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箕輪町の仏教遺産を訪ね歩く
箕輪町の仏教遺産を訪ねる催しが20日行われ参加者が町内の寺を巡りました。
この催しは箕輪町に残る、仏教遺産について理解を深めてもらおうと町郷土博物館が開いたものです。
この日は20人が参加し、町内の寺を巡りながら、そこに残る仏像などを見学しました。
このうち箕輪町木下の高雲寺では室町時代に作られたとされる五大明王像を見学しました。
五大明王像は京都の仏像彫師の作といわれていてその巧みな出来栄えから町の有形文化財に指定されています。
他に木下の法界寺では、高遠の石工、守屋貞治により作られた地蔵尊を見学しました。
右手を頬にあて物思いにふけっているかのような姿が特長で、この地蔵尊も町有形文化財に指定されています。
参加者は興味深そうに地蔵尊などを見て歩きながら町の仏教遺産について理解を深めていました -
敬老の日に長寿者を訪問
敬老の日の20日、伊那市の白鳥孝市長らが高齢者宅を訪れ、長寿を祝いました。
伊那市高遠町上山田の、西村勇さんは、明治44年生まれで、現在100歳です。
西村さんは息子夫婦と孫夫婦、ひ孫2人の7人で暮らしています。
テレビで時代劇を見ることが好きで食事は3食きちんと摂り1日2回の散歩も欠かさないということです。
合併前の河南村で収入役となり、高遠町教育委員長も務めました。
訪問した白鳥市長は「家族4世代で暮らせることは幸せなこと。これからもお体を大事にしてください。」と話し長寿を祝っていました。
伊那市によりますと市内には100歳以上が男性8人、女性42人の合わせて50人いて、最高齢は男女とも106歳ということです。 -
不法投棄監視カメラ設置
伊那市は環境省中部地方環境事務所の協力を得て不法投棄の防止を図る監視カメラを10月から3か月間、市内に設置します。
これは、21日に市役所で開かれた定例記者会見の中で白鳥孝市長が明らかにしたものです。
中部地方環境事務所の不法投棄監視通報システムを利用し10月から3か月間、市内の不法投棄常習箇所にカメラを設置します。
監視カメラを設置することで不法投棄の防止を図るとともに、不法投棄があった場合も行為者を特定し速やかな撤去が行えるようにと実施するものです。
カメラは、動く物を感知すると自動で小型メモリーカードに録画します。
生活環境課によりますと平成21年度、伊那市内では、244件、およそ30トンの家電製品やタイヤなどが不法投棄されました。
このうち9件を警察に通報しそのうち3件の投棄者が判明したということです。
生活環境課では、カメラを設置することで不法投棄の抑止につなげたいとしていて、効果があれば市としてカメラの購入を検討したいとしています。 -
地価公示 ICT放送エリア内が商業地の下落幅大きく
長野県は、7月1日現在の県内の地価を発表しました。
県全体では、商業地は18年連続、住宅地は14年連続で地価が下落し、下落幅は拡大しました。
地価調査は、毎年、県が実施しているもので、今回は県内77市町村の基準地404地点で調査を実施しました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内では、主に商業地の地価が大きく下落しています。
基準値のうち、伊那市山寺のアルプス中央信用金庫付近は1平方メートルあたり5万7300円で、去年の6万700円と比べ5.6%下落しています。
伊那市下新田の市役所付近は4万7200円で、去年の5万円と比べ、5.6%下落しています。
箕輪町の松島商店街の商業地は4万200円で、去年の4万2600円と比べ5.6%下落しています。
南箕輪村神子柴の商業地は3万2800円で、去年の3万4600円と比べ5.2%下落しています。
