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みのわ祭り実行委員会 始動
みのわ祭りの企画や運営を行う、みのわ祭り実行委員会。
実行委員会の会長には、平澤豊満町長が、実行委員長には、唐澤修一さんが就任することが決まりました。
7日、箕輪町役場で、今年の祭り開催に向け、初めての実行委員会が開かれ、役員の選出などが行われました。
これまでは、会長と実行委員長は兼務する事が慣例となっていました。
会議で委員会らは、行政と町民が協働で祭りを実施する本来の形を明確にしていこうとの意見があり、多数決の結果、規約を変更し、会長と実行委員長をそれぞれ選出する事になりました。
会長に就任した平澤町長は、懸案となっている、祭りの開催場所について「去年までと同じ国道153バイパスで開催できるよう関係機関と調整していきたい」話していました。
去年まで3年間、会長を務めてきた唐澤実行委員長は、「去年が一つの節目と考えていたが、もう一年、実行委員の協力のもと、町民が楽しめる祭り作りを実施していきたい」と話していました -
恩徳寺で針供養
2月8日は針供養の日です。
南箕輪村の恩徳寺では、畳針に日頃の感謝を込める針供養が行われました。
8日は、県畳商工組合上伊那支部の組合員ら9人が集まりました。
針供養は、折れたり曲がったりして使えなくなった針に、感謝の気持ちを込め行われるものです。
恩徳寺では、40年前の昭和46年に、当時の組合員によって針塚の供養塔が建立されました。
以来毎年2月8日に、針供養を行っています。
組合員らは、長年畳を縫う際に使用した畳針を、豆腐にさして供養していきました。
県畳商工組合上伊那支部の小松正一支部長は「40年前は60人いた組合員も12人となってしまったが、畳の良さを再認識してもらい、今後も絶やさぬように作り続けたい」と話していました。 -
人形飾りの準備大詰め
今月11日に、伊那市高遠町でだるま市が開かれます。
これに合わせ、毎年訪れる人達を楽しませている人形飾りの準備が大詰めを迎えています。
人形飾りが始まったのは1700年頃とされていて毎年だるま市に合わせて高遠町内の各地区で作られています。
高遠町総合支所では、伊那市役所職員互助会の会員など43人が人形飾りを製作しています。
作業は、人形を引き立てるバックと人形づくりの2班に分かれて行われています。
今年は、去年映画化され話題となった宇宙戦艦ヤマトです。
支所内には、長さおよそ5メートルの戦艦の土台がほぼ完成しています。
飾りは、発砲スチロールをやすりやノコギリで削ってキャラクターの形を作り、ペンキで色を塗って完成です。
伊那市役所職員互助会の作品は9日、総合支所前に飾り付けられることになっています。
今年、人形飾りは町内から4作品が出品される予定です。 -
行政改革大綱案 答申へ
市民の視点に立った効率的な行政運営を進める伊那市行政改革審議会が8日市役所で開かれ、民間委託について審議しました。
大綱案は来年度から平成27年度までの5年計画で市民の視点にたった効率的な行政運営の推進を基本方針に具体的な取り組み78項目をあげています。
8日開かれた審議会では、民間委託についての11項目を審議しました。
委員からは、窓口業務委託について「行政の洗練された窓口として育てていくことが必要」「商店のサービスとは違い検討が必要」などの意見が出されました。
これに対し伊那市では「窓口業務については検討のうえ5年間のうちにはどこかでやっていきたい。より充実した市民サービスに努めたい」と答えていました。
他に水道業務委託については「民間委託に向けて研究している段階。早めに進めていきたい」と回答していました。
審議会では8日出された意見をまとめ今月22日に第2次行政改革大綱案を白鳥市長に答申する予定です。 -
冬の自然を楽しむ
冬の樹木や動物の足跡を観察しながら散策する冬の自然観察会が6日、伊那市西箕輪で行われました。
