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インフルエンザに注意
年明けから、長野県では、インフルエンザが流行期に入っています。
上伊那地域でも、先週の1医療機関あたりの数値が9.13人と、注意報レベルとなる10人以上に近い数字となり、流行期に入っています。
伊那市中央のファミリードラッグ竜東店では、店の入り口にマスクのコーナーが設けられています。
花粉の時期に入ることも影響しているようですが、通常の5倍程度の売れ行きということです。
ファミリードラッグでは、「去年の11月あたりから、マスクは売れています。100枚セットや、湿ったマスクが売れ筋となっています」と話しています。
伊那保健福祉事務所によりますと、管内では、今年に入ってから徐々に増え始め、先週には、定点あたりの報告数が、9.13人となりました。
注意報レベルが、10人以上30人未満となっていて、流行期に入ったと考えられます。
流行しているのは、新型インフルエンザが3分の2程度を占め、そのほか、A香港型などとなっています。
伊那保健福祉事務所では、「手を洗う、マスクを着用する、人の多いところには出かけないなど、感染予防を心がけてください。感染してしまった人は、自宅で療養して、他の人にうつさないことも大切です」と呼びかけていました。 -
箕輪町の山口武勇さん絵画寄贈
県展などで入選している箕輪町の山口武勇さんが18日、上伊那広域連合に絵画を寄贈しました。
寄贈されたのは、50号の油絵「やきもち踊り」です。
やきもち踊りは、毎年春に行われている伊那市山寺の奇祭で、県の無形民俗文化財に指定されています。
山口さんは、15年前に洋画家だった従兄に油彩の指導を受け、本格的に絵を描き始めました。
これまでに伊那谷の祭りをテーマに100点以上の作品を描き、県展や東京の日象展などで入選しています。
山口さんが上伊那広域連合の監査委員を務めていることが縁で、寄贈することになりました。
上伊那広域連合の白鳥孝連合長は「昔風の色合いがとてもいい。観光においても今までにない切り口で情報発信ができると思う」と感謝しました。
この絵画は、伊那市のいなっせに展示されます。 -
【カメラリポート】伊那レゲエ祭
日本の一線級のレゲエアーティストが伊那に集まる、「伊那レゲエ祭」が23日日曜日に伊那文化会館で開かれます。
箕輪町でダンススクールを開いている赤羽一也さんは若者を中心に文化のひとつとして定着しているレゲエのイベントが伊那で開催されることについて、地域の若者文化の活性化につながると期待しています。 -
消防署員が意見発表
伊那消防組合消防署員意見発表会が19日、辰野町役場で開かれ、高遠消防署の櫻井輔さんが最優秀賞に選ばれました。
櫻井さんは発表で、災害を未然に防ぐことはできない。しかし災害に対する十分な知識と対応を身につけることで被害を減らすことは可能だとしたうえで、
日常生活の中でも防災意識を持つことの必要性を訴えました。
ICT放送エリア内では他に箕輪消防署の伊藤覚さんが優秀賞に選ばれました。
伊藤さんは「自分ができる処置に自信を全力でいこう、の言葉を胸に刻み現場に向かいたい」と決意を述べました。
最優秀賞の櫻井さんは、来月17日に飯田市で開かれる県消防署員意見発表会に出場することになっています。 -
伊那中央病院ドクターヘリ配備希望
長野県が来年度、新たに1機、中南信地域に配備を目指すドクターヘリ。
伊那中央病院は、基地病院選定に向け、地理的な利点や地域の理解を得ている点などを挙げています。
17日、長野市の県庁で県ドクターヘリ配備検討委員会が開かれました。
基地病院候補には、中南信地域の6つの病院が候補に挙がっていて、配備を希望する4病院が提案説明を行いました。
提案説明したのは、伊那中央病院、松本市の信州大学医学部付属病院、相澤病院、飯田市の飯田市立病院です。
伊那中央病院は、ドクターヘリ配備に対し
●中南信地域の中心に位置し、すでにドクターヘリが配備されている佐久総合病院と合わせると、30分以内に県内全域をカバーする事ができる
●天候や風向きがなどの自然環境が安定し、年間を通じ9割弱の日で飛行できる