住宅地では、伊那市前原の伊那中央清掃センター付近や箕輪町沢などの下落が幅が大きく、市町村別で、伊那市が平均2.5%、箕輪町が平均3.1%、南箕輪村が平均2.1%下落しています。 -
長野県工芸美術展
最高賞に伊那市の小坂洋一さん第2回長野県工芸美術展で、伊那市御園の小坂洋一さんの作品が、最高賞となる長野県工芸美術会長賞を受賞しました。
18日、展示会場のかんてんぱぱホールで表彰式が行われ、小坂洋一さんに賞状が贈られました。
小坂さんの作品は、ステンレス工芸「連日の猛暑で居酒屋へ」です。
小坂さんは長年、ステンレスの流し台を作る仕事をしていたことから、ステンレスを材料に工芸作品を作りました。
今回の作品は、今年7月から作り始めました。
友達をモデルに人や居酒屋の内部など細かいところまでこだわって作ったということです。
小坂さんは、「ステンレスという冷たい素材を使って温かみのある作品を作っていきたい」と話していました。
この長野県工芸美術展は公募展で、応募127点のうち、109点が入選しました。
会場には、工芸、民芸、手芸などあらゆる工芸分野の入選作品が展示されています。
長野県工芸美術展は26日(日)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
「知ったかぶりカイツブリ物語」着ぐるみショー
伊那ケーブルテレビで放送中のアニメ知ったかぶりカイツブリ物語の着ぐるみショーが19日、伊那市の大型店で行われました。
着ぐるみショーはアニメを多くの人たちに知ってもらおうとアニメを放送している滋賀県の民放などが企画したものです。
知ったかぶりカイツブリは、滋賀県の鳥カイツブリを主人公にしたアニメで伊那ケーブルテレビでは今年4月から放送しています。
この日は、アニメでお馴染みの歌を歌ったり会場を訪れた親子達およそ70人がステージを楽しんでいました。
子供たちは曲のリズムに合わせて元気いっぱいに体を動かしていました。
この模様は、10月9日(土)午前9時50分から伊那ケーブルテレビで放送します。 -
箕輪町上古田赤そばの里 里開き
箕輪町上古田にある赤そばの里で19日、里開きが行われました。
里開きには、古田の里赤そばの会の会員や、関係者などおよそ50人が集まりました。
セレモニーではアルプホルン駒ヶ根のメンバーによる演奏が行われ里開きを祝いました。
古田の里赤そばの会の唐沢清光会長は「好天に恵まれすばらしい花が咲いた。多くの人に見てもらいたい」と話していました。
赤そばの会は、先月上旬、およそ4.2ヘクタールの畑に、赤そばの品種「高嶺ルビー」の種をまきました。
会員によると、今年は色づきの薄い花が目立つがこれから寒暖の差で赤く色づいてくるということです。
この日は、東京や大阪から多くの観光客が訪れ赤そばの花を写真に収めるなどして楽しんでいました。
赤そばの里では、地元の特産物を販売している他、上古田産のそば粉でつくった蕎麦も味わえます。
花は、10月10日頃まで楽しめるということです。 -
「ここち」テーマに伊那谷住宅建築展
伊那市などに住む建築家による、「ここち」をテーマにした伊那谷住宅建築展が伊那図書館で開かれています。
建築展は、住環境を快適で楽しくするための参考にしてもらおうと、伊那市などの建築家11人が開いているものです。
会場には、それぞれの建築家が提案する住宅の写真などが展示されています。
建築展のテーマは「ここち」となっていて、居心地良い、住みごこちが良いなど、感覚的な気持ち良さを感じてもらいたいということです。
また建物が作りだす空間を演出することも建築家の技術ということで、会場には竹や木の板を飾り、コンクリートにはない、ぬくもりのある空間がつくりだされています。
19日は建築展にあわせ、図書館を訪れた子どもたちも参加して、竹ドームづくりも行われました。
建築展を開いた建築家は「日々のストレスからリフレッシュしていくにはどうすればいいのかを、私たちの技術を活かし提案していきたい」と話していました。
