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箕輪町の2選手がジュニアワールドカップ出場
21日からオーストリアとスウェーデンで開催される、フェンシングのジュニアワールドカップに、箕輪中学校2年の上田果歩さんと、上伊那農業高校2年の今井萌さんが出場します。
今井さんは、現在イタリアで開かれている世界大会に出場しているため、14日は上田さんひとりが箕輪町役場を訪れ、平澤豊満町長に出場を報告しました。
今井さんと上田さんは、世界大会の選考基準となっている日本国内の3大会で上位入賞し、今井さんは全国総合1位、上田さんは総合6位でジュニアワールドカップの出場権を獲得しました。
2人は、21日からのオーストリア大会と2月3日からのスウェーデン大会に出場します。
平澤豊満町長は「箕輪町から2人の選手が世界大会に出場するのはすごいこと。しっかりやってきてください」と話していました。
上田さんは「いざ世界大会となるとかなり緊張する。今までお世話になった方々のためにも頑張ってきたい」と話していました。
上田さんは21日にオーストリアに向け出発し、23日に初戦を迎えるということです。 -
交通死亡事故の現地診断
去年12月に箕輪町で起きた交通死亡事故の現地診断が17日、松島南交差点で行われました。
現地診断は、事故の再発を防ごうと伊那警察署などが行ったもので、地元の交通安全協会や区の関係者などおよそ30人が参加しました。
事故は、12月28日夜間発生しました。
松島南交差点内で物損事故を起こした車両に、事故を目撃した伊那市の50歳男性が近づこうとしたところ、この男性に辰野町の27歳男性が運転する普通乗用車が衝突したものです。
この事故で50歳の男性が亡くなっています。
参加者からは「事故当時は、雨が降り視界が悪かったことが要因ではないか」「ドットマークを設置して道幅を狭く見せてはどうか」などと意見が出されていました。
伊那警察署管内で去年1年間に発生した交通死亡事故は、前の年より7件多い9件でした。 -
伊那中央病院ドクターヘリ配備希望
長野県が来年度、新たに1機、中南信地域に配備を目指すドクターヘリ。
伊那中央病院は、基地病院選定に向け、地理的な利点や地域の理解を得ている点などを挙げています。
17日、長野市の県庁で県ドクターヘリ配備検討委員会が開かれました。
基地病院候補には、中南信地域の6つの病院が候補に挙がっていて、配備を希望する4病院が提案説明を行いました。
提案説明したのは、伊那中央病院、松本市の信州大学医学部付属病院、相澤病院、飯田市の飯田市立病院です。
伊那中央病院は、ドクターヘリ配備に対し
●中南信地域の中心に位置し、すでにドクターヘリが配備されている佐久総合病院と合わせると、30分以内に県内全域をカバーする事ができる
●天候や風向きがなどの自然環境が安定し、年間を通じ9割弱の日で飛行できる
●格納庫や医療機材などの整備費、およそ1億4千万円を全額病院負担で行う事について、予算化の目途がたっている
●来年度、救急医療センターに指定される予定である
●近隣住民の理解を得ていて運用に支障が無い事などを配備の利点として挙げました。
中病では、配備を希望した理由について、救急救命の基幹病院としての使命を果たすとともに、知名度の向上による医師確保に期待したいとしています。
委員会では、24日に非公開で検討委員会を開催し、基地病院を決定する予定です。 -
引持の獅子舞
伊那市高遠町上山田の引持で、17日、今年一年の無病息災や五穀豊穣などを願う、獅子舞が披露されました。
引持生活改善センターには、およそ70人が集まり、地区に伝わる獅子舞を見物しました。
引持の獅子舞は、物語になっていて、ヒョットコにせきたてられた、獅子が起き、悪魔を払います。
