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伊那市観光実施計画見直し報告
平成20年に策定された伊那市観光実施計画を、観光客のニーズにあった実践的な計画にするため検討してきた伊那市観光実施計画見直し委員会は、28日、白鳥孝市長に、検討結果を報告しました。
28日は、見直し委員会の有賀正喜委員長など3人が市役所を訪れ、見直した実施計画を白鳥市長に手渡しました。
見直し委員会は、観光の関係者や、商店主、信州大学の学生など33人で組織され、去年12月から、分科会を含めて、14回に渡り見直しの検討が行われてきました。
主に見直されたのは、事業の開始年度や実施主体を示した重点プログラムです。
重点プログラムは、「ホスピタリティの向上」、「美しいまちづくり」「誘客・PR」など8つが柱となっています。
具体的に、「ホスピタリティの向上」では、おもてなしのレベルアップ、満足度アンケートの実施、「美しいまちづくり」では、日本一の桜の里づくりの推進、「誘客・PR」では、観光案内・レベルアップのための観光案内連絡会議の設置、客のニーズをとらえるマーケティング調査などをあげています。
有賀委員長は、「知恵を出し合って、行政・民間・市民が一緒になってやっていく事をおねがいしたい」と挨拶しました。
白鳥市長は、「観光客の目線を取り入れた分かりやすい計画となっている。これをベースに、実施していきたい」と答えていました。
伊那市ではこの実施計画を元に、平成23年度から25年度まで事業が実施される事になっています。 -
避難者の雇用確保へ
伊那市は東日本大震災による市内への避難者の雇用を確保するための対策会議を来月5日に設置します。
28日は酒井茂副市長が伊那商工会館を訪れ、伊那商工会議所関係者に対策会議設置への理解と協力を求めました。
伊那市では震災避難者の受け入れ住宅として、89戸、145人分を確保しているほか、国立信州高遠青少年自然の家で100人ほどの受け入れが可能となっていて28日現在、6戸20人が入居しています。
市では今後、受け入れ者が増えるほか、避難の長期化が予想されることから、避難者の雇用を確保したいとしています。
そのため設置される就労支援対策会議は、市の呼びかけにより伊那商工会議所、伊那市商工会、JA、経営者協会、ハローワークなど9つの団体で構成されます。
会議は来月5日に設置され支援策のあり方など職の提供について対策を協議することになっています。 -
県議選届出書類事前審査
任期満了に伴い、4月10日に投開票が行われる、長野県議会議員選挙の立候補届出書類事前審査が、28日行われ、伊那市区は4派、上伊那郡区は3派が出席しました。
伊那市区は、伊那市役所で事前審査が行われました。
伊那市区は定数2に対し、すでに立候補を表明している、現職2派と、新人2派、合わせて4派が訪れ、審査を受けました。
また、上伊那郡区は、伊那合同庁舎で事前審査が行われました。
上伊那郡区は定数2に対し、立候補を表明している現職2派と新人1派、合わせて3派が審査を受けました。
両選挙区とも定数2で、伊那市区には4人、上伊那郡区には3人が立候補を表明しています。
長野県議会議員選挙は、4月1日告示、10日に投開票が行われます。 -
伊那市観光(株)宿泊施設キャンセル853人に
伊那市観光株式会社が運営する4つの宿泊施設は、東日本大震災後、予約のキャンセルが853人となっている事が、28日、取締役会で報告されました。
報告によりますと、地震発生後の3月16日現在の3月と4月の予約とキャンセル状況は次の通りです。
●羽広荘 予約1526人のうちキャンセルが572人
●高遠さくらホテル 984人のうちキャンセルが154人
●仙流荘 予約311人のうちキャンセルが60人
●入野谷 予約261人のうちキャンセルが112人
これらは、春の高校伊那駅伝の中止を受け、高校生の合宿や報道関係者のキャンセルが相次いだ事が大きいという事です。
また、震災後、旅行を自粛する傾向にあり、伊那市観光では、今後もキャンセルが発生すると見ています。 -
伊那中央病院 2台目のMRI稼働