冬の自然観察会は、冬の自然を楽しんでもらおうと西箕輪公民館などが開いたもので小学生や地区住民などおよそ50人が参加しました。
講師を務めたのは地元に住む白鳥孝伊那市長ら3人です。
6日は、みはらしファームを出発し、経ヶ岳自然植物園までの
およそ3キロを歩きました。
途中、動物の足跡や植物などを観察し、参加者達は講師の話に耳を傾けていました。
経ヶ岳自然植物園では、塩・小麦粉・砂糖を雪の入ったコップに入れて温度を下げる実験も行われました。
たき火が趣味という白鳥市長は、そのポイントについて説明し、子どもたちがマッチを擦って集めた枯れ枝に火を付ける体験も行われました。
子どもたちは、悪戦苦闘しながら火をつけていました。
西箕輪公民館では、5月に春の自然観察会を計画しています。 -
南箕輪村北部保育園ひな人形飾り付け
南箕輪村北部保育園で7日、ひな人形が飾られました。
南箕輪村北部保育園では、毎年リズム室にひな人形を飾っています。
7日は、年長園児の女の子10人がお内裏様から順に、人形を並べていきました。
北部保育園の北林礼子園長は「やさしい女の子に育ってくれることを願っています」と話していました。
7日の伊那の最高気温は、10度4分で、3月下旬並の暖かい1日となりました。 -
津野祐次さんの写真展「感謝と祈り~祭りと神宿る大自然」
山岳写真家、津野祐次さんの写真展「感謝と祈り縲恪ユりと神宿る大自然」が、伊那市の長谷アルプスフォトギャラリーで開かれています。
会場には、主に南信地域の祭りや民族芸能を撮影した作品34点が並んでいます。
津野さんは、写真を通して祭りや民俗芸能で無病息災などを願う日本人の思いを表現したといいます。
作品のうち、去年諏訪大社下社で撮った「建御柱」は、デジタルカメラで被写体の輪郭をはっきりさせたということで、御柱が建てられる瞬間を収めたものです。
また毎年4月に行われる高森町の民俗芸能「獅子舞」は、躍動感を表現したということです。
津野祐次さんの写真展「感謝と祈り」は、3月27日日曜日まで長谷アルプスフォトギャラリーで開かれています。 -
伊那弥生ヶ丘高校器楽クラブ 定期演奏会
伊那弥生ヶ丘高校器楽クラブの定期演奏会が6日、伊那市民会館で開かれ、部員らがマンドリンの演奏を披露しました。
定期演奏会は、技術向上と日頃お世話になっている人達へ感謝の気持ちを伝えようと開かれていて、今回で3回目となります。
6日は、クラシックや日本のポップスなど12曲を演奏しました。
器楽クラブは、平成2年から毎年全国大会に出場していて、去年は優秀賞を受賞しました。
今回の定期演奏会は、3年生が引退してから初めての大きな演奏会となります。
器楽クラブは7月の全国大会出場が決まっていて、部長の小牧怜奈さんは、「大会にむけ弾みをつけたい」と話していました。 -
小出太鼓が迫力の演奏
伊那谷伝統文化公演が6日、伊那市のいなっせで開かれ、小出太鼓のメンバーが迫力ある、ばちさばきを披露しました。
公演は、地域の伝統文化の発表の場としてNPO法人伊那芸術文化協会が開いたものです。
6日は伊那市西春近小出の住民らでつくる、小出太鼓のメンバーが太鼓を演奏しました。
小出太鼓は1983年に小出地区の青年会を中心に結成され、現在は小出太鼓育成会のもと、オリジナル曲の創作や演奏活動を行っています。
公演では熱のこもった演奏13曲が披露され、会場には迫力ある太鼓の音が響きわたっていました。 -
引持で大数珠回し
五穀豊穣や無病息災を願う伝統行事、大数珠回しが6日、伊那市高遠町の引持生活改善センターで行われました。
大数珠回しは、伊那市高遠町上山田の引持集落に江戸時代から受け継がれている伝統行事で、6日は、集落の34戸からおよそ50人が集まりました。
集まった人たちは、輪になって座り、大きな数珠を回しながら、南無阿弥陀仏と唱えていました。
数珠の中には、一つだけ大きな玉があり自分の所へ回ってくると頭を下げ、願い事をしていました。
引持集落の住民は「地域の行事を大切にし伝えていきたい」と話していました。 -
