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南信の水稲作況指数99 平年並みの収量みこむ
関東農政局長野農政事務所は、今年の南信地区の水稲の作況指数を99とし、平年並みの収量となるとみこんでいます。
長野農政事務所が発表した9月15日現在の作柄概況によりますと、10aあたりの平年収量に対する今年の予想収量の比率を表す作況指数は南信は99となっています。
長野農政事務所によりますと、5月から6月の気温が低かったことから穂の数は少ないものの、夏暑さによりもみの数が多くなったという事です。
もみの成長を示す登熟は「平年並み」となっています。 -
入笠山から牛が下牧
伊那市高遠町入笠山の牧場でひと夏を過ごし、成長した牛が、30日下牧しました。
30日は、牧場から酪農家のもとへ帰る牛の体重測定や、放牧されている期間に妊娠したかどうかなどの検査が行われていました。
放牧されている牛の9割ほどが乳牛で、ここで妊娠させ、牛乳が出るようにします。
今シーズンは、上伊那・諏訪・飯田地域の酪農家30軒から延べ100頭の牛が放牧されました。
牛は、山に登ったときに比べて全体の1割にあたる30キロから50キロほど体重が増加していて、健康状態も良かったということです。
30日は、あいにくの天気で、足元が悪いなか作業が行われ、トラックに乗せられた牛が酪農家のもとへ帰っていきました。 -
南箕輪村 村税電話催告センター開設
南箕輪村は、村税の未納者に電話で納付を呼びかける村税催告センターを、30日、役場内に開設しました。
30日、役場2階に電話催告センターが設置され、早速、専門のオペレーターが電話で村税の納付を呼びかけていました。
この村税電話催告センターは、電話で納付を呼びかけ、新規の滞納発生を抑制し、収納率の向上を図ろうというものです。
今年度になってから村税の納付期限が切れても納付されなかった、およそ300件、1000万円分が対象です。
村では、松本市の業者に電話催告業務を委託し、専門のオペレーター2人が、平日6日間、土日祝日2日間、月8日間、電話で催告を行います。
この事業は、今年度末までを予定していて、事業費はおよそ120万円です。
南箕輪村では、電話での催告で支払われない場合は、収納対策員が出向き、それでも支払われない場合は、差押などの滞納処分を行っていきたいとしています。 -
新山小児童がフラワーアレンジメントに挑戦
長野県が行うフラワーアレンジメント教室が、30日、上伊那地域では唯一、伊那市の新山小学校で開かれ、全校児童が花と触れ合いました。
30日は、上伊那の7つの生花店のスタッフが新山小学校を訪れ、子どもたちにフラワーアレンジメントを指導しました。
この教室は、涼しい気候を生かした切花産地である長野県が、地域の花について学んでもらおうと、去年から開いています。
県内10校の学校で教室が行われていて、上伊那では新山小学校1校で開かれました。
本来は、4年生以上を対象とした事業ですが、小規模校の新山小では、1年から6年までの全校児童31人全員が体験しました。
30日は、上伊那特産のアルストロメリアとトルコギキョウに、ガーベラとクジャクソウの4種類を使ってフラワーアレンジメントを行いました。
生花店のスタッフは、水を含んだスポンジを隠すように、花の長さを若干変えたほうがいいなどとアドバイスしていました。
花は、1日間玄関近くに飾り、10月1日、それぞれが自宅に持ち帰るということです。 -
ソフトボール伊那シニア 全国へ
10月2日から山形県で開かれる「全日本シニア大会」と、10日から石川県で開かれる「ねんりんピック」に、長野県代表として出場するソフトボールチーム・伊那シニアが30日、大会を前に市長を表敬訪問しました。
30日は、伊那シニアの西岡 洋児監督、河野 盈雄主将らが、伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に、全国大会出場の挨拶をしました。
伊那シニアは、伊那市在住者を中心とする59歳以上のソフトボールチームです。
5月に東御市で開かれたシニアの県大会と伊那市で開かれたねんりんピックの県大会でそれぞれ優勝し、全国大会出場を決めました。
全日本シニア大会には、5年連続6回目の出場で、前回は、準優勝を果たしています。