伊那市の伊那中央病院は、病院で2台目となるMRI検査装置の稼働を28日から始めました。
これにより、予約待ちの期間は、これまでの1か月から10日程に短縮されます。
新たに導入されたMIR検査装置は、従来型よりも高画質の画像を得る事ができるなど、最先端の能力を持ちます。
伊那中央病院に現在導入済みの物と比べ、最大で約2倍の解像度で撮影する事ができます。
また、2台体制となる事で1日28件程度の検査を行え、予約待ちを、これまでの1か月から10日程度に短縮したいとしています。
伊那中央病院の川合博院長は「新たなMRIは、より微細な映像を撮影でき、脳やあらゆる内臓などの診断、治療に役立てる事ができる。研鑽をつみ、医療の向上に努めていきたい」と話していました。
MRI室増築とMRI検査機器導入の事業費は、合わせて、およそ3億7千万円で、地域再生医療基金などを活用し行われました。 -
平成22年度の南箕輪村むらづくり大賞 神子柴の文化歴史遺産を伝える会
平成22年度の南箕輪村むらづくり大賞に、神子柴の文化歴史遺産を伝える会が選ばれました。
28日は、役場でむらづくり賞の表彰式が行われました。
むらづくり賞は、住民が自発的に行った活動の中で、村の発展に貢献した団体などに贈られるものです。
今年度大賞に選ばれたのは、「神子柴の文化歴史遺産を伝える会」です。
伝える会では、地域の貴重な文化や歴史的遺産を保護しながら住民に理解を深めてもらうおうと、講演会や史跡などへの標柱の設置を行いました。
2月には、案内マップを作り、住民に配るなど様々な活動に取り組んできました。
神子柴の文化歴史遺産を伝える会では「今後も先人が作った歴史を大切にしながら、村の発展に貢献していきたい」と話しました。
この他、むらづくり賞は南箕輪村食生活改善推進協議会と久保壮年クラブが受賞しました。 -
南箕輪村被災地への義援金 550万円で可決
南箕輪村議会臨時会が28日開かれ、東日本大震災と長野県北部地震の被災地に寄付する義援金の額を、550万円とする補正予算案が可決されました。
補正予算案は、南箕輪村などが加盟する長野県町村会が、被災地の復興のために町村単位での支援を決めたことを受け、提出されたものです。
金額は人口に応じて決められ、1万人以上の南箕輪村は、150万円と決まっていました。
村では、少しでも力になれるようにと400万円上乗せした550万円を補正予算案として提出し、可決されました。
なお南箕輪村は、被災地での新たな支援物資の受付が困難として、28日から受付を当面の間中止するとしました。 -
小沢花の会 シバザクラ飾る
小沢花の会は23日、東日本大震災で中止となった春の高校伊那駅伝の会場に飾る予定だったシバザクラを、伊那中央病院や広域農道などに飾りました。
この日は小沢花の会のメンバーが、花を育てている小沢のハウスからトラックでシバザクラを運び、伊那中央病院や、広域農道沿いに並べました。
小沢花の会では、3月20日の伊那駅伝に合わせて300のプランターでシバザクラを育ててきました。
大会が中止となったことから、せっかく育てた花を多くの人に楽しんでもらおうと、伊那中央病院や農道沿いに並べる事にしました。
この日飾られたシバザクラは、5月末まで楽しめるという事です。 -
野口氏ミニ集会~伊那市区~
長野県議会議員選挙伊那市区に立候補を表明している新人の野口俊邦さんの陣営は27日、伊那市西箕輪でミニ集会を開きました。
伊那市区には定数2に対し現職2人、新人2人が立候補を表明しています。
このうち新人の野口俊邦さんの陣営は伊那市西箕輪でミニ集会を開きました。
会場には支援者など13人が集まりました。
野口さんは、災害に強い地域づくりや原子力発電に頼らない、太陽光などのエネルギー政策を進めるほか、子どもの医療費の窓口無料化、TPP参加の反対などを訴えました。 -
貝付沢に諏訪形区民が植樹
H18年の豪雨災害で沢が氾濫し、床下浸水や農道への土砂の流入など、西春近に大きな被害をもたらした貝付沢に27日、地元住民がどんぐりを植樹しました。
この日は、「諏訪形区を災害から守る委員会」など区民23人が、貝付沢の周辺にどんぐり約300本を植樹しました。