●格納庫や医療機材などの整備費、およそ1億4千万円を全額病院負担で行う事について、予算化の目途がたっている
●来年度、救急医療センターに指定される予定である
●近隣住民の理解を得ていて運用に支障が無い事などを配備の利点として挙げました。
中病では、配備を希望した理由について、救急救命の基幹病院としての使命を果たすとともに、知名度の向上による医師確保に期待したいとしています。
委員会では、24日に非公開で検討委員会を開催し、基地病院を決定する予定です。 -
大学入試センター試験始まる
平成23年度大学入試センター試験が15日から全国一斉に始まりました。
上伊那地域では南箕輪村の信州大学農学部と、駒ヶ根市の長野県看護大学の2校を会場に試験が行われました。
信州大学農学部では、午前8時頃から受験生が集まり始め、高校の教諭から励ましの言葉を受けて試験会場に向かっていました。
今年の大学入試センター試験の県内の会場で受験する志願者数は1万661人で、去年より440人多くなっています。
上伊那地域の試験会場2校では1437人となっています。
1日目は公民、地理歴史、国語、外国語の試験が行われ、予定通り午前9時30分から試験が始まりました。
試験2日目の16日は、理科と数学が行われます。 -
不法投棄防止対策パトロール
上伊那地方事務所や市町村などでつくる上伊那地区不法投棄防止対策協議会は、13日に巡回パトロールを行いました。
パトロールにはおよそ30人が参加し、監視カメラが設置された場所など3箇所を回りました。
この場所は、去年11月から焼却灰等が不法投棄され始め、伊那市では、環境省の協力を得て、去年12月からか監視カメラを設置しています。
参加者からは、運用方法や効果等について質問が出されていました。
伊那市の担当者は、カメラを設置してからは、不法投棄無くなったと説明していました。
今年度の上伊那地域で見つかった不法投棄の件数は、11月までに334件で、昨年度と比べやや少なくなっています。
しかし、不法投棄された物のうち、殆どが家庭ごみとなっていて、捨てた人物を特定する事が出来ない状況となっています。
協議会では、今年の7月にテレビのアナログ放送終了に伴い、テレビの不法投棄が増える事が懸念される事から、関係団体との連携を取り、監視強めていきたいとしています。 -
廃棄物不法投棄巡回パトロール
上伊那地方事務所や市町村などでつくる上伊那地区不法投棄防止対策協議会は、13日巡回パトロールを行いました。
パトロールにはおよそ30人が参加し、不法投棄対策を目的に、監視カメラが設置された場所など3箇所を回りました。
伊那市内のこの場所は、去年11月から焼却灰等が不法投棄され始め、伊那市では、環境省の協力を得て、去年12月からか監視カメラを設置しています。
参加者からは、運用方法や効果等について質問が出されていました。
伊那市の担当者は、カメラを設置してからは不法投棄無くなったと説明していました。
今年度の上伊那地域で見つかった不法投棄の件数は、11月までに334件で、昨年度と比べやや少なくなっています。
しかし、不法投棄された物のうち、殆どが家庭ごみとなっていて、捨てた人物を特定する事が出来ない状況となっています。
協議会では、今年の7月にテレビのアナログ放送終了に伴い、テレビの不法投棄が増える事が懸念される事から、関係団体との連携を取り、監視強めていきたいとしています。 -
ごみの減量を料理から考える
ごみの減量を料理から考えようという講座が、13日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
13日は、一般から10人が参加しました。
このエコクッキング講座は、長野県が、生ゴミの減量化のための知識や調理方法などを学んでもらおうと開いたものです。
「食べ残しを減らそう県民運動」の一環で、去年11月から今年3月にかけて県下10広域で30回に渡り開かれています。
上伊那で初の開催となった13日は、環境と暮らしのかかわりについての講習のほか、デモンストレーションや実習が行なわれました。
デモンストレーションでは、エコクッキングのナビゲーター3人が、ドライカレー、卵スープ、キャロットオレンジ寒天の3品を作り紹介していました。