ねんりんピックは、3年に1度しか出場できないという制限がある中で、4回目の出場となります。
白鳥市長は、「ソフトボールの町伊那市を発信してきてください」と話していました。
西岡監督は、「チームワークのよいチーム。それぞれが、本領をを発揮して、2つの大会どちらとも優勝したい」と話していました。
全日本シニア大会は、10月2日から山形県で、ねんりんピックは、10日から石川県で開催されます。 -
第2回県議会議長杯 マレットゴルフ大会開催
県内のマレットゴルフ愛好者が集う「秋季マレットゴルフ選手権伊那はびろ大会」が28日、伊那市のマレットパーク羽広で開かれました。
この日は、上伊那を中心に県内各地のマレットゴルフ愛好者およそ190人が集まり、日頃の練習の成果を競いました。
大会は、マレットゴルフ愛好者の親ぼくを図ろうを毎年開かれています。
開催場所を毎年変えて行っていて、今年は伊那市で開かれました。
この日はあいにくの天気となりましたが、参加者は、3、4人ずつのグループでコースを回り、親ぼくを深めていました。 -
伊那中央病院 小川前院長に名誉院長の称号授与
8月に伊那中央病院の院長を退任した小川秋實前院長に29日、長年の功績を称え、名誉院長の称号が授与されました。
伊那中央病院で授与式が行われ、白鳥孝伊那中央行政組合長から、小川前院長に称号記が手渡されました。
小川さんは、平成7年に伊那中央病院の前身となる伊那市営伊那中央総合病院の院長に就任、平成11年から伊那中央病院の院長となり、合わせて16年間、院長を務めました。
小川さんは、「地域医療は大変厳しい時代だが、地域の人から必要とされる医療機関として今後も発展していくことを心から祈念している。称号に恥じぬよう、またそれを汚さぬよう今後精進したい」とあいさつしました。
白鳥組合長は、「今後とも伊那中央病院の発展にご支援をお願いします」とあいさつしました。
名誉院長の称号が与えられたのは小川さんが初めてということです。 -
大規模な事故や災害に備え伊那消防組合が訓練
伊那消防組合は29日、大規模な事故や災害が発生した場合でも、効率的に救急・救助活動を行うための訓練を行いました。
この日は伊那市の美篶スポーツ公園を会場に、伊那、高遠、辰野、箕輪の消防署と伊那中央病院の医療チームが参加し訓練が行われました。
訓練は、メッキ工場からもれたガスが爆発し、従業員など多数の負傷者がでたという想定で行われました。
科学薬品が漏れだした可能性がある事から、防護服を着た署員が安全を確認したあと、負傷者の搬出が行われました。
運び出された負傷者には、ケガの程度を色で判断するカードを使ってトリアージ訓練を行い、医師と看護師でつくるチームDMAT(ディーマット)が応急処置をしていました。
伊那消防署の有賀治人消防署長は、「単独の消防署で対処できない大規模な事故や災害は、情報収集が大事。より早くて正確な情報収集をする事が今後の課題」と話してました。 -
西春近南小学校でちょっと変わった卵発見
伊那市の西春近南小学校で29日、給食用に使う卵の中からちょっと変わったものがみつかりました。
ちょっと変わった卵は、黄身が白い卵です。
給食で使う卵を調理員が割っていたところ、見た目は普通の卵の中から白い黄身がでてきました。
西春近南小学校ではこの日、給食のアップルケーキをつくるために3キロの卵を使っていて、その中のひとつにこの白い黄身の卵が1つだけあったという事です。
長野県畜産試験場によりますと、卵の黄色い色素の元となるベータカロチンが餌に不足すると、白い黄身ができる場合があるという事です。
西春近南小学校では、この日一日児童玄関に置いて全員に見てもらったという事です。 -
上伊那地域景観協議会 景観情報収集しPRを
景観育成に取り組む住民団体や市町村などで組織する上伊那地域景観協議会は29日、地域の景観に関する活動や風景について情報を一元化し、広くPRするための活動をしていく事を決めました。
この日は、伊那合同庁舎で上伊那地域景観協議会が開かれ、今年度下半期の事業計画を決めました。
それによりますと、協議会では新たな取り組みとして、上伊那で行われている住民主体の景観に関する活動や、景観上重要な風景などの情報を収集して一元化します。
計画では、協議会にワーキンググループを年内に設置し、住民や景観関係団体、市町村に情報提供を求めていきます。