来年度の村長ら理事者の給料を3%減額とする答申
南箕輪村特別職報酬等審議会は7日、来年度の村長ら理事者の給料を3%減額とする答申をしました。
7日は、審議会の池田輝夫会長が唐木一直村長に答申しました。
南箕輪村では、平成19年度から村長など理事者の給料は条例で定められた額の5%の減額としています。
審議会では、経済情勢が厳しい中、安定した財政運営が図られている為、減額なしという委員からの意見が多かったということですが、近隣市町村の状況なども考慮し、条例で定められた額の3%の減額としました。
これが適用されると、村長の給料月額は69万7430円となります。
村議会議員の報酬については、条例に定められた金額通りと答申しました。
なお、消防団員の報酬額は、年額1万1700円となっていますが、近隣市町村と比べて低水準と判断し、報酬額の増額を付帯意見としました。
唐木村長は、「内容を十分尊重したい」と話していました。 -
長野県内初 コンビニ交付スタート
上伊那の6市町村は、「住民票の写し」と「印鑑登録証明書」を全国のセブンイレブンで取得できるコンビニ交付を7日から始めました。
この取り組みは県内で初めてとなります。
コンビニ交付を行うのは、伊那市や駒ヶ根市、辰野町、箕輪町、南箕輪村、宮田村の6市町村で、県内で初めてのサービスです。
7日は、伊那市のセブンイレブン伊那みすず店で、市町村長や関係者が出席し開始セレモニーが行われました。
白鳥孝伊那市長は「最初は2種類だが、今後は、税関係など取得できる種類を増やし、利便性を高めていきたい」と挨拶しました。
株式会社セブンイレブンジャパンの星劭さんは「ニーズが高い行政サービスを積極的に取り入れ、近くて便利なコンビニにしていきたい」と挨拶しました。
テープカットに続き、早速、市町村長らは、機械を操作し、証明書を発行しました。
コンビニ交付は、住民基本台帳カードを使い、全国にある、およそ1万3千店舗のセブンイレブンで、住民場の写しと印鑑登録証明書を取得する事ができるものです。
時間は、午前6時半縲恁゚後11時までで、手数料は、一部あたり、250円。役所の窓口や自動交付機で発行する場合は、300円で、50円安くなっています。
コンビニ交付に必要な、住基カードの普及率は、6市町村で、およそ3万3千6百枚、19.4パーセントにとどまっています。 -
手良小でお手玉交流
伊那市の手良小学校4年生は7日、地域で豆の栽培をしている「まめまめくらぶ」のメンバーとお手玉遊びで交流しました。
7日は、まめまめくらぶのメンバー6人が手良小を訪れ、栽培した黒豆を中に入れた、お手玉を児童にプレゼントしました。
交流会は、お手玉遊びを通じて、地域で栽培した豆に親しんでもらおうと、毎年開かれています。
お手玉をもらうと、子ども達は、4縲・人のグループに分かれ、手の使い方や投げる高さなど教わりながら遊んでいました。
ある児童は、「テレビゲームと違い、うまく出来ると、達成感がある。今度は3個に挑戦したい」と話していました。
まめまめくらぶの向山ヒロ子代表は、「毎年この交流会で、子ども達から元気をもらっています」と話していました。 -
箕輪町経営研究会の新春講演会
企業経営者でつくる箕輪町経営研究会は、新春講演会を3日、箕輪町の伊那プリンスホテルで開きました。
新春講演会には、会員およそ60人が集まりました。
講演会は、経営の研究と会員同士の交流を目的に毎年この時期に開かれています。
3日は、箕輪町に本社を置く精密プレス加工業、伸和精工の浅井光春取締役会長が、「中国諸事情、現場で見る日本人と中国人」をテーマに講演を行いました。
浅井さんは、14年前に中国に工場を設立した自身の経験から「現地の日本人管理者の質によって工場全体が変わってしまう。管理を任せる人は、人の好き嫌いがない人を選ぶほうがいい」とアドバイスしました。
他にも、「海外における日本の部品加工や食品などの信頼性は高い。日本の米や野菜、果物を日本ブランドとして官民一体となって世界に発信していくチャンス」などと話しました。
