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伊那商工会議所役員改選
伊那商工会議所の役員改選が25日、行われました。
会頭には、伊那ケーブルテレビジョン(株)社長の向山公人さんが再選されました。今回で3期目です。
副会頭に選任されたのは、サン工業(株)社長の川上健夫さん、3期目です。
同じく伊那バス(株)社長の藤澤秀敬さん、3期目です。
同じく(株)ニシザワ社長の荒木康雄さん、2期目です。
専務理事代行に選任されたのは伊那商工会議所の伊藤正さん、3期目です。
役員任期は11月1日から平成25年10月31日までの3年間となっています。 -
少年の搭慰霊祭
戦時中、満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡り、命を落とした青少年の霊を慰める慰霊祭が25日、伊那市の伊那公園にある少年の搭の前で行われました。
慰霊祭は毎年上伊那教育会が行っていて、役員らおよそ30人が出席しました。
この日は、少年の搭の解説板の除幕が行われました。
これまでの解説板は木製で、文字が読めなくなるなどしてきたため、上伊那教育会が今回、新しく建立しました。
上伊那教育会によりますと、青少年義勇軍の上伊那出身者は507人で、このうち91人が命を落としたということです。
会長の内山政則さんは、「負の遺産を風化させることなく、永久平和への努力を誓います」と追悼の言葉を述べました。
満蒙開拓青少年義勇軍の生存者の一人、伊那市西箕輪の北原和夫さんは、「終戦後は、飢えと寒さ、病気で犠牲者が続出した。この経験は生涯忘れることができない」と話していました。
参列者は、少年の塔に花を手向け、平和への願いを新たにしていました。 -
NEC跡地グループで活用検討
NECは、11月に閉鎖する伊那市美篶のNECライティング株式会社の伊那工場跡地について、グループ全体で利用の検討を進めていく考えを、伊那市に伝えていた事が25日、わかりました。
25日開かれた定例記者会見で、伊那市の白鳥孝市長が明かにしました。
今月12日に、NEC本社の執行役員、新野隆常務が、伊那市役所を訪れ、中間報告を行ったということです。
NECからは、社員が再就職できるよう取り組みを進めている事などが報告されたということです。
また、閉鎖する工場の跡地の活用について、「年内の回答は難しいが、時間的余裕があれば、グループ全体として、土地や建物について、新たな展開を検討していきたい」と伝えたという事です。
白鳥市長は、「来年の早い段階で、結論を出してもらいたい」と要望したということです。
今後については、「極力早く、良い方向で形がでてくれれば。東京へも行き話をつめていきたい」と話しました。 -
リニア”Bルート”地元の声伝えたい
リニア中央新幹線の建設ルートについて、伊那市の白鳥孝市長は、国の諮問機関である交通政策審議会中央新幹線小委員会に、地元の思いを伝えたいと話しました。
定例記者会見で白鳥市長は、「難しいと思うが地元の声を伝えたいとい。リニア中央新幹線の建設で、BかCでルートが変わるのは、長野県だけ。地元の声を小委員会で是非聞いて欲しい」と話しました。
また、現在行われている建設ルート選定について、「現在の経済観点のみで、東京・名古屋・大阪といった大都市を繋ぐ事を考えている。
30年、50年先の日本全体の姿を見る、新しい見方をしてほしい」と話しました。
国土交通省によると、パブリックコメントによる意見募集は行うが、小委員会の中で地元の意見を聞く予定は無いという事です。 -
伊那市創造館キャラクターデザイン決定
伊那市創造館のマスコットキャラクターのデザインに、伊那中学校3年の久保田藍さんの作品が選ばれました。
マスコットキャラクターデザイン募集には、市内の小中学生から114点の作品が寄せられました。
審査の結果、創造館のマスコットキャラクターに選ばれたのは、伊那中学校3年の久保田藍さんの作品です。
作品は、創造館に常設展示されている国の重要文化財、顔面付釣手形土器をモチーフにしていて、特徴をいかし、愛嬌のある点や、他に似ている作品が無かった事などから選ばれました。
伊那市では、今後このキャラクターの名前の募集を行い、来年1月に開かれる、神子柴遺跡に関するイベント中で発表する計画です。 -
生涯スポーツ功労者表彰を受賞
県少林寺拳法連盟相談役を務める伊那市の小池靖彦さんが、生涯スポーツ功労者として表彰されました。