来年度以降については、それらの情報を電子データ化し、HPの作成や景観をPRするイベントなどに活用していくという事です。
協議会では、「絵に描いたり写真におさめたくなるような風景を後世に残すとともに、地域の活性化につながる観光のまちづくりを進めていきたい」と話していました。 -
南箕輪村と信州大学農学部 連携へ
南箕輪村と信州大学農学部の交流会が29日、6年ぶりに開かれ、大芝村有林の整備をはじめ幅広い分野で連携していくことが確認されました。
29日は、南箕輪村のフォレスト大芝で交流会が開かれ、今後の連携について意見を交わしました。
交流会で唐木一直村長は「分野ごとに事業拡大しながら、交流を発展させたい」中村宗一郎農学部長は「地域に貢献できる大学にしていきたい」とあいさつしました。
大芝村有森の整備について村は、松くい虫被害が発生した場合は伐採、搬出し跡地には広葉樹を植栽をするとの計画案を示しました。
信州大学農学部ではこの案についての意見としてカエデや桜などが混ざった森を目指すべきとしています。
他には、枯れ枝などの間伐を早期に行い、松くい虫に強く、明るい森づくりを進める必要があるとしています。
南箕輪村と信州大学農学部では、今後様々な分野で連携を進めていくことにしています。 -
災害危険箇所のパトロール
伊那市で29日、災害危険箇所のパトロールが行われました。
パトロールは台風シーズンに合わせて、土石流などの危険箇所の状況を確認しようと伊那市が行ったものです。
29日は市職員の他、警察や消防などおよそ20人が、市内5か所を巡回しました。
このうち伊那市長谷杉島のカラ沢川では治山ダムの状況を確認しました。
杉島とその周辺では1982年昭和57年に台風の影響で土砂崩れが起きたほか、カラ沢川があふれるなどして、農地に被害が出たということです。
そのことから翌年、土砂崩れなどを防ぐため、県により治山ダムが建設されました。
担当職員は、カラ沢川一帯は、地質的に崩れやすく、民家もあることから、大雨が降った時は注意が必要だと話していました。
市によりますと市内には土石流や急傾斜による崩壊など危険箇所に指定されている場所が、807か所あるということで、台風など大雨が降るこの時期は警戒を強めたいとしています。 -
江副行昭 窯吹展
ガラス工芸家、江副行昭さんによる窯吹展が伊那市長谷の長谷ガラス工房で開かれています。
会場には、土を高温で溶かして作る、熔壌ガラスの作品およそ200点が並んでいます。
今回の作品展では、新たな試みとして伊那市長谷のゼロ磁場の土などを使った作品も並べられています。
今回の展示の名称となっている窯吹は江副さんの作品を指す造語でこれまでの熔壌ガラスという名称と並んでブランド名として使われています。
江副さんは「見た目の色合いとともに、実際に作品を手にとり肌ざわりも感じてもらいたい」と話しています。 -
車上狙い連続発生
27日月曜日の午後8時頃から南箕輪村などで連続4件の車上狙いが発生したとして、伊那警察署では注意を呼びかけています。
伊那警察署によりますと、車上狙いがあったのは27日月曜日の午後8時頃から9時頃にかけてで、1時間ほどの間に4件連続して発生したということです。
場所は南箕輪村内と辰野町内の駐車場で、いずれも車の窓ガラスを割られるなどして、車内に置いていたバッグなどが盗まれたということです。
伊那警察署では、車を離れる際はバッグなど置いたままにしないよう呼びかけています。 -
楠洲流吟道大会
詩吟の楠州流吟道大会が26日、伊那市の市民会館で開かれました。
大会は毎年この時期に開かれていて、今年はおよそ350人が参加し詩吟を披露しました。
楠洲流聖楠会は辰野町から駒ヶ根市までの5つの吟詠会で組織されています。
大会では、個人の吟や団体の合吟などが行われました。
このうち合吟の部では、それぞれの吟詠会から14団体が出場し、次々とステージに立ちました。
漢詩を自分のものとして理解して吟じるように心がけているということで、どの団体も熱心に吟を披露していました。 -
自殺防止のための講演会
伊那保健福祉事務所は、自殺防止のための講演会を27日、伊那合同庁舎で開きました。
講演会には、市町村の職員や医師、看護師などおよそ 50人が集まりました。