これらのメニューでは、冷蔵庫に残っている食材を無駄なく使えるように、工夫されています。
エコクッキングのポイントは、余計なものを買わないこと、できるだけ地元の旬のものを食べること、食べられる野菜の皮はむかないこと、ガスなどの調理エネルギーを上手に使うことなどです。
参加者は、興味深そうにナビゲーターの説明を聞いていました。
実習で作った料理を試食した後は、生ゴミの発生量などをチェックし、普段の調理とどのような点が違うかなどを確認したということです。
このクッキング講座は、来月の5日と25日にも伊那合同庁舎で開かれる予定です。 -
上伊那書道協会新春展
上伊那書道協会の役員による書道展「新春展」が、伊那市のいなっせで開かれています。
上伊那書道協会は60年以上の歴史があり、新春展も60年近く続く恒例の展示会となっています。
会場には、かな、漢字など役員16人の作品25点が並んでいます。
役員はそれぞれ地域で書道を教えている指導者で、今回展示されている作品には、個々のスタイルが表れているということです。
関係者は、「1点1点違いを楽しんで見てほしい」と話していました。
この上伊那書道協会新春展は13日まで、伊那市のいなっせで開かれています。 -
意見書を国に提出へ
リニア中央新幹線建設促進上伊那地区期成同盟会は、交通政策審議会中央新幹線小委員会の「中間とりまとめ」に対する意見書をまとめました。
同盟会では意見書を11日に国土交通省に提出することにしています。
7日は期成同盟会の正副会長会が伊那市で開かれ白鳥孝会長など11人が出席しました。
小委員会が去年12月に発表した「中間とりまとめ」ではルートについて、費用対効果などから伊那谷経由のBルートと比べ南アルプスを貫くCルートの方が優位としています。
意見書には、長野県民などにとって大きなメリットが考えられるBルートの再検証を行い、その結果を明記すること、駅の建設については設置場所も含めて国が積極的に関与すること、国家プロジェクトであるリニア整備による国土政策、及び交通政策などについて国の具体策を早急に国民に示すよう明記することを求めています。
この中間とりまとめに対する意見書は白鳥会長らが11日に国土交通省に出向き提出することになっています。 -
高校入試志願者数 伊那北普通 1.27倍
来年度の県立高校入学志願予定者数の第2回の調査結果が、7日、発表されました。
上伊那の普通科で最も高い倍率となっているのは、伊那北高校の1.27倍です。
全日制の志願者数からお伝えします。
※()内募集人数。
辰野高校
普通科前期(48)に57人、後期(72)に76人。
商業科前期(20)に28人、後期(20)に36人。
上伊那農業高校
生産環境科前期(20)に33人、後期(20)に40人。
園芸科学科前期(20)に37人、後期(20)に45人。
生物科学科前期(20)に38人、後期(20)に42人。
緑地創造科前期(20)に32人、後期(20)に38人。
高遠高校
普通科前期(48)に54人、後期(72)に83人。
伊那北高校
普通科前期は募集が無く、後期(240)に305人。
理数科前期(36)に47人、後期(4)に37人。
伊那弥生ヶ丘高校
普通科前期は募集が無く、後期(240)に289人。
赤穂高校
普通科前期は募集が無く、後期(160)に161人。
商業科前期(40)に87人、後期(40)に90人。
駒ヶ根工業高校
3つの学科一括で前期(60)に76人、後期(60)に102人。
多部制の箕輪進修高校です。
普通I部前期(20)に49人、普通II部前期(20)に38人、普通III部前期(20)に6人。
普通I・II・III部の後期は一括の60人募集で、I部に75人、II部に39人、III部に10人。
工業I部は、前期(20)に31人、後期(20)に37人。
なお、高校入試前期選抜は2月2日、後期選抜は3月9日に行われます。 -
三六災害50年ロゴマーク発表
昭和36年6月、伊那谷に甚大な被害をもたらした36災害から、今年50年の節目を迎えます。