獅子の体にはノミついていて、体を動かした獅子は、ノミが動き出し痒くなりますが、ノミを取り、獅子自体もすっきりするという、構成となっています。
この獅子舞はかつて、1月17日に地区の役員の家に集まり、徹夜で酒を酌み交わし、芸を楽しみながら、日の出を待つ、お日待ちの行事の中で、行われてきたという事です。
現在は、1月17日に近い日曜日に引持生活改善センター集まり、獅子舞が行われています。
引持獅子舞保存会の前田茂会長は、「地区で守られてきた獅子舞を、若い世代に継承し、守っていきたい」と話していました。 -
伊那食品 市内中学へ100万円図書券を寄贈
伊那市に本社を置く、伊那食品工業株式会社は、市内の中学校へ100万円分の図書券を寄贈しました。
17日は、伊那食品の塚越寛会長らが市役所を訪れ、白鳥孝伊那市長に100万円分の図書券を手渡しました。
図書券の寄贈は、学校の本が不足していると聞いた塚越会長の提案で行われました。
塚越会長は「子ども達が多くの本を読み、知識の習得し、学んでほしい」と話していました。
白鳥市長は、「本を通して活字に触れる事で、人間として幅を広げられる」と感謝していました。
今回は、図書券の他に、市内の小中学校へ塚越会長の著書など90冊も一緒に寄贈されました。
伊那市では、今回寄贈された図書券を学校の規模に応じ、市内6つの中学校に配られる予定です。 -
JA生活部会 すずたけに車いす寄贈
JA上伊那生活部会は、17日、老人保健施設すずたけに、車いすなどを贈りました。
JA上伊那の春日州一代表理事専務や生活部会伊那地区の役員等がすずたけを訪れ、車いすなどを贈りました。
生活部会では、JAまつりでチャリティーバザーを行い、その収益金で毎年すずたけに寄付を贈っています。
今回は、車いす1台や歩行器2台など、およそ15万円分を贈りました。
JA上伊那の春日代表理事専務は、「福祉の為に少しでも役に立つ事ができうれしい」と話していました。
すずたけの麻沼奈穂子施設長は、「さっそく今日から活用させていただきます」と感謝していました。 -
伊那北部地区農業振興連絡協議会 設立
広域的な農業振興を目的とした、伊那北部地区農業振興連絡協議会が17日、設立しました。
設立総会は伊那市内で開かれ、伊那市から北の上伊那4市町村や、県、JA等で関係者が出席しました。
協議会では、自治体の枠を超え足並みをそろえた農業振興策を行っていこうと組織されたものです。
主な事業計画としては、米の生産調整や、有害鳥獣対策、選果場の運営、農業後継者の担い手育成など生産振興基盤の強化を挙げています。
協議会会長選ばれた白鳥孝伊那市長は「上伊那全体を視野に、みなさんの協力のもと農業振興をしていきたいと」挨拶しました。 -
伊那青年会議所
伊那青年会議所の新春大会が15日、伊那市内で開かれました。
新春大会には会員をはじめ伊那青年会議所のシニアクラブのメンバーなどおよそ80人が出席しました。
今年度の理事長、小椋文成さんは「自分たちの役割を見据え、この地域から未来を変えていく信念を持って活動にまい進したい」と挨拶しました。
伊那青年会議所では、今年度地域一丸のまちづくりをスローガンに、伊那経営フォーラムの開催や伊那市、箕輪町、南箕輪村の共通したブランドづくりなどを進める予定です。 -
伊那市歴史シンポジウム 顔のついた縄文土器
縄文土器について学ぶ伊那市の歴史シンポジウムが15日、創造館で開かれました。
歴史シンポジウム13回目の今回は、創造館で昨日から始まった顔のついた土器・土偶の展示に合わせ、顔のついた縄文土器をテーマに開かれました。
会場にはおよそ60人が訪れました。
基調講演で、名古屋大学名誉教授で史学博士の渡辺誠さんが、土器から見た縄文人の精神世界について話しました。
渡辺さんは、土偶についている顔はすべて女性で、新しい命が必要な場所に土偶を割ってまいたと話し、縄文土器は縄文人の精神世界を示していると説明しました。