委員会では、植樹のために拾い集めたどんぐりの実を約3年かけて苗木にしたという事です。
貝付沢は、普段はほとんど水のない小さな沢ですが、豪雨災害で氾濫し、土砂が農道まで流れ込みました。
以降、県による防災工事が進められていて、今回初めて住民による植樹が行われました。
貝付沢周辺は、砂のようなサラサラとした土で崩れやすいため、どんぐりのような、根を深くはる広葉樹を植樹する必要があるという事です。
諏訪形区では、今後も下流域での植樹を行っていくという事です。 -
新体操チャリティ演技会
東日本大震災の被災地を応援しようと27日、伊那市で新体操のチャリティ演技会がひらかれました。
演技会は、伊那西高校が出場予定だった全国高校選抜大会が震災の影響で中止となったため、新体操を通して被災地を応援しようと開かれたものです。
この日は、大会への出場を予定していた県内外の高校や、地元の新体操教室のメンバーなどが演技を披露しました。
また、会場には、募金箱が置かれたほか、練習着などを持ち寄りバザーも行われました。
募金と売上金、選手の参加料は、東日本大震災の義援金としておくるという事です。 -
東京木目込人形作品展
木目込人形の作品展が27日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
これは中南信地域で木目込人形を学んでいる東京木目込人形師範会の暁朋会が開いています。
2年に1度の作品展で、会員119人が手作りした人形およそ400体が並んでいます。
会では、「作り手によって異なる人形の雰囲気を楽しんでほしい」と話しています。
この作品展は27日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
井上井月を偲ぶ句会 句を表彰
伊那市手良中坪の有志でつくる井上井月を偲ぶ句会は20日、年に1度の句会を開き、募集した俳句の中から上位3作品を表彰しました。
句会は今年12回目で、手良区民から21句が集まりました。
選定の結果、1位の天位賞には、小松利江さんの句「春泥を残して帰る午後の客」が選ばれました。
句の選者を務めた伊那市美篶の春日愚良子さんは、「春泥は春の季語。いかにも田舎の光景を表していて、春泥が効いている」と講評していました。
2位の地位賞には酒井要子さん、3位の人位賞には高橋忠さんの句が選ばれました。
井上井月を偲ぶ句会は、年1回の句会のほか、吟行、手良地区の祭りに合わせた句の募集などの活動をしています。
会では、「今後は若い人にも気楽に句を作ってもらえるように呼び掛けていきたい」と話していました。 -
上伊那総合卓球選手権大会
上伊那総合卓球選手権大会が21日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれました。
大会には、上伊那から男子シングルス、女子シングが出場しました。
この大会は、昭和29年から始まり、今回で54回目となるルスに147人、男子ダブルスと女子ダブルスに62組、上伊那では最も歴史のある大会です。
また、上伊那卓球連盟が主催する今年度最後の大会で、今回で、上伊那の個人ランキングが決定する大会でもあります。
大会では、小学生から一般まで年代の枠を超えて対戦し優勝目指して熱戦を繰り広げました。
大会の結果優勝は、男子シングルスが下平晋也選手、女子シングルスが中村誌穂選手、男子ダブルスが下平晋也選手、太田誠選手ペア、女子ダブルスが下平咲選手、瀧脇みなみ選手ペアとなっています。 -
箕輪浄水場水道水は放射能不検出
長野県は25日、箕輪町にある県上伊那広域水道用水企業団の箕輪浄水場の水道水を検査した結果、放射能は検出されなかったことを発表しました。
検査は、長野県環境保全研究所が25日行いました。
その結果、箕輪ダムの水を飲料水にしている箕輪浄水場の水道水からは、放射性ヨウ素、放射性セシウムは検出されませんでした。
水道水は、箕輪町から駒ヶ根市までの5市町村に供給されています。
県では、今後も安心して利用できるよう検査を行っていくということです。 -
エミー☆ルミエールホール オープン