小池さんは20日、伊那市役所を訪れ白鳥孝伊那市長に受賞報告しました。
小池さんは大学時代に少林寺拳法を始め、その後、伊那市で教室を開き後進の指導にあたってきました。
現在は、県少林寺拳法連盟相談役のほか、財団法人少林寺拳法連盟伊那支部長を務めるなど、普及活動に力を入れています。
小池さんが受賞した生涯スポーツ功労者表彰は、スポーツの普及発展に貢献した人に対し文部科学大臣から贈られるものです。
今年度は全国で159人が受賞し、今月8日に東京で表彰式がありました。
小池さんは「少林寺拳法は、武術として優れているし子どもたちの健全育成にも役立ちます。今後も普及活動に力をいれていきます。」と話していました。 -
米の道 権兵衛峠を歩こう
伊那から木曽へと馬で米を運んでいた時代をしのぶウォーキングイベント、「米の道権兵衛峠を歩こう」が24日、伊那市で行われました。
このイベントは権兵衛峠を通り、米を運んだ江戸から明治時代にかけての様子を再現しようと行われているもので、今年で30回目です。
30回目の特別企画として参加者に木製のプレートやタオルがプレゼントされました。
イベントには、地元をはじめ県内外からおよそ160人が参加しました。
背中に米俵を背負った木曽馬が先頭を歩きそれに続いて参加者が歩きました。
24日は、峠の頂上を目指すコースや頂上を越えて木曽まで行くコースなど、自分にあったコースを選び歩きました。
参加者たちは、色づき始めた木々を眺めたり、会話を楽しみながら休日の一日を楽しんでいました。 -
地蜂の巣コンテスト
地蜂の巣の重さを競うコンテストが24日、伊那市のみはらしファームで行われました。
今年は、夏の猛暑の影響で全体的に例年より3割ほど軽くなっているという事です。
午前8時すぎ、次々と蜂の巣がもち込まれ、煙幕で蜂を気絶させて巣から取り出し、重さを量る作業が行われました。
このコンテストは、伊那市地蜂愛好会が毎年行っているもので、今回は、伊那市を中心に諏訪地域などから22人がエントリーしました。
地蜂とも呼ばれるクロスズメバチの巣を7月初旬に自然界から採取し、エサをやりながら巣を大きくしていきますが、今年は、夏の猛暑で蜂のエサとなる幼虫が少なく、全体的に例年より3割ほど軽くなっているという事です。
審査の結果、伊那市西箕輪の山口政幸さんが、2位と1キロほどの差をつけ5,76キロで優勝しました。
小木曽会長は、「自然が相手なので難しいが、少しでもいい蜂をみつけて、来年も楽しみたい」と話していました。 -
聴覚障害者専用のグループホームの必要性を訴える
上伊那聴覚障害者協会は24日、箕輪町文化センターで開かれた上伊那圏域福祉フォーラムの中で聴覚障害者専用のグループホームの必要性を訴えました。
フォーラムには福祉関係者などおよそ110人が集まり、障害者支援などについて意見を交わしました。
フォーラムは障害者の働く場について、グループホーム、余暇活動の3つの分科会に分かれて行われました。
このうちグループホームの分科会では、上伊那聴覚障害者協会の会員が耳の不自由な人専用のグループホームの必要性をスライドなどを使って訴えました。
聴覚障害者は、周りの人とのコミュニケーションがうまくとれず孤立してしまうケースがあることから、協会ではそのような人たちをサポートする活動を行っています。
協会では専用のグループホームを造ることで、助け合ったり理解しあえる仲間ができるほか、適切な介護を受けることができるなど、そのメリットを挙げていました。
協会によりますと聴覚障害者専用のグループホームは全国でも10か所しかないということで、行政や地域にその必要性を訴えていきたいとしています。 -
高校退職教職員協議会上下伊那支部合同研修会
高校を退職した教職員でつくる高校退職教職員協議会の上下伊那支部会員らは、合同研修会を18日、南箕輪村の大芝荘で開きました。
研修会には、上下伊那に住む元高校の教職員17人が集まりました。
会員同士の交流や地域の村づくりについて学ぼうと開かれたもので、今年で2回目です。
研修会では、南箕輪村の唐木一直村長が「日本一の健康村を目指して」をテーマに講演を行いました。
唐木村長は「安心して生活できる村、日本一の子育て村を目指して政策を進めてきた。健康面では、村内でできる運動、栄養、休養の3つを軸に、健康促進の為の事業を進めていきたい」と自治体運営について自身の考えを話しました。