27日は、東京自殺防止センターを創設し、悩みを抱えている人の相談を受けている西原由記子さんが講師として、自殺防止について話しました。
西原さんは「相談者をむやみに励まさない。自分の価値観を持って説教や説得をしないこと」
「悩んでいることを知らなかったということは関心がなかったということ。悩んでいる人に対して親身になって考えてほしい」と話していました。 -
伊那消防組合全員協議会 消防広域化の組織体制案 了承
伊那消防組合全員協議会が27日、伊那市役所で開かれ、伊那消防組合が示した消防広域化の組織体制案を了承しました。
消防本部体制は、松本地区から飯田地区までの中南信地区に6つの本部を置く6方面本部体制とし、それぞれの本部に一定の権限をもたせるとしています。
指令業務体制は、指令センターを統合することにより、災害情報が一つに管理でき、部隊を効率的で迅速に運用することができる、1指令方式とします。
職員の身分・給与制度は経過措置を設けて一元化するとしています。
伊那消防組合は、この案を近く中南信消防広域化協議会へ提出するとしています。 -
氣どら 売れ行き好調
パワースポットとして人氣を集めている伊那市長谷の分杭峠ゼロ磁場で販売されている「氣どら」の売れ行きが好調です。
販売開始から9月28日までの4カ月間で、およそ1万5千個が売れ、売り上げは総額でおよそ225万円。
氣どらを製造しているのは高遠町の菓子店あかはねです。
あかはねでは、伊那市観光の委託で氣どらを製造していて、1日置きに500個の氣ドラを作っています。
氣どらは、伊那市観光株式会社が今年6月から伊那市長谷のゼロ磁場と入野谷で販売しているものです。
価格は1個150円で、氣どらの生地は、氣の里の水を使って練っています。
伊那市観光によると、販売を開始した6月から9月28日までの4カ月間で、およそ1万5千個が売れたということです。
平均すると、1日あたり132個が売れていて、売上総額はおよそ225万円となっています。 -
推奨みやげ品審査会 新たに3品が推奨みやげ品に
伊那市観光(株)が長谷の分杭峠、ゼロ磁場で販売している「氣どら」を含めたみやげ品3品が、28日、伊那市観光協会の推奨みやげ品に選ばれました。
この日は、伊那市観光協会の推奨みやげ品を決める審査会が開かれました。
今回、新たに推奨みやげ品に選ばれたのは、伊那市観光株式会社が長谷のゼロ磁場で販売しているどら焼き「氣どら」と、同じく、伊那市観光の「氣の里せんべい 氣せん」、株式会社菊香堂の「絵島生島最中」の3品です。
この日は、新たに申請のあったみやげ品4品と、すでに推奨みやげ品に登録されているみやげ品16品目の更新審査が行われました。
審査員らは、試食しながら、味やパッケージ、伊那らしい商品かどうかなどを審査していました。
申請があったうち、その場で試食できなかった1品については、後日、審査の結果がでることになっています。
新しい推奨みやげ品の登録証の授与は、来月中旬の予定です。 -
まほらいな市民大学修了式
まほらいな市民大学の修了式が28日、いなっせで行われ、2年間の課程を学んだ73人に、修了証書が送られました。
まほらいな市民大学は、生涯学習の場として市が開講しているもので、2年間で10単位を取得した人に修了証書が送られます。
28日は第11期生73人が、学長の白鳥孝市長から、修了証書を受け取りました。
白鳥市長は「積極的に学ぶ姿勢を大切に、生涯現役として、ますます活動してほしい」と式辞を述べました。
また、修了生を代表して向山喜芳さんが、「この2年間の経験を生かし、市民の一員として頑張っていきたい」と話しました。
今回は、すべての講座に参加した皆勤者が2人、欠席が3回以内の精勤者が5人いました。
1講座当たりの受講率は70.8%だったということです。
最後に全員で伊那市の歌を歌って市民大学の修了を祝っていました。 -
トヨタ自動車が出前授業
トヨタ自動車は、車の魅力や環境対策の取り組みを児童に学んでもらう出前授業を28日、箕輪町の箕輪北小学校で行いました。
これは、自動車への興味を高めてもらおうと全国各地の小学校で行われているものです。
箕輪北小学校では5年生が社会科の授業の一環で自動車産業について学習していることから、今回トヨタ自動車に授業を依頼しました。
授業では、5年生が車と環境や産業、経済との関わりを考えるゲームをしました。