この伊那谷住宅建築展は26日まで伊那図書館で開かれています。 -
町健康増進計画 評価・策定へ
箕輪町の健康増進計画を評価、策定する委員会の初会合が16日、箕輪町保健センターで開かれました。
委員10人に桑沢昭一副町長から委嘱書が手渡されました。
委員は、保健補導員会会長や町が行っている「みのわ健康アカデミー」の卒業生などです。
委員長にはアカデミー2期生の鈴木誠さんを選出しました。
委員会では、平成18年に策定した健康増進計画が今年度最終年度となることから、計画の評価を行い、さらに来年度からの新たな計画を策定します。
健康増進計画は、病気の一次予防に重点を置いた計画で、栄養や食生活、こころの健康づくりなど9つの分野で、取り組み目標などを定めています。
町では、今年度末までに委員会を4回開き協議する計画です。
計画の評価結果は来年2月に町の広報誌に掲載、新たな計画は3月中に完成させたいとしています。 -
長野県華道教育会華道展
長野県華道教育会による「第61回華道展」が17日から、伊那市の伊那商工会館で始まりました。
華道展は、県下7支部51の流派から239人が、前期と後期の2回にわけて展示しています。
会員の発表の場として、毎年1回この時期に行っているもので伊那市で開かれるのは7年ぶりです。
会場には、秋の花や実を使った作品が多く並んでいます。
またビニールなど自然の物でないものとの調和を試みたものや、脱色した木を使った作品もならんでいます。
長野県華道教育会の和田富子会長は「なかなか文化にふれる機会の少ない若い人にもみてもらって興味をもってもらいたい」 と話していました。
華道展は20日まで伊那商工会館で開かれます。 -
田楽座の来年2月の伊那公演をサポート
伊那市富県の歌舞劇団・田楽座の来年2月の伊那公演をサポートしようと、地元住民などが、実行委員会を立ち上げ、取り組みを始めています。
17日夜は、富県の貝沼区研修センターで実行委員会が開かれ、15人ほどが参加しました。
「田楽座を応援するってもんずらの会」と名付けられた実行委員会には、現在30人ほどが登録していて、公演を行うための準備などに取り組んでいます。
昨夜は、チラシの検討などが行われたほか、実行委員長に、高遠町公民館高遠分館長の有賀 弘武さんが選ばれました。
有賀さんは、「田楽座と一緒に活動すると本当に元気になる。実行委員長をさせていただいて、たくさんの方とであい、みんなで元気になりたい」と話していました。
今回、田楽座が公演する演目は、過疎化が進む山村に住むおじいさんの語りを通じて、日本のまつり、人々の生活などを描きだす芝居仕立ての作品です。
田楽座では、芝居仕立ての演目は、20年以上公演していないという事です。
田楽座のたちかわ ねむかさんは、「本当に大切なものは何か、自分自身が大切にしたいものは何かを考えることのできる作品にしたい。」と話しています。
田楽座の公演は、来年2月20日に伊那文化会館で予定されていて、実行委員会は、月2回程度のペースで開かれます。
実行委員会では、協力してくれるメンバーを随時募集しています。お問い合わせは、田楽座 電話78-3436。 -
【カメラリポート】 伊那の古城 改訂版出版
上伊那地域の古い城についてまとめられた本「伊那の古城」が、改訂され、今月出版されました。
新装改訂された「伊那の古城」。作者は、宮田村の 文化財保護委員などを務めた、故・篠田 徳登さんです。 -
高遠ブックフェスティバル
本を使った観光イベント「高遠ブックフェスティバル」が18日から始まり、高遠町の商店街は県内外から訪れた観光客でにぎわっています。
伊那市高遠町の、商店街の路地や店の軒先には本が並べられ、訪れた人たちが手にとって読んでいました。
高遠ブックフェスティバルは、本を使って地域の活性化を図ろうと、古本屋の経営者などでつくるブックフェスティバル実行委員会が去年始めました。