会員らはこの後、セラピーロードなどの施設の説明を聞きながら大芝高原内を散策していました。 -
自衛隊募集看板除幕式
箕輪町自衛隊協力会は、自衛隊募集看板を箕輪町の国道153号沿いに設置しました。
22日は協力会会員や町職員、自衛隊員などおよそ20人が集まり除幕式が行われました。
看板は、協力会が発足15周年を記念して作ったもので、大きさは縦180センチ横270センチとなっています。
除幕式で箕輪町自衛隊協力会の市川治實さんは「立派な看板ができてうれしく思う。箕輪町から1人でも多くの隊員が入隊してくれればうれしい」と挨拶しました。
上伊那では、昨年度7人が自衛隊に入隊していて、横須賀や名古屋の基地に配属されているということです。 -
高遠菓子商組合 工芸菓子制作
伊那市高遠町の菓子店など4店でつくる高遠菓子商組合は、今月30日から開かれる高遠城址の秋まつりに工芸菓子を展示します。
21日は、伊那市高遠町の菓子店あかはねに組合員3人が集まり、作品作りをしました。
秋まつりでの展示は、工芸菓子の魅力を広く知ってもらおうと3年前から行っています。
今年は、初めて信州高遠美術館で展示することになりました。
この花びら1枚1枚も、このもみじも、すべて菓子でできています。
花だけでなく、一見本物に見えるこの木も、もち米の粉やあんこ、砂糖などをねって形にし、焼き小手で焦げ目をつけ作られたものです。
工芸菓子は、もち米の粉と砂糖を合わせた雲平と、あんこともち米の粉を合わせた餡平を使い分けて作ります。
高遠城址の秋まつりは30日からで、完成した作品は信州高遠美術館に飾られることになっています。 -
八幡町 ハロウィン
伊那市の伊那北駅前広場で23日、八幡町ハロウィンが開かれました。
このイベントは、八幡町ロマン通り商店会が、商店街の振興をはかろうと始めたもので、今年で9年目となります。
伊那北駅前広場では、恒例の仮装コンテストが行われ、参加者およそ30人がそれぞれ思い思いの格好で出場しました。
またこれまで、町内だけだったスタンプラリーが、今年から伊那バスターミナル付近までとなり、子ども達は商店主からたくさんのお菓子をもらっていました。 -
第24回伊澤修二記念音楽祭
伊那市高遠町出身で、東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の功績を称える「伊澤修二記念音楽祭」が、23日、伊那市内で開かれました。
この日は市内2会場で音楽祭が開かれ、東京芸術大学のオーケストラの演奏会場となった伊那文化会館には、1000人以上の人が集まりました。
記念音楽祭は、東京芸大の初代校長の伊澤修二が高遠町出身だったことが縁で始まったもので、今年で24回目を迎えます。
オーケストラの演奏に合わせ伊那市の歌を歌った他、楽器の説明では、学生がユーモアを織り交ぜながら楽しく説明していました。
また高遠町文化体育館では、地元小学生による音楽劇や合唱などの発表が行われました。
伊那東小学校の4年生は、シュプレヒコール劇を披露し、会場からは大きな拍手が送られていました。
会場を訪れたある人は「良い劇や音楽に触れることができた。伊那市全体が音楽の町になった感じがする。」と話していました。 -
三峰川河川敷を公園に 区民が作業
伊那市上新田の三峰川河川敷を整備して公園にしようと区民が23日に作業を行いました。
この日は区民およそ60人が参加して作業を行いました。
上新田区の三峰川河川敷には昔、テニスコートや公園がありましたが、昭和58年に三峰川の増水で流されてしまいました。
昭和60年には区民の要望でマレットゴルフ場が作られましたが、区民以外の利用はほとんどなく、次第に荒れていったということです。
上新田区では、この場所を子ども達が自然と触れ合える公園にしようと、今年1月に「三峰川河川敷自然公園づくりの会」を発足しました。
活動は、「伊那市地域づくり活動支援金事業」に採択されていて、今日は全長300mの遊歩道にウッドチップを敷き詰める作業や、タイヤを使った遊具の設置作業が行われました。
平澤良人会長は「園児や児童が楽しんで遊べるような公園になれば」と話していました。
会では来年の完成を目指して、今後も作業を行っていくということです。 -
下古田でホタルの住める環境作り
休耕田を利用してホタルの住める環境づくりをしようと箕輪町下古田区で23日、整備作業が行われました。
