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変わり雛の展示
南箕輪村の岩月人形センターでは、今年1年の世相を映す「変わり雛」の展示が始まっています。
南箕輪村の岩月人形センターでは今年あった出来事や話題を雛人形にした「変わり雛」6体を展示しています。
並んでいるのは、去年自民党から政権交代していらい第3次内閣となった。「民主政権第3次組閣雛」。
2008年に着工し東京の新名所となっている「東京スカイツリー雛」。
記録的な猛暑がつづいた日本列島。ぐったりとした男女を表した「記録的猛暑雛」。
今年開催されたサッカーワールドカップ。本田圭祐選手とブブゼラを持った女性が立つ「W杯大健闘雛」。
朝の連続テレビ小説で高視聴率をキープした「ゲゲゲの女房人気雛」。
結婚した歌舞伎役者市川海老蔵さんとフリーキャスターの小林麻央さんの「梨園おめでた雛」の6体です。
「変わり雛」は、今年いっぱい岩月人形センターで展示されています。 -
伊那名物ソースカツ丼作り
地元伊那の名物ソースカツ丼を作る講座が14日、伊那市の富県ふるさと館で行われました。
これは、富県公民館で行われている成人学級「のどか学級」の講座の一環で行われたものです。
指導にあたったのは、伊那市で飲食店あすなろを営む唐澤正也さんです。
家庭で簡単に作れるようソースは、市販されているものを使って砂糖やみりんなどを加えました。
カツを揚げる際は、つなぎの卵を使わず小麦粉とパン粉のみを使いました。
こうすることでソースの味が衣にしみ込むという事です。
参加者達は、唐澤さんの話にコツを聞きながら調理をしていました。
カツが揚がると、オリジナルのソースにつけ、どんぶりにキャベツなどをのせて完成です。
出来上がったソースカツ丼を全員で味わいました。
富県公民館では、17日にローメンを作る講座も予定しています。 -
高遠産の新酒「やまむろ」発売
高遠旨い酒研究会による高遠産の新酒「やまむろ」の販売が始まりました。
新酒「やまむろ」は、高遠で栽培された酒米「ひとごこち」が使われていて仕込みは、高遠の酒蔵仙醸が行いました。
12日は酒屋や酒米の栽培農家らでつくる、高遠旨い酒研究会会員およそ15人が、酒造の神様といわれている、伊那市高遠町の鉾持神社松尾社で新酒の完成を祝い、好調な販売を祈りました。
「やまむろ」の販売は今年で6年目で、去年より200本多い、800本を作りました。
新酒「やまむろ」は720ミリリットル入り、1,260円で高遠の酒屋で買うことができます。 -
読育ボランティアネットワークの設立総会
読みきかせなどのボランティア活動を行っている、団体や個人の横の連携を図ろうと、読育ボランティアネットワークの設立総会が、箕輪町地域交流センターで13日に開かれ、規約の確認や運営委員の選出を行いました。
設立総会には、読みきかせなどの読育活動を行っている10のボランティア団体の代表や個人、合わせて46人が出席しました。
読育ボランティアネットワークは、会員同士の情報交換や活動の連携、スキルの向上を目的に設立されました。
総会では、会員のスキルアップを目的とした勉強会の開催や、保育園や福祉施設のイベントへの協力を行うことなどの規約を確認しました。
運営委員には、読みきかせグループの代表など4人が選ばれました。
箕輪町図書館の中村文好館長は「仲間の輪を広げ連携していくことで、ワンランク上の読育活動を目指していきたい」と話していました。
総会後に行われた講演会では、松本市に住む読書アドバイザーの越高一夫さんが「心をつなぐ読みきかせ」をテーマに講演しました。
越高さんは「内容のある本ばかりでなく、単純に楽しめる本も織り交ぜるとよい」「読んでいても反応がなく不安になることもあると思うが、自信をもって読むことが大切」と話していました。 -
交通事故うち止め太鼓で安全運転呼びかけ