町内には多くの本が並んだ他、大型紙芝居やしおりの制作体験など様々なイベントが行われました。
高遠図書館では、無料で自由に持ち帰ることができる個人発行の雑誌「フリーペーパー」などを集めたイベントが行われました。
また、気に入った本を見つけ、ブックフェスティバル実行委員にその本を紹介すると記念品がもらえる「I LOVE THIS BOOK」というイベントも行われました。
訪れた人たちは「普通の店に本が並んでいたりしておもしろい。次回の開催が今から楽しみ」と話していました。
ブックフェスティバル実行委員会の斉木博司実行委員長は「今年は地域の人たちに協力してもらい、地域に溶け込んだイベントになった。今後は、日常生活の中で本が楽しめる町になっていけばうれしい」と話していました。
高遠ブックフェスティバルは23日木曜日まで高遠町内で開かれています。 -
国体出場選手を激励
25日から千葉県で始まる「ゆめ半島千葉国体2010」に出場する伊那市と南箕輪村の選手の激励が行われました。
伊那市では17日、国体に出場する6人の壮行会と、先日開かれた国体水泳競技で6位に入賞した伊澤賢司君の報告会が開かれました。
高遠高校3年の原翔太君は陸上の100メートルリレーに出場します。
伊那北高校2年の有賀楓子さんは、走り高跳びに出場します。
高遠高校2年の伊澤楓さんは、棒高跳びに出場します。
伊那西高校2年の原未那美さんと1年の吉原真子さんは、新体操に出場します。
上伊那薬剤師会の山田静香さんは弓道に出場します。
酒井茂副市長は「良い緊張感を持って、実力以上のものが発揮できるよう頑張ってください」と激励していました。
また、水泳の50メートル自由形に出場した伊澤君は、長野県の高校記録となる24秒01で6位に入賞しました。
伊澤くんは「自己ベストを出し、長野県に貢献できてうれしい」と話していました。 -
細田麻衣さん 青年海外協力隊員としてウガンダへ
伊那市平沢の細田麻衣さんは、青年海外協力隊員として、アフリカ東部の国ウガンダに、農業技術普及のために派遣されます。
15日、細田さんが伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に出発の挨拶をしました。
伊那市平沢に住む細田さんは現在24歳。異国の文化に触れ現地の人との交流をしたいと青年海外協力隊に応募しました。
上伊那農業高校を卒業した細田さんは農業の知識をさらに深めるため、去年、母校で実習助手として勤務しながら野菜の栽培方法を学んだり農家で研修を行うなどして準備を進めてきました。
細田さんは、2年間ウガンダに滞在し、肥料作りや、新しい種類の野菜の紹介、米の栽培方法などを指導し、現地の農業技術向上のために活動する事になっています。 -
北新区で環境アセス方法書素案説明会
上伊那広域連合は、新しいごみ中間処理施設の環境影響評価、環境アセスメントの進め方について示した方法書の素案の説明会を16日、建設候補地の地元区、伊那市富県の北新区で開きました。
新ごみ処理施設の建設候補地の地元区での説明会は今回が初めてで、地区住民17人が出席しました。
16日の会合では、上伊那広域連合や方法書の作成業務を請け負う、日本気象協会の職員が、環境評価を行う項目や調査地点、調査の進め方などについて説明をしました。
出席した住民からは、「山や谷があり地形が入り組んでいる事を考慮し調査を進めてほしい。」や「候補地から集落では標高差がある。集落の標高でも調査を進めてほしい」などの要望が出されていました。
これに対し上伊那広域連合は、「全て反映できるわけでないが、出された要望については、検討していきたい」と答えていました。
上伊那広域連合では、地元区や隣接関係区の住民を対象にした方法書素案の説明会を、10月初旬まで行う計画です。 -
今年は松茸豊作?不作?