災害の伝承、防災への啓発活動を推進しようと、50年の節目の取り組みのシンボルとなるロゴマークが作成され、6日発表されました。
6日は、駒ヶ根市の国土交通省天竜川上流河川事務所でロゴマークの発表が行われました。
ロゴマークに選ばれたのは、飯田長姫高校3年の荒井 優璃(ゆり)さんの作品です。
荒井さんは「青い風雨で災害を、緑の山で復興を表現した。災害から50年ということで、50の数字が目立つように工夫した」と話していました。
天竜川上流河川事務所や、関係自治体などで組織する三六災害50年実行委員会が飯田長姫高校に呼びかけ、生徒67人から作品が寄せられ、荒井さんの作品が選ばれました。
荒井さんには、三六災害50年実行委員長の北澤秋司信大名誉教授から、感謝状が送られました。
36災害は、昭和36年1961年6月に梅雨前線がもたらした災害で、伊那谷では99人が死亡、31人が行方不明、516戸の家屋が全壊するなど、大きな被害をもたらしました。
今年50年の節目を迎える事から、災害を風化させず、教訓として継承し、水害や土砂災害に備えた地域づくりを進めようと、去年10月に三六災害50年実行委員会が組織されました。
実行委員会では、6月に飯田市でシンポジウムを開くほか、上下伊那合同での大規模災害防災訓練やリレー式パネル展示などを予定しています。
シンボルマークは、イベントや広報などで活用されるということです。 -
白鳥市長 11日に国土交通省へ
リニア建設促進上伊那地区期成同盟会会長の白鳥孝伊那市長は、11日に国土交通省に出向き、ルート決定に際しては、国が関与するよう求める考えを4日示しました。
4日の上伊那広域連合の仕事始め式で、白鳥市長は、「ルート決定に際しては、国の関与を求めたい。50年先を見据えた日本のあるべき姿を伝えたい」と述べました。
11日、東京で開かれる県協議会総会の後、国土交通省に出向き、協議会としての総意を伝えるとしています。これには阿部知事も同行する予定ということです。 -
箕輪中学校で3学期始業式
上伊那の一部の小中学校で、3学期の始業式が6日行われました。
箕輪町の箕輪中学校では、始業式で各学年の代表生徒が新年の決意を発表しました。
1年の浦野亜嵐君は、「生活態度にけじめをつけて、気持ちよく楽しく過ごしたい」と話しました。
2年の高木知世さんは、「一歩一歩着実に努力する一年にしたい」と話しました。
3年の小坂勇登君は、「後悔しないように全力で生活し、高校受験では大きな成功をこの手につかみたい」と話しました。
北原秀樹校長は、「目標を達成するために、今の自分を大事にして力を発揮し、夢をかなえてほしい」と呼びかけていました。
3学期の始業式は7日と11日にも行われ、7日がピークとなります。 -
官公庁で仕事始め
市町村などの官公庁は、4日が仕事始めでした。
このうち、上伊那広域連合の仕事始め式には、職員40人が出席し、白鳥孝広域連合長が訓示しました。
白鳥連合長は、ごみ中間処理施設や地域医療再生計画などに触れながら、「広域連合の果たす役割は、これからさらに大きくなっていく。」と職員の英知結集をよびかけました。
特に観光については、大きな可能性があるとして、「広域連合が核となりアイディアを集めて欲しい」と述べました。
また、生ゴミゼロに向け、認識を新たに、市町村と連携して取組んでいきたいとのべました。 -
11月の高校新卒者内定状況
ハローワーク伊那は、来年3月卒業の高校新卒者の11月末現在の就職内定状況などを発表しました。
就職内定率は、81.3%で前の年の同じ時期を下回っています。
それによりますと、11月末現在の就職内定者数は256人で、前の年の同じ時期より40人多くなっています。
しかし、内定率は81.3%で、前の年の同じ時期を3.1ポイント下回りました。
これは、求職者数が去年より増えているためです。
景気悪化が著しかった去年は、就職から進学に切り替えた人も多かったことから、この時期の求職者数は256人に留まっていましたが、今年はそれより59人多い315人が就職を希望しています。
求人数は294人で前の年の同じ時期を56人上回っています。
求人倍率は0.93倍で前の年と同じとなっています。