伊那谷を拠点に音楽活動をしている「あーす音楽会」は、南箕輪村神子柴に音楽ホールを作り、26日にオープニングコンサート開きました。
「エミー☆ルミエールホール」と名付けられたこのホールは、多くの人に生の演奏を聴いてもらい音楽の癒しの力で元気になってもらおうと作られました。
また、建設にはあーす音楽会代表の春日恵美子さんの思いも込められています。
春日さんは、1年前に他界した母親が、入院中に音楽を聴いて癒されている姿や子守唄を聴いて寝ている姿を見て、音楽療法の良さを改めて感じ、多くの人を音楽の力で元気にしたいと思い建設を決めました。
100%国産材が使われた施設内には2階席も設けられ、60人以上が座ることができます。
春日さんは「この施設で多くの人に安らぎを感じてもらいたい」と話しています。
エミー☆ルミエールホールは、主にあーす音楽会が活動拠点として利用するほか、申し込みがあれば演奏したい団体の発表の場としても利用できるということです。 -
伊那公園でぼんぼり取付け
伊那市の桜の名所のひとつ伊那公園で26日、桜まつりに向けてぼんぼりの取り付け作業が行われました。
この日は早朝から伊那公園桜愛護会のメンバーおよそ30人が、公園内に電球やぼんぼりを取り付けました。
伊那公園桜愛護会では、毎年地域の住民や企業から協賛を受けて桜まつりを運営していて、協賛のあった個人や企業の名前の入ったぼんぼりを公園内に取り付けています。
今年は40の企業と280人から協賛がよせられました。
桜愛護会の伊藤一男会長は「震災で気持ちが沈んでいるが、花見で地域から元気にしていきたい」と話していました。
伊那公園では、つぼみが色づき始めた桜もあり、開花は来月8日頃になりそうだということです。
桜の開花予想は、高遠城址公園が来月9日頃、春日城址公園が10日頃となっています。 -
西箕輪保育園 竣工式
伊那市西箕輪の大萱保育園と西箕輪北部保育園の統合により新たに建設された西箕輪保育園の竣工式が、26日に行われました。
この日は関係者などおよそ50人が出席し、園舎の完成を祝いました。
白鳥孝市長は「地元の木を使った素晴らしい園舎が完成した。小学校も近いので、保育園、小学校の連携のモデルとして期待している」と話していました。
西箕輪保育園は、平成13年に策定された伊那市保育園整備計画に基づき、大萱保育園と西箕輪北部保育園を統合し新たに建設されました。
園舎は、敷地面積8200平方メートル、延べ床面積1600平方メートルの木造平屋建てで、建設前にこの場所にあったスギやヒノキなどが使われています。
広い園舎の中には未満児専用のリズム室も設けられています。
また、園のすぐ横に西箕輪小学校があり、小学生と交流しやすい環境になっています。
西箕輪新保育園建設検討委員会の赤沼利光委員長は「西箕輪で育った子ども達が西箕輪の良い環境の中で大きくなっていってくれたらうれしい」と話していました。
下平緑園長は「以前からお互い交流していて、みんな新しい保育園を使うのを楽しみにしている。保護者、地域が子ども達を育てていく新たなスタートになれば」と話していました。
西箕輪保育園は、4月4日に開園することになっていて、園児数は現時点で174人を見込んでいます。 -
伊那市中央の未来通り沿いにあるロトウザクラが綻び始める
伊那市中央の未来通り沿いにあるロトウザクラが綻び始めました。
ロトウザクラは桃の一種で、ソメイヨシノよりも2週間から1か月ほど早く開花し、春を告げる桜と言われています。 -
地下鉄サリン事件から16年
16年前の地下鉄サリン事件発生日となる3月20日に合わせ、伊那警察署はオウム真理教の特別手配中の犯人検挙に向け、情報提供を呼び掛けました。
20日は、伊那市内の大型店前で、伊那警察署の署員が啓発ビラを配りました。
地下鉄サリン事件が発生したのは、16年前の1995年3月20日です。
署員は、買い物客に犯人の顔写真などを載せたビラを渡し、情報提供を呼び掛けていました。
伊那署では、「依然として犯人は捕まっていない。事件を風化させないためにも、市民の皆さんの協力をお願いします」と話していました。 -