末の交通安全運動期間中の13日、伊那市役所前のナイスロードでは、交通安全協会や警察署員などが、ドライバーに安全運転などを呼び掛けていました。
伊那市役所前のナイスロードでは、12月14日の赤穂浪士の討ち入りにちなみ、「討ち入り太鼓」ならぬ、「交通事故打ち止め太鼓」を鳴らし、安協や警察署員など60人が、道行くドライバーに交通安全を呼びかけました。
運動の重点は、高齢者の交通事故防止、飲酒運転の根絶等となっています。
伊那警察署管内では、今年、死亡事故による死者は、7人と、去年より5人多くなっていて、このうち、高齢者の犠牲者は6人となっています。
伊那市交通安全協会連合会の野口啓士会長は「一人ひとりが、交通ルールやマナーを心がける事が大切。安全運転に心がけてほしい」と呼びかけていました。
年末の交通安全運動は、大みそかまで実施されます。 -
「匠なオイサン」が薪小屋製作
伊那市長谷の団塊世代の男性を対象にした公民館講座の受講者は、長谷保育園内に薪小屋を製作しました。
13日には、長谷保育園の園児およそ30人に薪小屋が披露され、早速園児達が薪を運びこんでいました。
「匠なオイサン」という名称のこの講座は、団塊世代の男性にこれまでの知識や経験を、地域のために活かしてもらおうと今年始まった講座です。
薪ストーブが設置されている長谷保育園で、薪置き場が雨ざらしになっていることを聞き、今回講座のメンバーが1日かけて小屋2棟を製作しました。
高さ2メートル、幅5メートル40センチある小屋には、環境に配慮して地域で出た廃材が使われています。
あるメンバーは「自分たちも楽しみながらやっている。子どもたちに喜んでもらえて良かった」と話していました。
長谷保育園の伊藤澄子園長は「大変ありがたい。地域の人たちに支えられていることを感じる」と話していました。 -
ポーラ☆スター発表会
新体操の教室、ポーラ☆スターの発表会が12日、伊那市の勤労者福祉センター体育館で開かれました。
発表会には、園児から高校生まで100人が参加し、日頃の練習の成果を発表しました。
12日は、個人演技の他、団体での演技、保護者も参加しての演技が披露されました。
ポーラ☆スターは、伊那市と塩尻市に教室があり、新体操の普及を図ろうと平成3年に発足しました。
発表会は6年前から伊那と塩尻の教室、合同で行っています。
会場を訪れた人たちは、演技が終わるたびに大きな拍手を送っていました。
代表の橋爪みすずさんは「子どもたちが練習の成果を出しきれた。良い発表会になった」と話していました。 -
サン工業が社員研修で古楽器コンサート
伊那市のサン工業(株)は11日、社員研修の一環として、クラシック音楽の古い時代の楽器、古楽器のコンサートを伊那市高遠町の信州高遠美術館で開きました。
開かれたのは、古楽器のヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロによるコンサートです。
伊那市出身の小池香織さんがヴィオラ・ダ・ガンバを、神奈川県出身の榑谷学さんがチェンバロを演奏しました。
コンサートは一般にも開放され、社員70人と一般合わせ、およそ120人が古楽器の演奏を楽しみました。
サン工業は月1回社員研修を行っています。
通常は業務に関わる内容の研修ですが、12月は音楽に触れる機会をつくろうとコンサートを開いていて、今年で7年目になります。
社員らは、楽器の説明を聞いたり、日頃耳にする機会の少ない古楽器の音色に聞き入っていました。 -
元全日本エース三宅豊さんがピッチング指導
ソフトボールの元全日本エース、三宅豊さんによる中高生を対象にしたピッチング講習会が12日、伊那市高遠町で開かれました。
この日は、ソフトボールクラブに所属する県内の中高生や指導者120人が参加し、三宅さんからピッチングの指導を受けました。
これは、個人の課題をみつけ選手のレベルアップにつなげようと、県ソフトボール協会が開いたものです。