ハローワーク伊那では、「就職先が全くないわけではない。ハローワークへ相談にきて自分に遭った企業を見つけてほしい」としています。 -
11月有効求人倍率横ばい
上伊那の11月の月間有効求人倍率は前の月と同じ0.66倍となりました。
ハローワーク伊那の発表によりますと、11月の上伊那の月間有効求人倍率は0.66倍となり、前の月の10月から横ばいとなっています。
県平均の0.62倍、全国平均の0.57倍をともに上回っています。
企業の新規求人数は867人で、前の月の1054人を1
87人下回りました。
一方、新たに仕事を探している新規求職者数は849人で、前の月の866人より17人減少しました。
11月は伊那市美篶のNECライティングが工場閉鎖に伴い、人員整理を行ったことなどから、整理人員数は187人と前の月の21人から大幅に増えました。
ハローワーク伊那では「持ち直しの動きには足踏みがみられる」としていますが、来年は、新たに操業を始める企業数社が、地元採用を予定していることから、求人が増える要素はあるとみています。 -
SOSネットワーク上伊那 生活困窮者に物資配給
失業し生活に困っている人達に、安心して年末年始を迎えてもらおうと、27日、食料品などの配給が伊那市の福祉まちづくりセンターで行われました。
配給を行ったのは、失業者支援をしているSOSネットワーク上伊那です。
会場には、ブラジル国籍の外国人などが訪れ、相談員に「家族3人で暮らしている。2か月間仕事が無く困っている、すぐにでも働きたい」などと話していました。
SOSネットワークでは、箕輪町で随時、生活相談や物資の配給を行っています。
今回は、移動手段が無く箕輪町まで来られない人達にも来てもらえるよう、初めて伊那市内で相談会や物資の配給を行いました。
SOSネットワーク上伊那の水野耕介事務局長は、「帰国や都市部へ移動した人などもあり、一時期のパニック状態はおさまった。しかし現在の経済状況をみると、来年はさらに、厳しい年になりそうだ」と話していました。 -
伊那中央病院に美容外科
伊那中央病院に県内の公立病院では初めて、美容外科が来年新設されることがわかりました。
24日、伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合の12月定例会で、手術料金などが全会一致で可決されました。
来年4月に着任する医師が美容外科手術を担当します。
料金は、都市部の料金の平均の7割ほどで設定されているということで、病院では、年間500万円から600万円の純利益を計上できると見込んでいます。
美容外科では、まぶたで8種類、鼻で8種類、くちびるで5種類、胸で4種類、輪郭で5種類の手術が行われるほか、脂肪吸引、フェイスリフト、脱毛、ピアス、スキンケアなども実施されます。 -
新ごみ中間処理施設 環境影響評価技術委員会
上伊那広域連合が計画している新しいごみ中間処理施設建設事業の環境影響評価方法書を審査する環境影響評価技術委員会の、第1回会議が22日伊那合同庁舎で開かれました。
委員会は県の環境影響評価条例に基づき開かれたもので、環境や工学などの専門家14人で構成されています。
委員長には東京農工大学の亀山章名誉教授が選ばれました。
会議では上伊那広域連合から、事業計画の概要などの説明がありました。
環境影響評価は、施設の建設候補地となっている伊那市富県の天伯水源付近を中心にその近隣地域で行われます。
調査するのは大気や騒音、悪臭、のほか水質や景観などとなっています。
22日は、委員が現地視察を行い、候補地の増水への対策やパッカー車の搬入経路などについて担当者に質問していました。
上伊那広域連合では委員会などの意見に基づき平成24年度中に環境影響評価書を作成し25年度には用地手続きに入り、平成29年度中の施設供用開始を予定しています。
委員会は3回開かれる計画で次回は来年1月7日を予定しています -
上伊那の米の生産目標3万83トン
上伊那水田農業推進協議会が22日伊那合同庁舎で開かれ、来年の上伊那の米の生産目標を3万83トンと決めました。
協議会には、市町村や農業関係団体が出席しました。
来年上伊那での米の生産目標は、今年より535トン少ない3万83トンとしています。