作業は、子ども達が捕まえられるくらいたくさんのホタルを舞わせようと、区民でつくるボランティア団体「ほーたる来い」が初めて行ったもので、この日はおよそ15人が参加しました。
下古田区の勝沢川付近では、毎年10匹ほどの平家ボタルが舞っています。
会では川の近くに水場をつくり、平家ボタルのエサになるタニシやモノアラガイの住める環境をつくります。
この日は、草刈りや土の掘り返しなど、水場づくりを行いました。
林優会長は「子どもたちがホタルを取りに来れるような場所にしたい。」と話していました。
現場に同行した、辰野町のホタル童謡公園の管理人、矢ヶ崎達雄さんは「この場所には綺麗な水が流れている他、明るすぎず、ホタルが住みやすい環境」と話していました。
矢ヶ崎さんによると、多くのホタルが舞うには10年ほどかかるということで、会では今後も地道に整備を行っていくということです。 -
高遠町・長谷地域協 任期変更を要望へ
伊那市の高遠町、長谷の両地域協議会は、委員の任期変更と報酬の再検討を白鳥孝伊那市長に要望することを、22日の協議会で決めました。
両協議会では、1期4年を終了した委員から「4年の任期は長すぎる」との意見が多くあがったため、引き継ぎ事項として2期目の委員が任期について検討を行ってきました。
高遠町と長谷地区では、合併特例法で10年間地域協議会を設置することになっていて、4年、4年、2年の任期が設定されています。
今回の協議会では、委員から「前の委員の意思を尊重すべき」「4年は長すぎるが2年は短すぎる」などの意見が出され、最終的に、今期を含め残りの6年を3年ずつの任期に分けることを要望することになりました。
また報酬についても再検討を求めることで全会一致しました。
両協議会では、来年度の運営に反映されるよう、白鳥市長に要望書を提出する方針です。
なお、申請を検討していた「日本で最も美しい村連合」への加盟については、両地域とも今年は見送ることになりました。 -
伊那愛樹会秋季盆栽展
上伊那の盆栽愛好家でつくる伊那愛樹会の秋季盆栽展が22日から、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
盆栽展には、会員8人の作品、35点が並んでいます。
盆栽展は春と秋の年2回開かれていて、今回はもみじなど、秋ならではの作品が並んでいます。
伊那愛樹会秋季盆栽展は、24日日曜日までいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
高遠第4保育園 園児と消防団の合同訓練
子ども達に消防団の活動を知ってもらおうと20日、伊那市の高遠第4保育園で、園児と消防団の合同訓練が行われました。
訓練は、保育園となりの山から火が出たとの想定で行われました。
園児が全員庭に避難すると消防車が到着し消火活動を開始しました。
訓練は、子供達に消防団の活動を知ってもらい、大人になった時消防団に入りたいと思ってもらえるようにと伊那市消防団河南分団が初めて行ったものです。
河南分団は、「地域とのつながり」を活動目標に掲げていて、保育園での訓練もその一環です。
訓練がおわると、子供達は消防車と一緒に写真を撮ってもらいまいした。 -
パソコン機能「ワード」で絵 作品展
パソコンのワードの機能を使って絵を描く「わーど絵」の展示会が伊那市の伊那図書館で開かれています。
会場には、伊那市通り町のパソコンスクール「キャリアスクール伊那」に通う生徒の12人の作品が展示されています。
キャリアスクール伊那では、中高年に、臆することなくパソコンに触れてもらいたいと、さまざまな講座を開いていてわーど絵はその講座の一つです。
わーど絵は、ほとんどのパソコンに入っている機能「ワード」を使って絵を描くもので、図形を組み合わせて色を付け、プリントして完成させます。
一つの絵を描けば、何枚でもプリントできるほか、縮小・拡大も自由自在なため年賀状やカレンダーをつくるなど様々な形で応用できるということです。
また、このわーど絵を考案したという広島県の山内 眞理子さんとその教室の生徒の作品展も同時に展示されています。
このわーど絵水彩画作品展は、24日(日)まで伊那市立伊那図書館で開かれています。 -
理鏡坊が縁 吉良町と青島住民が交流
およそ300年前の赤穂浪士討ち入りの際の生き残り、理鏡坊を通して交流のある、愛知県吉良町の住民が22日、伊那市美篶青島を訪れました。