三宅さんは、インターハイや大学選手権など20年間の選手生活で29回の全国優勝を果たし、2005年に国際ソフトボール連盟に殿堂入りしました。
講習会では、ボールを離す瞬間は体の全ての力を指先に集中させる事、全ての動作に意味がある事を意識して投げる事などをアドバイスしていました。
ソフトボール協会では、中高生のうちから技術を身につけ、国体で勝てる選手を育成していきたいという事です。 -
年末の交通安全運動
南箕輪村交通安全協会と防犯協会は12日、箕輪町の大型店前で交通安全を呼びかけました。
県内一斉の「年末の交通安全運動」初日となった昨日は、交通安全協会と村防犯協会のメンバー12人が、交通安全を呼びかけるチラシおよそ250枚を買い物客に配りました。
年末の交通安全運動は12月31日までとなっていて、飲酒運転の根絶や高齢者の交通事故防止などを重点項目としています。
メンバーらはチラシを配りながら「車の運転には十分ご注意ください」と買い物客に呼びかけていました。
あるメンバーは「年末は気が緩みがち。良い年を迎えられるよう注意してほしい」と話していました。 -
向山公人氏県議選出馬表明
11日伊那市内で開かれた県政報告会の中で、県議会議員の向山公人さんは、来年4月の県議選伊那市区に4選を目指して立候補することを表明しました。
現在3期目の向山さんは、来年4月の県議選で定数2の伊那市区に立候補することを表明しました。
11日開かれた県政報告会では、支持者から4選を目指して立候補してほしいという要請があり、向山さんはそれを受け、正式に立候補を表明しました。
立候補にあたり、景気回復、リニア問題への取り組み、地域医療、福祉の充実、農業振興に重点的に取り組みたいと述べました。
阿部県政が行う、信州型事業仕分けについては「実施するなら長野県にあった独自性を持ったものならいい。来年になり県のためにどのような成果が出たのか評価したい。」と述べました。
向山さんは現在68歳。
平成11年の県議会議員選挙で初当選し、県議会創志会副会長をつとめています。 -
手良小学校児童 琴の演奏体験
伊那市の手良小学校の児童は9日、琴の演奏体験をしました。
体験したのは、手良小学校6年生21人です。
手良小では、実際に楽器に触れて日本の伝統音楽を学んでもらおうと、6年生を対象に毎年演奏体験を行っています。
伊那三曲協会の福澤雅志世指導普及委員長など6人が指導にあたりました。
児童らは、琴の歴史や楽譜の読み方などを教わり、実際にひいてみました。
福澤さんは「姿勢をまっすぐに」「強く弾き過ぎないように」などと、アドバイスしていました。
児童らは授業が終わる頃には弾けるようになり、全員で合わせて演奏しました。 -
伊那まつり「キャッチフレーズ」検討しない
来年の第39回伊那まつりに向けた第1回企画会議が10日夜、伊那市役所で開かれました。
会議では、「キャッチフレーズ」について、今回は、検討しない事が決まりました。
会議には、各地区の代表や商工業の関係者など30人ほどが参加しました。
第39回の伊那まつりは、8月6日(土)、7日(日)の2日間を予定しています。
会議では、第40回の記念祭りにむけ伊那まつり改革プロジェクト会議が行ってきた検討結果の報告や、来年の祭りの方向性の検討などが行われました。
改革プロジェクト会議は、伊那まつりの方向性を「みんなが主役、誰もが参加できる市民総参加の魅力ある市民まつり」と打ち出しました。
企画会議では、その方向性を、来年度の39回の祭りのコンセプトとすることを決めました。
また「キャッチフレーズ」については、検討に時間がかかるわりに、余り活用されていないとの意見が出され、検討しないことが決まりました。
この企画会議は伊那まつりに興味のある人なら誰でも参加できるということで、伊那まつり実行委員会ではいろんな立場の人から、意見を募集したいとしています。(参加についての問い合わせは 伊那市役所電話 78-4111内線2437へ)