市町村別では、伊那市が1万2,833トン、箕輪町が2,540トン、南箕輪村が1,671トンとなっています。
食の多様性や、少子高齢化などにより年々米の消費は減少傾向にあるという事で、去年に引き続き、目標値が下げられています。 -
上伊那農業若人のつどい
若手農業者のスキルアップなどを目的とする「上伊那農業若人のつどい」が21日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
この日は、上伊那の農業者などおよそ70人が集まり、若手農業者の意見発表を聞きました。
これは、若手農業者に自身の農業経営や農業に対する思いをまとめ、意見発表してもらうことを通して、それぞれの資質向上につなげてもらおうと開かれているものです。
この日は、若手農業者の4人が意見発表したほか、農業に関する活動をしている小学生や高校生が自分たちの活動を紹介しました。
そのうち、家族経営で米やブルーベリー、リンゴなどを栽培している南箕輪村の白鳥友季子さんは、農協の出荷だけに頼らない経営をしていることや農家民宿にも取り組み始めたことなどを紹介し、「自分の作ったものが認められると、自分が認められたように嬉しい。農業は自己表現そのもの」と話しました。
また、総合学習の取り組みで牛を育ててきた伊那小学校3年正組の子どもたちは、牛との生活の中で、命の大切さを学んだことを発表し、自分たちで作った歌を披露していました。 -
上伊那高校新人卓球選手権大会
上伊那高校新人卓球選手権大会が、19日、伊那市のサンビレッジ体育館で開かれました。
大会は、上伊那地区の選手育成を目的に毎年開かれていて、今年上伊那の高校に通う、1・2年生はおよそ90人が参加しました。
大会は、男女学年別のシングルスと、男女ダブルスの、合わせて6種目で行われました。
<各種目優勝>
シングルス1年生
男子:太田誠君(伊那北)、女子:堀田透子さん(伊那北)
シングルス2年生
男子:下平晋也君(伊那北)、女子:下平咲さん(伊那西)
ダブルス
男子:下平晋也君・太田誠君ペア(伊那北)
女子:下平咲さん・瀧脇みなみさんペア(伊那西) -
伊那北英語部全国高校生英語ディベート大会3位
伊那北高校英語部は、18日と19日、岐阜県で開かれた、第5回全国高校生英語ディベート大会で3位に入賞しました。
英語部のメンバー5人は、20日、同窓会館を訪れ、竹松杉人館長に3位入賞の報告をしました。
全国大会には、地区予選などを勝ち抜いた64チームが参加しました。
伊那北は、予選5試合を全勝し、勝敗やコニュニケーションの評価などを総合したポイントで、1位となり2年連続決勝トーナメントへ進出。
しかし、決勝トーナメントでは、岐阜県の高山西高校に敗れ、3位となりました。
竹松館長は、「新しい伝統が築かれている、来年も頑張ってほしいと」生徒たちを励ましていました。
ベストディベーターを受賞した白井友理恵さん(2年)は、「ベストディベーターの受賞は、今まで自分がやってきた事が評価された結果。とても嬉しいです」と話していました。
部長の久保田紫帆里さん(2年)は、「優勝出来なかったのは残念。でも、チームで協力した結果3位になれたた事には満足しています」と話していました。 -
「家族」テーマに 上伊那高校生読書大賞
上伊那の高校生が選ぶ読書大賞。今年は、「家族」をテーマに、選考が行われました。
読書大賞は、上伊那の高校の司書でつくる上伊那図書館協会高等学校図書部会と生徒が開いているもので、今年で2回目になります。
18日は、伊那弥生ヶ丘高校で読書大賞の会合が開かれ、上伊那の公立高校から27人が参加しました。
今年の読書大賞のテーマは「家族」で40作品の中から、高校生が7作品にしぼり、各校で1次審査が行われました。
その結果も18日の読書大賞の評価の対象となります。
18日は、自分が読んだ本についての感想などを、6つのグループに分かれて話し合いました。
グループで本について話し合った後は、投票が行なわれました。
読書大賞には、有川 浩さんの「フリーター、家を買う」が選ばれました。
弥生ヶ丘高校の図書委員などは、有川さんに、手紙を書いて、大賞に選ばれたことを報告するということです。 -