渡辺さんは、「縄文文化が日本文化の基礎を形作った。日本人の死生観、自然観は、縄文人が持っていた死と再生の考えと密接な関わりがある」と話していました。 -
小正月の伝統 羽広の獅子舞
伊那市西箕輪の羽広に400年近く伝わる小正月の伝統行事、「羽広の獅子舞」が16日に行われました。
午前7時。うっすらと雪化粧をした仲仙寺の本堂では、地区の住民でつくる保存会のメンバーが仲仙寺で舞いを披露しました。
羽広の獅子舞は、およそ400年の歴史を持ち五穀豊穣や家内安全を祈る小正月の伝統行事です。
荒々しい舞をする雄獅子と、優雅な舞をする雌獅子二頭が一緒に舞い合わせをするのが特徴で、全国的にも、二頭一緒に舞うのは珍しいと言われています。
舞には「剣の舞」や「豊穣の舞」、「浄の舞」など5つがあり、二頭の獅子が息を合わせながら順々に舞っていました。
保存会の鈴木清治会長は、「地区に五穀豊穣が訪れるようまってくれた、良い舞が奉納できた」と話していました。
舞合わせの後、雄獅子、雌獅子に分かれ、区内の各家庭を回りました。 -
南宮神社 お筒粥の神事
今年1年間の農作物の出来や世の中を占う、恒例の「お筒粥の神事」が15日に箕輪町木下の南宮神社で行われ、今年の世相は「6分」という結果が出ました。
お筒粥は、南宮神社で一年の無事を祈念して行なわれる初まつりの中の占いの神事です。
境内に用意された釜に、葦の茎を37本束ねた物といっしょに米と小豆を入れ、煮立て、筒の中に入った、米や小豆の数が占いの結果となります。
占いの結果、今年一年の世相を表す世の中は、昨年より2厘上がり「6分」となっています。
農作物では、大豆や牛蒡など4品目で極上。気候は、冬が上々で夏が上、秋が中、春が下となりました。 -
南箕輪村消防団 出初式
南箕輪村消防団の出初め式が16日に行われ、団員らは災害から地域を守る決意を新たにしていました。
式には、消防団と赤十字奉仕団156人が参加しました。
分列行進は、雪によりコースを短縮して行われました。
団員らは、家族や知人らが見守る中きびきびとした動きをみせ、役場駐車場で唐木一直村長と松澤武夫消防団長が観閲しました。
式典の中で、松澤団長は「日々の訓練や予防活動により、一つでも火災や災害を無くしていきたい」と訓示しました。
去年村内で発生した火災は前の年より2件増え、6件で、損害額は約670万円でした。
役場駐車場では、消防団活動をより身近に感じてもらおうと宝投げも行なわれました。 -
上伊那で初 玩具療法始まる
おもちゃをリハビリに役立て高齢者などの生きる力を引き出す玩具療法が15日、上伊那で初めて伊那市で行われました。
玩具療法を行う玩具福祉士の資格を持つ女性4人が老人福祉施設はびろの里を訪れ、施設のお年寄りがおもちゃで遊びました。
玩具療法は、おもちゃで遊ぶことで高齢者や障害者から楽しい気持ちを引き出して生きる力をつけるというもので、リハビリとして役立てられるということです。
木のおもちゃ屋どうぞのいすの古畑愛さんの呼び掛けで、古畑さんら4人の女性が去年、資格を取得しました。
同日が初めての活動で、4人は、お年寄りが楽しく遊べるように、おもちゃの使い方を説明したり、声をかけていました。
この施設では普段、お年寄りがおもちゃで遊ぶことはないと言います。
おもちゃで遊んだお年寄りは、「とても楽しかった。また遊びたい」と話していました。
古畑さんらは今後、活動を広めていきたいとしています。 -
大学入試センター試験始まる
平成23年度大学入試センター試験が15日から全国一斉に始まりました。
上伊那地域では南箕輪村の信州大学農学部と、駒ヶ根市の長野県看護大学の2校を会場に試験が行われました。
信州大学農学部では、午前8時頃から受験生が集まり始め、高校の教諭から励ましの言葉を受けて試験会場に向かっていました。
今年の大学入試センター試験の県内の会場で受験する志願者数は1万661人で、去年より440人多くなっています。