次回の企画会議は、来年1月17日に予定しています。 -
あーす音楽会クリスマスコンサート
伊那谷を拠点に音楽活動をしている「あーす音楽会」は10日、クリスマスコンサートを伊那市のいなっせで開きました。
コンサートは、伊那市内で音楽教室を開いている4人が出演し、讃美歌やクリスマスの曲を披露しました。
あーす音楽会は、生演奏を聴いて癒しを感じてもらう音楽セラピーを広めたいと、有志が集まり今年8月に発足しました。
伊那中央病院でのボランティア演奏会に続き、活動第2弾として今回クリスマスコンサートを開きました。
ツリーが飾られ、クリスマスムードが漂う中、バイオリンやフルートの演奏、ソプラノの歌声が披露されました。
コンサートに訪れた人たちは、じっと演奏に聞き入っていました。
あーす音楽会では、来春に南箕輪村内に完成が予定されている音楽ホールでの活動をはじめ、病院でのボランティアコンサートなど、今後も積極的に活動していきたいと話していました。 -
ニシザワ文芸コンクール表彰式
(株)ニシザワが上伊那の小中学生を対象に読書感想文を募った文芸コンクールの表彰式が11日、伊那市の創造館で行われました。
ニシザワ文芸コンクールは7年目で、今年は応募総数が1230点で過去最高となりました。
最優秀賞と優秀賞を受賞した小中学生に、ニシザワの荒木康雄社長から表彰状と副賞の図書券が贈られました。
伊那ケーブルテレビジョン放送エリア内では、中学生の部で、「朗読者」という本の感想文を書いた箕輪中学校3年の安藤さくらさんが最優秀賞を受賞しました。
小学生では、高学年の部で、「冒険者たち」という本の感想文を書いた伊那東小学校5年の恒川遼太君が最優秀賞を受賞しました。
荒木社長は、「読書は進歩の母という言葉がある。これからも本を読み、感想文を書いてほしい」と話していました。 -
信大生に野沢菜漬け指南
南箕輪村の信州大学農学部の学生は11日、村内の農家の女性でつくる「南箕輪村輪の会」のメンバーから野沢菜の漬け方を教わりました。
漬け方を教わったのは、信大農学部の地域交流サークル「かーみやん」のメンバーです。
かーみやんと輪の会は、農作業を通して普段から交流をしています。
学生の中で野沢菜漬けを体験したいとの要望があり、今回初めて漬け込み作業をすることになりました。
学生達は朝収穫した野沢菜を洗うと、細かく刻んで漬ける切り漬けと、そのまま漬ける長漬けの2種類の漬け方を教わりました。
学生達は、塩加減や葉の並べ方などを輪の会のメンバーから手ほどきを受け作業をしていました。
輪の会の木村歌子会長は「漬け方を教えてほしいと言われて最初は驚いた。手つきは若者らしい感じだが、真剣だし、なにより孫のようで可愛い」と話していました。
かーみやんの黒川真以さんは「日本の伝統食を、作るところから食べるところまで体験できた。会のみなさんの目分量には経験を感じた」と話していました。
作業が終わると全員でテーブルを囲み、輪の会のメンバーが漬けた野沢菜漬けを食べながら、会話を弾ませていました。 -
富県でプチヴェールの収穫始まる
伊那市富県では、雪が少なく風が冷たい、という地域の風土を活かした、冬野菜の収穫が始まっています。
高烏谷直売所の店頭に並んでいるのは、富県で特産化を目指している冬野菜「プチヴェール」です。
フランス語で「小さい緑」を意味するプチヴェールは、キャベツとケールを掛け合わせた野菜で、寒い時期に甘さが増します。
プチヴェールが富県の気候に適していることから、特産品にしようと数年前から生産が行われていて、現在ではおよそ40軒の農家で生産されています。
富県貝沼に住む埋橋一さんの畑では、400株のプチヴェールが栽培されています。
今年は猛暑の影響で水分が不足し、枯れてしまうものもあったということです。
