹿村前村長の中川豊さんは、大西山が崩落していく様子について話しました。
中川さんは「大西山の崩落は、崩れると言うよりも真下に落ちていく感じだった。崩落の後、村の大きな水田の真ん中には大きな山ができていた」と話していました。
会場を訪れたある男性は「災害はひとごとではないということを感じた。災害対策について見つめ直してみたい」と話していました。
天竜川ゆめ会議の福澤浩代表理事は「三六災害であった体験談を絶やしてはいけない。天竜川流域は災害ととなりあっていることを学び、地域全体で防災力を高めていかなくてはいけない」と話していました。 -
梨オーナー園が開園
箕輪町木下の梨オーナー園が21日に開園し、オーナーが梨の摘果作業を行いました。
この日は県内外から訪れた、27組およそ70人が摘果作業をしました。
これは、箕輪町が都市と農村の交流事業として行っているグリーンツーリズムの一環で行われているものです。
梨オーナー園は人気の体験で、今年は募集した40区画全てが完売しています。
管理をしている地元農家によりますと、今年は霜の被害が少なく、梨の出来は良さそうだということです。
オーナーらは「軸が長く、太いものを残すように」と地元農家から説明を受け作業をしていました。
あるオーナーは「収穫するというのは大きな喜びがある。摘果や袋かけ、収穫の流れを体験できるというのはうれしい」と話していました。
摘果した梨は、6月に袋かけをして、10月上旬に収穫作業をすることになっています。