上伊那地域の試験会場2校では1437人となっています。
1日目は公民、地理歴史、国語、外国語の試験が行われ、予定通り午前9時30分から試験が始まりました。
試験2日目の16日は、理科と数学が行われます。 -
後藤俊夫監督が伊那高女題材に映画制作
映画「小麦色の天使」や「Beauty」など、上伊那地域を拠点に撮影を行っている、後藤俊夫監督は、現在、伊那谷の戦争を題材にしたドキュメンタリー映画を制作しています。
15日には、伊那弥生ヶ丘高校の生徒9人が参加して撮影が行われました。
今回後藤監督が撮影しているのは、弥生ヶ丘高校の前身、伊那高等女学校の生徒達を題材にしたドキュメンタリー映画です。
伊那高等女学校では、昭和19年におよそ270人が学徒動員として名古屋市へ行き、零式戦闘機などを作っていました。
その学徒動員中に空襲を受け、生徒1人が死亡、1人が負傷しました。
映画では、当時生徒達が書いた文集や体験談をもとに、当時の様子を振り返るとともに、同行した教員らが命をかけて生徒達を守った様子を描くということです。
この日の撮影では、後藤監督の指導のもと、生徒達が当時の詩や、文集の一部を朗読しました。
ある撮影に参加した生徒は「撮影に参加し、朗読したことで、当時の人たちの苦しみやつらい気持ちを少しでも感じることができた」と話していました。
後藤監督は、この映画を通して「伊那谷であった戦争体験を語り継いでいきたい」と話していました。
このドキュメンタリー映画は今年秋の完成を目指していて、弥生ヶ丘高校では「10月に行われる学校の100周年の記念事業で上映できたら」としています。 -
小河内神社でお筒粥の神事 世の中は「六分六厘」
箕輪町南小河内の小河内神社に伝わる小正月の伝統行事「お筒粥の神事」が15日の早朝に行われ、占いの結果、今年の世の中は「六分六厘」となりました。
この日は朝5時から小河内神社の氏子らが、お筒粥の入った釜を炊いていました。
お筒粥の神事は100年以上続く小河内神社の伝統行事で、毎年小正月の1月15日に行われます。
今年1年の農作物の五穀豊穣を祈願するもので、葦の筒に入った粥の量で農作物の出来を占います。
釜の中には、水稲や大根、人参など、17品目、20種類の農作物の出来を占う20本の葦の筒と、世の中の世相を占う1本の筒、合計21本が入れられました。
あたりが明るくなり始めた午前7時過ぎ、2人の神官が鍋から葦の筒を取り出し、神殿へと運びました。
氏子らも参加して神事が行われた後、太田豊秋宮司から占いの結果が告げられました。
主な占いの結果は、水稲の出来は中、野菜では大根、人参、キャベツなどが上、果樹では、リンゴが中の上、トマトが上々で、世の中の世相は去年よりも1厘良い「六分六厘」という結果が出ました。
藤森清治主任総代は「小河内神社は南北両小河内で管理している。両小河内にとって良い1年になれば」と話していました。
粥はえんぎものとして地域住民などに配られました。 -
早大生の「ローメン」の論文が完成
伊那市のご当地料理「ローメン」を題材に卒業論文を書いていた、早稲田大学4年生の岩波祐樹さんの論文が完成しました。
卒業論文のタイトルは「B級ご当地グルメによる地域づくりの過程」縲恍キ野県伊那市ご当地グルメのローメンを事例として縲怩ナす。
岩波さんは早稲田大学教育学部社会科地理歴史専攻の4年生です。
論文のテーマについて悩んでいた去年6月、教授に勧められてローメンを研究することにしました。
去年10月から12月にかけて、伊那市内でローメンを扱っている飲食店を取材し、論文を完成させました。
論文は5部構成で、ご当地グルメと地域づくりの関係性、ローメンの特徴と誕生秘話、むらおこし事業としての課題と可能性などが書かれています。
岩波さんは「最初は論文が書けるような題材ではないと思っていたが、取材するたび書くことが増えていった。ローメンの奥深さを感じた」と話していました。