埋橋さんは「猛暑の影響で生育が心配されたが、収穫までこぎつけた。これからが美味しくなる時期。寒くて収穫は大変だが、多くの人に味わってもらいたい」と話していました。
葉は小さく、甘味があることから、おひたしやてんぷらなど様々な調理法で楽しむことができるということです。
富県産のプチヴェールは、1袋150円から200円ほどで、高烏谷直売所のほかAコープ伊那中央店などでも購入することができます。 -
ハーブガーデン歩風里でリボンアート展
南箕輪村沢尻にある、ハーブガーデン歩風里で、12日まで、リボンアートの作品展た開かれています。
販売コーナーの横にある展示コーナーには、クリスマスや正月にちなんだ小物など、100点以上が並んでいます。
ぽぷりを経営する伊東瑞枝さんは、リボンアートの指導などをしていて、今回は伊東さんと生徒の作品が並んでいます。
多くの作品にハーブが使われていて、店内には独特の香りが漂っています。
伊東さんは「手作りの温かさを感じてもらいたい」と話していました。
作品展は12日まで、南箕輪村沢尻のぽぷりで開かれています。 -
囲炉裏を囲んで座談会
箕輪町郷土博物館で12日、囲炉裏を囲んで郷土料理について話す座談会が開かれました。
これは、博物館に気軽に足を運んでもらおうと毎年開かれていて、今回で3回目になります。
昭和30年代の家をイメージして博物館内に再現された囲炉裏を囲んで座談会が開かれ、集まった地域住民17人が、郷土料理について自由に会話を楽しみました。
参加者は、昔、うさぎの肉をお正月に食べる習慣があり子供の頃はそれを楽しみにしていた事や、田植えの時期は、黄金にみのるようにとの願いをこめて「きなこむすび」を食べたことなどを話していました。
博物館では、「話を聞くだけではなくお互いに会話ができるイベントを開くことで博物館を身近に感じてもらいたい」と話していました。 -
童謡・唱歌教室(冬編)
童謡・唱歌教室が10日、伊那市のいなっせで開かれ、冬をテーマにした童謡・唱歌を歌いました。
教室は、子どもの頃に親しんだ歌を歌い、楽しんでもらおうと生涯学習センターが企画しているもので、年6回開かれています。
その時々の季節にあった歌を歌っていて、この日は、冬をテーマにしている13曲をみんなで歌いました。 -
警察官駐在所勤務に感謝状
長年にわたり、警察官駐在所に勤務している警察官の妻として警察業務に協力したとして、伊那市東春近の村田千恵さんに長野県警察本部から感謝状が贈られました。
8日、東春近警察官駐在所に長野県警察本部の早川智之警務部長が訪れ、村田さんに感謝状を贈りました。
感謝状は、10年以上駐在所で同居しながら警察業務に協力した妻に贈られるものです。
早川さんは、警察官の夫、茂明さんと共にH12年から松本市や飯田市の駐在所をまわり、去年の3月に東春近の駐在所に来ました。
千恵さんは、夫の茂明さんが不在の時は、電話対応や道案内などをしていて、地域の人が立ち寄りやすいよういつも笑顔を心がけているという事です。
長野県内には170の駐在所があり、今回はそのうちの5人に感謝状が贈られました。 -
東ティモールを訪問していた市民グループ帰国を報告
11月26日から3泊5日で東南アジアの東ティモールを訪問していた市民グループ12人のうちの3人が7日、伊那市役所を訪れ白鳥孝市長に帰国を報告しました。
7日は、団長の野々田高芳さんと矢沢親男さん、北原義克さんの3人が、白鳥市長に訪問の様子を報告しました。
メンバーは、現地で受け取った伝統の織物「タイス」を白鳥市長に手渡すと、28日の独立宣言記念式典に招かれたことや、大統領と懇談したことについて話しました。
訪問は、現地で日本大使を務める伊那市高遠町出身の北原巌男さんの呼びかけをうけ、実現したものです。
メンバーは、「独立前にインドネシア語を強制されていた親と、公用語のポルトガル語を話す子どもとで言語が異なる」「15歳から34歳までの未就労者が6割を超えている」「生活環境が日本の敗戦の時よりも悪い」などと、現状を話しました。