西光寺延命地蔵尊 例祭
箕輪町の有形文化財に指定されている西光寺の延命地蔵尊の例祭が21日に行われました。
箕輪町沢にある西光寺境内で例祭が行われ、地元住民30人ほどが参列しました。
西光寺の延命地蔵尊は、今からおよそ260年前の江戸時代中期に作られたとされています。
作者は、旧高遠町の石工、向山重左衛門で、像が大きく、ふくよかな顔が特徴だという事です。
参列者は、竹花祐栄住職の読経に合わせて焼香をし、健康、長寿を祈って手を合わせていました。 -
西箕輪北部保育園と大萱保育園で閉園式
伊那市の保育園整備計画により統合される西箕輪の西箕輪北部保育園と大萱保育園で25日閉園式が行なわれました。
西箕輪北部保育園と大萱保育園は、園児数の減少や施設の老朽化により統合され、今年度限りで閉園し、新年度からは、新築された西箕輪保育園での保育運営が始まります。
27日に行なわれた西箕輪北部保育園の閉園式では、園児の歌にあわせ、プロジェクターに1年間の思い出が映し出されました。
西箕輪北部保育園は、1954年昭和29年から57年間に699人が巣立っています。
閉園式の後、城田妙子園長らによって、園の名前が書かれた看板が外されました。
最後に園児たちが書いた手紙を風船につけて飛ばし、57年間の歴史に幕を閉じました。
閉園後の園舎は、取り壊さずに後利用を検討していくことになっています。 -
伊那市 新宿区に飲料水など届ける
伊那市は、24日に引き続き、給水支援の要請があった友好都市の東京都新宿区に25日、飲料水などを届けました。
1トンの給水タンクと20リットル入りのポリタンク40個を新宿区役所に職員4人が届けました。
25日朝、職員たちが、市役所の備蓄倉庫近くにある消火栓から1トンタンクや20リットル入りのポリタンクに水をつめ準備をしました。
水2リットル入りのペットボトル780本も用意しました。
ペットボトルの水は、乳児のミルク用として、1トンタンクやポリタンクの水は、洗浄用などに使われるということです。
伊那市が新宿区に水を届けるのは、24日に続き2日目です。
市役所で行なわれた出発式で、白鳥孝市長は、「昨日中山新宿区長から感謝してもしきれないというお礼の電話をいただいた。新宿の皆さんが待ち望んでいる水なのでお役にたてるようしっかり運んでもらいたい」と4人を激励しました。
25日は、17日から22日までの間に市民から寄せられた救援物資が自衛隊松本駐屯地に届けられました。
自衛隊の輸送ルートで、岩手県を中心に被災地に届けられます。
市民から寄せられたのは、毛布や粉ミルク、紙おむつなどで、トラック2台分、約6トンになりました。
特に毛布は、59枚、幼児向け、高齢者向けの紙おむつは、合わせて221パックにのぼりました。 -
西箕輪中生徒 義援金市に届ける
伊那市の西箕輪中の生徒代表が、25日、市役所に全校生徒から募った義援金を届けました。
生徒会長の木下楓平君ら正副会長3人が、現金19万円を届けました。
震災後の14日に全校生徒158人に協力を呼びかけ、各クラスごと募金箱を置いて集めたということです。
生徒たちからは、17万1,971円が集り、教師も協力して19万円にしました。
木下君は、「被災地のみなさんにはあきらめずがんばっていただいて、より強い絆を深め、地域の復興にあたっていただきたい」と話しています。
生徒会顧問の新井いずみ教諭は、「義援金集めは、お年玉を被災地に届けたいという一人の生徒から自発的に生まれた活動。人権宣言を採択している中学校として、人の大切さを考え、人の為に行動するというこうした気持ちを新一年生にも広げていきたい」と話しています。
24日現在までに伊那市に寄せられた義援金は、2,823万4,704円にのぼっています。 -
県議選伊那市区ポスター掲示場設置
4月1日告示、10日投票の県議会議員選挙伊那市区のポスター掲示場の設置作業が、25日から始まりました。
市役所前では、6区画分用意されたベニヤ製の掲示場を委託業者が設置していました。
25日から3日間かけて、市内297箇所に設置する予定です。
県議選伊那市区には、定数2に対し、これまでに現職2人、新人2人が立候補することを表明しています。