研究会では、「経営者1人ひとりが元気になっていけるように今後も努力していきたい」と話していました。 -
フレッシュミズ大学等公開講座 料理研究家が講演
女性を対象にしたJA上伊那のフレッシュミズ大学とミドルミズ大学の公開講座が5日開かれ、受講生が料理研究家の講演を聞きました。
年齢別の二つの大学の合同講座として開かれ、受講生や一般およそ160人が参加しました。
講師は、テレビやラジオなどに出演し、本も出版している長野市の料理研究家、横山タカ子さんです。
横山さんは、「母から娘に伝えたい味」をテーマに話しました。
料理の基本として一汁三菜を挙げ、具だくさんの味噌汁、酢の物、煮物、メインの一汁三菜に、玄米に近いご飯と漬物を加えた食事を作るよう提案しました。
横山さんは、「一汁三菜にあてはめて料理を作れば、食事の支度は楽に思えるようになる」と話していました。
また、身近な素材や季節の素材を使い、日本の伝統食、行事食、郷土食を中心に作ってほしいと話していました。
受講生たちは、メモを取りながら講演を聞いていました。 -
昔なつかしい自転車の紙芝居上演
伊那市美篶青島で6日、昔なつかしい自転車の紙芝居が上演されました。
紙芝居がやってくると、子供達は手作りのお金と駄菓子を交換してもらいました。
上演されたのは、忠臣蔵で知られる吉良上野介の家来で、後に出家し晩年を当時の青島村で過したとされる理鏡坊の話です。
理鏡様を語る会が、理鏡坊の功績を知ってもらおうと作った紙芝居で、今日は、子供達に興味を持って見てもらおうと昔なつかしい、自転車に乗せた紙芝居の舞台セットを作り上演しました。
語る会では、今後、子供に限らず大勢の人にこの紙芝居を見てもらいたいという事です。 -
信州農村歌舞伎祭
伊那市の伊那文化会館で6日、南信地域の農村歌舞伎が一堂に集まる信州農村歌舞伎祭が行われ、下伊那や木曽、伊那の農村歌舞伎の保存会3団体が出演しました。
このうち伊那市の中尾歌舞伎保存会は、源氏に滅ぼされた奥州安部一族の復讐を描いた「奥州安達原三段目 袖萩祭文の段」を上演し、見せ場になると観客からはおひねりが飛んでいました。
会場は、地元で鑑賞する雰囲気を再現するため桟敷席が設けられたほか、ロビーでは、各保存会の地元の特産品を集めた物産展も開催されました。
農村歌舞伎祭は、高齢化や後継者不足などを抱える保存会の支援や、団体同士の交流を目的に伊那文化会館が行っているもので、今回で5回目となっています。 -
フラワーアレンジで季節の花飾りつけ
季節の花をあしらったフラワーアレンジメント講座が6日、信州高遠美術館で開かれました。
この講座はバレンタインデーを前にプレゼント用の花の飾り付けを知ってもらおうと、信州高遠美術館が開いたもので、主婦など16人が参加しました。
講師は、伊那市美篶の矢島園芸社長、矢島修さんが務めました。
矢島さんは、花の配置や、見栄えのするリボンの結び方などを指導していました。
使われた花は、バラやスイートピー、カーネーションなどで、参加者は、色とりどりの花を籐のかごに飾りつけていました。 -
講演会「保科正之と七人の女性」
旧高遠藩主保科正之と関係の深い女性達についての講演会が3日、伊那市のいなっせで開かれました。
これは、上伊那教育会賛助会が開いたもので、会員や一般およそ70人が講演を聞きました。
箕輪町の元教諭、大槻武治さんが、保科正之の生涯に深く関わった女性達について話しました。
大槻さんは、保科正之について研究し、歴史小説「保科正之 人生道中記」を執筆しました。
講演で大槻さんは、正之の母、お静について、2代将軍徳川秀忠との間に正之を出産し、正室お江与の方の嫉妬を恐れ、隠れて正之を育てたと説明しました。
高遠に来てからのお静は、正之が参勤交代で江戸に行く時、どんなに誘われても、江戸には正室お江与がいること、また正之の足手まといになってはいけないという思いから決して江戸には行かなかったと話しました。