白鳥市長は「我々が現地の人が作った物を買うことで仕事が生まれる。イベントなどで機会を作っていきたい」と話していました。 -
あかまつ学級が松寿荘のお年寄りにヤキイモ振舞う
南箕輪村公民館の公民館学級「あかまつ学級」のメンバーが10日、デイサービスセンター松寿荘でやきいもを作り、お年寄りに振舞いました。
この日は、あかまつ学級を受講する男性7人が松寿荘を訪れ、施設の周辺に落ちている枝などを使ってやきいもを作りました。
あかまつ学級は、60歳以上の男性を対象に村公民館が去年から開いているものです。
活動内容はさまざまで、参加者の要望に応じて料理などにも挑戦しています。
松寿荘を訪れるのは今回が初めてで、今回は、お年寄りにやきいもを楽しんでもらおうと考えました。
メンバーは、まず、集めた木を整えて窯に入れ、おき作りをしました。
サツマイモは、水でぬらした新聞紙でくるみ、一斗管に入れて焼きました。
焼きあがったイモは、おやつの時間にデイサービスセンターのお年寄りに振舞われました。 -
ラナンキュラス出荷で空きハウス解消目指す
近年人気が高まっている冬花「ラナンキュラス」の出荷が、最盛期に向けて始まっています。
JA上伊那では、労力のかからない冬場の栽培品目として普及に力を入れています。
ラナンキュラスは、キンポウゲ科の冬花です。
出荷のピークは3月ですが、伊那市富県の花卉農家、吉澤昭夫さん宅のハウスでは、出荷が始まっています。
JA上伊那では、3年前から、比較的労力をかけずに栽培できるラナンキュラスの普及を始めました。
上伊那では、夏場、「トルコギキョウ」を栽培している花卉農家が多くいますが、冬場はハウスが空いてしまうため、空いたハウスを有効活用しようとラナンキュラスの栽培を導入しました。
ラナンキュラスは、上伊那で冬場最も多く栽培されている「アルストロメリア」より低い温度で生育することができ、暖房コストを抑えることができます。
また、比較的労力をかけずに栽培することもできるということです。
昨シーズンは全体で8万3千本ほどを出荷しましたが、今シーズンは12万本ほどの出荷を見込んでいます。
花のできは、昨シーズンよりもよいということです。
JA上伊那では、今後、ラナンキュラスをさらに普及させ、冬場のハウスの有効利用と農家の所得確保につなげたい考えです。 -
満光寺で松の雪吊り
これからの雪のシーズンを前に、伊那市高遠町の満光寺では、境内の松を雪の重みから守る雪吊りの作業が行なわれ、本格的な冬を迎える準備が整いました。
長さ10メートルと12メートルの2種類の長さのさおに、それぞれ100本の縄をくくりつけます。
それを松の中心部分に垂直に立て、縄を周囲に落としていきます。
さおを建てる作業、縄を落とす作業も経験と感がものを言います。
完成した雪吊りを眺めるだけでは、わからない苦労がそこにはあります。
作業にあたっているのは、シルバー人材センターに登録している高遠地区の6人で、雪吊り作業は今年で7年目。
リーダーの池上健一さん79歳は、現役時代、水道関係の工事をしてきました。
独学で雪吊りの技を学びました。
満光寺境内3本の松の中で最も有名なのがこの極楽の松。
こちらにも雪吊りが施されました。
樹齢500年ともいわれるこの松は、武田信玄の弟、信廉が高遠城内にあったものを信玄の遺言により、移植したと伝えられています。
以来、極楽の松と呼ばれるようになり、一目見るだけで、極楽往生できると言われています。
明治32年、満光寺は、焼けましたが、境内にある3本の松は残りました。
極楽の松を含め、3本の松は、今では、地域の人たちの手によって、大切に守られています。 -
県高等学校書道教員展
県内で書道を教えている高校の教員が作品を出している長野県高等学校書道教員展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、北は長野から南は飯田地域までの高校の書道教員の作品50点が並んでいます。