長野県議会議員選挙は、4月1日告示、10日投票が行われ即日開票されます。 -
剣心館 跳躍素振り記録会
上伊那の子供達が通う、剣道教室「伊那剣心館」は、19日、日頃の稽古の成果を披露する跳躍素振り記録会を開きました。
記録会は、太鼓の音に合わせて何回素振りを続けられるか競うもので、一年間の練習の成果を試す場として毎年、年度末に行われています。
この日は、伊那市を中心に小中学生19人の子供達が参加し記録更新を目指ました。
初めのうちは全員、力強く竹刀を振っていましたが、2千回を超えると疲れも見え7人ほどが脱落しました。
剣心館師範の矢野昌史さんは、「跳躍素振りをやり続けるには、我慢と粘りが必要。子ども達には、稽古を通して精神力の強い人間になってほしい」と話していました。
記録会の結果、今年は、記録4千回で、8人が優勝しました。 -
南箕輪村行政評価 来年度から新組織で
南箕輪村は村の行政評価について、外部の専門家を含めた評価組織を来年度設置する事を決めました。
これは、来年度から5年間の行革の基本施策を定めた、「南箕輪村第5次行政改革大綱」に示されているものです。
村民と行政の協働の村づくりを進める南箕輪村は、これまで行政評価をむらづくり委員会が行っていました。しかし、より専門的な立場から継続的に評価する組織が必要として、経理に詳しい人など専門家と住民代表を含めた新たな評価組織を設置する事にしました。
新しい組織では、行革、環境保全、滞納整理など、村が行う事務事業が効率的、効果的に行われているかなどを評価します。 -
中病の今年度の決算見込み額 8,200万円の黒字
伊那中央病院の今年度の決算見込み額は、およそ8,200万円の黒字であることが報告されました。
伊那中央病院の今年度の入院や外来などによる病院事業収益額は、当初予算に対し7,900万円多い99億3,800万円を見込んでいます。
それに対し、給与や材料費などの病院事業費用は、当初予算に対し1億3,200万円多い98億5,600万円を見込んでいます。
事業収益から事業費用を差し引いた純利益は、8,200万円の黒字となります。
伊那中央病院では、診療報酬の改定により料金があがったことや、職員が経費削減に務めたことなどが黒字の要因とみています。 -
伊那市から宮城県に給水車派遣
伊那市は、東日本大震災の被災地・宮城県塩釜市に向けて、24日、給水車と職員を派遣しました。
今回、派遣されるのは、水道部の職員4人と、2トン給水車1台などです。
日本水道協会長野県支部の要請を受けて行われるもので、県内からは、3番目の派遣になります。
宮城県塩釜市の浄水場で補給して、塩釜市内の各給水所で給水にあたり、現地の復旧状況によっては、宮城県内のほかの地区の応援に回ります。
派遣期間は、3月31日までの1週間となっています。
24日朝7時に行われた出発式で、白鳥孝市長は、「長丁場になるので、体調をくずさないよう気をつけてください」と激励しました。
伊那市では、現在避難所の運営支援で福島県会津若松市に派遣されている職員の交代要員として、24日、職員5人を派遣しました。
そのほか、東京都の水道水から乳児に対して基準を超えた放射性物質が検出された問題で、友好提携している新宿区から要請を受け、2リットルペットボトル750本の水、1.5トンを送ったということです。 -
ニシザワが150万円義援金
(株)ニシザワは、店頭などで募った東日本大震災被災者への義援金150万円を、24日、伊那市に届けました。
24日は、中谷雅行常務など3人が、市役所を訪れ、義援金を届けました。
ニシザワでは、13日から、18の店舗で義援金を募ったところ、21日までにおよそ100万円が集まりました。
そのほか、従業員やニシザワからの義援金を合わせて、24日、150万円を寄付しました。
ニシザワでは、4月30日まで、義援金を募るということですが、一刻も早く義援金を届けたいということから、ある程度まとまった額になり次第、順次、伊那市に届けたいとしています。
その他、ニシザワでは、保温下着・紙おむつ・マスクなど、4200点余りを、21日に被災地に送ったということです。