大槻さんの歴史小説「保科正之 人生道中記」は、3月初旬に出版されることになっています。 -
伊那商工会議所 商業実践セミナー
伊那商工会議所の商業実践セミナーが3日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
伊那商工会議所の商業部会と食品部会が開いたもので、会員らおよそ90人が講演を聞きました。
講師を務めたのは、山形新幹線の車内販売員、茂木久美子さんです。
茂木さんは、山形新幹線の山形と東京間の往復7時間で50万円を売り上げる、車内販売のカリスマと呼ばれています。
茂木さんは、車内販売のために一番大事にしているのは天気予報と話しました。
1週間の予報で暑い、寒いなどを大まかに把握し、当日は予報を確認し、さらに自分の肌で天気を感じるのだといいます。
天気によって車内販売のワゴンに並べる商品を考え、売りたい商品が乗客の目の前にくるように陳列していると説明していました。
また、心がけていることとして、自分からできるだけ乗客一人ひとりに声を掛けること、商品を勧める言葉が乗客にどう聞こえるか意識することを挙げていました。 -
南殿区自主防災会 役員が初の冬期防災訓練
南箕輪村の南殿区自主防災会は5日、役員を対象に初めての冬期防災訓練を行いました。
訓練は、東海地震が発生し、避難勧告が発令されたとの想定で行われました。
南殿区自主防災会は、災害時の情報伝達や避難誘導など役員の動きを確認するため、今年初めて冬期訓練を行いました。
本部役員、正副班長およそ70人が参加しました。
訓練では、南殿コミュニティセンターに設置した地区本部から、自宅にいる区内15の班長に避難を始めるよう連絡しました。
正副班長たちは、避難経路を確認しながら南殿コミュニティセンターに避難しました。
本部では、避難者の人数を把握するなど、情報連絡の確認が行われました。
班長たちは、災害時住民支えあいマップを見て、要援護者の家などを確認していました。 -
南箕輪中卒業生らに贈る愛の鈴作り
南箕輪中学校卒業生に贈る愛の鈴作りが5日、南箕輪村のボランティアセンターで行われました。
南箕輪村ボランティア連絡協議会が呼び掛けたもので、村内のボランティア32人が手作りしました。
愛の鈴のプレゼントは20年近く続いていて、毎年南箕輪中学校などの卒業生に届けています。
こけし人形の形に似ていて、木綿のひもを編んで胴体にし、木製のビーズを付けて頭にします。ビーズに顔を書き、鈴を付けて仕上げます。
愛の鈴には、「中学校を卒業しても健康で、村のことを忘れず、福祉の気持ちを持ってほしい」との思いが込められています。
今年は、南箕輪中学校と伊那養護学校中学部の卒業生190人に贈る予定で、およそ200個作りました。
3月に、ボラティア連絡協議会と南箕輪村社会福祉協議会が学校に届けるということです。 -
伊那小で公開学習指導研究会
総合学習を先進的に行ってきている伊那小学校で、5日、公開学習指導研究会が開かれ、訪れた人たちが総合学習を見学しました。
この日は、県内外から小中学校の教諭や大学生など、およそ500人が伊那小学校を訪れ、授業の様子を見学しました。
「総合的な学習の時間」は、平成12年に学習指導要領に取り入れられましたが、伊那小学校では、30年以上前から、動物の飼育や地域交流などの総合学習を行っています。
公開学習指導研究会は、特色ある伊那小学校の授業を全国に発信し、他校の教諭に意見を聞こうと伊那小学校などが開いているもので、今回で32回目になります。
この日は、27クラス全てで総合学習の様子が公開されました。
そのうち5年孝組では、子ども達が企画した人形劇や演劇、手品などの発表会を今月中旬に予定していて、この日は、発表会の練習を行いました。
手品が成功した場面では、訪れた教諭達からも歓声が上がっていました。
また3年剛組では、飼育している羊から刈りとった羊毛を使ってマフラーや帽子を作っていて、この日は毛糸を紡ぐ作業を行いました。
訪れた教諭たちは、子ども達に質問しながら、授業の様子を見学していました。