秋の味覚、マツタケ。
伊那市の産直市場グリーンファームには地元産のマツタケが並び始めていますが今年は少なめの状況です。
例年だと、この時期この棚いっぱいにマツタケが並びますが、今年は1日に数本の入荷しかありません。
17日は、開店前に3本と午前10時に6本が持ち込まれました。
店頭に並ぶと、さっそく買い物客が手にとり、品定めしていました。
グリーンファームの小林啓治社長は、「今年は本当に少ない。ここ数日雨が降ったので、これからの入荷に期待したい」と話していました。 -
伊那技専短期課程修了式
南箕輪村の伊那技術専門校で17日、短期課程の修了式が行われ、17人に修了証書が手渡されました。
17日は今年の4月から半年間の課程を修了した、機械科とパソコン活用科の17人に修了証が手渡されました。
遠藤昌之校長は「目標を持ち、自分自身を鍛え、的確な行動がとれる人材となるよう努力してほしい」と式辞を述べました。
修了生を代表し、橋爪広海さんは「ここで学んだ技術・技能を向上させ、社会に貢献できるよう努力していきたい」と答辞を述べました。
今回修了を迎えた訓練生は、機械科が18歳から52歳までの10人で、企業からの受け入れが5人、そ他の5人全員が就職の内定を決めています。
パソコン活用科は、21歳から58歳までの7人で、1人が就職の内定を決めています。 -
小学生が農業水利施設見学
南箕輪小学校の4年生は17日、地域の歴史を学ぼうと、上伊那管内の農業水利施設の現地見学を行いました。
見学をしたのは、南箕輪小の4年生2クラスおよそ60人です。
児童らは、社会の授業で「郷土を開いた人々」をテーマに地域の歴史について学んでいます。
17日は、水利施設がどのような役割を果たしてきたかを学ぼうと、南箕輪村田畑の伊那西部第一揚水機場などを訪れました。
天竜川西側にある農地は、昔から水が乏しく不安定な農業を行っていましたが、天竜川の水を高地へあげる楊水機場の建設により、現在では果樹や野菜などの栽培が可能となりました。
児童らはシステムを稼働する操作室や貯水槽などを見学しました。
そのあと、この水を使ってパセリを栽培している農家を訪れ、散水の様子も見学しました。
ある児童は「大きな機械があってびっくりした。どうやって水を引いているのか分かってよかった」と話していました。 -
南箕輪村長寿者訪問
敬老の日を前に南箕輪村は17日、88歳以上のお年寄りを訪問し敬老祝い金を手渡しました。
17日は、唐木一直村長らが村内の88歳以上のお年寄り宅を訪れました。
このうち大泉に住む清水貞雄さん宅では、貞雄さんと妻のきし子さんが揃ってお祝いの言葉と敬老祝い金を受けました。
清水さん夫婦は、来年2月に88歳になります。
夫の貞夫さんは、およそ30年前まで村議会議員を務めました。
妻のきし子さんは農業を営みながら、貞雄さんを支えてきました。
2人は、昭和23年に結婚して62年が経ちます。
16日現在、祝いの対象となった88歳以上の人は村内で268人いて、最高齢は105歳となっています。 -
長野県書道展~伊那地区展示会~
第63回県書道展の伊那地区の展示会が17日から伊那文化会館で始まりました。
会場には、小学生から一般までの作品約800点が飾られています。
一般の部では、上伊那から64点の応募があり漢字、かな、刻字など5つのジャンルで審査されました。
今年は伊那地区からの特選入賞者はありませんでした。
また会場には、小中高校生の作品も展示されています。高校生の作品では、古典などを手本にしてかく臨書と呼ばれる作品が多くみられました。
県展審査員をつとめる長野県書道協会理事の千葉耕風(こうふう)さんは「伊那地区のレベルは高いと審査員が口をそろえて言っていた。字の意味を理解して作品を作ればもっとよくなる」と話していました。
第63回県書道展の伊那地区の展示会は、9月19日まで伊那文化会館で開かれ、19日には表彰式が行われることになっています。 -
伊那市議会閉会
伊那市議会9月定例会は16日、市が提出した議案31件と議員提出議案4件を可決し、閉会しました。