ローメンズクラブ会長で、萬楽の店主、正木金内衛さんは、完成した論文を読んで「私たちが60年以上続けてきたローメンについて、歴史などがしっかり書かれていて、情熱が感じられた」と話していました。
また、正木さんは「この論文を、店同士の意思の統一や、意識向上の一助にできれば」と話していました。 -
廃棄物不法投棄巡回パトロール
上伊那地方事務所や市町村などでつくる上伊那地区不法投棄防止対策協議会は、13日巡回パトロールを行いました。
パトロールにはおよそ30人が参加し、不法投棄対策を目的に、監視カメラが設置された場所など3箇所を回りました。
伊那市内のこの場所は、去年11月から焼却灰等が不法投棄され始め、伊那市では、環境省の協力を得て、去年12月からか監視カメラを設置しています。
参加者からは、運用方法や効果等について質問が出されていました。
伊那市の担当者は、カメラを設置してからは不法投棄無くなったと説明していました。
今年度の上伊那地域で見つかった不法投棄の件数は、11月までに334件で、昨年度と比べやや少なくなっています。
しかし、不法投棄された物のうち、殆どが家庭ごみとなっていて、捨てた人物を特定する事が出来ない状況となっています。
協議会では、今年の7月にテレビのアナログ放送終了に伴い、テレビの不法投棄が増える事が懸念される事から、関係団体との連携を取り、監視強めていきたいとしています。 -
顔のついた土器・土偶を展示
顔のついた土器や土偶を集めた伊那市創造館の企画展が14日から始まりました。
創造館の企画展、顔のついた土器・土偶縲恣齦カの祈りとその表情縲怩ヘ、上伊那地方で出土した土器や土偶を中心に120点が展示されています。
上伊那の縄文文化に親しんでもらい、縄文時代に想いをはせ、その謎に迫ろうと、市町村や御代田町の浅間縄文ミュージアムの協力を得て、伊那市創造館が企画しました。
顔のついた土器は、縄文時代の中期、今から5,000年から4,000年前の限られた期間に長野県の南信地域や山梨県を中心に作られました。
会場には、顔面付釣手形土器をはじめ、顔のついた土器が数多く並べられています。
14日は、総合学習で縄文文化の研究に取り組んでいる手良小学校の4年生が見学に訪れ、興味深そうにながめていました。
会場には、土器のほかに土偶も並びます。
土偶は、縄文時代を通して1万年の間に作り続けられました。
土器と同じく土偶も壊された状態で出土する例がほとんどで、なぜ作られ、どのように使われ、なぜ壊されたのかが大きな謎となっています。
伊那市創造館は、縄文から宇宙までを合言葉に去年5月の開館から企画展を開いていますが、考古学の分野は、今回が初めてです。
15日は、午後1時から顔のついた縄文土器をテーマにしたシンポジウムも開かれます。
第1線で活躍している研究者による講演や研究発表が行なわれます。
第3回企画展「顔のついた土器・土偶縲恣齦カの祈りとその表情縲怐vは、3月27日まで入場無料で開かれています。 -
箕輪南小で百人一首大会
箕輪町の箕輪南小学校で14日、毎年恒例の百人一首大会が開かれました。
百人一首大会は、日本の文化を改めて知り、親しんでもらおうと毎年開かれています。
14日は、全校児童84人が5縲・人のグループに分かれ枚数を競いました。
冬休みに家で覚えてきたという児童が多く、次々と札に手が伸びていました。
箕輪南小学校では、「小規模校として全校でやれることはいいこと。遊びながら集中力を養ってほしい」と話していました。 -
伊那市西箕輪上戸のでえもんじ
伊那市西箕輪上戸に、古くから伝わる小正月の伝統行事「でえもんじ」が14日の早朝に行なわれました。
まだあたりが暗い午前5時、区の中心の辻に男衆が集り、各戸で作った紙製の巾着袋を飾りつけます。
長さ12メートルの木の先端部分には、竹ぐしに色紙を巻きつけた花を飾ります。