愛知県から訪れたある教諭は「生き物の飼育ひとつとっても、生死から、国語能力まで、本当に総合的な学習をしている。自分がこの学校の子どもだったら楽しかっただろうな、という授業をしていて参考になった」と話していました。
武田育夫校長は「美しいものは美しいと言える、感性豊かな子どもが育っているし、育てていきたい。子どもと教諭が一緒になって一生懸命やっている様子を見てもらえたらうれしい」と話していました。
伊那小学校では「今回の研究会でいただいた意見を参考にして、授業に活かしていきたい」としています。 -
冬の高遠フェスティバル
冬の高遠を楽しむイベント「冬の高遠フェスティバル」が5日、伊那市高遠町の国立信州高遠青少年自然の家で行われました。
この日は県内外からおよそ350人が訪れ、スノーシューや歩くスキー、ソリ遊びなどを楽しみました。
このイベントは、雪を使った遊びや体験活動を通じて、自然に親しんでもらおうというもので、今年で3年目になります。
スノーシューの体験では参加者が「大股歩きにならないように」と指導を受けながら雪の上を歩いていました。
ここ数日の暖かさで雪はかなり少なくなっていますが、参加者は雪の残っている場所を選んで歩いていました。
自然の家近くに設けられた長さ120メートルのソリ用常設コースでは、子ども達がソリ遊びを楽しんでいました。
あるスタッフは「雪は少なくなってしまったが、高遠の自然を楽しんでもらいたい」と話していました。
冬の高遠フェスティバルは6日までで、6日は申し込みをした参加者によるそりすべり大会が行われる予定です。 -
ゆめわーく 新年お茶会
伊那市の障害者社会就労センターゆめわーくは、「新年お茶会」を福祉まちづくりセンターで31日開き、地域のお年寄りと交流しました。
お茶会には、ゆめわーくのメンバーと、高齢者クラブなどのお年寄りの合わせて150人が参加しました。
お茶会は、地域の人との交流を目的に毎年この時期に開かれています。
31日は、伊那市の煎茶道方円流の会員らが、正月に飲むと縁起がいいとされている大福茶を振舞いました。
参加者らは、香りや味を楽しみながら交流を深めていました。 -
箕輪町で情報漏えい
箕輪町は4日、個人名や住所、徴収記録が記載された町税徴収簿7件分を誤って開示したことを明らかにしました。
平澤豊満町長は、再発防止に努めたいと述べました。
町の説明によると今年1月、町民1人からの税に関する情報開示請求に基づき、記録を開示したところ、誤って7件分の他人の「平成11年度町税徴収簿」を一緒に開示したということです。
徴収簿には個人名や住所のほか収納金額、口座引き落としをする金融機関を示す記号などが記載されていたという事です。
これによる被害は出ていないという事です。
町では、情報開示を求めてきた町民からの知らせで、情報漏えいを知り、関係する3法人と4人に謝罪したという事です。
町では4日、各課長を集め個人情報の管理を徹底し、再発防止に努めることを確認したほか、情報開示の際は複数の職員で確認することを徹底したという事です。 -
死んだコガモ 鳥インフル陰性
先月27日に小諸市でみつかった死亡したコガモは、検査の結果、鳥インフルエンザウイルスは陰性だったことが4日わかりました。
死亡したコガモは、簡易検査では鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出ていました。
しかし鳥取大学での検査の結果、鳥インフルエンザウイルスは陰性だったことがわかりました。
県では、死亡したコガモの見つかった場所から半径10キロ以内の調査を強化していましたが、今後は強化体制を解除する方針です。
野鳥パトロールについては、引き続き実施するとともに、養鶏農家などへの自主的な消毒呼びかけも継続することにしています。 -
ぽかぽか陽気の立春
4日は、立春。
伊那の最高気温は、午後2時46分に10.9度を記録するなどぽかぽか陽気となりました。