ゲームは、児童が経営者になり、環境保全を考えながら車の開発を進めていくというものです。
車を開発するか?環境に投資するか?などの質問が出されます。
子供たちは、経営者の立場で環境と車の開発のバランスを考えながらゲームを進めていました。
トヨタ自動車の出前授業は今年度全国351の小学校で実施されることになっています。 -
信州民謡民舞の祭典
日本各地の民謡を発表し合う信州民謡民舞の祭典が26日、伊那市のいなっせで開かれました。
この祭典は、長野県県民芸術祭のイベントの一つです。
今年が46回目という歴史ある祭典で、伊那市の伊那節保存会など、長野県民謡協会に所属する県内の13団体が出演しました。
50を超えるプログラムで、各団体が長野県をはじめ全国各地の民謡を披露しました。
伊那節保存会は、「伊那節」のほか、「尾根下り唄」という馬子唄など6曲を披露していました。
出演者は、三味線や尺八の演奏に合わせ、歌声を会場に響かせていました。 -
高遠城址公園で戦没者慰霊祭
伊那市高遠町の高遠城址公園の招魂碑前で27日、戦没者慰霊祭が行われ、遺族らが戦争で命を落とした人達の冥福を祈りました。
この日は、日清、日露戦争から第2次世界大戦までの戦争で命を落とした人達の遺族や関係者が集まり、碑の前で焼香などをして戦没者の冥福を祈りました。
慰霊祭は戦争で命を落とした人が上伊那でも大勢いた事を忘れず、平和な社会を築いていこうと明治30年代から毎年行われています。
慰霊祭を行った上伊那靖国招魂碑奉賛会会長の伊東義人さんは「かけがえのない命をもって示された戦争の悲惨さ、平和の尊さを若い世代に語り継いでいく事が私たちの責務です」と祭文を読み上げました。
遺族を代表して上伊那遺族会会長の赤羽一敏さんは「故郷を思いながら亡くなっていった皆さんの事は一日たりとも忘れることはできない。歴史を正しく後世に伝えていきたい」と謝辞を述べました。 -
諏訪形諏訪神社御柱まであと一週間
伊那市西春近諏訪形区の御柱祭。
10月2日に行われる里曳きや建て御柱に向け、地区では準備が進んでいます。
26日は集落センターに地区住民およそ60人が集まり、祭りで行われる騎馬行列や獅子曳きの練習が行われました。
獅子曳きは、子供たちが踊りながら獅子を神社へと導くもので、地区の保育園児から中学生までが参加して行われます。
子供たちはグループ毎に分かれ、扇子や足の運びなどを教わっていました。
市の無形文化財に指定されている騎馬行列は、時代衣装に身を包み地区内を練り歩くもので、御柱祭の中心的な行事として行われています。
メンバーは廊下に並び、繰り返し手や足の動きを確認していました。
練習は本番まで毎晩行われるということです。
諏訪形諏訪神社の御柱祭は、10月2日に里曳きと建て御柱が行われる予定で、伊那ケーブルテレビでは、祭りの模様を午前11時半から生中継します。 -
伊那市が金融業者を提訴
伊那市は27日、滞納分の税金を回収するため、長野市の金融業者に対し、訴訟を起こしました。
27日は、伊那市代理人の長谷川洋二弁護士が長野地方裁判所伊那支部に訴状を提出しました。
訴訟は伊那市が長野市の金融業者、株式会社コムレイドに対し起こしたもので、およそ434万円の支払いを求めています。
これは、住民税などを滞納していた市民がコムレイドに払い過ぎていた利息を、この市民に代わって伊那市が請求するものです。
長谷川弁護士によりますとこの市民は40代後半の男性ということで滞納していた金額は、およそ37万円です。
伊那市が勝訴した場合、滞納額以外のおよそ395万円は、この市民に返されるということです。
伊那市では訴訟を起こしたことについて、「何もしなければ、税収にはならない。納税対策として手をつくしたい。」と話しています。
一方コムレイドは「訴状を見ていないのでコメントできない」としています。 -
トップストーンJrが2年ぶり3度目優勝
上伊那ケーブルテレビ協議会の第4回ケーブルテレビ杯少年サッカー大会が26日、伊那市の富士塚スポーツ公園で開かれ、宮田村のトップストーンジュニアが2年振り3度目の優勝を果たしました。
ケーブルテレビ杯には上伊那の10チームが参加し、決勝は青のユニフォーム宮田村のトップストーンジュニアと黄色のユニフォーム伊那市の伊那少年サッカースクールスポーツ少年団の対戦となりました。