上戸のでえもんじは、伊那市内では、由一行なわれている道祖神まつりの一つで、厄除けや家内安全、五穀豊穣などを願います。
その昔、面倒だからということで、1年中止したところ、村に疫病がはやり5人が死んだとの言い伝えもあり、再開してから今日まで続けられています。
飾りつけが終わり、準備が整うと、全員が力をあわせていっきに建てます。
でえもんじは、小正月が終わるまで飾り、20日の早朝におろします。
でえもんじ建てが終わると作業小屋でお神酒の乾杯。
こどもたちも混ざり、あつあつのトン汁で暖をとっていました。
14日の伊那地方は、氷点下10度ほどまで冷え込みました。 -
伊那小6年泉組 お年寄りと交流
伊那市の伊那小学校6年生は14日、デイサービスセンターみその園を訪れ、お年寄りと交流しました。
みその園を訪れたのは、6年泉組の児童30人です。
泉組では、4年生の頃から総合学習の時間に地域のお年寄りと交流をしていて、今回で10回目です。
14日は、子ども達が考えた劇を披露した他、お手玉やカルタなど昔の遊びをお年寄りと一緒に楽しみました。
デイサービスセンターみその園の伊藤頼子所長は「子ども達が来るとお年寄りの表情が明るくなる。感情が豊かになるのでとてもありがたいです」と話していました。
泉組では、3月8日にいなっせで地域のお年寄りを招いての交流会を予定しています。 -
南箕輪村西部保育園でホッポンヤ
南箕輪村の西部保育園で地域のお年寄りが小正月伝統の鳥追いの行事「ホッポンヤ」を園児と一緒に14日に行いました。
柳の棒の持つところだけ残して皮をはぎ、縄を巻き火に焼いて模様をつけたもの2本でたたきながら歩きます。
南箕輪村の西部保育園では、毎年、地域のお年寄りから伝統のほっぽんやを教わっていて、14日もお年寄りに続き、保育園の庭をまわりました。
14日は、大泉や北原のお年寄り20人が保育園を訪れ、ほんだれ様や繭玉づくりもして交流しました。 -
伊那東保育園で少林寺拳法体験
伊那市の伊那東保育園の園児らは14日、少林寺拳法を体験しました。
体験したのは、伊那東保育園の年長から年少までの園児56人です。
体験は、こども達に少林寺拳法を通して集中力を学んでもらおうと行われたものです。
14日は、長野県少林寺拳法伊那支部の小池靖彦支部長と宮田支部の鈴木秀仁支部長が指導にあたりました。
2人は、孫と子供が伊那東保育園に通っていることが縁で、今回指導することになりました。
児童らは、「手をハの字にして頭をつかないように」などと指導を受けながら、受け身の練習をしていました。
他にも、手をつかまれた時の護身術などを教わっていました。
小池さんは「少林寺拳法は技をかけるのではなく、人を育てることが目的。人を大切にする気持ちを養ってほしい」と話していました。 -
不法投棄防止対策パトロール
上伊那地方事務所や市町村などでつくる上伊那地区不法投棄防止対策協議会は、13日に巡回パトロールを行いました。
パトロールにはおよそ30人が参加し、監視カメラが設置された場所など3箇所を回りました。
この場所は、去年11月から焼却灰等が不法投棄され始め、伊那市では、環境省の協力を得て、去年12月からか監視カメラを設置しています。
参加者からは、運用方法や効果等について質問が出されていました。
伊那市の担当者は、カメラを設置してからは、不法投棄無くなったと説明していました。
今年度の上伊那地域で見つかった不法投棄の件数は、11月までに334件で、昨年度と比べやや少なくなっています。
しかし、不法投棄された物のうち、殆どが家庭ごみとなっていて、捨てた人物を特定する事が出来ない状況となっています。
協議会では、今年の7月にテレビのアナログ放送終了に伴い、テレビの不法投棄が増える事が懸念される事から、関係団体との連携を取り、監視強めていきたいとしています。 -
公民館講座で鷹を飛ばす