伊那八峰の会 新酒試飲会
上伊那8市町村の焼酎いも生産者や酒販店でつくる「伊那八峰の会」の新酒試飲会が16日、伊那市のJA上伊那本所で開かれました。
新酒試飲会には、焼酎いも生産者や酒販店関係者などおよそ50人が集まり、今年の焼酎の仕上がり具合を確認しました。
伊那八峰の会では、各市町村ごとに栽培された焼酎いもを使ってそれぞれオリジナルの焼酎を作ろうと、5年前から生産・販売を行っています。
今年は、新たに西春近いも焼酎の会が作った「権現山」が加わり、13銘柄となりました。
長野県酒類販売(株)伊那支店の畑一美さんは「今年は、6,500本の注文があった。上伊那産の焼酎が全国に広まってほしい」と話していました。 -
エコチル調査 来年1月31日から開始
環境が子どもの成長や発達に与える影響を調査するエコチル調査は、来年1月31日からスタートすることがわかりました。
16日に伊那中央病院で開かれた説明会で、調査の先頭に立つ信州大学医学部の野見山哲生教授が明らかにしました。
エコチル調査は、子どもの健康に与える環境リスクを、都市や農漁村、寒冷地や温暖地など、全国15か所の地域で10万組の子どもとその親を対象にします。
3年間にわたり対象者を募り、子どもが13歳になるまで調査します。
唯一内陸地域で調査エリアに選定された上伊那地域では、伊那中央病院と、駒ヶ根高原レディスクリニックが対象です。
協力を求めるのは、年間904組、3年間で2,712組の出産を予定している親子です。
来年1月31日からの調査対象は、8月1日以降の出産予定者です。
16日の説明会には、上伊那地域の助産師や看護士などが出席し、調査の具体的な方法について理解を深めました。
野見山教授は、「13年間のデータがまとまったあかつきには、正しい知識が全国にフィードバックされる。今世紀最大の調査で、次の世代への贈りもの」と話し、協力をよびかけていました -
養護老人ホームみすず寮 竣工
今年5月から工事を進めていた養護老人ホームみすず寮の建設工事が完了し、関係者が施設完成を祝いました。
16日は、みすず寮のある伊那市美篶末広の現地で竣工式が行われ、寮を運営する社会福祉法人上伊那福祉協会関係者など約90人が施設完成を祝いました。
新しいみすず寮は、旧みすず寮の隣に建設され、延べ床面積は3,600平方メートルの鉄骨2階建て。
総事業費およそ8億6,000万円のうち3億9,000万円は、県の補助金で賄われています。
施設は長期入所が50床、短期入所が2床で全室個室となっています。
浴室は2縲・人がゆったりと入れる浴槽が完備されているほか、介護用の風呂も備えられています。
ほかには入所者がくつろげる、スペースも確保されるなど、快適に過ごすための環境が整えられています。
旧みすず寮は来年一部を残して解体されるほか、隣接する特別養護老人ホームみすず寮も来年度以降の改築する計画です。 -
伊那スキーリゾート安全祈願祭
伊那市西春近の伊那スキーリゾートで15日、安全祈願祭が行われました。
この日は、関係者およそ30人が参加して、安全祈願祭が行われました。
伊那スキーリゾートは、去年、株式会社ヤマウラから白馬村のクロスプロジェクトグループが運営を引き継ぎ、今年で2シーズン目を迎えます。
昨シーズンは、来場者数およそ4万人、売上げは1億2千万円で黒字だったということです。
今年はさらなる集客をねらい、ソリ遊びや初心者の練習用に、スキー板を履いたまま乗ることができる動く歩道が設置された他、初心者に対する無料指導サービスを常設するということです。
また、県内5つのスキー場が提携し、伊那スキーリゾートの1日券を、提携したスキー場に提示すると、1日券が半額になるサービスも今年から始まります。
クロスプロジェクトグループの辻隆社長は「今まで来たことのない人たちにも楽しんでもらえるサービスを用意している。ぜひ足を運んでもらいたい」と話していました。
白鳥孝伊那市長は「伊那谷を一望できる素晴らしい眺めのスキー場。伊那市の大事なスキー場として、情報発信やスキー教室の実施など協力していきたい」と話していました。
伊那スキーリゾートは、18日土曜日にオープンを予定しています。