市議会本会議には、新たに3議案が提出されました。
主なものは、東部中学校管理教室棟と特別教室棟などの建設建築工事の請負契約締結です。
契約金額はおよそ10億7千万円で、契約の相手は(株)フォレストコーポレーションと南重建設(株)です。
東部中学校の教室建設工事は、10月に着工し平成26年3月竣工を予定しています。 -
浄化槽区域へ5万円上乗せ補助
伊那市は、下水道整備区域から、浄化槽による汚水処理区域へ変更となった地域に対し、補助金に5万円を上乗せする優遇措置を行います。
これは、16日に開かれた伊那市議会全員協議会で示されたものです。
伊那市は、去年11月に策定した下水道事業の経営健全化計画の中で、竜西地区の一部、中の原、野底の一部などの区域を下水道整備地域から浄化槽による処理地域へと指定変更しました。
該当する世帯は、760戸で、店舗や工場を除きます。
浄化槽の指定区域に対しては、これまでも想定される設置費用の半分程度を補助していましたが、今回示された優遇措置は、新たに浄化槽に指定された区域に対して上乗せして5万円を補助するものです。
6縲・人程度の浄化槽を導入した場合、通常なら、69万2000円を補助するところ、この優遇措置では、74万2000円補助されます。
これは、平成27年度までの5年間の措置となります。
該当区域を下水道整備した場合50億円程度の事業費を見込んでいましたが、浄化槽設置への補助金は4億円程度と見込まれます。
伊那市では、該当する区域に対し、8月中旬から順次説明会を開いていて、今後も、常会単位など説明会を開きで市民に理解を求めていく方針です。 -
伊那市議会がNECに要請書提出へ
伊那市議会は、伊那市美篶のNECライティング株式会社伊那工場が11月末で閉鎖することを受け、NECグループ本社に対して新たな事業展開などを求める要請書を提出します。
16日開かれた伊那市議会9月定例会に議員から要請書提出の議案が出され、可決されました。
要請書では、伊那工場の施設と隣接する用地についてNECグループが今後新たな事業展開をすること、従業員の希望に沿った勤務先を確保することを求めています。
伊那市議会では、早いうちにNECグループ本社に要請書を提出したいとしています。 -
ラブリバー天竜の日
天竜川の工事などを請け負う南信地域の建設業者で作る長野県南部防災対策協議会は、16日、天竜川とその支流のごみ拾いを行いました。
「ラブリバー天竜の日」と名付けられたこの河川清掃活動は、毎年この時期に行われていて、今年で20回目を数えます。
長野県南部防災対策協議会は、国土交通省天竜川上流河川事務所の業務を請け負う建設業者で組織しています。
16日は、伊那・駒ヶ根・飯田の3地区で河川清掃を行いました。
伊那地域では、16社21人が参加し、天竜川の護岸などに落ちているごみを拾い集めていました。
協議会の池田幸平副会長は、「天竜川の工事にかかわる自分たちが、率先して川をきれいにし、環境美化につなげていきたい」と話していました。 -
伊那市が過払い金返還求め提訴
伊那市は、市内の男性が滞納している税金回収のため、この男性が消費者金融会社に払いすぎた利息の返還を求めて、消費者金融会社を相手に訴訟を起こします。
16日開かれた伊那市議会9月定例会で、提訴についての議案が全会一致で可決されました。
伊那市によりますと、市税を滞納している伊那市の男性に対し、差し押さえ請求をしようとしたところ預金などがなく、長野市にある消費者金融会社コムレイドに利息制限法の上限を超える過払いがあることが分かりました。
市は、コムレイドに対し過払い金の返還を求めましたが、相手側が応じないとして、訴訟を起こすことを決めました。
訴訟では、過払金およそ355万円と解決に至るまでの5%の利息分の支払いを求めるとしています。
市は議会の可決を受け、早いうちに長野地方裁判所伊那支部に提訴するということです。
一方、消費者金融会社のコムレイドは、「コメントは差し控えたい」としています。 -
ブックフェス「リトルプレス+1」