試合は前半4分トップストーンの藤澤圭佑が右サイドからシュートを決め1点を先制します。
その直後トップストーンの伊藤真輝が2点目のゴール。
3対0で迎えた後半、伊那少年の池上新がループシュートを決め、1点を返します。
後半18分内田悠介がドリブルで相手ゴール前にボールを持ち込みファールを誘います。
その内田がペナルティーキックを決めもう1点追加。
しかし試合は5対2でトップストーンジュニアが勝ち、この大会2年ぶり3度目の優勝を果たしました。 -
新ごみ中間処理施設 残さ処理溶融方式で
上伊那広域連合ごみ処理基本計画推進委員会が27日開かれ、新ごみ中間処理施設での焼却後の灰、残さの処理を溶融方式にする委員会としての方針が決まりました。
新ごみ中間処理施設から出る残さは、箕輪町にあるクリーンセンター八乙女最終処分場を再生し、埋め立てることが確認されています。
残さの処理は、焼却方式ですべてを埋め立てる場合と、溶融方式で残さの一部を資源化し、残りのすすを埋め立てる場合の2通りあります。
広域連合から、焼却方式の場合、埋め立て処理能力はおよそ12年間、施設整備と運転の費用合計は年間およそ1億4千万円、溶融方式の場合、処理能力はおよそ40年間、費用合計はおよそ4千万円になることなどが示されました。
広域連合からは、「溶融方式の方が優位」との説明がありました。
委員会では、上伊那の廃棄物は上伊那で最終処分まで行う完結型を目指すという基本方針と、八乙女最終処分場の延命の観点から、残さ処理を溶融方式にすることが決まりました。
委員会の決定については、白鳥孝上伊那広域連合長に報告されます。
今後は、来年度設置する施設整備基本計画策定の専門委員会で、新ごみ中間処理施設の処理方式について、焼却と灰溶融方式、ガス化溶融方式の中から複数の方式を絞り込むということです。 -
伊那市中心市街地再生へアンケート調査実施
伊那市の中心市街地再生プラン策定委員会は、プラン策定の参考にしようとアンケート調査を実施します。
27日は、第3回の委員会が伊那商工開館で開かれ、アンケート調査の実施を決めました。
アンケートは、中心市街地を構成する山寺、坂下、荒井、西町などの住民を対称にするものと、商店主を対象にするものの2種類を実施します。
住民アンケートは、約500人で、信大生や市内5つの高校生180人にも聞きます。
内容は、中心商店街に行く目的や主な購入先、頻度、交通手段、滞在時間などです。
一方商店主アンケートは、約200人を予定し、店の形態や後継者の有無、課題などを聞きます。
実施時期は、10月で、11月中にまとめをして、プラン策定の参考にしていくことにしています。
伊那市の中心市街地の再生事業は、今年度から3年間の県の支援事業を活用し、中心市街地再生協議会が取り組むもので、委員会は、来年1月末をめどにプランをまとめる計画です。
プランに基づく具体的な事業は、2011年度と2012年度に実施する計画です。 -
第6回三峰川天国
三峰川みらい会議は、26日伊那市高遠町の山田河原河川敷で第6回三峰川まつりを開きました。
子どもたちに人気のつり天国は、川を釣堀状に囲い、中ににじますを放して、思う存分釣りの醍醐味を味わってもらおうというものです。
開始の合図で一斉に釣り糸を垂れると、次々と魚がかかっていました。
まつりでは、この他、魚のつかみどりや下駄飛ばし大会など楽しい催しが行なわれました。 -
秋晴れに恵まれ各地で歴史に触れるイベント
さわやかな秋晴れに恵まれた26日は、上伊那各地で地域の歴史に触れるイベントが行なわれました。
伊那市では、西町公民館主催の「歴史の道 伊那街道を歩こう」が行なわれ、区民らが市内9箇所の史跡などを徒歩でまわりました。
伊那市文化財審議委員で古文書研究会会長の久保村覚人さんが講師をつとめ、一般的な歴史書には出てこない、伊那地域の研究者ならではの視点から解説していました。
一行は、西町公民館を出発し、伊那橋を見学。
伊那橋を通る国道153号は、明治7年当時、長野県が南信地域で最初に取り組んだ大事業だったことなどが説明されました。
入舟の天竜川舟着場では、竜東方面の荷物を扱う舟着場が、左岸の中央区側にもあったことや下流まで流れていった舟を回収する仕事が大変だったことなどを話していました。
関係者は、「健康づくりも兼ねて地域の歴史を再発見してもらえたら」と話していました。