漢字やかな、前衛、点刻、告示作品など多種多様な作品が一堂に会しています。
教員同士の研鑽や交流の場としてスタートした書道教員展は、今回で35回目を迎えますが、伊那での開催は、今回が初めてです。
作品展を開いている県高等学校書道教育研究会では、「地域の学生たちにも見にきてもらいたい」として来場を呼びかけています。
この長野県、高等学校書道教員展は、12日日曜まで、伊那市のかんてくんぱぱホールで開かれています。 -
視聴者投稿「熊の足跡」
今年は、全国的に、クマとの遭遇による人身事故が相次いでいます。
伊那市でも、クマによる農作物や家畜への被害が出ていますが、視聴者から、クマの足跡の映像が寄せられました。
撮影したのは、伊那市野底の平澤 正憲さんです。平澤さんが撮影したのは、8日の朝です。
平澤さんによると、足跡が発見されたのは、野底の人家の隣の麦畑で、足跡は、伊那北小学校の通学路のほうに向かっているということです。
伊那市によると、クマは、足の大きさなどから、4日に、上牧で目撃された小熊と同じ個体ではないかと見ているということです。
クマは冬眠するシーズンに入り、出没情報も減少していたということですが、今回、目撃・出没情報が寄せられたことから、伊那市では、鈴やラジオを身につけるなど引き続きクマに注意するよう呼びかけています。 -
親子でウサギの土鈴づくり
伊那市創造館の縄文体験教室が、11日開かれ、子ども達が土の鈴「土鈴」づくりを体験しました。
この日は、親子連れなどおよそ20人が参加し、来年の干支、ウサギを模った土鈴を作りました。
創造館では、縄文時代の人たちと同じ体験をしてもらおうと今回初めて縄文体験教室を開きました。
土鈴は、これまでの出土品から、およそ6千年前には作られていたとされています。
参加者は、中を空洞にして玉を入れた後、思い思いのウサギを作っていました。
参加したある子どもは「縄文時代の人たちが作ったものを自分でも作ってみて、とても楽しかった」と話していました。
土鈴は1週間乾燥させたあと、窯を使って焼き上げ、正月前には参加者に配られることになっています。 -
こどもたちのクリスマス会
未就園児とその保護者を対象にした、こどもたちのクリスマス会が9日、伊那市のいなっせで開かれました。
クリスマス会には2人のサンタクロースが登場しました。
子どもたちは、サンタクロースと一緒に、クリスマスの歌を歌いました。
クリスマス会は、子育て支援団体こどもネットいなが毎年開いているものです。
この日は、およそ150組の親子が楽しみました。
子どもたちには、サンタクロースからプレゼントが贈られました。
プレゼントの袋には、お風呂で役立つグッズや風船などが入っています。
子どもたちは、一人ずつサンタクロースからプレゼントをもらっていました。 -
近藤廉治さん 芽と実文庫に本など寄贈
伊那市美篶の近藤廉治さんが8日、美篶きらめき館の図書室に本160冊などを寄贈しました。
近藤さんから、伊那市教育委員会生涯学習課の下平成男課長に目録が手渡されました。
寄贈された本は、近藤さんと長年親交のある作家、なだいなださん、宮脇昭さん、河合雅雄さん、伊藤桂一さんの4人の本、160冊です。
中には、絶版になった本も含まれているということです。
本は図書室の棚に並べられ、貸出ができるようになっています。
近藤さんは、南箕輪村の南信病院の院長を務める傍ら、図書館を守り・育てる美篶地域のボランティア組織「図書館大好きの会」の会長をしています。
美篶の地域文庫「芽と実文庫」に多くの本を寄贈しています。
今回は、紙芝居を演じるときに使う舞台を置く台も寄贈されました。
近藤さんは、本の贈呈式の後、親交のある4人の作家について話し、「来年、先生方に伊那に来てもらい、フォーラムを開きたい」と話していました。