この日は愛知県吉良町のボランティアガイド27人が青島にある縁通庵観音堂を訪れ、地元住民からこのお堂で暮らしていたという理鏡坊について説明を受けました。
理鏡坊は忠臣蔵で知られる吉良上野介に仕えていたとされています。
討ち入りの際、大けがをした理鏡坊は後に出家して全国を巡礼し晩年を青島で過ごしたといわれています。
この理鏡坊の縁で平成17年から青島と吉良町の住民の間で交流が始まりました。
このお堂は平成元年に建て替えられたもので、かつては人が住めるほどの広さだったということです。
吉良町では理鏡坊についてはあまり知られていないということで、訪れた人たちは熱心に説明を聞いていました。
両地域の住民は今後も交流を深めていきたいと話していて、討ち入りがあった12月14日には青島の住民が吉良町を訪れ吉良上野介の法要に出席するということです。 -
クマのねぐらを調査
くまの目撃情報が相次いでいることを受け、伊那市は、地域住民の要請により、くまの住家になりそうな穴沢の山を22日視察し、対策を検討しました。
伊那市小沢区の穴沢は、くまの目撃情報が多く、近くに伊那西小学校もあることから、調査が行なわれました。
穴沢には、農業用水として取水していたずい道が数多くあり、それがくまのねぐらになっている可能性があると区民は指摘しています。
22日は、地元区やくまの生態に詳しい松本大学地域総合研究センターの建石繁明研究員も調査に同行しました。
使われなくなったずい道近くには、クマのつめ跡がのこされた木もみつかりました。
一行は、穴沢にあるずい道数箇所をまわり、市の職員に危険性を訴えました。
建石さんは、「くまの目撃が相次いでいる中で、危険な可能性を排除することは必要」と話し、市では、ずい道を埋めるなどの方策を検討したいとしました。
上伊那地方事務所のまとめによりますと、9月末現在、上伊那全体のツキノワグマの目撃件数は、85件で、前の年の同じ時期に比べ、47件多くなっています。
85件のうち、林の中での目撃は、33件なのに対し、集落内は、52件と集落の中での目撃が大きく上回っています。
去年は、32件が林の中で、集落内の目撃は、6件のみでした。
市町村別では、伊那市が85件中、45件と半数以上を占めています。 -
箕輪町学校給食アイディア料理コンテスト
箕輪町の小学生が学校給食の献立を考える料理コンテストの審査会が21日夜に開かれ、最優秀賞に箕輪北小学校6年の田中駿也くんのアイディアが選ばれました。
「元気もりもり夏バテ防止献立」。9種類の野菜を使うなどの工夫がされています。
箕輪北小学校の田中駿也くんが、お母さんと一緒に夏バテ防止メニューを考えました。
コ ンテストは、今年で3年目で、今回は、町内5つの小学校すべて155人人からアイディアが寄せられました。
町内の栄養士が各校1点にしぼり、21日の審査会で、食材や見た目、味など5項目で採点し、最優秀賞が決まりました。
最優秀賞に選ばれた「元気もりもり夏バテ防止献立」は、実際に学校給食のメニューとして採用されることになっています。 -
伊那愛石会50周年記念水石展
伊那愛石会の50周年記念水石展が、23日、24日の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれます。
50周年の記念展ということで、会員それぞれが過去に出品した中で特に気に入ったものも並べています。
山の形をした山形石や、水がくぼみにたまる水溜石、石に図柄が浮かぶ紋様石、三峰川特有の石といわれる色のついた五彩石など様々です。
中山章会長は、全国には400を超える石の会があるが、水系を限定しての取組みは、伊那だけと話しています。
伊那愛石会50周年記念水石展は、23日、24日の2日間、伊那市の坂下公会堂で開かれます。 -
通り町 秋の呑みあるき
伊那谷で造られたお酒を飲みながら商店街を巡るイベント「秋の呑みあるき」が22日伊那市の通り町商店街で行われました
これは、伊那谷でつくられているお酒を味わいながら、商店街をあるいてもらおうと商店主などでつくる実行委員会が開いたものです。
イベントには、辰野町から飯田市までの酒造メーカー12社が参加しています。
呑みあるきは、春は新酒を、秋には熟成された酒を楽しんでもらおうと年に2回行われています。
参加者は、千円で道中手形とおちょこを購入し、それをみせれば好きなお酒を好きなだけ飲むことができます。 -
田楽座稽古場公演
伊那市富県を拠点に活動している「歌舞劇団田楽座」の稽古場公演が、17日に行われました。