伊那市長谷の常福寺では、陽があたる南側の斜面を中心に福寿草が咲き初めています。
常福寺の福寿草は、1万株と言われていて、見頃は、3月中旬頃になるということです。
4日、伊那の最低気温は、平年より5度ほど高いマイナス2.9度で3月中旬、最高気温は、平年より5.4度高い10.9度で3月下旬並みの陽気となりました。
長野地方気象台によりますと、この暖かさは、高気圧に覆われているため冬型の気圧配置にならないためで、1週間ほど続くということです。 -
宮島酒店 信濃錦立春朝搾り
立春の4日、伊那市荒井の日本酒信濃錦の蔵元、宮島酒店で、搾りたての生原酒「立春朝搾り」の出荷作業が行なわれ、無病息災、家内安全などの願いが込められた縁起酒が消費者のもとに届けられました。
あたりがまだ暗い午前5時、宮島酒店では、搾りたての生原酒が瓶詰めされていました。
信濃錦立春朝搾りは、今年で11年目になります。
全国各地の酒販店などが加盟する日本名門酒会が立春に出来た新酒を当日に飲んでもらおうと14年前から行なっていて、全国の38の蔵が参加しています。
日本酒の消費が伸び悩む中で、世界一日本酒が売れる日として定着していて、全国では、14万本の出荷を見込んでいます。
宮島酒店では、4日、去年並みの3,500本を出荷しました。
信濃錦を取り扱っている中南信エリアの酒販店関係者が、搾りたての酒が入ったびんに、平成23年辛卯2月4日、大吉大福などと印刷されたラベルを貼っていました。
家内安全などと書かれた招福札には、名入れのサービスも行なわれます。
立春朝搾りは、伊那谷で契約栽培された減農薬の酒米美山錦を使用した純米吟醸酒で、宮島酒店では、春の始まりにふさわしいフレッシュな味を楽しんで欲しいと話しています。
この立春朝搾りは、原則予約制ですが、一部酒販店で小売も行なっています。
価格は、720ミリリットル入りが1,575円、一升は、3,150円となっています。 -
伊那市景気動向 円高警戒 2極化進む
伊那市の緊急経済・雇用対策本部は、去年12月に行なった景気動向調査の結果を4日公表しました。
製造業では、円高による先行き不透明感、建設業では、2極化が進み、厳しい状況が浮き彫りとなっています。
調査は、去年12月に行なわれ、製造業・建設業で109社、商業・サービス業・飲食業などで111社から回答がありました。
製造業で、前の年と同じ時期に比べ、受注量はどうかとの問いに、増えたと回答したのは、前回の48.8パーセントから32.4パーセントに減少しています。
半年前と比べても、前回39.8パーセントだったのに対し20.8パーセントにとどまっています。
ただ、変化なしと答えた企業が39.8パーセントから50.6パーセントに増えていることから、伊那市では、ある程度受注が落ち着いてきている状況と分析しています。
3ヶ月先の見とおしについては、現在の8割に減少すると答えた企業が前回の11.1パーセントから31.1パーセントに増えていて、円高の影響による先行きの不安感が反映された結果となっています。
建設業は、前の年と同じ時期に比べ、受注量はどうかとの問いに、増えたと回答したのは、前回の32.1パーセントから24.2パーセントに減少しています。
半年前と比べても、前回37.9パーセントだったのが、22.6パーセントに減少しています。
3ヶ月先の見とおしについては、増加すると答えた企業が1社もなく、8割に減ると答えた企業が31.1パーセント、6割に減ると答えたのが9.5パーセント、景気回復の時期については、2年以上先と回答した企業が77.8パーセントにのぼりました。
商業関係については、売り上げ額は、1年前の状況とほとんど変わっていませんが、デフレ等の影響で収益率は、落ちてきています。
雇用情勢は、先行きの不透明感から採用に慎重になっている企業が多くなっています。
ある建設業者は、「賃金カット、人員整理、などなんとかして会社を維持してきたが、この状態では、大幅な規模縮小を考えざるを得ない」と回答しています。