伊那市の富県ふるさと館が行っている公民館講座で14日、鷹を飛ばす実演がありました。
この実演は公民館の歴史講座「伊那と鷹狩り」の中で行われたものです。
鷹は公民館主事の白鳥俊道さんが5年前にペットショップで購入したものです。
鷹は犬や馬のように人間に慣れ、古くから鷹狩りが行われてきました。
白鳥さんは人間に慣れる動物の特長として、群れをつくる、または肉食であることと説明していました。
群れをつくる動物はリーダーを頂点とする縦社会をつくることから、
飼い主をリーダーとし、言うことを聞くようになるということです。
また肉食動物は狩りをする性質を利用し、成功したときにエサを与えることで慣れてくるということです。
白鳥さんは他に、三代将軍徳川家光が高遠に鷹狩りに訪れたときに、異母兄弟の保科正之と出会ったことなど伊那の歴史と鷹狩りの関連などについても説明していました -
インフルエンザ流行期に
長野県は、インフルエンザが流行期に入ったとして、感染拡大防止につとめるよう、呼びかけています。
県ではインフルエンザにかからないために、手洗い、うがいをこまめに行うほか人ごみに入るときは
マスクを着用するよう呼びかけています。 -
南部保育園でまゆ玉づくり
南箕輪村の南部保育園で、小正月行事のまゆ玉づくりが13日、行われました。
地域のお年寄り9人が南部保育園を訪れ、園児と一緒にまゆ玉づくりをしました。
園児は、米の粉を練ったものを丸めたり、まゆ玉の形を作っていました。
作ったまゆ玉を少しずつ味わったあと、飾り付けをしていました。 -
10歳の節目を祝うニ分の一成人式
10歳の節目を祝うニ分の一成人式が13日、伊那市高遠町の高遠小学校で行われました。
二分の一成人式には、今年10歳になる4年生の児童と保護者などおよそ100人が出席し、子ども達の成長を祝いました。
二分の一成人式は、子ども達が10年という節目の時期に、両親やお世話になった人への感謝の気持ちを表そうと毎年開かれているものです。
式では、児童1人1人が「水泳をがんばってオリンピックに出たい」「大型バスの運転手になりたい」などと将来の夢について発表しました。
児童を代表して原千聡さんは「この日を迎えられてうれしいです。ここまで大きくなれたのは両親や地域の方のお陰です。」と挨拶しました。
子ども達は、両親に感謝の気持ちを込め、手紙と花束を渡しました。
保護者らは、「立派に育ってくれて感激している」と話していました。 -
ごみの減量を料理から考える
ごみの減量を料理から考えようという講座が、13日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
13日は、一般から10人が参加しました。
このエコクッキング講座は、長野県が、生ゴミの減量化のための知識や調理方法などを学んでもらおうと開いたものです。
「食べ残しを減らそう県民運動」の一環で、去年11月から今年3月にかけて県下10広域で30回に渡り開かれています。
上伊那で初の開催となった13日は、環境と暮らしのかかわりについての講習のほか、デモンストレーションや実習が行なわれました。
デモンストレーションでは、エコクッキングのナビゲーター3人が、ドライカレー、卵スープ、キャロットオレンジ寒天の3品を作り紹介していました。
これらのメニューでは、冷蔵庫に残っている食材を無駄なく使えるように、工夫されています。
エコクッキングのポイントは、余計なものを買わないこと、できるだけ地元の旬のものを食べること、食べられる野菜の皮はむかないこと、ガスなどの調理エネルギーを上手に使うことなどです。
参加者は、興味深そうにナビゲーターの説明を聞いていました。
実習で作った料理を試食した後は、生ゴミの発生量などをチェックし、普段の調理とどのような点が違うかなどを確認したということです。
このクッキング講座は、来月の5日と25日にも伊那合同庁舎で開かれる予定です。