今月18日から伊那市高遠町で行われる「高遠ブックフェスティバル」にあわせて、伊那図書館は、一般に流通していない雑誌などを集めた展示を企画しています。
16日は、展示会が開かれる高遠町図書館の2階で職員が準備などを行っていました。
高遠町の商店街が「本の町」になる高遠ブックフェスティバル。2回目となる今年は、期間を延長し、18日縲・3日までの6日間開かれます。
伊那図書館は、去年もブックフェスティバルに企画参加していて、今回は、一般に流通していない雑誌・リトルプレスやフリーペーパーを集めた展示を行います。
今回は、北海道から鹿児島まで、あわせて100種類のリトルプレスとフリーペーパーが展示される予定です。
また、ブックフェスティバルに訪れた人が参加して雑誌を作る企画や、高校生がデザイナーとアイディアを出し合って本をつくる企画などが予定されています。
このリトルプレス展は、18 日から20日まで、伊那市立高遠町図書館で開かれています。
高遠ブックフェスティバルは、18日縲・3日までの6日間です。 -
みのわ美術展始まる
みのわ美術会による美術展が16日から、箕輪町文化センターで始まりました。
会場には、会員と一般公募合わせて31人の作品56点が並んでいます。
みのわ美術会は、日展など中央で活躍する箕輪町の作家41人でつくる美術会で、毎年展示会を開いています。
作品は日本画、洋画、彫刻、工芸の4部門で、工芸では陶芸、人形、染色など多彩な作品が展示されています。
去年の展示会以降に制作した新しい作品を出品していて、力作がそろっているということです。
第15回の今年は、みのわ美術会の元会長で、10年前に亡くなった染色家の小林一博さんのコーナーを設けています。
展示しているのは「水の形」という作品で、小林さんが使っていた道具や下絵などもあります。
みのわ美術展は19日(日)まで箕輪町文化センターで開かれています。 -
伊澤修二記念音楽祭 合唱団初練習
10月23日に予定されている伊澤修二記念音楽祭で東京芸術大学のオーケストラと共演する市民合唱団の練習が、15日夜から始まりました。
15日は、初の練習が、伊那市民会館で開かれ、伊那市を中心に80人ほどが参加しました。
伊澤修二記念音楽祭は、現在の東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二が、高遠町の出身だったことが縁で始まり、今年で24回目になります。
学生と市民合唱団との共演も、10年以上にわたり行われています。
今年は、マスカーニ作曲の歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」から、「オレンジはかおり」を演奏します。
初回練習では、イタリア語の発音を確認しながら、パート毎に音を合わせていました。
合唱団は、音楽祭にむけ、今後5回に渡り、この曲を練習します。
合唱団には、今後、高遠高校などの高校生も加わりで、100人ほどになる予定です。
伊澤修二記念音楽祭は、10月23日(土)に予定されています。 -
残暑やわらぐ 栗園賑わい
15日の伊那市の最高気温は26.5度と残暑がやわらぐ1日となりました。そんななか、伊那市富県のくり園ではくり拾いが最盛期となり、秋の味覚を求めて連日多くの観光客が訪れています。
この日は、東京や名古屋などから大型バスが次々と到着し、観光客が栗拾いを楽しんでいました。
伊那市富県のくり栗坊主園は、地域の活性化と荒廃地の解消のためにH9年に地元有志が作りました。
現在は、2.5haの敷地に1300本の栗の木が植えられています。
観光客は、いがの中から栗を取り出しかごいっぱいに集めていました。
くり栗坊主園は、インターネットの普及などにより年々訪れる人が増えているという事で、今シーズンは、すでにバス80台分、3,000人の予約が入っているという事です。
栗拾いは、入園料200円で、1キロあたり700円で持ち帰ることができます。
くり栗坊主園の栗拾いは、今月いっぱい楽しめるという事です