田楽座の稽古場公演は、地域の人たちへの感謝を込めて、また新しい演目を試す場として毎年行われていて、今年で19回目になります。
この日は、昼、夜の2回公演が行われ、昼の部には250人、夜の部には180人が集まりました。
獅子舞では、眠った獅子にひょっとこがいたずらをしているうちに起こしてしまうという軽妙なかけ合いと、迫真の舞を披露していました。
会場を訪れた人たちは、まるで生きているかのような獅子の動きに見入っていました。
あるスタッフは「多くの人に来てもらいとてもうれしい。稽古場ならではの公演を楽しんでもらえたと思う」と話していました。
なお、田楽座では来年2月20日に2年ぶりとなる伊那での公演を予定していて多くの来場を呼びかけています。 -
チャリティーフィットネスまつり
フィットネスを通じて運動を楽しむイベント「チャリティーフィットネスまつり」が17日、伊那市の富県小学校体育館で行われました。
会場には、市内外からおよそ50人が集まり、フィットネスを楽しみました。
これは、多くの人たちにフィットネスの楽しさを知ってもらおうと、県内各地で活動する5人のインストラクターが今年初めて企画したものです。
イベントは県内4か所で計画されていて、伊那での開催は長野、松本に続いて3か所目です。
参加した人たちは、エアロビクスやヒップホップ、ピラティスなど、インストラクターと一緒に体を動かしていました。
イベント実行委員会の小林美穂代表は「フィットネスは楽しく身体を動かすことのできるスポーツ。多くの人に楽しさを知ってもらいたい」と話していました。
実行委員会は、今回の参加費やグッズの売り上げでAEDを購入し、長野県に寄贈する予定です。 -
上伊那の景気 若干厳しさ和らぐ
あるしんがまとめている上伊那の景気レポートによると、今年7月から9月の景気は、依然として全業種で深刻な状況ではあるものの、若干ではあるが厳しさが和らぐ傾向にあるとしています。
アルプス中央信用金庫が、3ヶ月ごと発表している伊那谷経済動向・中小企業景気レポートによると、7月から9月は、業況を判断する指数DIが、マイナス19.5で、4月から6月に比べ12.2ポイント改善し、6期連続して改善が図られたとしています。
依然として、全ての業種でマイナス領域にありますが、不動産業以外の業種で改善が見られ、卸売業では、34.5ポイント、サービス業で18.2ポイント、小売業で13.2ポイント、製造業で10.3ポイント改善されています。
レポートは、若干ではあるが厳しさが和らぎ、改善基調を持続・維持する傾向にあるとしています。
ただ、年末にかけての見通しは、低調感が増し、業況は落ち込む見通しとなっています。 -
上農生チェーンソー講習会
上伊那農業高校の生徒が21日、箕輪町木下の林でチェーンソーの使い方を学びました。
チェーンソーの講習を受けたのは、上伊那農業高校緑地工学科の2年生39人です。
講習会は、林業の後継者を育成する国の事業を受けて行われたもので、今年で5年目です。
講習会は21、22日の2日間行われ、チェーンソーの使い方を覚えて、実際に伐採を体験します。
講師は上伊那地区の林業士8人が務めました。
生徒達は8つの班に分かれてチェーンソーの使い方、伐採方法などの指導を受けました。
チェーンソーの扱いに慣れるため、何度も木を切る練習をしていました。
ある講師は、「チェーンソーは便利だが非常に危ない。一番大事なことは安全。それを自覚して使ってほしい」と話していました。 -
認知症キャラバンメイト研修会
認知症についての講座で講師を務める認知症キャラバン・メイトの研修会が21日、伊那市高遠町の高遠町文化センターで開かれました。
研修会は伊那市が開いたもので、市内の認知症キャラバン・メイト35人が参加しました。
認知症キャラバン・メイトは、一般住民を対象にした認知症の講座で講師を務めます。
講座のために定期的な学習が必要で、今回のような研修会が行われています。
この日は、公益社団法人・認知症の人と家族の会長野県支部代表の関靖さんが講義をしました。
関さんは、「認知症について正確な知識を持ち続けるため、学習の先頭にいてほしい」「認知症の家族の心情を察することを大事にしてほしい」などと話していました。
研修会では、認知症の理解を広めるために今後、キャラバン・メイトが寸劇や紙芝居などを取り入れた講座の活動を進めていくことも確認されました。